太田述正コラム#9406(2017.10.18)
<皆さんとディスカッション(続x3499)>

<太田>(ツイッターより)

 「…6歳未満の子どもを持つ妻が育児にかける時間は1日あたり3時間45分と…初めて家事(3時間7分)を上回った。…
 時短家電…の普及や夫の家事参加<のおかげ>。…」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22355350X11C17A0EE8000/?dg=1&nf=1
 小子化が進んでるんだから嘘。
 専業主婦が育児時間を大目に虚偽申告してるな。

 「…日本人の意識調査で…トランプ大統領への信頼度は24%で、前年のオバマ氏から54ポイント急落。08年のブッシュ(子)政権末期の25%も下回った。…
 一方、若い世代(18〜29歳)ほどトランプ氏への抵抗感が少なく、「普通の人々のことを考えてくれる」と思う人は36%で、50歳以上の19%を上回った。…
 米国に好感を持つと答えた人も前年比15ポイント減の57%と、08年以来の低水準に。…」
http://digital.asahi.com/articles/ASKBK5JPTKBKUHBI01Y.html?_requesturl=articles%2FASKBK5JPTKBKUHBI01Y.html&rm=403
 米国への好感度もトランプへの信頼度も高過ぎる。
 特に、若い世代は、(自民支持の高さといい、)もう矯正不可能の「非行」ぶりだね。

<uddS5nFD>

 真正保守の希望の党が生まれたのは喜ばしいんだけど、安倍改憲なんとかならないかなぁ。
 独立を願う太田コラム読者としては、絶望しかないですね・・・。

<TDK>(10月17日アクセス)

 ・・・<昨日>配信された<未公開>コラム<で紹介されていた本の>書評が<WSJにも>ありましたので念のため添付します。
 横向きですが、画面上で右クリック、「右回転」を繰り返せば縦画面になります。
 他に気になるのがありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。

<太田>

 WSJの全記事が有料化されてから、ネット上で同紙は読まなくなっていたのですが、少し前に、(ブックマーク上に残っていたので、)間違ってWSJをクリックしてしまい、たまたま読んでみたい記事があったので、コラム上で呼び掛けたところ、<TDK>さんがそれに応えてくれた、ということ<をきっかけに、>・・・<私が希望したWSJ記事をPDFで送っていただける運びになったわけです。>・・・
 <その上、>本日始まったばかりのシリーズで取り上げた本の書評を<、自発的に>送っていただき、ありがとうございました。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 イシグロの文学評論に一記者が挑んでるが、こんな
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%96%87%E5%89%87
のと、(非政治的な)イシグロとを同次元に並べないでくれよな。↓

 「・・・記憶をモチーフにして強い言葉を紡ぐ芥川賞作家の一人に、純文学で突出した人気を誇る中村文則さんがいる。近年の日本社会の右傾化に危機感を抱き、新作「R帝国」では、近未来の全体主義国家の指導者がかつて軍国日本が叫んだ「一億玉砕」「特攻」を統治に生かしている様を生々しく描いた。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20171018/ddm/005/070/018000c

 タックスヘイブンの国マルタで、それを告発したジャーナリストが爆殺された。
 名誉の戦死だな。
 日本のジャーナリストが「暗殺」されたのは、未解決の朝日の神戸支局事件が最後だっけ。
 日本は「安全」な国で、記者も気楽な稼業のようで、よかったねえ、記者諸君。↓

 With a Journalist’s Murder in Malta, a Global Threat Grows・・・
https://www.nytimes.com/2017/10/17/opinion/journalist-murder-malta-daphne-galizia.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion-editorials

 ISの「首都」ラッカがほぼ落ちたと言うんだが・・。↓

 Raqqa, ISIS ‘Capital,’ Is Captured・・・
https://www.nytimes.com/2017/10/17/world/middleeast/isis-syria-raqqa.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=2&pgtype=sectionfront

 フィリピンで、イスラム・テロ組織が占領していた町、マラウィも解放されたが・・。↓

 Philippine City Is Declared ‘Liberated’ From Terrorists After Months of Fighting・・・
https://www.nytimes.com/2017/10/17/world/asia/philippines-marawi-fighting.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=8&pgtype=sectionfront

 (もう東ローマだけになってた時期だけど、西ローマの回復、従って、)ローマ帝国の再興、を永遠に不可能にしたのが、ユスティニアヌス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%82%B91%E4%B8%96
皇帝下の543年の、3,000万人が亡くなった(生まれたてほやほやの)ペスト禍だった、とさ。↓

