太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#2825(2008.10.2)
<皆さんとディスカッション(続x263)>
<SF>
雅さん。
≫何をもって有能というのか?≪(コラム#2823。雅)
元々出典が怪しい言説に対するものですので、あくまで与太話の域を出ませんが、有能かどうかというのは、成果をあげられるかどうか、と言い換えればいいのではないでしょうか。
また怠惰については、勤勉に対置した意味と考えればよいかと思います。勤勉を悪い意味で、例えば言われたことをただ忠実に実行する馬鹿真面目とすれば、怠惰は言われたことをただそのとおりにやるのではなく、何らかの工夫を凝らして(自分より得意な人にやらせるとか、命令の真意や目的に照らしてより効率的で楽な解法をひねりだすなどして)効率的に結果を出そうとする姿勢と言えなくもないでしょうね。
ただですね…前回の返信でも書きましたように、私自身はこの言説の解釈よりも(原作者がわからない以上、何でもありですから)、このような言説がどこから生じたのか、というフォークロアの起源みたいなところに興味があるんですね。
そこで前回は日本以外でも広まっているのかどうかを尋ねたりしたわけです。
それはさておき、
この手の人物評価論はビジネス書の類にはごまんとぶつかるわけですが、私自身がシンプルで好ましいと思っているのは、ジョエル・スポルスキの唱える人材採用基準ですね。曰く、
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1. 頭が良く
2. 物事を成し遂げる
http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/%E6%8E%A1%E7%94%A8%E9%9D%A2%E6%8E%A5%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89(version_3.0)
-----------------------
上掲のリンクから元の文章を読んでもらえれば(多少ソフトウェア開発の用語が出てきて読みづらいかもしれませんが)、これらが具体的にどんな素養をあらわすか、どうやってそれを判別するかについて丁寧に説明をしてくれています。
つまるところ、有能かどうかというのはポテンシャルではなく実績なのだと私は考えます。
<太田>
引用された典拠読みましたよ。
「ポインタ」の箇所以外は、筆者の言いたいことが何とか理解できましたし、私もそうだろうと思います。
問題は、筆者が言うところの、プログラマーとしての有能さ・・いわば兵卒としての有能さ・・と、指揮官や参謀としての有能さとは、おのずから別物ではないか、ということです。
<FUKO>
太田さん。
>素晴らし「き利口」
のところ、手直しなさったのですね。もしや、私への、ユーモアのセンスなし!というメッセージ?
<海驢>
少なくとも、当方は「お見事!」な言語感覚だと思いました。
太田さん、このユーモアが分からない人とも思えませんので、たぶんお忙しいのでしょう。
(「逆から読んでみて」とは書けないですよね・・・)
<太田>
ギャフン。
さて、コラム#2824(未公開)で記したように、(株)金曜日から出る私の単独著のタイトルは、『防衛省への最後通牒』ではなく、『実名告発 防衛省』に変わりました。
早ければ10月24日にも店頭に並ぶそうです。
乞う、ご期待。
<こくぴと>
『実名告発・・・』のほうが、インパクトがあって良い気がします。
テレビ番組が取り上げたがりそうなタイトルじゃないでしょうか。
そして、またテレビ出演が増える → HPへのアクセス激増、となった瞬間に、訪問者を有料購読へ導く仕掛けを無料メルマガ内やHPで作っておくと良いと思います。
<太田>
そうですね。うまくいくといいのですが・・。
同じコラム#2824で、11月中に土曜日の午後、東京でオフ会を開きたいと述べ、ついては幹事役を引き受けていただける読者の方を募ったところ、さっそく、「ディスカッション」でもお馴染みのSMさんに手を挙げていただけました。
後1〜2名、オフ会のお手伝いをしていただける方、いらっしゃいませんか?
