太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#5413(2012.4.11)
<皆さんとディスカッション(続x1519)>
<太田>(ツイッターより)
いつまで林志玲に頼るのよ?→「最も憂い顔が美しい女性スターは?…」
http://j.people.com.cn/94638/94657/7782500.html
なお、少し前のだけど、米国を中心とするファッションの偉人達 についてのこの写真集は充実してるねえ。
http://www.time.com/time/specials/packages/completelist/0,29569,2110513,00.html
どちらも世間を騒がせているところの、小林幸子「事件」と中島知子「事件」は、実はおんなじ構図だぞ。
では、そのココロは?→「事務所社長解任:小林幸子の事務所元社長 “不倫”で林氏に10年前から不信感・・・」
http://mainichi.jp/sponichi/news/20120411spn00m200003000c.html
<太田>
誰もココロ分からないようだねえ。
答えのヒントは、現在、断続的に書き綴っている「黙示録の秘密」シリーズの近々のコラムの中に出て来るよ。
さて、久しぶりに2ちゃんの「天皇制」スレッドを覗いてみたので、以下に貼り付けとくね。
<Kkx5w81J>(2012.3.19)http://toro.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1329191799/
太田くんとディスカッションw 参照左記URL:http://blog.ohtan.net/archives/5212 5540.html
------------------------------------------------------------------------------
≫毎度のことながら、ここも意味不明だぞ。意味の通る文章を書くようにもっと努力しなさい。≪(コラム#5367。太田)
意味不明だとするならば、どのように意味不明なのか指摘した物じゃない限り、それこそ太田くんの上記主張は意味が通るようなものじゃない。
よって、もっと努力すべきは太田くん自身です。
→他人を教え諭す時には、その本人に考えさせる必要があるのだよ。それができなさそうだけど、どうやらキミを見損なってたかなあ。(太田)
≫大体からして、キミ、ボクの問いをちゃんと読んだのかい。≪(同上)
そうした努力の成果や根拠をまったく示すこともなく、太田いわく「自由主義的な動態を社会から削」いだ「法治主義」国家の歴史的事例として、アメリカの奴隷制度を拒否する態度は、なんら妥当性が無いです。
→そこは、ちゃんと説明してあげてるんだけどねえ。(太田)
≫そもそも、(下掲からも分かるように)形式的法治主義は実質的法治主義の必要条件だから、両者を対置させちゃダメだろが。≪(同上)
太田くんは、”対置(二つの物事を対照させるようにおくこと)”って意味わかってないでしょ。
形式的な意味は実質的な意味によって従属することがなければ、必ずしも法治主義は自由主義の必要条件とはなり得ないと主張してる以上、形式と実質の間は対抗思想的に対置してるのはなく、自由主義という指導原理に従った場合に求められる、従属的なあり方として主張したものだ。
→こういう箇所を意味不明と言うのだよ。(太田)
≫結局、キミ、その先、全然答えてないじゃん。≪(同上)
太田くんは<俺が前に書いたこと>を繰り返し読んだ方が良いのでは? もし意味不明だとするなら、俺を見習って意味不明だとする具体的な理由を添えて指摘すれば良い。
それこそ論理的な指摘だと言えるものだ。
→だから、要するにキミは逃げ回ってるだけなのよ。(太田)
≫例えば河合の出版法違反事件や平賀粛学は、「自由主義図書 言論」の取り締まり、すなわち自由主義弾圧とは言えないよ、≪(同上)
河合栄次郎が抱えることになった昭和時代以降の日本に対する姿勢は、ファシズム的な社会状況の変化に対し、西欧の自由主義思想を抱える眼差しから、言論を通じて政府や軍部批判を展開したことにある。
そうした批判が「安寧秩序を紊乱するもの」として出版法違反に問われることになり、職場も追われることになった。
→こういうことを主張する時は、典拠をあげなくっちゃダメなんだよ。まーキミに言っても馬の耳に念仏のようだが・・。(太田)
よって「日本では1939年7月 内務省によって、「自由主義図書 言論」取り締まり強化以前にも、自由主義の言論弾圧は存在したし、
→典拠、典拠!(太田)
強化後における「国民に想う」に対する発禁処分も、その一貫だと考えることに、なんら違和感がない。
