太田述正コラム#9118(2017.5.27)
<皆さんとディスカッション(続x3355)>

<太田>(ツイッターより)

 「…藤井四段<効果で>…首都圏の「子供将棋スクール」の会員(小学6年まで)は昨年4月で366人だったが、1年で502人に増えた。…
 インターネット放送局「アベマTV」で2月に始まった「将棋チャンネル」は、初のオリジナル番組として藤井四段の非公式戦「七番勝負」を制作し、3〜4月に配信。視聴数は1局目の約13万人から増え続け、4月の羽生三冠との対局は65万人を超えた。
 2カ月で将棋チャンネルの視聴数は2倍以上に増えた…」
http://digital.asahi.com/articles/ASK5T51TXK5TOIPE01B.html?rm=926
 「…先輩棋士もプレッシャーを感じ始めている。…普段どおりに指せていないのは、むしろ先輩棋士の方である場合もある。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/13115919/
 19連勝目の対局のこの解説はそれほど棋力がなくても、彼の桁違いの強さが何となく分かる。
https://www.youtube.com/watch?v=RnWR_WFG1eA
 この番組も面白いよ。
https://www.youtube.com/watch?v=uLtp4F7Tnyo

<u/OOrqkI>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫ジェット機どころか、大陸間弾道弾だったのでは?≪(コラム#9116。太田)

 藤井四段は本当に凄い人だと思いますが、仮に彼の実力がすでにA級棋士の平均値くらいだとすれば、今のところほとんど勝って当たり前の相手としか当たっていないことになり、
http://kishi.a.la9.jp/2016R/1307.html
http://kishi.a.la9.jp/2017R/1307.html
唯一の強敵だったのは今年3月にタイトル戦で渡辺棋王に惜敗して間もなかった千田(ちだ)六段だけです。
https://www.shogi.or.jp/match/kiou/42/index.html
 次の6月2日に戦う予定の澤田六段も千田六段と同じくらいレーティングが高く、5月22日に王位戦リーグ紅組で全勝優勝を決めてタイトル挑戦まであと1勝のところまで迫っている絶好調状態
https://www.shogi.or.jp/match/oui/58/hon.html
ですから、ここで藤井四段の連勝が止まってもまったく不思議ではないと思います。

⇒今後の対戦表拝見。
 その伝で行けば、澤田六段に勝てば、新記録の29連勝ほぼ確定?(太田)

<Ka7qn7JE>(同上)

 公式戦じゃないけど永瀬六段に負けてるね。
 確かに澤田六段あたりがストッパーになるのかな。

<Ka7qn7JE>(同上)

 「ISシンパがフィリピン南部マラウィ市を襲撃・占拠「展開早すぎ」・・・」
https://togetter.com/li/1113675
 フィリピンは島ばかりで統治大変そう。

 「<英テロ>モスクに火炎瓶、脅迫…現地でヘイトクライム倍増・・・
 警察によると、事件直前には人種や宗教を巡る嫌がらせなどの通報は1日平均28件だったが、事件後の24日だけで56件に倍増した。・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170527-00000013-mai-eurp
倍増っちゃ嘘じゃないけどさあ、しょぼすぎやろ

