太田述正コラム#9624(2018.2.4)
<皆さんとディスカッション(続x3608)>

<太田>(ツイッターより)

 「…すべての主要7カ国(G7)<で>…政府信用度でもメディア信用度でも50%を割っている。
 一方、新興大国、新興途上国はロシアを別として、政府もメディアも信用度が高い。
 <つまり、>…経済力、軍事力が上向きの国はどんな独裁政権であっても国民は政府を信用し、メディアが真実を伝えていると思い、停滞する国では政府が悪い、メディアが信用できないと考える。
 政治家が国民の信頼を得たければ経済でいい結果を出す、それができなければ軍事で、つまり戦争だ。 」
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20180201/biz/00m/010/008000c
 露も「停滞する国」だから別じゃなかろ。
 とまれ、政府信用度もメディア信用度も中共が一番とはね。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 当然、政府が開発すべき。↓

 「安すぎて開発できず アルツハイマー病治療薬の苦悩 ・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26317640Q8A130C1000000/?n_cid=DSTPCS001

 また、シリアで露兵がムダ死にを。
 このシリアへの軍事介入も、下に出てくる新戦術核兵器開発も、もはや帝国が存在しないのに、意識だけはモンゴルの軛症候群に苦しめられ続けているロシアの悲喜劇を表している。↓

 A Russian Sukhoi-25 ground-attack aircraft has been shot down in a rebel-held area in Syria's north-western province of Idlib.
 The Russian defence ministry said the pilot had ejected into an area believed to be controlled by the jihadist Hayat Tahrir al-Sham alliance.
 Although he survived the crash he was killed in a ground fight・・・
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-42932616

 米国は核先制使用せずとしたことはないし、戦術核兵器も既に持っている。
 何も新しい話はないな。↓

 「トランプ政権 新小型核開発へ・・・露軍の演習、米刺激・・・
 トランプ米政権が・・・新規導入を打ち出した2種類の核兵器は、いずれも海洋発射型だ。短期的には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)搭載用の核弾頭を改良、爆発力の小さい低出力核弾頭(小型核)にして、戦略原子力潜水艦に配備。さらに、長期的には核巡航ミサイル(SLCM)を開発する方針を示した。
 ロシアとの緊張が高まる欧州ではなく、小型核を潜水艦に配備する理由は、ドイツやオランダなどは国民の反核感情が強く、核配備は「政治的に困難」(米核専門家)という事情があるためだ。・・・また、SLBMは射程が数千キロに及ぶため、欧州以外の他の地域で起きる紛争にも対処したいという思惑もある。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180204/ddm/003/030/128000c

 エルドアンもIsis並みの時代錯誤で誇大妄想狂だな。
 オスマントルコの栄光なんて取り戻せるワケなかろ。↓

 Syria war: Turkey suffers deadliest day in Afrin offensive・・・
http://www.bbc.com/news/world/middle_east

 対イスラム過激派戦争で、エジプト政府の同意の下、イスラエルが経空攻撃作戦をシナイ半島北部でずっと展開してるとさ。
 エジプトもホント無様だねえ。↓

 ・・・For more than two years, unmarked Israeli drones, helicopters and jets have carried out a covert air campaign, conducting more than 100 airstrikes inside Egypt, frequently more than once a week — and all with the approval of President Abdel Fattah el-Sisi.・・・
 Once enemies in three wars, then antagonists in an uneasy peace, Egypt and Israel are now secret allies in a covert war against a common foe.・・・
https://www.nytimes.com/2018/02/03/world/middleeast/israel-airstrikes-sinai-egypt.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront

 これは、そんな暗号が存在していたことを含め、「新しい話」だわ。↓

 Spain cracks King Ferdinand's 500-year-old secret code・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-42931940

