太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#8337(2016.4.15)
<皆さんとディスカッション(続x2964)>
<太田>(ツイッターより)
「… 鈴木氏の思考法の大きな特徴は、常に未来に起点を置いて発想することにある。過去や現在の延長線上で考えるのではなく、未来に目を向けて、可能性やあるべき姿を見いだしたら、そこから顧みて過去や現在を否定し、目の前の壁を打破して、実現していく。…
今回鈴木氏が提案したセブン−イレブン・ジャパンの井阪隆一社長を退任させる案も、まったく同じ発想から出てきたもののように私は感じる。一方で、同社の指名・報酬委員会にお いて社外取締役が「5期連続最高益を実現した社長を辞めさせるのは世間の常識が許さない」と鈴木氏の案に反対したのは、過去の延長線上での発想であった。 「世間の常識」は常に過去の延長線上で考えるものだからだ。…」
http://blogos.com/article/171806/
納得できる。
但し、今回の鈴木氏の予見した未来が、高齢である等の理由で歪んでいた可能性は排除できまい。
とまれ、最高のはなむけの言葉を贈られた鈴木氏は幸せ。
<太田>
関連記事だ。
「「コンビニの原型つくった人、尊敬」「退任は残念」 セブン鈴木氏引退 業界トップの反応・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ13HMH_T10C16A4TI1000/
それでは、その他の記事の紹介です。
彼をよりにもよって空幕長にした防衛官僚達の一先輩として、国民の皆様にお詫び申し上げる。↓
「・・・法の不知は犯罪を阻却せず、法を知らなかった、違法だということを知らなかったと弁明しても決して無罪にはならない、ということは常識の類だと思うが、どうも田母神氏はそういう常識を欠いていたようである。
田母神氏のような人を出さないために選挙のプロや弁護士がいるはずなのだが、どうも田母神氏の周辺にはそういう人がいなかったようである。
世の中には法の網をどうやって潜るか、ということを熱心に研究し、実際にこれを実行している人たちがいるが、そういう人たちと比べると、田母神氏は余りにもお人好しで、善人で、愚かである。
愚かだということは時には犯罪的だ、と言われることもあるが、しかし愚かだということが直ちに犯罪になるわけではない。・・・」
http://blogos.com/article/171829/
おー懐かしや田岡さん。
ご健在のようで何よりですが、「ロジカルな行動」より「リーズナブルな行動」を推奨されるとは、随分丸くなられたもんですねえ。↓
「北朝鮮の度重なる核実験に対し、韓国では「我が国も核武装をすべきだ」との声が高まり、同国の中央日報の世論調査では核武装賛成が約68%、反対が約30%となった。そこへ米大統領選挙で共和党の候補者になりかねないドナルド・トランプ氏が日本と韓国からの米軍撤退や、両国の核武装を容認するような発言をしたため、日本でもおおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事らが、核武装を考える必要がある、との趣旨の発言をしている。・・・
<ここのくだりはホントだとすりゃ、実にオモロイですなー。(太田)↓>
2002年9月、当時の小泉純一郎首相が北朝鮮の金正日国防委員長と合意した日朝平壌宣言は、国交正常化や経済協力と引き換えに、双方が「核問題に関連するすべての国際的合意を遵守する」ことを確認した。これは北朝鮮がNPTや南北首脳の「朝鮮半島非核化共同宣言」を守り、核開発をやめることを意味し、欧米メディアも「信じ難いほどの北朝鮮の譲歩」を日本が得た、と称賛した。・・・
<ところが、>拉致問題に日本国民の関心が集中したため、平壌宣言の履行は不可能となり、北朝鮮は翌2003年NPTから脱退して核開発を進め、韓国では核武装支持の世論が高まり、日本でもその動きが出はじめた。・・・
NPTは露骨な不平等条約であり、それに加入していないイスラエル、インド、パキスタンや、脱退を宣言した北朝鮮が核武装を進めているのだから合理性も欠けている。米国はインドとは例外措置として2007年に原子力協力協定を結んだから全く理屈が合わない。とはいえNPT体制が崩れて「核の自由化」が起これば世界は今日よりはるかに危険となる。「論理性」と「妥当性」が一致しないことはしばしばある。ロジカルな行動かリーズナブルな行動か、いずれを採るかを天秤にかければ後者を選ぶのは当然の判断だろう。・・・
<そんなこと言ったって、トランプが米国になりつつあるんだけど・・。(太田)↓>
もし日韓が北朝鮮に倣ってNPT(核不拡散条約)から脱退した場合、米国との関係はどうなるのか、またNPT体制が崩れれば世界は一層危険にならないか、などを考えれば、日本の核武装論はトランプ氏と同列の妄言と言うしかない。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%a0%b8%e6%ad%a6%e8%a3%85%e8%ab%96%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%af%e7%8f%be%e5%ae%9f%e6%80%a7%e3%82%82%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%82%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBrJ3Yz?ocid=iehp#page=2
では、中共当局及び人民の日本礼賛記事集でっせ。
(今回は、1年以上経ってる記事もあるからね。)↓
<まずは、当局によるもの。↓>
「・・・金融界・・・記事は、「知乎」のユーザーが日本を訪れ、実際に見た「真実の日本の姿」として、日本は中国に比べて「少ないものが3つ、多いものが3つあった」と紹介している。中国に比べて少ない3つのものとは、「ゴミ箱、警察官の姿、子どもの数」だ。そして、中国より多いものとは「自動販売機、カラス、高齢者の数」だという。ゴミ箱が少ないにもかかわらず、日本が清潔に保たれているというのは多くの中国人が語る日本の姿だ。・・・
