太田述正ブログは移転しました 。
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www.ohtan.net/blog/
太田述正コラム#5365(2012.3.18)
<皆さんとディスカッション(続x1495)>
<太田>(ツイッターより)
例のコーニーの映像をつくって全世界でセンセーションを引き起こした男性が、素っ裸で大通りを走った、(更に一部情報ではオナニーをした、)として警察に保護され入院させられたってさ。
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-17409934
人間ってホントに面白いね。
マドンナの写真10選だよ。
http://www.guardian.co.uk/culture/gallery/2012/mar/18/10-best-madonna-moments-pictures
<昨日、>TWO PIECE展内覧会に行ってきた。
平素殆ど遠出しないので、雑踏の中で何度も迷子になりそうになった。
展については、まだ完結していない大長編を紹介することの制約、困難さを感じた。
それでも、せめて舞台たる惑星(英語ウィキペディア参照)儀のようなものくらいは展示して欲しかったなあ。
<γγΒγγ>(「たった一人の反乱」より)
>TWO PIECE展内覧会に行ってきた。
ハイセンスなギャグか?
<γγγΒγ>(同上)
許してやれよ。
60過ぎてONE PIECEの展覧会に行くフットワークの軽さだけでも十分賞賛に値する行為だよ。
こういう常に新しいモノを吸収しようとする姿勢は俺も見習いたい。
<γγγγΒ>(同上)
ツーピースww。
まぁワンピースという作品自体はどうでもいいんだろうな。
それが日本でウケてる理由とか作品を分析して見えてくる社会とかが太田さんにとっては興味のあるところなんであって。
<太田>
ブヒッ!
何でONEをTWOと書いちゃったのかなあ。
さてと、エピソード15まで鑑た上で同展に行ってきた。
教えてもらったNHKの番組が言ってたように、(読者、従って来訪者の)9割方は大人だったし、年配の人も少なくなかったぞ。
このONE PIECE、太田コラムの推奨マンガ・アニメに指定するよ。
そのテーマは、一人一人が自分自身の(互いに異なった)自己実現のために互いに命をかけて助け合う、というもんだけど、これぞ人間主義の本質であって、楽しみながらその何たるかを体得できるんだもんね。
<αΒΒΒΒ>(「たった一人の反乱」より)
こういうのって例外規定があったりするもんじゃないの?
メッカ巡礼も、健康上、金銭上、問題が無いなら、一生に一度は行くべきとされていると聞いたから。
後は、天変地異で食糧不足になった時も豚肉を食っても良いってのもあったような。
<太田>
典拠付けようね。
<ΒαΒΒΒ>(「たった一人の反乱」より)
「他国の外国人学校も無償じゃない。それでも民族教育の保護を訴えってない。学費払えないなら現地校に通う。
その場合の民族教育は家庭内でしてる。彼らは他国でも無償にしろと訴えてる?
それでも、努力して公立の高校に通えばいい。貧しいがゆえに親の負担を軽くしたくて努力して公立高校を目指してる生徒も少なくない。
RT @Abduller_Butcha そもそも義務教育でもない高校を無料化ってのが納得出来ません。学費を払えない人限定なら分かりますけどね。
学費が払えないなら転校するしかない。無償しろなんて訴えない。
子供に民族思想を学ばせたい外国人は子供連れて帰国してるよ?
難民でもなければ、国から拒否されてるわけでもなく、日本に生きるのを選択したなら、その国で甘えちゃダメでしょ。
日本は外国人に十分配慮してる方だよ?今の日本は学校通わせるのに苦労してる人もいるの。同じ想いで苦労する気が無いの? 」
http://hamusoku.com/archives/6838043.html
正論ですが、朝鮮学校関係者は日本は押せば押すほど折れるって言うことを経験的に知ってるから押してるだけでは。
≫ 「・日本(=人間主義社会)
:対個人の人間主義→全動植物の個体が対象。
:対社会の人間主義→世界各地のすべての社会及び自然環境が対象。≪
これはもう日本人がお人よしで搾取され放題ってことだから当然日本の近隣諸国は無理難題を押し付けてくるでしょ。
高い確率で、尖閣諸島は中国が占領すると見ています。
太田さんはどう思われますか?
