太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#2415(2008.3.11)
<皆さんとディスカッション(続x81)>
<ゆずりはん>
コラム#259にコメントした<読者A>さん、日韓併合前の李氏朝鮮の歴史を知らないんですか?『朝鮮事情』マリ・ニコル・アントン・ダブリィ主教や『血の涙』李人稙など他にも色々文献が有りますよ。この国で人として生きるのは無理、動物以下の生活をしていたのが朝鮮人ですよ。
<太田>
イザベラ・バードの「朝鮮紀行」(講談社学術文庫。原著は1898年)(コラム#401)が私のお薦めです。
ご指摘のような記述もあれば、当時の朝鮮半島の「人間」性を敬意を込めて記した部分もありますよ。
ところで、ブログ管理人のタテジマさん。
コラムのバックナンバーをブログに掲載していただいた時に、関連投稿も掲載されていたのですね。今まで全く気がつきませんでした。
ブログを開設していただいた時点以降、未公開コラムを私がブログ上に公開する時には、関連投稿はオミットしているので、整合性がとれていませんね。
まあ、最近は、投稿の主立ったものは、コラムの中に取り入れているのでよしとすべきかもしれませんが・・。
<○○>
たまたま他の場所で太田様の筑波大駒場についてのコラム#1437が参照されており、今日興味深く読ませていただきました。
筑波大駒場については、私も同じことを思っていました。実際、私(都立小石川→東大で30代前半です)は理系の研究者なのですが、大学院博士課程を出て研究の分野で活躍している同年代の人は公立出身ばかりで、筑駒や灘、開成はほとんど0という状態です。
たまに私立校出身の人がいても、既存の考えの下に小じんまりとまとまってしまい、オリジナリティに欠ける人が多いとよく感じます。
そういった意味で、公立校が見直されている最近の風潮には大きく同意するとともに、太田様の書かれているような筑駒のような学校の生む欠点についても、もっと知られてよいのではないかと考えています。
ただ、
>他方、私が出た日比谷高校は、色々問題もあったけれど、少なくとも受験予備校では断じてありませんでした。
と太田様が書かれているように、最近特に重点化が成功している日比谷高校などにも、その可能性と同様に、陥るかもしれない弱点があるのだろうとも思っています。
私の知る限り、かつての都立日比谷の内部がどのようであったのかを書いた本は見つかりませんでしたので、もし今後コラム等で「問題」がどのようなものであったのかを知ることができれば、大変興味深く、また公立校の教育にとって非常に有益なのではないか
と思っております。
末筆ながら、今後のますますのご活躍をお祈りしています。
<太田>
私のコラムに暖かい評を寄せていただき、ありがとうございます。
ただ、
>筑駒や灘、開成・・のような学校の生む欠点
とおっしゃいますが、ご指摘のコラムは、あくまで筑駒についてのコラムであり、一般化されない方がよいと思います。
私は(大学までの一貫校ではない)私立一貫校の学校説明会には行っていませんし、同じ国立の一貫校である筑波大附属の学校説明会に行った時には、「息子が中学受験をひかえていることから、本日、某大学附属中学の学校説明会に行ってきたのですが、教職員の皆さんのこの学校への熱い思いのほどがよく分かりました。」(コラム#1426)と前向きの評価をしているところです。
仮に灘や開成が受験教育校的な問題点を抱えているとしても、私の感じた筑駒の抱える問題点は、同校が受験教育どころか、そもそも教育をしていないのではないか、ということであるので、筑駒や灘、開成を一括りにはできないと思います。
>かつての都立日比谷の内部がどのようであったのかを書いた本
小説ですが、日比谷高校卒の庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』(芥川賞受賞作)から始まる3部作にとどめをさします。
だまされたと思って、読んでみてください。
日比谷高校をつぶすことによって、ちょっと大げさに言えば、近代日本が生み出した文化の一つが失われたのです。
>日比谷の・・「問題」がどのようなものであったのか
とりあえず一つだけ挙げれば、あたかも受験など存在しないかのように教師も生徒も装っているいやらしさという問題です。3年生になる前から、自宅に戻ればしゃかりきに受験勉強しているのにね・・。
もっともこれは、「問題」というより、「やせ我慢の美徳」と見るべきでは、と反論する方がおられるかもしれませんね。
<ひん>
--私はマニアックだと思ってませんよ!--
>太田総理が、「太田さんの言うことはいつもマニアックだ」と言ったのにはガックリきました。(コラム#2414(未公開))
私もガックリ来ました。
太田さんは、官庁、官僚の実態を話しているだけですよね?
官庁のことに国民が目を向けるのは当然&大事なことなのに!!
官庁に詰めている報道関係者が、本来、太田さんのような問題。
提起をすべきですよね?
