太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#8690(2016.10.25)
<皆さんとディスカッション(続x3141)>

<太田>(ツイッターより)

 「…野田幹事長が単独で応援演説していましたが、有権者の反応は冷めていて、まるで『動く減票マシン』でしたね」
 民進党が安倍政権を倒すには、野田氏のクビを切<る>…ことが不可欠だ。」
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_354603/
 野田さん、偉いぞ。少なくとも僕はあなたの理解者でーす。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫(ところでと、下掲は、)今後恒例化し、それが中共国家主席就任の条件になるかもしれないね。つまり、天皇は、いつの間にか、中共の国家元首にもなっちゃってるってことかも。≪(コラム#7687。太田)

ってのに、フィリピンも追加かー??↓

 「日本の経済支援に対して、「感謝を伝えに行きたい」と述べた。
 ドゥテルテ大統領は「(日本で、誰に一番会いたい?)天皇陛下に会いたいです。
 日本に行ったら、もちろん皆さん、お会いしたいでしょう。
 (訪日前に、日本へメッセージは?)何かをお願いしに行くのではなく、(これまでの)感謝を伝えたいです」と述べた。」
http://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00339941.html

<太田>(ツイッターより)

 「ドゥテルテ比大統領、米国を嫌う理由--メイリン事件とは……会見で「あなたの米国に対する態度はメイリン事件と関連があるのか」との記者の質問に対し、事件について語り始めた。…「今も気持ちが収まらない。米国に侮辱された」。…<また、>9月の東アジアサミットでは、ミンダナオ島で米統治時代に起きた米兵による住民殺害事件<を>紹介…」
http://digital.asahi.com/articles/ASJBS5G4VJBSUHBI01W.html?rm=198
 朝日のはバランス的な偏向。
 (米植民地時代の話はより公的な場で自らの発意で語ったものだからこちらの方が重要。)
 他方、産経の偏向は気に入らない事実は書かないというものだから、より深刻。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

>他方、産経の偏向は気に入らない事実は書かないというものだから、より深刻。

 宗主国の悪の事実は避けまくるってな!
 しかしいまだに民主主義といえば米国って思ってる日本人多いんでない??

⇒上のツイートをしてから、下掲記事を読んだけど、産経が、米国による過酷な植民地統治に触れないどころか、「ダバオは先の戦争の激戦地で、旧日本軍の爪痕も残る。」とまで書いてるのに、正直、ぶったまげただー。↓
http://www.sankei.com/world/news/161024/wor1610240025-n1.html (太田)

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 さぁー、あっさーい中共観察がまた始まったぞーー!いいね、毛沢東vsトウ小平!みたいよ。↓

 「「毛沢東とトウ小平の亡霊が戦っている」 習近平氏vs李克強氏、激しさ増す路線対立」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/world/amp/161025/wor1610250006-a.html?client=ms-android-kddi-jp

⇒どんな人や組織でも他人や他の組織との争いは避けられないけれど、そういったものを過大視するのもどうかと思うな。
 少なくとも、中共を見る場合、軍部の「暴走」だの、習対李の「路線対立」だの、は、中国共産党の組織原理に照らし、ありえないで。
 そういう見方にすがりたい、吉田ドクトリン信奉者達の気持ちもお察しするけどね。(太田)

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一、「モンゴル人の乱暴ぶりは現代にまでしるしを残しているらしい。」→赤露のタタールの軛からの強迫観念
二、「その他、中東および大西洋の奴隷貿易やアメリカインディアンの掃討による犠牲者も当時の人口規模からすると第2次世界大戦を上回る規模の尋常ならざる災厄だったことがうかがわれる。」→欧州や米国の原罪

 「スピーディな大量殺戮の方法を駆使したことで目立っているのは、スキタイ人、フン族、モンゴル人、チュルク人、マジャール人、タタール人、ムガール人として知られるアジアのステップの騎馬集団だった。」なんだ。
 20世紀の人工規模に換算しての算出。

