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太田述正コラム#1833(2007.6.25)
<日本の希少動物を救え!:太田述正通信>
(本篇は即時公開します。)
1 始めに
本日1330前後の時点で、次期会費納入済みの方は、新規の方5名を含む60名(30万円)、カンパを寄せられた方は、カンパだけの方2名を含む28名38口(19万円)です。
設定させていただいた期限まで残り3日間だというのに、会費を納入された方がこんなに少ないのは一体どうしたのでしょうか。
2期連続して120名以上の有料会員を確保してきたというのに、残念でなりません。
コラムの質は、はばかりながらほとんど落ちていないはずです。
無料会員の数1,139名だって、E-Magazineで幽霊会員が100名以上いたことを考えれば、年初から現在まで決して減少していないと言ってよいでしょう。
ただし、一時的とはいえ、ホームページを閉鎖したのは大きかったようです。ホームページと旧ブログで計1日1,000人以上の訪問者がいたのに、現在のブログには1日500人くらいがやっとです。
とにかく、カンパされなくたって全くかまいませんので、これまで有料会員であった方、お願いします。ぜひ継続してください。
太田述正という日本の稀少動物が滅びようとしています。
救えるのは皆さんだけです。
連絡のない有料会員については、7月1日からコラム配信を停止させていただきますのであしからず。
2 読者が送ってくれた本
(1)ウソで読者を釣ってはいけない
私のことを心配したある読者が、本を送ってくれました。
日垣 隆『すぐに稼げる文章術』(幻冬社新書)です。
お気持ちは大変ありがたかったけれど、この本の帯を見た瞬間眉を顰めました。
「元手も素質も努力もいらない。」とあるではありませんか。
今をときめくこの出版社の主導で書き込まれたのでしょうが、いくらこの本を売りたいと言っても、そんなウソはダメです。
(2)文章がうまくなる秘訣
この本で文章の書き方のノウハウのところをいくら読んでも、文章がうまくなるとは思えません。文章を沢山書き続けることしかないのではないでしょうか。
私自身、コラムを書き始めた頃の文章より最近の文章の方が読みやすくなっていると思います。
ところで、沢山書き続けるためにこそ、私は「です」「ます」調を用いてきました。
文章を書くなどとしゃちほこばらず、日常会話をするような気楽な気持ちで読者に語りかけることができるからです。
ですから、日垣氏の、「「です」「ます」調のほうが「である」調よりも難しい<ので>・・大リーグ養成ギブス<のつもりで、>・・文章を敢えて「です」「ます」調で書いてみてはいかがでしょうか」(37頁)というくだりには、逆じゃないかと首をかしげてしまいました。
(3)ブログ炎上をめぐって
本を送ってくれた読者は、「ブログ炎上」の所(98〜106頁)を読んで欲しかったようです。
私のブログ、というより旧ホームページの掲示板や旧(島田)掲示板の炎上は3回あり、一度目はホロコースト否定論の皆さんが相手、二度目は高卒や短大卒相当の人の限界を私が指摘した時にその指摘に反発した皆さんが相手、三度目は今回の軍事愛好家の皆さんが相手、です。
いずれの場合も私は、日垣氏言うところの「「不用意に他人や属性を貶めない」という大原則」(98頁)に違背したわけではなく、「周到に考えた上で他人を挑発した」つもりなので、「炎上」は歓迎するところでした。
ただ、今回の「炎上」で反省すべき一点があるとすれば、ホロコースト否定論の皆さんとは違って軍事愛好家の皆さんの多くは有益な知識を身につけている専門家であり、「専門家の読者から知識をありがたくいただいて利用すれば良い」(113頁)ということからすれば、「利用」するどころか、いささか「挑発」が過ぎて彼らを本気で怒らせてしまったらしいことでしょうね。
ま、しかし、いずれ彼らが分かってくれる時が来ると信じています。
(4)私のコラムのウリ
日垣さんの本の「<私は>外国文献はどの程度読むか・・必要に応じてです。私は・・英・・語が非常に苦手なのですが、そうは言っても読まざるをえないものもある。」(186頁)のくだりには、思わず膝を打ちましたね。
私は、もっぱら英語文献を用いてコラムを書いており、それだけでも日本では非常に少ないライターであると言ってよいのではないか、それこそ私のウリだ、と思ったのです。
ただ、私のコラムの縦糸はアングロサクソン論、横糸は安全保障論ですから、英語文献だけを用いていてもそれでほぼ十分ですが、それだけでよいと考えているわけではありません。
それだけに、孫子と杜牧に関し、漢文の文献を私に送ってくれた読者εさんにはうらやましい気持ちを抱きました。ああ、私に漢文(白文)が読めたらなあ、と。
3 例の裁判について
(1)消印所沢さんとのやりとりの続き
<消印所沢>
>「反米非武装活動家」<は、>『業者のダイバーから殴る蹴るされた』など見
え透いたウソばかりつくウソつきなので<す。>
のところが名誉毀損にあたると、「反米武装活動家」から訴えられた時の対応は
大丈夫でしょうね。(太田)
<日本の希少動物を救え!:太田述正通信>