 ・・・ the Roman Empire may have been a biological phenomenon.
 The most devastating enemy the Romans ever faced was Yersinia pestis, the bacterium that causes bubonic plague and that has been the agent of three historic pandemics, including the medieval Black Death. The first pandemic interrupted a remarkable renaissance of Roman power under the energetic leadership of the emperor Justinian. In the course of three years, this disease snaked its way across the empire and carried off perhaps 30 million souls. The career of the disease in the capital is vividly described by contemporaries, who believed they were witnessing the apocalyptic “wine-press of God’s wrath,” in the form of the huge military towers filled with piles of purulent corpses. The Roman renaissance was stopped dead in its tracks; state failure and economic stagnation ensued, from which the Romans never recovered.・・・
http://www.latimes.com/opinion/op-ed/la-oe-harper-pandemics-rome-20171015-story.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。日中交流人士モノ。↓>
 「「中日友好観光交流月in江蘇」 日本人観光客が南京で秋の景色楽しむ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1017/c94473-9280906.html
 「2017東京・中国映画週間、「ボーン・イン・チャイナ」がオープニング作品に・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1017/c206603-9280725.html
 「「2017東京・中国映画週間」 呉京や劉亦菲らがゴールドクレイン賞ノミネート・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1017/c206603-9280724.html
 <ここからはサーチナより。
 ノーベル賞を材料に日本を絶賛。いちいちごもっともである。↓>
 「・・・近年、日本人や日本にゆかりのある人物が名誉あるノーベル賞を相次いで受賞していることについて、中国メディアの今日爆点は「恐ろしくもあり、そして敬意を抱かざるを得ない」と論じる記事を掲載した。
 記事は、21世紀に入ってからの日本人のノーベル賞受賞者は計17人になるとし、「50年間で30人のノーベル賞受賞者を輩出する」という日本の計画は既に半分以上達成してしまったと指摘、「この人数は多くの国を震撼させるものだ」とした。
 続けて、中国人はノーベル賞について、「中国人がなかなかノーベル賞を受賞できないのは、西洋諸国と中国の政治的理念や価値観が違っていて、西洋諸国が中国を差別しているため」などという偏見を抱いていると紹介する一方、「日本が科学、経済、文学の面でずば抜けたところがある」のは間違いなく、日本人がノーベル賞を受賞できるのは確固たる理由があるのだとした。
 また記事は、日本と中国では科学、芸術、文学に関わる人物に対する社会の評価に違いがあることについて指摘し、「日本の紙幣に印刷されている人物は、偉大で傑出していて影響力のある人であり、そのなかには学者も含まれている」と指摘。中国の紙幣には毛沢東が印刷されており、科学者や教育家が印刷されていない点で、日本とは確かに対照的だ。
 さらに、中国では「芸能人の話題については華々しく報道するのに、科学者や経済学者や文学者に対する報道は極めて少ない」と指摘。少し前にも世界最大級の電波望遠鏡の開発に尽力した南仁東氏が72歳で亡くなったが、南仁東氏の死去について報じたメディアは少なかったとした。
 中国は科学、経済、文芸、教育において成長の道を歩んでいるが、将来を担う若者たちが金銭以外のことを追求できるのであれば「人材の数で有利な中国がノーベル賞受賞者の数で米国に迫ることも可能」だが、拝金主義が横行し、学問や知識を軽視する風潮が強まれば中国の未来は危ういと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1646030?page=1
 <日本の観光客を絶賛。これも、いちいちごもっともである。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、日本人と中国人を見分けることは可能だというフランス人の見解を伝え、「この見分け方を聞いて、中国人は赤面せざるを得ない」と論じている。
 フランスは世界有数の観光立国であり、パリには日本人も中国人も数多く訪れている。記事は、フランス人のなかには、言葉を聞かなくても日本人と中国人を見分けることができる人がいるとし、ヒントは「服装」や「立ち振る舞い」らしいと紹介した。
