太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#9092(2017.5.14)
<皆さんとディスカッション(続x3342)>
<太田>(ツイッターより)
「海外「なんて気高い民族なんだ」 『焼き場に立つ少年』の気丈な姿に外国人が…」
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/?no=2314
この有名な写真が改めてアップされたようだが、欧米人達を中心に寄せられたコメント群を読むと、世界にようやく啓蒙時代が到来しつつあるのかもしれない、と思うね。
「北朝鮮が弾道ミサイル発射 30分間800キロ飛行、新型か…」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017051401000995.html
トランプの対話発言に惑わされた金正恩坊やが暴発。
これで早晩米軍の北攻撃は必至。その場合、ソウルは文新政権誕生のお蔭で無事?
その分、日本が弾道弾で反撃を受ける可能性は増大?
ユーロヴィジョン2017で、ポルトガルの、原語によるバラードが優勝。
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-39911839
https://www.youtube.com/watch?v=oaaNNApdNx0
同国の初めての受賞だが、歌詞(非英語)も曲調(非バブルガムロック)も克アングロサクソンである点をとりわけ祝福したい。
<61rMIG9Y>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
ジャズと歴史にまつわる話
http://www.ozsons.com/NewOrleansJazz.htm
ジャズが白人に受け入れられたのは、ジャズ創世記から黒人の真似をする白人がいたこと、禁酒法時代にギャングの意向で、もぐりの酒場でジャズが盛んに演奏されたこと。
非合法の酒場で流れるジャズは白人客に背徳感と高揚感を植え付け、鮮烈な印象を残しただろうことは想像に難くない。
<jmgv5tJM>(同上)
韓国、もしくは朝鮮を説明するキーワードは「自我の過剰防衛」 又は「自我の肥大」ではないかと思う。
ここでいう「自我」とは個人だけでなく集団としての意味合いも含まれる。
要するに韓国語でいうところの「ウリ」、われわれ、われらという意味の言葉だ。
色々と過酷な朝鮮半島で生きる人々は、中国流の血縁主義を採用すると同時に、自我を守るために良くも悪くも特異な心理状態を継承してきたのではないかと思う。
この心理と根拠についてはとりあえず、後で。
<TSY>
前回、朝鮮情勢の今後についてのコメントありがとうございました。太田さんの見通し通りに進んだと思います。
失礼ながら、「お見事」の一言でした。
今回は別件で、太田さんの産軍複合体についてのご意見を教えていただけないでしょうか?
太田述正コラムを産軍複合体で検索するとベースヴィッチ評の中にありましたが太田さん独自のコメントはみつかりませんでした(探し方が悪いかもしれません)。
僕は日本が武力をもち、米国や中国に対して一定の抑止力をもつことに賛成です。
その一方でその過程で必要以上の産軍複合体の肥大は避けたいという意見です。
憲法風に表現するとこんなのが僕のアイデアです。
●第二章 戦争の放棄の部分の改正案
第●条
(1)軍事力は保持するが、国防のためにのみ用いられ、国連、将来結成される国際組織又は同盟国の求めがあった場合であっても×年×月×日時点での領海外での軍事力行使は行わない。
(2)必要な抑止力は保持する。
第●条
日本国民が不当に他国に監禁され、平和的手段を尽くしてもまだその監禁が続く場合、監禁された国民を奪回するため7日以内に限って、必要最小限の武力行使を行う。
第●条
(1)軍事産業の肥大化を防ぐため、武器開発、製造又は調達の役割をはたす非営利国営企業を作る。
(2)この企業の経営者は内閣の推薦で国会が承認する。この企業はいかなる理由があっても武器及び武器部品の輸出をしてはならない。
(3)この企業は、廃棄又はリプレイスされた武器が中古品として輸出できないよう、再利用できなくなる段階まで武器の廃棄に責任をもつ。
国営企業を作って産軍複合体の肥大を抑制するというのが僕のアイデアです。
DARPAのようなすさまじい高度で独創的な軍事研究機関の運営経験がある米国専門家とはアイデアのレベルが違うことは自覚しているのですが、この問題気になります。
武器商社やライセンス購入しての国内メーカー(製造改良修理)と、防衛省の折衝による武器調達でも日本の自立防衛は可能で、この段階では産軍複合体の肥大は心配ないというお考えでしょうか?
