太田述正コラム#4845(2011.7.3)
<皆さんとディスカッション(続x1252)>

<太田>(ツイッターより)

 来週末は再びハメリン特集に戻るつもりで彼の曲のURLをクリックしたら、ごっそりアクセス禁止になってて愕然。
 他方西島の方は、コラムをアップしてから、新たな曲・・採用対象外・・が1曲ユーチューブにアップされてるのを発見。
 著作権の関係もあり、インターネットでの曲との遭遇はスリリングだ。

 (コラム#4681に関し)戦前の日本の(利他的な)人間主義支那政策を英米で正しく理解する向きもあったわけだ。
 さて、国ならぬ人間主義的な個人のふるまいの場合だって正しく理解されることもあるだろう。
 だがそれが(全く私心のない)利他主義的なものであったら通常私心ある他人に正しく理解されることなどまずありえない。

<εΩΩε>(「たった一人の反乱」より)

>原子力発電をやめてしまえば、技術力は維持できないし、プルトニウムも必要でなくなる。<(コラム#4843。εΩεΩ)

 必要でなくなったからって、無くす訳にはいかんよなあ。
 どっかの国が引き取ってくれるとでも?

<太田>

 ところで、こんな書評が出てたな。↓

 「僕は、エネルギー産業というのは、地球環境問題のような外部性もありますし、原子力のような安全保障に関わる部分があったりと、もっと国策や国際政治に振り回されているものと思っていたのですが、意外とほとんどは市場原理、つまりコストを中心に回っているということです。」
http://news.livedoor.com/article/detail/5680434/

<ωωεε>(「たった一人の反乱」より)

 拉致容疑者親族周辺団体へ献金 鳩山由氏側も1000万円
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070301310003-n1.htm

 管も鳩山も、この政治団体の中身をどの程度知っていたのか分からんが、外国人がからむ、外国人がいるという環境は安全保障に対する感度を高めるという太田さんの考え方はよく理解できる。
 一方で外国人(特に東亜人)が日本に害をなすという兵頭二十八さんの考え方もよく理解できる。
 うーん、どちらに行くべきか分からん。

<ωεωε>(同上)

>一方で外国人(特に東亜人)が日本に害をなすという兵頭二十八さんの考え方

 その場合の「日本」は何を指すのかもっと具体的に頼む。

<ωωεε>(同上)

 「日本」=日本国、将来、国益、競争力、安全保障といったいろんな意味を含む。
 「日本に害をなす」というのは、日本という国を乗っ取る、もしくは日本を自国に都合のよいように誘導するということかな。
 一ヶ月ほど前に兵頭さんの本を読んだんだが、その中で「自分に害をなす他人、悪意ある他人に対し、日本人は善意、もしくは何事もないかのように振舞う」性向があると指摘していた。
 これは日本人の悪い病気であり、安全保障のハードルを著しく下げてしまう。
 (記憶違いだったらすまないが)こんなことを兵頭さんが指摘していたように思う。
 これは、もっともな意見のような気がしたんだよね。

 <話変わるが、>アップルはビジネスモデルのイノベーション、このベンチャー企業はテクノロジーのイノベーション?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/12876

 アングロサクソンはホント、しぶといというか凄いというべきなのか。
 この技術が本物なら、またまた、日本企業の地位が低下しそうな予感。
 カメラマンの価値も低下しそう。

<Mongoose2011>(ツイッターより)

 米外交への提言。
 アラブの春への米外交の姿勢について前国防長官は→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-16 
 <前国防長官は、>また米外交の軍事化を懸念し→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-15-1 
 軍人のトップは間接的ながら危惧を→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-07

<太田>

 最初のやつの原文は
http://www.defense.gov/speeches/speech.aspx?speechid=1555
に載っている。
 講演の趣旨からしてジョージ・ワシントンの悪口を言うわけにはいかなかったろうが、太田コラムの読者なら、ワシントンの鼻持ちならない人物像はよくご存じのはずだ。(もとより、フランクリン・ローズベルトの汚さとダメさかげんも・・。)(コラム#省略)

 二番目のやつだが、「危機にさらされている国家・・・の作戦遂行能力を高める点では、米国は大きな進歩を遂げた。しかし、・・・<その>国家の安保関連行政機関、軍、警察、司法等々の統治・監督システムが問題なのである。そして、これら統治・治安能力を強化するためには、米国の複数の政府機関が連携協力しなければならない。」たって、そんなことが、生来的に国際音痴の米国ができるわきゃないでしょ、で終わりだ。
 ま、それくらいのことはゲーツにも分かっていて、この論文のココロは、「危機にさらされている国家」の近傍の同盟国に、これまで米国が提供してきた地域安定化機能の肩代わりを促すところにあるのだろうて。

