太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/
太田述正コラム#9578(2018.1.12)
<皆さんとディスカッション(続x3585)>
<太田>(ツイッターより)
「…いずれも国際法上は問題ない<が>…尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域に、潜った状態の潜水艦と中国海軍の艦艇が入った…」
http://www.sankei.com/politics/news/180111/plt1801110016-n1.html
「…<が、>政府は潜水艦も中国海軍所属とみている。…」
http://www.sankei.com/politics/news/180111/plt1801110018-n1.html
ところ、これは、「…トランプ大統領が…「南北対話を100パーセント支持する。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と電話もできる」と述べ…わずか数カ月で自らの立場を完全にひっくり返した…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/09/2018010901019.html
ことやその後の「南北対話中は武力行使しない」発言(TV)を踏まえ、対日軍事攻勢を部分的に復活したものでは?
(上掲記事のトランプ評もお勧め。)
「…昨年11月の会談で、安倍晋三首相と習近平国家主席は関係改善を進めることで合意。同12月の高級事務レベル海洋協議では、日中の偶発的な軍事衝突を防ぐ「海空連絡メカニズム」の構築と運用開始に向けて「前向きな進展」があった。杉山晋輔外務次官は外務省に呼び出した中国の程永華大使に抗議した際、「せっかく日中関係が良くなっていく中で、なぜこのタイミングなのか」と伝えたという。 …」
https://mainichi.jp/articles/20180112/ddm/002/010/119000c
日本政府、相手にホンネの疑問をぶつけるとはカワユイねえ。
そもそも、どーして、一時、日中関係が「悪く」なったのか、が分かってないんだから、分かるワケないわさ。
<太田>
国際社会も注目しどるでー。↓
China warship sails near Japan-controlled islands・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-42651067
<SATO>
このところ、<公開>連載されている仏教関係の所論を拝見して、造詣の深いことに感嘆しています。
同時に、日本仏教の先達たちの思想的受容と改質に対して、留まることのない感慨を催さざるを得ません。
太田さんの日本論は、どこかで総論として出版されることを、切望します。
間違いなく、衝撃を持って迎えられるでしょう。
その程度には、日本の知識階級の受容能力はあると考えますから。
今年も、刺激的な論考を発表され続けることを、期待しております。
<TSY>
太田述正さん、こんばんは!
今年もよろしくお願いします。
科学の性格について考えていたらこんなものが書けてしまいました。
科学が疑似科学に堕落してしまったとしたら、科学の一部である軍事科学も疑似科学に堕落していることになります。
科学者、技術者、武器製造会社が、科学の体裁でだしてくるデータ、分析はすべて、専門家であれば賛成するにせよ反対するにせよ、考えるベースにはなる、科学的なものではなく、疑似科学オカルトのような、救済(この場合は戦争に勝つ)の大安売り、現在の免罪符として、対処すべきものになっていることになります。
なにものをも鵜呑みにせず、できるだけ疑いながら、真実を構築していく、これは太田さんの得意分野だと思います。科学も同じ方法で吟味しなくてはいけない、それが年明け早々の僕の思いつきです。
[添付文書]<(省略(太田))>
<太田>
どうぞよろしく。
貴[添付文書]ですが、申し訳ないありませんが、全般的に文意が不明であることから、当コラムでご紹介するのは控えさせていただきました。
まだお屠蘇が抜けきっておられないのでは?
