太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/

太田述正コラム#8317(2016.4.5)
<皆さんとディスカッション(続x2954)>

<太田>(ツイッターより)

 「東工大学長、全文英語で式辞 入学式で…」
http://www.asahi.com/articles/ASJ443QJZJ44UTIL00X.html?iref=comtop_list_edu_n05
 異常さを感じてちょっとあたってみた。
 「カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131021/254828/?P=1
 →Ph.Dを取得できなかった?
 成程合点。

<katabiragawaC>(同上)

 いくら東工大生が英語できないからってバカにしすぎやろおっさん。
 テキストは修士以降は英語ばっかやでw。

<太田>(同上)

 益川敏英はノーベル賞授賞スピーチを日本語で行った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%8A%E5%B7%9D%E6%95%8F%E8%8B%B1
 つまり、研究の手段として英語を使う(使える)ことと、英語で文章を書い(書け)たりスピーチを行ったりする(行ったりできる)かどうかとは基本的に無関係。
 いずれにせよ、東工大生じゃなく、同大学長、ひいては同大の将来への懸念を表明したもの。

<katabiragawaC>(同上)

 文章を書いたりスピーチできなければ研究の手段に使えるうちに入らないよ。
 国際会議で通訳つけてもらえるのは大先生だけっすよ?
 自国語で学習できることは重要っていうのは、高校レベルの話ではないかしら?
 その点は日本は恵まれてると思うけど、東工大はまあ少々アレな大学だけどそんなレベルではないっすよ?
 まじで東工大生を舐めすぎっしょ。

<太田>(同上)

 私が米留してた1970年代後半、自国語で書いたペーパーを英語に翻訳してくれる人や業者に事欠かなかったぜ。
 私は自分で書いたけどね。
成果発表だって、翻訳してもらったのを読み上げりゃいいわけ。
 今じゃ自然科学系の<場合は>、自動翻訳でほぼイケるんじゃない?
 繰り返すが、東工大生じゃなく、英米コンプレックスがある(としか思えない)現学長・・引用したインタビュー参照・・、ひいてはそんな学長に率いられる東工大のことを心配してるだけ。
 何たって「国立」なんだから、納税者として声をあげるのは当然だよ。
 Got it?

<katabiragawaC>(同上)

 英米コンプレックスとは無関係な話っすよ?
 東工大生に英語コンプレックスがあるのは事実なんだからそこ打ち破れってのは必要な話なのに、部外者がガタガタ言うにはどうっすかね?

<太田>(同上)

 「日本の大学が世界ランキングで低迷するワケ<の一つだが、>…「教育」の評価項目には、講義を英語で行っているか、という要素も含まれる。それなら、「学部を含め今の講義を全部英語にすればいいじゃないか」という意見もあるが、そもそも教育の中身が良質でなければ、英語化したところで国際的には認めてもらえない。だから、講義を性急に英語にするよりも、まずは教育の質をしっかりと誇れる水準にする、というのが私の考えだ。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131021/254828/?P=1&rt=nocnt
(前掲)
一、英語で講義を行っている度合いをランク評価基準に入れていることはおかしいという発想が皆無。
二、「教育の中身」を「良質」にするには、まず研究「の質をしっかりと誇れる水準にする」のが大前提のはずなのにそれに触れず。
三、本人の研究の質そのものに、Ph.Dが取れず、ウィキペディアすら作ってもらえないときてるんだから疑問符が付く。
四、こんな英米コンプレックスの三島センセが理科系の「国立」「一流」大の学長に納まっている。
 それなのに、私の懸念にイチャモンをつけるキミが同大生の標準だとすると、私の懸念は深まらざるをえないな。

<katabiragawaC>(同上)

 日本のWikipedia の水準では、項目があるかどうかを一流の研究者かどうかの基準にはできないですが?
 そういうことをおっしゃると見識を疑われますよw。
 例えば前原昭二先生は、日本語で書いた論文が海外でも盛んに引用されている偉大な数学者ですが、Wikipedia に項目はないですね。

<太田>(同上)

 Ph.D(博士号)の方は間違いなさそうだな。
 こっちの方が大学人としちゃ重要で、「有名人」指標のウィキペディアの方は付けたしだが、ざっと調べてみたところ、ウィキペディアのないのは、旧帝大じゃ、東北大総長のみで、一橋大学長はあり、東京医科歯科大学長はなし、地方「国立」筆頭(?)の神戸大学長もなかったけど、全員、博士号は持ってるよ。
 (なお、東北大総長、東京医科歯科大学長はどっちもお医者さんだからね。)
 首都圏所在の総合理工系大学としてライバル関係にある東京理科大学長は博士号、ウィキペディア両方あるで。