 最後のやつの原文は
http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=58205
に載っているが、紹介者による要約を利用させてもらうことにして、「軍事力は最後の手段にはなり得ないし、なるべきでもない。軍事力はしばしば、その柔軟性や素早い対応力から、最初にベストの道具として使われる。しかし、決して単独の手段として使用されるべきではない。軍事と外交は今やシンプルに別々に考えられるものではない。軍事力の使用は、他の国家の力と共に用いられなければならない。未だアメリカの外国政策は軍事力に頼りすぎている。非対称の戦いに於いては、他の国家力や同盟国の準備が、軍事力投入の前提条件である。」というくだりだけど、その前段は、戦後日本人にぜひ十分咀嚼して欲しいねえ。
 ただ、この講演の眼目は、やはり後段の、同盟国に地域安定化機能の肩代わりを促している箇所にある。
 金欠病を背景に、米国防省の(前)文官首脳と制服首脳が、連携して、同盟国に対して、恫喝し、懇願をしている、と我々は受け止めるべきだろうな。

<豊丘時竹>(2011.5.12)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110512/1305152325

 takeda某さんが、昨日の太田述正ブログ(#4739・・・)で批判されていた・・・
 典拠とはどうも実体のあるものがいいようだ。
 「あんな典拠抜きの書き方をしているだけで、takeda某、信用できんわね」と太田氏が述べているtakeda某氏は、太字の文中に書かれたURLの文を書いている人である。
 これは典拠にならないと太田氏は言っているのだと考える。
 意見表明しているだけのものだと考えているのだと思う。
 今後あまり参考にしなくてもよさそうだ。
 しかし、これまで本「続平素の戯言」でもかなり引用してきたはずだ。失敗だったかな。

 典拠を選ぶのは難しい。
 典拠となり得るものを選ばなくてはならない。
 しかし、どうも私が日ごろ見ているブログは、いわゆる「陰謀論」に組する側のものが多い。
 だからいつも「太田述正ブログ」に啓蒙される。
 「陰謀論」に組するブログなぞは、典拠とはならないのだろう。
 さはさりながら、「陰謀論」は、読めばそれはそれはおもしろい。

<豊丘時竹>(2011.5.18)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110518/1305687149

 とにかく内閣不信任案を出してくれ。
 菅直人は飽きた。
 小沢一郎でもいい。
 自民党は、小沢一郎の力でもいいから、力が借りられるなら借りて、とにかく菅直人を引きずりおろしてくれ。
 それがまず先だ。
 ただ、なぜ菅直人が嫌いなのか、我ながら説明できない。
 相性が合わないとしか言いようがない。
 太田述正氏は菅直人が成長している、といった意味のことを述べていたし、小沢一郎嫌いだから、もっと菅直人にやらせたいのだろうなあ。
 不信任案提出なんて大反対だろうな。・・・

<豊丘時竹>(2011.6.4)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110604/1307150667

■大震災の時に、菅直人が首相でよかったね−
 太田述正コラム#4785<↑>・・・
 太田氏の発言は信憑性が高いと私は判断している。
 だから貼り付けたが、私にはどうもそうは思われなくて、心の中で葛藤している。
 総理のあのニタニタした笑いは、いかにも他人(ひと)を小馬鹿にしているようで、虫唾(むしず)が走るのを抑えきれない。
 不信任案が可決されそうな雰囲気になったときの緊張しきった顔をいつも他人前(ひとまえ)では保っていてくれればまだしもなのだが。
 かみさんの前でどんなにニタニタしてくれてもいいが、他人前では緊張感を漂わせていてくれ。

<豊丘時竹>(2011.6.7)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110607/1307435887

 菅直人の意図したように・・・なりつつあるのか。
 いつ辞めるか分からないまま、次の人が出てこない。
 恐るべし太田述正。氏の予言どおり進んでいる。

 それはそうだが、本日の「株式日記」には、菅総理の精神状況について、以下のような文言(太字)があった。
 本当なら恐ろしいことである。

 「株式日記では、菅総理には性格的な問題があると書いた事がありますが、精神的にも病気を抱えているようだ。
 政治家は精神的にもタフネスでなければ務まりませんが、中には過剰なストレスが溜まって精神に異常をきたす政治家もいるようだ。
 ましてや総理大臣になると受けるプレッシャー過重になるから、安部総理は体を壊し、在任中に大平総理や小渕総理のように急病で亡くなる人がいる。」

<豊丘時竹>(2011.6.14)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110614/1308025398

■菅直人首相辞める気なし
 <↑>太田述正<コラム>#4308・・・の「その他の記事の紹介」の項に紹介されていた記事である(太字)。

 私も6月10日に、菅直人は辞めないと予言したつもりであるが、本人は任期いっぱい首相でいるつもりである。
 私はかってになんの根拠も示せぬが、そう考えている。
 太田述正氏が似たような考えのようにみえるので、ますます意を強くしたところである。・・・

