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太田述正コラム#8497(2016.7.20)
<階級社会米国(その6)/私の現在の事情(続x80)>(2016.11.3公開)
(9)トランプ
「トランプの大統領選挙活動の皮肉は・・どんな新しい本にも、トランプ的諸示唆を読み込む衝動には抗し難いところ・・、この候補者が、白人の勤労階級には長らく縁のないものとなっている富の疑似貴族性そのものを人格化しているというのに、彼がその事実から<自分に向けての>最大の支援を引き出していることだ。
しかも、土地と財産(property)<の有無>は、かくも長く金持ちと貧者との区分線であり続けてきたというのに、そして、トランプが彼の財産を不動産開発者として集積してきたというのに、その事実もまた、むしろトランプに有利に働いている(that’s just icing)。」(B)
「<著者>は、ジャクソンに始まる、扇動的な連邦選挙政治(politicking)の長い歴史に強い光を照射する。
おかげで、今日の学者達が宣言するほどドナルド・トランプが空前の存在ではなさそうに見えてくる。
大土地所有者達と折り合いを付ける段階になると、ジャクソンは、勤労階級の白人達の経済的諸利益を裏切ったけれど、評判の悪い、無力な「野蛮人達」を標的にした、アメリカ原住民除去という暴虐的な政策を遂行することによって、引き続き、彼らの好意を勝ち取った。
彼の荒っぽい諸々のやり方は、彼が、その諸利益など、守ることなど考える余地などなかったところの、謙虚なる庶民達、の彼への覚えを目出度くした、というわけだ。
ジャクソンが率いる徒党達(partisans)は「嗜みも育ちも」なっていない、と<お歴々が>が嘲った時、彼の支持者達(constituensy)の目には、それは、彼の諸勝利に錦上花を添える(sweetened)<お歴々の悲鳴>、と映っただけだった。」(D)
(10)筆者への批判
「とにかく人種<の問題>と階級<の問題>とは切り離されている、というのが米国の政治におけるありふれた主張だ。
<それに対し、>学者達は、人種的諸少数者達が、共通する経済的諸不満を軸に結集することなく、自ら相互に垣根を作る(self-segregating)「アイデンティティ政治」に耽っている、と批判する。
だから、もっぱら白人を見て階級を論じ、非白人たる貧者を舞台裏へと追いやるところの、本書のような歴史書は、人種と階級は、基本的に絡み合っていたし現在もそうであること、を直視していない、と言われても致し方あるまい。」(C)
⇒絡み合ってはいても、別問題であることは確かであり、近年、余り論じられることのなかった階級問題に光を当てた、著者の功績は大きいと言うべきでしょう。
人種と階級の問題を総合的に論じるのは、その上でよいのではないでしょうか。(太田)
(続く)
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--私の現在の事情(続x80)--
東京オフ会の翌日の日曜、TVを見ていて、1,5cmくらいの間隔で、縦に、微かにですが、雨が降っているような画面になっていることに気付きました。
そのTVの機種は、ソニーのブラビアKDL40W5000
http://www.sony.jp/bravia/biz/products/KDL-40W5000/spec.html
・・要するに40インチ・フルHD・・で、2008年に(前の住所の時に)購入したもので、8年も経っている勘定であり、TVって、朝・昼・夕刻にニュースバラエティを見、日曜にはNHK大河ドラマを見るために「公」私ともに必需品なので、買い替える決意を固めました。
本当のところは、8KのTVが登場するまで持ち堪えて、その時点で買い替えたかったのですが・・。
そうしたら、たまたま昨日(火曜)、ヨドバシカメラからのメールが届き、カード会員向けセールでTVが出ていたので、速攻で、夕刻、購入し、本日午前中に届きました。
セッティングもやってもらい、前のTVは所定の料金を払って持ち帰ってもらいました。
今度の機種は、東芝のレグザ43Z700X43V
http://www.yodobashi.com/ec/product/100000001003093598/index.html
・・「4K対応タイムシフトマシン搭載」がウリ・・で、43インチです。
この「タイムシフトマシン」
https://www.toshiba.co.jp/regza/bd_dvd/lineup/br-m59/timeshift.html
の意味が、録画機器を2台もTVに繋いでいながら、一度も録画したことのない私には、今一つよく分からないのですが、4K対応の方は、「2016年・・・8月1日 BS放送で4K試験放送開始予定(地デジ難視対策放送終了後の空き周波数帯域、BS-17を使用)」
https://ja.wikipedia.org/wiki/4K_8K%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%94%BE
%E9%80%81ということらしいので、タイミング的には悪くなかったですね。
但し、4Kと8Kの試験放送が同じ日に同じチャンネルで始まる(上掲)ってところが、またまた、よく分かりません。
次に買い替える時は、8K対応なのか、それともその後のやつなのか、そもそも、死ぬまでに買い替えるのは、後、せいぜい2回かなあ、など、余計なことを考えてしまいました。
それにしても、いつまで経っても、アイスクリームメーカーの後継機種を買うという課題が果たせない状態が続いています。
TVを買ったことでポイントが貯まったし、夏が過ぎる前に、買わなくっちゃ。