記事は「上海では1杯37元を下回るラーメン店を探すのは難しい」と指摘している。もちろん上海にも安い飲食店は数多く存在するが、安い飲食店は個人経営の食堂に近いものだ。衛生管理がなされているレストランやチェーン店での食事はもはや日本のほうが安いのだという。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1607357/
「・・・日本情報サイトに、「なぜ日本の病院は中国人であふれているのか」と題する記事が掲載された。・・・
記事は5つを挙げている。・・・
2つ目は、地縁関係とビザの問題だ。両国は地理的に非常に近く、日本の街には中国語の表示があふれていることで、中国人は異国に来た感覚があまりないのだという。また、日本政府は中国人に対する医療滞在ビザの発行を開始し、日本での医療体験を後押ししている。ビザの有効期限は最長3年で、1回の入国で半年間滞在できる。
3つ目は、日本の医療環境の良さだ。記事は「日本の病院の最大の特徴」として、患者がリラックスできるという点を挙げる。病院内のにおい(中国では薬品のにおいが充満)や手術室の清潔さ、ライトの角度まで、患者がストレスを感じないよう配慮されている。
4つ目は、日本の医療技術の高さ。日本の医療は世界でもトップレベルで、中国よりも優れている。記事は、「がんや糖尿病といった難しい病気も、日本ではすぐに友好的な治療が受けられる上、(中国のように)医者に袖の下を渡す必要もない」としている。
そして5つ目が、医療サービスの質。記事は、「日本の医療ツーリズムの人気はこの国の優れたサービス文化によるものだ」とし、「『お客様は神様』の精神は、患者に対しても同様だ」としている。」
http://www.recordchina.co.jp/a131820.html
「・・・新藍網は日本を初めて訪れた中国人女性の体験談を紹介した。・・・
女性たちは5日間の沖縄旅行を申し込んだ。料金は2299元(約4万円)と確かに安い。日本で最初に印象に残ったのは、飛行機を降りた後に乗り換えたバスの運転手だった。女性は「私たちの荷物はすべてバスの運転手がトランクに入れてくれた。しかもチップも受け取らない。バスを降りる時は同じように全部出してくれた。日本人の親切さが感じられて、この時から警戒心は一切なくなった!」と記している。
それから、スーパーの2階のレストランで食べた豚足の定食は「油がしつこくなく、甘みがあってとてもおいしかった」と絶賛。宿泊したホテルも、「ホテルマンは中国語は話せなかったけど、簡単な中国語を紙に書いてくれて、身振り手振りで教えてくれた。とても親切だった」「部屋は広くはなかったけど何でもそろっていた。温かみがあって清潔だった」と好印象だったようだ。
さらに感激したのが風呂だ。中国のホテルではアメニティーがそろっていなかったり、シャンプーやボディーソープの質が悪かったりするため、持参する人も多い。女性は「浴槽にはったお湯は透き通るような青色をしていて、ガイドさんに聞いた通りだった」といい、「パジャマも歯ブラシセットもそろっているし、シャンプーやボディーソープも気持ちが良くて、本当に良かった!」とご満悦の様子だ。」
http://www.recordchina.co.jp/a131902.html
<以下は、基本的に人民によるものだ。↓>
「・・・中国のインターネット上に、広州在住の女性が日本旅行でジブリ美術館を見学した時のことを紹介する記事が掲載された。・・・
いざジブリ博物館に入場という時になって思わぬトラブルが発生。事前購入したチケットが、1枚は大人だったが、もう1枚は「中学生」チケットだったのだという。・・・
せっかくの夫婦の旅行なのに、結局は夫に外で待っていてもらって1人で見学することにしたという女性。怒りの矛先は大人料金を取って学生チケットを売りつけた淘宝網のショップに向かい、「わが国では多くの人が不誠実な商売をしていることに、ひどくがっかりした」と非常に失望したようだ。
しかし、ジブリ美術館そのものは非常に良かったようで、「館内のいたるところにジブリ映画の情景が見られ、細かなところにまで映画の縮図がある」と感動の様子。「愛と童心で溢れている」と感想をつづった。だが、夫を外で待たせているためゆっくり落ち着いて見学することができず、再来を誓って記事を結んだ。」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_132486/
「・・・中国のネット上に、上海在住の女性が日本旅行で体験した空港における日中の違いを紹介する記事が掲載された。・・・
この女性は、日本に対して複雑な感情を持っていたものの、日本旅行に行ってみて「見てよし、食べてよし、遊んでよし」の良いところで、特に「教育面で啓発を受けた」と称賛した。
具体的には日中の空港に大きな違いがあると紹介。例えば、保安検査の際に靴を脱ぐ必要があったが、日本の空港では「係員がずっと笑顔で、靴を入れたかごを通すのを手伝ってくれた」と感激した様子。
しかし帰国した際の上海の空港では係員が全く違っていたようだ。「やる気のない様子で、靴を入れたかごを自分で通さなくてはならず、しかももう一度やり直せと命令口調で言われた」と大変ご立腹の様子。そして「東京から帰ってきて神様のような待遇を受けてきたが、上海人の気質を忘れていた。だから海外に行くと国内旅行したくなくなるというのか」と妙に納得したという。
また、受託手荷物を受け取るときも日本と中国とでは大きく異なっていたと紹介。日本の空港では「みんなの荷物が整頓されて運ばれ、スーツケースは横向きに置かれて、取っ手が上向きになるようになっていた」と、細かな点まで気配りされている様子を高く評価した。
しかし、中国の空港ではターンテーブルから荷物が乱雑に出てくるままになっている様子を見て、「ため息しか出ない」という女性。「海外では多くのことが私たちよりきちんとしている」と感想を綴り、「こんな扱いをされても大丈夫なスーツケースの品質にだけは“いいね”を送ろう」と結んだ。」
http://www.recordchina.co.jp/a132485.html
「・・・中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人女性がつづった体験談が記された。・・・
50代の中国人女性は、日本人男性と結婚した娘に会うために、旅行がてら日本に1週間ほど滞在した。その際に、日本人に対する見方が少し変わったという。以下は掲載されたブログの概要。
