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太田述正コラム#8447(2016.6.9)
<皆さんとディスカッション(続x3019)>

<太田>(ツィッターより)

 「舛添知事の政治資金疑惑 都総務局長「百条委員会になじまない」…」
https://thepage.jp/detail/20160608-00000002-wordleaf
 あの弁護士達以上に、知事の部下の局長なんて「第三者」じゃないのに、よくもまあ、抜け抜けと、自民党都議、こんな質問をしたもんだ。
 なじむに決まってら。
 だって、件のホテルで会議やってなかったとすりゃ、虚偽記載の指示で知事は公民権停止なんだから、「地方自治体の事務に直接かかわること」だよ。
 「…舛添知事は<・・・>知事の給与を減額する…」
http://news.livedoor.com/article/detail/11619013/
 自民の入れ智慧なんだろが、給与返上の間違いだろー、

<太田>

 関連記事だ。

 カネ目当てに不適切な行為を行った、上から目線の、つまりは、あらゆる意味で舛添と同類の2人の弁護士、舛添とともに、事実上の失職へ?
 (念のためだが、都議会自公も、今、まさに、「カネ(議員歳費等の長期的確保)目当てに不適切な行為(舛添辞任の、最低でも、秋以降への延期)を行」おうとしてるんだぜ。自民党議員だって、全員失職させなきゃ。)↓