「歴史上の主な主な戦争や人災による死者数」
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5228b.html

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 まさに日本型と欧米型の政治経済体制を比較したみたいだな。
 最後の投稿者のコメントは、一般社員に裁量がなくなったってことだ。↓

 「残業厳禁」を1年間続けた結果 「他人の仕事を手伝わなくなった」
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12190011/

<K.K>

≫私自身は、秀丸を使って、全コラム入りのファイルを開いて新しいコラムを書いており、全くストレスなく使えています。パソコンの能力の問題ではないでしょうか。≪(コラム#8686。太田)

 太田コラムの各ファイルは20万行前後で、これらを1ファイルにすると140万行弱になります。秀丸32bit版の編集可能な最大行数は1,000万行、64bit版は1億行ですが、初期設定は確か100万行ですので、初期設定のままでは太田コラムを1ファイルにした場合は扱えないことになります。
 1ファイルにした太田コラムを秀丸で読みたい場合は、[その他(O)]→[環境設定(E)]→[環境]→[メモリ関連]→[編集可能な最大行数(X)]で[1000]万行に設定すれば読み込むことが可能になります。
 また、直接は関係ありませんが、[その他(O)]→[環境設定(E)]→[パフォーマンス]→[詳細(D)]ボタンクリックで開いたウィンドウで、パフォーマンスの上限を上げておくことがオススメです。

<太田>

 前にもご教示いただいていますが、「また」以下は別にして、それ以外は、私自身が自分で前からやっていたことであり、当然、TSYさんもそうしておられるだろう、と想像して書かなかったのですが、書いた方が、良かったかもしれませんね。
 ところで、全く急ぎませんが、Dellパソコンの環境整備の件、よろしくお願いします。
 話は変わりますが、メインのEpsonパソコンの前回のトラブルで、写真の一部が失われたところ、過去の受信メールを検索して、添付して送付されてきていた写真は全部・・と言っても数枚ですが・・回復できたのですが、唯一、昨年10月の仙台オフ会の時の写真だけが、仙台での幹事のフェイスブックへアップされたものだったので、回復できておらず、わざわざそんなことで幹事の手を患わせるのも、と悶々としていました。
 それが、ちょうど一周年の昨日、別の参加者のアクションがきっかけで、再度、フェイスブックへアップされる、という小さな奇跡のおかげで、回復できました。
 目出度し目出度し。

<太田>

 いただいた、USB−DACのCARAT-TOPAZ・・メインのパソコンに繋いでいた方・・が今度こそ故障しました。
 (CARAT-RUBY では問題なく聴こえます。)
 相当以前に、故障だと勘違いして、推奨機種を教えていただいたことがありましたが、改めて、後継推奨機種をご教示いただければ幸いです。

<komuro>

 太田家では、良く電化製品が壊れますね。
 ということを考慮すると、電源内蔵の方がいいかもしれません。
 ただし値段は高くなるし、筐体はちょっと大きいです。

・ティアック TEAC UD-301-SP/S(シルバー ブラックもあり。)ヨドバシで¥38,800-
 ティアックは他にも上級機の UD501/UD503 があります。
http://www.yodobashi.com/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF-TEAC-UD-301-SP-S-%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB-USB-DAC-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%BE%E9%9F%B3%E6%BA%90%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC/pd/100000001002939518/

・マランツ Marantz HD-DAC1 ヨドバシで¥80,440-
 高級ヘッドフォンを高音質で鳴らすならこのクラスになります。上級者向け。
http://www.yodobashi.com/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84-Marantz-HD-DAC1-FN-%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%BE%E9%9F%B3%E6%BA%90%E5%AF%BE%E5%BF%9C/pd/100000001002459880/

