太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#3887(2010.3.15)
<皆さんとディスカッション(続x773)>
<Ueyama>
なるほどなるほど、ちょっと意味がわかりました。確かにueyamaが厳格なアナキスト的発想の持ち主であり、ピーポくんもベィビーフェイスの裁判官もいなくなってほしい、こう思っていることは間違いありません。
で、そんな人間が「日本の裁判の問題点を指摘し、改善すべき方向を口にし」「今度は、国家による所得配分や課税のあるべき姿について・・・論じて」いたのは確かなんですけど、これはueyamaにとっては特に「多重人格的」ではないんですよね。
だって、ueyamaがラディカルにどう思ってようがいきなりそうならないってのはわかるわけで、だったら今よりはこっちのがいいよねって話は普通に思うわけです。「今よりマシだよな、理想からほど遠いけど、今より近づいてるよな」と思う。これを多重人格的であるというなら、そうだ、としかいいようがないですけど。
まず、司法についていうと、
今の司法が「捕まってしまった人間」に対してueyamaにとって信じられないくらいひどい状態にある(弁護士の同伴も認められず、別に逃げる心配のない人間を合法的に数十日拘留し続けることができる、自白偏重、そのくせ調書をとるときに録音も録画もしない、等々)、と思っている。
問題があるからこそ(そして合法的な調停機関は国家による司法しか存在しない以上)「ヤクザ」が活躍する。
そもそも「合法的な調停機関が国家による司法しか存在しない」こと自体が問題だと思う(ヤクザである必要なんてないでしょう)けど、それをいってもなかなか始まらないからそこには触れないようにしよう、というような思考です。
ベーシックインカムの話についてはもっと単純です。
確か先日消費税一本化論者として触れたミルトン・フリードマンは負の所得税論者でもあったかと思いますが、ミルトン・フリードマンにとってこの体制(消費税一本化+負の所得税)は理想的姿ではなく、理想的なのは「すべての福祉を個人的に管理するような完全な自由放任社会」であり、「<そこ>に至る道の中」に負の所得税が存在する、と主張しているのです。
もちろんueyamaの思いも「<そこ>に至る道の中」にベーシックインカムがある、というところにあったわけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E3%81%AE%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E
これって、二重人格的でしょうか?
<太田>
言葉が軽いとか多重人格的とか言われたくなければ、最初から、今回のように、「理想」と「セカンドベスト」とをきちんと仕分けして書くことです。
いずれにしても、まだまだ(フリードマンの箇所なんか)典拠不足だけどね。
中身の話をするのは本意ではないけど、一、二点。
刑事司法の問題点は、おっしゃるとおりだけど、前にも述べたように、これら問題点を解消するのであれば、見返りに、司法取引、おとり捜査(の対象の大幅な拡大)、及び盗聴、といった新たな武器を捜査当局に与えなきゃならない、さもなきゃ犯罪が激増しかねません。
でも、日本の有権者の多くは、この種の見返り措置の導入に反発するだろうから、当面、実行不可能でしょうね。
なお、私は、日本の裁判は、刑事より、むしろ民事の方により問題がある、と思ってます。
また、あなたが言及しているフリードマンのものなる考え方、私としては、所得の再分配の際の原資は所得の高い者がより多く負担すべきだと思っているので、基本的なところで賛同できませんねえ。
私のことは置いておいたとしても、そんなスキーム、日本の中産階級・・要するに大部分の有権者・・の怒りを買って、やはり実行不可能でしょう。
<AT>
≫ボク、キミ達が奴隷であることを淡々と繰り返し説明してきてるつもりだけど、「わかりにくい」とか何とか言っちゃってさ。 聞こえないふりしてるだけだって白状しなよ。そうすりゃラクになれるぜ。≪(コラム#3885。太田)
とおっしゃいますが、同コラムでの植田氏と太田さんとの「日本が米国の属国であるという認識」の普及に関する現状認識の違いから考えるに、本当に「わかりにくい」のではないでしょうか。
↓のような意見の方もおられますし・・・。
≫こんなの「属国」をどう定義するかによってどうとでも結論できるし、観念的すぎて根性論の一種としか思っていません。≪(コラム#2772。バグってハニー)
「日本はアメリカの属国だ」といったことはたびたび耳にしますが、それらの発言の意図は、太田さんの主張される「属国論」とは、やはり異なるもののように私には思われます。
ただ、「何が違うのか」と問われても、今ひとつはっきりと説明がし辛いのです。
私は、以下のようなある種「雑」な理解で、そこいらの「根性論」的な属国論と、太田さんの属国論の違いを理解しています。
================
