太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#8486(2016.7.15)
<皆さんとディスカッション(続x3039)>

<太田>(ツイッターより)

 今度、英国のファースト・レディならぬファースト・ジェントルマンになったフィリップ・メイは、投資銀行勤務で首相よりも2歳年下。
 2人はオックスフォード大時代に、首相になる前の、ベナジール・ブットの紹介で出会ったんだね。
 子供はいない。
http://edition.cnn.com/2016/07/14/europe/theresa-may-husband-philip-may/index.html

 仏のニースのトラック・テロによる死者数は少なくとも75人。
http://www.bbc.com/news/world-europe-36800730
 これじゃ仏はバングラ以下の失敗国家。
 独じゃ起きないってことは、両大戦で勝者側になったために仏の植民地主義の清算が遅れたこと、その植民地統治が過酷だったこと、が響いてそうだな。

<太田>

 「関連」記事だ。

 絶不人気のオランド大統領が、公費で専属ヘアスタイリストに毎月11,000ドル相当も支払ってるようなフランスが失敗国家になるのも当たり前か。↓

 ・・・In a season in which his disapproval ratings have approached 90 percent, even more gleeful ridicule was heaped on Hollande this week, when Le Canard Enchaine, the satirical newspaper, exposed that his personal hairstylist has been paid 9,985 euros (about $11,000) per month since Hollande was elected in 2012.
 That is about as much as a French government minister makes per month and is only a third less than Hollande’s monthly paycheck.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2016/07/14/in-the-crosshairs-hollandes-pricey-barber-has-him-in-a-tight-spot/

<HLi0e05w>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 
 オールスターの国歌斉唱で歌手が歌詞改変、思想表明に非難の嵐
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160713-00000034-jij_afp-base
 All-Star Game: Canadian singer alters anthem lyrics to include 'all lives matter'
http://edition.cnn.com/2016/07/13/us/mlb-all-star-game-tenors-all-lives-matter-lyrics/
 米国が酷すぎてマシに見えるだけでカナダも大概なんだよなあ。

<HLi0e05w>(同上)

≫天皇の切実な意向を無視して皇室典範改正を怠り、高齢者虐待を続けてきた安倍チャンが憲法9条改正を試みるなんてありえないこと、分かるよな。自民党「タカ」派は天皇も自衛隊も尊重してるフリしてるだけなのさ。≪(コラム#8484。太田)

 確かに幼心に昭和天皇の最後は可哀想と感じていた。
 前もって譲位ができていたら、あのような延命で苦しめることなくもう少し穏やかに逝けたんじゃないかと思える。

<UXxwIoRU>(同上)

>確かに幼心に昭和天皇の最後は可哀想と感じていた。

 あれ酷かったよなぁ。
 今のままだと今上天皇も同じ目に会うんだよね?
 安倍及び自民党の連中に人の心があるのなら、今上天皇の意を酌んで差し上げて欲しい。

<HLi0e05w>(同上)

 「天皇陛下、象徴のあり方に強い思い 公務軽減受け入れず・・・
 天皇陛下は82歳、皇后さまは81歳。両陛下は高齢ながら、昨年皇居で要人や海外からの来客らと面会したのは約270件、地方などへの訪問も75回を数えるなど激務が続く。宮内庁関係者によると、天皇陛下は「できなくなったのならともかく、できるうちは天皇としての務めを果たしたい」という趣旨の内容を繰り返し、周囲に語っていたという。」
http://www.asahi.com/articles/ASJ7G54KVJ7GUTIL031.html
 80歳オーバーの後期高齢者にこれは・・・。
 こういう表向きの公務の他にも祭祀もやってるんでしょ?
 仮に面会270件を1日2件詰め込んでこなしたとしても、地方への訪問とは別枠だから210日、行政機関の勤務日数242日(2015年)と比べても、年齢や仕事の性質を考慮すれば、遜色ないどころか質・量ともに過酷すぎる。
http://keisan.casio.jp/exec/system/1251167854
 陛下の責任感に乗っかってこういう状況を放置したのは虐待と言われても仕方がない。
<bi7BXf0Y>(同上)