 中華製で小型、手ごろな価格帯だとこんなところでしょうか。
・SMSL Sanskrit 6th DACデコーダー アマゾンで¥12,577-
https://www.amazon.co.jp/Sanskrit-32bit-192kHz-DAC%E3%83%87%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BCUSB%E3%80%81%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC-Black/dp/B00SY9RBOM/ref=pd_rhf_gw_p_img_5?ie=UTF8&psc=1&refRID=JABMBC07SQ56KJEJC01E

・Topping DAC+ヘッドホンアンプ D3 アマゾンで¥13,930-
 2階でお使いのアンプと同一メーカーです。
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E4%BB%A3%E7%90%86%E5%BA%97%E5%93%81%E3%80%91Topping-DAC-%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-D3-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B00HY4PARS/ref=sr_1_11?s=electronics&ie=UTF8&qid=1477319377&sr=1-11&keywords=topping

 最近は中華製が手に入りやすくなったので、安くても良い音が出てきます。
 私はまだ SMSL を使ったことがないので、とりあえず必要ならこれを買うでしょう。

<太田>

 マランツにしました。
 今まで、komuroさん、HNさんのご好意で殆どタダで快適なオーディオ環境を構築できていますので、ここで若干の奮発をすることにしました。
 ただ、決め手になったのは、(ハイレゾ対応ということもあるけれど、)SMSLが中共の会社、ティアックが今や米国の会社、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF
マランツは今や日本の会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84
であることです。
 それと、ヨドバシなら、本日中に入手できることもあります。(バカみたいな理由ですが・・。)
 「高級」品なのと、電源内蔵ということもあり、週一でピアノ部屋で音楽を聴く時も、持って行って使うつもりです。
 ところで、どうして「電源内蔵」をお勧めになったのでしょうか。
 
<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 息子が来てくれ、ある意味、幸せな最期だったな。↓

 「・・・長男の俳優・平岳大(たけひろ)さんが発表したコメントによると、22日に本人と連絡が取れなくなり、翌日自宅を訪ねたところ、「浴槽で穏やかに眠っている父を見つけました」という。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161024-OYT1T50072.html?from=ytop_ymag

 大河ドラマの影響ってやつね。↓

 「・・・手紙を書いたのは越前松平家で鉄砲頭を務めた西尾宗次。大坂夏の陣のころは家康の孫・松平忠直に仕えていた。夏の陣から4〜7年後の元和年間、宗次が別の家臣・山上甚左衛門に送った手紙の中で「殿様(忠直)の馬先において真田に出会い、やりまで合わせ、その身まで討ち捕らえ、天下様(家康)へ差し上げ候」と記していた。・・・」
http://www.sankei.com/west/news/161024/wst1610240062-n1.html
 「・・・真田信繁(幸村として知られる)の自筆書状原本が発見された・・・」
http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2080456.html?iref=comtop_fbox_u01

 歴史ついでに、これもオモロイ。↓

 「元戦闘員の盗賊が跋扈、江戸時代は怖かった・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48197?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=list

 iPhone7に食指が動くが、やっぱ燃えたっちゅう話もあるし・・。↓

 「「アップルペイ」開始 アイフォーンで決済・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016102501001194.html

 超高給はんでる人はもっと勉強しなくっちゃ。↓

 「・・・ゴーン氏本人は「金曜会」知らず?・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08713890U6A021C1000000/?n_cid=DSTPCS001

 谷川俊太郎の英訳詩集の好意的書評が出ていた。↓
https://www.theguardian.com/books/booksblog/2016/oct/24/poem-of-the-week-and-shuntaro-tanikawa

 ま、米国で夫婦別姓を実現させてから批判的な記事を書いて欲しいもんだな。↓

 In Japan, More Women Fight to Use Their Own Surnames・・・
http://www.nytimes.com/2016/10/25/world/asia/japan-women-married-name.html?ref=world&_r=0

 ここまで書いて、なんで、在日朝鮮人暴力団員の話に触れないのよ。↓

 「韓国人暴力団員 日本に数百人?=要職担うことも・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/24/2016102401364.html