日本は、アメリカを親(宗主国)に持つ小学生の子供(属国)である。
ただし、教室内(日本国内)において親の存在は見えにくい。
時に親に対する愚痴を言ったり、同級生に対して(カッコつけのために)「家出してやる」と言う者もいる。
担任の教師(政府・政治家)は、親に文句を言われれば黙って従うし、それは子供も知っている。
子供は子供扱いをされれば(図星なので)怒る。あるいは開き直る。
=================
カッコつけで「家出してやる」と言うのが「根性論」的属国論者
図星をつかれて怒っている“だけ”なのが反米論者
開き直るのが現実主義者(親米論者・吉田ドクトリン信者)
太田さんはそもそも、日本は小学生ではなく大人だと主張し、にもかかわらず(自身の意思で)親に寄生する引きこもりのニートだと考えていて、「さっさと社会に出ろ」と言っている。
太田さんと現状認識を同じくする者の中には、小学生を装いつつ「引きこもりのニートのほうが良い」と主張する者もいる。
何かと理由を付けて「親のせいでニートをやらされているだけだ。俺は社会に出たいんだ」と主張しているのが、陰謀論者。
違いを「雑」に理解する分には、こんな感じでよろしいでしょうか。
<太田>
日本を小学生に擬しちゃうと、小学生なら当然保護の対象なので、話が根底から崩れてしまいます。
ニートに擬す方がよさそうですね。
その上で、こういったたとえ話、次著の前書きか後書きで使えそうですね。
ヒントをいただき、ありがとうございました。
<雅>
--私が感じたところ--
私が今30才なのですが、人と会話したり、ネットサーフィンしたりして、あくまで私自身が感じた実感(ですが、同年齢からある程度同年齢に多くの人々にある根底の考え方には、「関係者限定(家族、友達、せいぜい勤めている会社、地域)の経済的利益、楽しく生きる、道徳に反しない」と感じました。
私なりに解釈すると
「関係者限定の利益」ということは、自分自身で社会を変えよう、自分自身が社会の構成員であるの意識がない。
「楽しく生きる」ということも、それはいつの時代でも誰しも思っていることですが、それが考え方の優先順位が高すぎる。
「道徳に反しない」という生き方も、ただ反しないということだけで、自分達が意識してそれを守り作っていくという気概の無さを感じます。
はて、、、権利と義務は二つで一つであるということ、この日本社会は先人の血と汗で創られて我々がその成果を享受し生活しており我々国民が自分自身で後の人たちの為に創って守っていく自覚が全くというほど見あたりません。
この情けない考え方によって、より少子化や老年者の孤独死の歯止めができない原因の大きな一翼を担っていると思います。
改めて実感したのですが、それには「徹底した地方自治(中央集権の打破)」と「日本の独立」が欠かせ無ませんね。実現には「道遠し」と感じていますが、「千里の道も一歩から」と思い尽力している次第です。ですので、私は地道ながら周りの人に「現実はこうだよっ」現実を見せて意識を啓蒙しています。
<太田>
こういう感じで輪が広がって行くといいですね。
それでは、記事の紹介です。
「順調」な下降線を辿ってるが、鳩山首相、こうなったら、粘りに粘り、日米関係等をメタメタに引っかき回してから辞めようね。↓
「毎日新聞は13、14日、鳩山政権発足から16日で半年となるのに合わせて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は43%で前回調査(2月5、6日)から6ポイント下落。不支持率は8ポイント増の45%となり、初めて支持と不支持が逆転した。鳩山由紀夫首相の半年間の政権運営を「評価する」との回答は31%で、「評価しない」の66%を大きく下回った。発足当初77%の高支持率を誇った鳩山内閣への期待は急速にしぼみ、今夏の参院選へ向け政権を取り巻く環境は厳しさを増している。・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20100315k0000m010060000c.html
中共は平価切り上げやるつもりなさそうだ。↓
・・・Wen's statements on the currency issue appeared to close off the possibility that China would allow its currency, the yuan, to appreciate against the dollar anytime soon. On Thursday, President Obama, in rolling out a plan to increase American exports, called on China to adopt "a more market-oriented exchange rate [that] would make an essential contribution to that global rebalancing effort."
