太田述正コラム#8968(2017.3.13)
<皆さんとディスカッション(続x3280)>

<太田>(ツイッターより)

 「安倍首相、夫人に頭が上がらない理由は家庭内密約にあり…」
http://news.livedoor.com/article/detail/12787696/
 母親や兄(成蹊大・東大院・三菱商事)や兄の子供(慶応法・同法科大学院)
http://freedamhoriday01.com/archives/2037
)の話も出てくる。
 読むと色んなことが腑に落ちてくるね。

 「…朴槿恵…前大統領は…「時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」と…し、憲法裁判所の決定はあくまで受け入れられないとする考えを示唆した。
 これでは国民の期待と懸け離れていると言わざるを得ない。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/13/2017031300678.html
 「…妹の朴槿令…氏は…「証拠裁判主義と罪刑法定主義は、法治国家である大韓民国の憲法精神だが、こうしたことが完全に無視された」と批判した。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/12/2017031201643.html
 前の(社説)よりも後のが朝鮮日報の本音だと思いたい。
 朴おばさん、家族(妹)と関係修復ができそうでよかったね。

<太田>

 関連記事だ。

 アカンねー。カワイソーな韓国民。↓

 「どんな対決構図でも文在寅氏が圧倒的優位 韓国大統領選・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/12/2017031201546.html

<Keiji>(ツイッターより)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000019-cnippou-kr
 このニュース呼んで、太田さんのコラム「陸軍中野学校終戦秘史」思い出しました。
 戦前日本の諜報組織は現在にも引き継がれているぐらい完成度の高いレベルと組織だったんだなって改めて感じました。

<太田>(同上)

 「完成度の高いレベルと組織だった」のは確かですが、中野学校「も」参考にされた、という程度の話でしょう。少なくとも、中野学校が「盲目的な忠誠を注入する洗脳教育」をしていた(佐藤某)、なーんてことはありませんでしたからねえ。

<太田>

 先週の紙のFTでは、コムデギャルソンの川久保玲の記事は、気になりつつも見出しを読んだだけでスルーし、切り抜いたのは紙面全体を使った、リチウムイオン電池に焦点を当てた電池業界の現状についての長文記事(3月8日付)だけでした。
 リチウムイオン電池の2016年生産と2020年生産予想の図表では、どちらの年についても、日本のメーカーはパナソニックが登場するだけで、日本国内の生産拠点はゼロ、で、2020年には、生産量の84%が米中2か国でまかなわれる、と記されており、衝撃を受けました。

 『學士會会報No.923 2017-II』(コラム#8951)に、旭化成の吉野彰による「リチウムイオン電池 現在・過去・未来」が載っていた(69〜77頁)ことを思い出したので、興味深かった箇所を抜き刷りしておきます。
 リチウムイオン電池(LIB)は、「1977年に2000億円規模だった市場は、現在、1兆2000億円規模です。市場は2000年頃までは日本企業が独占していましたが、現在は韓国や中国の企業も進出し、グローバル化が進んでいます。また、かつては、ほぼ全てのLIBが携帯電話やパソコンの電源向けでしたが、2011年以降、年々、電気自動車向けが増えています。もっとも、まだ本格的な普及には至っていません。・・・
 電池は「使い捨ての一次電池か、充電再使用する二次電池か」「水系電解液か、非水系勇気電解液か」によって4つに分類されます。・・・水系は1.5V以上の電圧がかかると水素と酸素に電気分解するので、水系を使用する限り、起電力は上げられず、電池の小型軽量化は不可能でした。そこで非水系を用いた電池の小型軽量化の研究が始まり、・・・ようやく世に出たのがLIBでした。・・・
 2018年、欧米で環境基準が厳格化され・・・ZEV(Zero Emission Vehicle)の定義が変更にな<りま>す。真の意味でZEVであるBEV(100%の電気自動車)とFCEV(燃料電池自動車)だけが認められ、これまで認められてきた通常のHEV(ハイブリッド電気自動車。ガソリンを使う)や・・・トヨタのプリウス<のような>・・・PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)が定義から外れるのです。・・・今後、世界の自動車メーカーは、販売台数の一定割合を新定義に基づくZEVにしなければ、・・・テスラ<等>・・・他社の持つ排出権(CO2削減クレジット)を購入するか、当局に罰金を払わなければなりません。その割合は2018年に4.5%、2025年に22%・・・です。・・・
 <ちなみに、>今後の無人運転実用化のロードマップでは、「高速道路は2025年、一般道路は2030年に、完全無人運転対応になる」と描かれていますが、実際にはこれより5年近く前倒しで進んでいます。」