 「・・・「『出版会社社長』とは誰なのか。佐々木氏は、その人物と面会もせずに『会談が行われた』と判断したのはなぜか。裏取りをせずに『違法ではない』と断言した理由が不明瞭だ」
 「通常、第三者委員会などで調査する際には、検察の手法と同様に書類の精査をする人と裏づけを確認に動く人に分かれるが、今回は裏取りに動く人がいなかったというのはおかしい」
 「舛添氏が語った言葉を鵜呑みにし、まったく調査していない印象を受ける。検察的な調査ではなく、弁護するために雇われたといえる。数々の疑惑のなかで唯一、違法性を問えるのは、このホテルでの会議費に関する項目。仮に会議が行われていなかったとすれば、政治資金収支報告書虚偽記載の罪となり、5年以下の禁錮又は100万円以下の罰金を科せられることになる」
 この指摘の通り、法曹関係者や議員たちが注目しているのは、ホテルで会議が行われたか否かだ。仮に、会議が行われていなかったとなれば、舛添氏は窮地に追い込まれる。佐々木弁護士が、会議をしたという相手方に面会すらしなかったのは、この疑惑を深く追求することを避けたようにもみえる。
 かつて検察の仲間から「マムシの善三」とアダ名を付けられた佐々木弁護士が、裏取りをしなかったのはなぜなのか。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e6%94%bf%e6%b2%bb%e8%b3%87%e9%87%91%e3%81%a7%e5%ae%b6%e6%97%8f%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%80%8d%e3%81%a7%e3%82%82%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e5%b1%85%e5%ba%a7%e3%82%8b%e8%a9%ad%e5%bc%81%e5%b1%8b%e3%83%bb%e8%88%9b%e6%b7%bb%e6%b0%8f%e3%80%81%e7%a6%81%e9%8c%ae%e5%88%91%e3%82%82%e2%80%a6%e7%ac%ac%e4%b8%89%e8%80%85%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e3%81%ab%e9%87%8d%e5%a4%a7%e6%ac%a0%e9%99%a5%ef%bc%81/ar-AAgOhIw?ocid=iehp#page=2
 <舛添の人畜ぶりは、とどまるところを知らず。↓>
 「・・・2020年東京五輪・パラリンピックの開催に際して知事に東北被災地の現状やニーズを把握してほしいとの訪問要請があったにもかかわらず、知事は「時間がとれない」とこれを断り、湯河原の別荘に滞在していたことが暴露された。・・・
 新党改革時代の政治資金の使途について、舛添知事は「自民党時代は党の内規に基づき、厳しくチェックされていた。新党改革になってそういう内部チェックがなくなったので慢心した」と弁明していたが、斉藤都議はこれを次のように切り捨てた。
 「そもそも知事が自民党を離党した際は、当時の鳩山首相と小沢幹事長の政治とカネの問題で、自民党の対応の甘いことで離党し、新党改革を立ち上げたはず。慢心が起こったというのでは全くの論理矛盾だ」。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e8%88%9b%e6%b7%bb%e7%9f%a5%e4%ba%8b%ef%bd%a4%e9%80%83%e3%81%92%e9%81%93%e3%81%b5%e3%81%95%e3%81%8c%e3%82%8c%e8%be%9e%e8%81%b7%e3%81%b8%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%97%e3%81%90%e3%82%89-%e5%8f%82%e9%99%a2%e9%81%b8%e3%81%a8%e3%81%ae%e3%83%80%e3%83%96%e3%83%ab%e9%81%b8%e3%82%92%e9%81%bf%e3%81%91%e3%81%a6%ef%bd%a29%e6%9c%88%e8%be%9e%e8%81%b7%ef%bd%a3%e3%81%8b/ar-AAgOR00?ocid=iehp#page=2
 「・・・「都庁内で湯河原の別荘通いよりも問題視されているのが、舛添氏が奥さん同伴で、年末にNHKホールで開かれる“NHK交響楽団(N響)”の「ベートーヴェン『第9』コンサート」に公用車で出かけている事実です。昨年の年末にも行ってますが、この日は天皇誕生日で休日。当然、公務ではなく、公用車の私的利用に他なりません」
 小誌が情報公開請求で入手した知事のドライバーが移動経路を記した「庁有車運転日誌」を調べてみると、昨年12月23日、空の公用車は13時25分に都庁を出発、舛添氏の自宅のある世田谷区を経由して、13時50分にNHKホールのある渋谷区に到着している。
 知事の予定を記した「知事週間日程予定表」には、〈14時05分出邸 14:30〜政務 渋谷区〉とだけ記されている。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11617618/
 「・・・猪瀬直樹前知事までの時代は公用車使用の際は「公務」と表記していたが、舛添氏から「政務」という表記が登場したという。
 神戸学院大学法学部の上脇博之教授は指摘する。
「公用車を使用する理由に、『公務』と『政務』とに分ける必要がどこにあるのでしょうか。知事の仕事なら、すべて『公務』です。私的にタクシーやハイヤーがわりに使うのにごまかしていたとしか思えません。そういうところがしたたかですね」」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%85%83%e5%a6%bb%e7%89%87%e5%b1%b1%e3%81%95%e3%81%a4%e3%81%8d%e6%b0%8f%e3%82%82%e5%8f%b1%e3%82%8b-%e8%88%9b%e6%b7%bb%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%83%89%e3%83%ad%e6%b2%bc%e9%83%bd%e8%ad%b0%e4%bc%9a/ar-BBtZny2?ocid=iehp#page=2
 
<太田>(ツィッターより)

 「…国民生活のことも重要、しかし、憲法9条の改廃が真のテーマ、確かに戦後史を括(くく)ることになるかもしれない、おそらく「もっとも重大な選挙」が始まったのである。」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ673TWPJ67UEHF006.html?rm=123
 ご心配無用だよ。
 9条抜きの改正しか自民党(安倍チャン)は試みないさ。

 「 斎木外務次官、…9日午前2時ごろ…中国大使に抗議 尖閣の接続水域に艦艇…」
http://www.asahi.com/articles/SDI201606098718.html?iref=comtop_latestnews_03
 領海内の無害通航ですらなく、接続水域に入っただけで、「通関、財政、出入国管理、衛生に関する法令の違反」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E6%B0%B4%E5%9F%9F
をしたわけでもない。
 習ちゃんの日本再軍備化戦略の苦心の作戦だな。
 巻き添え食って深夜勤務をさせられた斎木次官と程大使、御苦労様。
 「政府は首相官邸…に…情報連絡室…を置<き、>安倍…首相は…米国との連携を図ることなどを指示…」
http://www.asahi.com/articles/ASJ690R3VJ68UTFK01C.html?iref=comtop_list_pol_n02
 作戦成功!