この世界経済情勢では産軍複合体の増強が日本経済に益するという見方もありえると思います(車の輸出が、電気自動車の普及や自動運転への対応が車選択の新基準となって、減少傾向になってくる可能性があり、その場合、日本産業の相対的地位低下が進行する可能性がある)。
企業の活力を生かすという資本主義体勢に替わるものが思いつかない力不足な人間は、産軍複合体との共存を考えるしかないのでしょうか。
太田さんのご意見を教えていただければ有難いと思います。
<太田>
簡単にお答えすれば、産軍複合体というのは、古今東西他に例を見ないところの、第二次世界大戦勃発後以降現在に至る、米帝国主義の第二フェーズにおける、米国の国体の基軸です。
現在の、日本を含む、米国以外のいかなる国とも無縁の代物だということです。
より詳しくは、本日の非公開コラムで・・。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
よく分かってんじゃん。↓
「「死ななければ分からない」韓国人・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/12/2017051201821.html
せっかく世俗化した人々が過半を超えようとしていた英国で、移民増加によって歯止めが?↓
Nearly 50% are of no religion -- but has UK hit ‘peak secular’?
Study shows overall decline in faith while immigration keeps numbers higher in London・・・
https://www.theguardian.com/world/2017/may/13/uk-losing-faith-religion-young-reject-parents-beliefs
f9OYOpZEクンの提供話題(コラム#9088)が映像化されている。↓
America's growing life expectancy gap・・・
http://www.bbc.com/news/av/world-us-canada-39901657/americas-growing-life-expectancy-gap
ジェファーソンの自分の奴隷達ないし奴隷制に対する姿勢を弁明する書の好意的書評だ。
(どこが弁明になってるのか、さっぱり分からんが・・。)↓
https://www.washingtonpost.com/opinions/the-complex-thomas-jefferson-in-his-place-and-time/2017/05/12/969a131a-2e9e-11e7-8674-437ddb6e813e_story.html?utm_term=.106f7a9a401c
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<日中交流人士に知人の荒井さんまで引っ張り出されてるね。↓>
「日本奈良県知事「中国への感謝は隋、唐の時代にまで遡る」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0513/c94473-9214919.html
<習ちゃんが、日本の先進性をその人間主義性に置いていることが分かる。↓>
「・・・今日頭条は・・・「先進国としての日本社会のレベルはどれほどの高みに達しているのか」というテーマを掲げ、その発達のレベルの高さを示す事例を紹介する記事を掲載した。
中国には「知乎(ジーフー)」と呼ばれるQ&Aサイトが存在するが、記事はこの知乎で1万を超える支持を集めた、日本社会の発達レベルの高さを示す中国人による経験を紹介している。
まず1つ目は、ある中国人は羽田空港でチェックインの際に荷物が重量超過していたことに気づいたが、航空会社のスタッフは親切にも超過料金が発生しないように荷物を分類してくれたという経験だ。この中国人は北京に戻った際、空港職員が空港利用客が困っていても「まったく手を貸そうとしない」光景を目にした時に、「日本はやはり先進国で、中国はやはり開発途上国に過ぎない」と実感したようだ。
2つ目の事例は自転車の盗難にあったという大阪在住の中国人の話で、盗難から数カ月が経過したある日、警察から連絡があり、自転車を取り戻すことができたという経験だ。
この中国人は防犯登録はしていたというが、防犯登録の番号が分からなくなっていたため半ば諦めていたというが、警察が自転車の色や形、購入した期日や場所などから防犯登録の番号を割り出し、自転車を取り戻してくれたと紹介し、「社会全体から見ると、自転車など取るに足らないことに見えるが、その取るに足らないことすらこれほどの保障が提供されている日本は、まさに先進国であることを証明している」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635614?page=1
<何度か取り上げられているテーマだが、日本の航空会社の定時運航率の高さを礼賛。↓>
「・・・今日頭条は・・・「日本の航空会社の定時運航率は高すぎて、中国が到底追いつける水準ではない」と伝え、時間どおりに運航が可能な日本の航空会社と中国の航空会社の違いはどこにあるのかと疑問を投げかけた。