Wen countered that he didn't think the yuan was undervalued and that the U.S. method -- of seeking to enlarge exports through tweaking currency exchange rates -- was protectionist. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/14/AR2010031400368_pf.html
簡潔にまとめられているので、
http://blog.zaq.ne.jp/ta0283/
↑から流用します。↓
「「昨年2月、沖縄沖の洋上で駆逐艦ジョン・S・マケインとドラッグレースをおこなったという疑いをもたれている第七艦隊ミサイル巡洋艦カウペンス(9950t)の女性艦長、ホーリー・グラフ大佐が同艦の任を解かれ、降格処分を受けました。
解任は、同艦乗組員の訴えに従って内部調査がおこなわれた結果によるもので、それによるとグラフ大佐は部下を始終叱りつけ、侮蔑的な言葉で挑発し、丸めた紙を投げつけるなど部下に対する多くの「苛め」、および大佐個人のクリスマスパーティーで下級士官にピアノを演奏させたり、飼っている犬の散歩を命じるなどの公私混同のふるまいがあったためとされています。・・・」
この解任話↑、カウペンスの母港が横須賀だというのに、日本の主要メディア(電子版)、碌に報じてないね。
本件↑に係る、下掲の2つのタイム誌記事↓は、相互に大幅に内容がだぶってますが、日本における男女共同参画社会の確立に関心ある女性の読者には必読です。
http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,1971246,00.html
http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,1969602,00.html
<皆さんとディスカッション(続x773)>
<Ueyama>
なるほどなるほど、ちょっと意味がわかりました。確かにueyamaが厳格なアナキスト的発想の持ち主であり、ピーポくんもベィビーフェイスの裁判官もいなくなってほしい、こう思っていることは間違いありません。
で、そんな人間が「日本の裁判の問題点を指摘し、改善すべき方向を口にし」「今度は、国家による所得配分や課税のあるべき姿について・・・論じて」いたのは確かなんですけど、これはueyamaにとっては特に「多重人格的」ではないんですよね。
だって、ueyamaがラディカルにどう思ってようがいきなりそうならないってのはわかるわけで、だったら今よりはこっちのがいいよねって話は普通に思うわけです。「今よりマシだよな、理想からほど遠いけど、今より近づいてるよな」と思う。これを多重人格的であるというなら、そうだ、としかいいようがないですけど。
まず、司法についていうと、
今の司法が「捕まってしまった人間」に対してueyamaにとって信じられないくらいひどい状態にある(弁護士の同伴も認められず、別に逃げる心配のない人間を合法的に数十日拘留し続けることができる、自白偏重、そのくせ調書をとるときに録音も録画もしない、等々)、と思っている。
問題があるからこそ(そして合法的な調停機関は国家による司法しか存在しない以上)「ヤクザ」が活躍する。
そもそも「合法的な調停機関が国家による司法しか存在しない」こと自体が問題だと思う(ヤクザである必要なんてないでしょう)けど、それをいってもなかなか始まらないからそこには触れないようにしよう、というような思考です。
ベーシックインカムの話についてはもっと単純です。
確か先日消費税一本化論者として触れたミルトン・フリードマンは負の所得税論者でもあったかと思いますが、ミルトン・フリードマンにとってこの体制(消費税一本化+負の所得税)は理想的姿ではなく、理想的なのは「すべての福祉を個人的に管理するような完全な自由放任社会」であり、「<そこ>に至る道の中」に負の所得税が存在する、と主張しているのです。
もちろんueyamaの思いも「<そこ>に至る道の中」にベーシックインカムがある、というところにあったわけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E3%81%AE%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E
これって、二重人格的でしょうか?
