太田述正コラム#8970(2017.3.14)
<皆さんとディスカッション(続x3281)>

<太田>(ツイッターより)

 「日本の高校生<は>…米中韓と比べ …勉強<は>…「受け身」姿勢<だが、>学校生活が楽しいと答えた生徒は最も高い…」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H2S_T10C17A3000000/?dg=1&nf=1
 日本の学校は「勉強」、日本の企業は「仕事」、の場じゃなく、どちらも多目的(非機能的)なコミュニティだってことなのね。

「稲田防衛相、一転「夫の代わりに出廷したと…」森友訴訟…」
http://www.asahi.com/articles/ASK3G34B3K3GUTFK002.html?iref=comtop_8_01
というのもまた嘘のようだが、「私にも大学生の息子がいますが、赤紙で徴兵されるのは絶対に嫌です。憲法は徴兵制を認めていない…」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E7%94%B0%E6%9C%8B%E7%BE%8E
は本音らしい。
 愉快な人物だが、政治家にも、いや、そもそも、弁護士(上掲)にも不適格なようで・・。
 彼女を政治家にスカウトしたのは安倍チャンだという(同)が、彼、人を見る目、とりわけ女性を見る目がなさそうね。
 籠池サン、安倍昭恵、鴻池祥肇、稲田朋美、らの実像を炙り出してくれた功績は大。

<JG//HYG2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「MIPSなのにx86とARMアプリを高速に実行できる中国製CPU「龍芯」のカラクリ・・・」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1048911.html
 今の日本の大企業じゃこういうチャレンジはもう見られないかもな。
 一つあるとすれば創業者社長の孫くらいだけどARMは言うこと聞かなさそう。

⇒よー分からん分野だが、新たな、例えば汎用のコンピューター・アーキテクチャーを作り出すってのが王道じゃあねーの?(太田)

<JG//HYG2>(同上)

 「BBCの取材中に子供が……なぜアジア人女性を乳母だと大勢が思い込んだのか・・・」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-39251963-bbc-int
 微笑ましい動画だと思ってたらこんな議論が起こってたのね。

⇒イギリス人でさえ、こんな時代錯誤ぶりじゃ、哀れってもんじゃないな。(太田)

<JG//HYG2>(同上)

 US retires Predator drones after 15 years that changed the 'war on terror'・・・
 According to analysis by Micah Zenko of the Council on Foreign Relations, Donald Trump is currently on track to outpace Obama in terms of drone strikes. From his inauguration through 2 March, Trump approved at least 36 drone strikes or raids in 45 days – one every 1.25 days, Zenko calculates. By contrast, Zenko calculates that Obama approved one every 5.4 days.・・・
https://www.theguardian.com/world/2017/mar/13/predator-drone-retire-reaper-us-military-obama
 トランプはオバマを超えるペースでドローンによる攻撃を許可していると。

⇒ノーコメント。(太田)

<七氏>(同上)

 んまー、現地(サウジ)で「勤労の美徳」を理解させるより、日本社会(文明)内で人間主義化してもらった方が早いよな。
 そのためにも移民を「帰国させる」前提で受け入れる政策っちゅうのも待たれるね。↓

「日・サウジが「ビジョン2030」で合意 中東市場開拓へ規制緩和促す 脱石油依存を後押し・・・
 課題がある。サウジ側の“働き方改革”だ。
 サウジでは王族がオイルマネーを国民に分配して権力を独占してきたが、原油安で財政赤字が続く中、バラマキ策の限界が近い。公式統計の失業率は2015年で11・6%だが、若者の失業率は約4割に上るとの指摘もある。
 ムハンマド副皇太子の旗振りで新産業の育成に取り組んでおり、14日にはトヨタ自動車がサウジと工場新設の事業化調査を始める覚書を結ぶなど、企業の進出も進む見通しだ。
ただ、サウジではほとんど働かなくても暮らしていられたことから、経済官庁幹部は「まず『勤労の美徳』から理解してもらう必要がある」と頭を悩ましている。」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/world/amp/170313/wor1703130054-a.html

⇒我々としちゃ、滅びゆく者達の姿を眺めて感傷に耽ってればいいんじゃないのかな。(太田)