自由主義を定義する際、もっともポピュラーな捉え方は<以前に>示した内容であり、自由主義社会とは左記のような指導原理に従った、社会のあり方を求める人の営みの中で認められる動態である。
自由主義に基づく国家の義務は、自由主義的な理念に基づく法の支配によって、形式主義的法治主義を従属させた上で、他者の自由と矛盾させない形で、個人における自由と権利を最大化することが基礎原理である。
→キミ、法治主義は自由主義の必要条件だって言ってるようなもんじゃないの。
やっぱ、キミ、必要条件のイミ分かってないのであるねえ。(太田)
一方で、1937年に文部省から示された「国体の本義」では、「日本人は天皇の臣民であり、例え一身を賭しても天皇に忠で奉仕しなければならない」とした上で、基礎原理にもとめてるのは、臣民の命の提供を含めた天皇に対する忠義と奉仕<を求めている>。
前段に書いた内容に従えば、このような事をもとめるような社会は、決して自由主義的な社会だとは言えないということになる。
何度も思い浮かべても、イギリス社会からの類推や、意味すら解かってないで使ってる法治主義=即自由主義社会といった判断
→ボク、そんな「判断」なんぞ示しとらんよ。もう一度ちゃんと読んでごらん。(太田)
は、まさに自分定義からでしか説明できないようなもので、頭にその年齢を実感させられる太田くんによる、小学生並の自由な発想には驚かさせるばかりである。
→人格批判めいたことをした瞬間、キミはしつけのできてない幼児に等しいって言われたって仕方ないんだぜ。おー恥ずかしい。(太田)
<tCoWNCVg>(2012.3.20)
御前は、平時と有事をごつちやに論じてゐるよ。
・・・
→そうその通り。
「『国体の本義』(1937年)や『臣民の道』(1941年)・・・は、総力戦体制の時代に、しかもアングロサクソンが敵に回っているというねじれた時代に、全国民を国家に協力させようとひねり出されたプロパガンダであると受け止めるべきであり、こんなものを持ち出すのであれば、米国政府が大戦中にばらまいた、人種的偏見に満ちた無数の対日戦争プロパガンダ文書・・・も持ち出して、両者を比較しなければならないでしょう。」(コラム#2019)
なお、国体の本義については、コラム#345、3786、3819、4713、5372にも出て来るよ。(太田)
<kidLEx0S>
<戦前の日本は自由主義じゃなかったと言ってるが、>日本は昔から自由じゃない?
今は自由すぎるからもう少ししめたほうがいいと思う
・・・
<sHcankDn>
欧米から見たらまだまだ不自由なアジアの国だよ。
そりゃそうだ、「自由」ってのは欧米人基準の自由の価値観。
自由はアジア人、特に社会的拘束力の強いモンゴロイド系民族の文化価値観を全てを破壊する。
つまり漢文化による農耕や遊牧社会で培った社会主義的な伝統価値観さ。
またイスラムやタイなどアジアの宗教国は一見不自由そうにみえるが、社会的には実は自由であるため宗教的な問題になる。
ま、要するにモンゴロイドは絶滅しろというわけだw
・・・
<天日宗家>(2012.3.21)
<Kkx5w81J>君は、根本的に間違えている。
<自由主義とは、>個人の自由を重んじ,国家の干渉を排する主義<だ>。
されど、国家に自由を守って貰うためには、その国家が外敵に侵略されないように国民が守る義務がある。
故に、現在日本なら防衛省があり自衛官が命の危険を顧みずその任務に励んでいる。
また、他人に国民の自由を阻害されないように犯罪者から国家が国民を守るため、警察などが当たっている。
これら、国家が国民の自由を守るために国民に納税の義務があり、兵役の義務がある【現在志願自衛官に頼る】
とうぜん、国民には勤労の義務がある=働かざる者食うべからずだ。
しかしながら、老人に成ったり身体障害に成り働けない時のために年金保険料を納めて年金を受け取る。
雇用保険料を納めて失業給付金を受け取る。
病気の為に健康保険料を納めて、病気治療のため医療治療をうける。
つまり、自主自立、自助努力、自立救済が原則である。
自由を守るためには、国家存亡のとき国民は命の危険を顧みず外敵排除の為に戦う覚悟が無ければ自由は守れないのですよ。
<Kkx5w81J>
戦前日本は「国体の本義」に書かれているように、守るべきは天皇と臣民が忠義と奉仕で結ばれた”間”。
個人の自由を保護する為といった考えが先立つ形で、国家の指導原理としてあったわけではない。
だかこそ、日本が終戦条約を結ぶにしても、最大の関心事は天皇制の護持だった。
一方でイギリスは、日本と同様に統制的な政治体制に至ることになったが、そうした目的の背景にある国家の指導原理は、自由や民主主義社会をファシズムから守る為の戦争という位置付けであり、自由主義的な考えが先立つ形で存在した。
(>376)で共同体とはその本質として、目的論的な考えが備わる存在であることを主張したが、日本とイギリスでは、統制的な社会に至る上での目的論としての中身が違うし、同じ自由主義社会だとは言えないことにもなる。