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <きばれや。↓>
 「日本には神戸牛が、韓国には韓牛が・・・どうして中国はブランド牛肉がないの?・・・
 中国のネットユーザーは中国の肉牛に対して様々な見方を持っているようだ。「われわれの黄牛はとても有名だ」「黄牛肉はとてもおいしいぞ」「中国の肉は水を注射して重さをごまかしているから」「黄牛はおいしい。神戸牛は非常においしい」「和牛とは比べ物にならないよ」といったコメントが寄せられた。また「品種というよりも育て方を考えないといけないのではないか」との声も見られる。」
http://news.searchina.net/id/1652898?page=1
 <そんなこと言われてもどーしょーも・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本について羨望を抱く一方で、窮屈さを感じると・・・する記事を掲載した。
 記事は「日本人の居住スペースは狭い。住宅と住宅の距離も手をつなげそうなほど狭い。ホテルの部屋も猫の額のようだ。そして道路も狭い。広い国土の国からやって来た人は、日本にいれば自ずと抑圧感を覚えることになる。そして、日本の街が押しなべてひっそりと静まり返っていることも、抑圧感を増幅させているのだ」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1652897?page=1
 <ホントかいな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・陸上自衛隊の主力小銃である「89式5.56mm小銃」について、アジアで最も正確な射撃が可能な小銃であると呼ばれていることを伝え、開けた場所での射撃においては圧倒的な強さを誇ると伝えている。
 記事は、1900年代に開発された三八式歩兵銃は大日本帝国陸軍の小銃として約半世紀にわたってしようされ得たことを指摘し、この小銃の特徴は「射撃精度」と「最大射程の長さ」だったと紹介。そして、ここから現在の自衛隊で採用されている89式小銃の特徴が読めてくると主張し、89式も精度と射程が特徴的な小銃であると指摘した。
 さらに、89式の弾倉は20発用と30発用があり、火力の持続性はあまり高くないが、二脚を取り付けることでさらに高い精度の射撃が可能になると指摘。また、スコープも設置できるため、二脚と併用することで長距離の射撃が可能だとし、やはりここからも精度へのこだわりが見て取れると指摘した。
 一方で記事は、89式の価格は世界的に見て高額な部類に入るとし、中国の95式自動歩槍に比べて3ー4倍は高額であると指摘。また、89式は高い精度での射撃が可能である一方、信頼性が低く、メンテナンスが欠かせない点が弱みであると主張。
 それゆえ、ゲリラ戦など劣悪な環境の戦場ではその性能を十分に発揮できない可能性があるとしながらも、開けた場所であれば精度と射程を活かした射撃が可能になり、圧倒的な強さを発揮できるだろうと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1652893?page=1
 <駅弁ひとつまともなのが作れないんじゃねえ。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、春節の時期は中国の各種鉄道が1年で最も混み合う時期であることを指摘。中国は国土が広いため、鉄道に乗っている時間が長くなりがちだが、毎年帰省する人びとは軽食やインスタントラーメンを車内に持ち込むなど、自分なりの腹の満たし方があると指摘する一方、高速鉄道の車内で「不味くて高額な弁当」を買おうとする人は極めて少ないことを強調した。
 高速鉄道の弁当はかねてから批判の対象となっていたが、18年の春節を前に一部路線でメニューが改善された弁当が登場したと紹介。しかし、中国のネット上では「改善されたのは認めるが、日本の弁当のクオリティには程遠い」という声や、各地の特産品が味わえるような日本の駅弁のようにさらなる改善を求める声があがったと紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1652894?page=1
 <ここからは今日頭条記事以外の引用。
 よって、これは当然。↓>
 「・・・中国メディアの網易はこのほど、絶対に緩まないナットを製造する日本の会社を紹介し、「ボルトとナット1つから日本と中国との先進技術の開きが分かる」とする記事を掲載した。
 記事が紹介したのは、「ハードロック工業株式会社」だ。「ねじは必ず緩むもの」という常識を覆したこの画期的な製品は、鉄道や橋梁、機械、建設などに広く使われており、新幹線では16両編成で2万本も活用されているという。記事によると、中国の高速鉄道も世界に認められる安全基準を満たすために「仕方なく」このナットを輸入しているという。
 この小さな部品は何がそこまですごいのだろうか。記事は、このナットが「絶対に緩まない」原理は公開されており、くさびを打ち込むのと同じ原理で、凹凸型のダブルナットを使用していると紹介。原理はシンプルなため、多くの模倣者が現れたものの、ほとんど成功していないという。
 記事はこの理由を「技術とノウハウ」にあると指摘。このナットが完成するまでに改良が続けられ、会社設立から実に20年もの年月がかかっているという。初期の製品は「緩まない」と銘打ちながらも多少の緩みが見られ、社長は「絶対に緩まない製品は作れない」との周囲の反対を押し切って改良を続け、ようやく完成したという経緯がある。執念にも似た職人気質であり、中国人が簡単に模倣できないのも当然である。
 この製品は、世界一厳しいとされるNAS(米国航空規格)の振動試験でも優秀な成績を出している。価格は普通のナットの4倍から5倍だが、絶対に緩まないためメンテナンスが不要で、安全性に加えて保守点検に必要な費用を大幅にカットできる利点が世界中の企業から高く評価されている。
 記事は、この社長のモノづくりに対する姿勢を絶賛。これは一例にすぎず、日本の多くの企業には同様の独自技術を持っていると、モノづくり大国としての日本のレベルの高さを称賛した。」
http://news.searchina.net/id/1652895?page=1
 <べた褒めにはもう慣れたが、それにしても・・。↓>
 「・・・中国メディアの網易は・・・日本に3年留学した中国人による感想として、「日中の差は驚くほどだ」とする記事を掲載した。日本での3年間の留学後、中国で2年働いたという中国人筆者は、実体験をもとに日中を比較した正直な感想を記している。
 まず、日本人の国民意識について、「日本人は中国をライバルとは見ていない」と紹介。何かにつけて日本をライバル視している中国人にとってショックな話だろう。また、中国がたびたび要求する「戦争の謝罪」に関しては、日本人はもし中国が日本を占領していたらもっとひどいことをしただろうと思っていると伝えた。
 さらに仕事面では、日本企業を訪問した際に感じたのが、「ハイエンド産業の差」が日中であまりに大きいことや、日本企業は「作業効率」が高く、中国の100倍どころではないほどだと絶賛。「政府機関の対応」はホテル並みに礼儀正しく親切で、中国と比べると「ため息しか出ない」と感想を述べた。
 また、日本企業は「収益面」でも中国企業と大きく異なるという。政府に寄生する中国企業とまるで違って、生産時のコストを非常に重視しており、日本企業の基準からすると中国企業は生き残れないとまで断言した。
 教育に関しては、日本の子どもは規律性や団体意識が強く、教育面では世界で最も成功していると評価。教師の素質が高く、知識の伝授のみならず、忍耐心や責任感が非常に強くて、教育者としての意識が高いため、教育面での日中の差は極めて大きいと論じた。
 記事は全体として、「日本と中国の差は大きすぎる」と結論。「日本人という国民は尋常ではない」のは間違いなく、今は日本を批判するよりも中華文明が偉大だと胸を張って言えるようになるために、日本がどうやって現状にたどり着いたのかを考えるべきだと訴えた。」
http://news.searchina.net/id/1652892?page=1