 天皇陛下「生前退位」のご意向 大変なご多忙ぶりが明らかに・・・
 陛下のおつとめとは、どれほど大変なものなのか。
 宮内庁が公開している両陛下のスケジュールを見ると、「激務」と表現しても差し支えなさそうなものだった。」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00330507.html
 いざとなれば「右」も「左」も足踏み合わせて大合唱。
 これで「世論」からの突き上げがなされるといいのだが。
 宮内庁は、与党が単独過半数となった今、憲法のみならず皇室典範みたいな懸案を処理するにタイミングだと考えたのかもしれない。

<七氏>(同上)

 誰だよ!こんな時だけ憲法ってねぇ〜〜。
 「政府関係者「天皇陛下の生前退位は無理」」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160714-00000091-nnn-pol

⇒こーゆー報道もあるよ。↓
 「生前退位、年内にも骨子案 来年、皇室典範改正を視野・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016071401002134.html

<FyAOT/bA>(同上)

≫(注8)このくだりを裏付けるネット上の典拠がすぐには見出せなかったので、≪(コラム#8272。太田)

 おそらく「啓蒙の弁証法」が典拠なのではないかと。↓
 『・・・当時やはり米国にいたアドルノと共同討議の末、1944年にまとめたのが『啓蒙の弁証法』だ。そこには「なぜ人類は真に人間的な状態に歩みゆく代わりに、一種の新しい野蛮状態に落ち込んでゆくのか」という問いがある、と著者は指摘する。「野蛮」とされたのは、欧州の「ファシズム」、ソ連の「独裁と体制順応主義」、そして米国で顕著な「『文化産業』の肥大ぶり」である。・・・ホルクハイマーとアドルノは、三つの「野蛮」には「啓蒙あるいは文明化という『概念』そのもののうちに当初から胚胎(はいたい)していた事態」という共通点があるのではないか、とにらんだ。文明が野蛮を生むという逆説だ。』
http://ozekibook.jugem.jp/?eid=106&guid=ON
 『アドルノは、・・・アメリカ合衆国の大衆文化の実態をも眼前に見ていた。『啓蒙の弁証法』の文化産業論の特異さは、著者たちがアメリカ合衆国において体験することになった文化産業の実態と、ナチによる文化政策とを、啓蒙が示す「同根」の「症状」であると捉えた・・・』
http://googleweblight.com/?lite_url=http://www1.tcue.ac.jp/home1/k-gakkai/ronsyuu/ronsyuukeisai/43_4/43-4fujinoh.pdf&ei=l3UzUrEv&lc=ja-JP&s=1&m=491&host=www.google.co.jp&f=1&client=ms-docomo_link-jp&gl=jp&q=%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%8E+%E6%96%87%E5%8C%96%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%81%A8%E7%A4%BE%E4%BC%9A&ts=1468494888&sig=AKOVD66dXgbSCTDcwBHYW-K3_zK3gEc1Rg

⇒サンキュー!(太田)

<bi7BXf0Y>(同上)

 「柔和でスマートな外交官だった王毅外相はなぜ暴走するようになったのか?
 中国の王毅外相が最近、苛立っているようだ。公開の場で、眉間にしわを寄せ険しい表情を見せたり、相手を怒鳴りつける場面が急増した。
(中略)
 王毅氏の一連の暴走は、外交官としての仕事よりも、習近平指導部に対し「ちゃんと言うべきことを言いましたよ」とアピールすることが目的のようだ。」
http://www.sankei.com/world/news/160715/wor1607150001-n1.html
 じゃあ「暴走」じゃなくてちゃんと役目を果たしてるんじゃん。
 それなら何故指導部がそういうことをさせるかを掘り下げなきゃ。