 また、下掲の記事は、本来、「中共官民・・・」の箇所で扱うべきところですが、これはこれで面白いので、ここに掲げておきます。

 「・・・今日頭条は・・・「リチウム電池を潜水艦に 日本がまた世界の前に出た」とする記事を掲載した。
 記事は、日本企業のGSユアサが先日、海上自衛隊の「そうりゅう」型潜水艦向けに開発したリチウムイオン電池の量産を今月より開始し、2018年8月の納品を目指すと発表したと紹介。初めてのリチウム電池を動力とする非大気推進潜水艦が20年3月に運用開始される見込みであるとした。
 そのうえで、日本が長年にわたり潜水艦に搭載するリチウム電池の開発に取り組んできた理由について説明。現在世界的で一般的である鉛蓄電池は構造が簡単、低コストといった利点の代わりに性能が不十分であり、かたやリチウム電池は軽量、蓄電量が多い、充放電速度が早い、同じ体積での電池容量が鉛電池より多い、メンテナンスの手間がかからず寿命も長いといった長所を多く備えていると伝えている。
 そして、リチウム電池を潜水艦に使用することで航続能力や高速機動能力が大幅に高まり、ステルス性など総合作戦能力の向上にも役立つため、現在の技術レベルにおいてはリチウム電池が鉛電池に代わるベストな電池であるとした。このため、ドイツやロシアなど世界の潜水艦生産国が研究を進めていたが、日本が先に量産を発表したことで「この技術分野で、日本がまた世界の前を行った」と評した。
 記事は一方、性能に優れたリチウム電池にも安全性に対する懸念はあるとして、スマートフォンの自然発火や、ボーイング787飛行機の発煙といった事故がリチウム電池によって引き起こされたことを併せて紹介している。」
http://news.livedoor.com/article/detail/12787539/

 FTの記事にもほんの少しは出ていたけれど、一体、どうして、リチウムイオン電池生産で日本企業が、特に、日本国内生産が、凋落したのか、同電池に係る技術では日本企業が依然先端を走っているのか(今日頭条記事は単なる褒め殺しなのか)、等、詳しい人がいたら、教えてください。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 草間彌生の(いつもの(?!))最新作の紹介だ。↓

 Yayoi Kusama: Visions of polka dot infinity・・・
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-39225804

 私のiPhoneも、こーゆーの使って、もっと活用しなくっちゃ。↓

 「[iPhoneでAdobe]このひと手間で印象が変わる! 「目の大きさ」や「顔の輪郭」の補正ワザ・・・
http://mainichi.jp/articles/20170312/gnw/00m/040/007000c
 「ドン・キホーテで無料Wi-Fiが使えるって知ってた? しかもカンタン接続&回数制限ナシ!・・・」
http://mainichi.jp/articles/20170312/gnw/00m/040/001000c

 エルドアンが、大統領制への国民投票キャンペーンを在欧トルコ人達をも対象に繰り広げていることで、トルコと欧州諸国の間で軋轢が。
 (退嬰対野蛮の戦いだな。)↓

 ・・・Several EU leaders have criticised Turkey, amid a growing row over the Turkish government's attempts to hold rallies in European countries.・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-39251216