記事は、2016年における英OAG社の定時運航順守率ランキングにおいて、上海浦東国際空港をベースに見た場合、中国3大航空会社の便は約3分の1の割合で遅延が発生したと紹介。一方、日本航空および全日空という日本の航空会社2社の定時運航率は極めて高く、日本航空は定時到着率などで世界一に輝いたことも多数あることを紹介した。
続けて、日本と中国の航空会社の定時運航率に大きな差が生じる背景について、「気候や中国における大気汚染、さらには軍事演習といった要因が挙げられるが、それだけが理由ではない」と指摘。中国特有の要因としては、民間航空が使用できる空域が他の国と比べて狭いことなどを挙げつつ、中国人の乗客の行動も遅延をもたらす要因の1つだと指摘。航空機の座席はチケットを購入する際に指定されているため、機内に乗り込んでから自由に変更できないことなどは周知の事実だ。だが、中国人はこうした既定の概念を持たない人が多いようで、自分の座席の位置が分かってから「窓側が良い」とか、「連れの隣が良い」などと訴えると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1635613?page=1
<日本における長寿企業の断トツの多さに震撼。↓>
「・・・今日頭条は・・・創業100年を超える老舗企業が日本に数多く集中しているのはなぜだと疑問を投げかける記事を掲載した。中国の紀元前の儒学者である孟子は「徳のある家は10世代以上にわたって繁栄できるが、金持ちは3世代も続かない」と述べたとされるが、これはまさに真理を突いていると説明している。
記事は、日本には長年にわたって続く企業が数多くある理由として、日本は家族経営の企業が多いため、終身雇用と年功序列によって血縁者のなかから後継者が選ばれると指摘。後継者争いが起きにくい環境にあることが日本企業が長く存続できる理由の1つだと論じた。
また、日本企業は本業を非常に重視し、目先の利益より信頼を重視すると指摘、誠実に自分の仕事を極めようとする姿勢も日本企業の長寿の秘訣とした。確かに中国企業は目先の利益を追い求める傾向にあり、株式でも不動産でも、儲かると見れば本業の資金まで突っ込む企業は少なくないと言われる。
ほかにも記事は、日本人は仁愛や和などの道徳を重んじ、技術の育成や継承によって社会に貢献することを企業理念とする傾向にあるため、企業と社員の間にも良い関係が培われていると論じた。
またソニーの創業者の1人である盛田昭夫氏を例に挙げ、歴史のある造り酒屋の家に生まれ、幼いころから企業経営者としての資質を訓練される環境にあったことが、ソニーを世界規模の会社に成長させることができた理由の1つとした。では中国の経営者にはこうした資質や見識がないのかというと、「中国人は手段を選ばずお金儲けをする方法は知ってるが、本業を維持し、発展させていく術を知らない」とした。
中国企業の平均寿命はわずか2.5年しかないという分析もある・・・。記事は、日本と中国の企業の寿命の差は製品や技術の差よりも、企業理念の差が主な原因であると考察している。」
http://news.searchina.net/id/1635618?page=1
<これも何度となく繰り返されているテーマだが・・。日本へ行けキャンペーンその1。↓>
「・・・今日頭条は・・・中国人から見た「日本社会における人に優しい配慮」について紹介する記事を掲載した。日本人からすればごく当たり前でも、中国人にとっては新鮮で、称賛に値する配慮は多いようだ。
まず記事は、「駅の改札」を挙げた。日本では駅の改札に金属のバーが設置してあるようなことはなく、改札を通過する際は「非常にスムーズで時間の節約になる」とした。一方、中国の地下鉄などの改札は、遊園地の入場口にあるような金属のバーを押し倒して出入りするタイプが一般的だ。日本の改札機は念のために開閉式の小さな扉が設置してあるものの、基本的には利用者が無賃乗車をしないことを前提にバーレスの改札機が普及しており、利用者に対する信頼が見える設計となっている言えるだろう。
続けて、トイレのヒーター付き温水洗浄便座や水に流せるトイレットペーパー、公衆トイレに設置してあるベビーチェアを紹介。日本のトイレは「冬でも便座が暖かいうえに清潔で、しかも洗浄の際の水圧も色々選べる」と指摘したほか、「トイレットペーパーが水に溶けやすいためトイレにゴミ箱が設置されていない」、「ベビーチェアが設置してあるおかげで幼い子とトイレに入っても安心」などと紹介した。なぜ中国人が日本のトイレに感動するかといえば、中国のトイレ事情が決して良いとは言えないからだ。大都市や一流ホテルのトイレは徐々に整備されつつあるが、街中の公衆トイレは汚いうえに便座も冷たい。ましてベビーチェアなどは設置されていないことが一般的だ。
また記事は、「日本では靴を買いに百貨店を訪れると、店員は跪いて対応してくれる」と紹介し、「おもてなし」や「サービス」を称賛した。中国の店員は、うるさいぐらいに商品を勧めてくるか、何もしないかのどちらか一方だ。日本のように客の気持ちを察しての対応など望むべくもない。ほかにも「どの街にも無料の観光ガイドがある」、「レストランに呼び鈴が設置してある」、「タクシーの扉が自動で開閉する」ことも中国では見られない、日本ならではの「優しい配慮」だと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1635617?page=1
