太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#2434(2008.3.20)
<皆さんとディスカッション(続x90)>
<大阪の川にゃ>
>日本の論壇をフォローしていない私が、つきあっている隠れ弥生人の名前を仮に明かしたとしても、皆さんがご存じの人であるわけがないじゃないですか。
そんな誰も知らない左派にしか弥生人がいないとは。かつて太田さんが立候補された民主党の左派には弥生人はいないんでしょうね。やっぱり。
左派の中の「隠れ」弥生人が、テレビ局のプロデューサーという影響力のある人ならおもしろいです。
論壇の左派雑誌なんて、弥生人がいようが誰も読みませんから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C_%28%E9%9B%91%E8%AA%8C%29
<太田>
民主党の名誉のために、私が面識がある議員に限って申し上げますが、衆議院議員では松原仁、参議院議員では櫻井充のご両名は弥生人であると言えそうです。
<遠江人>
--チャンネル桜の感想--
イージス艦事故の件やお定まりの組織論や情報論、左批判等々、保守評論家のみなさんの予定調和の会になっているであろう場(期待された発言を期待されている人達が期待通りに発言をしている?)において、太田さんが本質的な話をしたことは大変意味のあることだったと思います。
太田さんの意見に対して、他の出演者のみなさんは典型的な反応をする一方で、粘り強く話も聞いてくれていたので、それもよかったと思います。
佐藤守氏のブログで以下のように書かれています。
「出席者としては司会者が示した当初の進行方針に沿った討論を進めるべきであったろうが、彼は毎回『持論』に固執して話を戻したから、討論は堂々巡りを繰り返すだけでなかなか進まないうちに時間切れで終わってしまった。」
太田さんの「皆さんは私よりずっと前から言挙げをしてこられたわけだが、何も変わってないじゃないですか。方法が間違っていたのですよ」という言の通り、「進行どおりの討論」をしていても何も変わらないのは過去が証明しているわけで、太田さんのような右でも左でもない”異物”と遭遇できたことは、出演者の方々にとっても視聴者にとっても意味のあることだったのではないでしょうか。
それと、太田さんの終盤のまくしたては良かったと思います。
<鎌倉人>
見る側としては、「波乱」があった方が、面白いです。でも、太田さんの役割は、「トリック・スター」だったのでしょうか? 私は、太田さんに「トリック・スター」になって欲しいとは思わないのですが・・。
同質の人が集まって、同趣旨の発言をしているところへ、一人だけ少し異質な人が入って議論すると・・良い方向に進めば一気に進化発展すると思いますが、そうはなりませんでした。
<NTT Food Company>
太田wrote
>私には佐藤さんのブログを読む時間がとれません。
以下に太田氏に対する箇所を抜き出してみた。
佐藤守閣下のブログ
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20080316/1205679038
より。
「私は彼(太田述正氏)のこの著書から、今回は大いに現場の実態を腹の底から語り合える内容が濃い討論会になるものと期待していたのだが、全く裏切られて終わった。少なくとも、出席者としては司会者が示した当初の進行方針に沿った討論を進めるべきであったろうが、彼は毎回『持論』に固執して話を戻したから、討論は堂々巡りを繰り返すだけでなかなか進まないうちに時間切れで終わってしまった。
それが視聴者にも不快感を与えたのであろう。田久保氏などはあからさまに彼の持論に反論したが、その回答も全く要領を得なかったのだが、この著書を出した2001年から七年経った今、彼にどんな“変化”がおきたのか知る由もない。せいぜい考えうるのは、文章能力には長けていて説得力があっても、会話能力に著しく差があって、相手に理解されないところがあるということであろうか?
いずれにせよ、彼の「会話力」で「持論」を展開すれば、反政府勢力や“左翼”メディアには重宝がられて「酷使」されるだろうが、それは所詮彼自身の「自爆行為」に他ならないのではないか?