 中共官民による日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本人じゃなく米国人なのに、ことほどさように、日本人の美談を掲載させたい習ちゃん。↓>
 「33年前にある日本人が撮影した写真がきっかけで女性3人が再会・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/1025/c94473-9132218.html
 <日本の製品(部品)礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本には「小さなネジで世界全体を動かすことができる企業」があると伝え、ハードロック工業株式会社の「絶対にゆるまないネジ」を絶賛している。
 記事はまず、鉄道に使用されるネジは乗客の生命に関わる存在であり、ゆるみが生じれば事故が起きかねないものであることを指摘。一方、列車と線路が長期間にわたって繰り返す振動に対して、普通のネジは持ちこたえることができず、簡単にゆるんでしまうものだと説明し、特に高速鉄道にとって「絶対にゆるまない」というネジは必要不可欠であるとその重要性を強調した。
 続けて、ハードロック工業の絶対にゆるまないネジについて、新幹線に全面的に採用されているだけでなく、「世界で唯一の絶対にゆるまないネジ」として世界に知られていると説明。さらに、ハードロック工業の創業者が絶対にゆるまないネジの開発のために発揮した粘り強さや熱意についても読者に紹介した。
 記事は結論として「歴史問題があるために日本への恨みを捨てることはできないかもしれないが、それでもこの小さなネジの偉大さの前に中国は敬服せざるを得ない」と絶賛。「小さなネジかもしれないが、世界全体を動かすことができる存在である」との見方を示した。」
http://news.searchina.net/id/1621489?page=1
 <これもそう(自動車)。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の自動車はウレタンばかり詰まっているのか? トヨタの自動車を分解してみたらはっきりした」とする記事を掲載した。記事は、多くの人が「日系の自動車は安全性が低い、ボディが頑丈ではなく、車体はウレタンでできている」などと言うことを紹介。そのうえで「トヨタの自動車を分解してみれば、そうかどうかはっきりする」として、自動車のボディを分解した写真を数枚掲載した。
 記事が掲載した分解写真は、トヨタのカムリだ。まず、前面のバンパー部分の構造を紹介、「確かに厚い衝突防止ウレタンがあるが、その後ろには十分にしっかりした鋼鉄の梁が存在する」と解説した。また、別の角度からの画像も用意し、その防護構造が十分に安全であることを説明している。
 さらに、ドア側面の構造についても「十分に安全である」と解説。後部も同様であるとするとともに、多くのウレタンが鋼鉄の梁と一緒に用いられている理由について「すべては衝突した歩行者のダメージを軽減することを考えているためだ」と論じ、車体の安全性を確保したうえで、歩行者の安全も可能な限り確保しようという心配りが、日本の自動車にはなされていることを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1621416?page=1
 <日本の工事礼賛。↓>
 「・・・北京時間はこのほど、日本と中国の建設現場の違いについて紹介する記事を掲載し、日本の建設現場を視察した中国人が「日中の違いに震え上がった」と伝えている。
 記事は「日本の建設工事は効率を求める」とし、日本のユニット工法に注目。生産ラインである程度作り上げられた建材を現場で組み上げるといったものだ。記事は、それを「積み木のような」工法と表現し、建設現場にいる職人の数は多くないと伝えているが、日本の工事現場では熟練した職人が「少数精鋭」体制で作業を行っていると紹介した。
 さらに、日本の工事現場は「安全」や「周辺環境」に配慮がなされていると伝え、作業員や検査員の安全確保のために歩くルートも決められており、建材や作業員の落下防止のための措置がしっかりと取られていることを称賛した。さらに、日本の現場では建材だけでなく、掃除道具の「ほうき」ですら整理整頓され、置く位置が決められていることを指摘。日本の建設現場の管理レベルの高さを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1621479?page=1
