太田述正コラム#9114(2017.5.25)
<皆さんとディスカッション(続x3353)>

<太田>(ツイッターより)

 「北朝鮮のある中央幹部が、地方の幹部らに対し、…「火星12号の成功で、中国はわれわれ(北朝鮮)のミサイル網の中に完全に入ってしまった」として「中国による北朝鮮制裁など全く恐れることはない」と話した。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/24/2017052403502.html …  そう。そうなることを覚悟の上で、中共当局は、日本を米国から「独立」させるために、朝鮮戦争時以来、相互に潜在敵国であり続けてきたところの、北朝鮮の核武装計画を事実上支援してきたんだもんな。
 中共当局は、本件でロシアまで手懐けた、と見ていいんじゃなかろうか。
 リスクを物ともしない、恐るべき策謀であると言えよう。

 「…前川喜平・前文部科学事務次官<は>…歌舞伎町の出会い系バー…に出入りの事実を認めたうえで…「(次官在職中の)昨秋、首相官邸幹部に呼ばれ、『こういう所に出入りしているらしいじゃないか』と注意を受けた。なぜ、読売新聞に報じられたかわからない…」と語った。」「「総理の意向」文書、担当課が提示 前文科次官が証言…『こんなことは認められない』と私が内閣府に対して強く主張して筋を通すべきだった。…」
http://www.asahi.com/articles/ASK5S6FHFK5SUTIL04X.html?iref=comtop_8_05
< http://www.asahi.com/articles/ASK5S5HGYK5SUTIL02V.html?iref=comtop_latestnews_05 >
 失うものが何もなくなったカス・ゲス官僚、安倍内閣潰しを決意ってことだな。
 この証言に関しては、高く評価しておこう。

<太田>

 関連記事だ。

 「「加計ありき」深まる疑念 獣医学部新設巡り記録文書次々・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017052590070213.html
 「文科省前次官「加計学園の文書は本物」 週刊誌報道・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC24H4B_U7A520C1EA2000/?dg=1
 「地に落ちた文科省!前次官「出会い系バー通い」直撃 霞が関幹部「別幹部の名前など出たら再起できない」・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/24fujizak20170524001/
 「前文科次官の招致、民進が要求へ 加計学園問題・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK5S6GR1K5SUTFK01K.html?iref=comtop_list_pol_n01
 <この非難は、全てあたってるけどね・・。↓>
 「菅長官、前文科次官を非難・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK5T4212K5TULFA00N.html?iref=comtop_8_03

<33SiHuz.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 これを読むと、天皇制の維持のための第一歩が、生前退位ってことみたいなんだけど、なんで生前退位が、天皇制の維持につながるの?↓

 「「退位」の後に必ず浮上する女性天皇問題 象徴天皇制の未来図を徹底検証=伊藤智永・・・」
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170515/org/00m/040/006000d

 あと、生前退位の制度化ってことでありうるのは、20年とかの任期制と、たとえば75歳とかの定年制とが考えられるけど、天皇制の維持にとって、どうしてこれが必要なんだろう?
 記事を読んだ感じだと、皇太子殿下に早く天皇としての経歴をスタートさせることも大事みたいな印象だけど、秋篠宮さまはいずれにせよ、そんなに早く経歴をスタートできないし……。
 皇太子殿下→愛子さまで想定してるのかなあ?

⇒後水尾天皇(1596〜1680年。天皇:1611〜1629年)の時のことがいい例なんだよな。↓
 「寛永4年(1627年)に紫衣<(しえ)>事件
< https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AB%E8%A1%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6 >
、家光の乳母である福(春日局)が無位無冠の身でありながら朝廷に参内する(金杯事件)など天皇の権威を失墜させる江戸幕府のおこないに耐えかねた天皇は寛永6年(1629年)11月8日、幕府への通告を全くしないまま次女<で、その時点の長子であったところ>の興子内親王(明正天皇)<・・最後の女性天皇・・>に譲位した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%B0%B4%E5%B0%BE%E5%A4%A9%E7%9A%87
 つまり、自分の意思で譲位ができる制度が実現すれば、今後とも、時の天皇が時の政権への不満を最も強い形で示すことができるようになるのさ。
 (今上天皇は、既に退位が事実上決定しており、この目的を達成したわけだが、今後の天皇達のために、この権利の恒久化を図ろうとしているわけさ。)
 これは、譲位することで、悪政をやっている政府の「元首」にとどまっていることが、天皇への批判、ひいては天皇制への批判につながる危険性を回避することができる、という意味で、「天皇制の維持にとって」必要なことなんだよ。
 なお、譲位して上皇になれば、天皇制の歴史に鑑み、事実上の院政が敷かれることにもなり、新天皇は、上皇の意に従わなけれならない。(上掲)
 「皇太子殿下→愛子さまで想定してるのかなあ?」については、さしあたりは女性宮家の創設までが狙いじゃないかな。
 とにかく、譲位を含め、世論は完全に天皇の味方だもんな。
 今上天皇の、被災地訪問や慰霊の旅といった、弛まぬ努力の賜物だよ。↓
 「「女性天皇」賛成68% 内閣支持層も・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170525/ddm/001/010/156000c (太田)

