太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#9068(2017.5.2)
<皆さんとディスカッション(続x3330)>

<コラム#9066の訂正>(ブログ訂正済)
但し、北朝鮮が、米本土まで→いずれにせよ、北朝鮮が、米本土まで
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<太田>(ツイッターより)

 「…16年10〜12月に米国や中国、日本、英国など15カ国で実施され<た>…調査<で>…韓流に反感を抱く人の割合…が最も多かったのはインドで、33.7%。次いで日本が28.3%、以下中国、アラブ首長国連邦と続いた。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/13008253/
 中共に関しては、中共当局が、韓国へのTHAAD配備に対する「強烈な不満と断固とした反対」を表明した(昨年7月)l後とはいえ、実際に報復措置をとり始める(今年2月)前の調査だからそんなものかなとも思うけど、インドでそんなに嫌われていたというのは意外だ。原因に心当たりのある人は教えて欲しいね。
http://www.huffingtonpost.jp/ian-armstrong/thaad-china_b_11763794.html

 「…日本周辺の最近の安全保障環境にどの程度の不安を感じるか聞くと、「大いに」「ある程度」を合わせ、「不安を感じる」は93%に上った。…」
http://www.asahi.com/articles/ASK4L52BRK4LUZPS005.html?iref=comtop_list_pol_n03
 「…憲法9条は「変えないほうがよい」63%(昨年調査68%)、「変えるほうがよい」29%(同27%)。…」
http://www.asahi.com/articles/ASK4L528LK4LUZPS004.html?iref=comtop_list_pol_n04
 「安倍首相「改憲の機は熟してきた、必ず一歩を踏み出す」…」
http://www.asahi.com/articles/ASK515V5JK51UTFK00R.html
 習ちゃんの死にもの狂いの努力にもかかわらず、日本「独立」へはまだ半歩動いたかどうか、という程度にとどまってるね。

<太田>

 関連記事だ。
 安保に関しては、自民党のタテマエ≠自民党のホンネ=世論、なわけだけど、天皇に関しては、自民党のホンネ≠自民党のタテマエ=世論、っていうの、面白いね。↓

 「天皇退位「恒久制度化を」68% 一代限り特例法支持は25%・・・
 「女性天皇」に賛成したのは86%、女性天皇と母方に天皇の血筋を引く「女系天皇」のいずれも賛成したのは59%だった。」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017050101002040.html

 補足だ。

 BBCは全然分かっとらんねえ。↓

 「米艦防護、日本の改憲勢力に好機 英BBC報道・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017050101002206.html
 <安倍政権は「独立」反対、中共当局は賛成ってのに・・。↓>
 「初の米艦防護 日本の動向、中国が注視 公式反応示さず・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170502/ddm/001/010/136000c

 米フォーリンポリシー誌の方が少しは分かっとるね。↓

 ・・・the Japanese people are still pacifistic, Auslin says. Beefing up the ability to defend themselves doesn’t translate into much appetite for interventions around the world, or even in Asia.
A leader who forgets that and tries to turn Japan’s new freedom of maneuver into an interventionist approach might get a reminder — in the form of removal from office.
http://foreignpolicy.com/2017/05/01/is-japan-moving-to-revise-its-pacifist-constitution/

<山本>

https://twitter.com/dragoner_JP/status/838379342530957312

<太田>

 私と同じ指摘をした人がいるんですね。
 私は「事実は小説より奇なり」と思っているので、小説(フィクション)にお付き合いするヒマはない、ということです。

<山本>

 学問の分類として文学部哲学科もどうかと思うが、宗教を全称命題の数学と同格に並べるのは納得できないものがある。
http://www.senshu-u.ac.jp/School/philosophy/departments.html

<太田>

 それ、典拠になってませんぜ。
 それ以前に、「全称命題の数学」の典拠は?

<u9Uou41q>

 ネット上にお釈迦様以来絶後の仏教論を構築した方がいらっしゃるようです。↓
http://onioshyou.blog122.fc2.com/

<太田>

 それはどんな仏教論で、どうしてあなたはそれが「お釈迦様以来絶後の仏教論」だと思われたのですか?