いずれにせよ、(科学について論じておられる以上、なおさらですが、)事実に関しては必ず典拠を付け、できれば意見にわたる部分でもできるだけ典拠を付ける、という「科学的」論述を行うよう心掛けられること、そして、僭越ながら、送付前にご自分の文章を読み返されること、をお勧めします。
それはそれとして、二点だけ。
アブラハム系宗教は(広義の)宗派内外にわたって「ゲバ」を必然たらしめたことで、仏教は社会の内外の敵に対する脆弱性を招いたことで、ヒンドゥー教は文字通り「ゲバ」の宗教であることで、人を「大量に殺しあ」う事態を促進してきた、という史実に照らせば、大部分の教義宗教が「無力」どころか、「大量に殺しあ」う事態を生み出した主犯の一つ、或いは、主犯の少なくとも共犯者の一つ、であったことは、貴見とは異なり、先の大戦より前から明白だった、と私は考えています。
また、カントを批判しておられるようにお見受けしたところ、私も、異った観点からですが、何度か批判しています。
(以上、全てコラム#省略。)
なお、さぞかし耳タコでしょうが、当コラムにひっかける形の投稿にしていただきたいものです。
<Chase>
先般のイランの騒擾に関する以下のご見解をいただきありがとうございました。
≫私の、とりあえずの仮説は、イランにおいて、神政体制への幻滅から「シーア派イスラム教の中心としての矜持」が色褪せてきている反面、イラク、シリア、カタール、イエメン等での影響力増大から「ペルシャ帝国の時代の栄華への憧憬」が強まってきている、というものです。もう少し、今次騒擾の成り行きを見守る必要がありますが・・。このような見方をすると、下掲のイラン情勢分析も得心が行くのではないでしょうか。≪(コラム#9568。太田)
≫(イランとサウディアラビアを一括りにしてるところがニクイが、)私のイラン騒擾認識と同様の認識を、NYタイムスのフリードマン記者が開陳している。≪(コラム#9574。太田)
古代ペルシア帝国の栄光とイスラム教シーア派の独自性、および近現代の英国、ソ連、そしてアメリカ/イスラエルとの関係など、イランに関する記事は面白く、今後の展開についてはとても興味が湧きます。
引き続きお気づきのことがあったらコラムでご紹介いただければ幸いです。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
一日遅れでこれで鑑賞。↓
「藤井聡太四段対中田功七段 第31期竜王戦5組・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=9tXRYYudqRU
<ついでに、こんなのも見ちゃった。↓>
「タモリ×藤井四段 スポニチ元日号で初対談・将棋対決!・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=QaN5PHN9qaI
見出しを読んだだけで、ヴィクトリア朝的性意識に呪縛されてるイギリス人の旧態依然の発想を一歩も出ていないことが分かり、本文を読む必要がないコラム。↓
Legalise prostitution? We are being asked to accept industrialised sexual exploitation・・・
https://www.theguardian.com/books/2017/aug/22/kate-banyard-industrialised-sexual-exploitation-pimp-state
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
連日、ご宸襟を悩ませ遊ばせる習ちゃん。↓>
「「失われた20年」を抜け出す日本の計略は?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0111/c94476-9314166.html
<暖かい声援をお送りになる習ちゃん。↓>
「18年CESが開幕 ソニーとLGのロボットに注目・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0111/c94476-9314149.html
<日中交流人士モノであるよ。↓>
「ガッキーそっくりの中国の美少女が話題 その笑顔に日本のファンが増加・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0112/c206603-9314497.html
<ここからはサーチナより。
時々取り上げられる忍者を材料に日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条は・・・「これがリアルな日本の忍者だ」とする記事を掲載した。
記事は、「みんな日本の忍者について聞いたことがあり、多くの忍者関連アニメを見たことがあるかもしれない。しかし、本当の忍者を見たことはないだろう」としたうえで、日本の忍者学校の様子を写真付きで紹介。「忍術を学ぶのはそんなに簡単なことではない。壁や柵を飛び越える技能の練習を繰り返さなければならない。隠れ身の術などをマスターしたいと思う人もいるだろうが、現実の忍者はアニメで見られるようなアクロバティックな忍術を体得するわけではなく、より実用的な技能を身につけるのである」と説明した。
一方で忍者の象徴的な武器と言える手裏剣については「もちろん投げる練習をする必要がある。毎日1000回投げる練習をすることもあるという」と紹介。忍術のトレーニングは想像以上に地味であるとともに強度が高く、体力を保つために食事もしっかり取らなければならないとしている。
とはいえ、日本の各地にある忍術学校はプロの忍者を育成している訳ではない。忍者の修行を通じた精神や身体の鍛錬、あるいは忍者ショーの役者の育成などが主な目的になっている。記事は、「日本の忍者は実際に存在してきたが、今では忍者文化は観光資源として発展しつつある。忍者発祥の地とされる伊賀は、今や外国人観光客に人気の観光地になっている」と伝えた。
記事は最後に「忍者文化は日本で非常に重視されおり、しばしば忍者をイメージしたポスターや広告を見かける。そして、『ナルト』のように忍者をテーマにしたアニメが発展しているのにも理由があるのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1651363
<カッコつけながらも、要するに日本へ行けキャンペーン。↓>
「中国人を魅了する「日本旅行」、「理屈」で説明しないと気持ちの整理がつかない・・・」
http://news.searchina.net/id/1651376?page=1