<TSY>

 太田さん、産軍複合体のコメント<(コラム#9092、9093(未公開))>ありがとうございました!
 アメリカ特有とのご見解、僕には(恥ずかしながら)盲点で、汗をかきかき、どこで
自分は間違えたのか少しずつ考えております。

 さて、ここのところの北朝鮮、ISのテロをみてますと、彼らは実に賢明だ、と感じました。
 サイバー攻撃(北朝鮮)、ネットリクルート(IS)ですから、ネットはお手の物、ネットを活用しての情報収集も着々とやっているのだろうと想像します。
そこで僕もちょっと考えました。軍の動きの背景に時代時代の用兵思想があるとしたら、北朝鮮やISは、必ず現代の米国の用兵思想を研究し、それを利用しながら計画を立てるのではないか、ということを思いつきました。
 田村尚也の『用兵思想史入門』を覗くと Maneuver Warfare が米国で人気とのこと。
何かないかと捜すと、The Principle of Maneuver in Cyber Operationsという論文がみつかりました。
file:///R:/TEMP/XAPPTEMP.DIR/3_3_Applegate_ThePrincipleOfManeuverInCyberOperations.pdf
 これを使ってmaneuver warfare を整理してみました。
 小論添付しますご笑覧ください。・・・
読んでくださいというつもりでは、毛頭ありません。太田さんが忙しい方なのは先刻承知ノ助です)。
概念を整理したあと、僕なりに思い切り拡張してみたのですが、この枠組では、北朝鮮やISのミサイル実験水爆実験を政治交渉に使う作戦や、敵の政治的「重心」(社会的心理的コストも加味すると経済も)を直撃するISのソフトターゲット作戦は、説明できないと思いました。現在米国の主流の用兵思想では、北朝鮮とISの動きは、まだ戦争ではない、あるいは軍人の職分ではないと切り捨てられることがわかりました。
 政治的経済的目標に到達する競争と国際関係をとらえるのなら、北朝鮮やISのやっていることは準戦争行為だし、少なくとも戦略レベルでは彼らの作戦を、記述・評価する枠組があったほうがよいと僕には感じられました。

 <小論文省略(太田)>

<ASH>

 <太田さんの講演を実現すべく、下掲の、パワーポイントによる>提案書を提出しています。・・・

 ・・・講演内容提案・・・
 「グローバル」って、結局、自分の前に「鏡」が置かれたってことで…

 国際問題専門家:太田述正 講演シリーズ
「グローバル時代を生きる現代社会人のための教養講座」

一、基調編・・・国際情勢(時代)を見るための基礎知識
二、時事編・・・時事問題の太田流分析

●経営の制度・慣行を考えるときの方程式 ➡ 「制度・慣行=原理(固有性)×環境」@伊丹 敬之

●「経済はレール(時代)の上を走る機関車に過ぎず、いかなるレール(時代)の上を走るかを決定する転てつ機の役割を経済が
  果たすことはありえません。転てつ機となるのは世界観の変化です。
  機関車が走るスピードだって、経済外的要因によって大いに左右されます。その経済外的要因の主要なものの一つは国際情勢
  の長期的基調の動向ないし国際情勢の短期的変動であり、国際情勢の短期的変動はポリティコ・ミリタリー(政治・軍事)の
  動向によってもっぱらもたらされる。」