<これも同様。日本へ行けキャンペーンその2。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、「日本という国は足元のマンホールまで芸術品にしてしまう」と驚きを示し、普段は目立たないマンホールにまで美を追求する日本人の感性を紹介した。
記事は、日本のマンホールに描かれている題材は、植物が最も多く、ほかにも各地の名所や花、鳥など様々なデザインがあると紹介。ある調査によると6000もの種類のデザインマンホールがあると紹介した。また別の調査では1万2000種類あるともされ、細かい違いまで含めればデザインの種類はさらに増えるという見方もあるようだ。
記事は、日本の有名なマンホールを写真で紹介。いずれも地元を代表するものが模してあり、例えば神戸のマンホールには神戸市立王子動物園を代表するジャイアントパンダ、コアラ、フラミンゴ、ゾウ、キリン、トラ、チンパンジーの7種類の動物が描かれている。また、大阪には大阪城と市の花である桜が描かれたものが使用され、鳥取県北栄町(旧大栄町)のマンホールには、地元出身の漫画家・青山剛昌氏にちなみ、中国でも大人気の名探偵コナンが町の名産物である長芋とスイカとともにデザインされている。
このように各地の特色を取り入れた、魅力的なマンホール。日本ではすでに愛好家たちもいるようだが、記事は日本旅行を計画している中国人に「足元の風景に注意してみる」ように勧めた。」
http://news.searchina.net/id/1635615?page=1
<変化球だが、日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条は・・・「中国人を最もよく理解しているのはやはり中国人だ」とし、日本において中国人旅行客をカモにしている闇ガイドは中国人であると伝える記事を掲載した。
記事は、日本のテレビ番組が日本で暗躍する「中国人闇ガイド」について特集した内容を紹介、例えば中国人の闇ガイドは闇免税店で買い物をさせるために、中国人旅行客たちに対して「日本ではどの店でも同じ価格で買い物ができるように観光庁がルールを定めており、他の店に行く必要はないとウソをつく」と説明した。
また、中国人闇ガイドは「ノーベル賞を獲得した世界で唯一の化粧品を日本人が開発した」などと述べ、さらにその化粧品は「日本国内でしか売られておらず、絶対に輸出もされない商品だ」と主張、中国人旅行客に高額な製品を売りつけていると紹介した。
記事は、国外には「同胞を専門に騙す」中国人がいるという話は特に新鮮な話題ではないと伝え、一部ではかねてより「国外に出るときにもっとも警戒すべきは同胞である」と指摘されていたことを紹介。国外在住の日本人や米国人も自国民を騙そうとするのかは分からないとする一方、国外在住の中国人が同胞を騙すという事例は確かに存在すると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1635616?page=1
<何だか屈折しているが、日本、そして日本の剣道に対する敬意は感じる。↓>
「・・・今日頭条は・・・太極拳が「見た目だけ」だとするなら、日本の武道である「剣道も見た目だけなのか」と疑問を投げかける記事を掲載している。
太極拳の達人を称する人物が・・・開始から20秒もたたないうちに・・・現代格闘家にあっけなく敗北するという出来事は、多くの中国人の心にダメージを与えたようで、中国のネット上では失望感を口にする意見のほか、「太極拳などペテン」だと主張する声もあがった。
記事は、日本の剣道について、太極拳と同じように世界的に普及した武道であるが、太極拳と根本的に違うのは通じて礼儀や作法などの「道」を学び、心を鍛えることが重要であり、勝ち負けだけを追求する武道ではないことだと指摘した。
また、太極拳が実戦では使えないペテンだという指摘に対し、太極拳に実戦訓練が足りていないのは事実ではあるものの、「真剣での訓練が行われていない剣道を果たしてペテンだと言えるだろうか」と反論。実戦訓練が行われておらず、実戦で通用しなかったからといって、太極拳を「見た目だけ」の武術だと論じるのは乱暴であると論じている。」
http://news.searchina.net/id/1635619?page=1
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太田述正コラム#9093(2017.5.14)
<米国のファシズム(その2)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x3342)>
<太田>(ツイッターより)
「海外「なんて気高い民族なんだ」 『焼き場に立つ少年』の気丈な姿に外国人が…」
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/?no=2314
この有名な写真が改めてアップされたようだが、欧米人達を中心に寄せられたコメント群を読むと、世界にようやく啓蒙時代が到来しつつあるのかもしれない、と思うね。
「北朝鮮が弾道ミサイル発射 30分間800キロ飛行、新型か…」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017051401000995.html
トランプの対話発言に惑わされた金正恩坊やが暴発。
これで早晩米軍の北攻撃は必至。その場合、ソウルは文新政権誕生のお蔭で無事?
