太田述正コラム#4275(2010.9.25)
<皆さんとディスカッション(続x964)>

<太田>(ツイッターより)

 中共海軍の英国防大学同期生の周君、大変だったんじゃないかい。
 尖閣問題「解決」する方向になってよかったね。
 これに懲りず、引き続き、日本「独立」に向けて、「声援」を送ってくれたまえ。

<Noranero>(同上)

独特の言い回しがw。

<さぶ>

 ↓仙谷長官の介入があったと考えていいのでしょうか。

 「ある政府関係者は、釈放決定には仙谷長官の判断が大きかったという認識を示唆しています。民主党幹部の一人は、背景には中国側がハイテク生産に不可欠な希少資源のレアアースの対日輸出をストップさせたことがあると解説しています。さらに、23日夜に明らかになった日本人4人の拘束がこの決定を後押しした形です。ある政府高官は「これ以上続けると後戻りできないところまで悪化する」と、中国側の強硬姿勢が予想以上であったことを指摘しています。」
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200924031.html
 「政府関係者は「地検は(拘置期限の)29日まで判断しないと思っていたが、電光石火だった」と語り、高いレベルでの政治判断があった可能性を示唆した。」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092401022

 ↓「たった一人の反乱」の新しいスレッドが立っていました。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mass/1285274253/

<太田>

 今度のスレッド名、「新【たった一人の反乱】太田述正 目指せ!日本独立」なんだね。
 2ちゃんが急に大真面目になったって感じだな。

<ΖΖΔΔ>(「たった一人の反乱」より)

 黒幕は誰なんすかねえ?まさかオザワとかw。↓

 「この日午前、東京・霞が関の検察庁に最高検と福岡高検、那覇地検の幹部が集まり、拘置期限の二十九日を待たずに中国人船長を釈放することを最終判断した。」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010092502000042.html

 「<岸本周平:>私の25年間の経験からして、このような重要な案件を官僚だけで、判断することはあり得ません。」
http://blog.goo.ne.jp/shu0712/e/e16b29a94280c76e481c1846441f13ae

<ΖΔΖΔ>(同上)

 あらら・・ネットゲリラに太田コラムが…。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2010/09/post_e556.html
 ↑ここでも船長は軍人だって云っているw

 [以下↓、このサイトから引用(太田)]

 「・・・共産主義青年団出身<派、すなわち>団派と、軍部を背後に持つ太子党との熾烈な権力闘争が中国内部で起きていて、軍部がワザと事件を起こし、太子党が裏で糞青を煽って大騒ぎして、団派を追い落とそうとしている・・・

 <太田>(同上)
  <尖閣問題を見ていると、>中共当局がおかしい。まともな判断ができなくなってき ている感じだ。
  これから何が起きるか分からない、と思ってた方がいいだろう。
  <harupuu>(同上)
  もともとまともな国家ではないから、おかしくないし何が起こるかわかる分けない。

 防衛省OB太田述正ブログでもそう書かれているんだが、なので、「結果的に、日本の検察が中共当局を救ってやった形」になるわけですね。・・・」
てか。

<台湾と日本の右翼が動いている>http://shadow-city.blogzine.jp/net/2010/09/post_e556.html 上掲

 ついにゲリラでも太田述正から引用するようになったか〜。
 しかし、あまたの雑多なサイトと並列されるとどーかなと・・・太田コラムを理解するのには ちと心配だけど。

<太田>

 私は、下掲の冒頭記事からにじみ出ているところの宗主国米国の意向、及び中共に係る諸事情(いずれも外務省が下掲の中程に出てくる外務省課長等から検察に伝達したと考えられる)も踏まえつつ、最高検限りの判断で船長の不起訴処分(釈放)を決定したと見ています。
 仙石官房長官が内閣を代表して検察に内々指示(事実上指揮権を発動)した、なんてことは考えにくいですね。
 そんな指示をされたら、検察、拒否して正式の指揮権発動を求めたことでしょう。
 そんな指示に従ったら、政治家の口は軽いから必ず漏れ、その結果、今年2月5日に小沢一郎民主党幹事長(当時)を不起訴処分にしたことについてまで、鳩山内閣から指示があったからではないかとの疑義が生じかねないからです。