 グローバル化した世界において、国際情勢が日本に与えるインパクトは大きい
                ↓
 グローバル化の時代とは、各々の企業が、国際情勢を自分の問題として受止め、判断した上で適切に行動しているかどうかが厳しく問われる時代
「日本企業の国際化時代の始まりは、日本が戦争の惨禍から立ち直り、輸出立国としての足場を築き、東京オリンピックを開催するに至った1960年代前半
であろう。
 この頃を境にして日本企業は、貿易や投資、或いは為替が逐次自由化されていくという企業環境の変化・・いわゆる国際化・・にいかに適応し、生き抜いていくかが問われ始めた。しかし、東西冷戦という基調の下で、国際情勢が比較的安定していたことも幸いし、国際化時代とは言っても、日本企業が自ら国際情勢を判断し、主体的に行動する必要性は乏しかった。すなわち、この時代にあってもなお、国際情勢は企業のリスクマネジメントの重要なテーマにはなりえなかったといえよう。しかし、現在では世界は単一市場化の方向に向かいつつあり、いわゆるグローバル化の時代にわれわれは生きている。企業活動を規制する法律・制度も、グローバルスタンダード化が加速している。こうした中で日本企業は、単にプレーヤーとしてだけでなく、欧米諸国の企業のパートナーとして、新しい企業像の在り方や、ルール造りなどにも率先して参画していくことが求められている。更に、日本経済はすでに長期的な成熟期に入ったと考えられる一方、中国の台頭やインドの目覚めなどにより、
 日本企業が活躍を期待される世界の舞台はますます拡大し、多様化している。加えて、冷戦終焉後の国際情勢は、冷戦期に比べてはるかに不確実、不透明なものとなっており、その傾向は9.11同時テロ以降一層つのってきている。日本企業は、もはや国際情勢の荒波に翻弄される存在にとどまっているわけにはいかない。グローバル化の時代とは、各々の企業が、国際情勢を自分の問題として受止め、判断した上で適切に行動しているかどうかが厳しく問われる時代であると臍(ほぞ)を固めるべきであろう。すなわち、いまや国際情勢は企業のリスクマネジメントの重要なテーマなのだ。」

 太田述正の経歴
来歴
三重県四日市市出身。エジプトカイロにて少年期を過ごす。
モーツァルト記念音楽院に短期留学。
学歴
1967年 都立日比谷高校卒業
1967年 東京大学文科I類入学
1971年 東京大学法学部卒業
1976年 米国スタンフォード大学経営学修士(MBA)及び政治学修士
職歴
1971年 防衛庁入庁
1987年 防衛庁長官官房付(英国国防大学へ官費留学)
1998年 防衛庁長官官房防衛審議官
1999年 仙台防衛施設局長
2001年 依願退職
〜これ以降は、国際時事評論家としてコラムの執筆を中心に活動をしている。〜
HP:http://www.ohtan.net/
コラム:http://blog.ohtan.net/

 国際問題の専門家でありながら、米国でMBAを取得しており、例えば企業や経営についても、単に「経済」を分析するわけでなく、「政治経済」「国際比較」「主要国の性質(文明)」「歴史」といった国際問題専門家らしい、今まで聞いたことがない角度で語ることができます。

(参考)太田述正の分析手法とは
・軍事を縦糸とし、アングロサクソン文明と欧州文明との大抗争(Great Game)を横糸とする手法。

・国際情勢の変動(短期的な国際情勢変動)についての分析結果を公表するときは、できる限りその根拠と典拠を明らかにするこ
 とにしている。

・国際情勢の基調(長期的な国際情勢の基調)を自ら考察した結果を念頭に置いて国際情勢分析を行っている。

・幼少時からの豊富な海外経験を通じて身につけた土地勘を活用して国際情勢分析を行っている。

・英米のメディア(のインターネット版)を主要な情報源としている。(言い換えれば、日本のメディアを始めとする英米以外
 のメディアは基本的に参考にしていない。なお、香港の英語メディアは英米のメディアの一環とみなし、参考にしている。)

・しかし、英米のメディアにあっても、報道されるニュースの内容が食い違うことがあるし、論説で正反対の見解が打ち出され
 る場合もある。そこで私は更に、米国のメディアのニュース・論説よりも英国のメディアのニュース・論説の方を全般的により信頼する。

・米国の対外政策に関する各種ニュース、論説については慎重に、それぞれどれが米国または英国の国家指導者の認識している
 事実に近いか、あるいは国家指導者のホンネに近いかを見極める。

・軍事の視点を重視する。
 本来的に軍事を重視するアングロサクソンを始めとして、(日本以外の)世界の大部分の国が軍事を重視しているからであり、
 私は防衛庁勤務で培った軍事的素養と制服自衛官等との人脈を生かして国際情勢分析を行うことを旨としている。