<ΒΒαΒΒ>(同上)
一応。↓
「・・・北欧諸国をはじめ欧州では伝統的にマイノリティ学校が認められ、私設のイスラーム学校にも公的資金が投入されている・・・。」
http://www.nier.go.jp/kankou_kiyou/kiyou136-165.pdf
「外務省は、大学や高専など高等教育の段階的無償化を求めた国際人権規約の条項について、30年余り続けてきた留保を撤回する方針を固めた。・・・
規約は1966年に国連総会で採択。日本は79年に批准したが、「高等教育は、無償教育の漸進的な導入ですべての者に均等に機会が与えられるものとすること」などとする条項は留保。・・・
留保は約160の締約国のうち日本とマダガスカルだけで、国連は2001年に撤回を日本政府に勧告していた。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0317/TKY201203170184.html
>日本は外国人に十分配慮してる方だよ?
どこが?
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
日本の縄文モードは深まるばかりだ。↓
「暴走族:激減 都内ピーク80年の1/50・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20120317k0000e040219000c.html
あらゆる意味で日本が影を落としていた周恩来夫妻の出会いだったのね。↓
「・・・ 1919年夏、当時15歳だったトウ穎超(トウは登におおざと)=中国の女性運動家=は、直隷第一女子師範学校(中国・天津)の友人たちと共にチャリティーの演劇を準備していた。トウ穎超が演じる役は、新劇『安重根伝』の主役・安重根(アン・ジュングン)。新劇の公演経験がないトウ穎超は、天津の南開高等学校在学中に演劇の役者として名を上げた6歳年上の周恩来に演技指導を頼んだ。日本留学を終えて帰国したばかりの周恩来は、ちょうど五四運動の時期だったため学生運動に奔走していた。周恩来はトウ穎超に力を貸し、同年8月に天津の広東会館で2度にわたって公演が行われ、大成功を収めた。数年後、二人は夫婦になった・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/18/2012031800053.html
アフガニスタンでの米軍兵士の銃乱射による今次住民大虐殺事件の病理的背景を説明した記事だ。↓
<彼は、即製爆発装置の爆風に何度も晒されていた。↓>
・・・vets suffer from a particular kind of brain damage that results from repeated exposure to the concussive force of improvised explosive devices — I.E.D.’s — a regular event for troops traveling the roads in Iraq and Afghanistan.・・・
<その結果、彼は外傷性脳挫傷(TBI)状態だった。↓>
Robert Bales, an Army staff sergeant accused of having killed 16 Afghan civilians last week, had suffered a traumatic brain injury・・・T.B.I.・・・
<こうして前頭葉が損傷を受けていると、PTSD的フラッシュバックが起きた場合、感情の制御ができなくなってしまう。↓>
When the frontal lobe — which controls emotions — is damaged, it simply can’t put on the brakes if a PTSD flashback unleashes powerful feelings. ・・・
<TBIは、何度も爆風に伴う気圧の著しい変化を経験し、脳が拡張と縮小を繰り返すことによって、脳において分子レベルで変化が生じて起きる。↓>
I.E.D. brain damage isn’t always the result of a single incident in which a soldier may have blacked out for seconds. Rather, it can be the cumulative impact of several such blackouts over weeks and months of exposure to blasts that put the brain through a sudden and powerful change in atmospheric pressure, expand and contract it, and produce changes at the molecular level.・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/war-is-brain-damaging.html?ref=opinion&pagewanted=print
ロシアのパリス・ヒルトンと呼ばれていた女性(30歳)がプーチンに反旗を翻した。↓
Russia’s Scandalous ‘It Girl’ Remakes Herself as an Unlikely Face of Protest・・・
<引用しなかったが、彼女の父親は、サンクトペテルブルグ市長時代にプーチンの最初のメンターとなった。その後、プーチンは零落したこの父親を援助、彼女はプーチンを支援することでこの恩に報いた。↓>
During the first years of Mr. Putin’s presidency, Ms. Sobchak (her full name is pronounced KSAIN-ya sub-CHACK) made herself into an avatar of Moscow’s over-the-top, oil-fueled high life. She dated millionaires, posed topless for Playboy and lustily embraced the materialism of the age, making no attempt to hide her distaste for the poverty of ordinary Russians.・・・
<しかし、今では、彼女は、反プーチン運動の先頭に立っている。↓>
・・・<now> she <i>s at the vanguard of the protest movement, standing before 80,000 demonstrators who had been chanting “Russia without Putin.”・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/world/europe/kseniya-sobchak-russias-it-girl-dons-opposition-cloak.html?_r=1&hp=&pagewanted=all
バイリンガルのメリットは前にも触れたことがあるが、もう一度どうぞ。↓
<バイリンガルは、認知能力全般が高まり、高齢時に痴呆になりにくい、等々、いいことずくめなんであるよ。↓>