<マナーの励行を訴える形での日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、中国人観光客のガイドの複雑な胸中を紹介する記事を掲載した。
中国人の旅行先の動向を見ると、過去には韓流ブームを背景に韓国に旅行する中国人が多かったのだが、高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」問題が表面化して以降は中国人の行き先が変化し、日本を訪れる中国人観光客がさらに増加することになった。
こうした流れについて記事は、中国人旅行者がお金をたくさん落としてくれるのだから日本の観光地や商業施設はさぞ喜んでいるだろうと主張し、ツアーガイドにもいわゆる「バックマージン」が入るだろうから嬉しい悲鳴をあげているに違いないと主張する一方、実態はそれほど甘くはなく、「新たな悩みの種をもたらしていた」と指摘した。
中国人観光客のツアーガイド達が懸念しているのは、「中国人達が想定外の奇行に走ること」のようだ。たとえば買い物の際の「値段交渉」が言い争いにまで発展し収拾がつかなくなってしまうなど、中国人と日本人の民度の差を背景としたトラブルや問題の発生を懸念しているとした。
また、訪日中国人の増加はツアーガイドに懸念を抱かせるだけでなく、日本の地元の人びとは「日常生活に影響が出ている」と感じ、中国人を冷ややかな目で見るという状況にもつながっているとした。・・・記事は「日本の商業施設の免税店以外で、だれが中国人観光客を歓迎してくれるだろうか」と嘆いている。」
http://news.searchina.net/id/1651397?page=1
<これもそう。↓>
「・・・今日頭条は・・・「中国人が日本の電車内で騒いだうえに、逆ギレ」と題して、日本では中国人もマナーを守るべきかどうかという点について問題提起をする記事を掲載した。
中国人観光客の多くは、日本で電車に乗ると車内があまりに静かなことに当惑するという。この記事の中国人筆者も初めて日本で電車に乗った時、ひそひそと話しても皆に聞こえてしまうほど静かでびっくりしたものの、日本に長く滞在しているうちに慣れたと振り返っている。
しかし、誰もが日本のマナーに合わせられるわけではないようだ。最近あるトラブルがネット上に投稿され、中国で話題となっているという。これは、ある台湾のイラストレーターが発信したもので、東京・有楽町の地下鉄で酒に酔った中国人男性数人が大声で騒いでいたため、日本人が注意したところ逆にビンタされたというものだ。そのうえで、中国人たちは「俺がここでしゃべっていけないのか」と大声で怒鳴りののしったという。
この件について中国のネットユーザーから「国のために戦うのはいいこと」、「金を払って遊びに行ってテンションが上がっただけなのに何が悪い」と中国人側を擁護するコメントもあったと記事は紹介。しかし、法に触れて捕まることを心配する意見や、愛国は良いが殴るのは人としてどうなのかなどのまっとうな意見も多かったという。
・・・中国人筆者は日本で電車は最も一般的な交通機関であり、移動中静かにしたり、休んでいたいという多くの日本人客の気持ちを尊重するのは必要であり、自分にとっても良いことだと指摘。「郷に入っては郷に従え」という中国人皆が知っている言葉を実践するべきだと訴えた。」
http://news.searchina.net/id/1651433?page=1
<韓国をダシにして、要は日本車買えキャンペーン。↓>
「中国での販売が好調な日本車・・・要因の1つとして、中国の自動車業界関係者が「中韓関係の悪化によって中国人消費者が韓国車を敬遠するようになり、需要が日本車に流れた」との見方を示したことを紹介している。・・・
記事を読んだある中国のネットユーザーは「ガソリン価格が上昇したこと日系車は感謝すべきだ」との感想を残している。中国では昨年、国際市場価格の上昇に伴ってガソリンや軽油の単価が段階的に引き上げられ<ている>。」
http://news.searchina.net/id/1651417?page=1
<客観記事。↓>
「疑問に感じていた中国人は多いはず! 「なぜ日本の携帯はシャッター音が消せない?」・・・」
http://news.searchina.net/id/1651398?page=1
<これもだ。↓>
「日本の餅は可愛らしい見た目なのに「命取りになりかねない」らしい・・・」
http://news.searchina.net/id/1651400?page=1
<これもだー。↓>
「中国人が、日本の舞妓・芸妓に対して抱きがちな大いなる誤解・・・」
http://news.searchina.net/id/1651401?page=1
<別にガス抜きというわけではなく、これもっだー。↓>
「中国に仕事を求めて渡る日本人も! 優秀な人材を爆買いする中国企業・・・」
http://news.searchina.net/id/1651404?page=1
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#9579(2018.1.12)
<渡辺克義『物語 ポーランドの歴史』を読む(その23)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x3585)>
<太田>(ツイッターより)
「…いずれも国際法上は問題ない<が>…尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域に、潜った状態の潜水艦と中国海軍の艦艇が入った…」
http://www.sankei.com/politics/news/180111/plt1801110016-n1.html
「…<が、>政府は潜水艦も中国海軍所属とみている。…」
http://www.sankei.com/politics/news/180111/plt1801110018-n1.html
ところ、これは、「…トランプ大統領が…「南北対話を100パーセント支持する。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と電話もできる」と述べ…わずか数カ月で自らの立場を完全にひっくり返した…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/09/2018010901019.html
ことやその後の「南北対話中は武力行使しない」発言(TV)を踏まえ、対日軍事攻勢を部分的に復活したものでは?
