太田述正コラム#8910(2017.2.12)
<皆さんとディスカッション(続x3251)>

<太田>(ツイッターより)

 修理等の予算不足と老朽化と過度の使用により、米海軍艦載機の稼働率が47%、とりわけ主力戦闘機のF/A 18が38%、と、本来の半分にまで落ちてしまっている、とさ。
http://edition.cnn.com/2017/02/10/politics/us-navy-planes-grounded/index.html
 こりゃ自衛隊が「活躍」させられるのは必至だわ。
 トランプの魂胆見えたり。

 「…日報の『戦闘』という記述は、現地の隊員が状況を正確にとらえた表現<で>…SOSだったのかもしれ<ないのに、>…制服組が大臣にわざと歪めて説明したとなると…文民統制は成り立ちません…」
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_374447/
 制服組が文官化せざるをえないことこそ問題だよ。

<豊丘時竹>(2017.2.12)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20170212

 日本を独立させないために、アメリカ、必死だな。
 ただこの感覚は太田述正コラムを読んでない人には分からないかもしれない。

<太田>

 私は、イソップ寓話の「北風」じゃなく、「太陽」でもって、トランプ一派は日本を「独立」させようとしている、と見ている、というか、見たいんですがねえ。

 ところで、どっかの記事で紹介されていた、昨夜、23:35〜23:50、「空想大河ドラマ小田信夫」(第2話)をNHKで鑑賞しました。
 喜劇なんだけど、人を笑わせるのはむつかしいもんだな、と思いましたねえ。
 でも、乗り掛かった舟で来週も見ちゃうかもしれません。(第4話で完結。)
 第1話が見せてもらえるかと思って、NHKオンデマンドに無料登録したけれど、予告編だけでしたね。


 それでは、その他の記事の紹介です。

 安倍・トランプのゴルフが、プレスをシャットアウトして行われたことに文句たらたら。↓

 Trump and Abe hit the fairways — largely out of public view — at a Trump golf club in Florida・・・
https://www.washingtonpost.com/news/post-politics/wp/2017/02/11/trump-and-abe-hit-the-fairways-out-of-public-view-at-a-trump-golf-club-in-florida/?hpid=hp_hp-top-table-main_pp-trumpabe-123pm%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.3ec1deeb448f

 佐藤新会長も大変やわー。↓

 「将棋界揺るがすスマホ不正「濡れ衣」疑惑・・・」
http://news.infoseek.co.jp/feature/shogi_cheating_allegations2/

 「漫画家の谷口ジローさん死去 「孤独のグルメ」・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK2D00KJK2CUCLV008.html
 <BBC電子版が大きく報じていたが、記事元はフランスの出版社だってのがスゴイね。↓>
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-38947130

 消えちゃあいないが、確かに使ってないなあ。↓

 「家庭からバスタオルが消えている!? 人気を失った5つの理由・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12657596/