<太田>(同上)

 「…ツチガエルの国…はどこかおかしい。全ての国民が「(平和を守るために、元から)戦う力を持たない」という戒律を共有して生きている。夜には皆が1カ所に集まって、過去の過ちを謝罪する歌を合唱する。思う存分平和に酔って生きていくツチガエルの国を、老いたワシが飛び回って守ってくれる。
 しかし結局はウシガエルの群れが、ツチガエルの暮らす理想郷に破局をもたらす。百田…尚樹...は…『カエルの楽園』<で、>…おそらく、中国が超大国として台頭し、北朝鮮が核ミサイルを撃つ中、日本だけが米国を信じ「平和憲法」を守ってぼんやりしていてはいけない、という話をしたいのだろう。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/05/2016040500565.html
 このワシが若い頃にツチガエルを数百万匹、全く無意味に虐殺したことを描かないんだから、百田も国賊の片割れだよ。
 それにしても、朝鮮日報東京特派員の金秀恵さん、韓国民への覚醒の呼びかけとしちゃ、いささか婉曲過ぎるんじゃないの?

<太田>(同上)

 タックスヘイヴンのヴァージン諸島等の諸会社の取締役や株主に、中共の中央政治局常務委員(チャイナ・セヴン)の習近平、張高麗、劉雲山の3名の姻族の名前が・・。
http://www.bbc.com/news/world-asia-35962326
 心優しい日本の主要メディアは報道するどころか関心すら抱いていないようだけどね。

<太田>

 関連記事だ。

 <最初に報道されたのは、プーチンの取り巻きがやってたということ。↓>
 Kill it, spin it -- Putin will do anything to stifle the Panama Papers story・・・
http://www.theguardian.com/news/commentisfree/2016/apr/04/panama-papers-vladimir-putin-russian-western-relations
 <ウクライナ大統領は自分でやってた。(ロシアよりひどいね。(太田))↓>
 Ukrainian President Petro Poroshenko says he did nothing wrong, after leaked documents suggested he had set up an offshore company as a tax haven using Panamanian legal firm Mossack Fonseca.
 Ukraine prosecution officials said there was no evidence of a crime but one politician called for the president to face impeachment proceedings.・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-35958762
 <アイスランド首相夫妻も自分達でやってた。↓>
 Iceland's prime minister has refused to resign after being accused of hiding millions of dollars in investments behind a secretive offshore company.
Leaked documents show that Sigmundur Gunnlaugsson and his wife bought offshore company Wintris in 2007.
 He did not declare an interest in the company when entering parliament in 2009. He sold his 50% of Wintris to his wife for $1 (70p), eight months later.
Opposition parties say they plan to hold a confidence vote in parliament.・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-35962670
 <パキスタン首相の子供達もやってた。↓>
 A son of Pakistani Prime Minister Nawaz Sharif has defended his family's ownership of offshore companies, saying the family has done "nothing wrong".
 Leaked documents show that three of Mr Sharif's children were linked to offshore companies that owned properties in London, local media say.
 Some opposition leaders have called for Mr Sharif to be investigated over his family's "wealth stashed abroad".
However, Mr Sharif's son Hussain said all their business affairs were legal.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-35959895

<豊丘時竹>(2016.4.4)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20160404

≫その習ちゃん達、期待通り、対北朝鮮経済制裁を手抜きしてくれてるようだよ。(有り難くて涙がこぼれらー。)≪(コラム#8309。太田)

 北朝鮮のミサイルは、日本のアメリカの属国からの独立を促すものだということになるのであろう。アメリカのトランプといい、習ちゃんといい、北朝鮮といったように、日本を取り巻く環境は、属国を飛び出すように促してくれているわけである。

<xMMq7zPM>

≫いずれにせよ、この2人は(暗殺という形であれ)処刑されて当然でしょう。≪(コラム#8100。太田)

 脱走じゃなくて投降なのに?