その分、日本が弾道弾で反撃を受ける可能性は増大?
ユーロヴィジョン2017で、ポルトガルの、原語によるバラードが優勝。
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-39911839
https://www.youtube.com/watch?v=oaaNNApdNx0
同国の初めての受賞だが、歌詞(非英語)も曲調(非バブルガムロック)も克アングロサクソンである点をとりわけ祝福したい。
<61rMIG9Y>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
ジャズと歴史にまつわる話
http://www.ozsons.com/NewOrleansJazz.htm
ジャズが白人に受け入れられたのは、ジャズ創世記から黒人の真似をする白人がいたこと、禁酒法時代にギャングの意向で、もぐりの酒場でジャズが盛んに演奏されたこと。
非合法の酒場で流れるジャズは白人客に背徳感と高揚感を植え付け、鮮烈な印象を残しただろうことは想像に難くない。
<jmgv5tJM>(同上)
韓国、もしくは朝鮮を説明するキーワードは「自我の過剰防衛」 又は「自我の肥大」ではないかと思う。
ここでいう「自我」とは個人だけでなく集団としての意味合いも含まれる。
要するに韓国語でいうところの「ウリ」、われわれ、われらという意味の言葉だ。
色々と過酷な朝鮮半島で生きる人々は、中国流の血縁主義を採用すると同時に、自我を守るために良くも悪くも特異な心理状態を継承してきたのではないかと思う。
この心理と根拠についてはとりあえず、後で。
<TSY>
前回、朝鮮情勢の今後についてのコメントありがとうございました。太田さんの見通し通りに進んだと思います。
失礼ながら、「お見事」の一言でした。
今回は別件で、太田さんの産軍複合体についてのご意見を教えていただけないでしょうか?
太田述正コラムを産軍複合体で検索するとベースヴィッチ評の中にありましたが太田さん独自のコメントはみつかりませんでした(探し方が悪いかもしれません)。
僕は日本が武力をもち、米国や中国に対して一定の抑止力をもつことに賛成です。
その一方でその過程で必要以上の産軍複合体の肥大は避けたいという意見です。
憲法風に表現するとこんなのが僕のアイデアです。
●第二章 戦争の放棄の部分の改正案
第●条
(1)軍事力は保持するが、国防のためにのみ用いられ、国連、将来結成される国際組織又は同盟国の求めがあった場合であっても×年×月×日時点での領海外での軍事力行使は行わない。
(2)必要な抑止力は保持する。
第●条
日本国民が不当に他国に監禁され、平和的手段を尽くしてもまだその監禁が続く場合、監禁された国民を奪回するため7日以内に限って、必要最小限の武力行使を行う。
第●条
(1)軍事産業の肥大化を防ぐため、武器開発、製造又は調達の役割をはたす非営利国営企業を作る。
(2)この企業の経営者は内閣の推薦で国会が承認する。この企業はいかなる理由があっても武器及び武器部品の輸出をしてはならない。
(3)この企業は、廃棄又はリプレイスされた武器が中古品として輸出できないよう、再利用できなくなる段階まで武器の廃棄に責任をもつ。
国営企業を作って産軍複合体の肥大を抑制するというのが僕のアイデアです。
DARPAのようなすさまじい高度で独創的な軍事研究機関の運営経験がある米国専門家とはアイデアのレベルが違うことは自覚しているのですが、この問題気になります。
武器商社やライセンス購入しての国内メーカー(製造改良修理)と、防衛省の折衝による武器調達でも日本の自立防衛は可能で、この段階では産軍複合体の肥大は心配ないというお考えでしょうか?