「シリーズ」が狙う先

国際問題と向き合うこと
     ↓
「日本とは何なのか」を再考すること

講演内容(案)
一、基調編
・日本型政治経済体制とは
・日本の「働く」とは
・日本のリーダー論
・主要文明から見る日本
・資本主義とポスト資本主義
・日本の企業の始まりと役割
・自由貿易体制とは
・日本の教育改革

・中国はいったい何をやろうとしているのか
◎トランプ政権について

二、時事編
・大塚家具のお家騒動
・東芝問題
・英米のメディア配信ニュースの論評

三、導入

「国際情勢と企業のリスクマネジメント」

●キーワード
・人間主義(情けは人の為ならず)
・エージェンシー関係の重層構造
・中国の対日戦略=日本文明総体継受
・効用関数とリスク選好
・タタールの軛症候群
・アングロサクソン文明論
・縄文モード/弥生モード
・1%の閃きと99%の「模倣」

◎トランプ政権の分析
トランプは、キリスト教徒たる白人国家として米国を維持・発展させることを期し、有色人種の移民を強く規制するとともに、大恐慌、ニューディール、そして第二次世界大戦へ、という戦間期の米国の歴史の「反省」の上に立ち、各個撃破の二国間通商交渉でもって、報復されること、ひいては世界大恐慌の生起を回避しながら保護主義政策を推進し、更に、ニューディールばりの米国内インフラ投資を行って景気浮揚を図って、自らの国内支持層を裨益させ、後顧の憂いをなくした上で、熱戦たる第二次世界大戦、ならぬ、冷戦を基調とする第三次世界大戦、を戦い、ドイツ、日本、及び雑魚のイタリア、ならぬ、支那(中共)、EU、及び雑魚の北朝鮮と(スンニ、シーア双方の)イスラム原理主義、の大幅弱体化を図ることで、米国の世界覇権国化、ならぬ、世界覇権国の地位の延命、を図る、といった感じの総合対外戦略を推進しようとしている、と見ることができそうに思えてきたのです。米国が、前回、総合対外戦略の手先として使ったのは、英、ロシア(ソ連)、及び、支那(蒋介石政権)、であったのに対し、今回、手先として使うのは、英、ロシアは同じで、支那が日本にさし変わっただけ、と見るわけです。

<太田>

 まことにご苦労様です。
 苦心の労作を、見せていただく必要はなかったわけですが、見せていただいたので、一言。
 一部構成にせよ、二部構成にせよ、風呂敷を広げ過ぎでは?
 転轍機の話は大変結構なのだけれど、コラム#16で書いた「「理念」によってつくりだされた「世界像」」★と、チョイ、ズレちゃってますよ。
 で、本来の★に立ち戻れば、後は、私が、自分の「世界像」を語ればよいことになり、スッキリするように思います。
 とにかく、実現することが大事なので、引き続き、頑張ってください。

<ASH>

 お疲れ様です。
 一言があったら聞きたいとも思い、見てもらいました。
 広げてるつもりはなかったんですがね。
 どう具体的な講演内容にしようかの落としどころを悩んでました。
 同じことか??
 ただ、初回としては、「国際情勢と企業のリスクマネジメント」(#0150〜)シリーズから、提案書内容を主に作成したんで、導入としてこういった話がいいのかなとも思ってます。
 まずは過去の講演が、まさに今、中小企業の現場で起きている問題を取り上げているので、「なんで国際問題なのか」を理解してもらえないとどうしようもないかなと。
 転轍機の話は、コラム#0157から拝借してました。
http://blog.ohtan.net/archives/50955676.html
 そうすると、過去と現在の主要な「世界像(観)」を語るってことであれば問題ないですね。
 ・・・・・・・
 世界観と世界像の違い分かりました。
 世界像ですね、これは。

<太田>

 補足ですが、私の話の内容を直截的に企業経営と結び付けたものにする必要はないのでは?
 私の世界像≒毛以来の中国当局の世界像----→日中提携によるアジア復興
 その、普遍性ある国家・社会の在り方=人間主義・日本型政治経済体制
 といったカンジで、十分、企業経営のヒントになると思うのですが・・。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 産經新聞の本日一面記事。これ隣で、欧米だと自国の拘束者を「外交」で釈放までいかせているのに、日本政府は動かないと。
 その最後は、「日中関係が改善に向かう中で、11人もの日本人を拘束する中国側の狙いは何か」と。
 いや〜〜、こちらは習ちゃんの自民党への不信感表明だな!↓