私はもともと日本人に良い印象はなかった。言うまでもなく、過去の歴史の問題からだ。しかし、娘が日本人と結婚したこともあり、徐々に日本人に対する反感も薄れつつあった。それでも、日本人全体に対する印象は、やはり良いとまでは言えなかった。しかし先日、日本で暮らす娘夫婦と孫に会いに行った時に、そうした見方が少し変わる出来事に遭遇した。
娘の家の近くのショッピングセンターに行ったときのこと。娘が買い物をしている間に、私がトイレに孫のオムツを換えに行くことにした。日本には多くの場所に、子ども連れや身体が不自由な人専用のトイレが設置されている。私が片手でベビーカーを押しながら、もう片方の手でそのトイレの引き戸を開けようとしていると、横からさっとそのドアを開ける人が現れた。
私は一瞬「割り込むつもり?」と思ったが、見るとその男性はその場で動かずに微笑んでいる。私がスムーズに入れるようにドアを押さえていてくれたのだった。私は「ありがとう」という日本語を覚えていたはずだったが、慌てていたためか「謝謝!」と言ってしまった。男性は何も言わずに去って行った。
また、電車内で娘と孫と一緒に座っていたとき、私はいつの間にか手に持っていた切符をなくしてしまった。娘と私があたふたしていると、近くに立っていた若い男の子が無言で切符を手渡してくれた。彼は床を指さしている。どうやら、切符を落としてしまっていたようだ。このときはきちんと「ありがとう」と言えた。
これらは大したことではないかもしれないが、私の心は温かくなった。日本社会にはこうした他人を思いやる気持ちがあちこちにあるのだ。」
http://www.recordchina.co.jp/a111921.html
<感動して涙がにじんできちゃったである。(太田)↓>
「・・・著名なインターネットユーザーである作業本氏は、日本を訪れた際に心に残ったある日本人についてつづった「あなたを忘れるには、きっと長い時間が必要でしょう」と題する文章を中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿した。
日本から帰国してもうずいぶん経つ。3月のある日、私たちは東京の蔦屋書店の前で初めて会った。彼は私に1週間付き添ってくれた通訳だ。
レストランで席に腰をおろし、周囲を見回すと、彼は「たばこですか?」と聞いてきた。「どうしてわかったんですか?」と尋ねると、「ホテルの部屋は喫煙でしたので。ご案内します」との返事。喫煙所で近くにいた人に火を借りて、急いでたばこを吸った。レストランに戻ると、最初に座った少々狭い席から広めの席に変更されていた。
毎朝10時にホテルのホールに集合と決まっていた。あるとき、私が2分早く行くと、彼は廊下で私を待っていた。翌日、8分早く行ったが、彼はすでにそこで待っていた。その翌日は15分前に着いたが、彼はやはりそこにいた。彼はそのホテルに泊まっていないのにもかかわらずである。
どこへ行っても、彼が私の先に立ってドアを開けてくれた。あるとき、私が彼にドアを開けてあげたことがあったが、彼はとても申し訳なさそうに私に感謝した。まるで、彼が間違いを犯したかのように。たばこを吸うときは「自分で喫煙室を探せますから」と言う私に「私がいた方が早く見つけられますので」と言って付き添ってくれた。
京都で日本滞在最後の夜を過ごしたとき、食事が運ばれてくるのを待っている間、彼はふいにきれいに包まれた東京の地図を取り出して私にプレゼントすると言った。私は「もう帰国するのに地図をもらっても…」と思ったが、彼が言うには、地図には私がこの1週間に訪れたすべての場所にマークが付いているので、記念にしてほしいとのことだった。私は涙が出そうになった。
京都を離れる日の昼食後、彼は突然、私をある場所に連れていくと言い出した。「どこに行くのですか?」「あなたが東京で時間がなくて行けなかった文具店です。調べたら、本店が京都にあるみたいなので…」。その日の夜には、ある人と洋食屋で会うことになっていた。彼はその前にラーメンを食べに行こうと言った。私がなぜかと聞くと、彼は「洋食のときはいつも少ししか召し上がらないので、洋食があまりお好きではないのかと思いました。先にラーメンを食べておけば、お腹がすくこともないでしょう」と言った。
これらのことは、彼が本来まったくする必要のないことである。なぜなら、彼の仕事は通訳だけだからだ。私たちは最後に、洋食屋の店の前で別れた。私はそこでどんな会話をしたのか覚えていないが、最後に交わした握手は、親友と別れるときのように感じられた。日本で出会ったたくさんの人の中には、テレビでしか見たことのない人もいた。有名店で食事もしたし、権威のある場所にも行った。だが、私が書きたいと思うのは彼のことだけだ。
私は面と向かってお礼を言うことになれていない。ここに記したことは、おそらく彼が見ることはないだろうし、再会することもないだろうが、幸い書き残しておくことはできる。桜が咲く前に日本に別れを告げたが、今ごろはすでに色鮮やかに咲いていることだろう。あなたが変わらずに、楽しくまじめに人生を送ることを祈っています。そして私は、あなたのことをきっと長い間忘れられないでしょう。」
http://www.recordchina.co.jp/a105462.html
その中共当局、台湾の新政権発足に向けてジャブを連打中。↓
<ケニアから被疑者たる台湾人45名を中共へ「拉致」。↓>
When the Chinese government persuaded Kenya to deport 45 Taiwanese citizens to Beijing recently as part of a fraud investigation, outraged officials in Taipei accused China of kidnapping.
But the controversial expulsions are a veiled warning as to how the mainland is ready to treat Taiwan under its next president, Tsai Ing-wen, say analysts here, if she abandons the current government’s Beijing-friendly policies and insists on maintaining a cautious distance from China, as she has pledged to do.
