太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/

太田述正コラム#1831(2007.6.23)
<沖縄の希少動物を救え!:消印所沢通信18>

 現在,辺野古ではある希少生物が危機に瀕している.  
 生物学者によれば,それはジュゴンよりも希少であるという.  
 その生物の名前は「反米非武装活動家」.チンパンジーに
次いで人類に近い種類の生物だと考えられている.
 テルアビブ海洋水産大学のアンネ・フランク博士は言う.
 「この生物は1960年代には大繁殖していたのですが,やがて,
非武装中立なる概念がウソであることが徐々に知られるに
つれて,生息範囲がせばめられていき,現在では多めに
見積もっても数千頭しか生き残っていないと思われています」
 先の「辺野古の基地建設反対のネット署名」では,
約一千という数しか署名が集まらず,世界の生物学者に
衝撃を与えた.  
 前出のフランク博士は次のように予測する.
 「このままでは,21世紀中頃までに完全に絶滅して
しまうかもしれません.  
 今や沖縄ですら,彼らは『うざい』存在でしかないのです.  
 早急に保護が必要です」
 だが,保護はそう簡単ではない.
 フランク博士はその理由を,次のように述べる.
 「訓練だけのために日本にやってくる新兵は,沖縄以外の
場所で訓練させてもいいのではないか?とか,辺野古沿岸
埋め立てが本当に最善の方法なのか?とか,当局の対応は
適切なのか?とかなど,論点はいくらでもあるはずなのに,
彼らはわざわざ,『基地全廃・日米安保反対』という
今日では支持が得られにくいところに出発点を置いています.  
 すなわち,わざわざ生き残るには厳しい環境を,この
生物は選んでいるわけです.  
 繁殖は非常に難しいと言わざるを得ません.
 加えて,『業者のダイバーから殴る蹴るされた』など見え
透いたウソばかりつくウソつきなので,この生物を保護する
ことに対する国民の理解も得られにくく,保護のための
十分な予算を確保できないのです.  
 害虫扱いして駆除すべきという強硬論すらあります.  
 しかし駆除してしまっては生態系が壊れるおそれが
あるのです」
 環境省では,防衛省に依頼して辺野古に海上自衛隊艦艇を
派遣してもらうなど,刺激をすることにより個体数を
増やそうとしているが,この生物の発する鳴き声が非常に
ワンパターンなスローガンでしかないため,すぐに飽きられ,
ほとんど刺激は成功していない.
 また,保護にはまずアセスメントが必要だが,固体を
捕獲して胃の内容物を調べたり,発信機を付けて行動を
監視したりといった以前の段階で躓(つまず)いている.  
 自衛隊情報保全隊によるアセスメント活動は,
「国民監視だ」としてクレームがつけられている状態だ.
 しかし,全く希望がないわけではない.  
 「正論」2006年5月号の,八木秀次教授のコラムによれば,
団塊の世代とはつまり全共闘世代であるが,彼らはその
当時の思想を捨て去ったわけではなく,企業に就職する際の
方便として「捨てた」ふりをしていたに過ぎないという.  
 そして定年退職し,暇をもてあました団塊世代は,再び
往時の思想に立ち戻って活動を活発化させるだろうと
予測している.
 もしそれが本当であるなら,お花畑系平和主義者が再び
大繁殖しないとも限らない.  
 さる左翼団体関係者は,次のように語っている.
 「今後は高齢者対策として,骨がもろくなっている老人の
ために,ゲバ棒をウレタン製のものに変え,日光で熱中症に
なって倒れる老人が出ないよう,デモも曇りの日か夜間に
限り,また,体力にも考慮して,デモで歩く距離も10m以内に
限ることを検討しています.  
 さらに,内ゲバでリンチをする際にも,ピコピコ・
ハンマーで叩くだけにするなど,細心の注意を払っています」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<太田>
>「反米非武装活動家」<は、>『業者のダイバーから殴る蹴るされた』など見え透いたウソばかりつくウソつきなので<す。>

のところが名誉毀損にあたると、「反米武装活動家」から訴えられた時の対応は大丈夫でしょうね。
 信頼性の高い典拠に拠って書いたので心配ない?
 それじゃダメなのです。
 私も自分が名誉毀損で訴えられて臍をかんだのですが、この典拠に拠りました、と言っても免責されないのです。
 しかも、一旦そのような主張をしてしまうと、今度は自分の書いたことの真実性の証明を直接しようとしても、そうさせてはもらえません。
 書いた時点では、その典拠のウラをとって書いたわけではないのに、後になって真実性の証明が仮にできたとしても何の申し開きにもならない、というのです。
 ですから消印所沢さん。今のうちにご自分で直接真実性の証明ができるように準備しておかれることを強くお奨めしておきます。
 さてここで、講読を継続され、かつカンパも寄せられたお二人の有料読者からのメールをご披露しておきます。

<読者Ω>
 <太田さんの>「脳死」宣言には驚きましたが,次から次へと出てくる偽装,デタラメにはイイカゲンにしてくれと思っています。

<読者Σ>
 <太田さんのコラムは、>ときには,そうかな?と感じることもありますが,全体としては非常に参考になる貴重なコラムだと思います。
 しかし,自民党から民主党へ政権が移ることと,「脳死状態の日本」が再生するきっかけになることが結びつくでしょうか?
 自民党もひどいけれど,民主党はもっとひどいという月並みの感じしかもてないのですが。
 もちろん,太田さんの主張,最近では<コラム>#1824のそれは,私も賛成です。
 今後ともコラムの継続,よろしくお願いいたします。

<太田>
>自民党もひどいけれど,民主党はもっとひどい

 失政をすれば政権の座を逐われる、という恐怖感を骨の髄までたたき込まない限り自民党が真に再生することはありえない、と思いませんか。
 しかも、前から私が何度も言っているように、それは、自民党をがんじがらめにしばっている既得権益集団から自民党を解放することにもつながるのです。
 自民党の方が民主党よりまだマシだとお考えなら、なおさら、当分の間民主党に投票すべきです。そうして、とにもかくにも、少なくとも数年間の政権交代を実現しましょう。

太田述正ブログは移転しました 。
www.ohtan.net
www.ohtan.net/blog/