・・・Being bilingual, it turns out, makes you smarter. It can have a profound effect on your brain, improving cognitive skills not related to language and even shielding against dementia in old age.・・・
<一つの言語を使っている時、もう一つの言語を掌る部分も活動している。↓>
・・・there is ample evidence that in a bilingual’s brain both language systems are active even when he is using only one language, thus creating situations in which one system obstructs the other. But this interference, researchers are finding out, isn’t so much a handicap as a blessing in disguise. It forces the brain to resolve internal conflict, giving the mind a workout that strengthens its cognitive muscles.
<このことには汎用性があり、バイリンガルは、集中力が高く、次々に関心対象を(それぞれについての記憶を維持しつつ)切り替えられる。↓>
Bilinguals, for instance, seem to be more adept than monolinguals at solving certain kinds of mental puzzles・・・ignoring distractions to stay focused, switching attention willfully from one thing to another and holding information in mind — like remembering a sequence of directions while driving.・・・
<その結果、彼らは、環境を見守る能力が高い。↓>
The key difference between bilinguals and monolinguals may be・・・a heightened ability to monitor the environment.・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-benefits-of-bilingualism.html?ref=opinion&pagewanted=print
独立のコラムにできるところを大サービスで提供しよう。
フィクションを読むと対人関係のスキルが向上するってさ。↓
<フィクションの中に出てくる隠喩で手触りに係る表現が使われていると、触覚に係る感覚皮質も活動する。↓>
・・・when subjects in their laboratory read a metaphor involving texture, the sensory cortex, responsible for perceiving texture through touch, became active. ・・・
<書かれていることをあたかも現実のように受け止める。実際、現実経験の時の神経部位が活性化する。↓>
The brain, it seems, does not make much of a distinction between reading about an experience and encountering it in real life; in each case, the same neurological regions are stimulated. ・・・
<それどころか、登場人物の考えや感情と自己同一化してしまう。↓>
Indeed, in one respect novels go beyond simulating reality to give readers an experience unavailable off the page: the opportunity to enter fully into other people’s thoughts and feelings.・・・
<この結果、他人とつきあう・・他人の考えや感情を推定する能力が必要・・スキルが高まる。↓>
・・・there was substantial overlap in the brain networks used to understand stories and the networks used to navigate interactions with other individuals — in particular, interactions in which we’re trying to figure out the thoughts and feelings of others. ・・・
<もともと共感能力の高い人は小説を読むのを好む傾向があるが、この要素を抑えた場合でも、小説を読めば読むほど、他人とつきあう能力が高まることが分かった。↓>
・・・individuals who frequently read fiction seem to be better able to understand other people, empathize with them and see the world from their perspective. This relationship persisted even after the researchers accounted for the possibility that more empathetic individuals might prefer reading novels. ・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-neuroscience-of-your-brain-on-fiction.html?ref=opinion&pagewanted=print
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#5366(2012.3.18)
<松尾匡『商人道ノススメ』を読む(その8)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x1495)>
<太田>(ツイッターより)
例のコーニーの映像をつくって全世界でセンセーションを引き起こした男性が、素っ裸で大通りを走った、(更に一部情報ではオナニーをした、)として警察に保護され入院させられたってさ。
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-17409934
人間ってホントに面白いね。
マドンナの写真10選だよ。
http://www.guardian.co.uk/culture/gallery/2012/mar/18/10-best-madonna-moments-pictures
<昨日、>TWO PIECE展内覧会に行ってきた。
平素殆ど遠出しないので、雑踏の中で何度も迷子になりそうになった。
展については、まだ完結していない大長編を紹介することの制約、困難さを感じた。
それでも、せめて舞台たる惑星(英語ウィキペディア参照)儀のようなものくらいは展示して欲しかったなあ。
<γγΒγγ>(「たった一人の反乱」より)
>TWO PIECE展内覧会に行ってきた。
ハイセンスなギャグか?
