太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/
太田述正コラム#2833(2008.10.6)
<皆さんとディスカッション(続x267)>
<MS>
オフ会出席連絡のための入力フォームを作成しました。
http://www.ohtan.net/meeting/
今後の出席連絡はこちらを通していただけると便利かと思います。
よろしくお願いいたします。
なお、オフ会メルアドあてに直接ご連絡いただいた方には受け取った旨をしらせる返事を書く(タテジマさんの入力フォームを用いられた場合は自動返信をする)ようにいたしておりますので、「連絡したのに返事がない、変だなあ?」と思われた方は、申し訳ありませんが掲示板にその旨書き込んでいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
<SATO>
太田さんは、兵頭氏が述べているように、まったく得難い人物だと、思っています。
そうそう、現れるような−しかもネット界に、人ではないでしょう。
しかも、太田さんの正直さは、世間ずれして慇懃に構える俗物達を、憮然とさせるまでの過激ささえあります。
その太田さんを満腔の思いで支持するものとして、是非オフ会に参加させてください。
<SM>
ご連絡いただきありがとうございます。
太田さんへの評価、まったくその通りだと思います。
ちなみに私は太田さんは平成の林子平だと思っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%AD%90%E5%B9%B3
林の場合、松平定信のような血筋がよいだけで頭のよくない指導者のために、 生前その業績がみとめられることはありませんでした。
ふりかえるに現在も、血筋がよいだけで頭のよくない指導者が政治を動かし、太田さんの論説は黙殺されてきたのではないでしょうか?
幕末の悲劇を繰り返さないためにも、彼の論説を一刻も早く世に広めることが、日本の国益にとっても、自分の老後にとっても大きな意味をもつと確信しています。
<太田>
SM、SATOのお二人や次に登場される遠江人さん等は例外として、SMさんがおっしゃるところの、「血筋がよいだけで頭のよくない」だけではなく、私のコラムの講読者の中の、血筋は知りませんが「頭のよい」人々の中にさえ、私がコラムで書いたりTVで発言したりすることに、バーチャルな世界の中のこととしてゲーム感覚で接しておられる方が少なくないことに最近気づき、ショックを受けています。
気付いたきっかけは、メールが余りにも手軽にできちゃうこともあるのでしょうが、読者や視聴者が私宛のメールの中で記された言葉が鴻毛よりも軽いというか、その人の本心と乖離している場合が多々あることを、最近幾度となく思い知らされたことです。
残念なことですが、これからは、読者や聴視者の方が私の掲示板に投稿されたり、私にメールをくださった場合、本当にそう考えておられるのかどうか、眉に唾をつけながら読むことに心がけよう、と自分に言い聞かせています。
<遠江人>
--コラム#2831の感想--
その時々の独特の状況や経緯や伏線をあまり前提とせずに、一般論(的な論拠)を重ねて援用していくことで「感想」を紡ぎだしていくと、なかなかうまくいかないことがままあるように思います。
こういう時、三国志の馬謖の逸話を思い出します。
「曹真を破った諸葛亮は馬謖を街亭の守備に任命し、魏の援軍に備えさせた。街亭は戦略上の要衝で、ここを奪還されると祁山を境に蜀軍は分断されて各個撃破されてしまう危険性があり、死守しなければ撤退せざるを得なくなってしまう重要な拠点であった。諸葛亮は山道を死守して決して山頂へ布陣しないよう馬謖へ言い聞かせていたが、馬謖は命令に背き、水路を捨て山に登って陣を構えるよう兵に指示した。王平は何度も諌めたが、馬謖は聞かず山上に陣を構えた。」(馬謖 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E8%AC%96より抜粋)
これはつまり、諸葛亮からすれば山道を死守することが戦略上、明白なことであったにもかかわらず、馬謖は、その時々の状況等を無視して、孫氏の兵法における「およそ兵は高きを好みて下(ひく)きを悪(にく)む」という基本にとにかくこだわり、山に登って陣を構え、結局大敗を喫してしまうというわけです。まぁこれは極端な例ですが…。
参考:
泣いて馬謖を切る - オフィスバンク社長ブログ - 楽天ブログ(Blog)
http://plaza.rakuten.co.jp/obmorimu/diary/200804250000/
祀山の戦い - 三国志人物談
http://www.mc.ccnw.ne.jp/gonta/kizan.htm
<太田>
この投稿だけ切り離して読むのであればともかく、「コラム#2831の感想」としては、
>その時々の独特の状況や経緯や伏線をあまり前提とせずに、一般論(的な論拠)を重ねて援用していくことで「感想」を紡ぎだしていくと、なかなかうまくいかないことがままあるように思います。
の弊に遠江人さんご自身が陥ってしまった感がありますよ。
あのような一般論では、何を遠江人さんがおっしゃりたいのか、読んだ人によって解釈が分かれてしまいます!