 たとえば、日本人の服装は小ぎれいで、髪型もしっかりとセットしているのに対し、中国人の服装は、バランスなどはあまり考えられておらず、着の身着のままといった人が多いと指摘。また、中国人は髪型にはあまりこだわりがないように見え、歩き方もだらだらとしていて、こうした点から日本人と中国人を見分けているらしいと伝えた。
 さらに、日本人は声が小さく、謙虚で礼儀正しい態度であるのに対し、どこでも座り込み、礼儀やマナーを気にせずに大きな声で話をしているのが中国人で、こうした振る舞い方の違いも日本人と中国人を簡単に見分けることができる材料らしいと記述した。
 記事は、フランス人の「日本人と中国人の見分け方」は、中国人にとって「恥ずかしい内容」であることを強調し、個人の行為であっても、国外であれば国のイメージを左右するものになると指摘。中国経済の発展とともに中国人の購買能力が向上し、各国で爆買いしているというのに「未だに歓迎される観光客」になることができないのは、マナーの悪さなどのイメージが大きく関係しているはずだと主張している。」
http://news.searchina.net/id/1646061?page=1
 <日本社会を絶賛。これもまた、いちいちごもっともである。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、長期にわたって日本で暮らしていたが中国に帰国して「後悔している」という中国人の見解を紹介する記事を掲載した。一体、どのような点で後悔しているのだろうか。
 記事は、日本滞在中に中国に「一時帰国」するのと、中国に完全に帰国するのとでは「意味合いが全然ちがう」と紹介。たとえば日本では30元(約510円)もあればしっかりとした昼食が食べることができるのに、中国では日本と同じ量の食事をするには60元はかかると紹介する一方、中国は給料水準が日本の半分ほどしかないと指摘した。
 さらに、日本では何を買い物するにしても店員の態度は素晴らしく、どれだけ安いものを購入しても店員は接客態度を変えたりしないが、中国の店員はしかめっ面で接客態度が悪く、客に笑顔を見せることなどあり得ないと回想した。
 また、日本で暮らしているうちに「玄関のドアを閉めずに外出したり、買い物の際のおつりに偽札が混じっていないかを気にしたりしなくなってしまった」と紹介。さらに、パソコンのような高額な商品を購入しても、海賊品かどうかも確認しなくなってしまったが、これらは日本だからこそ可能なことだと語った。」
http://news.searchina.net/id/1646063?page=1
 <以下、今日頭条記事の引用。定番。↓>
 「礼儀を心得ているはずの日本人、高齢者に席を譲らないのはなぜ?・・・」
http://news.searchina.net/id/1646057?page=1
 <時々持ち出す話題だが、詳しい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本では水道水を直接飲めるのになぜ中国ではできないのか」と題して、その理由を分析する記事を掲載した。
 まず記事は、日本では建設現場、公園、地下鉄などの公共の場所では「どこでもただで水道水を直接飲める」と驚いた様子で伝えた。記事によると、世界でも水道水が飲めるのはわずか15カ国だけで、アジアでは日本のみという。
 日本の水質基準はどれほど厳しいのだろうか。記事は、WHO(世界保健機関)や、米国環境保護庁(EPA)、EUと比べても、同等かそれ以上の厳しい基準で、法定の水質検査は51項目もあると伝えた。また、日本にはペットボトルで販売されている水道水さえあり、安全性によほどの自信があるようだと紹介した。
 それにしても、中国や他の国ではなぜ水道水を直接飲めないのだろうか。記事は、先進的な処理施設と設備が必要で、インフラ施設の建設と維持・管理には膨大な資金が必要であり、国土面積が小さく人口密度が高い日本は比較的有利なのだろうと推測した。
 また記事は、日本人の寿命が長いのは水が良いことも関係しているのではないかと推測し、中国も近い将来、安心・安全な水が飲めるようになると信じていると、自国の将来に期待をこめた言葉で結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1646058?page=1
 <今回は、ホンダを持ち出し、日本車買えキャンペーン。↓>
 「安くて燃費もいい・・・迷ったけど日系車を購入して本当に良かった!・・・」
http://news.searchina.net/id/1646062?page=1
 <定番の日本のサッカー礼賛。ミュージアムを持ち出した点が目新しい。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本を旅行で訪れたという中国人旅行客の手記として「日本サッカーミュージアムを訪れ、日本サッカー代表が強くなった理由が分かった」と伝えている。・・・」
http://news.searchina.net/id/1646091?page=1
 <典型的ガス抜き。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国ではあまり語られない日本の一面を伝えつつ、「これが日本の本当の姿だ」と紹介している。・・・
 記事は「日本にも醜い一面がある」と伝え、中国ではあまり報じられない日本の一面を紹介している。たとえば「学校や職場で見られるいじめや、さまざまなハラスメントは深刻な問題」であるとしたほか、外国人に対する差別もあると主張。中国人が日本に行けば、「大なり小なり、何らかの差別を受けるはずだ」と主張し、少なくとも日本人は「アメリカ人と同じように中国人には接しないだろう」と主張した。・・・
 また「日本では女性の地位が低く、家庭内暴力も深刻な問題として認識されている」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1646097?page=1
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太田述正コラム#9407(2017.10.18)
<定住・農業・国家(その2)>

→非公開