(上掲記事のトランプ評もお勧め。)
「…昨年11月の会談で、安倍晋三首相と習近平国家主席は関係改善を進めることで合意。同12月の高級事務レベル海洋協議では、日中の偶発的な軍事衝突を防ぐ「海空連絡メカニズム」の構築と運用開始に向けて「前向きな進展」があった。杉山晋輔外務次官は外務省に呼び出した中国の程永華大使に抗議した際、「せっかく日中関係が良くなっていく中で、なぜこのタイミングなのか」と伝えたという。 …」
https://mainichi.jp/articles/20180112/ddm/002/010/119000c
日本政府、相手にホンネの疑問をぶつけるとはカワユイねえ。
そもそも、どーして、一時、日中関係が「悪く」なったのか、が分かってないんだから、分かるワケないわさ。
<太田>
国際社会も注目しどるでー。↓
China warship sails near Japan-controlled islands・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-42651067
<SATO>
このところ、<公開>連載されている仏教関係の所論を拝見して、造詣の深いことに感嘆しています。
同時に、日本仏教の先達たちの思想的受容と改質に対して、留まることのない感慨を催さざるを得ません。
太田さんの日本論は、どこかで総論として出版されることを、切望します。
間違いなく、衝撃を持って迎えられるでしょう。
その程度には、日本の知識階級の受容能力はあると考えますから。
今年も、刺激的な論考を発表され続けることを、期待しております。
<TSY>
太田述正さん、こんばんは!
今年もよろしくお願いします。
科学の性格について考えていたらこんなものが書けてしまいました。
科学が疑似科学に堕落してしまったとしたら、科学の一部である軍事科学も疑似科学に堕落していることになります。
科学者、技術者、武器製造会社が、科学の体裁でだしてくるデータ、分析はすべて、専門家であれば賛成するにせよ反対するにせよ、考えるベースにはなる、科学的なものではなく、疑似科学オカルトのような、救済(この場合は戦争に勝つ)の大安売り、現在の免罪符として、対処すべきものになっていることになります。
なにものをも鵜呑みにせず、できるだけ疑いながら、真実を構築していく、これは太田さんの得意分野だと思います。科学も同じ方法で吟味しなくてはいけない、それが年明け早々の僕の思いつきです。
[添付文書]<(省略(太田))>
<太田>
どうぞよろしく。
貴[添付文書]ですが、申し訳ないありませんが、全般的に文意が不明であることから、当コラムでご紹介するのは控えさせていただきました。
まだお屠蘇が抜けきっておられないのでは?