<このほか、台湾への中共観光客の抑制、台湾からの特定の魚の輸入の停止、等をやっている。↓>
Political experts see the deportations as another signal of Beijing’s intentions, following cuts in the number of permits issued to Taiwan-bound tourists from the mainland and a suspension of fish imports. Some expect more forceful actions if President-elect Tsai snubs China after taking office May 20.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2016/0414/China-sends-sharp-warnings-to-Taiwan-s-new-president-as-she-preps-for-office
米大統領選予備選小特集だ。↓
<クリントンがサンダースをNY州の人気投票で、一層引き離しつつある。↓>
・・・according to a new NBC 4 New York/Wall Street Journal/Marist poll・・・Clinton gets support of 57 percent of likely Democratic primary voters in the poll, while Sanders gets 40 percent.
That 17-point lead for Clinton is an increase from Monday’s NBC/WSJ/Marist survey (conducted by the same pollster), which found the former secretary of state ahead, 55 percent to 41 percent・・・
http://time.com/4295244/clinton-poll-new-york/?xid=homepage
<トランプは今後、上り調子だとさ。↓>
Trump Will Bulldoze Through the Northeast--
Any claim that he’s lost his momentum is about to end.・・・
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/politics/2016/04/any_claim_that_donald_trump_has_lost_momentum_is_ending.html
<トランプ、サンダース、そしてオバマの出現は、米国政治が欧州化しつつあることを示しているとさ。
(なかなか読ませる。このコラム全体を読むべし。(太田))↓>
FOR most Europeans these days, traveling to America is like landing on Mars. Even the most sophisticated political analysts can’t make head or tail of what is happening in the country. They are offended by the rise of Donald J. Trump, puzzled by Bernie Sanders’s democratic socialist appeal to young American voters, and confused by President Obama’s unsentimental, risk-averse foreign policy that decided against punishing President Bashar al-Assad of Syria for crossing Mr. Obama’s own red line on chemical weapons.・・・
America Hasn’t Gone Crazy. It’s Just More Like Europe.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/15/opinion/america-hasnt-gone-crazy-its-just-more-like-europe.html?ref=opinion&_r=0
米国防省高等研究所、無人の敵性潜水艦常時追尾潜水ドローンを開発。↓
The prototype boat in DARPA's Anti-Submarine Warfare (ASW) Continuous Trail Unmanned Vessel (ACTUV) program, the Sea Hunter, is beginning sea trials・・・
http://www.nationalinterest.org/blog/the-skeptics/sea-hunter-how-america-could-revolutionize-naval-warfare-15783
現代イスラム社会は、イスラム教を廃棄でもしない限り、必然的に先祖返りして反動化していく、という私の指摘を裏付ける記事をNYタイムスが一杯載せたぞ。↓
<マレーシアの現政権は、扇動罪を悪用して、政府への一切の批判を封じつつある、とさ。↓>
・・・In 2015 alone, according to Amnesty International, 91 people were arrested, charged or investigated under the 1948 Sedition Act — almost five times as many as during the law’s first 50 years.
The act, which was amended after race riots in 1969, prohibits any action that might “raise discontent or disaffection” among Malaysians. It was enacted by the British colonial authorities, mostly to stamp out criticism from communists. But the Najib administration, after pledging to repeal the archaic law, is now wielding it to silence anyone who questions the state, or even the political status quo. This is an unprecedented onslaught against free expression in Malaysia, and an attempt to muzzle the entire population.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/the-muzzling-of-the-malaysian-mind.html?ref=opinion
<エジプトのシーシ政権の「人権」抑圧はひどくなるばかりだが、それに批判的な欧米諸国はイタリアのみ、だと。↓>
Human rights abuses in Egypt under President Abdel Fattah el-Sisi have reached new highs, yet the Western governments that trade with and arm Egypt have continued to pursue business as usual with the argument that regional security and economic interests trump all. Now, a stalled investigation into the abduction and murder of an Italian student has forced at least one of these countries, Italy, to reconsider its relationship. It is time for other Western democracies to reconsider theirs.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/upping-the-pressure-on-egypt.html?ref=opinion
<トルコのエルドアン政権は言論を封殺しつつある、とさ。↓>
Many American policy makers are horrified by Mr. Erdogan’s efforts to kill off what is left of free speech in Turkey. Even President Obama admitted that he was “troubled” by the direction of the country, a NATO ally.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/free-speech-isnt-the-onlycasualty-of-erdogans-repression.html?ref=opinion
<英国のイスラム教徒は、過半が同性愛を法律で禁止すべきだ、4割近くが妻は夫に従わなければならない、3分の1がムハンマドを嘲笑した者に暴力を振るう者は非難されるべきではない、4分の1近くが英国でシャリーアを導入すべきだ、と考えているとさ。↓>
Poll of British Muslims Reveals Startling Views・・・
Among the poll results were relatively high levels of disapproval for homosexuality, with 52 percent of respondents saying it should be illegal and 47 percent saying gay people should not work as teachers. On the issue of women’s rights, 39 percent agreed with the statement “wives should always obey their husbands.”
