太田述正コラム#9004(2017.3.31)
<皆さんとディスカッション(続x3298)>

<太田>(ツイッターより)

 「…政府は職員の帯同を、当初は「私的活動」としながら一転、「公務」だったと認めたが、一方、菅官房長官は「職員の旅費は夫人が私費で支出した」と説明した。
 だが…昨年4月から1年間の昭恵夫人の<「出張」に>…それぞれに職員が1人同行したと仮定すると、新幹線は普通車、飛行機はエコノミークラスを利用し、ビジネスホテルに宿泊したとして見積もっても、290万円ほどかかる計算になる…官房機密費<を使っている可能性が高い。>」
http://news.livedoor.com/article/detail/12866078/
 私的「出張」なら、籠池氏からのように講演料を受け取り、それを職員の旅費にも回してた可能性も。
 笑!

 「…雪崩が起きた現場一帯は1997年に国の「雪崩危険箇所」として公表されていた…
 現場となったスキー場近くの国有林に登山以外で立ち入る場合には「入林届」を出す必要があ<る>が、登山の講習会を主催した栃木県の高校体育連盟からは届け出がされていなかった…」「…講習会責任者<は>…現場とやりとりをするための無線機を…車の中に放置していた…
 <結果的に、>雪崩発生から110番まで50分程度を要して<しまった。>…」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3017253.html
http://news.livedoor.com/article/detail/12871369/
 亡くなった教師1名と生徒7名は殺されたようなもんだ。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 同じ会社の世界版から、「産業界からの収入」を落としたはいいとして、「研究力」「研究の影響力」という指標まで落としたのはオカシイが、とにかく、東北大が2位になったのは面白い。↓

 「「THE世界大学ランキング 日本版2017」が発表・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12869620/

 次回のオフ会じゃ、私の韓国論の一端を披露し、次々回のオフ会で、韓国論を正面から取り上げる予定。↓

 「朴槿恵前大統領を逮捕「独房に勾留へ」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12870964/
 「全斗煥氏「朴槿恵氏に大統領職は困難と判断」=回顧録で語る・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/30/2017033001957.html

 暴力団相手じゃ、マレーシア、負けるの当然。↓

 「金正男殺害:マレーシア、遺体と容疑者を北朝鮮に引き渡しへ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033100829.html

 英国、21世紀の第二次ブレグジットにあたって、暫定的な法律体系の移行を、16世紀の第一次ブレグジットの際にヘンリー8世に当時の英議会が与えた権限を援用して行うことを決定。↓

 ・・・the government plans to deploy so-called Henry VIII clauses that gained their name from the Statute of Proclamations in 1539, which gave the king power to legislate by proclamation. Proponents say it will enable the government to change the details of some European laws when they are imported into the British statute book.・・・
https://www.nytimes.com/2017/03/30/world/europe/brexit-king-henry-european-union-laws.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Feurope&_r=0


