太田述正ブログは移転しました 。
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www.ohtan.net/blog/
太田述正コラム#5105(2011.11.10)
<皆さんとディスカッション(続x1375)>
<太田>(ツイッターより)
クリント・イーストウッドが、このところ、彼の監督作品で、音楽も担当(作曲)していることが取り上げられている。
http://www.slate.com/blogs/browbeat/2011/11/09/clint_eastwood_john_carpenter_and_other_director_composers.html
曲の一つが聴けるよ。
侃侃諤諤の投稿も面白い。
<υζυζ>(「たった一人の反乱」より)
≫「日本、ひいては世界の司法制度にも根本的問題点」<(コラム#5101)> は、コモンロー法系の諸国にはそもそも存在しないし、それ以外の諸 国においても、検察制度には存在せず、裁判制度と弁護士制度にのみ存在する、と思ってるんだけど、ボクが言いたいところの「根本的問題点」とは何か、あててみな。≪(コラム#5103。太田)
昨日からずっと考えています…答え教えてください。
<υζζυ>(同上)
陪審制<がない>ことだろう。
現在は主に、アメリカ合衆国やイギリスをはじめとするコモン・ロー(英米法)諸国で運用されている。
日本でも、1928年(昭和3年)から1943年(昭和18年)まで行われていた。
なお、2009年に開始された裁判員制度は、厳密な意味では陪審制とは異なるものである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/陪審制
http://blog.ohtan.net/archives/52083878.html
http://blog.ohtan.net/archives/52032759.html
http://blog.ohtan.net/archives/52104551.html
<ζυζυ>(同上)
要は、裁判官と弁護士の問題ってことかなぁ?
≫しかし、日本の場合、弁護士は、国によって参入規制がなされ、特権を享受していて、競争原理が働いていません。その結果、自己研鑽を怠っている人が多く、専門化も進んでいません。(以上、私の経験による。) 法曹一元化は、このような状況を変えた上で実施すべきでしょう。≪(コラム#4493 太田)
日本の弁護士は上の理由でダメで、法曹一元化もできず、結果日本の裁判官はほとんどがキャリア裁判官のままだからこっちもダメ、とか。
裁判所 | わが国の裁判官制度の現状と問題点
http://www.courts.go.jp/saikosai/about/iinkai/saiban_kenkyu/jinzai_siryo1/mondai.html
↑これとか木を見て森を見ず的な感じがしてしまう・・・
<太田>(ツイッターより)
太田が言うところの、日本の、というか、コモンロー法系以外の世界の司法制度に共通する根本的問題ってなんだ、って皆さん首ひねってるみたいだけど、日本の、検察制度にあって裁判所、弁護士制度にないものが何かを考えればいいんだよ。
あるいは、江戸時代の司法制度のことを思い出せばいいんだよ。
<ζζυυ>(「たった一人の反乱」より)
ツイッターにヒントが出たけど、さっぱり分からん
<ζυυζ>(同上)
日本では検察が公訴権を独占していることが問題とかですか?
私人にも裁判所にも弁護士にも刑事事件を起訴する権利も仕組みもないことが問題だと。
<bonkers_blunder>(ツイッターより)
司法制度の問題点について、全くわからないので教えていただきたいです…orz。
<太田>
まずは、江戸時代の司法制度を、民事を中心に振り返ってみよう。
-------------------------------------------------------------------------------
・・・江戸時代にも、・・・民事訴訟手続きがあり、これを「公事」と言っていた。
弁護士がいたかというと、そのような資格の者はいなかったが、地方から公事に来るための専用の宿があり、その宿を公事宿といい、その主人が書面の作成の代行等を行っており、弁護士的役目をしていた。・・・民事訴訟法については、1672年に策定された「公事方御定書」があり、刑事訴訟手続きである「吟味筋」とは一応独立した民事訴訟手続きである「出入筋」が定められていた。・・・
<公事においても、>証拠による判決がなされたようであ・・・る<が>、判決である「裁許」は例外的な場合であり、多くは和解である「内済」により事件が終了した。
強制執行手続きはなかったようであるが、破産に該当する「逃散」という手続きもあったようである。・・・
http://www.eiko.gr.jp/photoessey/lawyeressey004.html
・・・管轄権により寺社(寺社の管理統括)・町・勘定(江戸府外近郊の管理統括)という三奉行が裁定を行うという・・・司法制度・・・である。人口の多い江戸町奉行は月番制であり、一ヶ月ごとに北町奉行所、南町奉行所が警察権・裁判権・行政権・立法権(また消防・防疫など)等を専断的に行うとされた。・・・また地方には町奉行がそれぞれおかれた。・・・
・・・<刑事の場合は>遠島以上の刑の場合は老中の承認が必要<だったが、公事(民事)の場合を含め、一審制だった。>
<ただし、>これらの司法制度は徳川管轄内のいわば分国法であり、基本的統治システムは各藩に任せられていた。・・・