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <よく考えて見りゃ、これも日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・民航資源網は・・・空港の荷物の取り扱いに関して、日本と中国を比較する記事を掲載した。記事によると、北京の空港で高額の受託荷物が紛失するという問題があり、中国のネット上で話題になっているという。
 紛失した荷物は、持ち主によると1万6700元(約27万円)相当で、後の調べで盗まれたことが判明したとされる。荷物の高額さもさることながら、さらに話題になったのは、この問題が航空会社、空港、警察、税関などの間でたらいまわしにされたことにある。記事は、彼らが「サッカーの試合を繰り広げた」とあきれ顔だ。ネット上でも、「中国もこのくらいうまくサッカーができたらいいのに」とサッカー中国代表を皮肉ったコメントがあると紹介した。
 記事によると、日本の空港では荷物が紛失する可能性は非常に低いうえに、大きな荷物を持った移動も快適で安心なのだと称賛。荷物の多い客のために大きめのエレベーターが用意されており、エレベーターを出るとものの3分で受託荷物カウンターに到着することや、手荷物の梱包サービスのある空港もあり、使い方が分からなくても係員が懇切丁寧に教えてくれることなど、日本の空港ではかゆいとろに手の届くサービスがあると紹介した。
 また、空港の荷物の受け取りでも、ターンテーブルには常に係員がおり、荷物を投げないどころか、荷物を取りやすいようにスーツケースの持ち手を受け取り側に向ける心遣いまであると、すっかり感心した様子で紹介している。万が一荷物を紛失あるいは破損しても、責任をもって修理や保証をしてくれると紹介し、責任感のある至れり尽くせりのサービスを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1631159?page=1
 <これもそう。↓>
 「今日頭条は・・・日本人の限定商品好きぶりを紹介する記事を掲載した。消費者の限定商品好きを利用した、メーカーなどの販促ぶりを紹介すると言った方が良いかもしれない。
 記事は「日本の店は本当にスゴい。どんな品物でもパッケージや味を変えることで限定商品に変えてしまう。女子たちならわかると思うが、『限定』という2文字には思わず手が伸びてしまうものなのだ」とし、その一例として、バンダイナムコが人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」とコラボした限定版の化粧品を開発し、販売していることを紹介した。
 また、「ご当地限定」ものも強い人気を保っており、沖縄のポケモンショップでは現地の民族衣装を着た沖縄限定のピカチュウぬいぐるみが売られており、2014年には関西国際空港20周年を記念した現地限定販売の菓子「茶々菓」が発売されたことなどを伝えている。さらに、昨年夏に東京スカイツリーなどで夏季限定の「金魚展」が行われたことを挙げ、「限定もの」が食べ物などの商品にとどまらないことを説明している。
 記事は「インスタントラーメン、お菓子、飲料などをはじめ、あなたが思いつくものには何でも限定品が存在する」とし、昨年には桜味のコーヒー牛乳やバレンタイン限定ラベルの栄養ドリンクなども発売されたと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1631093?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「・・・捜狐は・・・旅行のついでに「代購」することになったという中国人の手記を紹介した。SNSを通して注文をやり取りしながら友人のために化粧品や医薬品などを購入するうちに、「代理購入がどうやって稼いでいたのか」分かったという。
 筆者は、友人から頼まれた目薬の購入に関するSNSでのやり取りを紹介。1つ368円の目薬6個の注文を受けているが、中国では1つ55元(約900円)で売られているといい、代理購入サービスがいかに利益の出る商売であるかを感じ取ったようだ。
 筆者は結局、50人ほどの女性から化粧品などを買ってくるよう頼まれたということで、旅行の際に代理購入する際の5つの「心得」を伝授した。
 それは、「何年も連絡のない女性からでも連絡が来ること」、「スマホを駆使するのでバッテリー切れに注意すること」、「輸送を考えて小さなものに限定すること」、「店によって価格が違うので大きなドラッグストアなどの量販店で購入すること」、「そして貴重な旅行の時間と体力を買い物に費やすことになる覚悟」だ。」
http://news.searchina.net/id/1631095?page=1
 <これもまたまたそう、と書きかけたが、中共の農村を改善する決意表明なんだろな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の本当の農村風景」とする写真記事を掲載した。記事は、日本の農村で撮影されたと思しき6枚の写真を紹介した上で、その特徴について解説している。