 「中国、外交カード化 邦人拘束11人に、また政治利用か・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170525-00000068-san-cn

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 いつもの、日中交流人士紹介。↓>
 「中国の熱烈なファン3人が語る松山バレエ団・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0525/c94473-9220332.html
 <日本経済の活性化を祈念する習ちゃん。↓>
 「・・・アベノミクスの「3本の矢」から「新3本の矢」に至るまで、産業構造の改革促進や生産性向上などの課題は長らく議論されてきたが、実際の取り組みとなるとかけ声ばかり大きくて中身や成果は乏しいと言わざるを得ない。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0525/c94476-9220226.html
 <習ちゃん、日本文明総体継受戦略を事実上告白。↓>
 「中日文化の間を「泳ぐ」作家毛丹青(二)・・・
 現在、日本のことを知りたいと思い、それを行動に移すという流れが中国の家庭にまで浸透している。・・・
 中国が日本のことをこれほどの規模で理解しているというのは、歴史上で初めてことで、エリート意識もない。数百万人が日本を旅行するとなると、東京や大阪などの大都市のことを知るというレベルにはとどまらず、中国人は日本人の生活全体をリアルに知るようになっている。エリート層ではなく、一般市民が実際の体験を通して、日本のことを波が呑み込むかのうように理解するというのはこれまでになかったことで、中国はこれまでに経験したことがないほどの規模で日本を理解するようになっている。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0525/c94473-9220352.html
 <ここからはサーチナより。
 これもそう。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本に留学している中国人による「日本の真の姿」を紹介する記事を掲載した。
 この中国人筆者によると、中国では「日本経済はもう駄目だ」という誤解があるという。中国では、今の日本経済を「失われた20年」と表現し、世界からすっかり取り残されたかのように伝えているが、それは大きな間違いだと指摘。バブル時代と比較すれば見劣りするとはいえ、今でも高い実力を有していると論じた。
 日本経済の実力を示す事例の1つが「製造業の強さ」だ。自動車メーカーや家電、電子メーカーの技術力、品質はともに非常に高く、「メード・イン・ジャパンはブランド、技術力、高品質の代名詞だ」と指摘。2つ目は「金融面での実力」だ。日本は今でも世界最大の債権国だからだという。
 3つ目は、「技術的な優位性」だ。電子、機械、ナノ技術、エネルギー、エコなどの分野で多くの特許を保有していて、高い技術力を保持しているとした。4つ目は「現代化されたインフラ」で、特に交通インフラがよく整備されていると指摘した。
 5つ目は、「環境保護」だ。自然災害が多いものの、日本人の環境保護意識は非常に高いと評価した。6つ目は、「世界で最も秩序正しいこと」。交通面でもルールを守るため秩序がよく保たれているという。7つ目は、「国民の民度が高いこと」だ。これは大学卒業者が多いことと関係していると分析した。
 このように、日本は製造業、教育、科学技術、環境保護、旅行業など各方面いずれも魅力的で、中国の目指すべき姿だと称賛した。他にも、日本は男性社会で女性の地位は低いと言われていることについて、「男性社会なのは間違いない」としつつも、日本人女性は決して「弱いわけではない」と分析。中国人女性と違って、女性として生きる喜びを強く感じていて、また、芯が強いと高く評価した。」
http://news.searchina.net/id/1636397?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本が中国を師と仰ぎ、学んできたことは周知の事実」であると伝える一方、現代においては日本のほうが中国より進んでいる点が数多く存在するとし、「中国人が日本から学ぶべきこと」について論じる記事を掲載した。
 記事は、「中国人が日本から学ぶべきこと」は主に、日本人の「自律の精神」であるとし、日本人は誰かに管理されなくても「自らを律し、自発的にルールを守ることができる」と伝え、日本では中国のように赤信号を無視して道路を横断する人はほとんど見られないと指摘。また、整然とした交通状況こそ、日本人の自律の精神が体現された存在であると論じた。
 さらに、公共の場所での禁煙が進む日本では「皆、決められた場所でタバコを吸っている」とし、喫煙ができない場所でタバコを吸い、吸い殻をポイ捨てする人はほとんどいないと指摘。また、多くの中国人が驚く「ゴミ箱がない」ことも挙げたうえで、「ゴミ箱がないのにゴミが落ちていない」というのはやはり驚き以外の何物でもなく、これも日本人の自律の精神があってこそだと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1636394?page=1
 <これもまたまたそう。一見日米を平等に扱っているようで、サーチナのコメントが真意を伝えている。↓>
 「・・・海外網は・・・留学先としての日本と米国を比較する記事を掲載した。