 <日本の製品が人間主義とセットになっていることの礼賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「トイレから新幹線と中国高速鉄道の差が見て取れる」と伝える記事を掲載した。
 記事は、新幹線の利用客が撮影したと見られる動画を通じて、まず車内で販売されている弁当を紹介。トンカツが乗ったシンプルな弁当ではあるものの「日本の駅弁は少々高価だが、味は非常に良い」と称賛。続けて、新幹線のトイレについて「非常にすばらしい」としたうえで、トイレの空き状況がランプで示される仕組みを「非常に分かりやすい」と称賛した。
 さらに、ランプが「空き」となっている時に、トイレのドアの側にあるボタンを押すと「ドアが自動で開く仕組み」であることに驚きを示した。また、動画ではトイレ内部が非常に広いうえ、温水洗浄便座やベビーシート、手すり、さらには緊急事態が生じた際に押す緊急ボタンなどが設置してあることなどが映し出されており、利便性と先進性、そして利用者の立場になって考え抜かれた設計が見て取れる内容となっている。
 ・・・記事は「トイレから新幹線と中国高速鉄道の差が見て取れる」と指摘し、「中国高速鉄道は努力が必要だ」と論じている。中国高速鉄道のトイレにおける「努力不足」は中国のネットユーザーも認めるところのようで、「中国高速鉄道は“使う人の立場になって考えること”や“人に優しい設計”は新幹線に大いに学ぶ必要がある」といったコメントが多く寄せられている。」
http://news.searchina.net/id/1621465?page=1
 <日本の公的サービス業が人間主義とセットになっていることの礼賛。↓>
 「・・・環球網は・・・「日本独特の医療救急制度 消防車が医療救急を管轄している」とする記事を掲載した。記事は「長年の日本生活で感じる、日本社会における最も合理的な制度は、医療救急制度である」としたうえで、そのシステムを紹介している。
 まず、日本の救命センターが火災救助センターと一緒に消防署に設置されていることを紹介。また、消防署は行政機関に属しており、消防隊員や救急隊員は公務員であることから「納税者の要求を満たすことが最大のモットーである」と説明した。
 そして、119番通報を受ける際には担当者が第一に「火災ですか救急ですか」と尋ね、救急の場合には公立・私立を問わず、現場から最も近く、最も専門的な病院への搬送を行うことで、最も合理的かつ迅速な救急治療を実現していると解説。受け入れる病院もあらかじめ救急車から連絡を受け、準備を行うとした。
 記事は、搬送先病院を決定するプロセスを紹介する中で、「自らの系統の病院や、関係のある病院へ連れていくことなく」と記述している。裏を返せば、中国ではこのような状況が日常的ということだ。中国では救急車は主に病院が所有しており、救急車の呼び出し電話である「120」もしくは「999」に掛けると最寄りの病院から救急車がやって来て、自分の病院へ患者を搬送する。
 公共の緊急車両である日本の救急車は、緊急性が認められない呼び出し搬送を除いて基本的に無料だが、中国では有料が当たり前で、距離に応じて搬送費用が請求されることになる。」
http://news.searchina.net/id/1621464?page=1
 <日本に行けキャンペーンの一環。人間主義への回心ができるぞ、と誘う。↓>
 「・・・捜狐は・・・日本で暮らす中国人女性の消費に関する価値観の変化について紹介する記事を掲載した。
 記事は、中国人女性の手記として、「自分の価値観が変わったのは、日本で働き始めて約半年が経過したころだった」と紹介。出張で中国に戻って友人と食事をしていた際、友人の女性たちがお互いに「バッグ」を褒め合っている話に「ついていけなかった」ことを伝える一方、「日本で働き始める前は、自分も友人たちと同じく、高級ブランドで全身を“武装”していた」とする一方、「日本で働き始めたことで、ブランド品に対する執着や依存はなくなった」と論じた。