<MH>

≫典拠が付いとらんでー。ちなみに、「MR4」じゃなく「MRA4」だろ。なお、英国が最終的に採用したボーイングP-8 Poseidonは双発だけど、MRA4だって4発エンジンだったんだからねえ。≪(コラム#8964。太田) 

 上記についてますよ。斜め読みでなくキチンと読んでくだい!
 細かい話は兎も角、英国はニムロッドの開発中止という「英断」を行い、米軍のP−8(ボーイング737ベース)を採用。
 「英国防省、哨戒機をP-8に決定」
http://blogos.com/article/146303/
 ニムロッドは2011年に退役してます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/BAE_%E3%83%8B%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%89
 防衛予算が日本よりも潤沢な米海軍がパーツが豊富な民間の737ベースの哨戒機P-8を採用したのに、日本は態々低信頼性のIHI専用4発エンジンのP1を採用。
 清谷氏が再三指摘していますが、防衛省は貴重な国税を使う意識が欠落しており高いオモチャを買うことしか意識がない。
 防衛省の購買担当者は能力欠如で一般企業の購買担当ならば速攻でクビですよ。

≫どうせ、実戦では使われないんだから、が抜けてるぜ。<(同上)
   
 使わないなら、余計安価なモデルの購入が先決でしょう。
 そんな滅茶苦茶な論法が通るのが間違いです。
 防衛省にはその程度の常識すらないんですか?ならばリストラして全員解雇して人員を入れ替えるしかないですな。

≫ならば、そもそも、MHI、川崎重工、富士重工、新明和、の4社は、いずれも(民間機を含む)非軍需がメインのメーカー群であり、航空機部門はそれぞれの技術力の源泉であり結集でもあるという位置づけであって、防衛省がこの4社に(どっちみち実戦で使われることはない軍用機群を)発注するのは、産業政策的には意味あるのでは?≪(同上)

 上記企業は本業がエアバス、ボーイング、ロッキードマーチン、ノースロップグラマン、BAEシステムズなどの航空機専業メーカーではないでしょう?
 他の事業で儲けた金を防衛産業に投資しているわけです。
 東芝が半導体で儲けた金を原発事業に投資したのとスケール違えど同じ。
 共通するのは、上記企業は(東芝除く)業界では全てイマイチの企業。
 こういう連中を英語で「Also Run」といいます。
 では防衛省でも経産省でも良いが何故、主導して航空業界の再編をしないんです?
 日本の大好きな「日の丸ジャパン」ですね。
 ヤル気はない、能力もマネージ能力すらない、天下り先が減るから困る。その程度でしかない。防衛省にはその程度の低能力しかいないということです。
 何でそんな低能力の省庁が必要なんでしょうかね。不要でしょう。

≫下請け重層構造ってのも日本型経済体制の持ち味の一つだからねえ。≪(同上)

 そんなものは20〜30年前の話で、腐った「昭和エレジー」です。
 実態を知らないにもほどがあります。
 ならばMHIのF2はどうなんです。バンバン、ベンダー切ってるじゃないですか。

 X-2とF-2 日本にまともな戦闘機が開発できるのか」
http://kiyotani.at.webry.info/201601/article_10.html

 ところがF-2の開発費は「新型戦闘機」並に高騰し、運用費も双発機のF-15Jよりも高くなってしまった。性能もイマイチで、空自は4発の対艦ミサイルを搭載しての対艦攻撃の試験すらやっていない。カローラを作るつもりが、できたのは値段だけはベンツで、しかも欠陥車だったわけです。こういうことを書くと感情的に否定する人たちが多いのですが、等の空自自体が調達機数を減らしています。これがなにより、F-2がどのような戦闘機であるかを雄弁に物語っています。
 空自と防衛省は米空軍機と同じ玩具が欲しいばかりに、よく考慮もせずに営々と築いてきた戦闘機生産基盤をあっけなく捨て去りました。信じてついてきた企業は腸が煮えくり返る思いだったでしょう。
 そんな信用出来ない組織が戦闘機の生産を再開するといって、ベンダーたちが信じるでしょうか。

≫MHIから分離した三菱自動車の「失敗」を見ても、「失敗」はMHIの身から出た錆であり、防衛省がMHIより川崎重工をより重視するようになったのもMHIへの信頼感の低下があったのでは? 更に言えば、そういう「まともな」判断を防衛省がせざるを得なくなった背景には、そう遠くない将来、軍用機を含む国産諸武器が実戦で使われる可能性が出て来た、という切迫感の醸成がある、と考えたいところではある。≪(同上)