 朝鮮日報の日本礼賛キャンペーン。
 (ただし、安倍・トランプ会談については無視。)↓

 「【社説】「大学卒業=失業」の韓国、かたや日本は完全な売り手市場・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/10/2017021001669.html
 「「大学卒業=失業」 韓国の若年層失業率は日本の2倍--人口の割合最も高い「団塊の世代」退職本格化で雇用広がる--年功序列中心の賃金体系を改革したのも一役・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/10/2017021001670.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <習ちゃんの新手の日本へ行けキャンペーンだな。↓>
 「・・・捜狐は・・・日本で民泊ビジネスを成功させている1人の中国人経営者について紹介する記事を掲載した。
 記事は、中国人の海外旅行先として日本は非常に人気が高く、2017年春節(旧正月)の時期も日本は中国人旅行客の渡航先として2番目の人気だったと紹介。また中国国内では近年、日本の家屋デザインの美しさが注目され始めており、多くの中国人が日本での民泊体験を希望するようになっていると説明した。
 続けて、世界のどこにでもビジネスチャンスに目ざとい中国人がいるとして、日本にも民泊ビジネスに携わる中国人がいると説明し、この中国人経営者は日本の有名大学を卒業しており、日本のビジネス環境などにも精通しているという有利な点があると紹介。
 それゆえこの中国人経営者の民泊注文リストの半数は中国人旅行客からのものであると指摘したほか、16年8月に起業して以来、わずか4カ月で民泊用の部屋は10数戸から400戸以上にまで増えたと説明した。
 一方で記事は、民泊用の家屋の清掃について、留学生を雇って清掃させる場合、コストは安いが清掃のクオリティは低くて問題だが、「専門的な訓練を受けた日本の主婦はスピードが速いだけでなくクオリティも非常に良い」と日本の主婦の清掃技術を称賛した。」
http://news.searchina.net/id/1629022?page=1
 <これもそう。↓>
 「・・・中国僑網は・・・昨年ごろより中国国内で盛んに議論が行われている「匠の精神」について、近ごろ日本で在日中国人の日本酒醸造師が「日本人よりも匠の精神を持っている」と日本国内で賞賛されていると報じた。
 記事は、近年中国人が日本の各種業界で、ますます活躍するようになっているとし、「中国人が日本人に『不真面目』のレッテルを張られてきた状況が変化しつつある」と説明。その変化を示す事例の1人が、その仕事に対する真剣な姿勢から日本メディアに「日本の醸造師よりも匠の精神を持っている」と賞賛された中国人であると伝えた。
 そして、日本メディアによって取り上げられた在日中国人が、1992年の訪日以降日本酒に強い興味を持ち、酒蔵で10年間修行を積んだことを紹介。経験を蓄積していくなかで、水の温度や酸素、アミノ酸の濃度、徹底した酒蔵内の掃除や下準備といったこだわりに見られる醸造に対する姿勢が業界内で知れ渡っていったと説明した。
 記事は、日本では清酒製造会社が年々減少しており、仕事の辛さから若者が敬遠し、業界が後継者不足に悩んでいる状況を紹介したうえで、「中国人がこの業界の発展を支え、輝きを放っていることで、日本人を感服させたのである」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1629025?page=1
 <鬼気迫る、習ちゃんによる日本車を買えキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国の消費者は皆、日系車はダメだと言う」としながらも、自動車のプロフェッショナルでもある自動車の整備士は皆、日系車を購入していると伝える記事を掲載した。
 記事は、中国の自動車保有台数の30%以上が日系車であるという統計があることを伝える一方、中国には「日系車は安全性に劣る」などと根拠のない言論が存在していることを指摘。だが、自動車整備士をはじめ、自動車に詳しい中国人は皆、日系車を購入していると伝え、自動車のプロたちは「日系車は衝突しない限り、故障やトラブルといった煩わしさから解放される」と評価していることを伝えた。
 続けて、日系メーカーは自動車の品質を非常に重視していることは事実であり、エンジンやトランスミッションなどに最先端ではなくとも、非常に成熟した技術を採用しており、その信頼性の高さを背景に自動車のプロたちから高い評価を獲得していると指摘した。
 さらに、日本と中国には歴史問題や領土をめぐる対立があり、日系車や日本製品の存在は、中国人としてはどうしても「愛国心」が刺激される存在であることを伝える一方で、「愛国心を取り除いて客観視して見れば、日系車の耐久性や燃費性能の高さ、メンテナンスの容易さは一般消費者向けであることは間違いない」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1629027?page=1
 <日本の公務員の連結さを称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の公務員はとても清廉である」とする記事を掲載した。記事は、仕事で日本の公務員と関わった経験をもとに、その特徴について紹介している。まず、公務員は事業などで関わりのある業者などとの癒着を防ぐために、連絡担当者が半年ごと、あるいは1年ごとといった短いスパンで交代するとした。
 また、日本の公務員は完全に公私を区別しており、うまく取り入れたり、さらには賄賂を贈るなどといったことは不可能であると紹介。公務員が視察にやってきた際も、お茶はさておき、お菓子を出すだけで難色を示すことがあるとした。そして「政界のハイレベルな場所ではいざ知らず、日本の末端公務員においてはグレーの収入はないのである」と説明している。
 記事は、日本でも公務員の給料や福利厚生が非常に安定していること、そして、クリーンな行政に関する制度がしっかり整っており、賄賂を受け取った時には厳しく処罰されることを挙げたうえで、「業者は何とかして公務員との関係を接近させたい。しかし公務員たちはこれを拒む。実のところ彼らはリスクを冒したがらないのだ。ちょっとした不注意で安定した地位と給料を失ってしまうからである」と説明。「公務員は定年退職まで安穏に過ごせば、多くの退職金を受け取れる。日本の公務員の清廉さ、平穏を旨とする人生は、日本人の価値観に合っているのである」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1629023?page=1
 <これは、ややガス抜き気味。↓>
 「・・・一点資訊は・・・なぜ日本のスマートフォンはカメラ撮影時にシャッター音を消せないのかというテーマについて論じる記事を掲載した。
 記事は、スマートフォンの密輸品に関心のある中国人であれば、アップルやサムスン、ソニーなどのスマートフォンのうち、日本で販売されていた製品はすべてカメラ撮影時にシャッター音を消せないようになっていることは誰でも知っていると説明。
 さらに、シャッター音を消せない仕様について「世界の大半の国に存在しない奇妙な設定」であるとしたうえで、この奇妙な設定は「なぜ日本のスマートフォンは必須かつ共通」のものとなっているのかと問いを提起した。
 記事はこの問いの答えについて、日本には盗撮魔が多く存在しており、それゆえに盗撮を防ぐためにシャッター音を消せない設定になっているという見方が中国では一般的であると紹介した。
 記事はシャッター音が消せないようになっている機能を「世界の大部分の国家に存在しない奇妙な設定」と表現している」
http://news.searchina.net/id/1629024?page=1