<太田>

 関連記事だ。↓

 なんで、こっちは抗議しないの?↓

 「・・・8日午後9時50分ごろ、ロシア海軍のウダロイ級駆逐艦など3隻が尖閣諸島の久場島と大正島の間を南から北に向かって航行しているのを海上自衛隊の護衛艦「はたかぜ」が確認した。9日午前3時5分ごろに接続水域を離れた。・・・」
http://www.sankei.com/politics/news/160609/plt1606090008-n1.html

 さて、お定まりの、中共官民の日本礼賛記事群だが、これらも関連記事なんだってことを自覚して欲しい。
 連日、出てくるこういった記事群が、上述のような、尖閣問題に係る解釈を不可避にしてるんだぜ。
 そんなバカな、と未だに思ってる人がいたら、中共当局の対日本戦略についての私の総合的解釈・・日本文明継受/日本再軍備化ないし「独立」の追求・・のどの部分でもいいから、典拠をあげて疑問を投げかけて欲しいね。↓

 「・・・最新網はこのほど、「なぜ日本には渋滞がないのか?」と題して、日本の交通事情に関する記事を掲載した。
 中国では近年、沿岸部の急速な経済発展によって流入人口が急増し、それに伴い自動車保有台数も急上昇しているため、渋滞が激しくなっていると言われている。記事は「果たして本当にそれが原因なのだろうか?」と疑問を呈した。なぜなら、北京の自動車保有台数が500万台と非常に多いのは事実だが、東京も同様に自動車が多いにもかかわらず、北京のような深刻な渋滞は見られないからだ。
 その理由について、日中間の道路の違いを写真で説明。日本では路上駐車は取り締まりの対象となるため少なく、交通が実にスムーズだが、中国では多くの自転車や電動バイク、自動車が乱雑に止められ交通の妨げになっている。日本には駐輪場・駐車場が多く整備されているためで、中国ではあまり見られない立体駐車場も多く、便利で安全で、土地を有効利用した合理的な設計だと大絶賛している。中国で一般的なビルの地下駐車場は、「縦に伸びた駐車場」にはかなわないとした。
 また、日本は「地下鉄」が発達していることも関係しているという。北京の地下鉄は東京に比べて明らかに路線が少ない。しかし東京の地下鉄は複雑ではあるものの路線が多く、非常に便利だ。そのため多くの人にとって地下鉄の利用が生活の一部になっており、自家用車をあまり使用しないので、東京が渋滞しないのだと主張した。
 記事は最後に、一朝一夕にはいかないとはいえ、東京も昔は渋滞に悩まされていたことを思えば中国にも希望はあると指摘。日本の成功の経験から学び、中国も今のようなナンバープレートや乗り入れなどの「制限」ではなく、「公共交通機関の発達と駐車場問題」の2点を充実させることが先決ではないかと結んでいる。」
http://news.livedoor.com/article/detail/11613065/
 「・・・界面は・・・日本のサービス業において敬服せざるを得ない点を論じた記事を掲載し、その1つとして交通サービスについて言及した。
 記事は、中国では交通分野においてインターネットや共有経済が急速に浸透し、配車アプリの使用が「外出するうえでの一番の選択」となっていると紹介。日本はこの分野において時代の潮流に完全に乗り遅れており、中国に大きく水を開けられているとする一方、「しかし、都市の軌道交通においては、日本が利便性やサービスにおいてわれわれにはるかに勝っている」とした。
 そして、日本の鉄道と地下鉄のネットワークが夜空の星の如く広がっており、「北京や上海すら今でも到達できないほどの密度である」と説明。都市の中心部ではわずか2、3分間隔で列車が運行されていること、利用客は「何時何分に家を出ればこの列車に間に合う」という計算をするほどダイヤを信頼し、しかも出発時間や到着時間を設定すると所要時間や乗り換え時間を計算してくれる携帯電話アプリも存在することを伝えた。
 さらに、突発的な故障や人身事故が発生すると、絶えずお詫びや遅延状況についての放送が流され、駅員が改札で遅延証明書の配布や地図の提供、迂回ルートの案内などを行う様子が見られることも紹介している。
 記事はこのほか、体の不自由な人でも利用しやすいような配慮が最大限行われており、ホームや通路には黄色いブロックが敷かれているほか、車いすのままでも昇降できるエスカレーター、車いすの乗客の乗降者を付き添いで補助する駅員などの存在について紹介。また、痴漢防止を目的とした女性専用車両や、夏場の弱冷房車の設定について触れ、「人にやさしいサービスの細やかさは、実に感動ものだ」と評した。