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太田述正コラム#7849(2015.8.15)
<皆さんとディスカッション(続x2720)>

<太田>(ツイッターより)

 戦後70年談話:「…二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
 事変、侵略、戦争、植民地支配から永遠に決別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない…
 我が国は、<他国とは違って、>繰り返し、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた。
 こうした歴代内閣の立場は今後も揺るぎないものだ…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10470051/
 お見事。
 <>内は私が入れたものだが、そういう趣旨になるってこと。
 原文を改めてよく読んでみたいが、成り行きによっては、過去の欧米やロシア等の諸国全てが、この談話をもとに、(日本との比較で)糾弾されるかも。

<SbhFJ9t6>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

TVマスコミはもう付ける薬が無いのでアレだがネット民の反応は上々。
自分としては太田さんの反応が一番気になってたんだけど、好感されてるようでなにより。

<NETNEET>

 70年談話は、欧英米列強が植民地支配を行ったことを指摘している点において斬新で、日露戦争の勝利こそ白人優位の幻想を打ち砕いたことを述べているのが良かった。

<太田>(ツイッターより)

 談話全文を読んだ。
 前後の文脈から、「…事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。
 植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。…」
< http://mainichi.jp/feature/news/20150814mog00m010009000c.html >
を「Incident, aggression, war -- we shall never again resort to any form of the threat or use of force as a means of settling international disputes. We・・・」
< http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20150814p2g00m0dm053000c.html >
と主語を「我々」すなわち、「日本」だけに限定して公定訳したことが間違っていない以上、僕の昨夜の、この談話への肯定的評価は撤回せざるをえない。
 次世代の党を含め、日本の「右」から現在のところ余り談話批判が聞こえてこない
< http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150814-OYT1T50129.html?from=ytop_ylist >
のはがっかりだ。
 僕の批判の詳細は、本日の「ディスカッション」<(本コラムの以下の部分)>を参照。

<太田>

 最初に一言。
 安倍首相は、この談話が、私の最初のツィートのラインでできてるって信じている・・信じ込まされている?・・可能性が高いですねえ。↓

 「・・・その後の質疑応答で、彼は、現状変更をしようとするいかなる試み・・中共のことか?・・も許されるべきではない。私は、70年前の日本の歴史から学んだ教訓は日本だけでなく、その他の世界にも適用することが有益だと信じている、と付け加えた・・・」(英文からの仮訳。)
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/no-new-wwii-apology-from-japanese-leader-abe-china-critical/2015/08/14/7f1ececc-42e8-11e5-9f53-d1e3ddfd0cda_story.html
 「・・・「世界のどこ・・ウクライナ、南シナ海、東シナ海・・であれ、軍事力でもって現状変更しようとすることを認めることはできない」と彼は述べた。・・・」(英文からの仮訳。)
http://www.nytimes.com/2015/08/15/world/asia/shinzo-abe-japan-premier-world-war-ii-apology.html?ref=world&_r=0

 さて、結論から先に言えば、安倍談話史観は、司馬遼太郎史観・・日露戦争までは〇、それ以降はX・・であり、かつ、米国事大史観でもある、ということです。
 吉田ドクトリン・バネは強力だった、と言うべきでしょうか。
 これは、安倍首相が、諸般の事情から妥協した、降りた、ということではなく、彼の心中には、恐らくはアジア解放史観しかなく、それを擁護してくれる学者が御用学者の中にすらいなかったから、四囲の情勢もこれあり、白旗を揚げるほかなかった、ということでしょう。
 これはまた、御用学者に不勉強な者しかおらず、最近の、対ソ抑止史観を抱懐するに至っている者がいなかった、ということでもあるのでしょうね。