<KT>

 太田さん、すみません、日本人としてはどうでもいいことなのですが、英国の新首相が決まりました。
 EU離脱が決まり、キャメロン首相の辞意表明から、新首相立候補者たちの表明から断念、そしてメイ新首相就任までの流れが3週間で決まりました。
 独立した国の政治は、こんなにも政治決定の流れが早いんだなと思いました。そりゃ9月まで時間延ばしても無駄ですものね。

<太田>

 英国の政治もまた、英国「近代博物館」の生きた展示物の一つとして、目を細め、下掲のように楽しく鑑賞すりゃいいんですよ。↓

 「キャメロン首相、鼻歌と共に去りぬ 何の曲?・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/12/david-cameron-caught_n_10955158.html
 「イギリスのメイ新首相はおしゃれ番長、大の靴好き・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/12/theresa-mary-mays-shoes_n_10937350.html
 <独仏外相達からボロクソに言われる英新外相。↓>
 Boris Johnson・・・France’s foreign minister declared that the “leave” campaigner had “lied a lot,” and Germany’s top diplomat called him “irresponsible.”・・・
https://www.washingtonpost.com/world/frances-chilly-welcome-for-britains-new-top-diplomat-he-lied-a-lot/2016/07/14/4a12c4ca-49b0-11e6-ae8d-93aef685158e_story.html?hpid=hp_hp-more-top-stories_brexiteurope-910a-s7%3Ahomepage%2Fstory

 それでは、その他の記事の紹介です。

 こんな品のない記事を書きゃあがって。↓

 「秘書たちが暴露! 都知事候補・小池百合子の表と裏の顔・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11766162/

 朝日でさえ目を白黒させてるけど、習ちゃんの日本「独立」戦略に、いかにオバマ・・そもそも習ちゃんに敬意を持っている・・が協力してるかってことなんよ。↓

 「・・・中国の南シナ海での活動やサイバー攻撃などを理由に、米国では上院軍事委員長のマケイン氏(共和党)らが<リムパックへの>中国招待を撤回するよう求めています。なぜ、オバマ政権は中国招待を続けるのですか。
  オバマ大統領は、中国と競り合う分野がある一方、中国と協力する分野も見いだそうとしている。リムパックでも、米国は戦闘訓練への中国の参加は認めない一方、人道支援分野への参加を認めている。その理由は、第一に中国がどう他国と協力するかを学ぶことができ、第二に米国やその同盟国とどれほど実力差があるのか理解させるのに役立つからだ。(演習参加は)中国海軍が思い上がった行動をとらないよう、有益なメッセージを送っている。これは私個人の見方だが、オバマ氏は賢明な決断をしていると思う。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ7D44N4J7DUHBI01C.html?rm=491

 で、その習ちゃんらによる、日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。
 まさに台風のように支那で吹き荒れとるだな。↓