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 紙面一面に載せるのが産經新聞らしいね。
 「有識者」ではないから出す価値ないと判断したってことでいいんでないのか。
 天皇陛下もそうかもね。見出しが気に入らないねぇ〜〜↓

 「陛下公務の情報 譲位有識者会議が要請 宮内庁の協力得られず・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170502-00000059-san-pol

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 何事も可能なような・・。↓

 「藤井聡太四段、15連勝で「プロとしてやっていける自信ができました」 あどけない笑顔で喜び語る・・・
 公式戦最多連勝記録の「28」に届くか。期待が高まる。」
http://www.sankei.com/life/news/170501/lif1705010028-n1.html

 いよいよ大事に。英米で川久保玲ブームか?↓
https://www.theguardian.com/culture/2017/may/01/met-museum-honours-comme-des-garcons-founder-rei-kawakubo
http://www.bbc.com/news/world-asia-39768320
http://www.latimes.com/fashion/la-ig-wwd-met-rei-kawakubo-20170501-story.html

 ・・・Kim has not actually done reforms・・・. ・・・What he’s done is stop enforcing the law and effectively decriminalize a lot of economic activity.・・・ Such practices started in the 1990s under the late Kim Jong-il, but・・・they have picked up under his son.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2017/0501/As-North-Korea-s-economy-grows-Kim-tries-to-wield-a-double-edged-sword

 トランプ、ひょっとして、習ちゃんがホントに金正恩坊やを躾けつつあると誤解してるんでは?↓

 「トランプ大統領「適切な状況で金正恩氏と会う用意」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/02/2017050200567.html

 トランプと言えば、米英の主要メディアじゃ、本件が話題の中心。
 (南北、どちらも黒人差別主義者同士なのにどうして戦ったんだという疑問であれば筋がイイが・・。ちなみに、その理由は、アメちゃんは、みーんな戦争が大好きだから。(太田))↓

 Donald Trump: ‘People don’t ask that question, but why was there a civil war?・・・
https://www.theguardian.com/us-news/2017/may/01/donald-trump-civil-war-cause-andrew-jackson

 ガーディアンが、仏大統領選の本選の帰趨を心配している。
 ここまで言われると、ひょっとすると、という気にちったあなってくるわね。↓

 Emmanuel Macron has taken French voters for granted. Now he risks defeat・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2017/may/01/emmanuel-macron-french-voters-marine-le-pen