<太田>
言葉が軽いとか多重人格的とか言われたくなければ、最初から、今回のように、「理想」と「セカンドベスト」とをきちんと仕分けして書くことです。
いずれにしても、まだまだ(フリードマンの箇所なんか)典拠不足だけどね。
中身の話をするのは本意ではないけど、一、二点。
刑事司法の問題点は、おっしゃるとおりだけど、前にも述べたように、これら問題点を解消するのであれば、見返りに、司法取引、おとり捜査(の対象の大幅な拡大)、及び盗聴、といった新たな武器を捜査当局に与えなきゃならない、さもなきゃ犯罪が激増しかねません。
でも、日本の有権者の多くは、この種の見返り措置の導入に反発するだろうから、当面、実行不可能でしょうね。
なお、私は、日本の裁判は、刑事より、むしろ民事の方により問題がある、と思ってます。
また、あなたが言及しているフリードマンのものなる考え方、私としては、所得の再分配の際の原資は所得の高い者がより多く負担すべきだと思っているので、基本的なところで賛同できませんねえ。
私のことは置いておいたとしても、そんなスキーム、日本の中産階級・・要するに大部分の有権者・・の怒りを買って、やはり実行不可能でしょう。
<AT>
≫ボク、キミ達が奴隷であることを淡々と繰り返し説明してきてるつもりだけど、「わかりにくい」とか何とか言っちゃってさ。 聞こえないふりしてるだけだって白状しなよ。そうすりゃラクになれるぜ。≪(コラム#3885。太田)
とおっしゃいますが、同コラムでの植田氏と太田さんとの「日本が米国の属国であるという認識」の普及に関する現状認識の違いから考えるに、本当に「わかりにくい」のではないでしょうか。
↓のような意見の方もおられますし・・・。
≫こんなの「属国」をどう定義するかによってどうとでも結論できるし、観念的すぎて根性論の一種としか思っていません。≪(コラム#2772。バグってハニー)
「日本はアメリカの属国だ」といったことはたびたび耳にしますが、それらの発言の意図は、太田さんの主張される「属国論」とは、やはり異なるもののように私には思われます。
ただ、「何が違うのか」と問われても、今ひとつはっきりと説明がし辛いのです。
私は、以下のようなある種「雑」な理解で、そこいらの「根性論」的な属国論と、太田さんの属国論の違いを理解しています。
================
日本は、アメリカを親(宗主国)に持つ小学生の子供(属国)である。
ただし、教室内(日本国内)において親の存在は見えにくい。
時に親に対する愚痴を言ったり、同級生に対して(カッコつけのために)「家出してやる」と言う者もいる。
担任の教師(政府・政治家)は、親に文句を言われれば黙って従うし、それは子供も知っている。
子供は子供扱いをされれば(図星なので)怒る。あるいは開き直る。
=================
カッコつけで「家出してやる」と言うのが「根性論」的属国論者
図星をつかれて怒っている“だけ”なのが反米論者
開き直るのが現実主義者(親米論者・吉田ドクトリン信者)
太田さんはそもそも、日本は小学生ではなく大人だと主張し、にもかかわらず(自身の意思で)親に寄生する引きこもりのニートだと考えていて、「さっさと社会に出ろ」と言っている。
太田さんと現状認識を同じくする者の中には、小学生を装いつつ「引きこもりのニートのほうが良い」と主張する者もいる。
何かと理由を付けて「親のせいでニートをやらされているだけだ。俺は社会に出たいんだ」と主張しているのが、陰謀論者。
違いを「雑」に理解する分には、こんな感じでよろしいでしょうか。
<太田>
日本を小学生に擬しちゃうと、小学生なら当然保護の対象なので、話が根底から崩れてしまいます。
ニートに擬す方がよさそうですね。
その上で、こういったたとえ話、次著の前書きか後書きで使えそうですね。
ヒントをいただき、ありがとうございました。
<雅>
--私が感じたところ--
私が今30才なのですが、人と会話したり、ネットサーフィンしたりして、あくまで私自身が感じた実感(ですが、同年齢からある程度同年齢に多くの人々にある根底の考え方には、「関係者限定(家族、友達、せいぜい勤めている会社、地域)の経済的利益、楽しく生きる、道徳に反しない」と感じました。
私なりに解釈すると
「関係者限定の利益」ということは、自分自身で社会を変えよう、自分自身が社会の構成員であるの意識がない。
「楽しく生きる」ということも、それはいつの時代でも誰しも思っていることですが、それが考え方の優先順位が高すぎる。
「道徳に反しない」という生き方も、ただ反しないということだけで、自分達が意識してそれを守り作っていくという気概の無さを感じます。
はて、、、権利と義務は二つで一つであるということ、この日本社会は先人の血と汗で創られて我々がその成果を享受し生活しており我々国民が自分自身で後の人たちの為に創って守っていく自覚が全くというほど見あたりません。
