太田述正コラム#8914(2017.2.14)
<皆さんとディスカッション(続x3253)>

<太田>(ツイッターより)

 「将棋の三浦九段、復帰戦で羽生三冠に敗れる…」
http://www.asahi.com/articles/ASK2F62G0K2FUCVL01Q.html?iref=comtop_8_01
 「…挑戦者が3連勝し、王将がカド番に追い込まれた第4局…郷田、大長考で封じ…て1日目を終えた。…」
http://mainichi.jp/articles/20170214/k00/00m/040/044000c
 告発者(久保)は絶好調だが三浦九段は…。

<世の中理不尽ねぇ>(同上)

 <羽生、>灰色って言った相手と、恥ずかしくもなく良く対局できるよなぁ。
 <灰色だと言ったことが、>まさかリークされて世間に出るとは思ってなかったとしても。
 しかし、<三浦九段が30分も席を外したと勘違いで指摘していたところの>嘘つきがそのまま挑戦できる王将戦ってどうでもいいタイトルなんだろうか。

<太田>

 三浦九段の件で、久保九段が全く反省していないどころか、達成感すら抱いているらしいことは伺えるねえ。
 とまれ、今後は、三浦-久保戦や三浦-渡辺戦が楽しみ。
 というか、三浦九段が初勝利を誰に対してあげるか、いや、そもそも、そんな日がやってくるか、が焦点。
 関連記事だ。↓

 「将棋連盟の総会 三浦九段の冤罪騒動巡り怒声あがる大混乱・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12670266/

<太田>(ツイッターより)

 「…「君の名は。」に異変!? なぜキネ旬ベスト・テン、アカデミー賞最終選考に入らなかったのか…」
http://www.sankei.com/premium/news/170213/prm1702130007-n3.html
 後者は説明済。
 前者だが、赤い糸伝説が流布する土壌のない日本でヒットした方が謎。
 終戦直後の「君の名は」同様、先の大戦の記憶が鍵。
 君分かる?

<太田>

 私の、戦後の忠臣蔵ブームについての見解(コラム#29)を思い出して欲しいが、戦後日本で忠臣蔵が暮れの映画、TVの定番化したのは、米国に対する怒りの無意識的表明であるのに対し、最初の「君の名は」の大ヒットは、米国によって、不条理に、愛する者を殺され、二度と会えなくなったことへの怒りの無意識的表明であり、現在の「君の名は。」のヒットは、いまだにその怒りが静まっていないことの現れだってのが僕の見解だ。
 しかし、このことは、意識されていないだけに、この映画の不条理さが、日本の映画通には不評なんだろな。

<F.vvVrWA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 平成から年号変わったら、縄文モードから弥生モード(マーク掘)に移行しそう。
 最後の弥生モードもほんの百年前だしなあ〜。

<太田>

 またまた、昨日、紙版FT記事の紹介を忘れてしまった。
 英国の貿易EU依存度が加盟後鰻登りになっていて、離脱すれば英国の貿易が財でもサービスでも4分の1縮小すると見積もられている(2月6日付、2月8日付の記事にグラフ入りで説明されている)のには驚く。
 経済的影響を調べ上げた上で国民投票を行ったわけじゃないんだろうが、要は、どんだけ、欧州文明が嫌いか、ということ。
 また、NAFTA成立後の財についての米国のNAFTA2国との貿易、とりわけ、メキシコとの貿易が鰻登りであること、現在の、財についての貿易額は、中共、カナダ、メキシコとはこの順序だが横一線で、4番手の日本、5番手のドイツは大きく差がつけられていることも、グラフ入りの記事(2月6日付)から分かる。
 丸一面を使ったドゥテルテについての記事(2月4日付)は、FTらしからぬ中身の余りないものでがっかりした。我々がもっと知りたいのは、彼の政治スタイルのよって来る所以なのだが・・。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 エー、ってなもんだな。↓

 「京都府立医大を捜索へ 組長の病状虚偽報告の疑い…刑務所収監逃れか・・・」
http://www.sankei.com/west/news/170214/wst1702140008-n1.html