http://www.geocities.jp/aphros67/021200.htm
・・・明治時代に・・・西洋型の裁判制度<が>導入<され、>・・・裁判基準が公開されることで、庶民が期待する民事紛争の抜本的な解決を期待することはできなくなった。つまり一般的に求められる解決手段は和議であり、謝罪であるはずである。裁判がそれを求めて得られるものでない、つまりお金で紛争を解決する、という性質のものであることがわかれば、自然と裁判を用いての紛争解決への足は遠のく。
また、上告制度の導入は、対外的に見れば公正で確実な裁判の実現を確保するものであり、歓迎すべきことである。しかし庶民にしてみれば、従来「御奉行様」が白州で堂々と裁断していたのが、急に「不満ならば上告もできる」とされてしまうことは、お上が自分の判断に対して弱気になっただけであるとしか思えない。そのような頼りのない裁判に時間と金銭を使うよりは、地元の名士に仲介してもらったほうが安心であろう。さらに、従前6ヶ月で解決できていた裁判が、上訴によって、それ以上の時間を要するものとなることは、紛争の早期解決への期待にとっても逆効果であった。・・・
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=222055
-------------------------------------------------------------------------------
以上を踏まえ、エイヤってな感じで江戸時代の民事司法制度をまとめれば、一、民事実体法(裁判基準)はあってなきが如しであった。二、和解が基本で判決は例外だった。三、一審制だった。四、奉行が決済する形で和解・判決が行われた。五、弁護士的な者はおらず、行政書士的/司法書士的な事務所があった、って感じだよな。
ここまで書けば、答えを明かしたに等しいぞ。
コモンロー系司法制度にも言及することで、ボクが言いたいことをばっちり当てて欲しいな。
<TU>
医者が病気を診断するのは最終的には病理学です。
何億とある細胞一個一個大きさや形はそれぞれ違います。しかも病気の細胞って定量的な定義が無いんですよ。
病理っていうのは熟練した病理医が顕微鏡で「診て」しています。
完全に主観の世界なので病気を診るのはコンピュータじゃ当分無理でしょうね。
<太田>
改めて日英ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%85%E7%90%86%E5%AD%A6
http://en.wikipedia.org/wiki/Pathology
を読んでみたけど、日本の精密工業製品は匠の熟練した技がなければつくれない、といった類いの議論と同じにしか思えませんねえ。
病理学より外科の方が、患者サイドの心理的抵抗感を乗り越えなければならないことから、コンピューター制御/ロボットでの代替がむつかしいのでは?
それでは、その他の記事の紹介です。
前に紹介した、2ちゃんの「【ゆとり】新日本監査法人その36【みみず】」スレッド
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/tax/1319634243/1-100
は、11月3日夜以来、書き込みがストップ。
もはや、同法人関係者は、匿名でこのスレッドに書き込む気力さえなくなったのかな? どうやら、「あずさ」より「新日本」の方がワルそうだしな。↓
「・・・あずさ監査法人は09年、オリンパスが08年2月に英医療機器会社ジャイラスを買収したときに支払った助言会社への報酬の大きさを不審に思い、理由や決算への反映の仕方でオリンパス側と意見が対立。08年までに健康食品販売などのベンチャー3社を計734億円で買収していた点も、3社にはそれだけの価値はないと指摘し、買収額と実際の企業価値の差額を損失計上するよう要求した。
この結果オリンパスは09年5月に発表した09年3月期決算で、あずさ監査法人の指摘を反映する形で3社分だけで計557億円の損失を計上し、その決算をあずさ監査法人は承認した。」
http://www.asahi.com/business/update/1110/TKY201111090638.html
「・・・同社の監査を請け負っていた「あずさ監査法人」は、2009年3月期決算の監査で、同社が英医療機器メーカーや国内3企業の買収に計約1400億円を支払ったことを疑問視した。投資助言会社への報酬などが通常の相場を大きく上回っていたためで、監査役会に対し外部調査委員会の設置を求めた。
しかし、調査委は1週間しか調査を行わず、結局、「不正と評価できるほどの事情は認識できなかった」と監査役会に報告。オリンパスは09年6月、任期満了を理由に、委託先をあずさ監査法人から新日本監査法人に切り替えた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111110-OYT1T00247.htm?from=main4
「・・・金融庁はオリンパスの問題について(1)損失隠しが過去の有価証券報告書の虚偽記載に当たるか(2)監査法人が同社の損失隠しを知っていたか、相当の注意を怠った上で適正意見を記したか――の2点に関心を持っている。証券取引等監視委員会や東証と連携して情報収集を進めている。
問題の全容を把握した上で、同社の監査を担当する新日本監査法人、2009年3月期まで監査を担当していたあずさ監査法人(旧朝日監査法人)の関係者らへ聞き取りに入る。監査に重大な問題があった場合、業務停止命令や改善命令などの行政処分を科すことができる。日本公認会計士協会も10日にも監査業務審査会を開き、オリンパスへの監査が適正になされたかどうか、検証作業に着手する。・・・