⇒「関連」記事だ。
 <英国で、党首の不人気にも関わらず、しかも、今次テロ事件にも関わらず、労働党が保守党を支持率で急速に追い上げて来ている趨勢は変わっていない。↓>
 ・・・The Conservative lead in YouGov polls has fallen from 22 points two weeks ago, to nine points last week and now five points.・・・
https://www.theguardian.com/politics/2017/may/26/conservative-opinion-poll-lead-labour-times-yougov-manchester-attack
 <今次テロ事件の捜査情報が米国でリークされ問題になったが、これ、今に始まったことじゃない、とさ。↓>
 ・・・the idea that the U.S. intelligence community was more likely to leak information to journalists than their British peers is hardly new.・・・
 <米情報機関は乱立してるので、どうしてもリークが多く生じがち。↓>
 The U.S. intelligence community, consisting of myriad agencies, is simply far larger and more complex than Britain's, which means there is more space for both deliberate and inadvertent leaks.
 <もう一つは、米国では報道の自由が憲法で担保されてるが英国じゃ何も担保されてないので、報道諸機関はリーク報道に極めて慎重ってことがある。↓>
 Another difference is perhaps more philosophical than practical: Whereas the First Amendment officially protects the American press, British journalists have more tenuous legal protection.・・・
 <大体からして、英国で情報機関の存在が明らかになったのはMI5が1989年、MI6は1994年。それまでは、どちらも設置法すらなかった!↓>
 It was only in 1989 that the domestic counterintelligence agency MI5 was recognized in law, while it took foreign intelligence agency MI6 five more years to get recognition. For decades, officials from these organizations did not appear in public and had limited contact with the media.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2017/05/26/why-britains-government-doesnt-leak-the-way-americas-does/?utm_term=.4f79d78be240
 <Isisは、シリア/イラクの「本拠」が壊滅させられても、もはや痛くもかゆくもない?
 (極端だと思うかもしれないが、キリスト教徒側が、自分達全員が信仰を捨てるから、イスラム教徒側も全員信仰を捨ててくれ、くらいの決意を固める日が来るまでは、現在の、世界でいつどこでテロが起きるか分からない状況が続くさ。)。
 エジプトでコプト教徒達の乗ったバスがIsisに襲われ28人死亡し、エジプト政府は、リビア内のIsis拠点を空爆。↓>
 Gunmen in Egypt Attack Bus Carrying Coptic Christians, Killing 28・・・and Egypt responded by launching airstrikes against what it said were militant training bases in Libya.・・・
http://time.com/4795509/egypt-coptic-christians-bus-gunmen/?xid=homepage
 <インドネシアとフィリピンで、isis同士が提携してテロ等活動。↓>
 In Indonesia and Philippines, Militants Find a Common Bond: ISIS・・・
https://www.nytimes.com/2017/05/26/world/asia/indonesia-philippines-isis-jakarta-marawi.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=9&pgtype=sectionfront (太田)

 「<米国>クシュナー氏 露に極秘回線開設を打診 米紙報道・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170527-00000028-mai-int
 通常のホットラインあるんでしょ?

⇒「関連」記事だ。
 <10〜20年前から米国は公然人種主義/ファシズム国家になり始めたとさ。
 (「10〜20年前から」と「公然」が余計だが、アメちゃん知識人にもちったあマシなんが現れてきたな。)↓>
 ・・・10 and 20 years ago the Republican party was usually forced to marginalize and disavow its openly racist, fascist elements, if only for reasons of political expediency. Not so anymore.・・・
http://www.slate.com/blogs/the_slatest/2017/05/26/the_national_republican_party_tolerates_violence_and_explicit_racism.html

<太田>(ツイッターより)

 「…天皇…譲位…特例法案の付帯決議案<で>…民進党が…「女性宮家の創設等」の検討を明記したのに対し、自民党と日本維新の会は女性宮家に触れず…」「「女性宮家より旧宮家復活や養子が先」衛藤補佐官…」。
 幕末1858年に孝明天皇が提起した違勅騒動を思い出すな。明治維新まで9年だったが、今回、(将来の)平成天皇が提起した譲位騒動に対し、逆臣の徳川幕府ならぬ、逆臣の自民党幕府がいつまで持ち堪えられるかだな。
http://www.sankei.com/politics/news/170526/plt1705260050-n1.html
http://www.asahi.com/articles/ASK5V7W4LK5VUTFK01T.html?iref=comtop_8_05
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E6%94%BF%E4%BA%94%E3%82%AB%E5%9B%BD%E6%9D%A1%E7%B4%84
 竜馬は何処に?