<太田>
昨日日テレで収録した2つ(3月14日と21日放送)の「太田総理・・」は、それぞれ防衛問題と天下り問題がテーマでした。
天下りの実態については知っている人はゴマンといるけど、大きな声で指摘する人がほとんどいないのに対して、防衛問題の実態についてはそもそも知っている人がほとんどいない、という違いがあるところ、私としては、前者については大声で指摘し、後者についてはとにかく言挙げするという活動を今後とも精力的に続けて行きたいと思っています。
ただ、昨日の収録の場でつくづく感じたのは、天下り問題については、国民のコンセンサスができつつあるのに対し、防衛問題に関しては、そこに至るまでの道のりが絶望的なまでに遠いということです。
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コラムの携帯向け配信を始めています。
ミニまぐ http://mini.mag2.com/pc/m/M0080760.html
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太田述正コラム#2416(2008.3.11)
<日本をめぐる話題(その2)>
→非公開
<皆さんとディスカッション(続x81)>
<ゆずりはん>
コラム#259にコメントした<読者A>さん、日韓併合前の李氏朝鮮の歴史を知らないんですか?『朝鮮事情』マリ・ニコル・アントン・ダブリィ主教や『血の涙』李人稙など他にも色々文献が有りますよ。この国で人として生きるのは無理、動物以下の生活をしていたのが朝鮮人ですよ。
<太田>
イザベラ・バードの「朝鮮紀行」(講談社学術文庫。原著は1898年)(コラム#401)が私のお薦めです。
ご指摘のような記述もあれば、当時の朝鮮半島の「人間」性を敬意を込めて記した部分もありますよ。
ところで、ブログ管理人のタテジマさん。
コラムのバックナンバーをブログに掲載していただいた時に、関連投稿も掲載されていたのですね。今まで全く気がつきませんでした。
ブログを開設していただいた時点以降、未公開コラムを私がブログ上に公開する時には、関連投稿はオミットしているので、整合性がとれていませんね。
まあ、最近は、投稿の主立ったものは、コラムの中に取り入れているのでよしとすべきかもしれませんが・・。
<○○>
たまたま他の場所で太田様の筑波大駒場についてのコラム#1437が参照されており、今日興味深く読ませていただきました。
筑波大駒場については、私も同じことを思っていました。実際、私(都立小石川→東大で30代前半です)は理系の研究者なのですが、大学院博士課程を出て研究の分野で活躍している同年代の人は公立出身ばかりで、筑駒や灘、開成はほとんど0という状態です。
たまに私立校出身の人がいても、既存の考えの下に小じんまりとまとまってしまい、オリジナリティに欠ける人が多いとよく感じます。
そういった意味で、公立校が見直されている最近の風潮には大きく同意するとともに、太田様の書かれているような筑駒のような学校の生む欠点についても、もっと知られてよいのではないかと考えています。
ただ、
>他方、私が出た日比谷高校は、色々問題もあったけれど、少なくとも受験予備校では断じてありませんでした。
と太田様が書かれているように、最近特に重点化が成功している日比谷高校などにも、その可能性と同様に、陥るかもしれない弱点があるのだろうとも思っています。
私の知る限り、かつての都立日比谷の内部がどのようであったのかを書いた本は見つかりませんでしたので、もし今後コラム等で「問題」がどのようなものであったのかを知ることができれば、大変興味深く、また公立校の教育にとって非常に有益なのではないか
と思っております。
末筆ながら、今後のますますのご活躍をお祈りしています。
<太田>
私のコラムに暖かい評を寄せていただき、ありがとうございます。
ただ、
>筑駒や灘、開成・・のような学校の生む欠点
とおっしゃいますが、ご指摘のコラムは、あくまで筑駒についてのコラムであり、一般化されない方がよいと思います。
私は(大学までの一貫校ではない)私立一貫校の学校説明会には行っていませんし、同じ国立の一貫校である筑波大附属の学校説明会に行った時には、「息子が中学受験をひかえていることから、本日、某大学附属中学の学校説明会に行ってきたのですが、教職員の皆さんのこの学校への熱い思いのほどがよく分かりました。」(コラム#1426)と前向きの評価をしているところです。
仮に灘や開成が受験教育校的な問題点を抱えているとしても、私の感じた筑駒の抱える問題点は、同校が受験教育どころか、そもそも教育をしていないのではないか、ということであるので、筑駒や灘、開成を一括りにはできないと思います。
>かつての都立日比谷の内部がどのようであったのかを書いた本
小説ですが、日比谷高校卒の庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』(芥川賞受賞作)から始まる3部作にとどめをさします。
だまされたと思って、読んでみてください。
日比谷高校をつぶすことによって、ちょっと大げさに言えば、近代日本が生み出した文化の一つが失われたのです。
>日比谷の・・「問題」がどのようなものであったのか
とりあえず一つだけ挙げれば、あたかも受験など存在しないかのように教師も生徒も装っているいやらしさという問題です。3年生になる前から、自宅に戻ればしゃかりきに受験勉強しているのにね・・。
もっともこれは、「問題」というより、「やせ我慢の美徳」と見るべきでは、と反論する方がおられるかもしれませんね。
<ひん>
--私はマニアックだと思ってませんよ!--
>太田総理が、「太田さんの言うことはいつもマニアックだ」と言ったのにはガックリきました。(コラム#2414(未公開))
私もガックリ来ました。
太田さんは、官庁、官僚の実態を話しているだけですよね?
官庁のことに国民が目を向けるのは当然&大事なことなのに!!
官庁に詰めている報道関係者が、本来、太田さんのような問題。
提起をすべきですよね?
<太田>
昨日日テレで収録した2つ(3月14日と21日放送)の「太田総理・・」は、それぞれ防衛問題と天下り問題がテーマでした。
天下りの実態については知っている人はゴマンといるけど、大きな声で指摘する人がほとんどいないのに対して、防衛問題の実態についてはそもそも知っている人がほとんどいない、という違いがあるところ、私としては、前者については大声で指摘し、後者についてはとにかく言挙げするという活動を今後とも精力的に続けて行きたいと思っています。
ただ、昨日の収録の場でつくづく感じたのは、天下り問題については、国民のコンセンサスができつつあるのに対し、防衛問題に関しては、そこに至るまでの道のりが絶望的なまでに遠いということです。
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コラムの携帯向け配信を始めています。
ミニまぐ http://mini.mag2.com/pc/m/M0080760.html
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太田述正コラム#2416(2008.3.11)
<日本をめぐる話題(その2)>
→非公開
太田述正ブログは移転しました 。
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