About one-third of respondents said they would tell the police if they knew someone who was getting involved with supporting terrorism in Syria. The same proportion refused to condemn people who take part in violence against those who mock the Prophet Muhammad. Almost one quarter said they favored replacing the British legal system with Islamic law.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/15/world/europe/poll-british-muslims.html?ref=world&_r=0
知力の高い人々は、低い人々よりもウソをつかないし、ついたとしてもささやかなウソしかつかない、とさ。↓
・・・First, why were the less intelligent people more likely to lie? Second, why were the smarter liars so sheepish about going for the maximum payoff?・・・
<その理由は、バレた時のことを恐れるとともに、自分のイメージを気にしているからではないか、と想像されている、と。↓>
<Researchers> believe that more intelligent people may be more cautious about the consequences of lying. Dishonesty can make a situation better in the short term, but who knows what will happen down the road, especially if the lie eventually comes out?・・・
It’s also possible that the smarter people are also more concerned with their self-image.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/04/14/this-unusual-test-reveals-how-smart-you-are/?hpid=hp_hp-more-top-stories_wonkblog-335pm%3Ahomepage%2Fstory
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太田述正コラム#8338(2016.4.15)
<一財務官僚の先の大戦観(その6)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x2964)>
<太田>(ツイッターより)
「… 鈴木氏の思考法の大きな特徴は、常に未来に起点を置いて発想することにある。過去や現在の延長線上で考えるのではなく、未来に目を向けて、可能性やあるべき姿を見いだしたら、そこから顧みて過去や現在を否定し、目の前の壁を打破して、実現していく。…
今回鈴木氏が提案したセブン−イレブン・ジャパンの井阪隆一社長を退任させる案も、まったく同じ発想から出てきたもののように私は感じる。一方で、同社の指名・報酬委員会にお いて社外取締役が「5期連続最高益を実現した社長を辞めさせるのは世間の常識が許さない」と鈴木氏の案に反対したのは、過去の延長線上での発想であった。 「世間の常識」は常に過去の延長線上で考えるものだからだ。…」
http://blogos.com/article/171806/
納得できる。
但し、今回の鈴木氏の予見した未来が、高齢である等の理由で歪んでいた可能性は排除できまい。
とまれ、最高のはなむけの言葉を贈られた鈴木氏は幸せ。
<太田>
関連記事だ。
「「コンビニの原型つくった人、尊敬」「退任は残念」 セブン鈴木氏引退 業界トップの反応・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ13HMH_T10C16A4TI1000/
それでは、その他の記事の紹介です。
彼をよりにもよって空幕長にした防衛官僚達の一先輩として、国民の皆様にお詫び申し上げる。↓
「・・・法の不知は犯罪を阻却せず、法を知らなかった、違法だということを知らなかったと弁明しても決して無罪にはならない、ということは常識の類だと思うが、どうも田母神氏はそういう常識を欠いていたようである。
田母神氏のような人を出さないために選挙のプロや弁護士がいるはずなのだが、どうも田母神氏の周辺にはそういう人がいなかったようである。
世の中には法の網をどうやって潜るか、ということを熱心に研究し、実際にこれを実行している人たちがいるが、そういう人たちと比べると、田母神氏は余りにもお人好しで、善人で、愚かである。
愚かだということは時には犯罪的だ、と言われることもあるが、しかし愚かだということが直ちに犯罪になるわけではない。・・・」
http://blogos.com/article/171829/
おー懐かしや田岡さん。
ご健在のようで何よりですが、「ロジカルな行動」より「リーズナブルな行動」を推奨されるとは、随分丸くなられたもんですねえ。↓
「北朝鮮の度重なる核実験に対し、韓国では「我が国も核武装をすべきだ」との声が高まり、同国の中央日報の世論調査では核武装賛成が約68%、反対が約30%となった。そこへ米大統領選挙で共和党の候補者になりかねないドナルド・トランプ氏が日本と韓国からの米軍撤退や、両国の核武装を容認するような発言をしたため、日本でもおおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事らが、核武装を考える必要がある、との趣旨の発言をしている。・・・
<ここのくだりはホントだとすりゃ、実にオモロイですなー。(太田)↓>
2002年9月、当時の小泉純一郎首相が北朝鮮の金正日国防委員長と合意した日朝平壌宣言は、国交正常化や経済協力と引き換えに、双方が「核問題に関連するすべての国際的合意を遵守する」ことを確認した。これは北朝鮮がNPTや南北首脳の「朝鮮半島非核化共同宣言」を守り、核開発をやめることを意味し、欧米メディアも「信じ難いほどの北朝鮮の譲歩」を日本が得た、と称賛した。・・・
<ところが、>拉致問題に日本国民の関心が集中したため、平壌宣言の履行は不可能となり、北朝鮮は翌2003年NPTから脱退して核開発を進め、韓国では核武装支持の世論が高まり、日本でもその動きが出はじめた。・・・
NPTは露骨な不平等条約であり、それに加入していないイスラエル、インド、パキスタンや、脱退を宣言した北朝鮮が核武装を進めているのだから合理性も欠けている。米国はインドとは例外措置として2007年に原子力協力協定を結んだから全く理屈が合わない。とはいえNPT体制が崩れて「核の自由化」が起これば世界は今日よりはるかに危険となる。「論理性」と「妥当性」が一致しないことはしばしばある。ロジカルな行動かリーズナブルな行動か、いずれを採るかを天秤にかければ後者を選ぶのは当然の判断だろう。・・・