 <削る箇所がないので全文転載した。習ちゃん、許してね。↓>
 「西洋には、「悪魔は細部に宿る」ということわざがある。この基準を東洋社会に当てはめて考えると、細部へのこだわりがあらゆるところに見られる日本はまさに「悪魔の国」そのものだ。日本人にとって、細部へのこだわりは、わざわざ取り上げられるほどではなく、当然のこととなっている。一方、中国人が日本へ行くと、突然「細部の海」へ落とされたかのような気分になり、そのおもてなしには、驚きと喜びを感じ、なにかこそばい気持ちにさえなる。(文:劉檸。在日華字紙・中文導報掲載)
 最近、微信(WeChat)では、中国のある空港の作業員がベルトコンベアから流れてきた受託手荷物をどのように扱っているかを捉えた動画が話題になった。動画を見ると、二人の作業員が、荷物を運んでいるというよりは、まるで投げる練習をしているように取り扱っている。一方で、日本の空港の作業員の荷物の取り扱いには、その「細部」へのこだわりが反映されている。作業員は、荷物をそっと持ち上げて、そっと置くだけでなく、スーツケースをベルトコンベアに置く時には、旅行者が取りやすいように、全て取っ手を外に向けて置いている。また、誰も取らなかった荷物は、係員がべルトコンベアから降ろし、一つの場所に固めて置いている。さらに、ベルトコンベアの落差がある所や曲がり角にも係員がおり、スーツケースが落ちたりしてしまわないよう見守っている。万が一、スーツケースが破損してしまった場合は航空会社がそれをメーカーに送って修理してくれる。修理できない場合も購入した際のレシートがあれば、それに基づいて弁償してくれる。この類のことは、日本ではきわめて普通のことであり、いちいち驚く人は誰もいないが、中国人にとっては、日本に到着してまず感動することとなる。
 初めて日本に行った旅行者がその「おもてなし」に驚くだけでなく、何年も前に日本で生活した経験があり、今でも毎年数回日本を訪れる私でも、その細部には、度々驚かされる。私が以前にある本の中で書いたように、紀伊國屋などの本屋では雨の日に本を買うと、店員が「雨避けのカバーをかけましょうか?」と聞いてくれる。そして、レジの下から、底の開いたビニール袋を出して、紙袋にかける。すると、紙袋の取っ手だけがちょうどビニール袋から出てくる仕組みだ。
 最初のうち、「小雨なのに、なぜ店員は雨が降っているのを知っているのだろう?」と不思議に感じていた。しかし、雨が降り始めると館内で流されている音楽が変わり、店員は入り口や窓からどれほど遠く離れた所にいても、天気の変化を把握できることを後から知った。店員はそれに応じて、「雨避けのカバーが必要か?」と聞いてくれるのだ。これほど行き届いたおもてなしには、驚かざるを得ない。
 これほど行き届いた「日本流」の細部はどのようにして生まれ、そのクリエイティブのメカニズムや構造はどうなっているのだろう?この点、私は特に研究したわけでもなく、発言権はないが、観察者、消費者として、感じたことや発見したことがある。それは大まかに言って以下の2点だ。
 まず、消費者の権利が主体であるという意識だ。消費者が感じたことやそのニーズは、クレームを含めて全て店側に伝わり、店側は「お客様は神様」という考えに基づき対応をしてくれる。店員も、時には消費者となるわけで、視点を変え、消費者の身になってその利益を考える。このように、消費者の声が、細部にまでこだわる原動力となっている。
次に、社会に良い意味での競争がある。それが、文化をさらに向上させ、悪い習慣は自然と行き場を失って消えてゆく。また、日本のビジネスは成熟しており、競争は非常に熾烈であるため、商品の品質や値段は非常にクリアで、売る側が得ることのできる利益にも限りがある。店側はサービスの質を向上して、消費者に「快適だ」と感じてもらえるようにしなければ、生き残ることはできないのだ。そのため、消費者の視点に立った、行き届いたサービスが生まれる。
 最後に、私が強調したいのは、「ビジネスと商業化は別物」という点だ。現在、中国経済は急速に発展し、過熱気味だ。そして、それは相当に商業化という状態となっている。しかし、商業化が進む中で、ビジネスとしては成熟していない一面が度々明るみになる。本当に成熟したビジネス社会とは、消費者の権利が主体となった環境であるはずだ。そうでなければ、行き届きたサービスを提供する原動力に欠け、それが生まれることもない。」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0713/c94473-9085441.html
 <これも、ほぼ全文を転載した。泣けるだー。↓>
 「「風の電話は心で話します。静かに目を閉じ、耳を澄ましてください。風の音がまた浪の音が、あるいは小鳥のさえずりが聞こえたなら、あなたの想いを伝えて下さい」。そんな「風の電話」とは、岩手県上閉伊郡大槌町にある電話ボックスのことで、電話線は繋がっておらず、東日本大震災で親しい人を亡くした被災者が、空にいるその人と、静かに対話をするための場所だ。
