太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/
太田述正コラム#3482(2009.8.25)
<皆さんとディスカッション(続x578)>
<νναα>(「たった一人の反乱」より)
「今回、ウイグルを旅して7月の暴動が必ずしも中国が悪いとは思わなかった。
さぞかし、ウイグル人は漢民族と対立しているのだろうなと思ったらそうでもない。
暴動は一部の馬鹿どもが勝手に起こしただけという感じ。
暴動のきっかけだって、一部の馬鹿漢民族が差別しただけと考えている。
むしろ、政府は適度に公正だと。
世界ウイグル会議のやつらは勝手に亡命して、ウイグル自治区から逃げ外から口を出すだけで実際何もしていないという意見もあった。
公安がたくさんいるのだって、「馬鹿なやつらが騒がなくなって治安が保たれて良い」と思っている人が意外と多いのも確か。
そして、ウイグル族も
・一人っ子政策からは外れている。
・町が整備され住みやすくなった(物流も中国のおかげでまともになった)
・少数民族保護について適度にやっているのでこのままで良い。
と思っている人も案外多い。
中国に洗脳されているかも?
俺もそのウイグル人の話を鵜呑みにするわけではないが、
物事は多角的に見ても、見切れないのが分かった。
だから俺は、今回の暴動で中国が悪いのか悪くないのかについては「分からない」という立場になってしまうな。」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51316871.html
このウイグル自治区行ってきた人のコメント、太田さんの感覚に近いんじゃないかな?
<νανα>(同上)
一介の旅人が表面だけ見てきた感想で世界を語る。
これほど底の浅い理解もないだろ。
この感覚でいけば、 日本にどれだけ朝鮮総連の手が伸びていて何をやらかしてきたか なんつうことだって、一介の旅人の眼には全く見えないさ。
それとおなじことだろ。
<太田>
朝鮮総連の話はともかく、上記典拠で、
問:<あんた>ウイグル語喋れたん?
答:全く。中国語も全く。日本語話せるウイグル人がいた。
じゃ、しゃーないねえ。
まあ、まさか偽造はないだろうから、写真だけはホンモノだけど。
<νααν>(同上)
最高裁判事 在任期間
櫻井龍子(2008年9月11日 〜 2017年1月15日)8年4ヶ月
竹内行夫(2008年10月21日 〜 2013年7月19日)4年9ヶ月
涌井紀夫(2006年10月16日 〜 2012年2月10日)5年4ヶ月
田原睦夫(2006年10月31日 〜 2013年4月22日)6年6ヶ月
金築誠志(2009年1月26日 〜 2015年3月31日)6年2ヶ月
那須弘平(2006年5月25日 〜 2012年2月10日)5年9ヶ月
竹崎博允(2008年11月25日 〜 2014年7月7日)5年8ヶ月
近藤崇晴(2007年5月23日 〜 2013年4月22日)5年9ヶ月
宮川光治(2008年9月3日 〜 2012年2月27日)3年6ヶ月
http://miso.txt-nifty.com/shinsa/
任期の長い櫻井氏は×にしようと思ったけど、
≫要は、両名とも単に最高裁に「天下った」だけであると言わざるをえません。≪(コラム#3480。太田)
竹内氏も×にしましょうかね。
<太田>
条約局長や外務事務次官経験者が、次々に核密約の存在を認めつつあるというのに、竹内は黙して語らずであることも、彼がどんな人間であるかを示しています。
それにしても、現在の事務次官である、藪中三十二も腰抜けだねえ。↓
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082400149&genre=A1&area=Z10
<αναν>(同上)
≫Aの指摘について言えば、理系だって、アインシュタインの相対性理論がニュートン物理学を乗り越えた時だって、一朝一夕に学界の頭の転換はもたらされなかったんじゃなかったかな。≪(コラム#3480。太田)
だからこそ実験での証明が必要になるんですよ。
http://hwbb.gyao.ne.jp/maxmisu-pb/sub/g3file/explink_rel.html
理系は解明したと思った原理が実はまだ不十分であったということで、文系は原理そのものが対象の変化によって 新しい原理が見出されるのであって本質的な部分は違うと思う。
ただ現象面だけ見れば同じようなものですが。
<αανν>(同上)
09 8 17 討論! 高速道路無料化政策
http://www.youtube.com/watch?v=DY-Q6QFoccM
猪瀬、コテンパンにされてるな。山崎養世は説明もわかりやすいしディベートの力もすごいな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E9%A4%8A%E4%B8%96
<αννα>(同上)
どっちもうるさくてエグイ感じ。イヤになるし、どちらも信用できない。
<太田>
私のコラムにとっかかりのない問題提起だけど、一応ホットな話題だから取り上げるか。
「・・・ドイツのアウトバーン(高速道路)も昔はタダだったが、いまでは大型トラックを対象にGPSを利用して課金している。徴収した4000億円のお金は、高速道路の維持管理費として使われている。
アメリカの高速道路は文字通りフリーウェイと呼ばれるが、こちらも有料化が趨勢だ。すでにフリーウェイ全体の7%を有料化しており、7000億円の収入を上げている。
イタリア、フランスでは高速道路は民営化会社が運営しており、8割程度が有料になっている。・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090825/176220/?ml
要するにこれは、公共財である高速道路に係る維持費(と過去の借金)について、原則受益者負担(有料)にするか原則財政負担(無料)にするか、それに関連して、高速道路の管理運営について質的量的にどれだけ民営化するか、という問題であって、有料/無料の線引きは、新規建設費、維持費、渋滞、公害、総エネルギー効率性、等を考慮しながら行われなければならない、というありきたりの問題です。
この限りにおいては、どのみち大した話じゃありません。
経済効果だけでなく、軍事やエネルギー等の安全保障の観点を加味しつつ、将来の高速道路はどうあるべきか、そのあるべき姿にするための経費は誰がどのような形で負担すべきか、といった前向きの議論をもっとやって欲しいものです。
記事の紹介です。
スコットランド人は、アングロサクソンのことが一番よく分かっている人々である、というのが、かねてよりの私の考えですが、以下は、ロッカビー事件犯人解放に関し、スコットランドのコラムニストが、平素から実は米国人をバカにしきっているイギリス人のホンネを代弁し、米国人をケチョンケチョンにやっつけている痛快な論説です。↓