<天日宗家>
それも、あら探しに他ならない。
戦前の国家体制は立憲君主制であり、立憲君主制護持が日本繁栄の歴史であり、戦後国家指導体制の堅持の体制護持であり、戦前も戦後も立憲君主制と言う意味で戦前の明治維新以後の日本近代化の原動力であった立憲君主制護持に成功したお陰で、戦後日本の復興と繁栄がアジア諸国民の植民地奴隷搾取解放と共に日本が復興し繁栄できた、国家基盤が正に1000年象徴天皇を頂く立憲君主制護持に有ったと理解するべきです。
・・・
<7FWfgBEg>(2012.3.22)
日本が唯一欧米より先進していた時代が江戸時代。
幕府は立憲君主制だが江戸という時代は共和制に似ていた。
<LbR7TR1H>
明治維新で、事実上後退してしまったわけか?
<7FWfgBEg>
まあそういう事になるな。
そのかわり文明レベルが近代化されたが。
・・・
<LbR7TR1H>
日本の文明開化って、鹿鳴館文化を見てもわかるが、中途半端な欧米化でしかなかったわけだし、政治的には、江戸幕府よりも後退していって、明治憲法制定以降は、高等文官試験でさらに後退していったわけだからな。
保守の人や、天日宗家みたいな人とかは、帝国憲法を、『ありがたやありがたや』しているけど、政治的には、帝国憲法以前のほうが、官僚も優秀だったし政治家も優秀だった。
ましてや、江戸幕府の場合はさらに優秀だったわけだ。
・・・
<BkAObCG1>
・・・
中途半端な欧米化<でもって>異種の新しい文化や考えが一気に流入した後は、反作用として国粋意識が台頭し、新しいものを排除しようという流れが生じるのも洋の東西を問わず、過去現在を問わない、よくある現象だからね
<太田>
なかなか、闊達でいい議論がなされてるじゃん。
Kkx5w81Jクン、少しでもボクやみんなから学んで成長してくれるといいんだけどねえ。
ところで、読者の提供してくれた伊藤仁斎についての論考(コラム#5397)、
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBKIYOK02/KJ00004305034.pdf
斜め読みだけど、最後まで読んだよ。
「仁斎は『童子問』で「人の外に道無し」といい、さらにこの「人」を規定して、「人とは何ぞ。君臣なり。父子なり。夫婦なり。昆弟なり。朋友なり」(上9)といっている。人とは人倫的関係における存在だというのである。・・・
仁斎の・・・人間の把握は、和辻の間柄的存在としての人間の把握の先蹤をなすものだといいうる。」(84頁)
「「・・・生民有て自り以来、君臣有り、父子有り、夫婦有り、昆弟有り、朋友有り。相親しみ相愛し、愛従ひあい娶り、善き者は以て善とし、悪き者は以て悪となし、是なる者は以て是とし、非なる者は以て非とす。万古の前も此くの如く、万古の後も亦此くの如し。」(『童』上8)・・・
この明白な事態としてのべられていることこそ、仁斎のとらえている人間世界の原質的な光景であろう。しかしその光景はまた何という明るさを示していることか。・・・
仁斎の「人外無道。道外無人」という言葉が示す上述のような人々の世界の光景は、宣長が古えの世の人人のあり方としてとらえる、「ほど々にあるべきかぎりのわざをして、穏(おびただ)しく楽しく世をわたらふほかなか」(『直毘霊』)ったという世界の光景に類似しているではないか。」(117〜118頁)
ボクの感想だが、筆者の指摘に頷きたい気持ちではあるけれど、最終的判断は留保したい。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
言わぬがほとけなのに・・。↓
「日本防衛副大臣 ロケット迎撃の成功率は80%以上・・・」
http://j.people.com.cn/94689/94696/7782621.html
早急に何とかせにゃ。↓
「・・・防衛省が把握している分だけで、2003年以降、戦車関連で35社、艦船関連で26社、戦闘機関連で21社が防衛分野から撤退、または倒産したという。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120410-OYT1T01216.htm
(上に出てきたKkx5w81Jクンについても言えるが、)中共の反体制派の魏京生(Wei Jingsheng)
http://en.wikipedia.org/wiki/Wei_Jingsheng
は、一旦自分の教わった「歪んだ」日本の戦前史を忘れて、自分自身で勉強し直さない限り、中共の自由民主主義化は永久に達成できないぜ。
(方励之(Fang Lizhi)への追悼文から)↓
