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太田述正コラム#8165(2016.1.20)
<皆さんとディスカッション(続x2878)>

<太田>(ツイッターより)

 「…台湾出身の李登輝が総統になり、台湾史の学科ができてから、人々の意識が少しずつ変わり始めた…
 <で、現政権の>大陸との通商、通航、通郵を進める『三通政策』が…台湾人意識と歴史への興味を高めた…
 街で直接目にする大陸からの旅行客の振る舞いを見て、「なぜ自分たちとこんなに違うのか」と驚いた…。
 「我々<と違って>大陸の人々は現代化されていないと感じ、自分たちの現代化がいつ始まったのかに関心が向かった。
 台湾の現代化の基礎が『日治』時代に築かれたこと<を再確認した>…」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ1K4SV3J1KUCLV003.html?rm=271
 中共は「日治」なしのハンデ克服に懸命に努力中。

 「タイで…「日本旅」番組が超人気…佐野ひろ…さんは、タイで今もっとも有名な日本人…<おかげで、>日本を訪れるタイ人観光客が急増している。…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e6%b2%b8%e9%a8%b0%ef%bc%81%ef%bd%a2%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%97%85%ef%bd%a3%e7%95%aa%e7%b5%84%e3%81%8c%e8%b6%85%e4%ba%ba%e6%b0%97%e3%81%ae%e3%83%af%e3%82%b1-%e4%bd%90%e9%87%8e%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%af%ef%bd%a4%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e4%bb%8a%e3%82%82%e3%81%a3%e3%81%a8%e3%82%82%e6%9c%89%e5%90%8d%e3%81%aa%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba/ar-BBory0I?ocid=iehp#page=2
 面白ーい。
 エラーい。
 中共での矢野浩二に相当、いや、彼を超える存在だ。
 ウィキ、簡単過ぎだぞー。

<OPmdmNRk>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 周恩来首相は「ゲイ」と記述の香港人俳優 中国当局、出演シーンの顔にモザイク 本土での活動禁止
http://www.sankei.com/world/news/160112/wor1601120021-n1.html

 「当局の措置は王氏が昨年12月末、自身のフェイスブックで周恩来元首相について「ゲイなのか」と書いたことが発端だった。女性ジャーナリストの蔡詠梅氏が最近香港で出版した著書に青年時代、2歳年下の男性に恋心を抱いたという部分があり、この本の感想を記したとみられる。
 中国の"恥部"が暴露され、欧米は大フィーバー」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160115-00045765-jbpressz-int

 「だとすれば、習近平体制を批判した本を出版発売した香港人が次々と拘束されているのに、なぜ本書が発禁処分を受けていないのか。
 中国共産党の同性愛者に対するスタンスが変わったのか。習近平体制にとって「周恩来の醜聞」はすでに時効と考えているのか。」

 記事のタイトルはゲスいけど、2者に対する当局の対応の差からしても当局が取り上げてほしいポイントが別にあることが分かる。

 「今回、蔡詠梅が見つけ出したのは周恩来が97年前に書いた日記だ。
 この日記は「周恩来旅日日記下巻」に出てくる。
 実はこの日記は1952年に一度公開されたことがある。
 ところが当時は一切問題になっていない。
 日記が書かれたのは、1918年。周恩来の日本留学中に書かれたものだ。」

 「周恩來的秘密情感世界」(The Secret Emotional Life of Zhou Enlai) という本みたいだけど邦訳されたら読んでみたいね。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 そういう問題じゃないんだけどね。↓

 「天皇陛下「ご発言」詳細引用の「宮内庁反論」が話題に 雅子さまめぐる週刊文春記事に「事実無根」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11082690/

 「取り戻」せるワケないじゃん。
 もともと「立憲政治」じゃないんだもーん。↓

 「「立憲政治を取り戻す」 学者、弁護士ら「国民運動」設立・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016012002000124.html

 ボクんちの地元じゃ。↓

 「池上駅 大本山のおひざ元、木造柱の駅舎が歴史を感じさせる・・・」
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016011871851.html?iref=comtop_list_andm_n03

 日韓関係は病理的関係の極致であるだね。↓

 「昨年の対日輸出の割合 初めて全体の5%未満に=韓国・・・
  その一方で日本からの輸入額は大幅増加し、韓国の昨年の対日貿易は203億ドルの赤字を記録した。貿易先別では最大の赤字。・・・
  昨年、韓国の輸出は中国向けが全体の26.0%(1371億ドル)、米国向けが13.3%(698億ドル)をそれぞれ占めた。次いで、香港が5.8%(304億ドル)、ベトナムが5.3%(278億ドル)と、日本を抜いた。貿易黒字は対中国が469億ドルと最も大きかった。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/01/20/2016012000856.html