 まず、「日本ではどの農村でも基本的に朝市が開催され、自家栽培した野菜や手作りの食品が販売される」と紹介。続いて、ランドセルを背負った子どもたちが学校から帰る写真を示し「彼らの衣服は、都会の学校の子と大差がない。そしてここでは、農村の教育レベルが悪いのではと心配する必要もなく、大部分の設備も都会と同じなのだ」と解説した。
 さらに、日本の農村における作物栽培には科学技術の要素がふんだんに含まれており、大規模な機械栽培によって農民の負担が大きく軽減されているとしている。また、景色がきれいに整っていて美しいほか、住居もそれぞれ異なるデザインながらも秩序があり静かな印象を受けると説明。「全ての家がそうだというわけではないが、農村の家屋はとても美しい」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1631140?page=1
 <台湾企業を使って、日本の技術力を礼賛。↓>
 「・・・cnBetaは・・・フォックスコン創業者の郭台銘会長が日本企業の買収を「偏愛する」理由について論じる記事を掲載した。
 記事は郭台銘会長が日本企業買収を「偏愛」していると指摘したが、その理由の1つには「英雄は英雄を重んじる」という心情が関係しているのかもしれないと説明した。
 しかしこうした心情よりもさらに重要な理由があると説明、郭台銘会長は日本企業が有している「技術力」を重要視していると指摘し、世界で初めてノートパソコンを商品化したメーカーである東芝の技術力は今なお健在であると指摘。
 さらにフォックスコンが買収したシャープにも同様のことが言えると指摘し、シャープが持つIGZOテクノロジーやOLEDパネル技術、8K技術はフォックスコンがこの分野に進出したいと願いながらもフォックスコン自身は持っていない技術だったと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1631101?page=1
 <これは日本車をダシに使って、自国、自国企業、自国消費者に叱咤してるんだろな。↓>
 「・・・の捜狐は、米国市場で販売されている日本車は中国市場で販売されている日系車よりも信頼性が高いと主張する記事を掲載した。
 記事は2016年の米国自動車耐久品質調査・・・結果によればレクサスの信頼性は第1位であり、またトヨタは第4位、ホンダは第7位、アキュラは第8位、インフィニティは第13位と多くの日系車がランキング上位に位置していると指摘した。
 こ<れら>の点からレクサス、トヨタ、ホンダなどの日系車は米国市場において非常に安定した信頼性を示していると記事は分析し、「米国市場の日系車の信頼性は非常に高い」と称賛した。
 しかし、J.D.パワーによる2016年の中国市場における自動車耐久品質調査の内容を紹介し、この調査によれば平均以上の評価を受けた日系車は東風ホンダ、一汽マツダ、昌河スズキの3つのブランドだけだったと主張。
 従って信頼性の点で米国市場で販売される日本車は中国市場の日系車よりも高いと論じたが、この原因には合資企業の工場における組み立て技術や品質の点で差があると考えられること、さらに中国市場の日系車は現地のニーズに特化した車種も多いため、こうした点が中国市場における日系車の信頼性を相対的に低くする要因となっている可能性があると説明した。」
http://news.searchina.net/id/1631144?page=1
 <これは客観記事で、まあ面白い。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の奇妙な飲食習慣」を紹介する記事を掲載した。記事は、中国人の習慣から考えて奇妙に思える、日本での飲食にまつわる習慣を5つ紹介している。1つ目は「飲食店で氷入りの冷たい水が供される」点だ。日本人は加熱していない水をおいしいと感じる習慣があるとしたほか、「ぬるい水を出すのは客に対して失礼であり、出すならば熱々のお茶か冷たい水となる」と説明した。
 2点目は、麺を食べるときに音を立てる件だ。3点目は「味噌汁を飲むときにレンゲやスプーンを使わない」点。これはなかなか興味深い。「彼らは、ラーメンのスープはレンゲを使って飲むのに、味噌汁ではレンゲを使わないのだ。だから、出てきた味噌汁にレンゲが付いてなくても驚いてはいけない」という紹介の仕方からは、かなりの驚きぶりを感じられる。
 4点目は「食べきれなかったものをお持ち帰りすることができない」こと。「打包」(ダーバオ)と言えば店員がビニール袋や発泡スチロールを持って来るのが当たり前、という中国らしい「違和感」である。記事は、衛生的な観点から日本では「打包」が基本的に不可能であることを伝えている。最後の5点目は「ケーキを食べるときすら箸を使う」。日本人はパスタも、ステーキも、そして場合によってはケーキも箸で食べることを好むと紹介。「なんとなく変な感じではあるが、箸でケーキを食べると崩れにくく、最後まで形を保ったまま食べられるのだ」と理解も示した。」
http://news.searchina.net/id/1631131?page=1
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太田述正コラム#8969(2017.3.13)
<再び英国のインド亜大陸統治について(その2)>

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