・・・As the unfortunate history of Japan during the first half of the 20th century illustrates, a power that marries economic strength with human rights violations is a threat to peace.”・・・
http://www.csmonitor.com/Commentary/Global-Viewpoint/2012/0410/Remembering-Fang-Lizhi-hero-of-the-people-hated-by-China-s-regime
ツアレグ族がマリからの独立を宣言したが、この記事に載ってるマリの地図を見てごらん。面白いから。↓
The northern half of Mali has just declared independence, and would henceforth like that you call it Azawad・・・<by the> National Movement for the Liberation of Azawad, known by its French acronym MNLA・・・
<この約1世紀の間に、同族は数回叛乱を起こしてきた。↓>
Over the last century, the Tuareg have rebelled at least half a dozen times, first against the French colonial administration of what was usually known as le Soudan francais, then against the Malian government at least three times since independence, the last time from 2007 to 2009.・・・
<問題は、同族がイスラム過激派を抱えていること。↓>
The MNLA is a secular organization, but its lead in the rebellion seems to have been overtaken by Islamist groups.・・・
<最大限要求をする過激派が主力になれば、マリとの「国境」線は容易に決まらないだろう。↓>
A secular government, focused on Tuareg independence, is more likely to focus on the region’s long-held goal of self-governance, a la the South Sudanese. A state driven by Islamists, however, is likely to push for maximum territorial control, since expanding the range of Shariah law is a central part of their ideology.・・・
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2012/04/10/all-hail-azawad/?ref=opinion
ノルウェー乱射事件の犯人は精神異常ではない、という新しい診断が下された。
心の病の診断がいかにむつかしいかが分かるね。↓
Anders Behring Breivik, the Norwegian extremist who has confessed to killing 77 people in a bomb and shooting rampage, is not criminally insane, according to a psychiatric assessment issued on Tuesday・・・
The statement conflicts with an examination that diagnosed Breivik as psychotic, and therefore unfit for prison. The first, much criticised review concluded he had paranoid schizophrenia.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/10/norway-massacre-suspect-not-insane
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太田述正コラム#5414(2012.4.11)