 「風の電話」の考案者は、ガーデンデザイナーの佐々木格さん。震災直前に、従兄ともう一度話がしたいとの思いを込めて庭の隅に設置した。その後、東日本大震災が起こり、亡くなって会えなくなった被災者と想いを風に乗せて伝えられるようにと、佐々木さんはこの電話ボックスを一般開放した。電話ボックスの中の黒電話の横には、「風の電話は心で話します」と記されている。また、ノートも備えられ、訪れた人が思いをつづっている。電話ボックスの周りにはたくさんの花が植えられている。「どんなに見た目が強そうな人でも、心は弱いもの。亡くなった家族に心を開くことで、苦しみが少しでも和らげば」と佐々木さん。
 一般開放後、多くの人が「風の電話」を訪れたという。最初に来た中年の女性は、受話器を持ったまま、涙を流し、しばらくしてから、「お母さん、どこにいるの?」と話し始めた。そして、「親孝行できずにごめんね。会いたいよ。絶対、見つけてお家に連れて帰るからね」と語った。別の女性は亡くなった夫に「あなた、安心して。今後は私が全力で娘を守るから」と語った。・・・
 「風の電話」は人々から高く評価され、神奈川県から亡き祖父母に「電話」しに来た女性は、「自然と祖父母の家の番号をダイヤルしていた。祖母の声が聞こえた気がして、涙がこぼれた」と話す。また、別の男性も、「妻に申し訳ないことをした。まだ謝っていないのに、妻が亡くなってしまった。やっと、心に詰まっていたことを話すことができた」と語った。」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0713/c94473-9085462.html
 「・・・捜狐旅遊はこのほど、北京市内にあるという「虹端和宿」という「純和式」の旅館を紹介する記事を掲載した。
 記事は、虹端和宿には「壁に掛けられた巻軸、青色の小瓶に飾られた生け花、松柏模様のふすま、部屋に据えられた和式ランプ」など純和式インテリアデザインが配置されていると説明。また「すべての客室に畳が敷かれており、部屋には茶卓と茶器がある。寝具は収納されており、就寝したいときにフロントに言えば布団を敷いてくれる」と説明した。
 この就寝時に布団を敷くという方式に関して、虹端和宿にはこだわりがあると紹介。記事によれば経営者は「旅館設計の際、ベッドのある客室をいくらか用意することも考えたが結局そうしなかった。それは北京で最も純和式の旅館を提供したかったからだ」と説明している。
 さらに記事は虹端和宿の設計のために経営者が何度も京都に足を運び、純和式旅館のエッセンスを吸収したことを紹介。記事によれば経営者にとって学ぶ必要が大きかったのは純和式インテリアデザインよりも日本人のサービスであり、「日本人のサービスは学ぶのが最も難しかった」との感想を紹介した。・・・
 <フツー、サーチナ自身によるこういったコメントは転載しないのだが・・。↓>
 注目すべきは、経営者が何度も京都に足を運び、和式旅館のエッセンスを吸収する活動を表現するために、「取経」という中国語の語彙を用いていることだ。「取経」とは、他の人や組織の優れた経験を吸収するという意味だが、元々はインドへ行って経典を取得してくることを表す言葉だ。こうした語彙が使われていることから、虹端和宿の経営者が日本文化に深い敬意や愛情を抱いていることがよく伝わってくる。」
http://news.searchina.net/id/1614282?page=1
 「・・・汽車之家は「なぜ中国国産のSUVは日系メーカーのエンジンを搭載しているのか」と疑問を投げかけた。
 記事は、中国自動車市場で人気の中国メーカー製SUV車の多くに「三菱製のエンジンが搭載されている」とし、「日本製品を排斥すべきと主張する愛国青年たちにとってはショックに違いない」と主張。なぜなら「せっかく中国産を支持しても、日系メーカーのエンジンが搭載されているからだ」と論じた。
 さらに、中国車でありながらも、「中国産エンジンを搭載しないのはなぜか」、「ドイツ、米国メーカーのエンジンも搭載せず、日系メーカーのエンジンを搭載するはなぜか」と疑問を投げかけ、それは「現時点で優れたエンジンを生産できず、またエンジンを研究開発する時間もない」ことが挙げられると主張した。
 続けて、中国メーカーはエンジンを外部から調達することで、新車の開発だけに経営資源を注力することができるとしたほか、日系メーカーのエンジンは非常に成熟しており、日系メーカーのエンジンを搭載することで「その車両の信頼性を大きく向上させることができるのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1614273?page=1
 「・・・人民網は・・・ポケモン誕生の地である日本には、日本人がポケモンに「恋い焦がれる」特別の理由があると論じている。
 記事は「日本人はピカチュウを熱狂的に愛している」と指摘、さらにこの愛は「日本人の心の中にある不滅の童心から生じている」と説明した。また日本人の少年、少女の時代について「友達と遊び、大自然に触れ、昆虫やペットを飼うというのは、戦後の平和な時代に生活しているほとんどの日本人にとってのすばらしい思い出」と説明、ポケモン人気はこうした幼少時代の思い出に起因していると紹介した。