 そんな事ないでしょう。
 もしそうならば上記の様に業界再編して、開発リソースをまとめるべきです。
 MHIがヘンなのは、日本は敗戦国なのだから、戦闘機の独自開発が許可されるわけがないという、当たり前のことすら理解出来ない位頭が悪いこと。
 同じ敗戦国のドイツやイタリアは日本よりも遥かに技術力がありますが戦闘機開発は行っていませんよ。

≫「日本の狩猟用・競技用ライフルやその部品の輸出額は9700万ドルに達し、小火器の輸出額ランキングでは米ロ独などのトップ8に次ぐ主要輸出国とみなされている。」<(同上)

 これ言うだろうと思いましたよ。
 だがミロクやSKBは民間銃器専門メーカーです。
 職人が1挺1挺を手作りで作っており、マスプロ製品の軍用銃と一緒にするのは間違いです。また彼らは長年海外輸出して狩猟や射撃競技で一定の評価を得ています。
 豊和工業、ミネベア、住友重工は銃器専門メーカーではありません。
 勝手に自分の都合の良い結論を元に典拠にしないでください。
 デタラメでしかありません。

≫自衛隊に納めてる諸小火器がダメなのは、諸「中・大火器」がダメなのと同じで、その通りだけど・・。≪(同上)

 だから前述の様に自衛隊も米陸軍と相乗りして、FNHから安価に一括輸入すればいいじゃないですか。何故、出来ないんですか?列記されたSIG P17拳銃も同様です。
 イスラエル陸軍は今は国産のタボールを使用していますが、少し前は米軍M4カービンでした。
http://www.isayeret.com/content/weapons/assault/carbines/factory/guide.shtml

≫この3行の(642ドル以外の)典拠は?なお、ここでウィンチェスターを引き合いに出すのはオカシイのでは?≪(同上)

 太田さんはホント上っ面だけで中身を読んで理解して読んでないんだよね。
 キチンと書いてるでしょ?
 米陸軍はコルト、ウィンチェスター、FNHの3社を選んで入札したの。
※(典拠 雑誌ガンプロフェッショナル 2015年10月号 P29)と書いてます。
 海外サイトならばこれ。この程度ググって調べればいいじゃないの。
 その程度も出来ないのかね?
https://mail.google.com/mail/u/0/#inbox?compose=15ac85a552aeb7ec

≫宗主国サマ向けの必要不可欠な見せ金(捨て金)だっちゅうのに何をおっしゃる!≪(同上)

 要らないものはどんなヘ理屈つけようが不要でしょう。
 例えば防衛費を1兆円減したとして、日米合同会議で在日米軍経費は「昨年の半分しか払えません」と言う勇気すらないんですか?
 日本人はそんな腰抜けだったら、仕事辞めて明日からハロワで転職すれば良いじゃないですか。
 もし太田さんが交渉の場にいたならばビビッて、怖くて怖くて米軍には何も言えないんですか?そんな腰抜けの根性しかないんですか?こんなものビジネスでは当たり前です。
≫「そもそも」、キミは、トランプ閣下、習ちゃん、安倍チャンのうち、誰(と誰)を(、それとも、全員を?、)批判してるのか分からんがに。≪(同上)

 海外の連中なんぞ関係ありません。問題は防衛省。
 このコラムでも再三、防衛費をGDP2%に増加すべき!って太田さん言ってるじゃないですか。(コラム省略)
 ならばどこにその財源があるのか?と聞いてるんですよ。
 太田さんの、何時もの「金なんかどうにでもなる」という全く説得力がない「哲学論」はもう結構。
 年金も健康保険も教育費も全部カットして、防衛費増を行うという。国民誰も支持しない論法でも結構ですよ。どうせそれしかないんですよね。
 他のサイトでも軍オタと論争したが、どいつもこいつも財政問題の理解が完全に欠落してるんですよね。

 「財務省HP」
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/002.htm
 防衛費は5兆円ですが、国債利回り<だけ>で2倍の10兆円。