<太田>

 「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」という一節が入った戦陣訓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E9%99%A3%E8%A8%93
があろうがなかろうが、上官の命令がないのに投降したのは単なる敵前逃亡ですよ。

<太田>

 <komuroさんに>いただいた、(USB-DACとパソコンを繋ぐ)ケーブルのうち、2階で使っていた方が、(相当前から時々接触不良気味になっていたのですが、)ついに、どういじっても音が出なくなったので、新たに買おうと思っています。
 この製品あたりが妥当なのでしょうか。↓
http://www.yodobashi.com/Audio-Quest-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88-USB-DIA2-0-75M-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E7%94%A8USB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-USB-Diamond-2-0-75m-A-to-B/pd/100000001001475897/

 わが家の中では、一番使用頻度の高いオーディオケーブルということもあり、値段のことは二の次と考えていますが・・。
 なお、現在、ピアノ部屋で使っていたケーブル・・やはりいただいたもの・・で取りあえず代替しています。

<komuro>

 私が以前送ったオレンジ色のUSBケーブルが使えなくなった、ということですね。
 線が硬いために、私も使っているうちに接触不良を起こすことがたびたびありました。

 さて新しいUSBケーブルの購入についてですが、使用機器の価格バランスを考えると数千円のもので十分です。
 太田さん2Fの機器:USB DAC(3.5万円)+ アンプ(7千円) + スピーカー(3万円)
 私の機器 :USB DAC(8万円) + アンプ(24万円) + スピーカー(28万円)
 友人の機器:USB DAC(17万円) + アンプ(45万円) + スピーカー(15万円)
 知り合いの機器:USB DAC(240万円) + アンプ(100万円) + スピーカー(400万円)

 参考までに、私が使用しているものはこれの旧バージョンです。
・Audio Quest オーディオクエスト USB/CIN2/0.75M \6,350-
http://www.yodobashi.com/Audio-Quest-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88-USB-CIN2-0-75M-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E7%94%A8USB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-USB-Cinnamon-2-0-75m-A-to-B/pd/100000001001475869/

 友人が使用しているもの。
・FURUTECH フルテック GT2USB B 0.6M \7,290-
http://www.yodobashi.com/FURUTECH-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF-GT2USB-B-0-6-0-6m-USB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-A-B%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/pd/100000001001145277/

 知り合いのオーディオ屋さんが使用しているもの。
・ワイヤーワールド WIRE WORLD STX/1.0 \14,950-
http://www.yodobashi.com/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89-WIRE-WORLD-STX-1-0-USB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-A-BTYPE-1-0M/pd/100000001001520578/

 ケーブル類はたまに接触不良を起こすので、予備に数百円の普及品を持っていると安心です。
 では。

<太田>

 さっそく、Audio Quest USB/CIN2/0.75Mを発注しました。
 明日午前中に届きます。

 
 それでは、その他の記事の紹介です。

 やっぱりな。↓

 「ニトリ「買い戻し応じない」 シャープ本社ビルめぐり・・・
 シャープ広報によると鴻海とシャープは、シャープ創業者・早川徳次氏の記念館建設について覚書を締結している。今後、本社近くに土地や建物を確保して記念館をつくる可能性がある。鴻海は資金面で支援するという。」
http://www.asahi.com/articles/ASJ445S18J44PLFA007.html?iref=comtop_6_02

 スゴイだー!↓

 「凜とした姿にビビッ! <空手との>運命の出会い 三宅由佳莉さん・・・」
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016040128421.html?iref=comtop_fbox_u02