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <富士を題材に日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本随一の観光名所である富士山をイメージしたスイーツの数々を紹介する記事を掲載した。
 記事は「日本と言えば富士山を想起することだろう。日本を訪れる観光客の多くは、一度世界遺産の富士山を見てみたいと思うものだ。富士山は目で見て記念に写真を撮って楽しむほかに、現地で売られている各種の富士山をモチーフにしたお土産も売られており、そのどれもが非常においしいのだ」と説明。そのうえで、見た目に美しく、しかもおいしい「富士山スイーツ」を紹介した。
 まずは、富士山をイメージしたバームクーヘンだ。山を象ってやや円錐状に作られたバームクーヘンは、静岡特産のお茶を生地に練り込んだ鮮やかな緑色。しかも富士の白雪を彷彿とされる白いアイシングがかかっている。続いては、日本を代表するお菓子・せんべいだ。手焼きされた山型のせんべいは醤油、砂糖、コショウ、一味唐辛子、抹茶の5つの味が楽しめ、その食感や味は病みつきになるとしている。
 さらに、春はサクラ、夏は抹茶あずき、秋は柿、冬は黒糖と富士山の四季の美しさを表現した羊羹、ミント、紅茶、抹茶、イチゴ、チョコレートと5つの味が楽しめる富士山型のクッキー、3776メートルの富士山を18万分の1サイズでリアルに再現したクランチチョコレートを紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1634909?page=1
 <日本の公共トイレ称賛の集大成版。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本人のトイレに対するこだわり」について紹介する記事を掲載し、さまざまな場所の公共トイレの写真を掲載した。たとえば、あるサービスエリアの「トイレへ向かう通路」の写真を掲載しているが、その写真を見てみると、湾曲したガラス張りの壁を間接照明が照らしており、まるで別世界へ続く通路のようにも見え、トイレへ向かうなど思いもつかない光景だ。ほかにも、土産物売り場の横にトイレへ向かう通路の入り口がある様子が写っているが、統一した雰囲気で表示がなされているため、不快な印象を与えていない。
 中国でもショッピングモールや空港のトイレは日本人にとっても違和感なく使用できるようになってきている。だが、駅や街中となるとやはりトイレ自体が不快な場所であることは否定できない。こうした中国の状況から見ると、日本の公園や観光名所、サービスエリアや百貨店の公共トイレは特異な存在に映るようだ。
 丸い木材で作られたログハウス風、レンガで覆われたあずまや風のものなど、日本にはさまざまなデザインの公共トイレがある。これについて記事は、日本のトイレは「それぞれが1つの世界だと言っても過言ではない」とした。またこうした特徴は、日本の建造物が周囲の環境との調和を重視して造られているためと指摘し、それゆえ公共トイレも整備されていて、清潔なのだと評価した。
 また記事は、日本のトイレには手洗い場と化粧台が設置されていて、必要に応じて更衣室があったり、小さな子ども連れの人のために個室内に幼児用いすがあったり、おむつ交換のためのベッドがあることなども取り上げ、「日本人のトイレに対するこだわりの深さが見て取れる」とまとめた。中国のネットユーザーからは日本のトイレに対して称賛の声が多く寄せられているが、「思いつかなかっただけで、中国人にできないことではない」という負け惜しみのような意見もあった。」
http://news.searchina.net/id/1634847?page=1
 <日本のリサイクルショップ称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の中古品店にはどんな商品があるのか」とする記事を掲載した。
 記事は「日本の中古品店は種類が非常に多い」としたうえで、各種ショップや取り扱い商品を紹介。衣服のリサイクルショップでは着古した衣服の買い取りを実施しており、点数ではなく重さで買い取ること、買い取りに出す前には洗濯が必要で、店も買い取り品を消毒したうえで販売すると説明している。
 また、総合リサイクルショップには、家具や家電用品、ギターなどの楽器、さらには業務用の調理器具までと、ありとあらゆるものが置かれていると紹介。そして、家具や家電用品がショップに集まってくる理由として、粗大ごみとして捨ててしまうと処理費用を支払わなければならない点を挙げた。一方で、ショップも何でも引き取ってくれるわけではなく、価値があるかどうかが問題になるとした。
 さらに、ブランド品や、食器を主に扱うリサイクルショップもあるとし「中古でもブランド品は高価だが、新品に比べればかなり安く手に入る」、「お中元やお歳暮などでもらったものの、使わずにしまわれていた食器が流れてくることが多く、新品同然の品を手に入れることも可能だ」と紹介している。記事は最後に「中古品店は日本の至るところにある。何の気なしに入って、お気に入りの物に出会えることもあるのだ」とした。」
http://news.searchina.net/id/1634872?page=1
 <日本車買えキャンペーン。その1。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の自動車産業は米国に比べて歴史が浅いものの、今では日本の自動車産業は米国を超える競争力を持つと伝え、「日本はどうやって米国を追い抜いたのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、自動車は欧州で誕生した乗り物であるが、米国人のヘンリー・フォードが「誰もが買うことのできる大衆車」を確立したゆえに、ヘンリー・フォードこそが自動車を発明した人物だと思っている消費者もいるほどだと紹介した。
 日本で初めて国産自動車が生産されたのは1907年のことだったが、1910年から米国で自動車の大量生産が始まると、米国は世界の自動車産業を牽引する存在となっていったが、日本はいかにして米国と肩を並べ、米国を追い抜いたのだろうか。記事は、日本の自動車工業の発展に寄与した3つの好機として「朝鮮戦争、国内需要の拡大、石油危機」を挙げた。
 続けて、1970年代にあった2回の石油危機が「日本車の燃費性能の向上と、低燃費な日本車の輸出台数拡大につながった」と指摘、石油危機を背景に資源が少ない日本は低燃費の車の開発を優先的に行ってきたと紹介。石油危機というピンチを逆手に取り、燃費の優れた車を開発してきたことで、米国車から世界中でシェアを奪ったと指摘した。
 また、「コンパクト、使い勝手が良い、低燃費」という日本車の強みは今や世界の消費者に支持されていると指摘し、原油という資源が非常に安くならない限り、日本車の燃費性能という強みは失われることはないとし、「日本の自動車産業は米国を圧倒し続ける」可能性を指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1634886?page=1
 <同上。その2。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本にはすごいハイパフォーマンス・カーがあるとして、そのいくつかの車を紹介する記事を掲載した。
 記事はまず三菱の「ランサーエボリューション」を紹介、漫画「頭文字D」にも登場した車であり、多くの自動車愛好家にとって「神車」であり、「ハイパフォーマンス・カー」を代表する車であると説明、MOVEC(マイベック、可変バルブタイミング)技術の搭載により、低回転域で優れた加速力を得ることができると同時に高回転域も優れたパフォーマンスが得られる車であると紹介した。
 続いてスバルの「インプレッサSTI」を紹介、独特の水平対向エンジンとフルタイム4WDの最先端技術により、世界ラリー選手権(WRC)で誇り高い戦績を残していると称賛。また、水平対向エンジンは車の重心を低くできるため、走行の安定性を増し加えることができると指摘し、さらに、低振動というメリットをもたらしたと説明した。
 さらに、「RX−8」はマツダの新世代スポーツ・カーのイメージを代表していると紹介したが、独特の「2ロータリーエンジン」を搭載しており、1.3Lの排気量から200馬力以上のパワーを生み出せると説明。伝統的な3.0Lエンジンに引けを取らないと称賛した。」
http://news.searchina.net/id/1634846?page=1
 <同上。その3。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「なんということだ! 日本のエンジンが世界を震撼させた」とする記事を掲載した。記事が「世界を震撼させた」と評したのは、昨年日産が発表したVC-T新型エンジンだ。
 記事はVC-Tエンジンについて「圧縮比を8:1から14:1まで無段階で切り替えることができる可変圧縮比エンジンであり、その出現は業界を騒然とさせた。これまであらゆるエンジンが動力と燃費の両立を実現できなかったのに、日産はこれを覆すエンジン技術を作り出したのだ」と説明している。
 そのうえで同エンジンの仕組みを紹介。肝となる部分はクランクシャフト部分で、この構造に改良を加えることで本来固定されていたピストンの上死点を一定の範囲内で移動させることに成功、異なる状況で違う圧縮比を選択できるようになったと解説した。そして、通常の低負荷走行時には圧縮比を高めることでエンジンの効率を上げて燃費を稼ぎ、高負荷走行時には圧縮比を低くして強いパワーを発揮できるようになっていることを伝えた。
 記事は「可変圧縮比エンジンは、内燃機関の100年あまりの歴史を変えるものだ」と称える一方、「国産もがんばれ」とエールを送っている。記事を読んだ中国のネットユーザーからも「小さな改良が大きな進歩や発明につながるのだ」、「日本人の研究精神や実に即した姿勢は学ぶべき」との称賛が寄せられた。」
http://news.searchina.net/id/1634850?page=1
 <日本製部品称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国のスマホ産業は日本を圧倒していると言えるのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、スマートフォンはディスプレイやCPUなど、さまざまな電子部品で構成されているが、電子部品1つ1つの競争力を見てみると「日本企業の競争力は圧倒的に強く、中国企業にはほとんど付け入る隙がない」と指摘した。
 さらに、スマホ産業において日本にはトップレベルの部品供給メーカーが勢ぞろいしているとし、例えばソニーのイメージセンサーは各メーカーのフラッグシップモデルに必ずと言っても良いほど搭載されていると指摘。また、シャープやジャパンディスプレイのディスプレイパネルも中国メーカーにとって「第一の選択肢」であると説明した。
 確かに中国企業はスマホ市場で大きな存在感を示しているとする一方、スマホ産業の上流にいる日本メーカーには「絶対的優位」があり、この領域における中国の競争力は明らかに不足していると繰り返し指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1634894?page=1
 <先生である日本の失敗からも学べキャンペーン。↓>
 「・・・百度百家は・・・日本の一部電機メーカーの不振から中国企業は学ぶべきだと論じる記事を掲載した。