・・・Scotland's justice minister・・・Kenny MacAskill・・・'s decision to free ・・・Abdelbaset Ali Mohmed al Megrahi,・・・the man whom Scots justice had found guilty of the biggest terrorist atrocity committed on these islands, the bomb aboard Pan Am flight 103 over Lockerbie in 1988・・・
・・・<MacAskill believed> in the fundamental principles of a judicial system that has served Scotland soundly for more than 400 years. For 16 years now, our statutes have given us leave to release from prison anyone who is deemed by competent medical authority to have three months or less to live. It was a concession rooted in compassion, pity and forgiveness. Few in the United Kingdom have ever taken issue with it. It is a good and just law. MacAskill simply applied it. In this case, he used it merely to allow a murderer go home to die. ・・・
・・・the outrage of the Obama administration in Washington that has been most difficult to stomach. Hillary Clinton's cack-handed attempt to interfere in matters under the jurisdiction of Holyrood(=スコットランド政府) last week was highly dubious. Scotland needs no lessons in matters of fairness from a country that has been routinely waterboarding(水責め等の拷問を行う)suspects in Guantanamo Bay.
・・・America whose default position on justice is: "When in doubt, hang them from the neck… especially if they are poor, black and uneducated.・・・
America bows to no one in the art of political expediency. Surely that wasn't North Korea, top of the league in the axis of terror, that Barack Obama's new best friend Bill Clinton was bending the knee to earlier this month, to secure the release of two US nationals. ・・・
The next time Clinton calls to express her disgust about the decision to send Megrahi home to die, perhaps someone in the Scottish government could ask her in return about the leniency shown to US soldiers involved in the <ベトナムの>Mai Lai(ミライ) massacre in 1968. And then they can remind her about the US warship Vincennes, which blew an Iranian Airbus and its 290 passengers out of the sky in 1988.・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/aug/23/kenny-macaskill-decision-megrahi-release
上記ロッカビー事件と医療保険問題に係る米国での議論にあきれ果て、戦後ずっと英国人にとって悪役であったドイツ人の株があがってますよ。↓
I am constantly saddened and embarrassed that the average British insight to German affairs seems to have stopped in 1945. I am fed up with the never-ending references to Hitler, the war and Nazism. ・・・
The events of the past few days (Lockerbie aftermath and the health care debates in the US) have pressed home to me that we may actually have more in common with our EU partners than with the US.
http://www.guardian.co.uk/world/2009/aug/25/germany-economy-language-learn/print
クルーグマンが、米国の政治家達は、いまだに市場原理主義を信奉している、と嘆いてます。↓
・・・Washington, it seems, is still ruled by Reaganism -- by an ideology that says government intervention is always bad, and leaving the private sector to its own devices is always good.