 続けて、中国で暮らす中国人の多くは「日本人もブランド好き」と認識しているとしながらも、こうした日本人の価値観はすでに過去のものだと指摘。日本人は中国人のように、ブランドのロゴマークがでかでかとプリントされたバッグはもはや好まなくなっていると指摘し、「全身をブランドのロゴで飾りたがっている中国人に対し、日本人はもう脱ブランドロゴの段階に突入している」と論じた。
 さらに記事は、日本で暮らすことで変わった価値観として「もっとも良いもの、もっとも似合うもの、もっとも必要なものしか買わなくなった」と紹介。また同時に収納や整理についても日本で学び、消費において「断捨離」という価値観を学ぶことができたことで、「盲目的な消費や廃棄がなくなった」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1621460?page=1
 <対自然を含めた人間主義的環境が日本人の創造性をもたらしている、という記事。↓>
 「・・・文匯網は・・・「教育問題を考える際に、『人の本能』を忘れてはならない」とする記事を掲載した。
 記事は、上海天文台研究院の天体物理研究室主任を務める袁峰の話を紹介。1960−70年代の基礎研究が現在のインターネット、新素材、バイオ医療の成果として表れており、米国などの先進国との科学技術の差が縮まる一方、これからの新たな経済発展に必要な基礎研究の「蓄え」がどれほどあるか、という質問に対して袁氏が「中国のイノベーションの『蓄え』はもうすぐ使い果たしてしまう状況」と語ったことを伝えた。
 また、袁氏が今の中国の学生にイノベーション能力が欠けているのは幼いころの教育に関係していると指摘、自身の経験や優秀な科学者の伝記から「幼少期に大自然に親しく触れた美しい記憶が科学者の道を歩むきっかけになった。この経験は自然への探索の動機になるとともに、科学的直観を養うことにもなる」ということに気付いたとしたことを紹介している。
 さらに、袁氏が小さい頃から物理に興味を持ち、小説を読むがごとく物理関連の本を読み漁っていた一方で、バスケットボールに興じたり、自由に自分のやりたいことをしたりする時間があったと語ったとした。そして、81年にアジア人初のノーベル化学賞を受賞した福井謙一氏の思想に出会い、同氏の著書にあった「ノーベル賞を得られた深層的な原因は両親。彼らは少年時代に大自然と自由に付き合う家庭環境を作ってくれた」という記述に大いに共感したことを併せて伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1621514?page=1
 <日本に行って人間主義への回心を遂げるどころか、面汚しをした同胞へのバッシング記事。↓>
 「・・・商丘日報は・・・「中国人が日本に旅行に出かけることは個人の権利」であり、日本で何を購入するかも個人の自由であるとしながらも、宿泊先のホテルに設置してあった温水洗浄便座を持ち去った事件は「中国人にとっての悲哀」であると論じている。
 記事は、日本で販売されている温水洗浄便座の多くは日本企業の製品であるものの、中国で生産されたものであると指摘し、中国人旅行客が爆買いした事実は「中国で生産され、日本に運ばれた温水洗浄便座を再び中国に持ち帰っただけのこと」であると指摘。一方、中国メーカーの温水洗浄便座は日本メーカーの製品には到底敵わないのも事実であり、中国のネット上では「中国メーカーの便座を購入したら、水の勢いが強すぎて服まで濡れた」といった不満の声が存在することを紹介した。
 続けて、中国で生産された便座を中国人が日本で購入し、また中国に持ち帰るという事実そのものが「悲哀」であるにもかかわらず、中国人旅行客が日本のホテルから温水洗浄便座を持ち去るという事件は「さらなる悲哀」であると指摘。中国のネット上でも「日本に行く金があるのに、温水洗浄便座を買う金がないのか」、「恥さらしにもほどがある」などと批判の声があがったことを伝えた。
 さらに記事は、今回の事件は「日本に対して、中国人を『物笑いの種』にするきっかけを与えただけである」と批判。「中国人が日本に旅行に出かけることは個人の権利」であり、日本で何を購入するかも個人の自由であるとしながらも、「中国人旅行客のイメージを大きく損なった今回の当事者は、中国人に謝罪すべきである」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1621484?page=1