同社の第三者委員会は、問題となっている英医療機器メーカーや国内3社の買収以外の買収案件でも問題がなかったかどうか調査に乗り出す方針だ。オリンパスが00年に出資した情報通信会社ITX(現子会社)の株式取得を巡る手法などについて関心を示している。
関係者によるとオリンパスはITXへの出資の際、香港の関連会社など4つの会社に分割し、自社保有分とは別にITX株を取得していた。このうち1社はオリンパスが00年に出資し、今回の損失隠しにかかわったとされるケイマン諸島籍のファンドを運営していた。
その後、04年には子会社化したが、09年3月期には国内3社と合わせて数百億円規模の減損損失を計上していた。
ただ問題となった国内3社と異なり、ITXは利益をあげていた・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819591E2EBE2E3918DE2EBE3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
次の2つのスレッド↓が、上記スレッドの亡命先みたいね。
・「あずさ監査法人と新日本監査法人、この2つを使ってる企業は赤字隠蔽してる可能性あるから気をつけろー」(早くも過去ログ倉庫に格納!)
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1320840314/101-200
・「オリンパス粉飾で、あずさや新日本監査法人が業務停止になったら、日本はどうなるの?」
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1320879195/1-100
ネット上等でぶっ叩かれてる発言だ。↓
「・・・――社長の在任期間に損失隠しがあったか。
「社長に対して財務に関するすべての報告が来るわけではないし、記憶にない。あったとすれば財務部門がやったのではないか。当時は岸本正寿氏(93年〜2001年の社長)が財務担当(の役員)だった。私は営業畑で、財務の細かいところは聞いていない」・・・
――90年代から損失隠しが長期間にわたって続いてきた原因は、どこにあると考えるか。
「財務担当でなかったので、よく分からない」
――下山氏が社長だった時代のオリンパスは正常だったと言えるか。
「正常な会社だった。私は軍人上がりで、不正は大嫌いだ」・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E2EBE2E0938DE2EBE3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
そもそも、この発言、状況証拠的にウソだ。
どうしてNYタイムスに下掲のような事実を書かれちゃうんだ。
よもや、日本の主要メディア、電子版にはそこまで載せなかっただけっちゅうわけじゃあるまいな。↓
・・・Toshiro Shimoyama, president from 1984 to 1993・・・told the Nikkei industrial daily newspaper in 1986: “When the main business is struggling, we need to earn through zaitech — though doing too much is no good.”・・・
http://www.nytimes.com/2011/11/10/business/global/corporate-japan-rocked-by-scandal-at-olympus.html?ref=world&pagewanted=print
ところで、上記記事、更に以下のように続く。↓
・・・by 1991, it had written down 2.1 billion yen in securities valuation losses, the first of many write-downs.
In September 1998, three months after the rumors of the colossal trading losses, Olympus said it had written off part of a 45 billion yen investment in emerging market bonds. In its midterm earnings statement in October 1999, the company said it had booked a loss of almost 17 billion yen from trades including interest rate and currency swaps. The company also recorded a loss on a 2.9 billion yen investment in what turned out to be a Ponzi scheme run by the New Jersey firm Princeton Economics International.
Those write-downs, however, were the exception, not the norm, and Olympus now admits that it hid investment losses; a third-party panel of legal experts is still assessing how much.