<遠江人>
すいません、まったく仰るとおりになってしまっていました。
例えば太田さんのいうところの「自衛隊の戦力は実質ゼロ」ですが、自衛隊は金をかけて戦力を保持していて戦うこともできるのだから実際には戦力がゼロであるはずがありません。しかしなぜあえて戦力ゼロと言うのかが重要なわけで、それが今までコラムで解説されてきた、属国、見せ金、実質的脅威等であって、少なくともそれらには相応の説得力があると思っています。形式的もしくは一般的に戦力がゼロなわけがないといわれればその通りとしか言えませんし、様々な考えがあると思いますが、しかし、そこのところだけにこだわってしまうと太田さんの真意も見誤ってしまうのではないかと。
レッド計画についても、カラーコード戦争計画の一つでしかないという2ch等でよく見受けられる意見に反論するのなら、もちろん相応の根拠が無ければ「トンデモ」扱いされてしまうわけですが、太田さんのレッド計画についてのコラムを読む限り、(独立戦争からの遠因、当時の米国のカナダ観、またその逆、実際の作戦準備等)相応の説得力はあると思います。コラム#2831の太田さんへの反論を読むとあくまで私の読んだ限りですが、どちらかというと具体的に答えていく反論ではなく一般論を援用した反論のように読めてしまうのです。ですから私も含めた軍事に対して素人の読者にも分かるように反論してもらいたいと思うところです。
<太田>
時間をつぶすためにゲーム感覚で私のコラム等に接したり私のコラム等を「批判」したりしている人達が少なくない以上、私が真面目にコラム等を書いたり「批判」的な読者を説得することに努めたところで、その大部分は時間のムダだという気がしてきています。
こんなことで、一体いつ、私の努力が日本の覚醒をもたらすのか、ちょっと絶望的な思いです。
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太田述正コラム#2834(2008.10.6)
<アフガニスタンの憂うべき現状(その1)>
→非公開
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今後の出席連絡はこちらを通していただけると便利かと思います。
よろしくお願いいたします。
なお、オフ会メルアドあてに直接ご連絡いただいた方には受け取った旨をしらせる返事を書く(タテジマさんの入力フォームを用いられた場合は自動返信をする)ようにいたしておりますので、「連絡したのに返事がない、変だなあ?」と思われた方は、申し訳ありませんが掲示板にその旨書き込んでいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
<SATO>
太田さんは、兵頭氏が述べているように、まったく得難い人物だと、思っています。
そうそう、現れるような−しかもネット界に、人ではないでしょう。
しかも、太田さんの正直さは、世間ずれして慇懃に構える俗物達を、憮然とさせるまでの過激ささえあります。
その太田さんを満腔の思いで支持するものとして、是非オフ会に参加させてください。
<SM>
ご連絡いただきありがとうございます。
太田さんへの評価、まったくその通りだと思います。
ちなみに私は太田さんは平成の林子平だと思っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%AD%90%E5%B9%B3
林の場合、松平定信のような血筋がよいだけで頭のよくない指導者のために、 生前その業績がみとめられることはありませんでした。
ふりかえるに現在も、血筋がよいだけで頭のよくない指導者が政治を動かし、太田さんの論説は黙殺されてきたのではないでしょうか?