 日本国債利回り
http://www.e-pbo.jp/bond/bond10.html
 これ「何か」があって日本国債が格下げされて、支払い金利が2倍になったらどうするんです?
 防衛費5兆円は吹っ飛びます。そういう観点は全く考えてないですな。
 因みに現在の日本国債の格付けは14位で、中国(11位)や韓国(9位)よりも低い。(ムーディーズでA1)
http://lets-gold.net/sovereign_rating.php
 既にここまで財政規律が失われ人口動態で税収増えそうもないドツボに嵌ってる日本経済の舵取りは、だれが政権取っても簡単ではない、というのは、私でもわかりますけどね。
 日本の株価は米株のようなねばり腰の強さ、ファンダの強さがぜんぜん感じられない。 だから将来性はないですわな。
 これでも日本は財源なしで米中と軍拡競争やるんですか?出来ないでしょう。
 やれる!とか、何とかる!ってんなら典拠を出してください。
 全く無いでしょう。
 空想タラレバ話ならばもう結構です。

<太田>

 やれやれ、よりにもよって、私の最も土地勘のある分野で私に議論を吹っかけてくるとは、ずっと、破滅型ニヒリストっぽいキミのことを心配してるんだが、一層心配が募るねえ。
 枝葉の議論の前に、キミが、「軍事費は、主権(独立)と国際法強制執行を担保するための手段として、その額の多寡はともかく、最重要な財政支出なのであって、日本でも一刻も早くそうならなきゃならない、という太田コラムの根本的テーマがお気に召さない」(コラム#8964)のかどうか、まずきちんと答えて欲しいね。

 その答えを考える際の参考にもなると思うので、というか、分かってないと話にならないので、「主権(独立)と国際法強制執行を担保するための手段」ではないところの日本の防衛予算が、どのように決まってきているかを(、これまで、折に触れて書いてきたことだが、この際、改めて)簡単に記しておこう。
 キミはもとよりだが、一般の読者も、質問があれば遠慮なくどうぞ。

1.吉田ドクトリンの下、日本には軍隊がなく、(軍隊的なものがあったとしても、それが実戦に使われることはないので、)実戦の経験を踏まえ、或いは、現実的な実戦のシナリオを想定し、部隊の編成や装備を決めることは不可能だ。
2.ところが、そんな日本で、(1のまま、)朝鮮戦争の時に、急遽、GHQからの「指示」内容を規模的に値切り、値切ったものから更に兵站部門を大幅に削ぐ形で自衛隊の原型が創設された。
3.爾後、自衛隊は、(1から、)この編成・装備を、米軍等の編成・装備、とりわけ、装備の変遷にタイムラグを伴いつつ追随させていく形で維持していくことになった。
4.他方、防衛予算の総額は、自衛隊創設当時はそれなりに意味のあるものだったが、爾後は、宗主国たる米国の政権が、対米議会や対米国民的に許容しうる最低額(対GNP/GDP比)を、毎年、属国日本の政権が、値踏みして決定されることになった。
 (この値踏みを誤って過小な防衛予算を計上するようなことがあれば・・そんな場合に限らないが、・・日本の政権は、宗主国の政権によって、交代させられる。米国は一方的に日本国内で諜報活動を行っているので、その材料には事欠かない。)
5.また、恩給制度の不存在もあり、特定の企業に装備等の調達額に応じて自衛隊幹部を天下りさせる仕組みが成立していく。
6.(4のように、)防衛予算の総額は(事実上、宗主国が決め、日本政府は)動かせないので、日本政府において、自衛隊の装備(の実戦性能に関心などないのはもちろんのことだが、それ)を安上がりなものにするインセンティブなど働くワケがない。
 というのも、防衛省(庁)側からすれば、実戦に使われることがないのだから、装備等の価格を安上がりにして調達総数を増やす意味はないし、価格を安上がりにすれば、下手をすると天下り総数が減ってしまいかねないし、また、財務省(大蔵省)側からすれば、全装備等ないし特定の装備等を安上がりなものへと査定しても、それ以外の予算をその分だけ増やさなければならなくなるだけだからだ。
7.ちなみに、陸海空自衛隊への防衛予算の配分は、「主要」装備の調達額(=数量x価格)をもとに機械的計算で行われ、残余が残りの諸機関に配分される、というルールが確立する。
 その結果、陸海空の防衛予算それぞれの額(シェア)もまた、基本的に動かせないものとして推移してきた。
 