<階級社会米国(その6)/私の現在の事情(続x80)>(2016.11.3公開)
(9)トランプ
「トランプの大統領選挙活動の皮肉は・・どんな新しい本にも、トランプ的諸示唆を読み込む衝動には抗し難いところ・・、この候補者が、白人の勤労階級には長らく縁のないものとなっている富の疑似貴族性そのものを人格化しているというのに、彼がその事実から<自分に向けての>最大の支援を引き出していることだ。
しかも、土地と財産(property)<の有無>は、かくも長く金持ちと貧者との区分線であり続けてきたというのに、そして、トランプが彼の財産を不動産開発者として集積してきたというのに、その事実もまた、むしろトランプに有利に働いている(that’s just icing)。」(B)
「<著者>は、ジャクソンに始まる、扇動的な連邦選挙政治(politicking)の長い歴史に強い光を照射する。
おかげで、今日の学者達が宣言するほどドナルド・トランプが空前の存在ではなさそうに見えてくる。
大土地所有者達と折り合いを付ける段階になると、ジャクソンは、勤労階級の白人達の経済的諸利益を裏切ったけれど、評判の悪い、無力な「野蛮人達」を標的にした、アメリカ原住民除去という暴虐的な政策を遂行することによって、引き続き、彼らの好意を勝ち取った。
彼の荒っぽい諸々のやり方は、彼が、その諸利益など、守ることなど考える余地などなかったところの、謙虚なる庶民達、の彼への覚えを目出度くした、というわけだ。
ジャクソンが率いる徒党達(partisans)は「嗜みも育ちも」なっていない、と<お歴々が>が嘲った時、彼の支持者達(constituensy)の目には、それは、彼の諸勝利に錦上花を添える(sweetened)<お歴々の悲鳴>、と映っただけだった。」(D)
(10)筆者への批判
「とにかく人種<の問題>と階級<の問題>とは切り離されている、というのが米国の政治におけるありふれた主張だ。
<それに対し、>学者達は、人種的諸少数者達が、共通する経済的諸不満を軸に結集することなく、自ら相互に垣根を作る(self-segregating)「アイデンティティ政治」に耽っている、と批判する。
だから、もっぱら白人を見て階級を論じ、非白人たる貧者を舞台裏へと追いやるところの、本書のような歴史書は、人種と階級は、基本的に絡み合っていたし現在もそうであること、を直視していない、と言われても致し方あるまい。」(C)
⇒絡み合ってはいても、別問題であることは確かであり、近年、余り論じられることのなかった階級問題に光を当てた、著者の功績は大きいと言うべきでしょう。
人種と階級の問題を総合的に論じるのは、その上でよいのではないでしょうか。(太田)
(続く)
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--私の現在の事情(続x80)--
東京オフ会の翌日の日曜、TVを見ていて、1,5cmくらいの間隔で、縦に、微かにですが、雨が降っているような画面になっていることに気付きました。
そのTVの機種は、ソニーのブラビアKDL40W5000
http://www.sony.jp/bravia/biz/products/KDL-40W5000/spec.html
・・要するに40インチ・フルHD・・で、2008年に(前の住所の時に)購入したもので、8年も経っている勘定であり、TVって、朝・昼・夕刻にニュースバラエティを見、日曜にはNHK大河ドラマを見るために「公」私ともに必需品なので、買い替える決意を固めました。
本当のところは、8KのTVが登場するまで持ち堪えて、その時点で買い替えたかったのですが・・。
そうしたら、たまたま昨日(火曜)、ヨドバシカメラからのメールが届き、カード会員向けセールでTVが出ていたので、速攻で、夕刻、購入し、本日午前中に届きました。
セッティングもやってもらい、前のTVは所定の料金を払って持ち帰ってもらいました。
今度の機種は、東芝のレグザ43Z700X43V
http://www.yodobashi.com/ec/product/100000001003093598/index.html
・・「4K対応タイムシフトマシン搭載」がウリ・・で、43インチです。
この「タイムシフトマシン」
https://www.toshiba.co.jp/regza/bd_dvd/lineup/br-m59/timeshift.html
の意味が、録画機器を2台もTVに繋いでいながら、一度も録画したことのない私には、今一つよく分からないのですが、4K対応の方は、「2016年・・・8月1日 BS放送で4K試験放送開始予定(地デジ難視対策放送終了後の空き周波数帯域、BS-17を使用)」
https://ja.wikipedia.org/wiki/4K_8K%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%94%BE
%E9%80%81ということらしいので、タイミング的には悪くなかったですね。
但し、4Kと8Kの試験放送が同じ日に同じチャンネルで始まる(上掲)ってところが、またまた、よく分かりません。
次に買い替える時は、8K対応なのか、それともその後のやつなのか、そもそも、死ぬまでに買い替えるのは、後、せいぜい2回かなあ、など、余計なことを考えてしまいました。
それにしても、いつまで経っても、アイスクリームメーカーの後継機種を買うという課題が果たせない状態が続いています。
TVを買ったことでポイントが貯まったし、夏が過ぎる前に、買わなくっちゃ。
太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
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