太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/

太田述正コラム#6147(2013.4.15)
<皆さんとディスカッション(続x1870)>

<太田>(ツイッターより)

米セレブの同じ年齢特集:
http://www.weblyest.com/articles/view/531
米女性セレブの素の顔特集:
http://www.weblyest.com/articles/view/506?utm_source=taboola
 ネタ枯れで苦しー!

[1176]Baseballの起源はCricketではない
[Tree / Res]

<反米平和派>

 以前、太田さんは、Baseballの起源がCricketであるという趣旨の書き込みをされていましたが、これは間違いです。
 Baseballの起源はCricketではなく、Roundersです。RoundersにはEngland式とIreland式がありますが、どちらも「バットでボールを打つ」「4つの塁を一周すると得点になる」という点では共通しています。これがUSAで変化してBaseballになったのです。
 なお、私はアメリカン・スポーツが生まれたことは歴史的不幸だったと思っています。
<太田>

 (私のコラムの番号を含め、)典拠を付けましょう!
 さて、この話、日進月歩のようですが、あなたの指摘は間違いです。
 最新の通説では、RoundersもBaseballもCricketもStoolballが起源とされているからです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stoolball
http://en.wikipedia.org/wiki/Baseball

 なお、2009年までは、CricketをBaseballの起源とするのが通説だった
http://en.wikipedia.org/wiki/Baseball 上掲
ところ・・Cricketはオランダから輸入されたという有力説が登場・・であり、その限りにおいては、私がかつて唱えたCricket起源論は正しかったことになります。
 いずれにせよ、かつて、StoolballがCricket in the airとも呼ばれていたことは間違いない
ようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stoolball 前掲
 従って、現在でも、BaseballはCricketが起源、と言っても完全な誤り、ということにはならないのではないでしょうか。 

<反米平和派>

 現代朝鮮史の権威であるBruce Cumings教授(University of Chicago)の大著"The Origins of the Korean War"は、日本語版の翻訳がシアレヒム社から途中まで出ていましたが、中断していました。
 しかし、明石書店から全訳が刊行されました。

朝鮮戦争の起源 1 1945年‐1947年 解放と南北分断体制の出現
http://www.akashi.co.jp/book/b100727.html
朝鮮戦争の起源 2【上】1947年‐1950年 「革命的」内戦とアメリカの覇権
http://www.akashi.co.jp/book/b100728.html
朝鮮戦争の起源 2【下】1947年‐1950年 「革命的」内戦とアメリカの覇権
http://www.akashi.co.jp/book/b100729.html

 この著作で、「朝鮮戦争は北の南侵」という反共史観は打ち破られ、韓国の進歩陣営に多大な影響をもたらしました。皆さんにぜひ読んでいただきたいです。

<太田>

 本件については、私がBruce Cumingsに言及した、コラム#259のQ&Aやコラム#4154、4156、4166のシリーズに目を通された上で投稿されているのでしょうか?
 彼の史観は誤っているけれど、彼が紹介している史実には貴重なものがある、というのが私の評価ですよ。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 世界の総国防費に占める米国の割合は減少しつつある。↓

 ・・・the gap in military spending between the U.S. and the rest of the world is narrowing・・・
 <欧米諸国全体の割合も減少しつつある。↓>
 There is a shift globally from the West to other countries・・・
 <世界の総国防費も、この15年間で初めて減少した。これは、米国の戦時予算が減少したため。↓>
 ・・・military spending globally dropped for the first time in 15 years. Sadly, Sipri says that the drop does not imply a more peaceful time in the world: The decrease is largely due to the U.S. ending its wars in Iraq and Afghanistan・・・
 <冷戦終焉後、初めて米国の割合が40%を切った。↓>
 ・・・in 2012, the U.S. share of world military spending went below 40% for the first time since the collapse of the Soviet Union・・・
http://world.time.com/2013/04/14/u-s-defense-cuts-leads-to-first-drop-in-global-arms-spending-in-15-years/print/