 以上を咀嚼し、考えた上で、キミの上掲「反論」を見直し、改めて投稿をどーぞ。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 箱根の岡田美術館の紹介だ。↓
https://www.nytimes.com/2017/03/11/arts/kazuo-okada-museum-of-art.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=mini-moth®ion=top-stories-below&WT.nav=top-stories-below&_r=0

 韓国民の大半がMH(破滅型ニヒリスト)的だねー。↓

 「・・・韓国世論調査・・・好感度が最も高かったのはトランプ米大統領(19.1%)で、次いで中国の習近平国家主席(8.5%)、ロシアのプーチン大統領(6.3%)、日本の安倍晋三首相(1.5%)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(1.0%)と続いた。
 中国と北朝鮮首脳の好感度が大きく低下した。2007年10月の調査ではブッシュ米大統領の好感度が18.6%で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(17.1%)、中国の胡錦涛国家主席(16.1%)と拮抗していた。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/13/2017031301387.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本の総体を称賛。当然、日本へ行けキャンペーンの一環でもある。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本で暮らす中国人による手記を掲載し、中国人が見た日本の姿について紹介する記事を掲載した。
 記事はまず、日本と中国の大きな違いは「街が清潔であること」、「大気がきれいであること」だと伝えつつ、日本社会は治安が良く、安全であり、中国で誤解されがちな「日本人」も実際は「とても温和な人びと」であると伝えた。確かに中国では抗日ドラマなどの影響により、「日本人は野蛮で暴力的」と誤解している人は少なからず存在するが、実際に日本人と接した感想として、こうしたイメージは「誤解である」ことを伝えた。
 続けて、日本は「雑音」が少ない国であることを紹介。中国であれば、早朝から太極拳をしている人が見られるが、日本の早朝に聞こえてくる音で特徴的なのは革靴で歩く音だと紹介。騒がしくおしゃべりをする人も見られず、「どれだけ慌ただしく歩いていても、どれだけ長い列に並んでも、日本では大声で騒ぐ人もいなければ、列に割り込む人もいない」と紹介した。
 また記事は、「神は細部に宿る」という言葉があるが、日本人はまさにあらゆることに対して「細部まで徹底的なこだわりを見せる」と伝え、このようなこだわりは日本社会のあらゆる場所に存在すると紹介。何事に対しても「まあまあ、大体で良い」と考える中国人と日本人の大きな違いは「細部へのこだわり」であることを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1631242?page=1
 <これもそれに近い。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本は敬服すべき国」であると伝えつつ、多くの写真を掲載しながら、日本がどのような点で敬服すべきなのかを解説する記事を掲載した。
 記事は、一部の中国人は日本と中国の違いについて、「日本は奇妙な国」であると揶揄(やゆ)するとしながらも、多くの中国人が「日本人は恐ろしい民族」であると口にするとおり、「日本人は中国人ができないことを軽々とやってのけるため、多くの点で見習うに値する民族」であると論じた。・・・
 例えば、機械式の立体駐車場の写真を掲載し、「駐車場のスペースが狭ければ、縦の空間を有効活用して多くの車を駐車できるようにしている」と伝えている。・・・
 また記事は、カプセルホテルや野菜の無人販売所の写真を掲載。カプセルホテルについては、立体駐車場と同様に優れたアイデアで空間を有効利用していることを称えつつ、荷物や貴重品が盗まれるといったトラブルが起きない治安の良さを称賛。また、野菜の無人販売所についても同様に「誰も見ていないのに、野菜や売上金を盗む人がいない」という日本人の公徳心の高さを称賛した。」
http://news.searchina.net/id/1631247?page=1
 <人民のマナーを注意した形での日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本旅行で、6つの細かい部分から外国人であることが分かってしまう」とする記事を掲載した。
 中国人と日本人は見た目が似ており、個人での日本旅行であれば中国人だと気づかれないことがあるかもしれない。しかし、記事によれば、飲食店、特に高級な料理店での行動で「この人は日本人ではない」と店員や周囲の客から思われてしまうというのだ。