<とばしをやらなきゃ、とっくの昔にオリンパスは潰れてただろう、って言われるとちょっと下手人達に同情しちゃうな。↓>
“It is possible that if Olympus had booked all its losses, it would have become insolvent,・・・So Olympus management decided to handle・・・
“The idea <of tobashi> is that you pay off the losses later, when company finances are better・・・If this was the case at Olympus, the payments it made would have been made to finally settle”
Olympus appears to have pushed to settle its tobashi dues from 2006 to 2008, when the local economy was picking up and corporate profits rebounding. “Business was finally strong enough to be able to foot a write-down,”・・・
・・・at the end of 2008, the global financial crisis plunged companies into the red. Olympus booked a 115 billion yen loss in the fiscal year that ended in March 2009. Its loss attracted little attention, however, alongside equally dismal numbers from other struggling manufacturers. ・・・
http://www.nytimes.com/2011/11/10/business/global/corporate-japan-rocked-by-scandal-at-olympus.html?ref=world&pagewanted=print 上掲
自分のフトコロや暴力団にカネが回ってないという前提に立てばだけど、菊川等に同情の余地はあるんで、ウッドフォードのやり方は、ちっとばかしドライ過ぎたな。
取締役としては一人(?)残ってもらうとして、社長復帰は遠慮してもらうべきだろう。
私は、社外から新社長を迎えるのがいいと思うな。
昨日の続きだけど、オリンパスの歴代社長の学歴を更にさかのぼると、こうなる。↓
岸本正壽・・沈黙を保っている!
早稲田大学法学部
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MBFBhqJp8NUJ:bb234.tirirenge.com/07/00037.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E4%B8%8B%E5%B1%B1&cd=12&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
下山敏郎・・あんな調子ならしゃべらない方がいい。
陸士・東京大学文学部
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%B1%B1%E6%95%8F%E9%83%8E
下山↑の「名言」↓
・優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。
・経営の経は真理を表し、経営の営は一生を表す。すなわち、経営とは真理を一生かけて求めること。また、経営者とは真理を一生かけて求める者のこと。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MBFBhqJp8NUJ:bb234.tirirenge.com/07/00037.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E4%B8%8B%E5%B1%B1&cd=12&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
北村茂男・・シロかな?
(学歴は不明。2002年死去)
北村↑の「名言」↓
・私は生涯工夫ということを良く言う。社員の出来がいい悪いと言っても同じ人間。能力的には100人中98人までは五十歩百歩。天才や本当の劣等性は一人か二人にすぎないんです。仕事ぶりがいまひとつに見える人も、自分を磨いていないだけ。だから私はまず工夫しなさいと言います。そこではじめてものがよく見え、さらに頭に磨きがかかる。
http://systemincome.com/1929
--第4代から北村までの社長の学歴は全員不明--
茶谷保三郎(第3代)
一橋大学
山下 長(第2代だが、実は創業者)
東京大学法学部
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MVO1bHae4FYJ:rekidai.keieimaster.com/company/1697.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E5%8C%97%E6%9D%91%E8%8C%82%E7%94%B7&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
それでは、その他の記事の紹介です。
自閉症児の前頭前野皮質の神経細胞数は通常児よりも3分の2も多いことが分かった。↓
・・・autistic children have about 67% more nerve cells in a part of the brain known as the prefrontal cortex than children without autism. The prefrontal cortex is involved in processing social skills, communication, cognitive functions and language — all areas in which autistic children often show abnormal development.・・・