<yHvMagkj>

 安定継承の為には、女性宮家の創設では根本的解決策には成らないのでは?
 歴史を見れば、名家の跡継ぎに側室の子供が成る場合も多く見受けられます。
 一夫一婦制の廃止こそ王道ではないでしょうか。

<ジーク>

≫地球での生命誕生の謎、ついに解明?
 (よー分からんわ。詳しい人、読んでチョーダイ。)↓
http://www.newsweek.com/how-life-earth-began-nucleotides-612134?utm_source=internal&utm_campaign=most_read&utm_medium=most_read5 ≪(コラム#9116。太田)

 無生物的に合成するためには全く異なる条件が必要だと考えられていた(生命誕生のカギとなる)二種類の化学物質が同時に合成できることを示した報告です。
 このような過程が存在し得る可能性は示されましたが、生命が実際にこの過程を経て誕生したのか否かは勿論わかりません。
 膨大な数のハードルの一つがクリア可能であることは判りましたが、生命誕生の謎解明は気の遠くなるような先の話でしょうね。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 更に新たな事実が。
 もっとも、これくらい認めたらいいのにね。↓

 「首相補佐官が前次官に要請 新設手続き「早く」・・・
 和泉氏は13年1月、首相補佐官に就任。「地方創生」担当を務める。和泉氏は前川氏への要求について「面会については記録が残っておらず、確認できません」と文書で回答した。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170527/k00/00m/040/219000c

 コラム#9115(未公開)で言及した2冊の本中、シリーズで取り上げるのを後回しにしたのがこの本だ。
 本はまだ読んでないので、という留保付きで、著者インタビューにコメントをしておこう。↓

 「「応仁の乱」はなぜヒットしているのか?・・・中世史家、呉座勇一(ござ・ゆういち)・国際日本文化研究センター助教(36)・・・が読み解く・・・
 執筆に際し心がけたのは、複雑な当時の状況を分かりやすく単純化することなく、複雑なままで読者に提示することだった。そこに分かりやすい悪役はいない。暗愚で無定見な諸悪の根源と断罪されがちな将軍の足利義政も、乱の背後で暗躍したとしてよく黒幕視される義政の妻の日野富子も、実際はそれぞれの見通しの元に乱の収拾を図っていたことが描かれる。
 <長引いたことが失敗なのか、乱が起きたこと自体が失敗なのか?
 私見では、応仁の乱は、非平和の第一次弥生モード中の一時期に過ぎず、失敗でも何でもない。↓>
 「応仁の乱はまさに失敗の連続。関係者がみなことごとく読みを外し、打つ手打つ手が裏目に出た中、どんどん拡大した。爽快感はまるでない歴史。しかし真剣に歴史から現代に通じる何かを得たいと思うなら、そうした失敗の歴史からこそ学ぶべきではないか・・・
 <歴史を書くこと自体が、対象(時期・場所、等)、史料、史料掲載史実、その解釈、の選択から始まるところの、単純化作業であり、呉座が何を言っているのか分からない。
 なお、そのことと、私がかねてから指摘しているところの、世の中の人々の世界観、世界像、行動原理、等は、マクロ的にはそう複雑なものではありえない、ということは別の話だ。↓>
 複雑なものを理解するのは大変だからとすぐ単純化したものを求める、その思考自体が危険。それは陰謀論やニセ科学の蔓延にも容易に通じる。・・・
 <こっから後は、最後を除き、基本的に同意。↓>
 ふつう歴史物が好きという人は何が好きかというと、英雄が好きなんです。織田信長とか豊臣秀吉とか徳川家康とか坂本龍馬とか、偉人伝的なものが好きなわけですよね・・・
 翻って、応仁の乱にはそういう類のヒーローが全然いない。登場人物がいっぱい出てきますけど、みんなどうしていいか分からないで、右往左往している。あまり格好よくないわけです。自分で主体的に世の中を変えていくといった感じの人は全然いないわけですけど、そこが逆説的にリアルに感じられたということだと思うんですよね・・・
 戦後の歴史学の中で、いわゆる英雄史観みたいなものが否定されたわけですよね。そこで民衆を見ていく必要がある、みたいなことになって。それへの反動として、また戦前的な英雄史観みたいなものが揺り戻しできているところがあり、それはまずいなと思っています・・・
 右の人が言う『信長すごい』みたいな話も、戦後歴史学が言う『民衆すごい』みたいな話も、結局これ、成功の物語なんですよね。私はそもそもそこが良くないと思っている」・・・
 歴史講談調のものにひかれてしまう人と陰謀論を信じる人は、割と紙一重だと思います。陰謀論だけじゃなく、疑似科学やニセ科学なんてものにもそういう所があるわけですよね。・・・
 <「複雑なものを複雑なままに・・・理解」できるワケないでしょ!↓>
 複雑なものを複雑なままにいかにして理解するかという<のが>知的体力やメディアリテラシー<でしょう。>・・・」
http://www.sankei.com/life/news/170527/lif1705270007-n1.html