 さらにポケモンには「非常に膨大な種類のポケットモンスターが登場する」とし、これは「日本の伝統文化である豊富で多様な妖怪がベースになっている」と主張、従ってポケモンは「神秘への憧れと少年時代の追憶が結合したもの」だと説明、日本人の「単純だが重要な幸福感」を満たすことができていると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1614244?page=1 
 「・・・突襲新聞・・・記事は、「ポケモンGO」は中国や台湾ではリリースされない可能性が高いと伝える一方、「中国には莫大な数のスマホユーザーとスマホゲームユーザーがいる」と主張し、「ポケモンGO」の開発元であるNiantic(ナイエンティック)社や任天堂は「中国という巨大な市場を放っておくべきではない」と論じた。
 一方で、「ポケモンGO」がリリースされる前から、中国では「ポケモンGO」のパクリゲームである「城市精霊GO」というゲームがリリースされていたことを紹介し、「城市精霊GOがオリジナルなのか、パクリなのかという議論はずっと存在していた」と指摘。一方で、ゲームの世界でキャラクターを育て、戦わせるという「城市精霊GO」のコンセプトは「ポケモン」と何ら違いはなく、「城市精霊GO」はパクリとの見方を示した。
 また記事は、中国のユーザーたちの間で、「ポケモンGO」の中国でのリリースを待ち望む声が高まっていることを伝え、中国でのリリースの可能性について議論するネットユーザーたちの声を紹介。「中国のARゲーム市場はまだまだ成長の余地があるはずだ」、「ポケモンGOが中国でリリースされるのも時間の問題と信じたい」など、期待混じりの声が存在することを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1614266?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「東京都民は車をどこに隠しているのか」と問題を提起、日本の駐車事情について説明している。
 記事は「北京の自動車保有率は東京の3分の1」の水準にとどまっているにもかかわらず、「北京では道の両側は駐車している自動車で埋め尽くされているため、4車線の道が2車線になっている」と主張。駐車場不足に起因する深刻な路上駐車問題が起きていることを指摘した。
 一方で、「東京で路上駐車をみかけることはほとんどない」と指摘。「東京都民は車をどこに隠しているのか」が分からず腑に落ちなかったと説明した。
 記事は東京で路上駐車をほとんど見かけることがない要因について調査した結果、日本は自動車購入時に車庫証明が必要であり、自動車のオーナーは駐車場所を事前に確保していること、また北京のマンションとは異なり、日本のマンションには都市計画法によって十分な駐車スペースが確保されているため路上駐車する必要がないこと、車を持っていても運転する人が少ないこと、また駐車違反の罰則の重さなどが要因であることが分かったと説明した。」
http://news.searchina.net/id/1614141?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の失われた20年の「真相」について考察する記事を掲載した。
 記事は、まず日本経済はバブル崩壊後に成長を失ってしまったとしながらも、日本企業のイノベーション能力は失われておらず、むしろ世界有数の水準にあると指摘。その証拠として、トムソン・ロイターが世界でもっとも革新的な企業を選出した「グローバル・イノベーター 2015」に日本から世界最多となる40社が選ばれたことや、世界経済フォーラムの報告で、日本の国際競争力が世界6位と分析されていることなどを挙げた。
 さらに、日本企業はなぜ「失われた20年」に直面してもイノベーション能力を失わずにいられるのかと疑問を投げかけると同時に、著しい経済成長を遂げた中国はなぜ「この期間にイノベーション能力を身に付けることができなかったのだろうか」と嘆いた。
 また記事は、中国は「失われた20年」という言葉で覆い隠された日本の実力を見誤ってはならないと主張し、なぜなら「日本企業のイノベーション能力は低下するどころか、むしろ向上しているからだ」と主張。
 さらに、日本企業のイノベーションは国による金銭的、政策的な支援にかかわらず、企業の努力そのものによって生み出されているとし、「世界的に名を上げることを目的とせず、これまで以上の消費者体験を提供することを目的とし、他者の批評を甘んじて受ける謙虚な姿勢があるからこそ、日本企業はイノベーションを生み出すことができる」と指摘。家電分野を中心に、中国では「日本企業は衰退している」という論調があるとしながらも、こうした論調を信じているようでは日本企業の実力を見誤ってしまうと論じている。」
http://news.searchina.net/id/1614140?page=1