 お待ちかね、中共当局の日本礼賛記事だぞー。↓

 「・・・青網は・・・「日本人はこんな幼稚園を作っている 見たらもう一度幼稚園からやり直したくなる」として、日本の建築家が手掛けた独創的な幼稚園の様子を紹介する記事を掲載した。
 記事は、建築家の手塚貴晴氏が設計した、東京郊外にある幼稚園を紹介。園舎は2階建ての楕円形構造になっており、2階の屋上部分は園児たちが自由に走り回ることのできる空間になっているとした。そして、楕円形構造にした理由が「子どもはぐるぐる走り回るのが好き」という発想からであったこと、この屋上の存在によって園児たちが1日平均6キロメートルも駆け回っていることが判明し、ほかの幼稚園よりも園児の体力測定の結果が良かったことを併せて伝えた。
 また、1階の教室部分は窓や壁のないオープンな空間になっており、机やイスも園児自らが組み立てるようになっているほか、「サンタクロース専用通路」の設置や、大木を囲うようにして作られたタワーなど、園児の発想力や体力を養う工夫が随所に凝らされていることを紹介。手塚氏には「今の親は子どもに対して過保護であり、子どもは冒険心や互いに助け合ったりする本能を失ってしまっている」という思いがあるとした。
 さらに、手塚氏以外にも日比野拓氏が個性的な幼稚園のデザインを手掛けており、部屋いっぱいの大きな黒板を配置するなど、手塚氏同様「大量のオープンスペースの創造」という理念を持っていることを紹介した。
 記事は、これらの幼稚園について「子ども天性に即した、世界最高の幼稚園」と評する人がいる一方、「非現実的。就学前にルールや縛りを教えることで、将来の正規教育に順応できるのだ」との見方をする人も一部にいると説明。これに対して、建築家たちは「幼児時代の最後には、木に登り、真剣にケンカをして、大いに走り回るという、子ども本来の姿でいてもらった方がいい」と考えていると伝えている。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%a9%e3%81%93%e3%82%8d%e3%81%8b%e8%87%aa%e5%88%86%e3%81%8c%e9%80%9a%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%80%81%e3%81%be%e3%82%8b%e3%81%a7%e5%a4%a9%e5%9b%bd%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%aa%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%b9%bc%e7%a8%9a%e5%9c%92%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2/ar-BBrjB14?ocid=iehp#page=2
 「・・・好奇心日報・・・記事は、「雑誌大国」である日本ではライフスタイルやファッションを扱った雑誌が非常に豊富であると紹介。ファッション誌というと女性の専売特許というイメージを持ちがであるが、実はそうではないとしたうえで、男性ファッション誌も服装の組み合わせのみならず、ライフスタイルや趣味にまで深く掘り下げて紹介されており、「品格を身に着けたり、新たな物事を知るための良い方法となっている」解説した。
 そのうえで、「THE DAY」、「cal」、「pen」、「BRUTUS」、「2nd」、「POPEYE」、「men’s FUDGE」の7誌について、それぞれのコンセプト、対象となる年齢層、ファッション、旅行、食べ物、アートなど得意とするジャンルなどについて説明。各誌は日本国内向けの販売であるものの、それぞれウェブサイト上のコンテンツを閲覧することが可能であるとし、言語が分からなくても写真からその風格を味わうことができると紹介している。
 戦後日本の男性向けファッション誌の歴史は、1950年代創刊の「男子専科」、「メンズクラブ」に始まった。当初は30代以上をターゲットとした「大人向け」のものだったが、76年創刊の「POPEYE」によって若者世代もカバーされるようになり、90年代には10代男子向けの雑誌が続々登場した。また、2000年以降は「ちょい不良(わる)オヤジ」などの言葉を生み出した「LEON」など、中年男性向けファッション誌が再び脚光を浴びた。紹介される内容も服装や音楽、各種がジェットなど、バラエティに富むようになった。
 かたや、中国で男性ファッション誌が本格的に登場するようになったのは21世紀に入ってから。そこにはやはり、蓄積された文化や経験の差があることは否めない。さらに、「生活の質」を意識して日々を過ごすという経験においても、中国と日本では大きな差があると言えるだろう。
 中国文化を世界に発信する際、どうしても歴史的・伝統的な要素を盛り込みたがる嫌いがある。それはそれで大事であるが、同時に「今の中国」が持つファッション性をもっと打ち出して欲しい。新たな流行や「カッコよさ」を作るうえで、ファッション雑誌の発展・進化は大切なのだ。」
http://news.searchina.net/id/1606407?page=1
 「・・・羊城晩報は・・・「日本人はどうしてこんなに桜の花が好きなのか」と題した記事を掲載した。文章の作者は、日本在住の中国人ジャーナリスト・徐静波氏だ。
 文章の中で徐氏は、日本人が桜の花をこよなく愛する理由を、単に花が美しい以外に「桜の品性が日本人の精神と十分にマッチしているから」とした。そして、わずか10日程度しか咲かない短い命の中で最も美しき輝きを放つさま、そして白やピンクの花弁がひらひらと舞い降りる散り際に感じられるセンチメンタルさに心を揺さぶられることを説明している。
 それだけではない。徐氏は、日本人が桜に対して特別な感情を持つもう1つの理由として、日本では桜のシーズンがまさに「別れと出会い」の時期にあたることを挙げた。桜の花が咲き始める卒業の時期には、一緒に過ごしてきた友人や恋人との別れがある。そして4月に入ると年度が変わり、学校でも会社でも新しい1年が始まり、新生活を始める人が多い。別れの悲しみ、新たな出会いの喜びに寄り添うのが、満開の桜の花であることを紹介しているのだ。」