いずれにせよ、(科学について論じておられる以上、なおさらですが、)事実に関しては必ず典拠を付け、できれば意見にわたる部分でもできるだけ典拠を付ける、という「科学的」論述を行うよう心掛けられること、そして、僭越ながら、送付前にご自分の文章を読み返されること、をお勧めします。
それはそれとして、二点だけ。
アブラハム系宗教は(広義の)宗派内外にわたって「ゲバ」を必然たらしめたことで、仏教は社会の内外の敵に対する脆弱性を招いたことで、ヒンドゥー教は文字通り「ゲバ」の宗教であることで、人を「大量に殺しあ」う事態を促進してきた、という史実に照らせば、大部分の教義宗教が「無力」どころか、「大量に殺しあ」う事態を生み出した主犯の一つ、或いは、主犯の少なくとも共犯者の一つ、であったことは、貴見とは異なり、先の大戦より前から明白だった、と私は考えています。
また、カントを批判しておられるようにお見受けしたところ、私も、異った観点からですが、何度か批判しています。
(以上、全てコラム#省略。)
なお、さぞかし耳タコでしょうが、当コラムにひっかける形の投稿にしていただきたいものです。
<Chase>
先般のイランの騒擾に関する以下のご見解をいただきありがとうございました。
≫私の、とりあえずの仮説は、イランにおいて、神政体制への幻滅から「シーア派イスラム教の中心としての矜持」が色褪せてきている反面、イラク、シリア、カタール、イエメン等での影響力増大から「ペルシャ帝国の時代の栄華への憧憬」が強まってきている、というものです。もう少し、今次騒擾の成り行きを見守る必要がありますが・・。このような見方をすると、下掲のイラン情勢分析も得心が行くのではないでしょうか。≪(コラム#9568。太田)
≫(イランとサウディアラビアを一括りにしてるところがニクイが、)私のイラン騒擾認識と同様の認識を、NYタイムスのフリードマン記者が開陳している。≪(コラム#9574。太田)
古代ペルシア帝国の栄光とイスラム教シーア派の独自性、および近現代の英国、ソ連、そしてアメリカ/イスラエルとの関係など、イランに関する記事は面白く、今後の展開についてはとても興味が湧きます。
引き続きお気づきのことがあったらコラムでご紹介いただければ幸いです。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
一日遅れでこれで鑑賞。↓
「藤井聡太四段対中田功七段 第31期竜王戦5組・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=9tXRYYudqRU
<ついでに、こんなのも見ちゃった。↓>
「タモリ×藤井四段 スポニチ元日号で初対談・将棋対決!・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=QaN5PHN9qaI
見出しを読んだだけで、ヴィクトリア朝的性意識に呪縛されてるイギリス人の旧態依然の発想を一歩も出ていないことが分かり、本文を読む必要がないコラム。↓
Legalise prostitution? We are being asked to accept industrialised sexual exploitation・・・
https://www.theguardian.com/books/2017/aug/22/kate-banyard-industrialised-sexual-exploitation-pimp-state
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
連日、ご宸襟を悩ませ遊ばせる習ちゃん。↓>
「「失われた20年」を抜け出す日本の計略は?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0111/c94476-9314166.html
<暖かい声援をお送りになる習ちゃん。↓>
「18年CESが開幕 ソニーとLGのロボットに注目・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0111/c94476-9314149.html
<日中交流人士モノであるよ。↓>
「ガッキーそっくりの中国の美少女が話題 その笑顔に日本のファンが増加・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0112/c206603-9314497.html
<ここからはサーチナより。
時々取り上げられる忍者を材料に日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条は・・・「これがリアルな日本の忍者だ」とする記事を掲載した。
記事は、「みんな日本の忍者について聞いたことがあり、多くの忍者関連アニメを見たことがあるかもしれない。しかし、本当の忍者を見たことはないだろう」としたうえで、日本の忍者学校の様子を写真付きで紹介。「忍術を学ぶのはそんなに簡単なことではない。壁や柵を飛び越える技能の練習を繰り返さなければならない。隠れ身の術などをマスターしたいと思う人もいるだろうが、現実の忍者はアニメで見られるようなアクロバティックな忍術を体得するわけではなく、より実用的な技能を身につけるのである」と説明した。
一方で忍者の象徴的な武器と言える手裏剣については「もちろん投げる練習をする必要がある。毎日1000回投げる練習をすることもあるという」と紹介。忍術のトレーニングは想像以上に地味であるとともに強度が高く、体力を保つために食事もしっかり取らなければならないとしている。
とはいえ、日本の各地にある忍術学校はプロの忍者を育成している訳ではない。忍者の修行を通じた精神や身体の鍛錬、あるいは忍者ショーの役者の育成などが主な目的になっている。記事は、「日本の忍者は実際に存在してきたが、今では忍者文化は観光資源として発展しつつある。忍者発祥の地とされる伊賀は、今や外国人観光客に人気の観光地になっている」と伝えた。