Equally significant is the fact that the excess of neurons in the prefrontal cortex aren't formed after birth, but during early development, in utero. That suggests that the changes responsible for autism are occurring much earlier than scientists had thought.・・・
http://healthland.time.com/2011/11/09/study-autistic-children-have-too-many-brain-neurons/
あのリアーナ(Rihanna)(コラム#5049)の歌が米国でバカあたりしてるらしいね。↓
http://www.slate.com/articles/arts/music_box/2011/11/rihanna_why_is_she_so_popular_.single.html
またまたまたまた『1Q84』の書評が、しかもNYタイムスに。↓
http://www.nytimes.com/2011/11/10/books/1q84-by-haruki-murakami-review.html?hpw
-------------------------------------------------------------------------------
<globalyst:翻訳>
コラム#5103より
要するに、先進国中、キリスト教信心の深い社会ほど社会悪がはびこっとるのよ。↓
・・・In general, higher rates of belief in and worship of a creator correlate with higher rates of homicide, juvenile and early adult mortality, STD infection rates, teen pregnancy and abortion in the prosperous democracies. The United States is almost always the most dysfunctional of the developed democracies, sometimes spectacularly so・・・
・・・一般的に、豊かな民主主義国家では、単一の創造主を信仰したり崇拝したりする者の割合が高ければ高いほど、殺人事件発生率、若者の死亡率、性病感染率、十代の妊娠、中絶率が高くなる。米国は、殆どの事柄について機能不全である先進民主主義国家であるが、事柄によっては驚くほどそうなのだ。・・・
<太田>
4ポイントさしあげます。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#5106(2011.11.10)
<世界殺戮史に思う(その2)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x1375)>
<太田>(ツイッターより)
クリント・イーストウッドが、このところ、彼の監督作品で、音楽も担当(作曲)していることが取り上げられている。
http://www.slate.com/blogs/browbeat/2011/11/09/clint_eastwood_john_carpenter_and_other_director_composers.html
曲の一つが聴けるよ。
侃侃諤諤の投稿も面白い。
<υζυζ>(「たった一人の反乱」より)
≫「日本、ひいては世界の司法制度にも根本的問題点」<(コラム#5101)> は、コモンロー法系の諸国にはそもそも存在しないし、それ以外の諸 国においても、検察制度には存在せず、裁判制度と弁護士制度にのみ存在する、と思ってるんだけど、ボクが言いたいところの「根本的問題点」とは何か、あててみな。≪(コラム#5103。太田)
昨日からずっと考えています…答え教えてください。
<υζζυ>(同上)
陪審制<がない>ことだろう。
現在は主に、アメリカ合衆国やイギリスをはじめとするコモン・ロー(英米法)諸国で運用されている。
日本でも、1928年(昭和3年)から1943年(昭和18年)まで行われていた。
なお、2009年に開始された裁判員制度は、厳密な意味では陪審制とは異なるものである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/陪審制
http://blog.ohtan.net/archives/52083878.html
http://blog.ohtan.net/archives/52032759.html
http://blog.ohtan.net/archives/52104551.html
<ζυζυ>(同上)
要は、裁判官と弁護士の問題ってことかなぁ?
≫しかし、日本の場合、弁護士は、国によって参入規制がなされ、特権を享受していて、競争原理が働いていません。その結果、自己研鑽を怠っている人が多く、専門化も進んでいません。(以上、私の経験による。) 法曹一元化は、このような状況を変えた上で実施すべきでしょう。≪(コラム#4493 太田)
日本の弁護士は上の理由でダメで、法曹一元化もできず、結果日本の裁判官はほとんどがキャリア裁判官のままだからこっちもダメ、とか。
裁判所 | わが国の裁判官制度の現状と問題点
http://www.courts.go.jp/saikosai/about/iinkai/saiban_kenkyu/jinzai_siryo1/mondai.html
↑これとか木を見て森を見ず的な感じがしてしまう・・・
<太田>(ツイッターより)
太田が言うところの、日本の、というか、コモンロー法系以外の世界の司法制度に共通する根本的問題ってなんだ、って皆さん首ひねってるみたいだけど、日本の、検察制度にあって裁判所、弁護士制度にないものが何かを考えればいいんだよ。
あるいは、江戸時代の司法制度のことを思い出せばいいんだよ。
<ζζυυ>(「たった一人の反乱」より)
ツイッターにヒントが出たけど、さっぱり分からん
<ζυυζ>(同上)
日本では検察が公訴権を独占していることが問題とかですか?
私人にも裁判所にも弁護士にも刑事事件を起訴する権利も仕組みもないことが問題だと。
<bonkers_blunder>(ツイッターより)