決して健全な防衛力育成のための助言にはなるまいと思う。
視聴者には面白い?展開だったかもしれないが、同席者にとっては理解に苦しむ収録であった。
(中略)
高見沢局長の(台湾海峡有事について自民党安全保障調査会で「中国から「周辺事態(認定)はどうするのか」と聞かれれば「日本は当然する」(と答える)。「日米安保ではなく、これは日本自身の安全保障の問題だ」と述べた)発言は、私は近来まれに見る勇気ある「正論」で、防衛省もようやく一流官庁になったか、と感心したのだが、これについても太田氏は座談会で彼を「バカだ」と発言、あれほど加藤元長官の「志の低さ」を非難した彼とは思えない言動で理解できなかったが、このような防衛省の役人の「足の引っ張り合い」こそが政治家をのさばらせる原因になっているのである。」
続いて上記のこの佐藤閣下のブログに対するコメント
スカンタコ 2008/03/17 05:21
初めてコメントさせて頂きます。この討論、頭の悪い私は3度繰り返し聞きました。2度目までは太田さんの意見に???だったのですが、3度目であーこの人は焦るあまりにグレちゃったのかなと思いました。全体にイライラと投げやりで挑発的ではありましたが、要所要所でこれが本音(であってほしいのですが)かなぁと思える正論を吐いていたように思います。違うかなぁ、私騙されちゃったかなぁ。(笑)
でもひとを小ばかにしたような持論の押し付けといいますか、好感を持つまでにはいたらず、あれが国民の目を覚ますための挑発であると言うのは、あまりに国民をバカにしすぎというか、危険すぎるわ!と思いました。
バールのような者 2008/03/17 18:55
たまたまあの「討論番組」を見てました。
太田氏と他の出演者は全く噛み合ってなかったですねw
彼の掲示板で過去に炎上してたのが印象的だったのでテレビで動く本人を見たのは初めてでしたが、言ってることが滅茶苦茶なのは掲示板の書き込みと同様でしたね。
ash 2008/03/17 23:52
初めまして、こんなことを憶測で書くのはためらわれますが、太田述正さん、アルツはいっているのではないでしょうか、英吉利に滞在されていたようですし。他人の発言に耳を貸せない、持論に固執するなど単なる老人性のボケとは違う気がします。
法律初学者 2008/03/18 01:36
太田さんについてですが、この方の他番組でのご発言や、桜の討論(実は3回ほど見てみましたが・・・)などをお聞きするうちに、この方のロジックは現行憲法等の法制度と現実の国家間拘束に立ち位置を固定して議論を出発させる論法を採っているように思うようになりました。
即ち、
「現行法体系、国家間協定などによって、立ち位置が固定されている。
従って、
自衛隊→(憲法9条の「形式的」解釈・指令系統に媚中系が含まれていることから)戦うことが禁じられている
外国からの侵略可能性 →(米国との関係がある前提で)危機とまではいえない
主権 →(米国からの拘束により)存在しない
ということになる。
しかし、この議論ができるようになるには前提となっている法的構造を変えなければならない。そのためには、まず国民を変えないと行けない、即ち、憲法改正に持って行って国民主権を取り戻すことが先決問題であって、その他一切の議論はその後である。」・・・というようなロジックを経て、ああいう表現になっているのではないのかなと思っているんですが・・・いや、そうでも理解しないととにかく筋が見えなくて・・・はてさて、それで良いのか・・・。
高見沢防衛政策局長の件についても、内容を責めているのではなく、その主張の仕方について別ルートを使うべきということを指摘されているようにも聞こえます。
とにかくストレートな表現をされず、皮肉120%だけで表現されるものですから、わけがわからず・・・。
ただ、この理解が合っているかどうかは自信がないです。
普通の議論でああいう表現をされると議論が成立しませんし、閣下が仰るとおり、敵に利用されるというのはその通りだと思います。
