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太田述正コラム#9574(2018.1.10)
<皆さんとディスカッション(続x3583)>

<太田>(ツイッターより)

 「…韓国国内で輸入や流通が全面禁止されている日本のポルノの女優が、韓国にやって来てファンミーティングを開く例が相次いでいる。2015年12月にめぐり(28)が初めて韓国でファンミーティングを開催して以降、日本のセクシー女優が韓国で開催したファンミーティングは10件以上に達する。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/09/2018010901144.html
 あらゆる「障害」を乗り越えて日本のセックス産業がアジアを席巻している。
 日本はセックス文化がその人間主義文明の核心にあるんだから、良貨が悪貨を駆逐して当然。
 いまだ世界を席巻するに至ってないのは欧米の黄色人種差別意識等のため。
 セックスは直截的に実相を炙り出す。

<太田>

 関連記事だ。
 非本質部分では、日本の嫌韓状況も改善中。↓

 「・・・今日頭条は・・・「日本の女子高校生が韓国人になりたいと言っているのはなぜか」について分析する記事を掲載した。
 記事はまず、転機になったのはTWICEをはじめとする最近の韓国アイドルグループの登場だと指摘した。これまでの韓国のアイドルは、人気が高くても個性が強すぎて真似をするのはハードルが高かったが、TWICEは比較的真似しやすい髪形とファッションで「手が届く」親近感があったという。
 また、ユーチューバーの存在も大きいと分析。韓国は日本とは桁違いにメイクの情報が多く、ナチュラルなのに個性のある韓国メイクの魅力も後押しし、日本の女子中高生がこぞって韓国のユーチューバーの化粧を研究しているとした。
 では、なぜ韓国ではおしゃれを発信する情報が多いのだろうか。記事は、韓国が「自撮りの非常に発達した国」だからと指摘。自撮りが一般的な韓国では、男女ともいつでもどこでも鏡を見て髪を直したり自撮りをする習慣があり、店舗にも客受けを狙ったインスタ映えする内装が見られるため、一般人もおしゃれに関する情報を発信しやすい背景があるとした。」
http://news.searchina.net/id/1651248?page=1

<太田>(ツイッターより)

 「…中国には市民社会が消滅し、民間組織が瓦解し、個人は原子のようにバラバラに存在している。…」
http://blogos.com/article/270016/
 「市民社会」を私の言う「一族郎党命主義」と読み替えれば、この指摘はそれなりに正しいのではないか。
 更に、「人間主義的社会」のとば口に立っている、と続けてれば完璧ね。

 「これでも独立国と言えるのでしょうか。沖縄の現実は、いかに日本の政府が当事者としての自覚を持たず、安倍首相が愛国心と責任感を欠いており、国民の安全を守る気もなく沖縄を見捨てているかということを示しています。…」
http://blogos.com/article/269974/
 その通り。
 これを「右」が言わぬ不思議の国日本。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ドーピング事件の国際的報道。↓

 Japan kayaker banned after spiking Olympic rival's drink・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-42620340

 電気自動車で日本は出遅れってんだけど、電気自動車用バッテリーじゃ先端を行ってるんだからそうでもないんじゃないの。↓

As Electric Cars’ Prospects Brighten, Japan Fears Being Left Behind・・・
https://www.nytimes.com/2018/01/09/business/japan-electric-cars.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=7&pgtype=sectionfront

 ようやく正論をきちんと吐いた朝鮮日報。↓

 「慰安婦合意:韓国政府、引っ掻き回したあげく矛盾した対策しか打ち出せず
被害者と日本の不満だけ募らせた韓国政府・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/10/2018011000738.html

 ソウルからの移転やシェルター建設を促してきたのにサボってきた韓国が米国による北朝鮮攻撃に反対するのはオカシイ、とさ。↓

 ・・・When then-U.S. President Jimmy Carter decided to withdraw all U.S. Army troops from South Korea 40 years ago (ultimately a division was left behind), the defense advisors brought in to help — including myself — urged the Korean government to move its ministries and bureaucrats well away from the country’s northern border and to give strong relocation incentives to private companies. South Korea was also told to mandate proper shelters, as in Zurich for example, where every new building must have its own (under bombardment, casualties increase dramatically if people leave their homes to seek shelter). In recent years, moreover, South Korea has had the option of importing, at moderate cost, Iron Dome batteries, which are produced by both Israel and the United States, that would be capable of intercepting 95 percent of North Korean rockets headed to inhabited structures.
 But over these past four decades, South Korean governments have done practically nothing along these lines.・・・
http://foreignpolicy.com/2018/01/08/its-time-to-bomb-north-korea/