司法制度の問題点について、全くわからないので教えていただきたいです…orz。
<太田>
まずは、江戸時代の司法制度を、民事を中心に振り返ってみよう。
-------------------------------------------------------------------------------
・・・江戸時代にも、・・・民事訴訟手続きがあり、これを「公事」と言っていた。
弁護士がいたかというと、そのような資格の者はいなかったが、地方から公事に来るための専用の宿があり、その宿を公事宿といい、その主人が書面の作成の代行等を行っており、弁護士的役目をしていた。・・・民事訴訟法については、1672年に策定された「公事方御定書」があり、刑事訴訟手続きである「吟味筋」とは一応独立した民事訴訟手続きである「出入筋」が定められていた。・・・
<公事においても、>証拠による判決がなされたようであ・・・る<が>、判決である「裁許」は例外的な場合であり、多くは和解である「内済」により事件が終了した。
強制執行手続きはなかったようであるが、破産に該当する「逃散」という手続きもあったようである。・・・
http://www.eiko.gr.jp/photoessey/lawyeressey004.html
・・・管轄権により寺社(寺社の管理統括)・町・勘定(江戸府外近郊の管理統括)という三奉行が裁定を行うという・・・司法制度・・・である。人口の多い江戸町奉行は月番制であり、一ヶ月ごとに北町奉行所、南町奉行所が警察権・裁判権・行政権・立法権(また消防・防疫など)等を専断的に行うとされた。・・・また地方には町奉行がそれぞれおかれた。・・・
・・・<刑事の場合は>遠島以上の刑の場合は老中の承認が必要<だったが、公事(民事)の場合を含め、一審制だった。>
<ただし、>これらの司法制度は徳川管轄内のいわば分国法であり、基本的統治システムは各藩に任せられていた。・・・
http://www.geocities.jp/aphros67/021200.htm
・・・明治時代に・・・西洋型の裁判制度<が>導入<され、>・・・裁判基準が公開されることで、庶民が期待する民事紛争の抜本的な解決を期待することはできなくなった。つまり一般的に求められる解決手段は和議であり、謝罪であるはずである。裁判がそれを求めて得られるものでない、つまりお金で紛争を解決する、という性質のものであることがわかれば、自然と裁判を用いての紛争解決への足は遠のく。
また、上告制度の導入は、対外的に見れば公正で確実な裁判の実現を確保するものであり、歓迎すべきことである。しかし庶民にしてみれば、従来「御奉行様」が白州で堂々と裁断していたのが、急に「不満ならば上告もできる」とされてしまうことは、お上が自分の判断に対して弱気になっただけであるとしか思えない。そのような頼りのない裁判に時間と金銭を使うよりは、地元の名士に仲介してもらったほうが安心であろう。さらに、従前6ヶ月で解決できていた裁判が、上訴によって、それ以上の時間を要するものとなることは、紛争の早期解決への期待にとっても逆効果であった。・・・
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=222055
-------------------------------------------------------------------------------
以上を踏まえ、エイヤってな感じで江戸時代の民事司法制度をまとめれば、一、民事実体法(裁判基準)はあってなきが如しであった。二、和解が基本で判決は例外だった。三、一審制だった。四、奉行が決済する形で和解・判決が行われた。五、弁護士的な者はおらず、行政書士的/司法書士的な事務所があった、って感じだよな。
ここまで書けば、答えを明かしたに等しいぞ。
コモンロー系司法制度にも言及することで、ボクが言いたいことをばっちり当てて欲しいな。
<TU>
医者が病気を診断するのは最終的には病理学です。
何億とある細胞一個一個大きさや形はそれぞれ違います。しかも病気の細胞って定量的な定義が無いんですよ。
病理っていうのは熟練した病理医が顕微鏡で「診て」しています。
完全に主観の世界なので病気を診るのはコンピュータじゃ当分無理でしょうね。
<太田>
改めて日英ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%85%E7%90%86%E5%AD%A6
http://en.wikipedia.org/wiki/Pathology
を読んでみたけど、日本の精密工業製品は匠の熟練した技がなければつくれない、といった類いの議論と同じにしか思えませんねえ。
病理学より外科の方が、患者サイドの心理的抵抗感を乗り越えなければならないことから、コンピューター制御/ロボットでの代替がむつかしいのでは?
それでは、その他の記事の紹介です。
前に紹介した、2ちゃんの「【ゆとり】新日本監査法人その36【みみず】」スレッド
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/tax/1319634243/1-100
は、11月3日夜以来、書き込みがストップ。
もはや、同法人関係者は、匿名でこのスレッドに書き込む気力さえなくなったのかな? どうやら、「あずさ」より「新日本」の方がワルそうだしな。↓
「・・・あずさ監査法人は09年、オリンパスが08年2月に英医療機器会社ジャイラスを買収したときに支払った助言会社への報酬の大きさを不審に思い、理由や決算への反映の仕方でオリンパス側と意見が対立。08年までに健康食品販売などのベンチャー3社を計734億円で買収していた点も、3社にはそれだけの価値はないと指摘し、買収額と実際の企業価値の差額を損失計上するよう要求した。
この結果オリンパスは09年5月に発表した09年3月期決算で、あずさ監査法人の指摘を反映する形で3社分だけで計557億円の損失を計上し、その決算をあずさ監査法人は承認した。」
http://www.asahi.com/business/update/1110/TKY201111090638.html
「・・・同社の監査を請け負っていた「あずさ監査法人」は、2009年3月期決算の監査で、同社が英医療機器メーカーや国内3企業の買収に計約1400億円を支払ったことを疑問視した。投資助言会社への報酬などが通常の相場を大きく上回っていたためで、監査役会に対し外部調査委員会の設置を求めた。