(本篇は即時公開します。)
1 始めに
本日1330前後の時点で、次期会費納入済みの方は、新規の方5名を含む60名(30万円)、カンパを寄せられた方は、カンパだけの方2名を含む28名38口(19万円)です。
設定させていただいた期限まで残り3日間だというのに、会費を納入された方がこんなに少ないのは一体どうしたのでしょうか。
2期連続して120名以上の有料会員を確保してきたというのに、残念でなりません。
コラムの質は、はばかりながらほとんど落ちていないはずです。
無料会員の数1,139名だって、E-Magazineで幽霊会員が100名以上いたことを考えれば、年初から現在まで決して減少していないと言ってよいでしょう。
ただし、一時的とはいえ、ホームページを閉鎖したのは大きかったようです。ホームページと旧ブログで計1日1,000人以上の訪問者がいたのに、現在のブログには1日500人くらいがやっとです。
とにかく、カンパされなくたって全くかまいませんので、これまで有料会員であった方、お願いします。ぜひ継続してください。
太田述正という日本の稀少動物が滅びようとしています。
救えるのは皆さんだけです。
連絡のない有料会員については、7月1日からコラム配信を停止させていただきますのであしからず。
2 読者が送ってくれた本
(1)ウソで読者を釣ってはいけない
私のことを心配したある読者が、本を送ってくれました。
日垣 隆『すぐに稼げる文章術』(幻冬社新書)です。
お気持ちは大変ありがたかったけれど、この本の帯を見た瞬間眉を顰めました。
「元手も素質も努力もいらない。」とあるではありませんか。
今をときめくこの出版社の主導で書き込まれたのでしょうが、いくらこの本を売りたいと言っても、そんなウソはダメです。
(2)文章がうまくなる秘訣
この本で文章の書き方のノウハウのところをいくら読んでも、文章がうまくなるとは思えません。文章を沢山書き続けることしかないのではないでしょうか。
私自身、コラムを書き始めた頃の文章より最近の文章の方が読みやすくなっていると思います。
ところで、沢山書き続けるためにこそ、私は「です」「ます」調を用いてきました。
文章を書くなどとしゃちほこばらず、日常会話をするような気楽な気持ちで読者に語りかけることができるからです。
ですから、日垣氏の、「「です」「ます」調のほうが「である」調よりも難しい<ので>・・大リーグ養成ギブス<のつもりで、>・・文章を敢えて「です」「ます」調で書いてみてはいかがでしょうか」(37頁)というくだりには、逆じゃないかと首をかしげてしまいました。
(3)ブログ炎上をめぐって
本を送ってくれた読者は、「ブログ炎上」の所(98〜106頁)を読んで欲しかったようです。
私のブログ、というより旧ホームページの掲示板や旧(島田)掲示板の炎上は3回あり、一度目はホロコースト否定論の皆さんが相手、二度目は高卒や短大卒相当の人の限界を私が指摘した時にその指摘に反発した皆さんが相手、三度目は今回の軍事愛好家の皆さんが相手、です。
いずれの場合も私は、日垣氏言うところの「「不用意に他人や属性を貶めない」という大原則」(98頁)に違背したわけではなく、「周到に考えた上で他人を挑発した」つもりなので、「炎上」は歓迎するところでした。
ただ、今回の「炎上」で反省すべき一点があるとすれば、ホロコースト否定論の皆さんとは違って軍事愛好家の皆さんの多くは有益な知識を身につけている専門家であり、「専門家の読者から知識をありがたくいただいて利用すれば良い」(113頁)ということからすれば、「利用」するどころか、いささか「挑発」が過ぎて彼らを本気で怒らせてしまったらしいことでしょうね。
ま、しかし、いずれ彼らが分かってくれる時が来ると信じています。
(4)私のコラムのウリ
日垣さんの本の「<私は>外国文献はどの程度読むか・・必要に応じてです。私は・・英・・語が非常に苦手なのですが、そうは言っても読まざるをえないものもある。」(186頁)のくだりには、思わず膝を打ちましたね。
私は、もっぱら英語文献を用いてコラムを書いており、それだけでも日本では非常に少ないライターであると言ってよいのではないか、それこそ私のウリだ、と思ったのです。
ただ、私のコラムの縦糸はアングロサクソン論、横糸は安全保障論ですから、英語文献だけを用いていてもそれでほぼ十分ですが、それだけでよいと考えているわけではありません。
それだけに、孫子と杜牧に関し、漢文の文献を私に送ってくれた読者εさんにはうらやましい気持ちを抱きました。ああ、私に漢文(白文)が読めたらなあ、と。
3 例の裁判について
(1)消印所沢さんとのやりとりの続き
<消印所沢>
>「反米非武装活動家」<は、>『業者のダイバーから殴る蹴るされた』など見
え透いたウソばかりつくウソつきなので<す。>
のところが名誉毀損にあたると、「反米武装活動家」から訴えられた時の対応は
大丈夫でしょうね。(太田)
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太田述正ブログは移転しました 。
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