この世界経済情勢では産軍複合体の増強が日本経済に益するという見方もありえると思います(車の輸出が、電気自動車の普及や自動運転への対応が車選択の新基準となって、減少傾向になってくる可能性があり、その場合、日本産業の相対的地位低下が進行する可能性がある)。
企業の活力を生かすという資本主義体勢に替わるものが思いつかない力不足な人間は、産軍複合体との共存を考えるしかないのでしょうか。
太田さんのご意見を教えていただければ有難いと思います。
<太田>
簡単にお答えすれば、産軍複合体というのは、古今東西他に例を見ないところの、第二次世界大戦勃発後以降現在に至る、米帝国主義の第二フェーズにおける、米国の国体の基軸です。
現在の、日本を含む、米国以外のいかなる国とも無縁の代物だということです。
より詳しくは、本日の非公開コラムで・・。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
よく分かってんじゃん。↓
「「死ななければ分からない」韓国人・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/12/2017051201821.html
せっかく世俗化した人々が過半を超えようとしていた英国で、移民増加によって歯止めが?↓
Nearly 50% are of no religion -- but has UK hit ‘peak secular’?
Study shows overall decline in faith while immigration keeps numbers higher in London・・・
https://www.theguardian.com/world/2017/may/13/uk-losing-faith-religion-young-reject-parents-beliefs
f9OYOpZEクンの提供話題(コラム#9088)が映像化されている。↓
America's growing life expectancy gap・・・
http://www.bbc.com/news/av/world-us-canada-39901657/americas-growing-life-expectancy-gap
ジェファーソンの自分の奴隷達ないし奴隷制に対する姿勢を弁明する書の好意的書評だ。
(どこが弁明になってるのか、さっぱり分からんが・・。)↓
https://www.washingtonpost.com/opinions/the-complex-thomas-jefferson-in-his-place-and-time/2017/05/12/969a131a-2e9e-11e7-8674-437ddb6e813e_story.html?utm_term=.106f7a9a401c
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<日中交流人士に知人の荒井さんまで引っ張り出されてるね。↓>
「日本奈良県知事「中国への感謝は隋、唐の時代にまで遡る」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0513/c94473-9214919.html
<習ちゃんが、日本の先進性をその人間主義性に置いていることが分かる。↓>
「・・・今日頭条は・・・「先進国としての日本社会のレベルはどれほどの高みに達しているのか」というテーマを掲げ、その発達のレベルの高さを示す事例を紹介する記事を掲載した。
中国には「知乎(ジーフー)」と呼ばれるQ&Aサイトが存在するが、記事はこの知乎で1万を超える支持を集めた、日本社会の発達レベルの高さを示す中国人による経験を紹介している。
まず1つ目は、ある中国人は羽田空港でチェックインの際に荷物が重量超過していたことに気づいたが、航空会社のスタッフは親切にも超過料金が発生しないように荷物を分類してくれたという経験だ。この中国人は北京に戻った際、空港職員が空港利用客が困っていても「まったく手を貸そうとしない」光景を目にした時に、「日本はやはり先進国で、中国はやはり開発途上国に過ぎない」と実感したようだ。
2つ目の事例は自転車の盗難にあったという大阪在住の中国人の話で、盗難から数カ月が経過したある日、警察から連絡があり、自転車を取り戻すことができたという経験だ。
この中国人は防犯登録はしていたというが、防犯登録の番号が分からなくなっていたため半ば諦めていたというが、警察が自転車の色や形、購入した期日や場所などから防犯登録の番号を割り出し、自転車を取り戻してくれたと紹介し、「社会全体から見ると、自転車など取るに足らないことに見えるが、その取るに足らないことすらこれほどの保障が提供されている日本は、まさに先進国であることを証明している」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635614?page=1
<何度か取り上げられているテーマだが、日本の航空会社の定時運航率の高さを礼賛。↓>