<太田>
助かりました。サンキュー。
一番最後の投稿子に対しては、僭越ながら佐藤守さんに成り代わり、出藍の誉れと称えてあげたいところです。
ところで、この人、恩師である佐藤さんのことを慮って「敵に利用されるというのはその通り」と最後に記したんだろうけど、この麗しい師弟愛にホロリとさせられない人はいないでしょう。
肝心の佐藤さんは、航空自衛隊ご出身ということもあり、恐らく、ペトラユース・米イラク派遣軍司令官着任を契機とする、米陸軍のイラク治安回復作戦の大変化に気づいておられないのでしょう。
その大変化とは、(兵力を増強して手足を増やしつつ、)米軍兵士の殺戮を重ねてきた「敵」の立場に身を置き、「敵」に物心両面で手をさしのべ、「敵」を味方にする、という作戦に切り替えたことです。(そのために大隊長レベルにまで敵に係る情報収集に関し自由裁量を与えました。)
しかも米軍は、「味方」たる、非協力的で腐敗したイラク政府の妨害をはねのけたりかわしたりしながらこの作戦を遂行しているのです。
おかげで、イラクの治安情勢は顕著な改善を見せています。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/03/13/AR2008031303793_pf.html
(3月14日アクセス)、及び
http://www.newsweek.com/id/123475
(3月19日アクセス)による。)
日本では血が流れているわけではありませんが、防衛問題を巡っては、イラクと結構状況が似ていると思いませんか。
現在私が日本でやっている活動は、米軍がイラクでやっている作戦と基本的に同じことなのです。
すなわち、「味方」たる、非協力的で腐敗した自民党や(防衛省を始めとする)官僚機構等の妨害をはねのけたりかわしたりしながら、反安保、反自衛隊を唱え続けてきた「敵」の立場に身を置き、「敵」に手をさしのべ、「敵」を味方にする活動を行っているわけです。
そんな日本では、イラク以上に、誰が「味方」で誰が「敵」か、先入観にとらわれたらダメなのです。
ついでながら、私が高見沢君をバカだと言ったのは、加藤や山崎ら「志の低」い元防衛庁長官らがいまだに実力者としてのさばっているような自民党に向かって「正論」を述べる愚を咎めたものです。
そもそも私は防衛省のキャリア官僚全員の追放とキャリア官僚採用の中止を提言しているのであって、これを「足の引っ張り合い」などといった次元でとらえるのは全くの筋違いというものです。
<NTT Food Company>
>『世界平和』という言葉を使うと右巻きの人は、脊髄反射で反発(誤解)する(コラム#2432。太田)
最終的には世界が平和になる事が望ましいのはその通りだが、
その為には、先ずは自国を自国の力で護るとい事からはじめないと意味が無い。
自国の国防を疎かにして「世界平和」などと叫いても、その叫いている人達が住んでいる国家が他国に侵略されて滅んでしまったら笑えない^^;
先ずは自国の国防有りきなのは当然であり、それを無視して世界平和等と言っても意味が無い。
<太田>
だから、兵力的には現在の自衛隊の10分の1でも「自国の国防」には十分だと繰り返し申しあげているでしょう。何度言ったら分かってもらえるのかなあ。
兵力的には十分でも、戦える態勢にない、というのはまた別の問題です。
<NTT Food Company>
>Mixiでの投稿もそうですが、投稿文が長すぎますよ。もう少し簡潔にお願いします。
これでも短く纏めて書いています。
貴殿の場合、佐藤閣下のブログにも色んな人が書いておられるが、貴殿の言いたい事が、貴殿の言葉足らずから来る説明不足により他者に理解され難かったり誤解されやすいという欠点が有るのを認め改善された方が宜しいかと。
<太田>
短歌や俳句のような、短詩が大好きな、一を聞いて十を知る日本の人々のうち、私の話を「理解<し>難か<く感じたり>誤解され<る>」方がいらっしゃるとすれば、それは邪念があるからでしょうね。
喝!