 人民網が珍しく政治面で日本批判記事をたくさん載せた。↓

 <これは、単に、日本「独立」/再軍備させようとしていたが、安倍チャンには失望した、との無念の思いの表明。↓>
 「・・・最近深くはまりこんだ一連のスキャンダルによって、日本を再び「軍事大国」にする安倍氏の虚妄の夢は実現困難になって・・・いる。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0330/c94474-9197223.html
 <誰がいつ「断固として反対し」たんだっけ。要は、「注視し、・・・警戒を保つ」だけだから、もっとやんなってこと。↓>
 「・・・ 台湾問題は中国の核心的利益と中日関係の政治的な基礎に関わる。日本の現職副大臣の訪台は、日本側の約束に明らかに違反し、中日間の4つの基本文書の精神に深刻に背くものだ。中国側は当然断固として反対し、厳正な申し入れを行ったうえ、動向を引き続き緊密に注視し、強い警戒を保つ必要がある。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0330/c94474-9197116.html
 <慰安婦問題では、行間を読んでも何も出て来ない。日本政府が本格的に「独立」/再軍備に着手するまで、この問題では「ベレ」なさそうね。↓>
 「・・・「慰安婦」強制連行は日本軍国主義が第2次世界大戦時にアジア被害国の人々に対して犯した深刻な非人道的犯罪であり、動かぬ証拠があり、言い逃れは許されない。日本側は歴史問題において終始正しい態度を示すことができずにおり、また国際社会の正義の行動をむやみに妨害している。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0330/c94474-9197044.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <一度しか日本に行かない(行けない)人向け日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「もし一生に一度しか日本に行けないならば、私はこの場所を選ぶ」とする記事を掲載した。記事が挙げた「この場所」は、多くの中国人が「ゆかり」を感じるであろう、日本を代表する観光地だった。
 それは、京都である。記事は京都について「古い歴史文化と発展した商業文明を兼ね備える街。そして、長安を模倣した都市構造に中国人は大いに親近感を覚える。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪。ここは何度でも行くに値する場所なのだ」と評した。
 そのうえで、伏見稲荷や清水寺、嵐山など京都で必ず訪れるべき観光スポット、滞在期間別の観光コースなどについて詳しく紹介。さらに、京都を訪れるうえで注意すべき点についても言及した。1点目として、歴史的なスポットの多い京都は、あらかじめ予習をしたうえで訪れることを勧めている。
 さらに「伝統的な建築物では飲食禁止である」、「舞妓さんを勝手に、あるいは強引に声を掛けて撮影しないこと」、「レンタサイクルを利用する場合は飲酒しないこと」、「下足を脱ぐことが多いので、きれいな靴下を履くこと」、「閉館時間や休館日をあらかじめ調べてから訪れること」などを挙げて説明した。」
http://news.searchina.net/id/1632547?page=1
 <既に日本に行ったことがある人向け日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「今度日本に行くときは、東京じゃないところに行こう」とする記事を掲載した。東京が嫌な訳ではない。東京だけが日本だと思っていてはもったいない、日本全国には訪れてみるべき美しい風景の場所がたくさんあるのだということを紹介している。最初は東京の世界を味わって、次回以降は色々な所に行ってみようではないか、という提案である。
 最初に紹介したのは、京都府のスポット。夏は緑、秋は紅葉を静かに堪能することができる蓮華寺。3000本のモミジが植わっているという舞鶴の金剛院を取り上げた。続いては静岡県だ。童話の世界のような佇まいで雑貨やカフェが並ぶぬくもりの森、魔女の館のようなアパート、ジブリ映画「魔女の宅急便」をモチーフにしたパン屋・ぐーちょきぱんと、浜松市のスポットを紹介している。
 さらに千葉県からは原岡海岸の桟橋、北条海岸の絶景ポイントを紹介。福岡では「光の道」で知られる宮地嶽神社と、桜の名所である西公園を取り上げた。このほか、長野の鏡池と軽井沢レイクガーデン、埼玉のあけぼの子どもの森公園と日高市の巾着田、鳥取の鳥取砂丘、香川の小豆島を挙げた。」
http://news.searchina.net/id/1632583?page=1
 <列に並ぶ、という、人間主義の第一歩を、ほんのちょっと語り口を変えて叩き込み続けている。↓>
 「・・・東方頭条・・・記事は、日本の「列に並ぶ文化」から生まれたある出来事がかつて世界を震撼させたと論じている。