 イスラエル人は欧米人中、最も幸せに感じている人々だって。↓

 Israelis ranked among the happiest people among the Western nations, despite an extensive laundry list of problems in their country.・・・
 <また、欧米人中、最もPTSDから速やかに回復するんだって。↓>
 Israelis recover from post-traumatic stress disorder (PTSD) more quickly than people of other Western nations. ・・・
 <常に有事体制の下にあるので、彼らは恐れを知らなくなったし、(ここでは引用しなかったが、)ささいなことに幸せを感じるようになったんだと。↓>
 On one hand,・・・the culture of conflict has made Israelis constantly aware of their potential demise; on the other it has made them virtually fearless.・・・
http://www.thedailybeast.com/articles/2013/04/14/why-are-the-israelis-so-damn-happy.html
-----------------------------------------------------------------------------

      --春の怪談--

 4月9日に、冬の間使っていた羽毛布団をしまうことにし、その前に外に干そうと思ったのがことの始めでした。
 引越しの時にどういうわけか持ってきてしまっていた、新品のカーテンレール2本をベランダの物干し竿かけに引っかけてあったので、そこに干そうとしたら、うち1本が亡くなっているのに気付きました。
 恐らく風で飛ばされてしまったのでしょう。
 1本でも何とか干せたけれど、大きくたわんでおり、この際、ちゃんとした物干し竿を買っておこうと思い立ちました。
 (通常の洗濯物は風呂場で部屋干しするのですが、たまに布団類や洗濯物を外に干すこともあります。)
 で、ネットで検索をかけてみたところ、楽天市場がヒットし、楽天カードを申し込めば、ポイントが2,000ポイント付いて、それがすぐ使えるというではありませんか。
 (その時は、楽天銀行カードを持っていたことは失念していました。)
 購入代金がほぼタダになる勘定です。
 さっそく、カードを申し込むことにしました。
 ところが、申し込み画面の名前記入欄に私の(離婚した)元家内の名前・・当然旧姓・・が表示されているではありませんか。
 そこで、私の名前に書き替えて、申し込みが完了。

⇒楽天の問題点1:メルアドが同じとはいえ、名前も住所も電話番号も違う人物が、登録者の楽天市場での買い物の代金を支払うこととなるところの、クレジットカードを申し込めるようにしているシステムそのものがおかしい!

 4月13日(土)にこのカードが届いたので、さっそく物干し竿を買おうと楽天のHPを開きました。
 その時、元家内の名前の表示の下に、2,000ポイントと表示されているので怪訝な思いをしつつも、購入手続きを開始したのですが、楽天市場のIDとパスワードを記入しなければならず、あれこれ試したけれど、元家内のIDとパスワードが分からない限り、買い物ができないことが判明しました。
 仕方なく、楽天のHPで電話番号を探し、楽天カードに電話しました。
 これがつながりません。
 約50分間、頻繁に電話を続け、ようやくつながったけれど、今度は担当のところで、また約10分間待たされました。

⇒楽天の問題点2:こんなことでは、カードを紛失したり不正使用された疑いのある時に緊急連絡ができない!

 事情を話したところ、電話番号を教えるので楽天市場に電話して欲しい、ただし、楽天市場の電話は営業日(平日)しかつながらない、と言われました。

⇒楽天の問題点3:楽天市場は24時間やっているはず。ならば、週末や休日でも、せめて昼間くらい電話を受けられる体制になっていてしかるべき! また、楽天のHPで確認したところ、HP上には電話の表示がなかった。顧客を蔑ろにする姿勢がありありだ!

