太田述正コラム#8994(2017.3.26)
<皆さんとディスカッション(続x3293)>

<太田>(ツイッターより)

 「…松井氏…首相は忖度<を>認め…財務省職員は…サービス精神旺盛な対応をしたが、法律の範囲内だ<と>…説明すべきだ…<但し>夫人喚問は…不要…」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017032501001516.html
 夫人と財務省を救うために首相は首相・議員を辞職しなさい、と言ってるに等しいじゃん。
 しかし、夫人については、党内有力者の石破氏の「昭恵氏の説明の場を…」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170325-OYT1T50013.html?from=ytop_main3
 要求があるし、財務省については「森友学園…交渉記録の保存期間 財務省「1年未満」、専門家は「5年」…」
http://mainichi.jp/articles/20170320/ddm/004/100/028000c
と、二度目の忖度は「行政文書ガイドラインと財務省行政文書管理規則違反」(上掲)臭い。
 稲田防衛相の愚鈍さ
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%86%85%e7%94%b0%e6%a8%b9%e3%80%8c%e7%a8%b2%e7%94%b0%e9%98%b2%e8%a1%9b%e7%9b%b8%e3%81%af%e7%bd%aa%e3%82%92%e7%8a%af%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%8b%e3%80%81%e3%81%9f%e3%81%a0%e6%84%9a%e9%88%8d%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%8b%e3%80%8d/ar-BByHYYt?ocid=iehp
も、日報の件の監察結果が逐次出てくる都度深刻化していくことが目に見えている。
 第一次内閣の時にも祟った、人を見る目の無さが、今回は首相の致命傷に?

⇒松井「攻勢」の背景はこういうことね。↓
 「森友の火の粉回避に必死=維新・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%a3%ae%e5%8f%8b%e3%81%ae%e7%81%ab%e3%81%ae%e7%b2%89%e5%9b%9e%e9%81%bf%e3%81%ab%e5%bf%85%e6%ad%bb%ef%bc%9d%e7%b6%ad%e6%96%b0%e3%80%81%e6%87%b8%e5%bf%b5%e3%81%ae%e5%a3%b0%e3%82%82/ar-BByJIk9?ocid=iehp

<猫じゃらC>(同上)(to:私・masatheman)

 この件を安全保障問題だという方もいらっしゃいますね。

<太田>(同上)(to:猫じゃらC・masatheman)

 どなたのことですか?
------------
 そうか、私のことを言っておられるんですね。アハハ。

<猫じゃらC>(同上)(to:私・masatheman)

 その通りです。
 ツイッターの機能に不慣れなためにツイート先を間違えてしまったようです。
 お騒がせしてすみませんでした。

<太田>(同上)(to:masatheman←私の単純ミス)

 「…籠池氏一人に、翻弄され、狼狽し、危機対応の誤りを繰り返している首相官邸の対応を見ていると、この状態で、一層緊迫化する北朝鮮問題など、国家としての重要問題への対応は大丈夫なのかと、不安にならざるを得ない。」
http://blogos.com/article/215497/
 ↑郷原ヤメ検がいたね。
 「…首相夫人は役職ではないので、昭恵夫人を切るとなると離婚しかない。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/12842176/
 確かに、稲田馘首と併せ、夫人と離婚する手はあるな。
 「帝王的」ファーストレディ
http://www.asahi.com/articles/ASK3T40WHK3TUTFK001.html?iref=comtop_8_05
は国家リスク。

<太田>

 関連記事だ。

 これも、官邸/与党側が危機管理感覚がないことを示している。↓

 「籠池氏の偽証罪告発、与党が視野に…野党は慎重・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170326-OYT1T50004.html?from=ytop_top
 <いかに、籠池喚問に官邸が準備不足で臨んだかがよく分かるな。↓>
 「証拠FAXに官邸激怒 元夫人付の谷査恵子氏“国外追放”情報・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_382205/

 件の土地は決して破格の価格で払い下げられたわけじゃない、という、官邸/自民党へのちょうちん持ち記事だが、問題のキモは、そこじゃなく、異例な認可を財務局が大阪府に求めた点だよ。↓
https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_321371/

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 朝鮮一報の日本ヨイショが続く。↓

 <タイトルの印象とは異なり、村上ヨイショ。↓>
 「村上春樹さん、南京うんぬんより寄付の方が先では・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/24/2017032401722.html
 <タイトルからは想像もつかないが、冒頭部分が日本ヨイショ。↓>
 「韓国大統領選、土壇場で逆転はあるのか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/24/2017032401916.html

 習ちゃんはむしろ喜んでるみたいね。↓

 「総務副大臣が公務で訪台 行事出席・・・
 副大臣が公務で台湾を訪問するのは断交後初めて。公務として訪れる日本高官としては最高位で、中国の反発が予想される。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017032501001155.html