 有料コラムで扱うほどのクオリティのない、米識者によるトランプ批判コラムだが、俎上に載せてみた。
 彼のようなリベラルキリスト教徒と思しき識者よりも少なくともトランプはマシだってことがよく分かるってもんだわ。↓

 <タイトルだけで吹き出しちゃった。↓>
 ‘Globalism’ Is the Victory of Western Ideals・・・
 <全球主義≒自由貿易=資本主義、だとさ。関係ねーだろ。なお、資本主義は拝金主義の故に非人間主義的なので普遍性はないで。↓>
 ・・・much of the rest of what passes for “globalism” is actually the extraordinary spread of Western ideals of political and economic freedom. For example, another word for “free trade” is “capitalism,” one of the West’s great contributions to the world. If this is globalism, let us make the most of it. It is extraordinarily odd that the president of the United States would turn his back on Western economic ideas in the name of protecting and promoting American national identity.
 <また、全球主義≒自由主義、だとさ。これまた関係ねーだろ。なお、自由主義(人権主義)は、その硬直性の故に非人間主義的なので普遍性はやはりないで。
 しかも、筆者は、自由主義と民主主義を同値のものと考えているようだが、両者は鋭い対立関係にあんだぜ。
 更にまた、民主主義諸国は似通った国際観を抱き、かつ、相互に戦争をしない、というのも、日米戦争のことを想起すれば、ウソだって分かるで。↓>
 Another facet of good globalism — or, to use a more accurate term, liberalism — is the convergence of national identity due to the spread of democracy and political liberty. ・・・ democratic countries tend over time to view the world in similar terms. They tend to perceive similar threats and opportunities, which helps undergird the democratic peace.
 <自由主義/民主主義は、文化の多様性を認めている、というが、筆者はそれを米国的価値と主張してるんだから、論旨が矛盾してるぞ。
 また、日本も自由主義を継受した、としているが、ちゃうで。↓>
 Crucially — and contrary to Trump’s claim — states can adapt democracy without shedding national distinctiveness or betraying their historical and cultural heritage. The genius of liberalism is its adaptability to different cultural contexts. That is precisely why it has become the most successful political ideology in the history of humanity, and why it has triumphed everywhere from India to Japan.
 <自由主義は米国が世界最初に掲げ、だからこそ米国は例外国家だっちゅうんだが、「母国」のイギリスに決まってんだろ。しかも、偽善の天才たるジェファーソンを自由主義の旗手として持ち出した瞬間に、お里が知れちゃうってもんだで。↓>
 Again, it is odd that the United States would attack the spread of political liberalism abroad under the flag of American nationalism when the it was the United States itself that was most responsible for the global spread and success of liberal ideals.
 When Thomas Jefferson wrote of the “self-evident” truths about human equality and the accountability of government to the “consent of the governed,” such ideas were ludicrous. Not a single other nation in the world believed in or accepted Enlightenment liberalism as the foundation of government. That is why we rightly call the United States an exceptional nation・・・
 The spread of liberalism is not “globalism.” It is the victory of American exceptionalism.
 <米国は血と汗と涙をもって、自由主義の全球的普及に努めてきたってんだが、その独善的な行動のおかげで、非米国人の数千万人の無意味な死がもたらされたんだぞー。↓>
 For the United States to reject or divest from the liberal international order would be to forsake its own greatest achievement — a tragi-comic betrayal of a century of American blood, sweat, toil, and tears.・・・
http://foreignpolicy.com/2017/02/10/globalism-is-the-victory-of-western-ideals/
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 昨日が休日だったので、本日、臨時一人題名のない音楽会をお送りします。
 久しぶりに歌謡曲です。
 (最後のは、クラシック的歌謡曲ならぬ、ど演歌ですが・・。)

 
川野夏美 雲母坂〜きららざか〜 彼女をコラム#7863で初登場させましたが、オリジナル曲に恵まれてますね。
https://www.youtube.com/watch?v=jq3C-cqk09E
川野夏美 九官鳥
https://www.youtube.com/watch?v=tfDrnxOHH7g
川野夏美さん お茶の水
https://www.youtube.com/watch?v=D1yDdMKrRrI
川野夏美 カスバの女 当然、カバー曲ですが、一度も登場していなかったので・・。
https://www.youtube.com/watch?v=_GLNDad0mEI
川野夏美&竹島宏 恋の町札幌(〜2:39。その後は乱丁状態) 大好きな曲なので・・。
https://www.youtube.com/watch?v=-SwdIGnJYGk

瀬口侑希(注) 花に降る雨 初登場の歌手。
https://www.youtube.com/watch?v=sQ8xTUTlQLk

(注)1975年〜。甲南大学法学部卒業!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%8F%A3%E4%BE%91%E5%B8%8C

長山洋子&影山時則 絆 たまには、ど演歌もどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=IkIY61jUoLY&nohtml5=False
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太田述正コラム#8911(2017.2.12)
<米帝国主義の生誕(続)(その11)>

→非公開