太田述正コラム#7494(2015.2.18)
<挫折した恋の効用(その2)>(2015.6.5公開)

4 恋の挫折からの回復方法

 別離(breakup)から回復する方途<についてだが、>・・・忘れようとするな。
 前のつれあい(ex)について考えられるありとあらゆること全ての想い出に自分自身を浸らせるのだ。・・・
 我々の諸脳は、それらに我々が同じ情報を何度も繰り返し入力(feed)すると退屈してしまう。
 諸脳は、諸刺激物(stimulants)に適応し、やがては気に掛けないようになるが、それが、我々をして、忘れ、我々の諸人生を前に進めしむることを可能にする。
 たとえ、この情報過積載が最初は拷問的であろうと、これは本当のことなのだ。
 <また、>別離の後の思い切った(drastic)諸変化<も、>あなたが癒されることを助けうる・・・<。>・・・
 <というのも、>恋は、ヤクと極めてよく似ている<からだ。>
 すなわち、ヤク中毒で枢要な役割を演じる報酬化学物質であるドーパミンが恋に襲われた人々の諸脳に溢れているのだ。
 思い切った諸変化の必要性を説明するのが化学的条件付けだ。
 もしヘロイン中毒者が、いつも、特定の時間に特定の行きつけの場所で一服服用しておれば、脳はこれらの刺激(部屋、時間、人々)が服用がなされることを意味することを学び、それに対処(fix)するために準備することだろう。
 しかし、このヘロイン中毒者と彼のダチ達が<ヤクを>止めることに同意したとせよ。
 禁断諸症状(withdrawal symptoms)は、そこにおいては、脳が服用に体を備えさせなければならないことを知っているところの、古い環境の中で、一層、悪化することだろう。
 服用がなされなかった場合は、諸切望(cravings)は、一層、強くなる。
 あなたが感情的痛みを感じて前のつれあいを切望する時、あなたは、突然、自分の<ヤク>中毒を止めることにしたヘロイン中毒者と同じ状況に置かれるのだ。
 彼の切望は、新しい環境内よりも「ヘロイン」環境内において、一層、激しいことだろう。
 だから、ボールを転がし続けるのだ。
 すなわち、<例えば、>恋の定位置(seat)<だった座椅子>を居間の反対側に移すのだ。・・・
 あなたが、恐ろしいトラウマになるような経験・・例えば、別離のような経験・・をした時、そのトラウマは、直ちに<それを>記憶貯蔵へと導く。
 <その後、>あなたが否定的な記憶を思い出すと、そのたびに、それは、あなたの偏桃体(amygdala)・・脳の恐れ処理中枢・・を活性化させてしまう。
 しかし、これを回避(bypass)する方法がある。
 あなたが、そのトラウマの直後にぶったたかれ(hammered)れば、その出来事に関するあなたの記憶はあなたの脳の中にそれほど強く錨をおろすことはないだろう。
 <例えば、>過度のアルコール消費は、生来的に<偏桃体の活性化>から<あなたを>守ってくれる。
 だから、ひたすら飲んだくれなさい。
 ただし、健康を害したり、何か馬鹿なことをしでかさない程度に・・。」
http://time.com/3700140/valentines-day-surprises-love-and-tricks/
(2月15日アクセス)

 いやあ、ごもっとも。
 科学ってスゴイですねえ。
 もっとも、そんな科学をさして知らないはずの一般の人々だって、試行錯誤をしながら、結構、恋を成就させていますし、恋に挫折した場合でも、大部分は、そんなに時間をかけずに回復しているので、今まで、この種のことを全く経験していない人・・そんな人が仮にいるとしてですが・・心配はいりません。

 「・・・昨年私が行った研究では、独身者の57%が、自分達は別離の3か月以内に回復した、と述べている。
 我々は恋をし、そして、再び恋をするようにできているわけだ。・・・」
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2015/02/12/how-to-handle-heartbreak-on-valentines-day?ref=opinion
(2月14日アクセス)

(続く)
-------------------------------------------------------------------------------

<太田>

 今夕、五反田の「洋服の青山」に、誕生月割引券等活用のために立ち寄った後、ユナイテッドシネマ豊洲にでかけ、『ベイマックス』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
2D・・4Dx3Dを一度は経験してみたいのですが、時間がうまく折り合わないので、今回は断念・・と『ANNIEアニー』
http://www.annie-movie.jp/
を鑑賞してきます。
 (今回は、2本の映画の間が35分空くので、フードコートで食事をしようと思えばできるのですが、時間がやや遅いのと節約のため、最寄りのスーパーで昨夜買ってきた半額弁当を、出発前に食べるか、持参するかするつもりです。)
 シネクラブ配布の鑑賞券が2月28日で期限切れになるので、恒例になっていた年末の時期こそパスしたけれど、年が明けてからは早めに行こうと気にかけつつ、ぎりぎりになってしまいました。
 どうせなら、誕生日の昨日に行きたかったのですが、16日の確定申告でトラブり、有料コラムの書きだめが予定通り進行しなかったので、本日になってしまった次第です。
 それぞれ、コラムに仕立てる予定なのですが、どうなりますか。