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<太田>

 Googleから次のようなメールがありました。

新しい Windows 端末からの Googleアカウントへのログインが検出されました。本人確認のため、このメールをお送りしています。

→東京の他の区からのログインだったので、ブラウザの<Googleアカウント>上でパスワードを変更したところ、下掲のメールが届きました。

パスワードが変更されました。

→ところが、Thunderbirdがロックされてしまい、ポップアップの文面に従ってブラウザ<のGmail画面>を確認したところ、下掲の通知が載っていました。

アカウントに危険を及ぼすおそれのあるアプリからの Google アカウントXXXXXXXXXXへのログインをブロックしました。

→そこで、引き続き、ブラウザ上で、ロック解除の操作をしました。
 すると、下掲の表示が出ました。

セキュリティ設定を最近変更したため、お使いの Google アカウントXXXXXXXXXXXは最新のセキュリティ基準では保護されていません。

→Thunderbirdのロックは解除されていましたが、下掲のメールが届きました。

この変更により、あなたのアカウントが攻撃者に不正使用される恐れが高くなりました。こちらでこの変更を取り消してから、Googleが提供するアプリ(Gmailなど)に切り替えてアカウントにアクセスすることにより、アカウントのセキュリティを再び確保できます。

⇒前回、タブレット上でパスワードを変更した際には、上掲のようなことにはならなかったのですが、このまま放置しておいて大丈夫でしょうか。
 要するに、これ、Thunderbirdを使わない方がいい、という警告ですよね。

<K.K>

 「OAuth2」という権限の認可の仕組みがあります。

・OAuth2の解説サイトを漁る前に - Qiita
https://qiita.com/kojisaiki/items/48adf59d5d634fd330af

 Googleが「アカウントに危険を及ぼすおそれのあるアプリ」と判断しているのは、「OAuth2」を採用していないアプリのことではないかと思います。
 Thunderbirdの最新版では、「OAuth2」が採用されています。

・Thunderbird 38.0が、OAuth2 に対応!Gmailが簡単に安全に使えるように - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2144249737510782101

 上記から、第三者が「OAuth2」に対応していないアプリを用いて、太田さんのGmailアカウントにアクセスしようとした結果、一連のメールがGoogleから送られてきている、ということではないかと思います。
 「このまま放置しておいて大丈夫でしょうか。」ですが、気になるのでしたら二段階認証を設定すべきだと思います。二段階認証にすると、Gmailアカウントに新しくアクセスしようとすると、スマホで許可を与える形になりますので、スマホが無いとアクセス出来ないようになります。
 万が一スマホを紛失してしまうと、太田さんもアクセス出来なくなってしまうこと、CCleaner等でクリーンアップを行うと新たに認証が必要になり改めてスマホで許可を与える必要があることを考慮して、二段階認証を設定するかどうか決定してください。

<太田>

 パスワードを破られたの初めてだと思いますが、その場合、今回のように、パスワード変更を強いられ、スマホを使った認証を求められるわけですから、その時にスマホがなかったら同じことですよね。
 この際、二段階認証を設定したいと思います。
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太田述正コラム#9625(2018.2.4)
<キリスト教の原罪(その8)>

→非公開