 それでは、談話それ自体からです。↓

 <この部分はよろしい。↓>
 「・・・百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、 アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。
 <新たに植民地にすることができる空白地が殆んどなくなったというだけですし、オスマントルコの分解によって、国際連盟の委任統治領という新種の植民地がむしろ拡大しました。↓>
 世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て、民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化にブレーキがかかりました。この戦争は、一千万人もの戦死者を出す、悲惨な戦争でありました。人々は「平和」を強く願い、国際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。戦争自体を違法化する、新たな国際社会の潮流が生まれました。
 <日本が、「外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みた」ことはありませんし、「国内の政治システム」は積極的に対ソ抑止政策を推進しました(下出の新聞界の動向も参照)。↓>
 当初は、日本も足並みを揃えました。しかし、世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムは、 その歯止めたりえなかった。こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました。・・・
 <欧米諸国に係る、「世界恐慌」の「発生」や「経済のブロック化」自体が、事実上、「新しい国際秩序」への「挑戦」でしたし、より直截的な「挑戦」は、主たるものがスターリン主義イデオロギーによる間接侵略を軍事力の威嚇・行使によって支援したところのソ連であり、従たるものが人種主義的イデオロギーを軍事力で押し付けようとしたところのナチスや中国国民党のようなファシズム勢力でした。日本は、むしろ、「新しい国際秩序」を守ろうとしたところの、東アジアにおける輝かしい砦だったのです。↓>
 日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。・・・
 <その大部分は、キリスト教に毒された人種主義的な米国によって、直接的間接的に殺害されたものです。↓>
 先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。・・・
 <同感です。深甚なる遺憾の意を表したいですね。↓>
 戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。・・・ 
 <ここも同感ですが、この中に慰安婦は含まれえません。↓>
 戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。・・・
 <そうではなく、戦後日本の原点は、戦間期から戦中にかけての日本型政治経済体制の構築にあります。↓>
 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。
 <以下の2センテンスは、一般論としては正しい。↓>
 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
 事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。
 <このセンテンスによって、この上の2センテンスが日本だけにかかるものへと矮小化されてしまいました。↓>
 先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。
 <日本は戦前、既に、「自由で民主的」で「法の支配を重んじ」た「国」であったというのに、あたかも戦後そうなったとしか読めないことは遺憾です。↓>
 自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。・・・」
http://mainichi.jp/feature/news/20150814mog00m010009000c.html

 産経は、自民党の方針に従うだけだから安倍首相の「転向」を意に介しないでしょうが、日本会議やチャンネル桜は、今後、一体どうするのでしょうね。
 私が心配してあげる立場にはありませんが・・。

 日本の「右」紙も「左」紙も、安倍「転向」説で一致。↓

 「首相、独自「カラー」抑える…過去の談話を継承・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150815-OYT1T50027.html?from=ytop_main1
 「70年談話:安倍カラーを抑制 支持率急落受け軟化・・・」
 自民党議員は「首相にとって最重要課題は安保法案の成立だ。公明党や中韓を刺激すれば審議に影響が出かねず、首相は妥協したのだろう。政権はそこまで追い込まれつつあるということなのだろう」と語った。」
http://mainichi.jp/select/news/20150815k0000m010112000c.html

 米国では、予想できることだが、オバマだけが、(習ちゃんとほぼ同じ理由で)談話を評価。↓

 「・・・米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官が発表。安倍首相が今後、世界の平和と繁栄に貢献すると述べたことを「評価する」とし、日本が戦後70年、・・・」
http://www.sankei.com/world/news/150815/wor1508150006-n1.html
 <米国指導層全体としては、談話に不満。例えば、米フォーリンポリシー誌は談話にさんざん悪態。↓>
http://foreignpolicy.com/2015/08/13/does-it-matter-whether-japan-says-sorry-for-its-wartime-behavior-shinzo-abe-world-war-2-china-south-korea/?wp_login_redirect=0
 <同誌は、返す刀で、上掲のオバマ政権の談話評価を批判。↓>
http://foreignpolicy.com/2015/08/14/shinzo-abe-regrets-but-declines-to-apologize-for-japans-wwii-actions/

 英国も、談話に不満。
 FT様を例に取ろう。↓

 <欧米植民地主義批判をやったことで台無し。↓>
 ・・・ Mr Abe said he upheld past apologies but reframed them in a more nationalist narrative about resistance to western colonialism.・・・
 <歴史認識問題の決着はついていないことを示唆するとともに、これ以上お詫びはしたくない、と表明。↓>
 ・・・he also signalled to his right-wing base that Japan’s interpretation of history is not settled, and the country does not intend to keep apologising for ever.・・・
 <謝罪や有責性は、一般論的に言明。(おー、私の最初のツイッターや安倍首相の思い込みを「支持」。)↓>
 When it came to apology or culpability, Mr Abe often spoke in generalities. “Incident, aggression, war — we shall never again resort to any form of threat,” he said. “We shall abandon colonial rule for ever.”
 We must not let our children, grandchildren, and even further generations to come, who have nothing to do with that war, be predestined to apologise・・・
 <慰安婦問題にあえて言及せず、その代わり戦時中の強姦問題に言及してお茶を濁した。↓>
 Mr Abe did not refer to the suffering of “comfort women” who were forced into prostitution by Japan’s army during the war, but he did make a fresh acknowledgment of the sexual violence that accompanied the war.
 “We will engrave in our hearts the past, when the dignity and honour of many women were severely injured during wars in the 20th century,” he said.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1afbfa4a-426c-11e5-9abe-5b335da3a90e.html#axzz3iqHxejAF