<そんなこと言ったって、トランプが米国になりつつあるんだけど・・。(太田)↓>
もし日韓が北朝鮮に倣ってNPT(核不拡散条約)から脱退した場合、米国との関係はどうなるのか、またNPT体制が崩れれば世界は一層危険にならないか、などを考えれば、日本の核武装論はトランプ氏と同列の妄言と言うしかない。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%a0%b8%e6%ad%a6%e8%a3%85%e8%ab%96%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%af%e7%8f%be%e5%ae%9f%e6%80%a7%e3%82%82%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%82%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBrJ3Yz?ocid=iehp#page=2
では、中共当局及び人民の日本礼賛記事集でっせ。
(今回は、1年以上経ってる記事もあるからね。)↓
<まずは、当局によるもの。↓>
「・・・金融界・・・記事は、「知乎」のユーザーが日本を訪れ、実際に見た「真実の日本の姿」として、日本は中国に比べて「少ないものが3つ、多いものが3つあった」と紹介している。中国に比べて少ない3つのものとは、「ゴミ箱、警察官の姿、子どもの数」だ。そして、中国より多いものとは「自動販売機、カラス、高齢者の数」だという。ゴミ箱が少ないにもかかわらず、日本が清潔に保たれているというのは多くの中国人が語る日本の姿だ。・・・
記事は「上海では1杯37元を下回るラーメン店を探すのは難しい」と指摘している。もちろん上海にも安い飲食店は数多く存在するが、安い飲食店は個人経営の食堂に近いものだ。衛生管理がなされているレストランやチェーン店での食事はもはや日本のほうが安いのだという。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1607357/
「・・・日本情報サイトに、「なぜ日本の病院は中国人であふれているのか」と題する記事が掲載された。・・・
記事は5つを挙げている。・・・
2つ目は、地縁関係とビザの問題だ。両国は地理的に非常に近く、日本の街には中国語の表示があふれていることで、中国人は異国に来た感覚があまりないのだという。また、日本政府は中国人に対する医療滞在ビザの発行を開始し、日本での医療体験を後押ししている。ビザの有効期限は最長3年で、1回の入国で半年間滞在できる。
3つ目は、日本の医療環境の良さだ。記事は「日本の病院の最大の特徴」として、患者がリラックスできるという点を挙げる。病院内のにおい(中国では薬品のにおいが充満)や手術室の清潔さ、ライトの角度まで、患者がストレスを感じないよう配慮されている。
4つ目は、日本の医療技術の高さ。日本の医療は世界でもトップレベルで、中国よりも優れている。記事は、「がんや糖尿病といった難しい病気も、日本ではすぐに友好的な治療が受けられる上、(中国のように)医者に袖の下を渡す必要もない」としている。
そして5つ目が、医療サービスの質。記事は、「日本の医療ツーリズムの人気はこの国の優れたサービス文化によるものだ」とし、「『お客様は神様』の精神は、患者に対しても同様だ」としている。」
http://www.recordchina.co.jp/a131820.html
「・・・新藍網は日本を初めて訪れた中国人女性の体験談を紹介した。・・・
女性たちは5日間の沖縄旅行を申し込んだ。料金は2299元(約4万円)と確かに安い。日本で最初に印象に残ったのは、飛行機を降りた後に乗り換えたバスの運転手だった。女性は「私たちの荷物はすべてバスの運転手がトランクに入れてくれた。しかもチップも受け取らない。バスを降りる時は同じように全部出してくれた。日本人の親切さが感じられて、この時から警戒心は一切なくなった!」と記している。
それから、スーパーの2階のレストランで食べた豚足の定食は「油がしつこくなく、甘みがあってとてもおいしかった」と絶賛。宿泊したホテルも、「ホテルマンは中国語は話せなかったけど、簡単な中国語を紙に書いてくれて、身振り手振りで教えてくれた。とても親切だった」「部屋は広くはなかったけど何でもそろっていた。温かみがあって清潔だった」と好印象だったようだ。
さらに感激したのが風呂だ。中国のホテルではアメニティーがそろっていなかったり、シャンプーやボディーソープの質が悪かったりするため、持参する人も多い。女性は「浴槽にはったお湯は透き通るような青色をしていて、ガイドさんに聞いた通りだった」といい、「パジャマも歯ブラシセットもそろっているし、シャンプーやボディーソープも気持ちが良くて、本当に良かった!」とご満悦の様子だ。」
http://www.recordchina.co.jp/a131902.html
<以下は、基本的に人民によるものだ。↓>
「・・・中国のインターネット上に、広州在住の女性が日本旅行でジブリ美術館を見学した時のことを紹介する記事が掲載された。・・・
いざジブリ博物館に入場という時になって思わぬトラブルが発生。事前購入したチケットが、1枚は大人だったが、もう1枚は「中学生」チケットだったのだという。・・・
せっかくの夫婦の旅行なのに、結局は夫に外で待っていてもらって1人で見学することにしたという女性。怒りの矛先は大人料金を取って学生チケットを売りつけた淘宝網のショップに向かい、「わが国では多くの人が不誠実な商売をしていることに、ひどくがっかりした」と非常に失望したようだ。
しかし、ジブリ美術館そのものは非常に良かったようで、「館内のいたるところにジブリ映画の情景が見られ、細かなところにまで映画の縮図がある」と感動の様子。「愛と童心で溢れている」と感想をつづった。だが、夫を外で待たせているためゆっくり落ち着いて見学することができず、再来を誓って記事を結んだ。」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_132486/
「・・・中国のネット上に、上海在住の女性が日本旅行で体験した空港における日中の違いを紹介する記事が掲載された。・・・
この女性は、日本に対して複雑な感情を持っていたものの、日本旅行に行ってみて「見てよし、食べてよし、遊んでよし」の良いところで、特に「教育面で啓発を受けた」と称賛した。
具体的には日中の空港に大きな違いがあると紹介。例えば、保安検査の際に靴を脱ぐ必要があったが、日本の空港では「係員がずっと笑顔で、靴を入れたかごを通すのを手伝ってくれた」と感激した様子。
しかし帰国した際の上海の空港では係員が全く違っていたようだ。「やる気のない様子で、靴を入れたかごを自分で通さなくてはならず、しかももう一度やり直せと命令口調で言われた」と大変ご立腹の様子。そして「東京から帰ってきて神様のような待遇を受けてきたが、上海人の気質を忘れていた。だから海外に行くと国内旅行したくなくなるというのか」と妙に納得したという。
また、受託手荷物を受け取るときも日本と中国とでは大きく異なっていたと紹介。日本の空港では「みんなの荷物が整頓されて運ばれ、スーツケースは横向きに置かれて、取っ手が上向きになるようになっていた」と、細かな点まで気配りされている様子を高く評価した。
