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太田述正コラム#5760(2012.10.3)
<私の現在の事情(続x28)>(2013.1.18公開)
1 始めに
練馬のマンションのリフォームの話は、コラム#5600で初めて言及し、5612でリフォームすることになったと記し、更に、5614、5694、5698、5736等でも言及してきたところですが、先週ようやく完了したので、ここで、改めて、総括しておきたいと思います。
2 リフォームの顛末
7月16日に新居の近傍在住の読者のHさんからメールが届き、リフォームについてお手伝いできるかもしれないとの申し出があったので、19日、Hさん宅を訪問し、21日にHさんの車に乗せてもらって、練馬のマンションにおもむきました。Hさんの奥様も御嬢さんも一緒でした。
その後、翌22日、そして8月4日、12日、25日、更に9月2日、同様にHさんの車でこのマンションにおもむきました。
常に奥様がご一緒で御嬢さんもほとんどご一緒でした。
この9月2日には、現地で三菱地所の賃貸会社の担当者2名(どちらも女性でした)と落ち合い、新しい鍵を渡すとともに、まだ終わっていなかったのですが、リフォームの状況を見てもらいました。
9月15日にもう一度Hさん一家とこのマンションにおもむきました。
すべてが終わったことを確認するのが目的だったのですが、その日、2台設置されているもののうち、新品に取り換えなかった方の空調機が故障していることを発見するとともに、風呂場の水栓の水漏れを発見し、これらの是正が必要になりました。
こういうわけで、先週、ようやくすべてが終わったのです。
Hさんは、9月24日にも御嬢さんと二人でこのマンションにおもむかれていますし、このほか、各種業者さんがこのマンションにおもむいて作業をする際、奥様が一人で業者の車に同乗して同行された回数が4〜5回あったと聞いています。
(この間、私が同行したものだけでも、港北のイケア(IKEA)に2回、千鳥の島忠に1回、中野の島忠に2回行っています。)
Hさん一家が、このマンションで行った作業は次のようなものです。
風呂場前の脱衣場兼洗面所の洗面化粧台とその脇の戸棚の撤去、台所のフード付き換気扇の撤去、(壁クロス貼替作業を容易にするためとスイッチ・コンセントの取り換えのための)全室のスイッチ・コンセントのカバー剥がし、2度にわたる粗大ゴミ出し(これだけは私も手伝った)、二つの部屋の天井への照明器具の取り付け、業者の行ったペンキ塗りの補修的ペンキ塗り、風呂場用シャワー水栓一式(含むハンドシャワー・その反対側のパイプ)の取り換え、(虫がわくのを防止するための)台所と洗面所の天井のダミー換気口の穴塞ぎ、壁にぴったりくっついていたガス暖房具(=かねてから故障しており修理不能)を業者が取り外した後の壁の穴塞ぎ(注)、水洗トイレのボールタップ等一式の取り換え、等。
(注)これら一連の穴塞ぎは、垂木と石膏ボードとネジを用いて行われた。
(そして、洗面化粧台等、新品に取り換えたもののほとんど全部について、Hさん一家が、インターネット等で調べて、最も安いものを私に買わせるか直接立て替え払いで買うかしてくれました。これらを業者に提供し、業者には取り付け作業だけやってもらったわけです。)
このほか、実らなかったものとして、台所の流し台の錆・・私が水を流さずに使用済み除湿剤を流したために生じたもの・・落としに、Hさんが、わざわざ、ハイドロサルファイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%9C%E3%82%B8%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
とシュウ酸
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E9%85%B8
を取り寄せて挑戦した作業があります。
ところが、錆落としそのものにはほぼ成功したものの、ステンレスが薄くなりすぎて水漏れが発生してしまったので、ついに諦めて、流し台全体を新品と取り換えることになりました。
また、Hさん一家から無償提供を受けたものとして、照明器具2セット、洗濯機用防水パンの蓋部分の部品、キッチン用シングルレバー水栓、水洗トイレのボールタップ等一式、風呂場の水栓用ハンドルレバー、風呂場用シャワー水栓一式、等があります。
(Hさん一家のストックの中から提供を受けたものです。)
さて、三菱地所の賃貸会社が示した見積書は、1,233,921円だったのですが、こうして実際にかかった費用は1,061,744円で済みました。
なお、見積書にあったもので実施しなかったものとして、天井クロス貼替と網戸貼替があり、合わせて88,875円になる勘定ですが、逆に見積書にはなかったけれど実施したものとして、2か所のドアの塗装(薄いブルー)、つくりつけの本棚の塗装(同左)、玄関の靴入れ・クローゼットの塗装(白)、玄関の床の貼替、ふすまの塗装、鍵の付け替え、空調機用の屋外のコンセント交換等、ウォッシュレットの取り付け、等があり、これらを合計すると、88,875円ははるかに超えると考えられることから、少なくとも20万円、恐らくは30万円以上は安上がりになったのではないでしょうか。
3 終わりに
以上をお読みになっただけでも、Hさん一家が大変な情熱を傾けて私のマンションのリフォームに取り組まれたことがお分かりいただけたことと思います。
私自身は、母親の遺伝か、工作的なことは、子供の頃からからっきしダメだった人間・・プラモデル一つ作ったことがない・・ですが、この一家が、楽しそうに、いとも造作なく様々な作業をこなしていくのを眺めさせてもらいながら、工作的なことが得意で大好きだった父親を思い出したり、こういった工作に巧みな人が多かった旧日本軍が、十分な武器や補給さえあれば、恐るべき創意工夫性と強さを発揮したのは当然だったなと思ったりしたものです。
太田コラム執筆環境を整えるために、間接的な形ですが、多大な貢献をしていただいたHさん一家に心からの感謝を捧げつつ、本稿を終えます。