 習ちゃんは、(オバマとほぼ同じ理由で)談話を評価。↓

 「中国<政府は、>70年談話の論評避ける・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H5P_U5A810C1MM8000/?dg=
 <しかし、過去の反日洗脳と折り合いをつけるために、新華社には、談話批判を展開させた。↓>
 ・・・In a commentary, the official Xinhua news agency accused the Japanese prime minister of treading “a fine line with linguistic tricks, attempting to please his rightwing base ... and avoid further damage in Japan’s ties with its neighbours”.
 Xinhua added that Mr Abe’s statement marked a “retrogression” from statements made by his predecessors.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1afbfa4a-426c-11e5-9abe-5b335da3a90e.html#axzz3iqHxejAF 前掲

 韓国の朝野は談話に歓喜。
 (うーいじらしいである。)↓

 「韓国与党「意味ある内容・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/14/2015081402271.html
 「安倍談話 「決定的な悪材料ではない」=韓国専門家ら・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/15/2015081500318.html

 日本の有名人中約1名は、断固として全球的標準(欧米的標準)的歴史認識を堅持して、中韓の足を引っ張った。↓

 「70年談話:村山元首相が批判 談話継承の認識「ない」・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20150815k0000m010114000c.html

 村山さん、多分英文が読めないのね。↓

 「・・・談話は、日本が戦争に突入した経過を「進むべき針路を誤り」とした。英語では「took the wrong course」と訳した。村山富市 首相談話では「国策の誤り」の英訳を「mistaken national policy」としており、mistakeよりも強い意味合いのwrongを 使うことで、「より日本が間違った選択をしたというニュアンスを出した」(政府関係者)・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20150815k0000m010118000c.html

 ところで、そんな村山さん、「中共の脅威」に関し、結論だけは正解ってのが皮肉だねえ。
 石原慎ちゃんの方は、その真逆。↓

 「・・・村山氏は・・・「・・・日本が戦争をしないと言っているのにね、(他国が)勝手に決め込んでくることなんてあり得ませんよ」と語り、外交こそが危機回避の手段であると強調していた。
 この村山氏の発言を受け、コメントを求められた石原氏は開口一番で「ナンセンスだね」と一蹴し、「やめてもらいたい、こんなバカな議論はほんとにもう!」と吐き捨てた。
 さらに石原氏は「村山さんてだいぶ、歳を取ったね」と笑顔でコメントし、スタジオにも笑いがおきた。
 石原氏は「現実を現実としてみないとしょうがない」といい、現在の中国の軍事体制を脅威と感じない村山氏は「おかしい」と反論した。さらに「何のために中国は軍備を拡張するんですか?」「その野心は何なのですか?」と問うたが、村山氏から反論が返ってくることはなかった。」
http://news.livedoor.com/article/detail/10470522/

<NETNEET>

≫第一次や第二次の縄文モードの長さを思い出せば、それらに比べて、まだまだ全然短いし、武士や旧軍人こそいなくなったけれど、自衛官や自衛官OBは、任期制隊員OBも含めれば、百万人以上いる。
 それに、弥生人の遺伝子を受け継ぐ人々が(一層縄文人との「混血」が進んではいるだろうが)いるわけだから、いよいよという時に。弥生モードへの切り替えを担う人々や、切り替わった弥生モードを担う人々はいくらでもいる。
 だから、心配には及ばない。≪(コラム#7628。太田)

 日本人自体が自分たちの文明のありがたみを知らないとこれは心配。
 そもそも、アメリカの宗教文明に毒されすぎてしまっているから、只管教会権威の前に謝罪するような懺悔を60年してきて、ようやく目が醒めかけた。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 もう知らないっと。↓

 「デザイン模倣認め、謝罪 サントリービール賞品 五輪エンブレムの佐野氏・・・
 大会組織委員会はこの件について「他社さまの案件につき、組織委とは無関係である」とした上で、五輪エンブレムには「佐野氏の声明でも、個人で応募したもので模倣が一切ないことがあらためて示されており、問題は全くないとする立場に変わりない」との見解を示した。」
http://www.sankei.com/economy/news/150815/ecn1508150005-n1.html
 「・・・東京都の舛添 要一知事は14日、記者団に「似ていると感じる」と話しつつ、2020年東京五輪の公式エンブレムについては「IOC(国際オリンピック委員会)や大会組 織委員会で覆されない限り、今の立場を踏襲したい」として今後も使用する考えを示した。
 遠藤利明五輪担当相も閣議後記者会見で「サントリーの件は東京大会と無関係と承知している。変更などは考えていない」と語った。」
http://mainichi.jp/sports/news/20150815k0000m050054000c.html