 すぐ上のとは論調がかなり異なる記事であり、習ちゃんはおかんむりか。↓

 「・・・新華社は・・・日本製造業は衰退したと説明しており、この衰退は「内的要因」によるものが多いと主張した。
 記事が主張している日本の製造業衰退の内因の1つは、「インターネットをいかに利用するかが成功の鍵であるこの時代に、日本製造業はこの大きな潮流から一歩一歩離れていっており、製品の細かな点や品質にこだわり過ぎてコスト競争や現代の市場が求めているものにうまく対応できていない」という点だ。
 さらに別の内因には「高齢化が日本における創業ムードを消失させつつあり、産業の活力を弱めている。さらに日本の若者たちは気楽さを求めており、創業やイノベーションの情熱が少なくなっている」と指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1614243?page=1

 いかは、必ずしも日本礼賛ではないが、興味深かった記事群だ。↓

 「・・・騰訊網は・・・「日本社会の陰鬱ないじめ文化」と題した文章のなかで、日本の学校におけるいじめの特異性について解説している。日本の「陰湿ないじめ文化」の形成する要因として「空気を読む」、「本音と建前」を挙げ、「建前」として「いじめはダメ」と言いながらも、「本音」では「誰かをいじめたい」と考えていると説明。このような空気がいじめ事件の発生を助長しており、そのターゲットが「空気の読めない」人物になるのだと論じた。
 また、学校におけるいじめが陰湿化した背景には「偏差値」の存在があるという見方もあると紹介。成績の良い生徒が不満を持つと、成績の悪い「劣等生」をそのはけ口にする傾向が生じるとするとともに、勉強のみならず、運動神経や、声の大きさ、体格といった部分にまではけ口の対象が広がっていくとした。
 さらに、「弱い者いじめ」は全世界の共通点であるものの、特に日本の場合は「同じであること」を求める圧力が非常に強いため、一たび「違う」となるとすぐさま凄惨ないじめの対象になってしまうと説明。そしていじめは多人数で長期的に、軽度かつ陰湿な方法で行われることとなり、しかも悲しいことに周囲の生徒に加え教員からさえも「見てみぬふり」をされてしまうのである、と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1614199?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「日本でもっとも崇拝されている三国武将は、関羽でも趙雲でも張飛でもなく、彼だった」とする記事を掲載した。記事は、日本で以前発表された「好きな『三国志』の登場人物ランキング」で呂布が諸葛亮、劉備に次ぐ3位に入り、関羽、張飛、趙雲といった並み居る武将を差し置いて人気No.1の武将に輝いたと紹介。その理由について分析している。
 まず、日本人にとっては、忠誠を誓う対象が誰であるか、その立場が正しいかどうかは関係なく、「義理人情があり、生活のために奮闘する」人間であれば、それが「英雄」なのであると説明。呂布は高貴な生まれではないものの、乱世の中で頑張って生きてきた人物であり、「再三主人に背いても、評価に値する」のであるとした。また、呂布は十分に家庭を顧みる男であり、独り逃げることが可能だった場面で、愛する貂蝉のために命を落としたとも解説した。
 さらに、日本の伝統観念において「奮闘したけれど失敗してしまった人」を尊重、崇拝する傾向があるとも説明。その例として中国共産党との争いに敗れて台湾に逃れた蒋介石が日本人からリスペクトされていることを挙げている。呂布も生きるために努力した「失敗者」の1人であり、この点からも日本人に好かれる所以なのであるとした。