 美術コレクターとしての(大富豪)前澤友作
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E6%BE%A4%E5%8F%8B%E4%BD%9C
を紹介する長文記事だ。↓
https://www.nytimes.com/2017/05/26/arts/design/110-million-basquiat-painting-yusaku-maezawa.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fasia

 北朝鮮弾道弾は、中共の軍事GPSを使用させてもらっている可能性が高い、とさ。
 (習ちゃん、この調子で、引き続き、金正恩坊やの面倒を見てあげてね。)↓

 Is North Korea using China’s satellites to guide its missiles?・・・
http://www.atimes.com/article/north-korea-using-chinas-satellites-guide-missiles/

 アフリカの蛇のパイソンの精霊とその霊媒のオハナシ。
 のどかでオモロイ。↓
http://www.bbc.com/travel/story/20170519-the-last-guardians-of-a-python-spirit

 もう、あんまりにもエグくって笑い転げちゃったよ。↓

 「韓国・・・世論調査結果によると、米国・中国・日本・ロシアの主要4カ国首脳の好感度は習近平国家主席(25%)、プーチン大統領(13%)、トランプ大統領(9%)、安倍晋三首相(4%)の順だった。
 安倍首相の好感度は前回調査の2013年に比べて1ポイント上がった。
 トランプ大統領は前回調査でのオバマ大統領(当時)の好感度(71%)を大きく下回った。
 別の調査で習主席の好感度は14年7月に59%に達したが、今回は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備を受けた中国政府の報復措置などの影響で低下したとみられる。
 一方、朝鮮半島の平和のために重要な国としては回答者の55%が米国、36%が中国を挙げた。日本とロシアは1%にとどまった。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/26/2017052602921.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本へ行けキャンペーンもマニアックになってきたな。↓>
 「江戸時代にタイムスリップできる街、岐阜県高山市・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0526/c94473-9221114.html
 <日中交流人士も・・。↓>
 「中日文化の間を「泳ぐ」作家毛丹青(三)・・・
 又吉直樹の小説「火花」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0526/c94473-9220867.html
 <ここからはサーチナより。
 日本人の品格を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「どうして日本はお金がなさそうに見えるのか」とする記事を掲載した。記事は「中国人は日本人より明らかに貧しいのに、どうして中国人のほうがお金を持っているように見えるのか。それは、生活スタイルに関係があるのだ」とし、日本人は赤貧を美徳とするのに対し、中国人は富を見せびらかすことを愛するという違いがあると指摘した。
 そのうえで、今の中国人が富を見せびらかし、競い合う対象となっているものとして、住居、高級車、服飾品、食事の4点を挙げた。住居は「最低でも140平方メートル、広ければ広いほどいい」、食事は「他人にご飯をおごることでも競い合う。1人あたり数千円ではもう物足りなくなっている」とのことだ。
 一方で、日本では家の広さより快適性が、高級車より経済的な国産車が、そして、食事では割り勘が重視されると伝えている。そして「日本人の富めどもおごり高ぶらぬ品性は尊敬に値する。それは民族の強さの表れであり、国を絶えず発展させる動力にもなる。われわれが忘れていけないのは、中国はまだゆとりある社会に向けて歩み出した発展途上国に過ぎず、貧困ライン以下にいる国民が数千万人もいるということだ」としている。」