「・・・今日頭条は・・・「日本の航空会社の定時運航率は高すぎて、中国が到底追いつける水準ではない」と伝え、時間どおりに運航が可能な日本の航空会社と中国の航空会社の違いはどこにあるのかと疑問を投げかけた。
記事は、2016年における英OAG社の定時運航順守率ランキングにおいて、上海浦東国際空港をベースに見た場合、中国3大航空会社の便は約3分の1の割合で遅延が発生したと紹介。一方、日本航空および全日空という日本の航空会社2社の定時運航率は極めて高く、日本航空は定時到着率などで世界一に輝いたことも多数あることを紹介した。
続けて、日本と中国の航空会社の定時運航率に大きな差が生じる背景について、「気候や中国における大気汚染、さらには軍事演習といった要因が挙げられるが、それだけが理由ではない」と指摘。中国特有の要因としては、民間航空が使用できる空域が他の国と比べて狭いことなどを挙げつつ、中国人の乗客の行動も遅延をもたらす要因の1つだと指摘。航空機の座席はチケットを購入する際に指定されているため、機内に乗り込んでから自由に変更できないことなどは周知の事実だ。だが、中国人はこうした既定の概念を持たない人が多いようで、自分の座席の位置が分かってから「窓側が良い」とか、「連れの隣が良い」などと訴えると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1635613?page=1
<日本における長寿企業の断トツの多さに震撼。↓>
「・・・今日頭条は・・・創業100年を超える老舗企業が日本に数多く集中しているのはなぜだと疑問を投げかける記事を掲載した。中国の紀元前の儒学者である孟子は「徳のある家は10世代以上にわたって繁栄できるが、金持ちは3世代も続かない」と述べたとされるが、これはまさに真理を突いていると説明している。
記事は、日本には長年にわたって続く企業が数多くある理由として、日本は家族経営の企業が多いため、終身雇用と年功序列によって血縁者のなかから後継者が選ばれると指摘。後継者争いが起きにくい環境にあることが日本企業が長く存続できる理由の1つだと論じた。
また、日本企業は本業を非常に重視し、目先の利益より信頼を重視すると指摘、誠実に自分の仕事を極めようとする姿勢も日本企業の長寿の秘訣とした。確かに中国企業は目先の利益を追い求める傾向にあり、株式でも不動産でも、儲かると見れば本業の資金まで突っ込む企業は少なくないと言われる。
ほかにも記事は、日本人は仁愛や和などの道徳を重んじ、技術の育成や継承によって社会に貢献することを企業理念とする傾向にあるため、企業と社員の間にも良い関係が培われていると論じた。
またソニーの創業者の1人である盛田昭夫氏を例に挙げ、歴史のある造り酒屋の家に生まれ、幼いころから企業経営者としての資質を訓練される環境にあったことが、ソニーを世界規模の会社に成長させることができた理由の1つとした。では中国の経営者にはこうした資質や見識がないのかというと、「中国人は手段を選ばずお金儲けをする方法は知ってるが、本業を維持し、発展させていく術を知らない」とした。
中国企業の平均寿命はわずか2.5年しかないという分析もある・・・。記事は、日本と中国の企業の寿命の差は製品や技術の差よりも、企業理念の差が主な原因であると考察している。」
http://news.searchina.net/id/1635618?page=1
<これも何度となく繰り返されているテーマだが・・。日本へ行けキャンペーンその1。↓>
「・・・今日頭条は・・・中国人から見た「日本社会における人に優しい配慮」について紹介する記事を掲載した。日本人からすればごく当たり前でも、中国人にとっては新鮮で、称賛に値する配慮は多いようだ。
まず記事は、「駅の改札」を挙げた。日本では駅の改札に金属のバーが設置してあるようなことはなく、改札を通過する際は「非常にスムーズで時間の節約になる」とした。一方、中国の地下鉄などの改札は、遊園地の入場口にあるような金属のバーを押し倒して出入りするタイプが一般的だ。日本の改札機は念のために開閉式の小さな扉が設置してあるものの、基本的には利用者が無賃乗車をしないことを前提にバーレスの改札機が普及しており、利用者に対する信頼が見える設計となっている言えるだろう。
続けて、トイレのヒーター付き温水洗浄便座や水に流せるトイレットペーパー、公衆トイレに設置してあるベビーチェアを紹介。日本のトイレは「冬でも便座が暖かいうえに清潔で、しかも洗浄の際の水圧も色々選べる」と指摘したほか、「トイレットペーパーが水に溶けやすいためトイレにゴミ箱が設置されていない」、「ベビーチェアが設置してあるおかげで幼い子とトイレに入っても安心」などと紹介した。なぜ中国人が日本のトイレに感動するかといえば、中国のトイレ事情が決して良いとは言えないからだ。大都市や一流ホテルのトイレは徐々に整備されつつあるが、街中の公衆トイレは汚いうえに便座も冷たい。ましてベビーチェアなどは設置されていないことが一般的だ。