 問題となる1つ目の行動は「比較的高級な店に予約無しで訪れること」。数か月前から予約が取れない店は諦めるとして、出かける前にホテルで予約をお願いしよう、と伝えている。2つ目は「香水をプンプンさせて店に行くこと」。これは確かに避けてほしい行為と言えそうだ。記事は「高級な日本料理店では」と説明しているが、大衆的なレストランや居酒屋であっても、鼻をつくほどのきつい香水のにおいは困りものである。
 3つ目は「1人前のものを複数人でシェアして食べる」こと、4つ目は「寿司屋で出された寿司をすぐに食べずに写真撮影し、SNSに投稿する行為」が挙げられた。鮮度が勝負の寿司はもちろん、それ以外の飲食店でも店によっては撮影に夢中になる客を嫌がるケースがあるので注意が必要だろう。5つ目は「刺身のツマや寿司のガリを前菜代わりに食べる」こと。これはなかなかおもしろい。
 そして最後は「刺身を食べるときにわさびを醤油に溶かす」こと。高級な日本料理店では、わさびを少し取って刺身の上に乗せ、それから醤油をつけて食べるべしとのことである。」
http://news.searchina.net/id/1631175?page=1
 <日本の技術力を称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本はハイテク分野の一部製品を対象に、中国への輸出を禁じていると伝えつつ、中国にもレアアースがあるものの、お互いに対する切り札の強さという意味では、日本のほうが上であると伝えている。
 記事は、アジアの先進国である日本は「今なお多くの産業で中国をリードする立場にある」と指摘し、中国はハイテク製品の生産においては今も日本から機械を輸入せざるを得ない状況にあると紹介。
 さらに、経済成長を遂げたとは言え、精密機器や部品の生産は「中国製造業にとっての弱点」であるとしながらも、日本はこうした分野の技術が海外に流出することを明確に禁じており、特に軍事に転用されることを警戒しており、中国の軍需企業に輸出することも禁じていると論じた。
 続けて、軍事はハイテク産業と切っても切れない関係にあるとし、たとえば炭素繊維は非常に高い強度を持ち、腐食性も高いため、兵器など使用されると紹介。炭素繊維は日本発の技術であり、日本は炭素繊維の輸出を厳しく制限しており、「中国のような国にとっては日本が技術を独占していることは決して好ましいことではない」と主張した。
 さらに、過去には炭素繊維が使われた釣り竿ですら中国への輸出が禁じられたこともあると伝え、「いかに中国を警戒しているかが分かる」と主張。一方で、日本は中国から大量にレアアースを輸入しているものの、「レアアースは決して中国が独占している産業ではない」とし、かつて中国が日本への輸出制限を行った際、「日本はすぐに代わりの輸入先を見つけてしまった」と指摘、相手への切り札の強さという点で「一部のハイテク製品で独占的な技術を持つ日本のほうが上」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1631206?page=1
 <日本の米ないし米文化を称賛。↓>
 「・・・南方日報は・・・「広東省の良いお米のブランドをどう広めるか」といったタイトルの記事を掲載した。「日本のお米が高価でもよく売れていることに衝撃を受けた。国内でも東北部のお米より評判が悪いが、実際はそんなことはない、ブランド戦略ができていなかっただけだ」として、省内で生産されるコメの知名度アップに向けて取り組もうではないか、といった内容だ。
 その一方で、日本の優れた稲作技術に追いつくのは容易ではない、との声もある。中国メディア・今日頭条は「日本のお米の展覧会を見て、その差を知った」とする写真記事を掲載した。
 記事は、2014年に日本で行われた、お米をテーマにしたアートの展覧会「コメ展」の様子を紹介。掲載された写真には、米粒や籾の巨大模型や各品種のコメを1粒ずつ掲示したもの、稲わらで作ったしめ縄の数々、「米」が一部に使われている漢字のギャラリー、生育中の稲や栽培農家の表情を撮影した写真ギャラリー、お米をイメージしたモダンなデザインの米袋などが収められている。
 単に作って食べるだけではない、日本のお米文化の奥深さを多面的に表現した展覧会の様子を見て、記事は現代の日本と中国における稲作やコメ、お米文化に対する意識、愛着の差に深い印象を覚えたようだ。」
http://news.searchina.net/id/1631169?page=1
 <日本は実は男性差別社会である寸前で止めた鋭い観察眼。↓>
 「・・・人民網は・・・この認識が正しいのか検証する記事を掲載した。
 記事はまず、日本を「男女不平等の社会である」と断定。あえて意識はしていなくても、この概念は知らず知らずのうちに生活に深く入り込んでいるため、生活のいろいろな面に表れているとした。例えば、世界各国の男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラムの2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」では、日本は世界で111位だったという。特に男女の所得差が大きく、日本では女性が男性の約半分に過ぎないことも分かったという。