幕末の悲劇を繰り返さないためにも、彼の論説を一刻も早く世に広めることが、日本の国益にとっても、自分の老後にとっても大きな意味をもつと確信しています。
<太田>
SM、SATOのお二人や次に登場される遠江人さん等は例外として、SMさんがおっしゃるところの、「血筋がよいだけで頭のよくない」だけではなく、私のコラムの講読者の中の、血筋は知りませんが「頭のよい」人々の中にさえ、私がコラムで書いたりTVで発言したりすることに、バーチャルな世界の中のこととしてゲーム感覚で接しておられる方が少なくないことに最近気づき、ショックを受けています。
気付いたきっかけは、メールが余りにも手軽にできちゃうこともあるのでしょうが、読者や視聴者が私宛のメールの中で記された言葉が鴻毛よりも軽いというか、その人の本心と乖離している場合が多々あることを、最近幾度となく思い知らされたことです。
残念なことですが、これからは、読者や聴視者の方が私の掲示板に投稿されたり、私にメールをくださった場合、本当にそう考えておられるのかどうか、眉に唾をつけながら読むことに心がけよう、と自分に言い聞かせています。
<遠江人>
--コラム#2831の感想--
その時々の独特の状況や経緯や伏線をあまり前提とせずに、一般論(的な論拠)を重ねて援用していくことで「感想」を紡ぎだしていくと、なかなかうまくいかないことがままあるように思います。
こういう時、三国志の馬謖の逸話を思い出します。
「曹真を破った諸葛亮は馬謖を街亭の守備に任命し、魏の援軍に備えさせた。街亭は戦略上の要衝で、ここを奪還されると祁山を境に蜀軍は分断されて各個撃破されてしまう危険性があり、死守しなければ撤退せざるを得なくなってしまう重要な拠点であった。諸葛亮は山道を死守して決して山頂へ布陣しないよう馬謖へ言い聞かせていたが、馬謖は命令に背き、水路を捨て山に登って陣を構えるよう兵に指示した。王平は何度も諌めたが、馬謖は聞かず山上に陣を構えた。」(馬謖 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E8%AC%96より抜粋)
これはつまり、諸葛亮からすれば山道を死守することが戦略上、明白なことであったにもかかわらず、馬謖は、その時々の状況等を無視して、孫氏の兵法における「およそ兵は高きを好みて下(ひく)きを悪(にく)む」という基本にとにかくこだわり、山に登って陣を構え、結局大敗を喫してしまうというわけです。まぁこれは極端な例ですが…。
参考:
泣いて馬謖を切る - オフィスバンク社長ブログ - 楽天ブログ(Blog)
http://plaza.rakuten.co.jp/obmorimu/diary/200804250000/
祀山の戦い - 三国志人物談
http://www.mc.ccnw.ne.jp/gonta/kizan.htm
<太田>
この投稿だけ切り離して読むのであればともかく、「コラム#2831の感想」としては、
>その時々の独特の状況や経緯や伏線をあまり前提とせずに、一般論(的な論拠)を重ねて援用していくことで「感想」を紡ぎだしていくと、なかなかうまくいかないことがままあるように思います。
の弊に遠江人さんご自身が陥ってしまった感がありますよ。
あのような一般論では、何を遠江人さんがおっしゃりたいのか、読んだ人によって解釈が分かれてしまいます!
<遠江人>
すいません、まったく仰るとおりになってしまっていました。
例えば太田さんのいうところの「自衛隊の戦力は実質ゼロ」ですが、自衛隊は金をかけて戦力を保持していて戦うこともできるのだから実際には戦力がゼロであるはずがありません。しかしなぜあえて戦力ゼロと言うのかが重要なわけで、それが今までコラムで解説されてきた、属国、見せ金、実質的脅威等であって、少なくともそれらには相応の説得力があると思っています。形式的もしくは一般的に戦力がゼロなわけがないといわれればその通りとしか言えませんし、様々な考えがあると思いますが、しかし、そこのところだけにこだわってしまうと太田さんの真意も見誤ってしまうのではないかと。
レッド計画についても、カラーコード戦争計画の一つでしかないという2ch等でよく見受けられる意見に反論するのなら、もちろん相応の根拠が無ければ「トンデモ」扱いされてしまうわけですが、太田さんのレッド計画についてのコラムを読む限り、(独立戦争からの遠因、当時の米国のカナダ観、またその逆、実際の作戦準備等)相応の説得力はあると思います。コラム#2831の太田さんへの反論を読むとあくまで私の読んだ限りですが、どちらかというと具体的に答えていく反論ではなく一般論を援用した反論のように読めてしまうのです。ですから私も含めた軍事に対して素人の読者にも分かるように反論してもらいたいと思うところです。
<太田>
時間をつぶすためにゲーム感覚で私のコラム等に接したり私のコラム等を「批判」したりしている人達が少なくない以上、私が真面目にコラム等を書いたり「批判」的な読者を説得することに努めたところで、その大部分は時間のムダだという気がしてきています。
こんなことで、一体いつ、私の努力が日本の覚醒をもたらすのか、ちょっと絶望的な思いです。
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太田述正コラム#2834(2008.10.6)
<アフガニスタンの憂うべき現状(その1)>
→非公開
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