http://news.searchina.net/id/1606406?page=1
 「・・・人民網は・・・は、日本各地の魅了を世界に伝える日本のメディア「ZEKKEI Japan」において「世界に紹介したい日本の春の絶景」の東日本部門第2位に選ばれたという、新潟県十日町市の「美人林」の風景を紹介している。
 記事は、樹齢約90年というブナの木たちがすらりとした幹をまっすぐに立てている姿に多くの人が魅了され、いつしか「美人林」と呼ばれるようになったことを説明。特に春は若々しい鮮やかな緑の葉が生い茂り、その風景は実に美しいと評した。そして「日本の春というと、往々にして桜などピンクの暖色系を容易に想起させる。しかし、この色彩鮮やかな若葉の萌芽には、全く異なる日本の春景色の趣を抱かせる」と解説した。」
http://news.searchina.net/id/1606319?page=1
 「・・・揚子晩報<は、>・・・みりん、醤油、だし、味噌、酢。みりんはアルコール分を含む「健康調味の魔術師」であるとし、料理の甘みを引き出すのみならず照り出しや防腐といった作用まであると紹介。みりんの甘さを持つ和食は、甘い味付けを好む中国南部の人にはとても受け入れやすいものであると説明した。
 中国にも存在する醤油や味噌については、その種類の多さに感嘆。主な分類だけでも醤油は濃口、薄口、白醤油、たまり醤油など、味噌では白みそ、淡色みそ、赤みそ、大豆味噌、麦みそ、米味噌などが存在すると紹介。また、昔ながらの製法を守っている製造者も多く「これが芳醇な香りの秘密なのだ」としている。
 そして、だし。「最もベースになるもので、和食の調理においては軽んじることのできない地位を持っている」とし、これによって料理の味がより鮮やかに引き立つと説明。だし作りでは材料の選択や作り方におけるこだわりが詰まっており、「日本料理はシンプルながらもとても難しい料理」であることを説明する最良の例だと評した。
 酢については主にゆずポンズに代表される果実酢を紹介。「果実酢なんてリンゴ酢みたいに飲むだけのもの」という認識が、ゆずポンズによって覆されたとし、「淡い香りを帯びたポンズは、料理本来の味を壊さずに爽やかさを添加してくれる」と解説した。
 記事は日本を代表する調味料をもう1つ紹介している。それは、マヨネーズだ。和風調味料ではないが、おにぎりのツナマヨネーズなど「単にドレッシングとしてではなく、料理の中に巧みに使っているのだ」とし、マヨネーズも「日本人が超大好きな調味料の1つである」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1606063?page=1
 「・・・ 中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で62万人のフォロワーを持つ日本情報紹介アカウント・視覚_日本は・・・5年半の時間を経て姫路城天守閣の修繕作業が完了したことと、「ブルーインパルス」がアクロバット飛行を行い、城の上空に桜の花などを描いたことを紹介。その様子を撮影した画像を9枚掲載した。
 このツイートに対して、微博ユーザーからは「修理が終わって白い色がさらに鮮やかになった」、「中国の古代建築も大事に扱われれらいいのに」など、白鷺城の美しさや日本の文化財への保護ぶりを評価するコメントや、見に行きたいという感想が多く寄せられた。
 また、「ブルーインパルス」の祝賀飛行についても「美しい。空に花が開いた」、「日本はスゴイな」、「五輪を迎えるのかと思った」といったコメントが。そして目立ったのは、空の青さに感嘆する声だった。「この……真っ青な空」、「空が本当に美しい」、「とても空が青い。ここにはPM2.5がないみたいだ」、「わが国の空では何をやっても見えないだろうな」、「中国の閲兵式で飛行機が空に描いたカラーの線が突然ダサく思えてしまった」などの感想が出た。」
http://news.searchina.net/id/1567320?page=1
 「・・・捜狐は・・・「日本のこの都市は、中国から盗んできたのではないか」として、日本の古都である京都の街並みについて紹介する記事を掲載した。記事は、京都の街がいかに盛唐期の洛陽にそっくりであるかを「盗む」という表現を用いて紹介しており、地名や商品名など至るところに「洛」の文字が用いられていることをその証左として示した。
 そのうえで、「大唐の原風景を見たいのであれば、京都は絶対に正しい選択。唐の景色だけでなく、さまざまなスポットは大いに眼福をもたらしてくれる」とし、歴史的な遺産がしっかり残されている京都の景観を賞賛している。
 記事を見れば、「日本が洛陽を盗んでいった」という表現が侮蔑的なものではなく、京都に対するリスペクトを多分に含んだものであることは、容易に理解できる。しかも、「現在の洛陽ではもはや、かつての盛況は戻ってこない」、「工業の時代や戦火によって破壊され、すでに1000年の古城はかつての彩りを失った」とし、「本家本元」の洛陽が今や「古都」として見る影もないことを嘆いている。
 「ここでは日本の歴史文化が見られるだけでなく、いにしえの中華文明を遡ることもできるのだ」という記述からは、「盗んでくれてありがとう」とまでは言わないが、「よくぞ見事に残しておいてくれた」という思いが伝わってくるようだ。」
http://news.searchina.net/id/1606061?page=1
 「・・・澎湃新聞によれば、日本を訪れた中国人旅行客は「到着した途端に日本が好きになってしまう」のだという。では日本の何が中国人旅行客の心を動かしているのだろうか。
 記事は「もともと日本が好きでなかった中国人ですら、日本に到着すると日本が好きになってしまう」と伝え、こうした現象は多くの中国人にとって「謎」の事象であることを指摘。こうした謎を解明する手がかりとして、中国でこのほど出版されたという「私はやっぱり東京が好き」という書籍を紹介し、「些細なことですら、極致の水準まで徹底して行われている都市を愛さないわけにはいかない」と論じた。