<γγγΒγ>(同上)
許してやれよ。
60過ぎてONE PIECEの展覧会に行くフットワークの軽さだけでも十分賞賛に値する行為だよ。
こういう常に新しいモノを吸収しようとする姿勢は俺も見習いたい。
<γγγγΒ>(同上)
ツーピースww。
まぁワンピースという作品自体はどうでもいいんだろうな。
それが日本でウケてる理由とか作品を分析して見えてくる社会とかが太田さんにとっては興味のあるところなんであって。
<太田>
ブヒッ!
何でONEをTWOと書いちゃったのかなあ。
さてと、エピソード15まで鑑た上で同展に行ってきた。
教えてもらったNHKの番組が言ってたように、(読者、従って来訪者の)9割方は大人だったし、年配の人も少なくなかったぞ。
このONE PIECE、太田コラムの推奨マンガ・アニメに指定するよ。
そのテーマは、一人一人が自分自身の(互いに異なった)自己実現のために互いに命をかけて助け合う、というもんだけど、これぞ人間主義の本質であって、楽しみながらその何たるかを体得できるんだもんね。
<αΒΒΒΒ>(「たった一人の反乱」より)
こういうのって例外規定があったりするもんじゃないの?
メッカ巡礼も、健康上、金銭上、問題が無いなら、一生に一度は行くべきとされていると聞いたから。
後は、天変地異で食糧不足になった時も豚肉を食っても良いってのもあったような。
<太田>
典拠付けようね。
<ΒαΒΒΒ>(「たった一人の反乱」より)
「他国の外国人学校も無償じゃない。それでも民族教育の保護を訴えってない。学費払えないなら現地校に通う。
その場合の民族教育は家庭内でしてる。彼らは他国でも無償にしろと訴えてる?
それでも、努力して公立の高校に通えばいい。貧しいがゆえに親の負担を軽くしたくて努力して公立高校を目指してる生徒も少なくない。
RT @Abduller_Butcha そもそも義務教育でもない高校を無料化ってのが納得出来ません。学費を払えない人限定なら分かりますけどね。
学費が払えないなら転校するしかない。無償しろなんて訴えない。
子供に民族思想を学ばせたい外国人は子供連れて帰国してるよ?
難民でもなければ、国から拒否されてるわけでもなく、日本に生きるのを選択したなら、その国で甘えちゃダメでしょ。
日本は外国人に十分配慮してる方だよ?今の日本は学校通わせるのに苦労してる人もいるの。同じ想いで苦労する気が無いの? 」
http://hamusoku.com/archives/6838043.html
正論ですが、朝鮮学校関係者は日本は押せば押すほど折れるって言うことを経験的に知ってるから押してるだけでは。
≫ 「・日本(=人間主義社会)
:対個人の人間主義→全動植物の個体が対象。
:対社会の人間主義→世界各地のすべての社会及び自然環境が対象。≪
これはもう日本人がお人よしで搾取され放題ってことだから当然日本の近隣諸国は無理難題を押し付けてくるでしょ。
高い確率で、尖閣諸島は中国が占領すると見ています。
太田さんはどう思われますか?