<黙示録の秘密(その9)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x1519)>
<太田>(ツイッターより)
いつまで林志玲に頼るのよ?→「最も憂い顔が美しい女性スターは?…」
http://j.people.com.cn/94638/94657/7782500.html
なお、少し前のだけど、米国を中心とするファッションの偉人達 についてのこの写真集は充実してるねえ。
http://www.time.com/time/specials/packages/completelist/0,29569,2110513,00.html
どちらも世間を騒がせているところの、小林幸子「事件」と中島知子「事件」は、実はおんなじ構図だぞ。
では、そのココロは?→「事務所社長解任:小林幸子の事務所元社長 “不倫”で林氏に10年前から不信感・・・」
http://mainichi.jp/sponichi/news/20120411spn00m200003000c.html
<太田>
誰もココロ分からないようだねえ。
答えのヒントは、現在、断続的に書き綴っている「黙示録の秘密」シリーズの近々のコラムの中に出て来るよ。
さて、久しぶりに2ちゃんの「天皇制」スレッドを覗いてみたので、以下に貼り付けとくね。
<Kkx5w81J>(2012.3.19)http://toro.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1329191799/
太田くんとディスカッションw 参照左記URL:http://blog.ohtan.net/archives/5212 5540.html
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≫毎度のことながら、ここも意味不明だぞ。意味の通る文章を書くようにもっと努力しなさい。≪(コラム#5367。太田)
意味不明だとするならば、どのように意味不明なのか指摘した物じゃない限り、それこそ太田くんの上記主張は意味が通るようなものじゃない。
よって、もっと努力すべきは太田くん自身です。
→他人を教え諭す時には、その本人に考えさせる必要があるのだよ。それができなさそうだけど、どうやらキミを見損なってたかなあ。(太田)
≫大体からして、キミ、ボクの問いをちゃんと読んだのかい。≪(同上)
そうした努力の成果や根拠をまったく示すこともなく、太田いわく「自由主義的な動態を社会から削」いだ「法治主義」国家の歴史的事例として、アメリカの奴隷制度を拒否する態度は、なんら妥当性が無いです。
→そこは、ちゃんと説明してあげてるんだけどねえ。(太田)
≫そもそも、(下掲からも分かるように)形式的法治主義は実質的法治主義の必要条件だから、両者を対置させちゃダメだろが。≪(同上)
太田くんは、”対置(二つの物事を対照させるようにおくこと)”って意味わかってないでしょ。
形式的な意味は実質的な意味によって従属することがなければ、必ずしも法治主義は自由主義の必要条件とはなり得ないと主張してる以上、形式と実質の間は対抗思想的に対置してるのはなく、自由主義という指導原理に従った場合に求められる、従属的なあり方として主張したものだ。
→こういう箇所を意味不明と言うのだよ。(太田)
≫結局、キミ、その先、全然答えてないじゃん。≪(同上)
太田くんは<俺が前に書いたこと>を繰り返し読んだ方が良いのでは? もし意味不明だとするなら、俺を見習って意味不明だとする具体的な理由を添えて指摘すれば良い。
それこそ論理的な指摘だと言えるものだ。
→だから、要するにキミは逃げ回ってるだけなのよ。(太田)
≫例えば河合の出版法違反事件や平賀粛学は、「自由主義図書 言論」の取り締まり、すなわち自由主義弾圧とは言えないよ、≪(同上)
河合栄次郎が抱えることになった昭和時代以降の日本に対する姿勢は、ファシズム的な社会状況の変化に対し、西欧の自由主義思想を抱える眼差しから、言論を通じて政府や軍部批判を展開したことにある。
そうした批判が「安寧秩序を紊乱するもの」として出版法違反に問われることになり、職場も追われることになった。
→こういうことを主張する時は、典拠をあげなくっちゃダメなんだよ。まーキミに言っても馬の耳に念仏のようだが・・。(太田)
よって「日本では1939年7月 内務省によって、「自由主義図書 言論」取り締まり強化以前にも、自由主義の言論弾圧は存在したし、
→典拠、典拠!(太田)
強化後における「国民に想う」に対する発禁処分も、その一貫だと考えることに、なんら違和感がない。
自由主義を定義する際、もっともポピュラーな捉え方は<以前に>示した内容であり、自由主義社会とは左記のような指導原理に従った、社会のあり方を求める人の営みの中で認められる動態である。