<有料読者OS>
初めて太田述正HPの主張2001を読ませていただきました。
「個人の自立なくして国の自立なし」を引用して、戦後日本のあり方の不自然さを分析されていますが、戦前の日本国でも、個人は自立していなかったのではないでしょうか。
最近「携帯をもったサル」という本を読みました。そこで著者は、「現代の若者が行動する際に、公空間と私的(家族)空間との区別が明確に出来ていない」と書いています。私は、この傾向は若者に限らず、また、過去においても、日本国民の一貫した傾向であると思います。
議論、口論、喧嘩の区別が出来ず、押し黙り(沈黙は金)、まるで(何時まで待ってもこない)主の導きを待つ子羊の群れのようも群れ、主の幻に導かれ破滅の谷に向う民族ではないかと思っています。
上記福沢諭吉の言葉や「万機公論に決すべし」は、「公のことは全て、公の空間で決定する」ことを、国民全員が確認すべきであるということではないでしょうか。公では、明確な言葉で主張し、議論して事を決するしか方法はないと思います。
時間はかかりますが、小学生の頃から、教壇で自分の考えを発表する教育を開始すべきだと思います。
今日はこの一点のみ、お便り差し上げます。何かのおり、お答えいただければと存じます。
<太田>
すべてあなたのおっしゃる通りです。
日本は戦前既に縄文モードに切り替わっていたのです。
政府が大衆からの自立を果たせず、いたずらに大衆の意向に引きずられて行った結果が支那事変の泥沼化なのです。
一日も早く、国の自立と個の自立、すなわち弥生化を実現しなければなりません。
<gideon>
コラム#2400を読みました。
こんな国、こんな組織(自衛隊)に核武装なんか任せられないんじゃないですか?
腐敗体質云々と言うが、今のような俗世との交流が可能な狭い日本に緊張感を持った核を扱う組織などどこへ置けるのであろうか?
いつでも作れるよ段階で置いておいた方が現実的でしょうから、平和利用を目的としたプルトニウムを備蓄しておくべしでしょう。
<太田>
これもおっしゃる通りです。
国の自立と個の自立なくして、核武装などおこがましい限りです。
-----------------------------------------------------------------
太田述正コラム#2435(2008.3.20)
<チベット騒擾(続々)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x90)>
<大阪の川にゃ>
>日本の論壇をフォローしていない私が、つきあっている隠れ弥生人の名前を仮に明かしたとしても、皆さんがご存じの人であるわけがないじゃないですか。
そんな誰も知らない左派にしか弥生人がいないとは。かつて太田さんが立候補された民主党の左派には弥生人はいないんでしょうね。やっぱり。
左派の中の「隠れ」弥生人が、テレビ局のプロデューサーという影響力のある人ならおもしろいです。
論壇の左派雑誌なんて、弥生人がいようが誰も読みませんから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C_%28%E9%9B%91%E8%AA%8C%29
<太田>
民主党の名誉のために、私が面識がある議員に限って申し上げますが、衆議院議員では松原仁、参議院議員では櫻井充のご両名は弥生人であると言えそうです。
<遠江人>
--チャンネル桜の感想--
イージス艦事故の件やお定まりの組織論や情報論、左批判等々、保守評論家のみなさんの予定調和の会になっているであろう場(期待された発言を期待されている人達が期待通りに発言をしている?)において、太田さんが本質的な話をしたことは大変意味のあることだったと思います。
太田さんの意見に対して、他の出演者のみなさんは典型的な反応をする一方で、粘り強く話も聞いてくれていたので、それもよかったと思います。
佐藤守氏のブログで以下のように書かれています。
「出席者としては司会者が示した当初の進行方針に沿った討論を進めるべきであったろうが、彼は毎回『持論』に固執して話を戻したから、討論は堂々巡りを繰り返すだけでなかなか進まないうちに時間切れで終わってしまった。」