 記事は、齢わずか40にして悲惨な死を遂げた呂布が、日本人にとって「悲壮かつ孤高の英雄」であると結論づけるとともに、「日本人の呂布好きを中国人が不思議に思う所以は、単に両国の英雄に対する評価基準が異なるからに過ぎないのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1614203?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「われわれが普段食べている日本豆腐、本当に日本人は食べているのか」とする記事を掲載した。記事は、「日本豆腐」というと「きっと黄色いつやっとした棒状の豆腐を思い浮かべるだろう」としたうえで、「日本の豆腐はみんなコレなのか」と問題提起した。
 そのうえで、日本の豆腐文化は江戸時代に大きく発展し、今では水分の含有量が比較的少なくしっかりとした木綿豆腐、圧縮する工程を省くことで水分が多くなり、まるで絹で濾したような滑らかさを持つ絹ごし豆腐が「二大巨頭」になったことを説明。この2種類こそが、日本人が最も多く食べている「豆腐」であると伝えた。
 そして「このように、日本人が普段食べる木綿豆腐と絹ごし豆腐は、われわれが食べる『日本豆腐』とは全く関係なかった」とし、「日本豆腐」すなわち卵豆腐は大豆とは何の縁もゆかりもない食べ物であることを説明。一方で、その名のとおり日本で発明されたものであり、1995年に中国に入って来て以降自ずと現地で「日本豆腐」という名称が用いられるようになったことを併せて解説している。」
http://news.searchina.net/id/1614276?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「日本は中国のことが大好きなんだろ? じゃなきゃ、日本にも『中国』なんてないよな」とする記事を掲載した。記事は、日本の本州西部に「中国」という地域が存在すると紹介。これは古代、京都を中心に国土のを「近国」、「中国」、「遠国」の3地域に分けたことが名残となっているとし、現在の鳥取、島根、岡山、広島、山口の5県が「中国地方」を構成していると説明した。
 また、この地域に住んでいるのは当然日本人ながらも、彼らの生活には「中国」の2文字が欠かせないと説明。「中国新聞」、「中国電力」、「中国銀行」、「中国バス」、「中国自動車道」などが存在すると紹介したうえで「見ろ、こんなに中国のことを愛しているではないか」と伝えている。・・・
 この記事に寄せられた中国ネットユーザーのコメントはいささかのユーモアがあって面白い。あるユーザーは「それって、中国が日本の中に取り込まれてるってことじゃないのか」といった見方をしている。またあるユーザーは「中国地方」が古代の地名に由来する点に着目して「日本が愛しているのは古代の中国。現代の中国ではない」と評した。」
http://news.searchina.net/id/1614137?page=1

 米国は道徳的優位性を失ったのではなく、もともとそんなものなかったのだよ。
 (引用しなかったが、中共で、トランプは、人権人権と喧しかったクリントンとの比較においてだが、人気あるんだねえ。筆者は、米中とも拝金主義的なところがあるのも一因としてるが・・。)↓

 America Is Losing the High Ground・・・
http://foreignpolicy.com/2016/07/14/losing-the-high-ground-iesha-evans-tiananmen-square-obama-china-trump/?wp_login_redirect=0
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太田述正コラム#8487(2016.7.15)
<階級社会米国(その4)>

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