 しかし、これが真実の日本なのだろうか。記事は、日本では他国のように女性が男女平等を声高に叫ぶことはなく、むしろ「男性が不満を持っている」と主張。その根拠として日本の数々の看板や日常の風景の写真を掲載しながら現実の日本について紹介した。
 例えば、「女性専用フロア」の看板。男性のみでの入店はお断りで、女性だけ、あるいは女性同伴に限り入店することができる。この看板があったため、プリクラが撮れなかった70歳のおじいさんと孫がいたというが、同様のケースは多いと思われる。また、「男性のみとペットはお断り」という看板もあり、こちらも男性のみの入店は拒否されている。
 トイレでも日本の男性は差別を経験しているという。居酒屋やレストランのなかには、女性専用と男女共用にわけてトイレを2つ用意している店があるが、この場合男性専用のトイレはない。以前は大抵どこでも共用のトイレしかなかったため、男性たちはうっかりすると女性専用に入ってしまい、この「親切なサービス」のおかげで冷たい視線にさらされることになると論じた。
 「レディースデー」や「女性専用車両」も同様で、メンズデーは少なく、電車の男性専用車両に至っては聞いたこともない。記事は、これは不公平なことで、痴漢冤罪問題もあるので「男性専用車両」を作って守ってもらわなければ困るとの男性側の悲痛な意見を述べている。」
http://news.searchina.net/id/1631225?page=1
 <ガス抜き気味の記事。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、古代日本は常に中国を模範として学んでいたにもかかわらず、現代の日本が春節を祝わないのはなぜかというテーマについて論じている。
 春節とは旧暦の正月を指し、現代中国においても1年でもっとも重要なイベントだ。記事は「中国の春節は一般的に旧暦1月1日から15日に祝われる」と説明、春節が中国にとって重要な日であるのなら、古代中国の漢字から深い影響を受け、現代でもそれを使用している日本が、なぜ春節を祝わないのかという疑問が生じても不思議ではないことを伝えた。
 記事は、かつての日本は中国と同じ太陰暦を使用していたと紹介し、同様に日本は春節を祝う文化があったと説明した。しかし、明治維新後に日本は全面的に西洋に学ぶことを始めたとし、このときから太陰暦つまり「旧暦」を廃して、新暦を採用し、新暦の1月1日を元旦として祝うようになったと説明した。
 また、日本のこうした変化に関連して「日本が強い国家を崇拝することは広く知られている」と説明し、古代においては唐王朝の時代に白村江の戦いで唐に敗れたために中国を崇拝し、また明治維新においては米国に脅かされたために西洋を崇拝するようになったと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1631197?page=1
 <素直に読めばガス抜き記事だが、実は核武装の呼びかけ?↓>
 「・・・今日頭条は・・・北朝鮮がミサイル発射を繰り返すなか、朝鮮半島をめぐる情勢が悪化していると主張する一方、日本が北朝鮮による「核脅威論」を繰り返し喧伝している目的は「日本も核兵器を保有するためである」と主張している。
 記事は、日本は北朝鮮による核兵器の脅威を喧伝することで、自らが核兵器を保有するための論拠としようとしていると主張。北朝鮮が核兵器を開発しようとしているのは「米国による脅威から自国を守るため」であると主張する一方で、日本は「アジアひいては世界を征服することが目的である」と主張した。
 さらに、日本はすでに集団的自衛権を解禁しており、平和憲法の改正も進めようとしているとし、この目的は「再び軍国主義に舵を切ること」だと主張。また、日本は核兵器の製造に必要な原料と技術を有しており、「一夜にして核兵器を製造できる条件を備えている」との見方もあると論じた。
 また記事は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し続けるなか、日本が核兵器を製造すればアジアの情勢は大きく変化することになると主張。中国が核兵器を保有していることを棚に挙げつつ、「このような危険な隣国が存在する以上、中国は枕を高くして寝ることなどできない」などと主張している。」
http://news.searchina.net/id/1631234?page=1
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太田述正コラム#8971(2017.3.14)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その3)>

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