御礼に上記新著をサイン入りで贈呈させていただきます。
また既に、遠方の秋田県からこのオフ会に参加すると言ってこられた熱心な読者の方がいらっしゃいます。
<新規有料購読申込者>
はじめまして。
この度「属国の防衛革命」を大変興味深く拝読しました。
私は移民大量受け入れについては日本はあらゆる面で準備不足であると認識しており、賛同いたしません。
外交と国防を放擲した我が国の現状では、更なる混迷の因子となるだけでしょう。それが近い将来改善する見込みは今のところありません。
ただ、あれはあくまで共著であり、紙面の制約もあったことでしょうから貴見の本丸をぜひ見てみたいと思いました。他とは一線を画した刺激的な考察の数々に触れてみたいと思います。
<太田>
大歓迎です。
なお、移民受け入れ問題については、お時間があれば、これをテーマとした「桜」TVの番組に出演した時の私の発言をユーチューブで参照していただきたいですが、実際のところ、私は基本的にあなたと同じ意見ですよ。
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太田述正コラム#2826(2008.10.2)
<二つの記事をめぐって>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x263)>
<SF>
雅さん。
≫何をもって有能というのか?≪(コラム#2823。雅)
元々出典が怪しい言説に対するものですので、あくまで与太話の域を出ませんが、有能かどうかというのは、成果をあげられるかどうか、と言い換えればいいのではないでしょうか。
また怠惰については、勤勉に対置した意味と考えればよいかと思います。勤勉を悪い意味で、例えば言われたことをただ忠実に実行する馬鹿真面目とすれば、怠惰は言われたことをただそのとおりにやるのではなく、何らかの工夫を凝らして(自分より得意な人にやらせるとか、命令の真意や目的に照らしてより効率的で楽な解法をひねりだすなどして)効率的に結果を出そうとする姿勢と言えなくもないでしょうね。
ただですね…前回の返信でも書きましたように、私自身はこの言説の解釈よりも(原作者がわからない以上、何でもありですから)、このような言説がどこから生じたのか、というフォークロアの起源みたいなところに興味があるんですね。
そこで前回は日本以外でも広まっているのかどうかを尋ねたりしたわけです。
それはさておき、
この手の人物評価論はビジネス書の類にはごまんとぶつかるわけですが、私自身がシンプルで好ましいと思っているのは、ジョエル・スポルスキの唱える人材採用基準ですね。曰く、
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1. 頭が良く
2. 物事を成し遂げる
http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/%E6%8E%A1%E7%94%A8%E9%9D%A2%E6%8E%A5%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89(version_3.0)
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上掲のリンクから元の文章を読んでもらえれば(多少ソフトウェア開発の用語が出てきて読みづらいかもしれませんが)、これらが具体的にどんな素養をあらわすか、どうやってそれを判別するかについて丁寧に説明をしてくれています。
つまるところ、有能かどうかというのはポテンシャルではなく実績なのだと私は考えます。
<太田>
引用された典拠読みましたよ。
「ポインタ」の箇所以外は、筆者の言いたいことが何とか理解できましたし、私もそうだろうと思います。
問題は、筆者が言うところの、プログラマーとしての有能さ・・いわば兵卒としての有能さ・・と、指揮官や参謀としての有能さとは、おのずから別物ではないか、ということです。
<FUKO>
太田さん。
>素晴らし「き利口」
のところ、手直しなさったのですね。もしや、私への、ユーモアのセンスなし!というメッセージ?
<海驢>
少なくとも、当方は「お見事!」な言語感覚だと思いました。
太田さん、このユーモアが分からない人とも思えませんので、たぶんお忙しいのでしょう。
(「逆から読んでみて」とは書けないですよね・・・)
<太田>
ギャフン。
さて、コラム#2824(未公開)で記したように、(株)金曜日から出る私の単独著のタイトルは、『防衛省への最後通牒』ではなく、『実名告発 防衛省』に変わりました。
早ければ10月24日にも店頭に並ぶそうです。
乞う、ご期待。
<こくぴと>
『実名告発・・・』のほうが、インパクトがあって良い気がします。
テレビ番組が取り上げたがりそうなタイトルじゃないでしょうか。
そして、またテレビ出演が増える → HPへのアクセス激増、となった瞬間に、訪問者を有料購読へ導く仕掛けを無料メルマガ内やHPで作っておくと良いと思います。
<太田>
そうですね。うまくいくといいのですが・・。
同じコラム#2824で、11月中に土曜日の午後、東京でオフ会を開きたいと述べ、ついては幹事役を引き受けていただける読者の方を募ったところ、さっそく、「ディスカッション」でもお馴染みのSMさんに手を挙げていただけました。
後1〜2名、オフ会のお手伝いをしていただける方、いらっしゃいませんか?
御礼に上記新著をサイン入りで贈呈させていただきます。
また既に、遠方の秋田県からこのオフ会に参加すると言ってこられた熱心な読者の方がいらっしゃいます。
<新規有料購読申込者>
はじめまして。
この度「属国の防衛革命」を大変興味深く拝読しました。
私は移民大量受け入れについては日本はあらゆる面で準備不足であると認識しており、賛同いたしません。
外交と国防を放擲した我が国の現状では、更なる混迷の因子となるだけでしょう。それが近い将来改善する見込みは今のところありません。
ただ、あれはあくまで共著であり、紙面の制約もあったことでしょうから貴見の本丸をぜひ見てみたいと思いました。他とは一線を画した刺激的な考察の数々に触れてみたいと思います。
<太田>
大歓迎です。
なお、移民受け入れ問題については、お時間があれば、これをテーマとした「桜」TVの番組に出演した時の私の発言をユーチューブで参照していただきたいですが、実際のところ、私は基本的にあなたと同じ意見ですよ。
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太田述正コラム#2826(2008.10.2)
<二つの記事をめぐって>
→非公開
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