 ガーディアンは、ゴーサッチは(私の言うところの)非人間主義者である、と断じている。
 確かにそうだ。かつての私の判断(コラム#8890)は撤回する。↓

 ・・・The trouble with Neil Gorsuch, we learned this week, is not ideology but humanity.・・・
 ・・・on display were a set of unmistakably Trumpian attributes that should sound familiar to any close observer of the 2016 presidential election: a cold cognitive empathy coupled with a dearth of compassion.・・・
https://www.theguardian.com/us-news/2017/mar/25/neil-gorsuch-confirmation-hearing-empathy-analysis

 20世紀に、一般住民の最大の殺戮者であった米国が、21世紀においても、そして、トランプ政権の下でも、そうあり続けている。↓

 U.S. acknowledges airstrike in Mosul, where more than 200 Iraqi civilians died・・・
http://www.latimes.com/world/middleeast/la-fg-iraq-mosul-airstrike-20170325-story.html

 金正日/金正恩がイカレてない、という主張は、彼らが、中共が北朝鮮に永久に経済支援を続けると信じ込んでいること一つとっても、成り立たないっちゅうのに・・。↓

 North Korea’s leader is a lot of things — but irrational is not one of them・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/north-koreas-leader-is-a-lot-of-things--but-irrational-is-not-one-of-them/2017/03/25/67b458d8-0da8-11e7-aa57-2ca1b05c41b8_story.html?hpid=hp_hp-more-top-stories_nkoreakim-845pm%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.e29d3d6030f9

 支那の阿Qとここに出てくるロシアの阿Qを比較してみると面白そうね。↓

 ・・・Ivan Goncharov’s novel Oblomov was a case in point. Lenin loved this work. It depicted the inertia, indolence and emptiness of the landed gentry.・・・
https://www.theguardian.com/books/2017/mar/25/lenin-love-literature-russian-revolution-soviet-union-goethe

 若い頃から、習ちゃんは仏教大好き人間であったとさ。
 要するに、彼、若い頃から、毛沢東主義の核心にある人間主義の何たるかを理解してたってことだよ。↓

 In 1982, two men arrived in this dusty provincial town. One was Shi Youming, a Buddhist monk who was taking up a post in the ruins of one of Zhengding’s legendary temples. The other was Xi Jinping, the 29-year-old son of a top Communist Party official putting in a mandatory stint in the provinces as a bureaucrat in the government he would eventually lead.
 The two forged an unusual alliance that resonates today. With Mr. Xi’s backing, Youming, who like most Buddhist monks preferred to go by one name, rebuilt the city’s Linji Temple, the birthplace of one of the best-known schools of Buddhism. Even after Mr. Xi was transferred, he regularly visited Youming in Zhengding and sent officials there to study the partnership between the party and religion.・・・
 <但し、一貫してキリスト教は嫌いだった、とも。↓>
 If Mr. Xi was favorably disposed toward Buddhism, he seems to have had more trouble with Christianity.・・・
https://www.nytimes.com/2017/03/24/opinion/sunday/chinas-communists-embrace-religion.html?ref=opinion&_r=0