 記事によると、留学する中国人学生たちは、日米のいずれの場合も実際に行ってみて想像との違いにがっかりするという。主な理由は先入観だ。たとえば米国に関する情報の多くはニュースや米国ドラマ、ハリウッド映画をもとにしており、客観的情報に欠けるため、実際の米国が意外と地味で、毎日パーティをしているわけでもないことを知り失望するという。しかし、これは日本も同様で、「非常に賑やかで活気のある国」と思って訪日すると、想像していたよりも静かでがっかりするようだ。
 では、中国人にとって日本と米国ではどちらが留学に適しているのだろうか。記事は日本留学の利点の1つに「日本は中国人にとって理想の社会」であることを挙げた。貧富の差が小さくて、秩序正しく、儒教文化を残した日本は理想の社会なのだという。また、中国人にとっては「日本に対する知識や理解は米国より深い」ことが一般的であり、日本には「行きたくて行く」中国人が多いため、「日本の生活になじみやすい」ことも大きいという。さらに「礼儀や安全、規律」を重んじる日本社会は、自由を掲げる米国よりも中国人の習慣に近く、受け入れやすいとした。
 しかし、米国の方が良いという意見もあり、その理由として「移民国家であること」を挙げた。ほぼ単一民族である日本より米国は外国文化を受け入れやすく、中国人は自分の習慣や文化を維持しやすいという。さらに、米国社会が「異なる価値観を受け入れられること」も中国人留学生にとっては利点になるとした。
 <ここがサーチナのコメント。↓>
 このように、中国人にとってどちらが合っているかという問題は、人によって異なるため一概には言えないものだが、多くの面で日本は中国人留学生にとって満足度の高い留学先となっているようだ。」
http://news.searchina.net/id/1636398?page=1
 <(日本ならぬ日本人についてだが、)これもまたまたまたそう、と言えそうだ。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国に留学していた日本人と知り合いになったという中国人による手記として、「日本人はやはり恐ろしい」と論じる記事を掲載した。
 手記を書いた中国人はこれまで日本を訪れたことがなく、日本に関する知識は主に「中国メディアの報道」や「訪日経験のある友人から聞いた話」が中心だったと伝える一方、中国の最高学府の1つである北京大学に留学していた日本人と知り合う機会があったと紹介した。
 さらに、この日本人留学生は、「希望工程」と呼ばれる中国で貧困にあえぐ子どもたちなどに就学の機会を提供することなどを目的とした公益プロジェクトにかかわっており、自ら率先して貧しい地域の学校を訪れ、集めた資金や勉強道具を寄付していたと紹介。その活動内容の報告を目にする機会があったというこの中国人は、「報告を目にしてびっくりしてしまった」と伝え、活動は非常に細かくスケジュールされていて、訪れた学校の平面図まで「非常に細かく描いていて、その洞察力に驚愕した」と論じた。
 また、複数の日本人留学生たちと一緒に活動を行った際は、「日本人留学生は何ら合図がなくとも、決められた時間には決められた場所にしっかりと集合していた」とし、日本の若者は「自主性があると同時に協調性があり、用意周到であって時間と他人を尊重できる」ことに「冷や汗をかく思いだった」と論じた。
 さらに記事は、日本を訪れた中国人からは「日本の秩序や日本人の民度の高さ」に関する話を非常に頻繁に聞くと伝えつつ、日本を訪れずとも日本人留学生たちの行動から「日本の秩序や日本人の民度の高さ」が見て取れたと指摘。このような特性を持つ日本人について「恐ろしい」と表現しつつ、中国人は「日本人の長所を学び、中国を日本以上の国にするため努力すべきであり、それこそが本当の意味での愛国だ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1636423?page=1
 <日本の野球場の女性の売り子称賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の野球場で働く女性の売り子について紹介する記事を掲載した。記事は「日本で野球を見るさい、ファンにとってはビールやおつまみが欠かせないアイテムである。これも日本の野球文化の一部分になっている」と紹介。そして、スタンドを何度も上り下りしながらビールやおつまみなどを売る女性の売り子たちが「選ばれし者」たちであると伝えた。
 特にビールの売り子は大きなタンクを背負ってスタンドを行ったり来たりするために非常につらい仕事であり、その分報酬も多くなっていると説明。日本の球場では様々なブランドのビールが売られており、1試合に配備される売り子の数も100人は下らないとしている。また、スタンドで売られるビールやおつまみには目立つところに金額が書かれていることについても併せて紹介した。
 記事は同時に、実際に日本の球場で働いている女性の売り子たちの写真を20枚以上掲載している。その多くの売り子たちに共通しているのは、膝が黒く汚れていることだ。これは、客と同じ目線に立って商品やお金のやり取りをすべく、売り子たちが何度もひざまずくことによってできるものである。
 この「黒い膝」を見た中国のネットユーザーたちからは、売り子に対する賞賛やリスペクトの言葉が次々と寄せられた。「彼女たちは頑張ってお金を稼いでいる」、「すごく大変なんだろうね。髪の毛が汗で濡れている」、「こんなに一生懸命に働く女の子たちを、大いにリスペクトしなければ」、「まさにプロ精神。簡単なことじゃない」などといったコメントが並んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1636400?page=1
 <ドラゴンボール称賛。一度取り上げられたことがある話題だが、それが、人民のやらせ参加等で膨らまされている。↓>
 「今日頭条は・・・東京五輪のマスコットキャラクターに孫悟空が選ばれたとの情報に対して、中国のテレビドラマ「西遊記」で孫悟空役でおなじみという俳優・六小齢童さんがコメントを発表したことを伝える記事を掲載した。