<私の現在の事情(続x28)>(2013.1.18公開)
1 始めに
練馬のマンションのリフォームの話は、コラム#5600で初めて言及し、5612でリフォームすることになったと記し、更に、5614、5694、5698、5736等でも言及してきたところですが、先週ようやく完了したので、ここで、改めて、総括しておきたいと思います。
2 リフォームの顛末
7月16日に新居の近傍在住の読者のHさんからメールが届き、リフォームについてお手伝いできるかもしれないとの申し出があったので、19日、Hさん宅を訪問し、21日にHさんの車に乗せてもらって、練馬のマンションにおもむきました。Hさんの奥様も御嬢さんも一緒でした。
その後、翌22日、そして8月4日、12日、25日、更に9月2日、同様にHさんの車でこのマンションにおもむきました。
常に奥様がご一緒で御嬢さんもほとんどご一緒でした。
この9月2日には、現地で三菱地所の賃貸会社の担当者2名(どちらも女性でした)と落ち合い、新しい鍵を渡すとともに、まだ終わっていなかったのですが、リフォームの状況を見てもらいました。
9月15日にもう一度Hさん一家とこのマンションにおもむきました。
すべてが終わったことを確認するのが目的だったのですが、その日、2台設置されているもののうち、新品に取り換えなかった方の空調機が故障していることを発見するとともに、風呂場の水栓の水漏れを発見し、これらの是正が必要になりました。
こういうわけで、先週、ようやくすべてが終わったのです。
Hさんは、9月24日にも御嬢さんと二人でこのマンションにおもむかれていますし、このほか、各種業者さんがこのマンションにおもむいて作業をする際、奥様が一人で業者の車に同乗して同行された回数が4〜5回あったと聞いています。
(この間、私が同行したものだけでも、港北のイケア(IKEA)に2回、千鳥の島忠に1回、中野の島忠に2回行っています。)
Hさん一家が、このマンションで行った作業は次のようなものです。
風呂場前の脱衣場兼洗面所の洗面化粧台とその脇の戸棚の撤去、台所のフード付き換気扇の撤去、(壁クロス貼替作業を容易にするためとスイッチ・コンセントの取り換えのための)全室のスイッチ・コンセントのカバー剥がし、2度にわたる粗大ゴミ出し(これだけは私も手伝った)、二つの部屋の天井への照明器具の取り付け、業者の行ったペンキ塗りの補修的ペンキ塗り、風呂場用シャワー水栓一式(含むハンドシャワー・その反対側のパイプ)の取り換え、(虫がわくのを防止するための)台所と洗面所の天井のダミー換気口の穴塞ぎ、壁にぴったりくっついていたガス暖房具(=かねてから故障しており修理不能)を業者が取り外した後の壁の穴塞ぎ(注)、水洗トイレのボールタップ等一式の取り換え、等。
(注)これら一連の穴塞ぎは、垂木と石膏ボードとネジを用いて行われた。
(そして、洗面化粧台等、新品に取り換えたもののほとんど全部について、Hさん一家が、インターネット等で調べて、最も安いものを私に買わせるか直接立て替え払いで買うかしてくれました。これらを業者に提供し、業者には取り付け作業だけやってもらったわけです。)
このほか、実らなかったものとして、台所の流し台の錆・・私が水を流さずに使用済み除湿剤を流したために生じたもの・・落としに、Hさんが、わざわざ、ハイドロサルファイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%9C%E3%82%B8%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
とシュウ酸
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E9%85%B8
を取り寄せて挑戦した作業があります。
ところが、錆落としそのものにはほぼ成功したものの、ステンレスが薄くなりすぎて水漏れが発生してしまったので、ついに諦めて、流し台全体を新品と取り換えることになりました。
また、Hさん一家から無償提供を受けたものとして、照明器具2セット、洗濯機用防水パンの蓋部分の部品、キッチン用シングルレバー水栓、水洗トイレのボールタップ等一式、風呂場の水栓用ハンドルレバー、風呂場用シャワー水栓一式、等があります。
(Hさん一家のストックの中から提供を受けたものです。)
さて、三菱地所の賃貸会社が示した見積書は、1,233,921円だったのですが、こうして実際にかかった費用は1,061,744円で済みました。
なお、見積書にあったもので実施しなかったものとして、天井クロス貼替と網戸貼替があり、合わせて88,875円になる勘定ですが、逆に見積書にはなかったけれど実施したものとして、2か所のドアの塗装(薄いブルー)、つくりつけの本棚の塗装(同左)、玄関の靴入れ・クローゼットの塗装(白)、玄関の床の貼替、ふすまの塗装、鍵の付け替え、空調機用の屋外のコンセント交換等、ウォッシュレットの取り付け、等があり、これらを合計すると、88,875円ははるかに超えると考えられることから、少なくとも20万円、恐らくは30万円以上は安上がりになったのではないでしょうか。
3 終わりに
以上をお読みになっただけでも、Hさん一家が大変な情熱を傾けて私のマンションのリフォームに取り組まれたことがお分かりいただけたことと思います。
私自身は、母親の遺伝か、工作的なことは、子供の頃からからっきしダメだった人間・・プラモデル一つ作ったことがない・・ですが、この一家が、楽しそうに、いとも造作なく様々な作業をこなしていくのを眺めさせてもらいながら、工作的なことが得意で大好きだった父親を思い出したり、こういった工作に巧みな人が多かった旧日本軍が、十分な武器や補給さえあれば、恐るべき創意工夫性と強さを発揮したのは当然だったなと思ったりしたものです。
太田コラム執筆環境を整えるために、間接的な形ですが、多大な貢献をしていただいたHさん一家に心からの感謝を捧げつつ、本稿を終えます。
太田述正ブログは移転しました 。
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