 以上を踏まえ、西友ネットスーパーに電話しました。
 同スーパーからは元家内宛てに時々メールが私の所に届いていたけれど、将来使うこともありうるとの考えから、スパムメール扱いにはしていなかったのです。
 しかし、楽天のように何かの拍子にトラブルになると困るので、元家内名義の登録を解除しようと思い立ったということです。
 こうして、元家内に係る若干の個人情報を伝達したところ、解除に応じてくれました。

 さて、本日(15日)朝、ようやく楽天市場に電話できました。

 答:事情は分かったが、ポイントの付け替えはもとより、そもそも解除もできない。よって、カードは解約して欲しい。
 問:西友でできたというのに、なんで元家内名義の登録を解除できないのだ? 登録者が死んだ場合ですら解除できないのか。
 答:その場合は近親者なら解除できる。
 問:登録住所に住んでいるかもしれないが、その人は、登録者と名前(姓)も違えば、電話番号も、そしてメルアドも違う。登録者はこの世に存在していないのだから死人と同じ(=幽霊)だろ。
 私は、普段使っていないメルアドで楽天市場に会員登録しなければならないことになるが、私は、幽霊と御社によって、権利が侵害されているような状況にある。

⇒楽天の問題点4:幽霊を成仏させられないなんてあんまりじゃないかい!

 埒があかないので、楽天本社に電話。
 ところが、クレームは、メールで楽天市場に、の一点張りで取り付く島もありません。

⇒楽天の問題点5:楽天市場と楽天カードが連携してやっているキャンペーンに係るクレームだというのに、このような本社の姿勢ではどうしようもない!

 その上で、再度、楽天カードに電話し、2日前に届いたばかりの楽天カードを解約をしました。
 (私のクレームを上司に伝えるように伝えたけれど、ハテ?)

 その後、急に不安になって、キャッシュカードに書かれていた電話番号でもって、今度は、楽天銀行・・私はイーバンクに口座を開いたのだがこの銀行が楽天に吸収されたもの・・に電話しました。
 引っ越した時に同銀行には住所変更届を電話で行った記憶がありますが、そのキャッシュカードにはクレジットカード機能(OMC)が付いているところ、クレジットカードの方の住所変更がなされていないのではないか、と懸念したものです。
 これまた、約30分間つながらず、再び楽天のHPにあたったところ、上記電話番号は無料だが、別途有料の電話番号も出ていたので、そちらにかけなおしたら、比較的短時間でつながりました。

⇒楽天の問題点6:有料でかまわないから、つながる電話番号をキャッシュカードに書くべき! 繰り返すが、紛失したり不正使用された疑いのある時に、これでは緊急連絡ができない!
 (クレジットカード会社については、カード上に郵便番号とURLは書かれているが電話番号は書かれていない。)

 案の定、クレジットカードの方の住所変更は別途手続きが必要です、とのこと。

 問:どうして、楽天銀行/キャッシュカードの住所変更届を電話で行った時にその旨を教えてくれなかったのか。
 答:その後、お宅に届いたはずのメールに書いてありますよ。
 問:そんなの定型的事務連絡メールだと思うから、最後まで読むわけないでしょ。

 そこで、ネットで調べてOMC(セディナ)に電話しました。
 意外や意外、住所変更がなされているというではありませんか。
 お客様は別途(ダイエー用のカードとしての)OMCカードを持っておられ、そちらの住所変更をされた際に、当社において、同一人が他にもOMCカードを持っておられるということで、併せて住所変更をしたからでしょう、とのこと。
 なお、楽天銀行の方のカードについて住所変更の電話連絡を受けていたら、必ず、楽天銀行でも住所変更の手続きをとってください、と注意喚起をしたはずです、とのこと。

⇒楽天の問題点7:楽天の顧客に対する対応ぶりがいかにお粗末であるかが、改めて明らかになった!

 三木谷さん、新財界団体の運営や政府諮問会議への出席にうつつを抜かしているヒマがあるのなら、もっと楽天グループの内部管理に努めなさい!
 こんな調子じゃ、楽天、つぶれるよ。
 心ある楽天社員よ、この文章を読んだら、会社をつぶさないためにも、立ち上がってね。

 さてと、幽霊に祟られた一週間だったけど、振り出しに戻って、物干し竿、どうしたらよかんべ? 
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#6148(2013.4.15)
<アフガニスタン人の排外意識>

→非公開

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/