 この出来事は東日本大震災に関連したものだ。記事は、この「世界を震撼させた」大地震は東日本全体の交通を麻痺させたと紹介、東京でも非常に多くの人が帰宅するための交通手段を失い、東京都内にとどまることを余儀なくされたと伝えた。さらに、来るか来ないかわからないバスを待つ人の列は極めて長くなったと当時の状況について説明した。
 しかしこの時、「誰も列に割り込まず、誰も怒鳴ったりせず、すべての日本人は静かに列に並び、待ち続けた」と指摘し、確かに大地震も世界を震撼させたが「日本人の行動も世界を震撼させたことは記憶に新しい」と紹介。絶望的な状況に直面しても秩序正しく列に並ぶ日本人とは「いったいどのような集団で、どのような民族なのかと、世界の人びとに強く感じさせる出来事だった」と説明した。
 また記事は、列を作って並ぶという行為は公平性を体現した行為であることを伝え、「列に並ぶことができるなら、資源をバランスよく配分することもできるはず」と指摘、また公平な競争が可能になるため、多くの人に満足のいく結果を提供できると指摘。「国土が小さく、資源も少ないのに人口が多い」日本において、日本国民が安定した生活を送れる秘訣はまさに「このバランス感覚」にあると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1632581?page=1
 <ゴミ処理を通じて、人間主義の第二歩を叩き込もうとしている。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本がどのようにゴミを処理しているかを見たら、恥ずかしさを覚える」とする記事を掲載した。
 記事は、日本国内の資源ごみリサイクル処理場での作業の様子を写真付きで紹介している。1枚目は新聞や古紙の収集ゾーンで、ヘルメットをかぶった中年男性が熱心に作業をしている様子が紹介された。2枚目はびん類の処理セクションで、記事は「びんの色ごとに分類して置かれている」と説明している。
 3枚目はペットボトルの圧縮処理現場だ。ベルトコンベアから流れてくるペットボトルをチェックし、担当者が対象外のボトルやフタなどを除外している。4枚目はスチール缶資源がきれいに圧縮されて直方体のブロック状になって詰まれている様子だ。より効率の高いリサイクルを実現するために、しっかりとした下準備が行われていることを感じさせるものだ。
 実際にリサイクル処理が行われている現場の写真を見た中国のネットユーザーからは「日本は手が動くが、わが国は口しか動かない」、「細かすぎる。ゴミ処理でも日本に敬服しなければならない」、「日本人の前では、中国人が恥ずかしいと思うことは多い」、「これが差というものだな」といった賞賛の感想が寄せられた。
 中には「ゴミ処理ステーションがわが国の一部レストランよりもキレイとは」という皮肉交じりのコメントを残すユーザーも。」
http://news.searchina.net/id/1632586?page=1
 <日本のメガネ職人の匠の技を紹介。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の職人が作るメガネに、感嘆、敬服せざるを得ない」とし、鯖江のメガネ職人の仕事ぶりについて紹介する記事を掲載した。
 まず、第1歩としてデザイン工程を紹介。「市場の要素を考慮し、手書きあるいはCADソフトを用いてデザインを行う。それから細部を設計図に書きだし、設計図を基に金型を作る」とした。それから材料の切削、カーブ作り、レンズ用の溝切り、研磨、艶出し、金具の取り付け、メイド・イン・ジャパンの刻印、最終調整を経てメガネフレームが完成すると紹介している。
 その中で、「金型には非常に高い精度が要求される」、「使用者の快適性のために何度も熱湯に入れて軟化させ、曲げる」、「今は機械でできる作業だが、職人たちはなおも手作業でやっている」、「職人は長時間座り、1つ1つ静かに研磨作業をこなす」などといったポイントを説明。熟練の技術や勘が要求される作業であることを伝えた。
 そして「鯖江の職人たちは終止、謙虚で伝統的なものを守る姿勢を保っていた。彼らは、質に対する厳しさこそが最大の自信になると考えている。実際、技術面では中国もきっと超えられるだろう。しかし、彼らのものづくりの厳しさや忍耐心を見ると、やはり日本の匠の精神に嘆息せざるを得ないのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1632610?page=1
 <日本の匠の技は、日本人たる顧客達が引き出している、と説明している。↓>
 「・・・界面は・・・日本の「匠」が中国の現状について「不足しているのはいい物を作る人ではなく、いい物を使う人だ」と指摘したとする記事を掲載した。
 記事は、展示会のために先日中国にやって来た輪島塗の塗師である赤木明登氏へのインタビュー内容を紹介。インタビューでは中国における「匠の精神」の状況などについても触れられており、質問を受けた赤木氏が「日本では『作家』が自己表現以前に、人に使ってもらえる物を作る。中国では物を作る人はいるが、物を使う人が育っていない。中国に不足しているのは、いい物を作る人ではなく、いい物を使う人なのだ」と語ったことを伝えた。