太田さんの「皆さんは私よりずっと前から言挙げをしてこられたわけだが、何も変わってないじゃないですか。方法が間違っていたのですよ」という言の通り、「進行どおりの討論」をしていても何も変わらないのは過去が証明しているわけで、太田さんのような右でも左でもない”異物”と遭遇できたことは、出演者の方々にとっても視聴者にとっても意味のあることだったのではないでしょうか。
それと、太田さんの終盤のまくしたては良かったと思います。
<鎌倉人>
見る側としては、「波乱」があった方が、面白いです。でも、太田さんの役割は、「トリック・スター」だったのでしょうか? 私は、太田さんに「トリック・スター」になって欲しいとは思わないのですが・・。
同質の人が集まって、同趣旨の発言をしているところへ、一人だけ少し異質な人が入って議論すると・・良い方向に進めば一気に進化発展すると思いますが、そうはなりませんでした。
<NTT Food Company>
太田wrote
>私には佐藤さんのブログを読む時間がとれません。
以下に太田氏に対する箇所を抜き出してみた。
佐藤守閣下のブログ
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20080316/1205679038
より。
「私は彼(太田述正氏)のこの著書から、今回は大いに現場の実態を腹の底から語り合える内容が濃い討論会になるものと期待していたのだが、全く裏切られて終わった。少なくとも、出席者としては司会者が示した当初の進行方針に沿った討論を進めるべきであったろうが、彼は毎回『持論』に固執して話を戻したから、討論は堂々巡りを繰り返すだけでなかなか進まないうちに時間切れで終わってしまった。
それが視聴者にも不快感を与えたのであろう。田久保氏などはあからさまに彼の持論に反論したが、その回答も全く要領を得なかったのだが、この著書を出した2001年から七年経った今、彼にどんな“変化”がおきたのか知る由もない。せいぜい考えうるのは、文章能力には長けていて説得力があっても、会話能力に著しく差があって、相手に理解されないところがあるということであろうか?
いずれにせよ、彼の「会話力」で「持論」を展開すれば、反政府勢力や“左翼”メディアには重宝がられて「酷使」されるだろうが、それは所詮彼自身の「自爆行為」に他ならないのではないか?
決して健全な防衛力育成のための助言にはなるまいと思う。
視聴者には面白い?展開だったかもしれないが、同席者にとっては理解に苦しむ収録であった。
(中略)
高見沢局長の(台湾海峡有事について自民党安全保障調査会で「中国から「周辺事態(認定)はどうするのか」と聞かれれば「日本は当然する」(と答える)。「日米安保ではなく、これは日本自身の安全保障の問題だ」と述べた)発言は、私は近来まれに見る勇気ある「正論」で、防衛省もようやく一流官庁になったか、と感心したのだが、これについても太田氏は座談会で彼を「バカだ」と発言、あれほど加藤元長官の「志の低さ」を非難した彼とは思えない言動で理解できなかったが、このような防衛省の役人の「足の引っ張り合い」こそが政治家をのさばらせる原因になっているのである。」
続いて上記のこの佐藤閣下のブログに対するコメント
スカンタコ 2008/03/17 05:21
初めてコメントさせて頂きます。この討論、頭の悪い私は3度繰り返し聞きました。2度目までは太田さんの意見に???だったのですが、3度目であーこの人は焦るあまりにグレちゃったのかなと思いました。全体にイライラと投げやりで挑発的ではありましたが、要所要所でこれが本音(であってほしいのですが)かなぁと思える正論を吐いていたように思います。違うかなぁ、私騙されちゃったかなぁ。(笑)
でもひとを小ばかにしたような持論の押し付けといいますか、好感を持つまでにはいたらず、あれが国民の目を覚ますための挑発であると言うのは、あまりに国民をバカにしすぎというか、危険すぎるわ!と思いました。
バールのような者 2008/03/17 18:55
たまたまあの「討論番組」を見てました。
太田氏と他の出演者は全く噛み合ってなかったですねw
彼の掲示板で過去に炎上してたのが印象的だったのでテレビで動く本人を見たのは初めてでしたが、言ってることが滅茶苦茶なのは掲示板の書き込みと同様でしたね。
ash 2008/03/17 23:52