 こういう記事はもっと載せて欲しいね。↓

 「これぞ海上自衛隊の「秘中の秘」 中国軍が最も忌み嫌う音響測定艦「ひびき」「はりま」の知られざる活動とは・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/160803/prm1608030002-n1.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網から。
 中共資本のトマム(?)の宣伝をやるんだとすれば、習ちゃんも芸が細かい。↓>
 「日本、中国人観光客は「爆買い」から「体験」へシフト・・・
 新千歳空港を出て、電車に1時間40分・・・同リゾート地の客のうち、中国大陸部、香港地区、台湾地区から来た客が70%を占めているという。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0213/c94473-9177217.html
 <同じ内容の記事が環球網にも載ってて、サーチナが紹介していた。↓>
http://news.searchina.net/id/1629108?page=1
 <習ちゃん自身は、本件に関し、日本批判をしてないことに注意。↓>
 「日本防衛省防衛装備庁は4日、海上自衛隊と米海軍が同日ハワイ沖でSM-3 ブロック2Aの実弾迎撃実験に初めて成功した・・・
 現在、米国のミサイル防衛システムは米本土の「陸上配備中段迎撃システム」、主に終末低空ミサイル防衛迎撃に用いられるパトリオット3システム、主に終末高空ミサイル防衛迎撃に用いられるTHAADシステム、主に海上配備区域対空ミサイル防衛に用いられるイージスシステムからなる。このうち、イージスシステムは重要な位置を占める。
陸上配備型ミサイル防衛システムが比較的固定された陣地に配備されるのと異なり、イージスシステムはミサイル防衛迎撃に用いることができるだけでなく、区域対空、対地突撃、対潜作戦任務も執行できる。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0210/c94474-9176478.html
 <ここからはサーチナより。
 日本の無印良品の称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国では無印良品が高級品として販売され、支持を得ていることを伝える記事を掲載した。
 記事は、「もし中国人が日本の無印良品で買い物をすれば、同じブランドでありながらも、日中の市場でそれぞれ異なるポジションに存在するブランドであることに気づくはずだ」と説明し、日本の無印良品はコンビニエンスストアや地下鉄などでも販売されており、非常に身近な大衆ブランドだと主張。主婦からサラリーマンまで多様な人が購入していると説明した。
 一方、中国市場において無印良品は、「ミドルエンドからハイエンドな生活スタイルを実現するブランド」として認知されており、その店舗は高級ブランド品が販売されているエリアにしっくり収まっていると説明。また、中国における無印良品の消費者は通常、「中間層の若者たちである」と伝えた。
 記事はこうした違いが生じている理由について、同じ商品でも中国では日本より高く販売されているからだと説明。例えば、超音波によるアロマディフューザーは日本では税込7000円ほどで販売されているが、中国では550元(約9000円)で販売されていると紹介。
 また、中国の消費者たちはこの価格の高さに不満を示しつつも、それでも無印良品に夢中になっていると説明。記事はこれを証明する事例として、無印良品の「上海淮海755」店が2015年12月にオープンしたとき、あまりにも多くの消費者が訪れたために数日間入場規制をする必要が生じるほどだったことを挙げた。」
http://news.searchina.net/id/1629134?page=1
 <日本のラブホテルを称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・バレンタインデーの到来にちなんで、日本のラブホテルの「ハイテク」ぶりを紹介する記事を掲載した。
 記事は「日本のラブホテルの部屋は単純な作りではない。カップルたちを魅了し、幻想や期待の心を満たしてあげるために、盛大なハイテクが求められるのである」としたうえで、ラブホテルに注がれている高い「技術力」を紹介している。
 まず、チェックインとチェックアウトでは「利用者の心理を考慮して、従業員と顔を合わせる必要のないスマートシステムが実現されている」と紹介。入口にある部屋のパネルをタッチすると自動的にチェックインでき、料金も自動精算システムが備わっているとした。
 そして、客室は「カップルのプライベートな、そして愉快な空間が提供されている」とし、動くベッド、ジェットバス、カラオケ、各種映像が見られるテレビ、最新のゲームなど、ムードを高める設備の数々が用意されていることを伝えた。また、教室、電車内、メリーゴーラウンドなどさまざまなテーマ性を持った部屋が用意されており、「部屋に入れば、夢に見たような世界が広がる」と説明。この世界をよりリアルなものにするため、装飾から備品、照明、音楽といった細かい部分まで考慮されていると紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1629129?page=1
 <日本のアニメ映画を称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」を手がけた新海誠氏が韓国メディアの取材を受けた際に「日本アニメは韓国なしには成り立たない」とコメントしたことで、韓国のネットユーザーが狂喜していると報じた。・・・
 そのうえで、「韓国と中国は似たような問題を抱えている」とし、「下請けでは比較的低価格で日本側のミッションを完成させることができるが、自らが制作した国産動画は全くお話にならない。企画、脚本、商業作品の品質コントロールといった面で日本とは一定の差がある」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1629180?page=1