しかし、調査委は1週間しか調査を行わず、結局、「不正と評価できるほどの事情は認識できなかった」と監査役会に報告。オリンパスは09年6月、任期満了を理由に、委託先をあずさ監査法人から新日本監査法人に切り替えた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111110-OYT1T00247.htm?from=main4
「・・・金融庁はオリンパスの問題について(1)損失隠しが過去の有価証券報告書の虚偽記載に当たるか(2)監査法人が同社の損失隠しを知っていたか、相当の注意を怠った上で適正意見を記したか――の2点に関心を持っている。証券取引等監視委員会や東証と連携して情報収集を進めている。
問題の全容を把握した上で、同社の監査を担当する新日本監査法人、2009年3月期まで監査を担当していたあずさ監査法人(旧朝日監査法人)の関係者らへ聞き取りに入る。監査に重大な問題があった場合、業務停止命令や改善命令などの行政処分を科すことができる。日本公認会計士協会も10日にも監査業務審査会を開き、オリンパスへの監査が適正になされたかどうか、検証作業に着手する。・・・
同社の第三者委員会は、問題となっている英医療機器メーカーや国内3社の買収以外の買収案件でも問題がなかったかどうか調査に乗り出す方針だ。オリンパスが00年に出資した情報通信会社ITX(現子会社)の株式取得を巡る手法などについて関心を示している。
関係者によるとオリンパスはITXへの出資の際、香港の関連会社など4つの会社に分割し、自社保有分とは別にITX株を取得していた。このうち1社はオリンパスが00年に出資し、今回の損失隠しにかかわったとされるケイマン諸島籍のファンドを運営していた。
その後、04年には子会社化したが、09年3月期には国内3社と合わせて数百億円規模の減損損失を計上していた。
ただ問題となった国内3社と異なり、ITXは利益をあげていた・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819591E2EBE2E3918DE2EBE3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
次の2つのスレッド↓が、上記スレッドの亡命先みたいね。
・「あずさ監査法人と新日本監査法人、この2つを使ってる企業は赤字隠蔽してる可能性あるから気をつけろー」(早くも過去ログ倉庫に格納!)
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1320840314/101-200
・「オリンパス粉飾で、あずさや新日本監査法人が業務停止になったら、日本はどうなるの?」
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1320879195/1-100
ネット上等でぶっ叩かれてる発言だ。↓
「・・・――社長の在任期間に損失隠しがあったか。
「社長に対して財務に関するすべての報告が来るわけではないし、記憶にない。あったとすれば財務部門がやったのではないか。当時は岸本正寿氏(93年〜2001年の社長)が財務担当(の役員)だった。私は営業畑で、財務の細かいところは聞いていない」・・・
――90年代から損失隠しが長期間にわたって続いてきた原因は、どこにあると考えるか。
「財務担当でなかったので、よく分からない」
――下山氏が社長だった時代のオリンパスは正常だったと言えるか。
「正常な会社だった。私は軍人上がりで、不正は大嫌いだ」・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E2EBE2E0938DE2EBE3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
そもそも、この発言、状況証拠的にウソだ。
どうしてNYタイムスに下掲のような事実を書かれちゃうんだ。
よもや、日本の主要メディア、電子版にはそこまで載せなかっただけっちゅうわけじゃあるまいな。↓
・・・Toshiro Shimoyama, president from 1984 to 1993・・・told the Nikkei industrial daily newspaper in 1986: “When the main business is struggling, we need to earn through zaitech — though doing too much is no good.”・・・
http://www.nytimes.com/2011/11/10/business/global/corporate-japan-rocked-by-scandal-at-olympus.html?ref=world&pagewanted=print
ところで、上記記事、更に以下のように続く。↓
・・・by 1991, it had written down 2.1 billion yen in securities valuation losses, the first of many write-downs.
In September 1998, three months after the rumors of the colossal trading losses, Olympus said it had written off part of a 45 billion yen investment in emerging market bonds. In its midterm earnings statement in October 1999, the company said it had booked a loss of almost 17 billion yen from trades including interest rate and currency swaps. The company also recorded a loss on a 2.9 billion yen investment in what turned out to be a Ponzi scheme run by the New Jersey firm Princeton Economics International.
Those write-downs, however, were the exception, not the norm, and Olympus now admits that it hid investment losses; a third-party panel of legal experts is still assessing how much.