http://news.searchina.net/id/1636583?page=1
 <定番の日本車買えキャンペーンだが、標語めいた部分が面白いので・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「多くの中国人が日系車を高く評価している」と伝え、何が理由で中国人は日系車を支持しているのかを考察する記事を掲載した。
 記事はまず、「車で山に行くには必ず道があり、そしてその道には必ずトヨタ車が走っている」という言葉を紹介。これは中国で広く知られた言葉であり、車を運転する人ならばその多くが耳にしたことがある言葉だと伝え、それだけ中国ではトヨタ車を始めとする日系車を見かける機会が多いと伝えた。
 では、中国でなぜこれほどまでに日系車が受け入れられているのだろうか。記事は、ドイツや米国に比べて日本の自動車産業の歴史は浅いとしながらも、日系車の最大の強みは「精錬されたデザインと低燃費、そしてコストパフォーマンスの高さ」にあると指摘した。
 さらに、中国市場においては操作性やモデルチェンジのタイミング、サービスのクオリティの高さも支持される要因の1つだと伝え、全体的な満足度の高さによって中国人の支持を獲得しているのだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1636579?page=1
 <日中経済提携のススメ。定番ではあるが、久しぶりなので・・。↓>
 「・・・財界網は・・・「日本企業の中国からの大規模撤退はあり得るのか」と疑問を投げかける一方、中国は日本との協業が必要であり、投資環境を整備し、各種手続きの簡素化を通じて「日本からの投資を呼び込む必要がある」と論じる記事を掲載した。
 記事は、中国では日本企業が撤退を発表するたびに大きな社会的注目を集めてきたと伝えつつ、中国経済が緩やかながらも安定した経済成長を目指す「新常態」の時代を迎え、歴史問題や領土をめぐる対立が顕在化すると同時に日本企業の対中投資は減少傾向にあると指摘した。
 また、中国から撤退する日本企業の数が増加傾向にあるのも事実だとしながらも、中国から撤退している日本企業は主に「労働集約型」の製造業であると指摘。こうした撤退の背後には中国における人件費の上昇や円安の進行といった要因があるとし、「一部で日本企業の撤退があるのは事実だが、これが大規模な撤退に発展する可能性は極めて低い」と指摘した。
 なぜなら、一部の日本企業が撤退すると同時に、別の新しい日本企業が中国に進出しているためであり、資本集約型の製造業や第3次産業の日本企業の撤退はあまり見られないためだと主張。中国で事業を展開する日本企業の経営の現代化に伴い、利益を伸ばす企業も増えていると伝えた。
 また記事は、「全体的に見れば、日本企業の大規模な徹底は起き得ない」としつつ、中国経済にとって日本企業は必要不可欠であり、中国はむしろ投資環境を改善し、日本企業の投資をさらに呼び込むための努力をすべきであると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1636581?page=1
 <平野ショックは深刻だったようだね。↓>
 「世界卓球で再び頂点目指す平野美宇にコーチが警戒感「中国はすでに丸裸にしているはず」・・・」
http://news.searchina.net/id/1636578?page=1
 「「根拠あるの?」・・・世界卓球ドイツ大会にみる日本の自信を中国メディアが分析・・・」
http://news.searchina.net/id/1636580?page=1
 <ガス抜き的だが、中共人民達の声でもって、結果的には日本車/日本礼賛に。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「米国人も日本に失望した」とし、米自動車業界のビッグ3が揃ってショーへの欠席を発表したと伝えた。
 記事は、現在の日本の自動車はもはやかつてのように性能や快適性の極致を追求することなく、コストを考えながら市場に迎合する「お買い物カー」を作る傾向がますます強くなっていると説明した。
 そんな中で、米国のGM、フォード、フィアット・クライスラーが揃って今年の東京モーターショーへの不参加を表明したことを紹介し、日本自動車工業会の西川広人会長が「東京はすでに新車を発表するという魅了を失った。上海や北京のモーターショーがアジアで主導権を握り始めた」とコメントしたと伝えている。
 そして、「中国の新車販売台数2800万台に対して日本は500万台。しかも日本市場は自国企業が主体だ。米国企業にすれば、中国で新たなコンセプトモデルやニューモデルカーを発表したがるのもおかしな話ではない」と解説した。