Call me naive, but I actually hoped that the failure of Reaganism in practice would kill it. It turns out, however, to be a zombie doctrine: even though it should be dead, it keeps on coming.・・・
To be sure, the wealthy benefited enormously: the real incomes of the top .01 percent of Americans rose sevenfold between 1980 and 2007. But the real income of the median family rose only 22 percent, less than a third its growth over the previous 27 years.
Moreover, most of whatever gains ordinary Americans achieved came during the Clinton years. ・・・
http://www.nytimes.com/2009/08/24/opinion/24krugman.html?ref=opinion&pagewanted=print
社会的市場主義に凝り固まっているドイツでさえ、保守派のメルケル首相が、この前の選挙の時は、市場原理主義を掲げて戦ったわけで、英国で、労働党まで市場原理主義にかぶれてしまっていたのは無理からぬものがあったと言うべきでしょう。↓
・・・What has been fought out in recent years in Germany is a battle between two different forms of capitalism. On the one side is the neo-liberal, Anglo-Saxon model, and on the other, the social market economy, combining entrepreneurship with social solidarity, which West Germans pioneered in the 1950s and most Germans today still champion.
In 2005, Angela Merkel campaigned for more neo-liberalism and nearly lost an election she had seemed certain win. ・・・(ガーディアン前掲。ただし、筆者は別人)
米国の反知性主義(コラム#2890、2892)を嘆く論説が久しぶりに出てました。↓
・・・Americans built the bomb, reached the moon, decoded the genome, and created the Internet. And yet today this country is also home to a populace that, to an alarming extent, ignores scientific advances or outright rejects scientific principles.・・・
・・・half of American adults who don't know that the Earth orbits the sun once per year・・・
http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-sciw-mooneyqa22-2009aug22,0,3090743,print.story
---------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#3483(2009.8.25)
<ローマ帝国の滅亡(続)(その2)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x578)>
<νναα>(「たった一人の反乱」より)
「今回、ウイグルを旅して7月の暴動が必ずしも中国が悪いとは思わなかった。
さぞかし、ウイグル人は漢民族と対立しているのだろうなと思ったらそうでもない。
暴動は一部の馬鹿どもが勝手に起こしただけという感じ。
暴動のきっかけだって、一部の馬鹿漢民族が差別しただけと考えている。
むしろ、政府は適度に公正だと。
世界ウイグル会議のやつらは勝手に亡命して、ウイグル自治区から逃げ外から口を出すだけで実際何もしていないという意見もあった。
公安がたくさんいるのだって、「馬鹿なやつらが騒がなくなって治安が保たれて良い」と思っている人が意外と多いのも確か。
そして、ウイグル族も
・一人っ子政策からは外れている。
・町が整備され住みやすくなった(物流も中国のおかげでまともになった)
・少数民族保護について適度にやっているのでこのままで良い。
と思っている人も案外多い。
中国に洗脳されているかも?
俺もそのウイグル人の話を鵜呑みにするわけではないが、
物事は多角的に見ても、見切れないのが分かった。
だから俺は、今回の暴動で中国が悪いのか悪くないのかについては「分からない」という立場になってしまうな。」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51316871.html
このウイグル自治区行ってきた人のコメント、太田さんの感覚に近いんじゃないかな?
<νανα>(同上)
一介の旅人が表面だけ見てきた感想で世界を語る。
これほど底の浅い理解もないだろ。
この感覚でいけば、 日本にどれだけ朝鮮総連の手が伸びていて何をやらかしてきたか なんつうことだって、一介の旅人の眼には全く見えないさ。
それとおなじことだろ。
<太田>
朝鮮総連の話はともかく、上記典拠で、
問:<あんた>ウイグル語喋れたん?