記事は最後に「忍者文化は日本で非常に重視されおり、しばしば忍者をイメージしたポスターや広告を見かける。そして、『ナルト』のように忍者をテーマにしたアニメが発展しているのにも理由があるのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1651363
<カッコつけながらも、要するに日本へ行けキャンペーン。↓>
「中国人を魅了する「日本旅行」、「理屈」で説明しないと気持ちの整理がつかない・・・」
http://news.searchina.net/id/1651376?page=1
<マナーの励行を訴える形での日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、中国人観光客のガイドの複雑な胸中を紹介する記事を掲載した。
中国人の旅行先の動向を見ると、過去には韓流ブームを背景に韓国に旅行する中国人が多かったのだが、高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」問題が表面化して以降は中国人の行き先が変化し、日本を訪れる中国人観光客がさらに増加することになった。
こうした流れについて記事は、中国人旅行者がお金をたくさん落としてくれるのだから日本の観光地や商業施設はさぞ喜んでいるだろうと主張し、ツアーガイドにもいわゆる「バックマージン」が入るだろうから嬉しい悲鳴をあげているに違いないと主張する一方、実態はそれほど甘くはなく、「新たな悩みの種をもたらしていた」と指摘した。
中国人観光客のツアーガイド達が懸念しているのは、「中国人達が想定外の奇行に走ること」のようだ。たとえば買い物の際の「値段交渉」が言い争いにまで発展し収拾がつかなくなってしまうなど、中国人と日本人の民度の差を背景としたトラブルや問題の発生を懸念しているとした。
また、訪日中国人の増加はツアーガイドに懸念を抱かせるだけでなく、日本の地元の人びとは「日常生活に影響が出ている」と感じ、中国人を冷ややかな目で見るという状況にもつながっているとした。・・・記事は「日本の商業施設の免税店以外で、だれが中国人観光客を歓迎してくれるだろうか」と嘆いている。」
http://news.searchina.net/id/1651397?page=1
<これもそう。↓>
「・・・今日頭条は・・・「中国人が日本の電車内で騒いだうえに、逆ギレ」と題して、日本では中国人もマナーを守るべきかどうかという点について問題提起をする記事を掲載した。
中国人観光客の多くは、日本で電車に乗ると車内があまりに静かなことに当惑するという。この記事の中国人筆者も初めて日本で電車に乗った時、ひそひそと話しても皆に聞こえてしまうほど静かでびっくりしたものの、日本に長く滞在しているうちに慣れたと振り返っている。
しかし、誰もが日本のマナーに合わせられるわけではないようだ。最近あるトラブルがネット上に投稿され、中国で話題となっているという。これは、ある台湾のイラストレーターが発信したもので、東京・有楽町の地下鉄で酒に酔った中国人男性数人が大声で騒いでいたため、日本人が注意したところ逆にビンタされたというものだ。そのうえで、中国人たちは「俺がここでしゃべっていけないのか」と大声で怒鳴りののしったという。
この件について中国のネットユーザーから「国のために戦うのはいいこと」、「金を払って遊びに行ってテンションが上がっただけなのに何が悪い」と中国人側を擁護するコメントもあったと記事は紹介。しかし、法に触れて捕まることを心配する意見や、愛国は良いが殴るのは人としてどうなのかなどのまっとうな意見も多かったという。
・・・中国人筆者は日本で電車は最も一般的な交通機関であり、移動中静かにしたり、休んでいたいという多くの日本人客の気持ちを尊重するのは必要であり、自分にとっても良いことだと指摘。「郷に入っては郷に従え」という中国人皆が知っている言葉を実践するべきだと訴えた。」
http://news.searchina.net/id/1651433?page=1
<韓国をダシにして、要は日本車買えキャンペーン。↓>
「中国での販売が好調な日本車・・・要因の1つとして、中国の自動車業界関係者が「中韓関係の悪化によって中国人消費者が韓国車を敬遠するようになり、需要が日本車に流れた」との見方を示したことを紹介している。・・・
記事を読んだある中国のネットユーザーは「ガソリン価格が上昇したこと日系車は感謝すべきだ」との感想を残している。中国では昨年、国際市場価格の上昇に伴ってガソリンや軽油の単価が段階的に引き上げられ<ている>。」
http://news.searchina.net/id/1651417?page=1
<客観記事。↓>
「疑問に感じていた中国人は多いはず! 「なぜ日本の携帯はシャッター音が消せない?」・・・」
http://news.searchina.net/id/1651398?page=1
<これもだ。↓>
「日本の餅は可愛らしい見た目なのに「命取りになりかねない」らしい・・・」
http://news.searchina.net/id/1651400?page=1
<これもだー。↓>
「中国人が、日本の舞妓・芸妓に対して抱きがちな大いなる誤解・・・」
http://news.searchina.net/id/1651401?page=1
<別にガス抜きというわけではなく、これもっだー。↓>
「中国に仕事を求めて渡る日本人も! 優秀な人材を爆買いする中国企業・・・」
http://news.searchina.net/id/1651404?page=1
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#9579(2018.1.12)
<渡辺克義『物語 ポーランドの歴史』を読む(その23)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/