 以下2篇は、習ちゃん公認・・私の見方を改めた・・のガス抜き記事。↓

 「・・・網易は・・・「定年後も働き続ける日本人はまるで退職を恐れているようだ」として、その理由を分析した。
 記事はまず、日本の30代後半から60代前半を対象にした調査を紹介、理想とする退職の年齢について、「65歳」とした回答者は31.4%で、「70歳」と答えた人が約20.9%、そして「できるだけ働き続けたい」と回答した人が25.7%に達したと紹介した。
 同調査からは、半数以上の日本人が60歳を過ぎても働き続けたいと考えていることが分かるが、日本人が働き続けたいと考える要因として、1つは「年金が当てにならない」こと、そして2つ目は日本人独特の「仕事の神聖視と、帰属意識」にあるとした。日本人は仕事を「哲学」また「人生の最重要事項」と認識しているため、「動けるうちは働くのが当然」と考えていると説明した。そのためか気持ちも若く、公共交通機関では席を譲ってもらうと、日本人は「年寄り」に見られたことを悲しむと指摘した。これは席を譲ってもらって当然と考える人が多い中国の高齢者とは大きく異なる点だ。
 さらに3つ目の要因には「家に居場所がない」ことを挙げ、日本の社会問題を指摘した。仕事人間として家庭を顧みず、がむしゃらに働いた人の場合、退職しても家に居場所がなく、妻が離婚を望めば退職金の半分を取られて「ゴミを掃くように」捨てられることも少なくないとした。また、寂しさから万引きするケースや、単身高齢者の孤独死も増えているとし、こうした要因を背景に、日本人は「動けるうちは働き続けたいと考えている」のだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1621513?page=1
 「・・・捜狐はこのほど、「日本という名の抑圧、中国という名の自由」と題する記事を掲載し、日本から中国に帰国したら「心からの開放感」を感じたと伝えている。
 記事は、中国に帰国した中国人の手記として、「中国の空港に到着し、地下鉄に乗ったところ、周囲には携帯電話で話をしたり、チャットアプリで音声会話をする人がいた」と伝え、その瞬間に開放感を感じたと主張。この中国人が日本に滞在していたのはごく短期間だったようだが、それでも日本滞在中には一種の「抑圧」を感じていたようで、「中国は自由」であることを実感したと伝えた。
 続けて、東京は非常に現代的な都市だったのは事実としながらも、「東京の人びとは話もせず、笑いもしなかった」と主張。また、朝早くに東京の地下鉄に乗ってみたところ、「乗車している人の数は多かったが、皆目を閉じていて生気がなかった」と主張。中国の地下鉄はたとえ朝早くでも、東京よりは活気を感じられると論じた。
 さらに記事は、中国人はしばしば声が大きくてうるさいと批判されることを指摘する一方で、「それは中国人が喜怒哀楽を素直に表現しているため」であると主張。他人に迷惑をかけないことを重視する日本人とは文化が違うことを認めつつも、「東京で感じたのは、人びとが抑圧されている」ということであり、中国は自由だということだと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1621511?page=1

 イラクで、禁酒法が成立した。
 何度でも言う。現代においては、イスラム国でのイスラム原理主義化は止まらない。↓http://www.bbc.com/news/world-middle-east-37743180
 参考:イスラム教における飲酒↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%A3%B2%E9%85%92

 エルドアンが「回復」しようとしているのは、第一次世界大戦におけるトルコ休戦時の領域なんだと。(地図が載っている。)↓
http://foreignpolicy.com/2016/10/23/turkeys-religious-nationalists-want-ottoman-borders-iraq-erdogan/?wp_login_redirect=0
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太田述正コラム#8691(2016.10.25)
<プーチンのロシア(その5)>

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