自由主義に基づく国家の義務は、自由主義的な理念に基づく法の支配によって、形式主義的法治主義を従属させた上で、他者の自由と矛盾させない形で、個人における自由と権利を最大化することが基礎原理である。
→キミ、法治主義は自由主義の必要条件だって言ってるようなもんじゃないの。
やっぱ、キミ、必要条件のイミ分かってないのであるねえ。(太田)
一方で、1937年に文部省から示された「国体の本義」では、「日本人は天皇の臣民であり、例え一身を賭しても天皇に忠で奉仕しなければならない」とした上で、基礎原理にもとめてるのは、臣民の命の提供を含めた天皇に対する忠義と奉仕<を求めている>。
前段に書いた内容に従えば、このような事をもとめるような社会は、決して自由主義的な社会だとは言えないということになる。
何度も思い浮かべても、イギリス社会からの類推や、意味すら解かってないで使ってる法治主義=即自由主義社会といった判断
→ボク、そんな「判断」なんぞ示しとらんよ。もう一度ちゃんと読んでごらん。(太田)
は、まさに自分定義からでしか説明できないようなもので、頭にその年齢を実感させられる太田くんによる、小学生並の自由な発想には驚かさせるばかりである。
→人格批判めいたことをした瞬間、キミはしつけのできてない幼児に等しいって言われたって仕方ないんだぜ。おー恥ずかしい。(太田)
<tCoWNCVg>(2012.3.20)
御前は、平時と有事をごつちやに論じてゐるよ。
・・・
→そうその通り。
「『国体の本義』(1937年)や『臣民の道』(1941年)・・・は、総力戦体制の時代に、しかもアングロサクソンが敵に回っているというねじれた時代に、全国民を国家に協力させようとひねり出されたプロパガンダであると受け止めるべきであり、こんなものを持ち出すのであれば、米国政府が大戦中にばらまいた、人種的偏見に満ちた無数の対日戦争プロパガンダ文書・・・も持ち出して、両者を比較しなければならないでしょう。」(コラム#2019)
なお、国体の本義については、コラム#345、3786、3819、4713、5372にも出て来るよ。(太田)
<kidLEx0S>
<戦前の日本は自由主義じゃなかったと言ってるが、>日本は昔から自由じゃない?
今は自由すぎるからもう少ししめたほうがいいと思う
・・・
<sHcankDn>
欧米から見たらまだまだ不自由なアジアの国だよ。
そりゃそうだ、「自由」ってのは欧米人基準の自由の価値観。
自由はアジア人、特に社会的拘束力の強いモンゴロイド系民族の文化価値観を全てを破壊する。
つまり漢文化による農耕や遊牧社会で培った社会主義的な伝統価値観さ。
またイスラムやタイなどアジアの宗教国は一見不自由そうにみえるが、社会的には実は自由であるため宗教的な問題になる。
ま、要するにモンゴロイドは絶滅しろというわけだw
・・・
<天日宗家>(2012.3.21)
<Kkx5w81J>君は、根本的に間違えている。
<自由主義とは、>個人の自由を重んじ,国家の干渉を排する主義<だ>。
されど、国家に自由を守って貰うためには、その国家が外敵に侵略されないように国民が守る義務がある。
故に、現在日本なら防衛省があり自衛官が命の危険を顧みずその任務に励んでいる。
また、他人に国民の自由を阻害されないように犯罪者から国家が国民を守るため、警察などが当たっている。
これら、国家が国民の自由を守るために国民に納税の義務があり、兵役の義務がある【現在志願自衛官に頼る】
とうぜん、国民には勤労の義務がある=働かざる者食うべからずだ。
しかしながら、老人に成ったり身体障害に成り働けない時のために年金保険料を納めて年金を受け取る。
雇用保険料を納めて失業給付金を受け取る。
病気の為に健康保険料を納めて、病気治療のため医療治療をうける。
つまり、自主自立、自助努力、自立救済が原則である。
自由を守るためには、国家存亡のとき国民は命の危険を顧みず外敵排除の為に戦う覚悟が無ければ自由は守れないのですよ。
<Kkx5w81J>
戦前日本は「国体の本義」に書かれているように、守るべきは天皇と臣民が忠義と奉仕で結ばれた”間”。
個人の自由を保護する為といった考えが先立つ形で、国家の指導原理としてあったわけではない。
だかこそ、日本が終戦条約を結ぶにしても、最大の関心事は天皇制の護持だった。
一方でイギリスは、日本と同様に統制的な政治体制に至ることになったが、そうした目的の背景にある国家の指導原理は、自由や民主主義社会をファシズムから守る為の戦争という位置付けであり、自由主義的な考えが先立つ形で存在した。
(>376)で共同体とはその本質として、目的論的な考えが備わる存在であることを主張したが、日本とイギリスでは、統制的な社会に至る上での目的論としての中身が違うし、同じ自由主義社会だとは言えないことにもなる。
<天日宗家>
それも、あら探しに他ならない。