しかし、中国の空港ではターンテーブルから荷物が乱雑に出てくるままになっている様子を見て、「ため息しか出ない」という女性。「海外では多くのことが私たちよりきちんとしている」と感想を綴り、「こんな扱いをされても大丈夫なスーツケースの品質にだけは“いいね”を送ろう」と結んだ。」
http://www.recordchina.co.jp/a132485.html
「・・・中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人女性がつづった体験談が記された。・・・
50代の中国人女性は、日本人男性と結婚した娘に会うために、旅行がてら日本に1週間ほど滞在した。その際に、日本人に対する見方が少し変わったという。以下は掲載されたブログの概要。
私はもともと日本人に良い印象はなかった。言うまでもなく、過去の歴史の問題からだ。しかし、娘が日本人と結婚したこともあり、徐々に日本人に対する反感も薄れつつあった。それでも、日本人全体に対する印象は、やはり良いとまでは言えなかった。しかし先日、日本で暮らす娘夫婦と孫に会いに行った時に、そうした見方が少し変わる出来事に遭遇した。
娘の家の近くのショッピングセンターに行ったときのこと。娘が買い物をしている間に、私がトイレに孫のオムツを換えに行くことにした。日本には多くの場所に、子ども連れや身体が不自由な人専用のトイレが設置されている。私が片手でベビーカーを押しながら、もう片方の手でそのトイレの引き戸を開けようとしていると、横からさっとそのドアを開ける人が現れた。
私は一瞬「割り込むつもり?」と思ったが、見るとその男性はその場で動かずに微笑んでいる。私がスムーズに入れるようにドアを押さえていてくれたのだった。私は「ありがとう」という日本語を覚えていたはずだったが、慌てていたためか「謝謝!」と言ってしまった。男性は何も言わずに去って行った。
また、電車内で娘と孫と一緒に座っていたとき、私はいつの間にか手に持っていた切符をなくしてしまった。娘と私があたふたしていると、近くに立っていた若い男の子が無言で切符を手渡してくれた。彼は床を指さしている。どうやら、切符を落としてしまっていたようだ。このときはきちんと「ありがとう」と言えた。
これらは大したことではないかもしれないが、私の心は温かくなった。日本社会にはこうした他人を思いやる気持ちがあちこちにあるのだ。」
http://www.recordchina.co.jp/a111921.html
<感動して涙がにじんできちゃったである。(太田)↓>
「・・・著名なインターネットユーザーである作業本氏は、日本を訪れた際に心に残ったある日本人についてつづった「あなたを忘れるには、きっと長い時間が必要でしょう」と題する文章を中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿した。
日本から帰国してもうずいぶん経つ。3月のある日、私たちは東京の蔦屋書店の前で初めて会った。彼は私に1週間付き添ってくれた通訳だ。
レストランで席に腰をおろし、周囲を見回すと、彼は「たばこですか?」と聞いてきた。「どうしてわかったんですか?」と尋ねると、「ホテルの部屋は喫煙でしたので。ご案内します」との返事。喫煙所で近くにいた人に火を借りて、急いでたばこを吸った。レストランに戻ると、最初に座った少々狭い席から広めの席に変更されていた。
毎朝10時にホテルのホールに集合と決まっていた。あるとき、私が2分早く行くと、彼は廊下で私を待っていた。翌日、8分早く行ったが、彼はすでにそこで待っていた。その翌日は15分前に着いたが、彼はやはりそこにいた。彼はそのホテルに泊まっていないのにもかかわらずである。
どこへ行っても、彼が私の先に立ってドアを開けてくれた。あるとき、私が彼にドアを開けてあげたことがあったが、彼はとても申し訳なさそうに私に感謝した。まるで、彼が間違いを犯したかのように。たばこを吸うときは「自分で喫煙室を探せますから」と言う私に「私がいた方が早く見つけられますので」と言って付き添ってくれた。
京都で日本滞在最後の夜を過ごしたとき、食事が運ばれてくるのを待っている間、彼はふいにきれいに包まれた東京の地図を取り出して私にプレゼントすると言った。私は「もう帰国するのに地図をもらっても…」と思ったが、彼が言うには、地図には私がこの1週間に訪れたすべての場所にマークが付いているので、記念にしてほしいとのことだった。私は涙が出そうになった。
京都を離れる日の昼食後、彼は突然、私をある場所に連れていくと言い出した。「どこに行くのですか?」「あなたが東京で時間がなくて行けなかった文具店です。調べたら、本店が京都にあるみたいなので…」。その日の夜には、ある人と洋食屋で会うことになっていた。彼はその前にラーメンを食べに行こうと言った。私がなぜかと聞くと、彼は「洋食のときはいつも少ししか召し上がらないので、洋食があまりお好きではないのかと思いました。先にラーメンを食べておけば、お腹がすくこともないでしょう」と言った。
これらのことは、彼が本来まったくする必要のないことである。なぜなら、彼の仕事は通訳だけだからだ。私たちは最後に、洋食屋の店の前で別れた。私はそこでどんな会話をしたのか覚えていないが、最後に交わした握手は、親友と別れるときのように感じられた。日本で出会ったたくさんの人の中には、テレビでしか見たことのない人もいた。有名店で食事もしたし、権威のある場所にも行った。だが、私が書きたいと思うのは彼のことだけだ。
私は面と向かってお礼を言うことになれていない。ここに記したことは、おそらく彼が見ることはないだろうし、再会することもないだろうが、幸い書き残しておくことはできる。桜が咲く前に日本に別れを告げたが、今ごろはすでに色鮮やかに咲いていることだろう。あなたが変わらずに、楽しくまじめに人生を送ることを祈っています。そして私は、あなたのことをきっと長い間忘れられないでしょう。」
http://www.recordchina.co.jp/a105462.html
その中共当局、台湾の新政権発足に向けてジャブを連打中。↓
<ケニアから被疑者たる台湾人45名を中共へ「拉致」。↓>
When the Chinese government persuaded Kenya to deport 45 Taiwanese citizens to Beijing recently as part of a fraud investigation, outraged officials in Taipei accused China of kidnapping.
But the controversial expulsions are a veiled warning as to how the mainland is ready to treat Taiwan under its next president, Tsai Ing-wen, say analysts here, if she abandons the current government’s Beijing-friendly policies and insists on maintaining a cautious distance from China, as she has pledged to do.