初めまして、こんなことを憶測で書くのはためらわれますが、太田述正さん、アルツはいっているのではないでしょうか、英吉利に滞在されていたようですし。他人の発言に耳を貸せない、持論に固執するなど単なる老人性のボケとは違う気がします。
法律初学者 2008/03/18 01:36
太田さんについてですが、この方の他番組でのご発言や、桜の討論(実は3回ほど見てみましたが・・・)などをお聞きするうちに、この方のロジックは現行憲法等の法制度と現実の国家間拘束に立ち位置を固定して議論を出発させる論法を採っているように思うようになりました。
即ち、
「現行法体系、国家間協定などによって、立ち位置が固定されている。
従って、
自衛隊→(憲法9条の「形式的」解釈・指令系統に媚中系が含まれていることから)戦うことが禁じられている
外国からの侵略可能性 →(米国との関係がある前提で)危機とまではいえない
主権 →(米国からの拘束により)存在しない
ということになる。
しかし、この議論ができるようになるには前提となっている法的構造を変えなければならない。そのためには、まず国民を変えないと行けない、即ち、憲法改正に持って行って国民主権を取り戻すことが先決問題であって、その他一切の議論はその後である。」・・・というようなロジックを経て、ああいう表現になっているのではないのかなと思っているんですが・・・いや、そうでも理解しないととにかく筋が見えなくて・・・はてさて、それで良いのか・・・。
高見沢防衛政策局長の件についても、内容を責めているのではなく、その主張の仕方について別ルートを使うべきということを指摘されているようにも聞こえます。
とにかくストレートな表現をされず、皮肉120%だけで表現されるものですから、わけがわからず・・・。
ただ、この理解が合っているかどうかは自信がないです。
普通の議論でああいう表現をされると議論が成立しませんし、閣下が仰るとおり、敵に利用されるというのはその通りだと思います。
<太田>
助かりました。サンキュー。
一番最後の投稿子に対しては、僭越ながら佐藤守さんに成り代わり、出藍の誉れと称えてあげたいところです。
ところで、この人、恩師である佐藤さんのことを慮って「敵に利用されるというのはその通り」と最後に記したんだろうけど、この麗しい師弟愛にホロリとさせられない人はいないでしょう。
肝心の佐藤さんは、航空自衛隊ご出身ということもあり、恐らく、ペトラユース・米イラク派遣軍司令官着任を契機とする、米陸軍のイラク治安回復作戦の大変化に気づいておられないのでしょう。
その大変化とは、(兵力を増強して手足を増やしつつ、)米軍兵士の殺戮を重ねてきた「敵」の立場に身を置き、「敵」に物心両面で手をさしのべ、「敵」を味方にする、という作戦に切り替えたことです。(そのために大隊長レベルにまで敵に係る情報収集に関し自由裁量を与えました。)
しかも米軍は、「味方」たる、非協力的で腐敗したイラク政府の妨害をはねのけたりかわしたりしながらこの作戦を遂行しているのです。
おかげで、イラクの治安情勢は顕著な改善を見せています。
(以上、
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/03/13/AR2008031303793_pf.html
(3月14日アクセス)、及び
http://www.newsweek.com/id/123475
(3月19日アクセス)による。)
日本では血が流れているわけではありませんが、防衛問題を巡っては、イラクと結構状況が似ていると思いませんか。
現在私が日本でやっている活動は、米軍がイラクでやっている作戦と基本的に同じことなのです。
すなわち、「味方」たる、非協力的で腐敗した自民党や(防衛省を始めとする)官僚機構等の妨害をはねのけたりかわしたりしながら、反安保、反自衛隊を唱え続けてきた「敵」の立場に身を置き、「敵」に手をさしのべ、「敵」を味方にする活動を行っているわけです。
そんな日本では、イラク以上に、誰が「味方」で誰が「敵」か、先入観にとらわれたらダメなのです。
ついでながら、私が高見沢君をバカだと言ったのは、加藤や山崎ら「志の低」い元防衛庁長官らがいまだに実力者としてのさばっているような自民党に向かって「正論」を述べる愚を咎めたものです。