 「クローリー米国務次官補(広報担当)・・・は、決定は「正しい判断だった」と述べ、「成熟した国家同士が、外交を通じてどう問題を解決するかを示した」と評価した。
 一方、米国は日中両国との会談を通じて「双方が早期解決を望んでいると感じていた」と語り、日本政府が米国に「法令手続きと国際法に従って解決することを保証していた」と明らかにした。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100925/chn1009250229000-n1.htm
 「那覇地検の鈴木亨次席検事は24日の記者会見で、中国人船長の釈放理由にわざわざ「日中関係への考慮」を挙げた。
 政府のトップである菅直人首相と外交責任者の前原誠司外相の2人が米ニューヨークでの国連総会出席のため不在中に、地検が外交的配慮に基づく判断を下したというのだ。
 「地検独自の判断だ。それを了とする」
 仙谷由人官房長官は24日午後の記者会見でこう繰り返した。柳田稔法相も「指揮権を行使した事実はない」と強調した。・・・
 地検の発表前に仙谷氏は柳田氏と官邸で会談している。
 「僕ら(前原氏を除く)政務三役5人は釈放決定を知らなかった。何でこのタイミングなのかと話し合ったぐらいだ」
 外務省政務三役の一人ですら事前には全く知らされていなかったと強調する。・・・」http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100925/plc1009250123003-n1.htm
 「・・・23日には那覇地検が外務省の担当課長を参考人聴取し、起訴による対中関係悪化の影響などを尋ねていた。
 24日午前、最高検は福岡高検、那覇地検の幹部を集め、最終的に釈放する方針を決定。検察首脳は「(船長が)否認を続けると保釈もできない。そうなるとどうなるか。国益全体を考えた結果だ」と明かした。
 決定的だったのが邦人4人が軍事関連施設を撮影した疑いで中国当局に拘束された事件だ。4人は準大手ゼネコン「フジタ」の社員と判明。拘束は21日だったが、中国当局が日本側に伝えてきたのは23日夜だった。こうした事件は通常、数時間で釈放される例が大半だが、いまだに拘束は続いている。
 検察幹部の一人は「死刑もあり得るスパイ容疑ということになれば人命にかかわる。衝突事件と人命をてんびんにかければ、起訴という判断はできなかった」と苦渋の表情を浮かべた。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100925/crm1009250127002-n1.htm
 「・・・「極めて悪質な犯罪。これを許せば、日本の領海内で他国の船が何をしても、日本は文句を言わない国ということになってしまう」
 その2日前、ある検察幹部は強い口調で語っており、船長が容疑を認めない限り起訴は免れなかった。
 ところが、那覇地検は24日の発表で「巡視船の乗組員がけがをすることもなく、追跡を逃れるためのとっさの行動と認められる」と、従来の検察当局の見解とは百八十度異なる説明をした。・・・
 ある検察幹部は・・・「起訴できるものをしないのだから、悔しさはある」と本音を漏らした。」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100925-OYT1T00162.htm?from=main1
 「・・・「司法の独立を危うくするという批判は覚悟している。苦渋の決断だった」。ある検察首脳は二十四日、刑事処分の判断要素と本来はすべきでない国際関係を考慮しての判断を迫られた苦しい胸の内を明かした。
 この首脳は政府などからの圧力や指示を否定し、独自の判断だったことを強調。「(起訴して)長期化した場合、何が起こるか分からない。拘束しておくことが日本にとってプラスになるのかどうかも考えた」と語った。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010092502000042.html

 いずれにせよ、今回の検察の不起訴処分には大いに問題がありそうです。
 民主党の松原仁議員あたり、検察審査会に処分を不服とする申し立てを行うことを考えてもいいんじゃないのかな。
 果たしてそれが法的に可能なのかどうか、つまびらかにしませんが・・。

<ΖΔΔΖ>(「たった一人の反乱」より)

 「見たこともない外交的敗北」自民・山本一太氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100925-OYT1T00334.htm

 それなら自民党が政権与党なら勝てたのか?と聞いてみたいよね。

<太田>

 米国政府から尖閣諸島が日米安保の対象という言質を改めてとった(コラム#4273)し、前原外相は、同じようなことがまた起こったら同じように逮捕する、と言明した。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703384204575511033698480628.html?mod=WSJASIA_hpp_LEADNewsCollection
 しかも、中共はこれで世界中からジャイアン視されるようになるだろうし、内紛説まで流布するに至った。
 だから、日本が外交的敗北を喫したとは言えないよ。

<ΖΖΔΔ>(「たった一人の反乱」より)

 ちなみに、岸本周平さんはオザワ推薦人なので、黒幕の一味なのであーるw。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100901/stt1009011226010-n1.htm

<太田>

 ああそうそう。小沢黒幕説なんてありえないさ。
 そんなに小沢に力があるんなら、(自分だけじゃなく、)元秘書3人だって不起訴にできたはずだろ。
 なお、岸本周平議員、政治家に隷属してる一般官庁と独立してる検察とじゃ、全然違うって感覚なさそうだけど、相当トロい元大蔵官僚じゃないかな。 

<princeofwales1941>

 日本はこの先どうなってゆくのでしょうか?我々日本人はどうすればよいのでしょうか?
 米国は経済的に疲弊しており、将来的には東アジアから撤退していくことでしょう。
 中国は海軍力を中心に軍事力を増強し続けており、日本は仮に軍事大国化しても中国には対抗できなくなってしまう。
 中国は日本に対し、属国化することや沖縄の割譲を要求してくることでしょう。
 沖縄県民は現在のチベット人のように悲惨な運命を辿り、中華人民共和国沖縄自治区の中で中国からの移民によって少数民族化していくかもしれません。
 また、日本本土でも横田基地・横須賀軍港・佐世保軍港に駐日人民解放軍が駐留することになるかもしれません。
 我々日本人は第二次大戦時の様に敗北を覚悟で中国と戦うべきなのか、それとも沖縄を割譲し、中国の属国として生きていくべきなのか?
 太田さんの御意見を伺いたいです。