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%b6%85%e7%b2%be%e5%af%86%e3%81%aa%e3%83%80%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%80%81%e4%b9%97%e5%ae%a2%e6%80%9d%e3%81%84%e3%81%ae%e8%a8%ad%e5%82%99%e3%82%84%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%95%b0%e3%80%85%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e9%89%84%e9%81%93%e4%ba%a4%e9%80%9a%e3%81%ab%e3%81%af%e6%95%ac%e6%9c%8d%e3%81%9b%e3%81%96%e3%82%8b%e3%82%92%e5%be%97%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2/ar-AAgOqli?ocid=iehp#page=2
 「・・・中華網はこのほど、日本のアニメ、漫画、ゲームという3つの文化が中国の若者たちは「蝕んでいる」と伝える記事を掲載した。
 記事は、日本のアニメ、漫画、ゲームという3つの文化について「ACG文化」と称している。これはアニメ(Animation)、漫画(Comic)、ゲーム(Game)の英語表記のそれぞれの頭文字を取った言葉だ。
 続けて、「日本のACG文化から流行した言葉がネットスラングのみならず、一般的な口語に対しても大きな影響を与えている」と伝え、その例の1つに「萌」という言葉を挙げた。中国では確かに「萌」という言葉を見聞きするようになったが、これは日本での流行が中国に伝播し、中国でも定着した言葉の1つとして紹介されている。意味としては可愛いというニュアンスだ。
 さらに記事は、中国ではACG文化は「非常に重要な地位を占めるに至った」と伝え、ゲームや漫画など従来のACG文化のみならず、コスプレといった文化までも広まりつつあることを指摘。こうした動きに対し、一部では「中国人は日本を罵る一方で、必死で日本を真似ている」という批判もあると紹介している。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1611651/
 「・・・中関村在線は・・・日本の航空会社で提供される機内食の製造工場を見学した際に得られた知見を写真と共に紹介する記事を掲載。非常に厳格な衛生管理のもとで作られている機内食に対し、「中国人はぶったまげてしまうだろう」と伝えている。
 最初に記事は「製造工場内部に入る前に、衛生面に対する非常に厳格なチェックが行われる」と説明。作業着を正しく着用しているかをチェックし、次に作業着にブラシをかけて大きなゴミを取り除き、その後ローラーがけをして小さなゴミや毛髪を除去、そして手洗いした後に消毒マットを踏み、エアシャワー室で衣服上のゴミや毛髪を徹底的に除去するという工程が含まれる。
 記事はこの衛生管理の水準を「非常に厳格」と驚嘆しているが、「日本人の謹厳さを考えれば少しも意外ではない」と称賛、非常に高い衛生管理のレベルが「何事にも徹底して行う」日本人の性格によって実現しているという見方を示した。
 続いて、食器洗浄機によって洗浄された食器を写真で紹介、「見たところ非常にきれい」と指摘している。しかしそれでもグラスを人が1つ1つライトをあてて汚れがないかを検査していると紹介し、「少しでも汚れが見つかったら、人がそれを手洗いする」と説明した。
 さらに記事は機内食の盛り付けがすべて人の手による点に驚嘆を示し、「ビジネスクラスだけでなく、エコノミークラスの機内食も人の手による」と説明、非常に丁寧に質の高い機内食作りがなされている点を称賛した。また工場内に食品と作業台の細菌量を検査する設備が備えられていることも紹介している。
 続いて、「航空会社の厳格な要求」として、「機内食は製造後24時間以内に乗客に提供される」と説明。そのため「すべてのスタッフは死ぬほど忙しい」と記事は指摘、もし飛行機の出発が遅れる場合は、鮮度の要求を守るために機内食を作り直すこともあると説明した。このような忙しさのなかで工場スタッフが製造する機内食の数は「一日4000食」と非常に大きな驚きを示した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1611586/
 「・・・東方頭条はこのほど、日本の空の玄関口である各空港について紹介し、「日本を訪れた人は誰もがその清潔さに驚く」と伝え、空港を見ただけでも日本の清潔さ、明るさ、精緻さを感じ取ることができると伝えている。
 記事は、日本の空港は日本語がわからない人にとっても非常に分かりやすい構造となっていることを称賛したほか、「トイレは非常に清潔だ」と指摘。さらに、格安航空会社は深夜、早朝に離発着することが多いことを考慮し、日本の空港では早朝から飲食店が営業している場合も多いと指摘。また、旅客が休息を取れるよう、椅子の作りなども配慮がなされていると称賛した。