<ΒΒαΒΒ>(同上)
一応。↓
「・・・北欧諸国をはじめ欧州では伝統的にマイノリティ学校が認められ、私設のイスラーム学校にも公的資金が投入されている・・・。」
http://www.nier.go.jp/kankou_kiyou/kiyou136-165.pdf
「外務省は、大学や高専など高等教育の段階的無償化を求めた国際人権規約の条項について、30年余り続けてきた留保を撤回する方針を固めた。・・・
規約は1966年に国連総会で採択。日本は79年に批准したが、「高等教育は、無償教育の漸進的な導入ですべての者に均等に機会が与えられるものとすること」などとする条項は留保。・・・
留保は約160の締約国のうち日本とマダガスカルだけで、国連は2001年に撤回を日本政府に勧告していた。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0317/TKY201203170184.html
>日本は外国人に十分配慮してる方だよ?
どこが?
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
日本の縄文モードは深まるばかりだ。↓
「暴走族:激減 都内ピーク80年の1/50・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20120317k0000e040219000c.html
あらゆる意味で日本が影を落としていた周恩来夫妻の出会いだったのね。↓
「・・・ 1919年夏、当時15歳だったトウ穎超(トウは登におおざと)=中国の女性運動家=は、直隷第一女子師範学校(中国・天津)の友人たちと共にチャリティーの演劇を準備していた。トウ穎超が演じる役は、新劇『安重根伝』の主役・安重根(アン・ジュングン)。新劇の公演経験がないトウ穎超は、天津の南開高等学校在学中に演劇の役者として名を上げた6歳年上の周恩来に演技指導を頼んだ。日本留学を終えて帰国したばかりの周恩来は、ちょうど五四運動の時期だったため学生運動に奔走していた。周恩来はトウ穎超に力を貸し、同年8月に天津の広東会館で2度にわたって公演が行われ、大成功を収めた。数年後、二人は夫婦になった・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/18/2012031800053.html
アフガニスタンでの米軍兵士の銃乱射による今次住民大虐殺事件の病理的背景を説明した記事だ。↓
<彼は、即製爆発装置の爆風に何度も晒されていた。↓>
・・・vets suffer from a particular kind of brain damage that results from repeated exposure to the concussive force of improvised explosive devices — I.E.D.’s — a regular event for troops traveling the roads in Iraq and Afghanistan.・・・
<その結果、彼は外傷性脳挫傷(TBI)状態だった。↓>
Robert Bales, an Army staff sergeant accused of having killed 16 Afghan civilians last week, had suffered a traumatic brain injury・・・T.B.I.・・・
<こうして前頭葉が損傷を受けていると、PTSD的フラッシュバックが起きた場合、感情の制御ができなくなってしまう。↓>
When the frontal lobe — which controls emotions — is damaged, it simply can’t put on the brakes if a PTSD flashback unleashes powerful feelings. ・・・
<TBIは、何度も爆風に伴う気圧の著しい変化を経験し、脳が拡張と縮小を繰り返すことによって、脳において分子レベルで変化が生じて起きる。↓>
I.E.D. brain damage isn’t always the result of a single incident in which a soldier may have blacked out for seconds. Rather, it can be the cumulative impact of several such blackouts over weeks and months of exposure to blasts that put the brain through a sudden and powerful change in atmospheric pressure, expand and contract it, and produce changes at the molecular level.・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/war-is-brain-damaging.html?ref=opinion&pagewanted=print
ロシアのパリス・ヒルトンと呼ばれていた女性(30歳)がプーチンに反旗を翻した。↓
Russia’s Scandalous ‘It Girl’ Remakes Herself as an Unlikely Face of Protest・・・
<引用しなかったが、彼女の父親は、サンクトペテルブルグ市長時代にプーチンの最初のメンターとなった。その後、プーチンは零落したこの父親を援助、彼女はプーチンを支援することでこの恩に報いた。↓>
During the first years of Mr. Putin’s presidency, Ms. Sobchak (her full name is pronounced KSAIN-ya sub-CHACK) made herself into an avatar of Moscow’s over-the-top, oil-fueled high life. She dated millionaires, posed topless for Playboy and lustily embraced the materialism of the age, making no attempt to hide her distaste for the poverty of ordinary Russians.・・・
<しかし、今では、彼女は、反プーチン運動の先頭に立っている。↓>
・・・<now> she <i>s at the vanguard of the protest movement, standing before 80,000 demonstrators who had been chanting “Russia without Putin.”・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/world/europe/kseniya-sobchak-russias-it-girl-dons-opposition-cloak.html?_r=1&hp=&pagewanted=all