 さらに、同書籍にかかわった中国の作家などの見解として「日本人の細部に対するこだわりは、中国人から見るともはや“変態的”」であるとしながらも、そうした細部へのこだわりに中国人は感銘を受けていると紹介。
 細部へのこだわりと言っても、日本人からすればごく当たり前のことも数多く含まれる。例えば、エレベーターなどにある目の不自由な人向けの点字や女性トイレに設置された複数の角度から自分を見ることができる鏡、街中のATMに固定されて設置されている電卓、長蛇の列の最後尾に明示された予想待ち時間といったものも、中国人からすれば驚きであり、「日本独特の細部へのこだわり」に映るようだ。
 記事は、こうした細部へのこだわりこそ、「都市の文明レベルと人びとの生活の快適度を示す」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1606270?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本人の朝食を見るとびっくりする」と題して日本人の朝食のバランスの良さを紹介する記事を掲載した。
 記事は、日本の朝食は「巨人の朝食」と言えるほど、豊富な食材から成り立っていると紹介。食材の種類が豊富である一方で量は少ないため、栄養バランスが良く取れているという。中国人も、「質の高い朝食にお腹いっぱいの昼食、夕食は少なめ」が健康に良いことは知っているものの、夜型の生活を送る若者には実践が難しくなっているため、「日本人を見習ってはどうだろうか」と勧めた。
 さらに日本人が朝食で食べるものについて、旅館やホテルなどで供される一般的な朝食を紹介。まずお茶を飲んでから、解毒作用のあると言われる梅干し、次いで温泉卵、焼き魚、練り物、味噌汁、ごはん、納豆、漬物といった内容だ。また、多くの家庭では和洋折衷で、パンや牛乳、サラダや果物なども食卓に上るとも伝え、もちろん、すべての日本人がこうした朝食を毎日摂っているわけではないが、1つ1つの食材は量は少なくとも栄養バランスに優れた内容であることを指摘した。
 さらに、日本人の朝食は、「視覚で楽しめる」とも紹介。小皿や小鉢などに多くの種類のおかずが出されるので、「食器に対する審美観が養われる」ほか、量は多くないものの満足感を覚えやすく、全部食べても腹7分か8分に抑えられ、「食事のとり過ぎを避けられる」という利点もあると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1604568?page=1
 「・・・驢皮網はこのほど、青森県弘前公園の桜について紹介する記事を掲載、「なぜ日本の桜は生涯忘れられないのか」と論じた。
 記事は弘前公園の桜の本数について紹介し、約2600本もの桜が時を同じく開花する。以前は中国で「5000本」と誤って伝えられていたそうだが、弘前公園の桜の美しさは決して半減したわけではない。記事は「桜の花びらの海が現れる」と形容してその圧倒的な量を読者に伝えている。
 さらに弘前公園を語るうえで欠かすことのできない弘前城についても記事は紹介。1611年に築城されてから1871年の明治の幕開けまで津軽藩主はこの城に住んだと記事は説明、藩主はこの城を拠点に260年間の平和な統治を実現した。
 また弘前城は本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の郭、西の郭の6ケ所に分かれており、日本の伝統的な城の特徴である天守閣、櫓、城門、三重の堀が現在に至るまで残っていると記事は説明。ある資料によれば本来の天守閣は1627年に火事で焼失したものの、1810年(文化7年)に新築された。それでも現在から200年も前に建造された天守閣は歴史と現代の人々とをつなぐ大きな価値がある。
 記事は「日本の桜が生涯忘れ難い印象を与えるのはなぜだろう?」と疑問を提起している。弘前公園の場合は、圧倒的な本数の桜の美しさと弘前城が体現する悠久の歴史が響き合い、日常生活で人びとが決して体験することのない幻想的な世界を造り出すからではないだろうか。
 また留意すべき点として、弘前公園の圧倒的な本数の桜はもともとそこに存在していたのではない。ある資料によれば1715年に弘前藩士が25本の桜を京都から取り寄せて城内に植えたのが始まりだといわれる。それが現在の2600本に増えたのはまさに桜を愛してやまない日本人の心が深く関係しており、桜を愛する日本人のこの心が日本の桜を見る中国人に忘れ難い印象を刻み込んでいるとも言えそうだ。」
http://news.searchina.net/id/1605446?page=1
 「・・・捜狐はこのほど、現在の日本人と中国人の民度の差は「30年分以上に達する」と主張する記事を掲載した。
 記事は、中国の知識人たちは現在の日本に対して「良好な印象を抱き、高く評価している」と主張し、それは理性的な思考と客観的な比較によって導き出された結論であると主張した。
 続けて、日本人の民度が高いと主張する根拠として、「真面目に仕事に励むこと」、「人付き合いには相互に信頼関係が存在すること」、「信頼ある社会を築き、社会に秩序があること」、「自ら約束を守ろうとすること」、「物を落としても返ってくる社会であること」など、数々の要素を挙げたうえで、このような社会が実現できているのは「日本人が他人に迷惑をかけない」ことを徹底しているためだと主張。
 また記事は、民族間の民度の差というものは文化や信仰といったものにも左右されるため、時間的な差として表現することは難しいとしながらも、日本や米国、中国で教鞭をとったことがあるという中国人教授の話として「日本と中国が同じスタートラインに立ったところで、中国が日本に追いつけるとは限らない」とし、その理由は中国人の民度が日本人に大きく遅れを取っているからだと主張、日中の民度の差を時間で評価するならば30年以上に達すると指摘した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1606415/