<このほか、台湾への中共観光客の抑制、台湾からの特定の魚の輸入の停止、等をやっている。↓>
Political experts see the deportations as another signal of Beijing’s intentions, following cuts in the number of permits issued to Taiwan-bound tourists from the mainland and a suspension of fish imports. Some expect more forceful actions if President-elect Tsai snubs China after taking office May 20.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2016/0414/China-sends-sharp-warnings-to-Taiwan-s-new-president-as-she-preps-for-office
米大統領選予備選小特集だ。↓
<クリントンがサンダースをNY州の人気投票で、一層引き離しつつある。↓>
・・・according to a new NBC 4 New York/Wall Street Journal/Marist poll・・・Clinton gets support of 57 percent of likely Democratic primary voters in the poll, while Sanders gets 40 percent.
That 17-point lead for Clinton is an increase from Monday’s NBC/WSJ/Marist survey (conducted by the same pollster), which found the former secretary of state ahead, 55 percent to 41 percent・・・
http://time.com/4295244/clinton-poll-new-york/?xid=homepage
<トランプは今後、上り調子だとさ。↓>
Trump Will Bulldoze Through the Northeast--
Any claim that he’s lost his momentum is about to end.・・・
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/politics/2016/04/any_claim_that_donald_trump_has_lost_momentum_is_ending.html
<トランプ、サンダース、そしてオバマの出現は、米国政治が欧州化しつつあることを示しているとさ。
(なかなか読ませる。このコラム全体を読むべし。(太田))↓>
FOR most Europeans these days, traveling to America is like landing on Mars. Even the most sophisticated political analysts can’t make head or tail of what is happening in the country. They are offended by the rise of Donald J. Trump, puzzled by Bernie Sanders’s democratic socialist appeal to young American voters, and confused by President Obama’s unsentimental, risk-averse foreign policy that decided against punishing President Bashar al-Assad of Syria for crossing Mr. Obama’s own red line on chemical weapons.・・・
America Hasn’t Gone Crazy. It’s Just More Like Europe.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/15/opinion/america-hasnt-gone-crazy-its-just-more-like-europe.html?ref=opinion&_r=0
米国防省高等研究所、無人の敵性潜水艦常時追尾潜水ドローンを開発。↓
The prototype boat in DARPA's Anti-Submarine Warfare (ASW) Continuous Trail Unmanned Vessel (ACTUV) program, the Sea Hunter, is beginning sea trials・・・
http://www.nationalinterest.org/blog/the-skeptics/sea-hunter-how-america-could-revolutionize-naval-warfare-15783
現代イスラム社会は、イスラム教を廃棄でもしない限り、必然的に先祖返りして反動化していく、という私の指摘を裏付ける記事をNYタイムスが一杯載せたぞ。↓
<マレーシアの現政権は、扇動罪を悪用して、政府への一切の批判を封じつつある、とさ。↓>
・・・In 2015 alone, according to Amnesty International, 91 people were arrested, charged or investigated under the 1948 Sedition Act — almost five times as many as during the law’s first 50 years.
The act, which was amended after race riots in 1969, prohibits any action that might “raise discontent or disaffection” among Malaysians. It was enacted by the British colonial authorities, mostly to stamp out criticism from communists. But the Najib administration, after pledging to repeal the archaic law, is now wielding it to silence anyone who questions the state, or even the political status quo. This is an unprecedented onslaught against free expression in Malaysia, and an attempt to muzzle the entire population.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/the-muzzling-of-the-malaysian-mind.html?ref=opinion
<エジプトのシーシ政権の「人権」抑圧はひどくなるばかりだが、それに批判的な欧米諸国はイタリアのみ、だと。↓>
Human rights abuses in Egypt under President Abdel Fattah el-Sisi have reached new highs, yet the Western governments that trade with and arm Egypt have continued to pursue business as usual with the argument that regional security and economic interests trump all. Now, a stalled investigation into the abduction and murder of an Italian student has forced at least one of these countries, Italy, to reconsider its relationship. It is time for other Western democracies to reconsider theirs.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/upping-the-pressure-on-egypt.html?ref=opinion
<トルコのエルドアン政権は言論を封殺しつつある、とさ。↓>
Many American policy makers are horrified by Mr. Erdogan’s efforts to kill off what is left of free speech in Turkey. Even President Obama admitted that he was “troubled” by the direction of the country, a NATO ally.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/14/opinion/free-speech-isnt-the-onlycasualty-of-erdogans-repression.html?ref=opinion
<英国のイスラム教徒は、過半が同性愛を法律で禁止すべきだ、4割近くが妻は夫に従わなければならない、3分の1がムハンマドを嘲笑した者に暴力を振るう者は非難されるべきではない、4分の1近くが英国でシャリーアを導入すべきだ、と考えているとさ。↓>
Poll of British Muslims Reveals Startling Views・・・
Among the poll results were relatively high levels of disapproval for homosexuality, with 52 percent of respondents saying it should be illegal and 47 percent saying gay people should not work as teachers. On the issue of women’s rights, 39 percent agreed with the statement “wives should always obey their husbands.”
About one-third of respondents said they would tell the police if they knew someone who was getting involved with supporting terrorism in Syria. The same proportion refused to condemn people who take part in violence against those who mock the Prophet Muhammad. Almost one quarter said they favored replacing the British legal system with Islamic law.・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/15/world/europe/poll-british-muslims.html?ref=world&_r=0
知力の高い人々は、低い人々よりもウソをつかないし、ついたとしてもささやかなウソしかつかない、とさ。↓
・・・First, why were the less intelligent people more likely to lie? Second, why were the smarter liars so sheepish about going for the maximum payoff?・・・
<その理由は、バレた時のことを恐れるとともに、自分のイメージを気にしているからではないか、と想像されている、と。↓>
<Researchers> believe that more intelligent people may be more cautious about the consequences of lying. Dishonesty can make a situation better in the short term, but who knows what will happen down the road, especially if the lie eventually comes out?・・・
It’s also possible that the smarter people are also more concerned with their self-image.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/04/14/this-unusual-test-reveals-how-smart-you-are/?hpid=hp_hp-more-top-stories_wonkblog-335pm%3Ahomepage%2Fstory
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太田述正コラム#8338(2016.4.15)
<一財務官僚の先の大戦観(その6)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/