 さらに、空港内の免税店は「価格は特別安いわけではない」としながらも、そのサービスは非常に気持ちの良いものだとし、中国人が「日本は買い物天国」と称賛する理由に理解を示し、こうした「細かい点にまで及ぶ配慮」は日本人の真面目さや、責任ある仕事ぶりによって成り立つものだと論じた。
 また記事は、日本人の「民度が高い」と評価されていることは「決して過大評価」ではないと主張。外国人客の印象を左右する存在である「空港」において、日本人スタッフの真面目な仕事ぶりはまさに「日本という国のイメージを代弁する存在」であると主張している。」
http://news.searchina.net/id/1611351?page=1
 「・・・捜狐・・・記事はまず、日本の診察の仕組みとして、日本の大きな病院で診察を受ける場合、最初に看護師が患者の具合を尋ね、その内容に基づいて体温、血糖、検血、検尿など基本的な検査を行い、その後で初めて医者が診察する仕組みだと紹介。これについて「中国の場合と異なり、患者は医者と検査室との間を何度も行ったり来たりする必要がないうえ、医者の負担も少なくて済む」と指摘した。
 続けて、「日本において、医と薬は分離している」と説明。医師が処方箋を発行した後、患者は薬局で薬を購入する仕組みになっており、これは「医者がわざと高価な薬を処方して荒稼ぎする行為を徹底的に断つ」ための仕組みだと紹介した。逆に言えば、中国では大したことのない病気でも、高価な薬を処方して荒稼ぎする医者がいるということだろう。
 また「日本では診察時に別の患者が診察室に入ってくることは許されていない」と記事は紹介。「中国では診察を受けている患者が別の一群の患者に取り囲まれ、それぞれの患者が好き勝手に医者に質問する」ことがあると説明しているが、これは日本ではまったく考えられないことだ。なぜ診察室に勝手に入ることを強く禁じないのだろうか。さらに「日本の場合、家族が入院中の患者に徹夜で付きそう必要はない」と紹介、日本の看護師による医療サービスを「正真正銘の行き届いたサービスというものである」と絶賛した。中国の場合、入院患者の身の回りの世話は家族や友人が行う必要があるためだ。
 また記事は「日本の場合、医療費を先に払う必要はなく、医療費を払うために何度も行ったり来たりする必要もない」と紹介、治療がすべて終了した後に「ただ1回支払うだけで良い」ことも、効率が高い仕組みであると称賛している。さらに、「日本の医療サービスがこれほど発達しているのは完全な医療体制の賜物だ」と称賛した。
、記事<は、>日本の気配りのある医療サービスに最も深い感銘を受けたと指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1611559?page=1
 「・・・界面・・・記事はまず、病院に薬局がない点について言及している。医師は処方箋を出すだけで、患者は任意の薬局で薬を受け取るシステムに注目し、そうすることで 「医師は自分の病院の利益目的で高価な薬品を出さなくなる」と解説した。これはまさに今の中国の医療業界が抱える深刻な問題の1つであり、多くの人が心か ら「日本のやり方を大いに参考にすべきだ」と考えているはずだ。「薬」が「医」を養う状況の脱却が、大きな課題になっているのである。
 また、処方薬の説明に「サービスの極致」が示されており、処方薬を受け取る際には薬剤師の詳細な説明があるほか、薬品の画像が印刷された服用スケジュー ル表が付されると紹介。「中国国内の大病院では、大量の薬が出され、医師がその用法用量をさっさと説明する。だから病院を出ないうちに忘れてしまい、もう 一度聞きに行かざるを得なくなるのだ」と中国の状況を取り上げ、対比した。そこからは、「患者が分かるまで説明することが、薬剤師の責任」と考える日本 と、「ちゃんと聞かずに理解できないのは、患者の責任」と考える中国との差が垣間見える。
 記事はさらに、婦人科病院では患者のプライバシーなどに配慮して、希望すれば本名に代わる別の名前を診察で呼ばれる際などで使用することができるという サービスを行っているとも説明した。」
http://news.searchina.net/id/1611614?page=1
 「・・・中国教育報は日本の道徳教育に注目している。
 記事は、日本政府の主導で道徳教育が行われ、社会や家庭が協力しながら進められている様子を解説している。例えば、小中学校では週に1時間道徳の授業があり、高校でも現代社会科目のなかで道徳を学んでいると説明。さらに日本の各地に1.5万件の公民館が存在し、さまざまな講演や講座、娯楽性の高いイベントなどを開催しており、こうした講演などは教育の一環となっていると紹介、このような機会を通して「心身の健康な若者を育てている」と解説した。
 ほかにも、日本のPTAの活動に注目し、学校と家庭が協力して子どもたちを教育していると指摘した。・・・
 記事は結びに、中国と日本が相互理解を深めるために、教育分野での交流を含めた多角的な人的交流を活発化させることの大切さを説いている。」
http://news.searchina.net/id/1611654?page=1