 記事は、六小齢童さんが「孫悟空が国と国、民族と民族の友好の架け橋になることを望む。ただ、この件はわれわれに中国の伝統的な文化や芸術のイメージを重視するよう喚起するものでもある」とコメントしたことを伝えた。
 そのうえで、このような情報が出た背景として「ドラゴンボール」の世界的な知名度が高いこと、昨年のリオ五輪閉会式で東京を紹介した動画のなかでアニメの要素がふんだんに盛り込まれていたこと、そして、日本といえばアニメというイメージが定着していることを挙げている。
 なお記事によれば、08年の北京五輪に際し、六小齢童さんは孫悟空をマスコットキャラクターに推薦するとともにデザインづくりに参加したものの、結局選ばれなかったという経緯があるという。
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「中国の悟空は中国しか知らないが、日本の悟空は世界じゅうが知っている」、「世界には、ドラゴンボールを見たあとで西遊記の存在を知った人が多い」、「西遊記よりドラゴンボールのほうが知名度が高いじゃないか」など、中国を差し置いて日本が「孫悟空」を五輪のキャラクターにしてもなんら違和感がないとの見方が示されている。
 また「ドラゴンボールを見てない人がとやかく言うな。日本の悟空は人びとに責任感や、決して諦めない精神を教えてくれたのだ」との意見もあった。そもそも日本の孫悟空の名前は「カカロット」であり、西遊記とは全く関係ないと指摘するユーザーもいた。」
http://news.searchina.net/id/1636368?page=1
 <分析は心許ないが、日本人に見習えと言っている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の自動車市場では日本車が圧倒的なシェアを獲得していると指摘し、それは日本人が「国産支持」の精神を持っているためだと主張したうえで「その考え方は尊敬に値する」とする記事を掲載した。
 記事はまず、日本人が好む自動車について紹介。節約志向の強い日本では、軽自動車や小型車が人気だとした。そして、日本の自動車メーカーは日本人のニーズに合わせ、車体は小さくても室内空間が広く、経済的かつ実用的で、燃費の良いエンジンを兼ね備えた自動車を開発しているため、日本の消費者に受け入れられていると分析した。これは、大きな高級車が道を連ねて渋滞している中国とは真逆の光景だといえよう。
 日本人ではホンダのアキュラ、トヨタのレクサス、日産のインフィニティといった高級車が、中国で大人気のベンツ、BMW、アウディと比べて遜色ない地位を確立していると指摘し、日本人は国産車に対して大きな信頼を寄せていると強調した。
 記事はこのように、日本人が日本車を購入することを愛国心と結びつけている。中国企業も中国人消費者の支持によって成長を続けているものの、日本人の愛国精神にはまだまだ届かず、団結力があり、口だけでなく実際に行動する「日本人から学ばなければならない」と結論付けた。」
http://news.searchina.net/id/1636450?page=1
 <日本に核武装を呼び掛ける習ちゃん。↓>
 「・・・捜狐は・・・日本は「米国による核の傘から離脱できるだけの能力を持つ」と主張し、日本の核武装に警戒すべきであると主張する記事を掲載した。
 記事は、ロシアの軍事専門家の見解として「日本は数カ月もあれば大量の核兵器を製造できるだけの能力がある」と主張し、米国の制御がなければ「日本は極めて短期間で世界有数の核大国になれる」と主張した。
 さらに、その主張の根拠として「日本は核兵器を製造するうえで必要となる原料を持ち、製造に必要な技術もあるからだ」と主張。もちろん軍事的な技術はないとしながらも、日本は核実験を行わずとも「スパコンのシミュレーションで代用できるだけの力がある」と論じた。
 また記事は、日本は世界有数の宇宙大国であり、現有のロケットを改良すれば核弾頭を搭載して長距離弾道ミサイルとして運用することができると主張。また、日本にはそうりゅう型潜水艦を始めとする優れた潜水艦が存在し、これらに核弾頭を積んだ弾道ミサイルを搭載すれば、中国にとって極めて大きな脅威になるとの見方を示し、「日本にとって核弾頭の小型化も大きな問題ではないはず」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1636413?page=1
 <客観記事的だが、サーチナのコメントが、人間主義的な日本社会称賛を滲ませている。↓>
 「日本にあって、中国にはほとんどない物ってなんだ?・・・印鑑・・・手帳・・・表札・・・
 記事を見た中国のネットユーザーからは、印鑑について「自筆のサインだからこそ本人であることを証明できるのであり、簡単に複製できる印鑑は役に立たない」との意見が出ている。宅配便の受け取りがいわゆる「シャチハタ」でOKというのは、中国の人にとってはちょっと驚きだろうが、そこには社会における信用の差があるのかもしれない。」
http://news.searchina.net/id/1636432?page=1
 <ガス抜き気味だが、サーチナのコメントが含蓄がある。↓>
 「日本のゴミ分別、学んではいけない! その理由は・・・
 自国の状況を踏まえて、自国にふさわしいゴミ処理方法を検討していくべきなのだ。記事の主張が的を射ているかどうかはさておき、ゴミの分別や環境美化について様々な角度からの意見が出るようになったことは、中国にとって決して悪いことではないだろう。」
http://news.searchina.net/id/1636435?page=1
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<K.K>