この情けない考え方によって、より少子化や老年者の孤独死の歯止めができない原因の大きな一翼を担っていると思います。
改めて実感したのですが、それには「徹底した地方自治(中央集権の打破)」と「日本の独立」が欠かせ無ませんね。実現には「道遠し」と感じていますが、「千里の道も一歩から」と思い尽力している次第です。ですので、私は地道ながら周りの人に「現実はこうだよっ」現実を見せて意識を啓蒙しています。
<太田>
こういう感じで輪が広がって行くといいですね。
それでは、記事の紹介です。
「順調」な下降線を辿ってるが、鳩山首相、こうなったら、粘りに粘り、日米関係等をメタメタに引っかき回してから辞めようね。↓
「毎日新聞は13、14日、鳩山政権発足から16日で半年となるのに合わせて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は43%で前回調査(2月5、6日)から6ポイント下落。不支持率は8ポイント増の45%となり、初めて支持と不支持が逆転した。鳩山由紀夫首相の半年間の政権運営を「評価する」との回答は31%で、「評価しない」の66%を大きく下回った。発足当初77%の高支持率を誇った鳩山内閣への期待は急速にしぼみ、今夏の参院選へ向け政権を取り巻く環境は厳しさを増している。・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20100315k0000m010060000c.html
中共は平価切り上げやるつもりなさそうだ。↓
・・・Wen's statements on the currency issue appeared to close off the possibility that China would allow its currency, the yuan, to appreciate against the dollar anytime soon. On Thursday, President Obama, in rolling out a plan to increase American exports, called on China to adopt "a more market-oriented exchange rate [that] would make an essential contribution to that global rebalancing effort."
Wen countered that he didn't think the yuan was undervalued and that the U.S. method -- of seeking to enlarge exports through tweaking currency exchange rates -- was protectionist. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/14/AR2010031400368_pf.html
簡潔にまとめられているので、
http://blog.zaq.ne.jp/ta0283/
↑から流用します。↓
「「昨年2月、沖縄沖の洋上で駆逐艦ジョン・S・マケインとドラッグレースをおこなったという疑いをもたれている第七艦隊ミサイル巡洋艦カウペンス(9950t)の女性艦長、ホーリー・グラフ大佐が同艦の任を解かれ、降格処分を受けました。
解任は、同艦乗組員の訴えに従って内部調査がおこなわれた結果によるもので、それによるとグラフ大佐は部下を始終叱りつけ、侮蔑的な言葉で挑発し、丸めた紙を投げつけるなど部下に対する多くの「苛め」、および大佐個人のクリスマスパーティーで下級士官にピアノを演奏させたり、飼っている犬の散歩を命じるなどの公私混同のふるまいがあったためとされています。・・・」
この解任話↑、カウペンスの母港が横須賀だというのに、日本の主要メディア(電子版)、碌に報じてないね。
本件↑に係る、下掲の2つのタイム誌記事↓は、相互に大幅に内容がだぶってますが、日本における男女共同参画社会の確立に関心ある女性の読者には必読です。
http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,1971246,00.html
http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,1969602,00.html
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