 これは、日本の記事だが、中共人民の間での広義の日本ブームが、こういったところからもうかがえるな。↓

 「・・・今まで中国人の不動産投資は主に東京や大阪などの大都市や、箱根などの有名なリゾート地に限られていた。しかし現在はそんな状況に変化が生じ、日本でやや規模の小さい温泉地で、外国人があまり知らないようなリゾート地に中国投資家たちの興味が移っているという。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0608/c94473-9069965.html

 米大統領選小特集だ。↓

 <サンダース支持者達は、雪崩を打ってトランプ支持へ。↓>
 ・・・Between March and May, the percentage of Sanders supporters who said they planned to vote for Trump in a Washington Post poll climbed from 9 percent to 20 percent. Similarly, the number of Sanders supporters who would commit to voting for Clinton in a YouGov poll shrank from 63 percent to 50 percent between April and May.・・・
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/politics/2016/06/among_the_deadenders_of_bernieworld.html
 <トランプは、共和党の指導層及び支持層双方の口にできなかった人種主義を公言してるだけだとさ。(私の言ったとおりだろ。(太田))↓>
 ・・・Trump has just dispensed with dog whistles and revels in his bigotry instead. But this is the party the Republicans have been deliberately and assiduously building for many decades,・・・
http://www.nytimes.com/2016/06/08/opinion/campaign-stops/why-republicans-wont-renounce-trump.html?ref=opinion&_r=0

 ペルーでの大統領選に負けず劣らずの、英国でのEU脱退是非を問う国民投票の事前世論調査群の僅差ぶりが分かるよ。↓

 EU Referendum Poll of Polls・・・
http://whatukthinks.org/eu/opinion-polls/poll-of-polls/

 ロシア人は、ゴルちゃんを含め、みんな、社会主義を愛し、資本主義が大嫌いだってさ。
 (だから、日本文明継受を目指せってんだ。(太田))↓

 ・・・Looking back on that era, Alexievich says she does not think Gorbachev wanted to destroy socialism but rather to improve it, and that this desire was shared by most of the people in the former Soviet Union. “I traveled a lot around the country, and I talked to thousands of people,” she says, “and the feeling I got from them was that nobody had wanted the country to become capitalist.”・・・
http://www.newsweek.com/2016/06/17/secondhand-time-svetlana-alexievich-soviet-union-tsar-467936.html
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太田述正コラム#8448(2016.6.9)
<一財務官僚の先の大戦観(その48)>

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