答:全く。中国語も全く。日本語話せるウイグル人がいた。
じゃ、しゃーないねえ。
まあ、まさか偽造はないだろうから、写真だけはホンモノだけど。
<νααν>(同上)
最高裁判事 在任期間
櫻井龍子(2008年9月11日 〜 2017年1月15日)8年4ヶ月
竹内行夫(2008年10月21日 〜 2013年7月19日)4年9ヶ月
涌井紀夫(2006年10月16日 〜 2012年2月10日)5年4ヶ月
田原睦夫(2006年10月31日 〜 2013年4月22日)6年6ヶ月
金築誠志(2009年1月26日 〜 2015年3月31日)6年2ヶ月
那須弘平(2006年5月25日 〜 2012年2月10日)5年9ヶ月
竹崎博允(2008年11月25日 〜 2014年7月7日)5年8ヶ月
近藤崇晴(2007年5月23日 〜 2013年4月22日)5年9ヶ月
宮川光治(2008年9月3日 〜 2012年2月27日)3年6ヶ月
http://miso.txt-nifty.com/shinsa/
任期の長い櫻井氏は×にしようと思ったけど、
≫要は、両名とも単に最高裁に「天下った」だけであると言わざるをえません。≪(コラム#3480。太田)
竹内氏も×にしましょうかね。
<太田>
条約局長や外務事務次官経験者が、次々に核密約の存在を認めつつあるというのに、竹内は黙して語らずであることも、彼がどんな人間であるかを示しています。
それにしても、現在の事務次官である、藪中三十二も腰抜けだねえ。↓
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082400149&genre=A1&area=Z10
<αναν>(同上)
≫Aの指摘について言えば、理系だって、アインシュタインの相対性理論がニュートン物理学を乗り越えた時だって、一朝一夕に学界の頭の転換はもたらされなかったんじゃなかったかな。≪(コラム#3480。太田)
だからこそ実験での証明が必要になるんですよ。
http://hwbb.gyao.ne.jp/maxmisu-pb/sub/g3file/explink_rel.html
理系は解明したと思った原理が実はまだ不十分であったということで、文系は原理そのものが対象の変化によって 新しい原理が見出されるのであって本質的な部分は違うと思う。
ただ現象面だけ見れば同じようなものですが。
<αανν>(同上)
09 8 17 討論! 高速道路無料化政策
http://www.youtube.com/watch?v=DY-Q6QFoccM
猪瀬、コテンパンにされてるな。山崎養世は説明もわかりやすいしディベートの力もすごいな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E9%A4%8A%E4%B8%96
<αννα>(同上)
どっちもうるさくてエグイ感じ。イヤになるし、どちらも信用できない。
<太田>
私のコラムにとっかかりのない問題提起だけど、一応ホットな話題だから取り上げるか。
「・・・ドイツのアウトバーン(高速道路)も昔はタダだったが、いまでは大型トラックを対象にGPSを利用して課金している。徴収した4000億円のお金は、高速道路の維持管理費として使われている。
アメリカの高速道路は文字通りフリーウェイと呼ばれるが、こちらも有料化が趨勢だ。すでにフリーウェイ全体の7%を有料化しており、7000億円の収入を上げている。
イタリア、フランスでは高速道路は民営化会社が運営しており、8割程度が有料になっている。・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090825/176220/?ml
要するにこれは、公共財である高速道路に係る維持費(と過去の借金)について、原則受益者負担(有料)にするか原則財政負担(無料)にするか、それに関連して、高速道路の管理運営について質的量的にどれだけ民営化するか、という問題であって、有料/無料の線引きは、新規建設費、維持費、渋滞、公害、総エネルギー効率性、等を考慮しながら行われなければならない、というありきたりの問題です。
この限りにおいては、どのみち大した話じゃありません。
経済効果だけでなく、軍事やエネルギー等の安全保障の観点を加味しつつ、将来の高速道路はどうあるべきか、そのあるべき姿にするための経費は誰がどのような形で負担すべきか、といった前向きの議論をもっとやって欲しいものです。
記事の紹介です。
スコットランド人は、アングロサクソンのことが一番よく分かっている人々である、というのが、かねてよりの私の考えですが、以下は、ロッカビー事件犯人解放に関し、スコットランドのコラムニストが、平素から実は米国人をバカにしきっているイギリス人のホンネを代弁し、米国人をケチョンケチョンにやっつけている痛快な論説です。↓
・・・Scotland's justice minister・・・Kenny MacAskill・・・'s decision to free ・・・Abdelbaset Ali Mohmed al Megrahi,・・・the man whom Scots justice had found guilty of the biggest terrorist atrocity committed on these islands, the bomb aboard Pan Am flight 103 over Lockerbie in 1988・・・
・・・<MacAskill believed> in the fundamental principles of a judicial system that has served Scotland soundly for more than 400 years. For 16 years now, our statutes have given us leave to release from prison anyone who is deemed by competent medical authority to have three months or less to live. It was a concession rooted in compassion, pity and forgiveness. Few in the United Kingdom have ever taken issue with it. It is a good and just law. MacAskill simply applied it. In this case, he used it merely to allow a murderer go home to die. ・・・
・・・the outrage of the Obama administration in Washington that has been most difficult to stomach. Hillary Clinton's cack-handed attempt to interfere in matters under the jurisdiction of Holyrood(=スコットランド政府) last week was highly dubious. Scotland needs no lessons in matters of fairness from a country that has been routinely waterboarding(水責め等の拷問を行う)suspects in Guantanamo Bay.