 記事は、かつて世界の家電市場で幅を利かせた日本の電機メーカーが近年、不振に追い込まれており、それと対照的に中国メーカーの躍進が目立つと指摘。日本メーカーは中韓企業の成長により、B2CからB2B市場への移行を始めざるを得ない状況に追い込まれていると説明した。
 続けて、日本企業の没落には、中韓企業の台頭のほか、権力の集中や組織の硬直化、消費者のニーズを重視しないマーケティング、海外市場での失敗などの原因があると指摘する一方、日本企業が不振に陥っている間に「中国企業が一気に形勢を逆転できるかといえば、それは別問題」であると指摘した。
 さらに、中国国内には非常に大きな市場があるとはいえ、中国市場はすでに飽和状態になってきており、日本企業が直面している問題は遅かれ早かれ中国企業も直面することになると指摘。中国企業は日本企業を教訓とし、いますぐに手を打つことによって日本企業の没落と同じ道を歩まないようすべきだと提言した。」
http://news.searchina.net/id/1634833?page=1
 <恐らくは、ホントは日本が男性差別社会だと分かっていて、ガス抜き記事に仕立ててるんだろ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「多くの日本人女性はなぜ結婚後に働かないのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、なぜ女性が結婚しても男性と同じように社会で仕事ができないのかを考察している。
 記事は、日本の既婚女性の就業率が中国より低い背景には、雇用の不平等、核家庭化、会社の支援の弱さ、税制度のほか、「女性は結婚したら家庭に入る」という伝統的な考え方などが要因として挙げられると指摘。子どもは生まれて一定期間、誰かの世話が必要になることはどの国でも同じだが、中国で女性が結婚後も働き続けられるのは祖父母が孫の世話を引き受けてくれることにあると思われる。
 こうした家族のサポートという点に対し、記事は「日本の家庭は夫婦からなる独立した単位で構成」され、夫婦のプライベートを重視することもあって、たとえ両親や兄弟、親戚や友人であっても中国ほど子育てに関与しないと指摘。ゆえに子育ては主に母親が行う必要があることが就業に不利になっていると分析した。
 日本では保育園不足が問題となっているが、既婚女性の就業率の高い中国で保育園が数的に充実しているかというと、決してそうではない。中国では子どもを全面的に世話してくれる祖父母の存在があり、「女性は結婚したら家庭に入る」という考えもないゆえに、保育園に子どもを預けなくても女性は働くことができるのだ。」
http://news.searchina.net/id/1634839?page=1
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太田述正コラム#9069(2017.5.2)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その27)>

→非公開

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