 ガイジン向け観光地図からの「卍」追放への国際的反響が載っている。
 その他の追放例も面白い。↓

 Japan's plan to drop swastikas as temple symbol sparks backlash・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-35349619

 SMAP非解散報道だし、内容も悪くないが、こんな見出しを打ってる自分達をヤバイと思わなくっちゃ。↓

 The Most Important Japanese Boy Band You’ve Never Heard of Isn’t Breaking Up・・・
 <SNAPは、日本の文化大使的存在、だと。↓>
 For many Japanese, that means a lot more than just getting to enjoy their next hit song. For years, the band has done more than just make teenage girls swoon: Its members have also served as Japan’s de facto cultural ambassadors, and helped ease tensions with neighboring countries.
 <中共当局もそれを認めている、と。↓>
 In 2011, for example, the group became the first Japanese band in nearly 10 years to play a show in China. At the time, a spokeswoman for the Chinese foreign ministry said she hoped the concert would “improve national sentiment between China and Japan,” even as the two sparred over ownership of a chain of islands in the East China Sea.
http://foreignpolicy.com/2016/01/19/the-most-important-japanese-boy-band-youve-never-heard-of-isnt-breaking-up/?wp_login_redirect=0

 ペイリンおばさま、トランプ支持を表明。
 2人ともマンガみたいな、お似合いの顔つきしとるね。↓

 Donald Trump gets Sarah Palin power・・・
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-35357591
 Donald Trump presidential bid gets Sarah Palin backing・・・
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-35358209

 なんたって、今や、トランプ、全米で超党派的支持!↓

 「民主党支持者の票をも奪い始めたトランプ候補・・・
 最新世論調査で、民主党支持者の20%が「間違いなくトランプ氏に投票する」と答えた のだ。しかも予備選の幕を切る最初の2州(アイオワとニューハンプシャーの両州)で1月4日から放映し始めたトランプ氏の30秒のテレビ広告に対して、民 主党支持者の25%が「完全に賛同します」と答えてさえいる。この広告は、イスラム国(IS)を殲滅し、メキシコ国境に壁を建設するという内容だ。・・・
 <よくまとめられている。(太田)↓>
 トランプ氏が躍進している理由はいくつか考えられる。
(1)利益団体から選挙資金を受け取らない。ロビイストや企業・団体などから一切選挙資金を受け取っていない。カネにからんだ政治的影響を、誰からも受けない点が好感度を高めている。
(2)ビジネスマンとして数々の成功を収めた。4度の破産を経験しながらも、個人資産約1兆円を築いた実績が買われている。
(3)既存の政治家とは異なり、本音を語る。遊説先では10歳児にも理解できる英語表現を使って、思いの丈をのべている。
(4)行動力への期待。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/246942/011800014/?n_cid=nbpnbo_mlp&rt=nocnt

 ようやく、クリントン対サンダースの客観的状況が分かったような。↓

 Sanders Gains on Clinton in New National Poll・・・
http://time.com/4185640/sanders-gains-on-clinton-in-new-national-poll/?xid=homepage

 ワシントンにおける、アダムス以外の記念碑、記念館の存在の方がオカシイんだよ。↓

 ・・・Despite John Adams's role as one of the founding fathers and as commander-in-chief, McCullough notes, "there is no memorial, no statue, no building in his honor in our nation's capital・・・
https://www.washingtonpost.com/news/on-leadership/wp/2016/01/17/the-case-of-the-missing-john-adams-monument/

 眠れる獅子って言葉、(実はナポレオンは発してないってんだけど、それが、)欧米でも支那でもずっと用いられてきたってオハナシ。↓

 Crouching Tiger, Sleeping Giant・・・
 <かつては、キリスト教化してから目を覚まさせよう、と企んだ欧米。↓>
 In the West, the phrase seems to have first gained traction in the late 19th century as the idea of China as a military threat or a paradise for Christian missionaries gained wider circulation. When, the early questioners asked, would China wake up to its vast potential, either for raising an immense army or for converting to Christianity?・・・
 <現在じゃ、アメちゃんは、世界覇権を奪われるんじゃないかと気が気じゃない。↓>
 It allows Americans to cling to the idea of American exceptionalism, to displace into the future the anxiety about the loss of global prestige — the relative weakening of the U.S. global order and the relative strengthening of a Chinese one.
 <トウ小平は、かつて、目を覚ましてないフリを続けよ、みたいなことを言った。↓>
 At the same time, it allows for many elites in Beijing to still adhere to former Chinese leader Deng Xiaoping’s famous advice to “keep a low profile and bide your time.”・・・
http://foreignpolicy.com/2016/01/19/china_shakes_the_world_cliche/
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太田述正コラム#8166(2016.1.20)
<ロマノフ王朝(その5)>

→非公開

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