太田述正コラム#4249(2010.9.12)
<皆さんとディスカッション(続x952)>

<太田>(ツイッターより+α)

(コラム#4188に関し)ブレアは、首相を辞めてから、中東和平や慈善運動に携わる一方、コンサルタント業と講演で稼ぎまくっている。英国政治家の堕落か近代化か?
http://www.ft.com/cms/s/2/52385c1c-bc50-11df-8c02-00144feab49a.html

 ブレア、中東和平と言っても、もっぱらヨルダン川西岸地区の経済発展に尽力しているという(FT上掲)のだけれど、こりゃコンサルタント業と利益相反行為になるんでねえかい?

<少数株主>

 小沢さん、概念だけで、一括交付金をどのように交付し、使い道はどうなるのか良く解かりません。・・・
 具体的な話お願いします。
 又、アメリカは単細胞と言いましたが、そんな人と腕力だけで、基地問題解決してくれるようなアメリカとお考えですか?
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/politics/newsengw-20100831-01.html
 返そうと思っている基地も、返したくなくなり、思いやり予算もふんだくられるのが落ちじゃないでしょうか?
 それとも、中華人民共和国指導部、北朝鮮と軍事同盟結び、アメリカ追い出す気ですか??・・・

<太田>

 私への質問というよりは、小沢に対する詰問って感じですが、
http://www.nytimes.com/2010/09/12/world/asia/12ozawa.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
を援用してお答えしましょう。
 後の方の話から行くと、

 「・・・小沢を知っている人々によれば、彼の真の目的は、米国政府に挑戦することなどではなく、中央省庁の強力な官僚達に挑戦することだ。・・・」
 
と、小沢の行動原理は、(宗主国サマとどうこうするなんて大層なことじゃなく、)個人的に憾みのあるところの、官僚集団をぶっ叩き、自分が思うがままに彼等をこき使いたい、ということでほぼすべて説明できる、と考えるべきでしょう。
 この点さえ押さえておけば、前の方の話も、小沢の目的がなんであるかも見えてきます。
 要するに、補助金の使い方に関しては、官僚達に口を挟ませることなく、自分が直接取り仕切りたい、ということなのではないでしょうか。

 いずれにせよ、(ありえないけど、)小沢、民主党代表/首相になったら、北大の山口二郎教授が

 「・・・小沢は、自民党を破壊した英雄として歴史に残ることになろう。
 しかし、彼は、民主党による新たな一党支配でもってそれを置き換えようとするだけなのだろうか。・・・」

と懸念するように、かつての自民党ならぬ民主党恒久政権の樹立を目指すこと必定だぜ。

<roma_sakamoto>(ツイッターより)

≫ちあきなおみ<は、>・・・たぬきが豆鉄砲喰らったような顔だもんね。≪(コラム#4246。太田)

ちあきなおみさん、立派にオッサンと言われる年となった私が、今、動画で若い時の顔をみると、美人とはいわないものの、それなりに、女性として魅力的な方だと思いますよ。
 コロッケの物真似に責任があるんじゃないですかねぇ。どうでもいい話でしたね。すみません、(笑)

<太田>

 プッ。

 それでは、記事の紹介です。

 残された興味は、菅首相が議員票で小沢にどれだけ差をつけられるかだけだな。↓

 「・・・国会議員411人のうち、小沢一郎前幹事長が190人超まで支持を広げる一方、菅直人首相も190人弱まで迫り、拮抗。首相は党員・サポーター(約34万人)と地方議員(約2400人)でリードし、全体では優位を保っている。・・・
 小沢氏陣営は・・・代表選の勝敗にかかわらず、「議員票で勝てば、首相の人事案を両院議員総会で否決するケースもでてくる」・・・とけん制。」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100912k0000m010107000c.html
 「・・・菅内閣支持率は54.7%で前回から6.6ポイント上昇した。不支持率は4.7ポイント減の31.5%。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010091101000473.html

 コラム#4209で、「政府支出・・・の乗数効果が1未満であるとの主張はホントにホントだろか。それじゃケインズ経済学の半分は誤りだったということになってしまうが」と書いたが、「半分は」じゃなくて、「3分の1は」の方がよかったかな。↓

 「・・・恐らく・・・<ケインズを攻撃している>共和党員達は、彼等の減税諸提案がオバマの計画と同じくらい「ケインズ的」であることに気づいていないのだろう。
 <現在の米>経済危機にどのように対応するのが最善かについて激しい論議が行われている。
 減税するのか赤字<を増やして政府財政>支出<増やすのか>か、それとも金融的介入をするのか、という論議が・・。
 しかし、これらの論議は、景気後退期には政府が何らかの方法で需要を喚起しなければならない、というケインズ的見解をおおむね前提としているのだ。・・・」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/10/AR2010091003754_pf.html

 そういや、「右派」と言うほかないオウム真理教でも幹部に工学関係者が多かったな。
 もっとも、少数の事例じゃ、確たることは言えないんじゃないかという批判が投げかけられている。↓

 「・・・工学関係者(engineer)は、<保守的なのか、>右派集団にしかいない。・・・
 未来における輝かしい理想を追い求めるところの、共産主義者、アナーキストその他の<左派>集団には・・・工学関係者はほとんどいない。・・・」
http://www.nytimes.com/2010/09/12/magazine/12FOB-IdeaLab-t.html?ref=magazine&pagewanted=print 

 中共が、潜行深度6,500mで現在世界一の日本の「しんかい」の上を行く、潜行深度7,000mの潜行艇を開発し、既に3,759mまで潜行に成功し、2012年には最高深度を目指しているってさ。↓
http://www.nytimes.com/2010/09/12/science/12deepsea.html?hp=&pagewanted=print

 本日は、投稿も記事も少なかったおかげで、英文を全部訳す時間がありました。
 うれしいようなさみしいような・・。
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太田述正コラム#4250(2010.9.12)
<映画評論8:アポカリプト(その2)>

→非公開

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