・・・America whose default position on justice is: "When in doubt, hang them from the neck… especially if they are poor, black and uneducated.・・・
America bows to no one in the art of political expediency. Surely that wasn't North Korea, top of the league in the axis of terror, that Barack Obama's new best friend Bill Clinton was bending the knee to earlier this month, to secure the release of two US nationals. ・・・
The next time Clinton calls to express her disgust about the decision to send Megrahi home to die, perhaps someone in the Scottish government could ask her in return about the leniency shown to US soldiers involved in the <ベトナムの>Mai Lai(ミライ) massacre in 1968. And then they can remind her about the US warship Vincennes, which blew an Iranian Airbus and its 290 passengers out of the sky in 1988.・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/aug/23/kenny-macaskill-decision-megrahi-release
上記ロッカビー事件と医療保険問題に係る米国での議論にあきれ果て、戦後ずっと英国人にとって悪役であったドイツ人の株があがってますよ。↓
I am constantly saddened and embarrassed that the average British insight to German affairs seems to have stopped in 1945. I am fed up with the never-ending references to Hitler, the war and Nazism. ・・・
The events of the past few days (Lockerbie aftermath and the health care debates in the US) have pressed home to me that we may actually have more in common with our EU partners than with the US.
http://www.guardian.co.uk/world/2009/aug/25/germany-economy-language-learn/print
クルーグマンが、米国の政治家達は、いまだに市場原理主義を信奉している、と嘆いてます。↓
・・・Washington, it seems, is still ruled by Reaganism -- by an ideology that says government intervention is always bad, and leaving the private sector to its own devices is always good.
Call me naive, but I actually hoped that the failure of Reaganism in practice would kill it. It turns out, however, to be a zombie doctrine: even though it should be dead, it keeps on coming.・・・
To be sure, the wealthy benefited enormously: the real incomes of the top .01 percent of Americans rose sevenfold between 1980 and 2007. But the real income of the median family rose only 22 percent, less than a third its growth over the previous 27 years.
Moreover, most of whatever gains ordinary Americans achieved came during the Clinton years. ・・・
http://www.nytimes.com/2009/08/24/opinion/24krugman.html?ref=opinion&pagewanted=print
社会的市場主義に凝り固まっているドイツでさえ、保守派のメルケル首相が、この前の選挙の時は、市場原理主義を掲げて戦ったわけで、英国で、労働党まで市場原理主義にかぶれてしまっていたのは無理からぬものがあったと言うべきでしょう。↓
・・・What has been fought out in recent years in Germany is a battle between two different forms of capitalism. On the one side is the neo-liberal, Anglo-Saxon model, and on the other, the social market economy, combining entrepreneurship with social solidarity, which West Germans pioneered in the 1950s and most Germans today still champion.
In 2005, Angela Merkel campaigned for more neo-liberalism and nearly lost an election she had seemed certain win. ・・・(ガーディアン前掲。ただし、筆者は別人)
米国の反知性主義(コラム#2890、2892)を嘆く論説が久しぶりに出てました。↓
・・・Americans built the bomb, reached the moon, decoded the genome, and created the Internet. And yet today this country is also home to a populace that, to an alarming extent, ignores scientific advances or outright rejects scientific principles.・・・
・・・half of American adults who don't know that the Earth orbits the sun once per year・・・
http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-sciw-mooneyqa22-2009aug22,0,3090743,print.story
---------------------------------------------------------------------------
太田述正コラム#3483(2009.8.25)
<ローマ帝国の滅亡(続)(その2)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/