戦前の国家体制は立憲君主制であり、立憲君主制護持が日本繁栄の歴史であり、戦後国家指導体制の堅持の体制護持であり、戦前も戦後も立憲君主制と言う意味で戦前の明治維新以後の日本近代化の原動力であった立憲君主制護持に成功したお陰で、戦後日本の復興と繁栄がアジア諸国民の植民地奴隷搾取解放と共に日本が復興し繁栄できた、国家基盤が正に1000年象徴天皇を頂く立憲君主制護持に有ったと理解するべきです。
・・・
<7FWfgBEg>(2012.3.22)
日本が唯一欧米より先進していた時代が江戸時代。
幕府は立憲君主制だが江戸という時代は共和制に似ていた。
<LbR7TR1H>
明治維新で、事実上後退してしまったわけか?
<7FWfgBEg>
まあそういう事になるな。
そのかわり文明レベルが近代化されたが。
・・・
<LbR7TR1H>
日本の文明開化って、鹿鳴館文化を見てもわかるが、中途半端な欧米化でしかなかったわけだし、政治的には、江戸幕府よりも後退していって、明治憲法制定以降は、高等文官試験でさらに後退していったわけだからな。
保守の人や、天日宗家みたいな人とかは、帝国憲法を、『ありがたやありがたや』しているけど、政治的には、帝国憲法以前のほうが、官僚も優秀だったし政治家も優秀だった。
ましてや、江戸幕府の場合はさらに優秀だったわけだ。
・・・
<BkAObCG1>
・・・
中途半端な欧米化<でもって>異種の新しい文化や考えが一気に流入した後は、反作用として国粋意識が台頭し、新しいものを排除しようという流れが生じるのも洋の東西を問わず、過去現在を問わない、よくある現象だからね
<太田>
なかなか、闊達でいい議論がなされてるじゃん。
Kkx5w81Jクン、少しでもボクやみんなから学んで成長してくれるといいんだけどねえ。
ところで、読者の提供してくれた伊藤仁斎についての論考(コラム#5397)、
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBKIYOK02/KJ00004305034.pdf
斜め読みだけど、最後まで読んだよ。
「仁斎は『童子問』で「人の外に道無し」といい、さらにこの「人」を規定して、「人とは何ぞ。君臣なり。父子なり。夫婦なり。昆弟なり。朋友なり」(上9)といっている。人とは人倫的関係における存在だというのである。・・・
仁斎の・・・人間の把握は、和辻の間柄的存在としての人間の把握の先蹤をなすものだといいうる。」(84頁)
「「・・・生民有て自り以来、君臣有り、父子有り、夫婦有り、昆弟有り、朋友有り。相親しみ相愛し、愛従ひあい娶り、善き者は以て善とし、悪き者は以て悪となし、是なる者は以て是とし、非なる者は以て非とす。万古の前も此くの如く、万古の後も亦此くの如し。」(『童』上8)・・・
この明白な事態としてのべられていることこそ、仁斎のとらえている人間世界の原質的な光景であろう。しかしその光景はまた何という明るさを示していることか。・・・
仁斎の「人外無道。道外無人」という言葉が示す上述のような人々の世界の光景は、宣長が古えの世の人人のあり方としてとらえる、「ほど々にあるべきかぎりのわざをして、穏(おびただ)しく楽しく世をわたらふほかなか」(『直毘霊』)ったという世界の光景に類似しているではないか。」(117〜118頁)
ボクの感想だが、筆者の指摘に頷きたい気持ちではあるけれど、最終的判断は留保したい。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
言わぬがほとけなのに・・。↓
「日本防衛副大臣 ロケット迎撃の成功率は80%以上・・・」
http://j.people.com.cn/94689/94696/7782621.html
早急に何とかせにゃ。↓
「・・・防衛省が把握している分だけで、2003年以降、戦車関連で35社、艦船関連で26社、戦闘機関連で21社が防衛分野から撤退、または倒産したという。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120410-OYT1T01216.htm
(上に出てきたKkx5w81Jクンについても言えるが、)中共の反体制派の魏京生(Wei Jingsheng)
http://en.wikipedia.org/wiki/Wei_Jingsheng
は、一旦自分の教わった「歪んだ」日本の戦前史を忘れて、自分自身で勉強し直さない限り、中共の自由民主主義化は永久に達成できないぜ。
(方励之(Fang Lizhi)への追悼文から)↓
・・・As the unfortunate history of Japan during the first half of the 20th century illustrates, a power that marries economic strength with human rights violations is a threat to peace.”・・・