 太田さん、太田さんが配信されている「太田コラム」の内、有料読者向けのコラムは「文字コード」が「UTF-8」、まぐまぐ経由のコラムは「ISO-2022-JP」になっています。まぐまぐ経由のコラムは、「太田さんが「UTF-8」でまぐまぐへ送信、まぐまぐが「ISO-2022-JP」で配信」しているのではないかと思います。
 つまり、太田さんの「Thunderbird」のどこかの設定がおかしくて、「文字コード」が「UTF-8」になってしまう為に、改行が入らないのではないかと現時点では思います。
 「ISO-2022-JP」で送信されるように原因を追求しても良いのですが、スマートフォンで「太田コラム」を閲覧する場合、改行無しの方が読みやすいですし、パソコンで読む場合はメールソフト(Thunderbird等)のメール表示設定を「別窓」にして読みやすい「ウィンドウ幅」に読者の方が設定すれば良いのではないかと思います。
 そういう訳でして、改行無しで「太田コラム」を配信することにしてはどうでしょうか?

<太田>

 まぐまぐでの、過去有料コラムの無料配信は、「障害」発生後、昔の有料読者向けメール配信ログ(折り返し付)を使うことにして実行しているのですが、これも、全コラムが入っている秀丸ファイルから行った方がいいってことですね。

<K.K>

 どのみち、2・3ヶ月後には「昔の有料読者向けメール配信ログ」も無改行になるわけですから、太田さんのやりやすい方法でよいのではと思います。
 (余談ですが、このメールの文字コードは「ISO-2022-JP」で、太田さんが書かれた部分はちゃんと改行が入っていますね。私の書いた部分は無改行です。)

<太田>

 そりゃ、自分で入れたからですよ。
 メール画面に直接文字を打ち込むときには、折り返しを入れないと、ぱっと見では前後が分かりにくくなりますからね。
 では、<コラム配信の際には、>折り返しを一切入れないようにしましょう。
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太田述正コラム#9115(2017.5.25)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その1)>

→非公開