 浄土真宗を含め、浄土宗系は、一番インチキな仏教宗派なんだから、このところ、犯罪者を続出させているのは不思議じゃない。
 みんな、廃業、解散だよ。↓

 「檀家で供えられていたお金を盗んだとして、和歌山県警は13日夜、同県有田市港町の光禅寺の僧侶藤原康伸容疑者(44)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「盗むようなことは一切していない」と容疑を否認しているという。・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASH8F7WKRH8FPXLB01D.html?iref=comtop_6_05
 この寺が西山浄土宗だ↓ってことくらい電子版記事に入れろってんだ。↑
http://www.sougi-bon.com/jiin53518/
 この西山浄土宗ってのは、法然の浄土宗の一派。
http://www.geocities.jp/shunmo48gan/seizanjodoshu/seizan_index.html 

 戦前・戦中の新聞界も、なーにも間違ったことはしてないってわけだよ。↓

 「・・・読者の大勢すなわち世論が戦争を肯定し、戦勝報道を望んだ・・・
 日中戦争の後、新聞は部数をさらに伸ばす。朝日は40年に300万部強、毎日も41年、戦前最多の349万9000部 を記録した。関東の地域紙だった読売新聞(42〜46年は読売報知)は26年の9万部弱から、38年に約100万部、44年には約192万部へと急成長している。・・・
 <「属国化」だなんて、戦後の姿を予言したかのようだね。↓>
 40年10月5日の毎日社説は、現状で「日本が米国と親善するためには米国の属国化する以外に道がない」との表現で、9月に締結したドイツ、イタリアとの三国同盟を支持し、対米戦争を辞さない姿勢を示した。
 毎日編集主幹だった高田元三郎は戦後になって、当時は戦争を回避すべきだと思いつつ、「強硬な国論を(紙面に)反映させることが、外交を有利に展開する上に必要だ」と考えていたと記した。・・・」
http://mainichi.jp/shimen/news/20150815ddm010040025000c.html

 この忙しい最中にも、ほのぼの記事でもって、日本讃嘆に余念がない習ちゃん。↓

 「留学する夫と一緒に日本へ渡った主婦、建築家として帰国・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0814/c94473-8936063.html

 バグダーディ様が、米国の空爆で死んだことになってる、米女性人質を性奴隷にしていただとさ。
 キリスト教徒だって、Isisの敵国米国の国民だから、奴隷にして当然だよ。↓

 Report: ISIS Leader Abu Bakr al-Baghdadi Raped American Hostage Kayla Mueller Before Her Death・・・
http://www.newsweek.com/abu-bakr-al-baghdadi-raped-american-hostage-kayla-mueller-isis-leader-363265
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 一人題名のない音楽会です。
 庄司紗矢香の7回目(最終回)です。

Shostakovich : Violin Concerto No.1 in A minor, Op.77(1948年)(注) 指揮:Charles Dutoit オケ:NHK Symphony Orchestra 名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=OPSGGqgw_xU

(注)検閲を恐れ、スターリンの死と雪解けの後の1955年10月まで演奏されることはなかった。
https://en.wikipedia.org/wiki/Violin_Concerto_No._1_(Shostakovich)
 日本語版は、高踏的だが無内容に等しい愚ウィキペディアだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA_(%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81)

Milstein Paganiniana(1954年)(注) 16歳の時のソロ演奏。 名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=_mmV-ZsRxdw

(注)パガニーニの主題による小変奏曲群からなる曲。
https://en.wikipedia.org/wiki/Paganiniana
 ウクライナ生まれで米国籍を取ったところの、ミルスタインが作曲した最も有名な曲。
http://www.thirteen.org/publicarts/violin/milstein.html

 [オマケ]

Fischer Vivaldi Bach Violin Concerto No.1(1717〜23年)(注a)(コラム#5835) 指揮:Kristjan Jarvi オケ:Baltic Sea Youth Philharmonic 名曲、及び、Bach パルティータ第2番ニ短調 BWV1004(1720年)(注b)から第3楽章サラバンド(アンコール曲。ソロ) 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=sDyDHvZKl8g

(注a)「第二番のホ長調に次いで良く演奏される。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA_(%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F)
(注b)この曲は、第5楽章シャコンヌ(前出)が有名。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E4%BC%B4%E5%A5%8F%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF

(完)
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太田述正コラム#7850(2015.8.15)
<資本主義とポスト資本主義(続)(その1)>

→非公開

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