http://www.csmonitor.com/Commentary/Global-Viewpoint/2012/0410/Remembering-Fang-Lizhi-hero-of-the-people-hated-by-China-s-regime
ツアレグ族がマリからの独立を宣言したが、この記事に載ってるマリの地図を見てごらん。面白いから。↓
The northern half of Mali has just declared independence, and would henceforth like that you call it Azawad・・・<by the> National Movement for the Liberation of Azawad, known by its French acronym MNLA・・・
<この約1世紀の間に、同族は数回叛乱を起こしてきた。↓>
Over the last century, the Tuareg have rebelled at least half a dozen times, first against the French colonial administration of what was usually known as le Soudan francais, then against the Malian government at least three times since independence, the last time from 2007 to 2009.・・・
<問題は、同族がイスラム過激派を抱えていること。↓>
The MNLA is a secular organization, but its lead in the rebellion seems to have been overtaken by Islamist groups.・・・
<最大限要求をする過激派が主力になれば、マリとの「国境」線は容易に決まらないだろう。↓>
A secular government, focused on Tuareg independence, is more likely to focus on the region’s long-held goal of self-governance, a la the South Sudanese. A state driven by Islamists, however, is likely to push for maximum territorial control, since expanding the range of Shariah law is a central part of their ideology.・・・
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2012/04/10/all-hail-azawad/?ref=opinion
ノルウェー乱射事件の犯人は精神異常ではない、という新しい診断が下された。
心の病の診断がいかにむつかしいかが分かるね。↓
Anders Behring Breivik, the Norwegian extremist who has confessed to killing 77 people in a bomb and shooting rampage, is not criminally insane, according to a psychiatric assessment issued on Tuesday・・・
The statement conflicts with an examination that diagnosed Breivik as psychotic, and therefore unfit for prison. The first, much criticised review concluded he had paranoid schizophrenia.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/10/norway-massacre-suspect-not-insane
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太田述正コラム#5414(2012.4.11)
<黙示録の秘密(その9)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
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