 <習ちゃん、日本人のお金に対する淡白さを見習えとお達し。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国人と日本人の、お金に対する意識の違い」と題した文章を掲載した。記事は、ある日本人から「中国人のお金儲けに対する欲望はどうして底なしなの」と聞かれたことを紹介。もちろん個人差はあるとしたうえで「全体的には、確かに中国人は日本人に比べて金銭に対する欲求や競争意識がより強い」と説明している。
 そのうえで、日本人と中国人におけるお金の使い方の違いについて言及。日本人は「自分に合っているかどうかなど、基本的に理性的な判断をし、自分に合っていれば高価でもローンを組んで購入する。一方で、安いからと言って大量に買い込むことはしない」と説明した。かたや中国人については「爆買い現象に見られるように、値下げや低価格なものに出会った時にはたくさん買い込む。そうすることで初めて『損をしないで済んだ』と思うのだ。あたかも物は多ければ多いほど幸せだと考えているようである」と論じた。
 記事は「日本人のお金に対する意識は、中国人に比べて明らかに淡白である。両者が互いに補い合うといい。日本人のお金に対する渇望がもう少し強まれば、GDPが2%くらいは高まるはずだ」と結んだ。
 記事によれば、中国国内でも人びとのお金の使い方が数年前とは大きく変わってきているとのこと。かつて結婚式ではご祝儀を持って行くのが普通だったが、最近ではご祝儀を受け取らないばかりか逆に参列へのお礼として金品を渡す人も出てきていると紹介したうえで「本当に時代は変わったものだ」と感嘆している。」
 <習ちゃん、日本国籍取得を奨励?↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国人が日本国籍を取得することについてどう考えるか」とする記事を掲載し、そのメリットとデメリットについて考察する記事を掲載した。
 記事は、昨今、日本に滞在している中国人のなかで多くの人が日本に留まりキャリアアップすることを選択し、日本国籍を取得しているとし「21世紀に入って以降、2011−13年にいささか減少したものの、日本国籍を取得する中国人は増え続けている」と紹介した。
 そのうえで、アスリートや商売人、留学生などが日本滞在を経て日本国籍を取得しようとする理由として「家を購入しやすくなる」、「ノービザで入国できる国が増える」、「多くの福利や、平等な医療、教育の機会を得られる」といったメリットを挙げた。また、アスリートでは中国国内の競争が激しく、日本で自らの夢を実現するチャンスをつかむことが大きな目的になることを伝えている。
 また、日本の学校で学ぶにしても日本で仕事をするにしても、日本国籍を取得することで「政府からの支援を受けられるようになる」、「平等な機会が与えられるようになる」などとも説明した。一方で「よくない点もある」とし、「日本人」になってしまえば「中国の一員ではなくなり、中国が持つ将来の発展のチャンスを享受できなくなる。中国に戻るにも、15日以上の滞在にはビザが必要になってしまう」といったデメリットについても言及した。」
http://news.searchina.net/id/1629102?page=1
 <ガス抜きか客観記事かビミョー。↓>
 「・・・中財網がこのほど掲載した記事は、中国製品は日本製品を淘汰していると論じた。 
 記事は、中国人旅行客が日本で爆買いした製品は実のところ中国製であったと説明。また一部の裕福な日本人を除く一般の日本人消費者の身の回りには数多くの中国製品が溢れており、日本人も喜んで中国製品を購入しているのが実情であると主張した。
 さらに記事は、日本人が毎日使用している物の多くは中国製品であり、日本のスーパーマーケットを訪れてみれば、販売されている物の大半が中国からの輸入品であることが分かると説明。「中国製品はすでに日本人の生活と切っても切り離せない存在となっている」と指摘した。
 また記事は、10年前の中国人にとっては日本メーカーのテレビを持っていることが自慢につながったが、現在は中国のテレビ産業が成長し、中国市場で日本のテレビを見かけることは少ないと説明。また、10年前の中国では同じく日本メーカーのパソコンが「かっこいい」と思われていたが、現在は中国企業のレノボが主流になっていると紹介した。
 さらに、現在の日本の製造業にはカメラ産業と自動車産業が残されているが、しかし、あと10年も経過すれば中国のデジタルカメラや自動車産業が日本市場を席捲するだろうと主張し、日本製品は最終的に中国製品によって淘汰されると主張した。」
http://news.searchina.net/id/1629175?page=1

 10日付の記事だが・・。↓

 「トランプ米大統領が・・・中国政府の求めに応じ、米国の「1つの中国」政策を維持すると表明した背景には、ティラーソン国務長官の尽力があった。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e5%b7%a1%e3%82%8b%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%b0%8f%e3%81%ae%e7%ab%8b%e5%a0%b4%e4%bf%ae%e6%ad%a3%e3%80%81%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%82%bd%e3%83%b3%e5%9b%bd%e5%8b%99%e9%95%b7%e5%ae%98%e3%81%8c%e5%b0%bd%e5%8a%9b/ar-AAmRnbs?ocid=iehp#page=2
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太田述正コラム#8915(2017.2.14)
<米帝国主義の生誕(続)(その13)>

→非公開