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本の「右翼」に、「右派(親米派)」と手を切って我々と手を組んでくれ、と率直に呼びかける習ちゃん。↓>
 「・・・環球時報は・・・「日本の右派と右翼を混同してはいけない 反右は必ずしも反日ではない」とする記事を掲載した。
 記事は、日本の政治には「左」と「右」が存在し、「右」の中には「右翼」と「右派」という2つの呼び方があると紹介。両者が含む意味や指すものには違いがあるとした。
 そのうえで「右翼は、思考が戦前の状態で止まっている過激派団体」と定義。「右派」については「冷戦を背景とした政治用語である。冷戦中、社会主義者を左派と称し、資本主義者を右派と称した。1955年に自民党が右派勢力を、社会党が共産党を除く左派政党を統合して『55年体制』ができた。冷戦の影響から右派は反共・反中の傾向を帯び続けた」と説明した。
 一方で、「55年体制」によってできた右派政党である自民党には「タカ派」と「ハト派」が存在し、ハト派の大部分は日中友好を主張していると指摘。「自民党は決して純粋な右派政党ではないのだ」とするとともに、「タカ派」についても「理念は右翼と重なる部分があるものの、だからと言って自民党が右翼政党とも、タカ派が右翼とも言えない」と解説している。
 そして「総じて、日本には右翼団体や右翼主義者がいるものの、純粋な極右政党は存在しない。その根本的な原因は、国民が過激な主張を受け入れないからだ。右寄りと言われる自民党にも多くの『良心派』がいるのだ」とした。記事は最後に「反右は必ずしも反日であるわけでなく、日本の大多数の良知派とともに反右を展開する必要があるのだ」としている。」
http://news.searchina.net/id/1632124?page=1
 <日本の教育を、実に、国防上の観点から称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の子どもたちに対する教育の質の高さを称賛しつつ、「日本の事例を見てみれば、教育は非常に廉価な『国防』であることがよくわかる」と伝えた。
 長年にわたって実施された一人っ子政策を背景に、中国では親や祖父母によって甘やかされた育った子どもが数多く存在すると言われるが、記事は「子どもにとって、もっとも快適に暮らせる国は中国に違いない」と指摘し、中国の子どもたちは「何でもしてもらって当然」という環境において、非常に甘やかされて育っていると指摘した。
 一方、日本では「公立の小学校や中学校の教室にエアコンがないことはごく当たり前」であり、子どもたちが自分の足で登下校するのもごく当たり前のことだと指摘。親や祖父母が子どもの送り迎えをしつつ、子どもの荷物まで持ってあげることが一般的な中国との違いを強調した。
 さらに、「中国人は教育こそもっともコストのかからない国防であることを忘れてしまっている」と指摘し、子どもに対してしっかりとした教育を与えることこそ、強国の基礎であると指摘。国の将来を担う子どもたちがもし「好き嫌いばかりをして、テストの点数は高いがそれ以外の能力はなく、性格が歪んでいて、忍耐力がないような人材ばかりだったら、国の将来はどうなるだろうか」と疑問を呈した。
 続けて記事は、日本では子どもたちの教育といえば、勉強のみならず、「早寝早起き」や「好き嫌いをせずに何でも食べること」、「正しい姿勢を保つこと」、「外から帰ったらうがいや手洗いをすること」、「借りたものは返すこと」などの日常のルールのほか、団体行動や礼儀などの社会道徳に対する教育も含まれると伝え、このような教育を受けて育った子どもたちは国の将来を担ううえで立派な人材に育つと主張、「日本の事例を見てみれば、教育は非常に廉価な『国防』であることがよくわかる」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1632128?page=1
 <日本のキッチンの設計まで称賛。↓>
 「・・・今日頭条は「日本のキッチンの設計を見て、中国の主婦がどうして炊飯でこれほど疲れるのかが分かった」とする記事を掲載した。
 記事は、キッチンの料理が快適と答える日本の主婦がいる一方で、中国の母親たちは腰や背中の疲れや痛みを感じながら毎日の炊事を頑張っていると紹介。その差が、キッチンの設計の違いに出ているとした。
 まず、中国のキッチンについてはシンクとコンロの板面が同じ高さになっており、コンロで鍋を動かすときには高すぎてひじに負担がかかり、シンクで洗い物をするときには低すぎで前かがみになる必要があると説明した。
 一方で、日本のキッチンはシンクの板面がやや高くなっており、前かがみになることなく食器洗いをすることができるほか、コンロも中国に比べると少々低くなっており、腕の負担が小さくなるように設計されていると伝えている。
 記事を読んだある中国のネットユーザーは「日本人の設計であろうとなかろうと、人にやさしい設計は本当に良い。洗い物をする時間は鍋を動かす時間よりはるかに長く、長時間前かがみになる動きは腰痛を引き起こす」とし、中国においても日常生活が快適に過ごせるよう各種設備の細かい設計に気を配るべきとの見解を示した。
 <背の低い方が足台を置きゃいいのよ。(太田)↓>
 その一方で「日本では主に女性が食事を作るから、女性の身長に合わせて設計すればいい。でも中国では夫婦がかわりばんこに炊事と洗い物を担当する。身長差が20センチある場合、誰に合わせて設計すればいいものか」と疑問を投げかけるユーザーもいた。」
http://news.searchina.net/id/1632129?page=1
 <これはガス抜きか。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本で2300本の無料レンタル雨傘のうち9割が返ってこない」とする記事を掲載した。
 記事は「傘を持たずに雨に降られた時、無料のレンタル傘があればとても心が温まる」としたうえで、北海道の函館市が先日無料雨傘レンタルサービスを中止することを発表したと紹介。昨年3月26日の北海道新幹線開業に伴って始めたレンタルサービスだったが、提供した2300本のうち9割以上にあたる2100本が未返却になっているという背景があり、これ以上住民の税金を使って傘を補充することは難しいと判断したためであると伝えた。
 また、函館が観光都市であることから、傘を返却しないのは日本人だけの話ではなく、外国人観光客も含まれるのではないかとの見方も出たと紹介している。
 この記事を見た中国のネットユーザーからは「半分読んだところで、中国人のせいにするんじゃないかと思ったが、最後まで読んだらやっぱりそうだった」、「これは現地人の仕業だろう」、「日本人のモラルは罰則があるから成り立っているもの」といった意見が寄せられる一方で、「なぜなら、中国人が日本に行くからだ」、「きっと中国のツアー一行が持って行っちゃうんだろう」との感想も見られた。」
http://news.searchina.net/id/1632125?page=1
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太田述正コラム#8995(2017.3.26)
<インディアン物語(その2)>

→非公開