 また「中国は社会の変化が急速で、人びとが生活自身に注目することが少なくなっている」とするとともに、日本でも手づくりの日用品を使おうとする動きが出てきたのは約30年ほど前、1990年代のことであるとしたことを紹介している。
 さらに、「匠の精神」を得ようとする中国の若者に対するアドバイスとして、赤木氏が「コップづくりならコップづくりで5年間、脇目もふらず同じものをやり続けること。5年が経って振り返った時に初めて、真剣に1つのものに取り組むことの道理を理解することができる。始めたら焦ったり、浮ついたりしてはならない」と語ったとも伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1632598?page=1
 <習ちゃんは、もちろん皇室が大好きなのよね。↓>
 「・・・今日頭条は「日本のテニスはどうして強いのか」とする記事を掲載した。記事は、女子テニスでは中国の李娜がグランドスラム大会で優勝し、世界ランク2位に登りつめる活躍をしたが、その20年前には日本の伊達公子が世界ランク4位となっており、長きにわたって女子プレーヤーたちの目標にされてきたと紹介した。
 また、男子では言うまでもなくアジアトップの存在あり、1995年に松岡修造がウインブルドンでベスト8入りして世界を驚かせ、現在では世界トップ10の常連である錦織を筆頭に、急成長する21歳の西岡良仁、杉田佑一、ダニエル太郎の4人が世界のトップ100に入る活躍を見せていることを伝えた。
 記事は「日本では行政、民間そして家庭がみなテニスに対して大きな情熱を持っている」としたうえで、それが「皇室におけるロマンティックなラブストーリーに由来するものかもしれない」と説明。1957年に当時皇太子だった天皇陛下が美智子皇后と軽井沢のテニス大会で知り合ったという、いわゆる「テニスコートのロマンス」について紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1632605?page=1
 <これは分析不足。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「年をとっても働き続けなければならない日本人はかわいそう」だとする記事を掲載した。
 記事は、総人口の27.3%が高齢者という日本の高齢化問題は非常に深刻だと指摘。日本ではどこに行っても働く高齢者を見ることができるとして、北海道や東京で働く高齢者の写真を掲載した。家族の店を手伝っている高齢の女性、クリーニング店で長く勤めている高齢者、縫製工場で働く女性などで、日本ではよく見る光景と言える。
 記事は、退職してからの再就職は本人が望んでいないこともあるが、結婚しない若者の増加や、8割以上の高齢者が将来を不安に感じている現状があるため、日本人は高齢になっても働かざるを得ないのだろうと推測。日本以上の速さで高齢化社会を迎える中国は、日本を参考にすべきとの意見を示した。」
http://news.searchina.net/id/1632617?page=1
 <こりゃ、習ちゃん、ご謙遜を。いまや、一般人のレベルでも、中共の人々の日本理解の方が、日本の人々の中共(支那)理解どころか、日本理解よりさえ上回ってんじゃないの?↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本人の中国に対する理解に比べ、中国人は日本を知らなすぎると伝え、あくまでも表面上ではあるものの、日本について紹介する記事を掲載した。
 記事は、日本が遣隋使や遣唐使を古代中国の王朝に派遣し、はるか昔から中国より多くの物事を学んできたと伝え、そのため現代の日本にも古代中国の面影が見て取れると指摘。それに比べて、中国人の日本に対する理解はあまりにも偏っていると伝え、過去の日本が中国に学んだように、今日の中国は日本に学ぶべきであるとの見方を示した。
 続けて、日本の姿として、中国のように交通ルールを守らない人は極めて少ないと指摘。信号を守らない人も少なく、自動車は歩行者がいようといまいと信号が赤になれば自ら停車すると紹介し、決められたルールは自律的に守るという日本人の精神は中国人にとって学ぶに値することであると論じた。
 また、日本は公共の場所では禁煙となっているが、やはり喫煙が禁止された場所でタバコを吸う日本人はいないと紹介。・・・
 ・・・記事には中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられており、「中国人の日本に対する理解は抗日ドラマを通じて得たもの」、「日本について口にするだけで罵られる国だ。どうして日本を研究することができるだろうか」など、中国人の日本に対する理解が偏っているのには「れっきとした理由がある」という意見が寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1632621?page=1
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太田述正コラム#9005(2017.3.31)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その12)>

→非公開