<太田>

 支那を自由民主主義化させるか、それができなくても自由民主主義陣営が連携を強化して支那を封じ込めればいいだけのことです。
 日本を「独立」させて、このような戦略の要として自由民主主義陣営を引っ張っていく気概をを日本の皆さんに持って欲しいものです。
 それがどうしてもいやなら、せめて日本を米国と合邦させましょう。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 菅伸子を総理に!↓

 「「小沢さんは親分子分の縦社会がお得意」「鳩山さんは政治家になぜなったのか、とときどき思う」――。菅直人首相の伸子夫人・・・
 伸子夫人は小沢氏を「子分になるか、でなければ敵になっちゃう感じ。だから、(周辺が)ある程度力をつけてくると関係が悪くなる。(自分の部下から)寝首をかく人は絶対に出したくない」と分析。鳩山氏については「すごく理想主義的なところがある。不思議な方」と評した。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY201009240505.html

 例のマルウェア(コラム#4269)、イスラエル発の疑いが濃厚に。↓

 ・・・The "Stuxnet" computer worm, which has been described as one of the "most refined pieces of malware ever discovered", has been most active in Iran, says the security company Symantec ? leading some experts to conjecture that the likely target of the virus is the controversial Bushehr nuclear power plant, and that it was created by Israeli hackers.・・・
 Latest figures, from August, show 60% of computers infected by Stuxnet are located in Iran ? dramatically up from July, when it accounted for less than 25% of infections, research by Symantec shows, with the graph below (from 4 August) showing the prevalence in other countries by comparison. The company estimates that the group building Stuxnet would have been well-funded, comprising between five and 10 people, and that it would have taken six months to prepare.・・・
http://www.guardian.co.uk/technology/2010/sep/24/stuxnet-worm-national-agency

 米国の支那人差別についての復習をどうぞ。↓

 ・・・The Exclusion Laws were just what the name implied: Chinese merchants were allowed entrance, but laborers and unattached women were unequivocally barred from this country. In the last quarter of the 19th century・・・
 The exclusion laws weren't lifted until 1943, the middle of World War II, when the Chinese, beaten up by Japan for a decade or so, became our de facto friends.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/23/AR2010092306391_pf.html
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 ショパン器楽曲(含む編曲)特集の2回目(最終回)です。

ワルツ 作品64 第2番 ギター Virginia Luque
http://www.youtube.com/watch?v=kzfmWzNU9XA&feature=related
 同上 ジャズピアノ Art Tatum うなっちゃううまさです。
http://www.youtube.com/watch?v=fylxor4zo0w&feature=related
ワルツ 作品69 第2番 ギター 
http://www.youtube.com/watch?v=bj2E83KWogA&feature=related

エチュード 作品10 第3番(Tristesse)  トランペット
http://www.youtube.com/watch?v=4pUdkm3R300&feature=related
 同上 歌唱(Chanson de L'Adieu)Tino Rossi
http://www.youtube.com/watch?v=e4P1FpRwgBU&feature=fvw
 同上 バイオリン 奏者?
http://www.youtube.com/watch?v=XNfNkw03SyA&feature=related
エチュード 作品25 第7番(グラズノフ編曲) チェロ Mark Kosower ピアノ伴奏
http://www.youtube.com/watch?v=HUcVHnbDRqY&feature=related
 同上 チェロ(奏者?)+オーケストラ
http://www.youtube.com/watch?v=zumoD-5YY84&feature=related

プレリュード ジャズ風編曲 サクソフォン
http://www.youtube.com/watch?v=xL0wQOGVIpA&feature=related

幻想即興曲 エレキギター+キーボード おみごと!
http://www.youtube.com/watch?v=Amj--L_Aims&feature=related

バレー シルフィード組曲(Les Sylphides Variation=Chopiniana)より ワルツ
http://www.youtube.com/watch?v=EksWfYycnnI&feature=related
 同上 マズルカ
http://www.youtube.com/watch?v=1TPXzokdhJk&feature=related
 同上 プレリュード
http://www.youtube.com/watch?v=5Bnow6GNHFU&feature=related
 同上 男性のダンス
http://www.youtube.com/watch?v=yl0FIXUFTvM&feature=related
 同上 ポロネーズ(映像なし)
http://www.youtube.com/watch?v=Y1YVy0Tb4ag&feature=related

(完)
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太田述正コラム#4276(2010.9.25)
<日本の戦犯は誰なのか(その2)>

→非公開

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/