 (イランとサウディアラビアを一括りにしてるところがニクイが、)私のイラン騒擾認識と同様の認識を、NYタイムスのフリードマン記者が開陳している。↓

 The biggest question about the recent protests in Iran — combined with the recent lifting of religious restrictions in Saudi Arabia — is whether together they mark the beginning of the end of the hard-right puritanical turn that the Muslim world took in 1979, when, as Middle East expert Mamoun Fandy once observed, “Islam lost its brakes” and the whole world felt it.
 The events of 1979 diminished the status of women, pluralism and modern education across the Arab-Muslim region, and they fueled religious extremist groups like Al Qaeda, Hezbollah and ISIS, whose activities have brought ruin to so many innocent Muslims and non-Muslims alike — and so many metal detectors to airports across the globe.・・・
 In Saudi Arabia there’s a move, from the bottom up and from the top down, to get past 1979 and birth a different social future. In Iran, there’s a move from bottom up by many youth to get past 1979, but regime hard-liners want to crush them from the top down.・・・
https://www.nytimes.com/2018/01/09/opinion/iran-saudi-youth-1979.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion-columnists

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本のメディアより。
 タイトルは当然。でも・・。↓>
 「中国人が"日本の産婦人科"に殺到する理由・・・
 最先端の医療技術という意味では、もはや中国のほうがはるか先を行っているのです。なかには倫理面で疑問を抱かざるをえない技術もあります。実際に、日本では、「倫理的な問題」で行うことができない技術が多い。ただ、日本とは倫理観そのものが異なっているという事情も考えなければいけません。純粋な「技術」の面で、日本が追いつけるかというと、悲観的にならざるをえません。そして、先端医療の裾野は、中国でどんどん広がっていくでしょう。・・・」
http://blogos.com/article/270166/
 <ここからはサーチナより。
 コンビニ弁当まで称賛。↓>
 「今日頭条は・・・東京の大型スーパーで売られている弁当の数々を紹介する記事を掲載した。
 かねてから中国のネット上では日本の弁当文化が注目されてきた。その代表は駅弁であり、しばしば中国高速鉄道の「高くてまずい弁当」との比較が行われた。また、会社や学校に持っていく手作り弁当に見られる日本人の想像力、創作力が紹介されることもある。
 記事が取り上げたのは、スーパーの弁当だ。オムライスや、さまざまなおかずが入った3色おこわ弁当、スーパーフード入りや10種類の野菜が入ったヘルシー弁当、有名レストランとコラボレーションしたハンバーグ弁当、スーパーの弁当ではおなじみの天重、量が少なめのミニ弁当、おにぎりと焼きそばのセット弁当などの写真を紹介している。
 そして、「精緻な盛り付けの弁当には、日本らしさが詰まっている」、「小さく仕切られた枠の中に、肉や魚、野菜などたくさんの食材を使った料理が丁寧に盛り付けられている」、「天重には木目を印刷した厚めのプラスチック容器を使っている」などと説明。さらに、弁当の中に醤油やからしといった小瓶や小袋の調味料まで入っていることに驚きを示した。
 日本のスーパーで売られている弁当を見た中国のネットユーザーは「美しい」、「いいね。そして大事なのは衛生的なこと。安心して食べられる」、「日本のお米は本当においしい」、「日本の食品の安全に対する厳しさは、中国も学ぶべきだ」といったコメントが寄せられた。また、弁当の価格が安いとするユーザーも複数見られた。
 一方、「冷めてるじゃないか」「量が少ない」との意見も。これに対しては「店や家の電子レンジで温めることができる」、「実際、弁当の量は中国人でも十分だ」との声も出ている。」
http://news.searchina.net/id/1651200?page=1
 <高校サッカーを材料に、定番の日本のサッカー称賛。↓> 
 「観客が多いうえに、新聞の号外まで出る! 日本の高校サッカーの注目ぶりはやっぱりすごい!・・・」
http://news.searchina.net/id/1651265?page=1
 <定番の日本車買えキャンペーン。↓>
 「日系車はそりゃ売れるさ! ベテラン運転手が語る「中国人が日系車を選ぶ理由」・・・」
http://news.searchina.net/id/1651254?page=1
 <何でも謙虚に反省の材料に。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本と韓国には成人式があるのに、中国にはない」とする記事を掲載した。