<とばしをやらなきゃ、とっくの昔にオリンパスは潰れてただろう、って言われるとちょっと下手人達に同情しちゃうな。↓>
“It is possible that if Olympus had booked all its losses, it would have become insolvent,・・・So Olympus management decided to handle・・・
“The idea <of tobashi> is that you pay off the losses later, when company finances are better・・・If this was the case at Olympus, the payments it made would have been made to finally settle”
Olympus appears to have pushed to settle its tobashi dues from 2006 to 2008, when the local economy was picking up and corporate profits rebounding. “Business was finally strong enough to be able to foot a write-down,”・・・
・・・at the end of 2008, the global financial crisis plunged companies into the red. Olympus booked a 115 billion yen loss in the fiscal year that ended in March 2009. Its loss attracted little attention, however, alongside equally dismal numbers from other struggling manufacturers. ・・・
http://www.nytimes.com/2011/11/10/business/global/corporate-japan-rocked-by-scandal-at-olympus.html?ref=world&pagewanted=print 上掲
自分のフトコロや暴力団にカネが回ってないという前提に立てばだけど、菊川等に同情の余地はあるんで、ウッドフォードのやり方は、ちっとばかしドライ過ぎたな。
取締役としては一人(?)残ってもらうとして、社長復帰は遠慮してもらうべきだろう。
私は、社外から新社長を迎えるのがいいと思うな。
昨日の続きだけど、オリンパスの歴代社長の学歴を更にさかのぼると、こうなる。↓
岸本正壽・・沈黙を保っている!
早稲田大学法学部
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MBFBhqJp8NUJ:bb234.tirirenge.com/07/00037.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E4%B8%8B%E5%B1%B1&cd=12&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
下山敏郎・・あんな調子ならしゃべらない方がいい。
陸士・東京大学文学部
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%B1%B1%E6%95%8F%E9%83%8E
下山↑の「名言」↓
・優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。
・経営の経は真理を表し、経営の営は一生を表す。すなわち、経営とは真理を一生かけて求めること。また、経営者とは真理を一生かけて求める者のこと。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MBFBhqJp8NUJ:bb234.tirirenge.com/07/00037.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E4%B8%8B%E5%B1%B1&cd=12&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
北村茂男・・シロかな?
(学歴は不明。2002年死去)
北村↑の「名言」↓
・私は生涯工夫ということを良く言う。社員の出来がいい悪いと言っても同じ人間。能力的には100人中98人までは五十歩百歩。天才や本当の劣等性は一人か二人にすぎないんです。仕事ぶりがいまひとつに見える人も、自分を磨いていないだけ。だから私はまず工夫しなさいと言います。そこではじめてものがよく見え、さらに頭に磨きがかかる。
http://systemincome.com/1929
--第4代から北村までの社長の学歴は全員不明--
茶谷保三郎(第3代)
一橋大学
山下 長(第2代だが、実は創業者)
東京大学法学部
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:MVO1bHae4FYJ:rekidai.keieimaster.com/company/1697.html+%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%EF%BC%9B%E7%A4%BE%E9%95%B7%EF%BC%9B%E5%8C%97%E6%9D%91%E8%8C%82%E7%94%B7&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
それでは、その他の記事の紹介です。
自閉症児の前頭前野皮質の神経細胞数は通常児よりも3分の2も多いことが分かった。↓
・・・autistic children have about 67% more nerve cells in a part of the brain known as the prefrontal cortex than children without autism. The prefrontal cortex is involved in processing social skills, communication, cognitive functions and language — all areas in which autistic children often show abnormal development.・・・
Equally significant is the fact that the excess of neurons in the prefrontal cortex aren't formed after birth, but during early development, in utero. That suggests that the changes responsible for autism are occurring much earlier than scientists had thought.・・・
http://healthland.time.com/2011/11/09/study-autistic-children-have-too-many-brain-neurons/
あのリアーナ(Rihanna)(コラム#5049)の歌が米国でバカあたりしてるらしいね。↓
http://www.slate.com/articles/arts/music_box/2011/11/rihanna_why_is_she_so_popular_.single.html
またまたまたまた『1Q84』の書評が、しかもNYタイムスに。↓
http://www.nytimes.com/2011/11/10/books/1q84-by-haruki-murakami-review.html?hpw
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<globalyst:翻訳>
コラム#5103より
要するに、先進国中、キリスト教信心の深い社会ほど社会悪がはびこっとるのよ。↓
・・・In general, higher rates of belief in and worship of a creator correlate with higher rates of homicide, juvenile and early adult mortality, STD infection rates, teen pregnancy and abortion in the prosperous democracies. The United States is almost always the most dysfunctional of the developed democracies, sometimes spectacularly so・・・
・・・一般的に、豊かな民主主義国家では、単一の創造主を信仰したり崇拝したりする者の割合が高ければ高いほど、殺人事件発生率、若者の死亡率、性病感染率、十代の妊娠、中絶率が高くなる。米国は、殆どの事柄について機能不全である先進民主主義国家であるが、事柄によっては驚くほどそうなのだ。・・・
<太田>
4ポイントさしあげます。
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太田述正コラム#5106(2011.11.10)
<世界殺戮史に思う(その2)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/