 参考まで。
 中共以外の日本礼賛が少なすぎることを、彼らのためにかねてより心配している私。↓

 「・・・日本の『社会と健康研究センター』が発表した調査結果が、海外メディアの注目を集めた。・・・
「How to Eat Like a Japanese Person(日本人みたいな食生活をおくるには?)」(米TIME誌)や「Following a Japanese diet may help you live longer(長生きしたいなら日本人の食生活を真似しよう)」(米ワシントンポスト紙)などのタイトルが踊った。・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/newsphere_27163/

 あったりまえじゃん。
 米国は、20世紀以降の、最大の犯罪国家なんだから・・。↓

 Obama is tougher on America than he is on its enemies・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/instead-of-a-foreign-policy-that-regulates-hubris-obama-demonstrates-his-own/2016/04/04/d6bb3860-fa89-11e5-886f-a037dba38301_story.html

 米大統領選予備選小特集、本日は休憩にしようと思ったがちょっとだけね。

 <そりゃそうだわ。(太田)↓>
 Don’t count Donald Trump out just yet・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/dont-count-donald-trump-out-just-yet/2016/04/04/c0f1786a-fa9c-11e5-886f-a037dba38301_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-d%3Ahomepage%2Fstory
 <だって、トランプ、実際リベラルなんだもん。(太田)↓>
 Abortion gaffes show Trump is the left-wing caricature of a conservative・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/abortion-gaffes-show-trump-is-the-left-wing-caricature-of-a-conservative/2016/04/04/c7d644b4-fa68-11e5-80e4-c381214de1a3_story.html
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#8318(2016.4.5)
<ナチスの原点(II部)(その5)>

→非公開

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/