 記事は、日本の成人式について「各地でお祝いのセレモニーやイベントが開かれる。当日、青年たちは正装でセレモニーに出席するが、振り袖と呼ばれる伝統的な和服を来た女性たちの姿が風物詩となっている。開催場所は自治体の公共施設や神社のほか、ディズニーランドなどのテーマパークで執り行われるケースさえある。セレモニーでは、来賓のあいさつや著名人のスピーチ、成人の誓いの宣言などが行われ、終了後にはさまざまな文化・娯楽イベントが開かれる」とし、その様子を写真で紹介した。
 また、数え年の20歳を成人とみなし、中国の儒家思想を伝統文化として重んじる韓国においても、古代より新成人を祝う「冠礼」などの風習があったと説明。毎年5月にある「成年の日」には、各地で成年礼が行われ、新成人たちが伝統的な韓服に身を包み、来賓たちに跪いて拝礼するとともに「祭」、「祝」などの伝統的な儀式が行われると伝えている。
 そのうえで「同じく中国文化の影響のもとで発展してきた日本文化と韓国文化はそれぞれ異なる形で中国文化を派生させてきた。かたや、今の中国では成人式はすでに基本的に廃れてしまっている。これも伝統文化が伝わらずに失われてしまった事象の1つであり、われわれは反省をすべきだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1651219?page=1
 <人民も当局に右に倣え。↓>
 「・・・今日頭条は・・・多くの中国人観光客が訪れる日本の現地人について「表面的には中国人観光客にいい顔をしているが、内心では見下している」とする記事を掲載した。
 記事は、「日本は非常に発展した国であり、毎年多くの人が旅行やショッピングに訪れる。日本にとって観光業はいわば支柱産業の1つであり、日本に多くの経済収入をもたらしている。そして、日本を訪れる大部分が、中国人観光客なのである。毎年多くの中国人観光客が日本を訪れており、日本の免税店では実に多くの中国人の姿を見かける。中国人観光客は毎回たくさん物を買うので、日本ではとても歓迎されている」と紹介した。
 そして、ますます多くの中国人観光客を呼び込むために、中国人のビザ取得条件を緩和したほか、あれやこれやと知恵を絞って中国人観光客に対する様々な優遇措置をとっていると説明。日本のある観光地の責任者が「日本の観光業は基本的に中国人のおかげで成り立っている」と語ったとしている。
 その一方で、一部の中国人観光客からは「日本人は表面上、中国人観光客をとても歓迎しているように見える。しかし、心の中では中国人に対して反感を抱いていることが、多くの場面から見て取れる。中国人は民度が低い、ただお金をちょっと持っているだけだなどと影で吐き捨てる人さえいるのだ」との声が出ていると伝えた。
 この記事に対する中国のネットユーザーたちは、その多くが日本人への反発ではなく賛同を示している。「正しい評価だ」、「間違ったこと言ってない」、「事実だ。人からちゃんと見てもらいたいのなら、自己修養あるのみ」、「本当のことを正直に言っただけだろう」、「これは全世界が公認していることだ」、「中国人観光客のことが好きだなどという国はいくつもないと思う」といったコメントが並び、多くの「いいね」が付けられた。」
http://news.searchina.net/id/1651228?page=1
 <研究がイマイチ。要するに人間主義社会だからだよ。↓> 
 「・・・今日頭条は5日、ある日本語教師が中国人の生徒に質問される「なぜ日本語には口汚く人を罵る言葉がないのか」という疑問に答える記事を記載した。
 もちろんこの教師も認めているが、記事は「日本語に人を罵る汚い言葉がない」わけではないし、日本人の素質が高く、心が穏やかだからというわけではないと主張した。そして、日本語の語法や体系を学べば、日本の文化や民族の性格、特性を理解することが出来るとした。
 続けて、日本語には独特で複雑な敬語の体系があるとし、「もし、自分より目上の人に対して敬語を用いずに話せば、それは既に相手を侮辱していることになるため、あえて罵る言葉を使う必要がないのだ」と説明した。さらに、日本語を学ぶにつれて日本社会には様々な上下関係がはっきりと存在していることを知ることになると指摘、それがいかに複雑かというと「日本人の学生も社会人になる前に職場で用いる相応しい敬語の訓練を受けるほど」だと紹介した。
 また記事は、日本人は非常に「恩義」を重視するとし、その恩義を感じるのが自分と直接関係がなくとも「自分の所属する会社組織や家族にまで及んでいて、極めて集団意識が強い」とした。」
http://news.searchina.net/id/1651256?page=1
 <大歓迎ミエミエ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本はアジアで初めてステルス戦闘機を搭載できる空母を保有する国になるかもしれないと警戒心を示す記事を掲載した。
 記事は、日本が「いずも」型護衛艦を空母に改修する可能性が浮上したことについて、「2018年が始まったばかりだが、めでたい気分をぶち壊す動き」であると主張し、中国人にとっては大きな驚きであると同時に、世界に激しい軍拡競争をもたらす可能性がある動きであると主張した。
 さらに、「いずも」型護衛艦について「明らかにヘリ空母なのに、護衛艦と言い張っていた」とし、軍事について少しでも知っているならば「誰も日本の主張など信じる人はいなかった」と主張。また、日本は米国から最新鋭のステルス戦闘機「H-35B」を導入する可能性も浮上しているとし、もし日本が「いずも」型護衛艦を空母に改修すれば、「F−35B」を複数搭載できることになり、アジアの国としては初めてステルス戦闘機を搭載できる空母を保有する国になるとした。
 続けて記事は、「いずも」型護衛艦に「F-35B」を複数搭載できるような空母に改修することは「技術的には難しいことではないとみられている」と伝えつつ、これが現実になれば「日本の軍事力と世界の軍事的局面は大きな変化を迎えることになるだろう」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1651222?page=1
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太田述正コラム#9575(2018.1.10)
<渡辺克義『物語 ポーランドの歴史』を読む(その21)>

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