<豊丘時竹>(2011.6.22)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20110622/1308732177

■菅首相、引き続き大勝利
 太田述正氏が産経(msn)を貼り付けて、標題のように述べている。・・・
 私も菅首相の勝利だと思う。前日の本「はてな」ブログで書いたが、民主党執行部が、自分たちは辞めたくないのに菅総理だけ辞めさせようとしているからである。
 菅首相は、やりたい仕事も決まったし、ここは菅直人のお手並みを見ることにしよう。
 次の衆議院国会会期で不信任が可決されることを意識して、解散するための大義名分を作るつもりなのだろう。

<太田>

 関連する本日の記事です。↓

 「菅首相「10月訪中」検討 周辺に調整を指示、長期続投に強い意欲・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110703/plc11070301310000-n1.htm


 それでは、その他の記事の紹介です。

 今まで検察調書を信じて疑わなかった裁判所も、急に疑いだした裁判所も、どちらも日本の裁判所のいいころかげんの現れってことさ。
 裁判官、検事、弁護士の中で、一番世間を知らず、常識もないのが裁判官だという認識を、諸君、持って欲しいねえ。↓

 「・・・元秘書の石川知裕被告(38)は「土地の裏取引は小沢氏の了解を得た」といった内容の供述をしていたが、これは「“小沢氏は起訴しない”と検事に利益誘導を持ちかけられた結果で、証拠として認められない」というのが東京地裁の見解だった。
 石川被告は逮捕から4日後の取り調べで小沢元代表の関与を認めたが、これは、検事が「小沢さんは起訴されないから」と、小沢元代表の不起訴と引き換えに自白を促す「利益誘導」をしたためだと指摘した。(読売)
 2004年10月の土地購入の原資になった4億円について「小沢氏が蓄えた簿外資金。虚偽記載をすることは大久保秘書と小沢氏に報告した」と認めた調書も、「検事が『これくらい書いても小沢さんは起訴にならないから』と利益誘導した」と述べた。(朝日)・・・
 東京地検は、今回の決定に異議申し立てをする方針だ。」
http://news.livedoor.com/article/detail/5679834/
 「・・・20日の論告では内容の大幅見直しも予想されるが、・・・石川被告が小沢元代表から受け取った約4億円を、銀行口座に分散入金した際の金の動きなどの客観的事実から、<ある>検察幹部は「(石川被告は)公判で金の流れを全く説明できていない。供述調書がなくても有罪立証は可能」と強気の姿勢を見せた。」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110702k0000m040102000c.html

 追いつめられたシリアのアサド大統領、騒擾中心地の知事達に責任を転嫁すべく首切りを断行。↓

 President Bashar al-Assad of Syria fired the governor responsible for the city of Hama on Saturday・・・
 Mr. Abdulaziz was appointed by presidential decree on Feb. 22, and his short tenure stands in contrast to gubernatorial terms that usually last years.
 Mr. Assad has also fired the governors of Dara’a, a poor region in southern Syria where the uprising erupted in mid-March, and Homs, a city south of Hama that has become a nexus of protest, with a well-organized local leadership. Neither move did much to stanch the unrest,・・・
http://www.nytimes.com/2011/07/03/world/middleeast/03syria.html?_r=1&ref=world

 IMF前専務理事が安心するのはまだ早いというロイター電記事が出てた。↓

 ・・・It’s theoretically possible that the case could survive because there’s a long history of sex crimes being prosecuted by imperfect complaining witnesses,・・・
 Crucial to the case would be to present corroborating evidence beyond forensics(鑑識的) evidence gathered from the hotel suite and in medical examinations of the accused and accuser.
 Defense lawyers could argue any sexual contact was consensual(合意の).・・・
 She testified under oath before the grand jury that she had cowered(恐怖ですくんでいた) in the hallway outside his room until he left and she felt safe to seek help. Now she admits she cleaned another room and then returned to start cleaning Strauss-Kahn’s suite before reporting the incident.
 “Frequently, rape victims don’t report the rape immediately because of shame, humiliation and embarrassment,” ・・・.
 Forensic evidence, such as blood in the hotel room, would also independently support the woman’s allegations,・・・.
 “Their task is going to be much harder now, but it’s not insurmountable,”・・・.
 However, waiting to report the assault makes it appear as if she calculated the possible benefits of lying about a sexual attack before reporting the incident,・・・.
 A defense attorney could also argue that the time she spent in the room after Strauss-Kahn left could have been used to doctor(手を加える) the scene of the alleged assault.
http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2011/07/03/2003507279

 しかし、下掲の記事では、詳細極まる根拠をあげて、もうこの裁判は終わったとしている。さあ、どっちの予想が当たるかねえ。↓
http://www.slate.com/id/2298414/
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#4846(2011.7.3)
<ナチの逃走(その3)>

→非公開

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/