 さらに、日本では金融危機や消費観念の影響を受けて自動車市場は縮小の一途をたどっており、主力商品もハイブリッドか軽自動車という「ベンツやBMWといった老舗高級ブランドを除く外国の輸入モデルにはほとんどマーケットがない」状況であると指摘。外国企業が日本という小さな市場のためだけに特別なモデルを開発することも不可能だと論じている。
 簡単に言えば、東京モーターショーの影響力低下は、日本の自動車市場の縮小、ニーズの狭さにあるというのが記事の論点だ。記事を読んだ中国のネットユーザーからは「日本の自動車の消費習慣は実は進んでいるのだ。若者がクルマを買わないのは、公共交通の渋滞を避けるため」、「日本人のエコな外出観念が極致に達していることを説明するものだ」との意見も出ている。」
http://news.searchina.net/id/1636584?page=1
 <英日両国を共に褒めつつも、英国を日本よりも上に見ているようなのが、そして、それにからんで、民主主義や人権を崇めているかのようであるのが、気になる。
 今後、同種の記事が出るかだが、取りあえずはガス抜きだと思うことにしよう。↓>
 「・・・今日頭条は・・・世界の先進国として日本と英国を事例に挙げ、「日英両国は中国人が想像しているよりはるかに発展した国だ」と論じる記事を掲載した。
 記事は、日英両国はともに非常に成熟した国であり、特に英国は歴史ある資本主義の国家であると紹介、「経済力や工業力の分野では日本にかなわない」と紹介しつつも、社会保障や民主主義、人権などの分野では「英国のほうが日本より優れている」と論じた。
 続けて「文化」についても取り上げ、「英国が世界の文化に与えてきた影響は大きい」と紹介、自国の文化に大きな誇りを持つ中国人だが、近代における英国の文化的影響力は中国に遜色ないものであり、文化面でも中国は英国を軽視することなどできないと論じた。また経済面についても、日本も英国も国土こそ小さいが、日本は国内総生産で世界第3位、英国は世界第6位であることを伝え、国土の大きさで国力を測ろうとする傾向のある中国人に対して「日英両国は中国人が想像しているよりはるかに発展した国だ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1636560?page=1
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 一人題名のない音楽会です。
 引き続き、余り知られていない作曲家によるピアノ協奏曲シリーズで、今回は、ルートヴィヒ・トゥイレ(Ludwig Thuille)(注a)を取り上げます。

(注a)ルートヴィヒ・ヴィルヘルム・アンドレアス・マリア・トゥイレ(Ludwig Wilhelm Andreas Maria Thuille。1861〜1907年)は、「オーストリア出身のドイツの音楽教育家・作曲家。・・・フランス系のユグノーの家系・・・ミュンヘンでヨーゼフ・ラインベルガーらに作曲を師事。その後ミュンヘン音楽アカデミー(現ミュンヘン音楽・演劇大学)の楽理科ならびに作曲科の教授に就任し、数多くの門弟を育成した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A4%E3%83%AC
 「室内楽ピアニストとして活躍する傍ら合唱指揮者としても名声を得ていた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E9%87%8D%E5%A5%8F%E6%9B%B2_(%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A4%E3%83%AC)

Piano Concerto in D (1886)
https://www.youtube.com/watch?v=Po1ei8rb2x8

 (代表作とされるSextet Op. 6や、そのほか、Piano Quintet No. 2, op. 20も聴いてみたのですが、どちらもイマイチであり、私としては、上掲のピアノ協奏曲が彼のイチバンだと思います。)
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太田述正コラム#9119(2017.5.27)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その2)>

→非公開