そもそも私は防衛省のキャリア官僚全員の追放とキャリア官僚採用の中止を提言しているのであって、これを「足の引っ張り合い」などといった次元でとらえるのは全くの筋違いというものです。
<NTT Food Company>
>『世界平和』という言葉を使うと右巻きの人は、脊髄反射で反発(誤解)する(コラム#2432。太田)
最終的には世界が平和になる事が望ましいのはその通りだが、
その為には、先ずは自国を自国の力で護るとい事からはじめないと意味が無い。
自国の国防を疎かにして「世界平和」などと叫いても、その叫いている人達が住んでいる国家が他国に侵略されて滅んでしまったら笑えない^^;
先ずは自国の国防有りきなのは当然であり、それを無視して世界平和等と言っても意味が無い。
<太田>
だから、兵力的には現在の自衛隊の10分の1でも「自国の国防」には十分だと繰り返し申しあげているでしょう。何度言ったら分かってもらえるのかなあ。
兵力的には十分でも、戦える態勢にない、というのはまた別の問題です。
<NTT Food Company>
>Mixiでの投稿もそうですが、投稿文が長すぎますよ。もう少し簡潔にお願いします。
これでも短く纏めて書いています。
貴殿の場合、佐藤閣下のブログにも色んな人が書いておられるが、貴殿の言いたい事が、貴殿の言葉足らずから来る説明不足により他者に理解され難かったり誤解されやすいという欠点が有るのを認め改善された方が宜しいかと。
<太田>
短歌や俳句のような、短詩が大好きな、一を聞いて十を知る日本の人々のうち、私の話を「理解<し>難か<く感じたり>誤解され<る>」方がいらっしゃるとすれば、それは邪念があるからでしょうね。
喝!
<有料読者OS>
初めて太田述正HPの主張2001を読ませていただきました。
「個人の自立なくして国の自立なし」を引用して、戦後日本のあり方の不自然さを分析されていますが、戦前の日本国でも、個人は自立していなかったのではないでしょうか。
最近「携帯をもったサル」という本を読みました。そこで著者は、「現代の若者が行動する際に、公空間と私的(家族)空間との区別が明確に出来ていない」と書いています。私は、この傾向は若者に限らず、また、過去においても、日本国民の一貫した傾向であると思います。
議論、口論、喧嘩の区別が出来ず、押し黙り(沈黙は金)、まるで(何時まで待ってもこない)主の導きを待つ子羊の群れのようも群れ、主の幻に導かれ破滅の谷に向う民族ではないかと思っています。
上記福沢諭吉の言葉や「万機公論に決すべし」は、「公のことは全て、公の空間で決定する」ことを、国民全員が確認すべきであるということではないでしょうか。公では、明確な言葉で主張し、議論して事を決するしか方法はないと思います。
時間はかかりますが、小学生の頃から、教壇で自分の考えを発表する教育を開始すべきだと思います。
今日はこの一点のみ、お便り差し上げます。何かのおり、お答えいただければと存じます。
<太田>
すべてあなたのおっしゃる通りです。
日本は戦前既に縄文モードに切り替わっていたのです。
政府が大衆からの自立を果たせず、いたずらに大衆の意向に引きずられて行った結果が支那事変の泥沼化なのです。
一日も早く、国の自立と個の自立、すなわち弥生化を実現しなければなりません。
<gideon>
コラム#2400を読みました。
こんな国、こんな組織(自衛隊)に核武装なんか任せられないんじゃないですか?
腐敗体質云々と言うが、今のような俗世との交流が可能な狭い日本に緊張感を持った核を扱う組織などどこへ置けるのであろうか?
いつでも作れるよ段階で置いておいた方が現実的でしょうから、平和利用を目的としたプルトニウムを備蓄しておくべしでしょう。
<太田>
これもおっしゃる通りです。
国の自立と個の自立なくして、核武装などおこがましい限りです。
-----------------------------------------------------------------
太田述正コラム#2435(2008.3.20)
<チベット騒擾(続々)>
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太田述正ブログは移転しました 。
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