バイリンガルのメリットは前にも触れたことがあるが、もう一度どうぞ。↓
<バイリンガルは、認知能力全般が高まり、高齢時に痴呆になりにくい、等々、いいことずくめなんであるよ。↓>
・・・Being bilingual, it turns out, makes you smarter. It can have a profound effect on your brain, improving cognitive skills not related to language and even shielding against dementia in old age.・・・
<一つの言語を使っている時、もう一つの言語を掌る部分も活動している。↓>
・・・there is ample evidence that in a bilingual’s brain both language systems are active even when he is using only one language, thus creating situations in which one system obstructs the other. But this interference, researchers are finding out, isn’t so much a handicap as a blessing in disguise. It forces the brain to resolve internal conflict, giving the mind a workout that strengthens its cognitive muscles.
<このことには汎用性があり、バイリンガルは、集中力が高く、次々に関心対象を(それぞれについての記憶を維持しつつ)切り替えられる。↓>
Bilinguals, for instance, seem to be more adept than monolinguals at solving certain kinds of mental puzzles・・・ignoring distractions to stay focused, switching attention willfully from one thing to another and holding information in mind — like remembering a sequence of directions while driving.・・・
<その結果、彼らは、環境を見守る能力が高い。↓>
The key difference between bilinguals and monolinguals may be・・・a heightened ability to monitor the environment.・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-benefits-of-bilingualism.html?ref=opinion&pagewanted=print
独立のコラムにできるところを大サービスで提供しよう。
フィクションを読むと対人関係のスキルが向上するってさ。↓
<フィクションの中に出てくる隠喩で手触りに係る表現が使われていると、触覚に係る感覚皮質も活動する。↓>
・・・when subjects in their laboratory read a metaphor involving texture, the sensory cortex, responsible for perceiving texture through touch, became active. ・・・
<書かれていることをあたかも現実のように受け止める。実際、現実経験の時の神経部位が活性化する。↓>
The brain, it seems, does not make much of a distinction between reading about an experience and encountering it in real life; in each case, the same neurological regions are stimulated. ・・・
<それどころか、登場人物の考えや感情と自己同一化してしまう。↓>
Indeed, in one respect novels go beyond simulating reality to give readers an experience unavailable off the page: the opportunity to enter fully into other people’s thoughts and feelings.・・・
<この結果、他人とつきあう・・他人の考えや感情を推定する能力が必要・・スキルが高まる。↓>
・・・there was substantial overlap in the brain networks used to understand stories and the networks used to navigate interactions with other individuals — in particular, interactions in which we’re trying to figure out the thoughts and feelings of others. ・・・
<もともと共感能力の高い人は小説を読むのを好む傾向があるが、この要素を抑えた場合でも、小説を読めば読むほど、他人とつきあう能力が高まることが分かった。↓>
・・・individuals who frequently read fiction seem to be better able to understand other people, empathize with them and see the world from their perspective. This relationship persisted even after the researchers accounted for the possibility that more empathetic individuals might prefer reading novels. ・・・
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-neuroscience-of-your-brain-on-fiction.html?ref=opinion&pagewanted=print
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太田述正コラム#5366(2012.3.18)
<松尾匡『商人道ノススメ』を読む(その8)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
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