また記事は、「日本では靴を買いに百貨店を訪れると、店員は跪いて対応してくれる」と紹介し、「おもてなし」や「サービス」を称賛した。中国の店員は、うるさいぐらいに商品を勧めてくるか、何もしないかのどちらか一方だ。日本のように客の気持ちを察しての対応など望むべくもない。ほかにも「どの街にも無料の観光ガイドがある」、「レストランに呼び鈴が設置してある」、「タクシーの扉が自動で開閉する」ことも中国では見られない、日本ならではの「優しい配慮」だと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1635617?page=1
<これも同様。日本へ行けキャンペーンその2。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、「日本という国は足元のマンホールまで芸術品にしてしまう」と驚きを示し、普段は目立たないマンホールにまで美を追求する日本人の感性を紹介した。
記事は、日本のマンホールに描かれている題材は、植物が最も多く、ほかにも各地の名所や花、鳥など様々なデザインがあると紹介。ある調査によると6000もの種類のデザインマンホールがあると紹介した。また別の調査では1万2000種類あるともされ、細かい違いまで含めればデザインの種類はさらに増えるという見方もあるようだ。
記事は、日本の有名なマンホールを写真で紹介。いずれも地元を代表するものが模してあり、例えば神戸のマンホールには神戸市立王子動物園を代表するジャイアントパンダ、コアラ、フラミンゴ、ゾウ、キリン、トラ、チンパンジーの7種類の動物が描かれている。また、大阪には大阪城と市の花である桜が描かれたものが使用され、鳥取県北栄町(旧大栄町)のマンホールには、地元出身の漫画家・青山剛昌氏にちなみ、中国でも大人気の名探偵コナンが町の名産物である長芋とスイカとともにデザインされている。
このように各地の特色を取り入れた、魅力的なマンホール。日本ではすでに愛好家たちもいるようだが、記事は日本旅行を計画している中国人に「足元の風景に注意してみる」ように勧めた。」
http://news.searchina.net/id/1635615?page=1
<変化球だが、日本へ行けキャンペーン。↓>
「・・・今日頭条は・・・「中国人を最もよく理解しているのはやはり中国人だ」とし、日本において中国人旅行客をカモにしている闇ガイドは中国人であると伝える記事を掲載した。
記事は、日本のテレビ番組が日本で暗躍する「中国人闇ガイド」について特集した内容を紹介、例えば中国人の闇ガイドは闇免税店で買い物をさせるために、中国人旅行客たちに対して「日本ではどの店でも同じ価格で買い物ができるように観光庁がルールを定めており、他の店に行く必要はないとウソをつく」と説明した。
また、中国人闇ガイドは「ノーベル賞を獲得した世界で唯一の化粧品を日本人が開発した」などと述べ、さらにその化粧品は「日本国内でしか売られておらず、絶対に輸出もされない商品だ」と主張、中国人旅行客に高額な製品を売りつけていると紹介した。
記事は、国外には「同胞を専門に騙す」中国人がいるという話は特に新鮮な話題ではないと伝え、一部ではかねてより「国外に出るときにもっとも警戒すべきは同胞である」と指摘されていたことを紹介。国外在住の日本人や米国人も自国民を騙そうとするのかは分からないとする一方、国外在住の中国人が同胞を騙すという事例は確かに存在すると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1635616?page=1
<何だか屈折しているが、日本、そして日本の剣道に対する敬意は感じる。↓>
「・・・今日頭条は・・・太極拳が「見た目だけ」だとするなら、日本の武道である「剣道も見た目だけなのか」と疑問を投げかける記事を掲載している。
太極拳の達人を称する人物が・・・開始から20秒もたたないうちに・・・現代格闘家にあっけなく敗北するという出来事は、多くの中国人の心にダメージを与えたようで、中国のネット上では失望感を口にする意見のほか、「太極拳などペテン」だと主張する声もあがった。
記事は、日本の剣道について、太極拳と同じように世界的に普及した武道であるが、太極拳と根本的に違うのは通じて礼儀や作法などの「道」を学び、心を鍛えることが重要であり、勝ち負けだけを追求する武道ではないことだと指摘した。
また、太極拳が実戦では使えないペテンだという指摘に対し、太極拳に実戦訓練が足りていないのは事実ではあるものの、「真剣での訓練が行われていない剣道を果たしてペテンだと言えるだろうか」と反論。実戦訓練が行われておらず、実戦で通用しなかったからといって、太極拳を「見た目だけ」の武術だと論じるのは乱暴であると論じている。」
http://news.searchina.net/id/1635619?page=1
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太田述正コラム#9093(2017.5.14)
<米国のファシズム(その2)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
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