太田述正コラム#8878(2017.1.27)
<皆さんとディスカッション(続x3235)>

<太田>(ツイッターより)

 「国連への関与見直しへ 拠出金削減、条約離脱も…」
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00e/030/215000c
⇒公約履行。
 「水責め尋問、効果的だが採否はCIA…」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170126-OYT1T50117.html?from=ytop_main1
⇒公約事実上放棄。
 対日安保攻勢はどちらに?
 2月初めのマティス訪日で答えが出るな。

<0edWdPDA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「移民嫌いのトランプ大統領、まじでホワイトハウスのスペイン語サイトを閉鎖・・・」
http://www.gizmodo.jp/2017/01/trump-killed-the-spanish-white-house-website.html
 メキシコ国境に壁を作るのも本気らしいから、トランプの本気度はガチだわ。
 この様子だと、在日米軍の経費は今の2倍でなおかつ、双務化も要求されそう。
 米軍を世界的な傭兵にして金を稼ぐビジネスも成り立つよね。

<太田>(ツイッターより)

 関大に続き法政大も防衛省委託研究を禁止。
http://www.asahi.com/articles/ASJD75RP3JD7PTIL01G.html
http://www.asahi.com/articles/ASK1V5VYLK1VUTIL04X.html?iref=comtop_list_nat_n05
 僕の、あらゆる営みは軍事の手段たる側面ありとの指摘まで想起する必要なし。
 同省委託の対象は軍民両用研究なんだから、両大は研究などしてないってこと。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 しかし、なんでいまだに「男系継承が古来、例がいなく維持され 」なんて言えちゃうんだろうね。
 他の議員も突っ込みないんか。
 こういうことを言う人たちは、「日本=近代=明治以降」という概念しか持ち合わせていないわな。
 さすが「革新」だ!↓

 「安倍晋三首相、安定的な皇位継承「譲位問題と別に検討・・・
 首相は安定的な皇位継承に関して、「男系継承が古来、例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえつつ、今回の負担軽減の議論とは切り離して検討したい」と述べ、天皇陛下の譲位への対応とは区別する考えを示した。」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/politics/amp/170126/plt1701260043-a.html?client=ms-android-kddi-jp

⇒「識者」が「歴史を無視した「生前退位」論議はもうやめよう--終身在位も男系天皇も「古来の伝統」ではない…」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49034?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top
なんて言ってるくらいだから無理もないが、「日本の皇統は初代神武天皇から現在の第125代今上天皇まで男系の血筋のみで続いてきた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E7%B3%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87
のは事実なんで、池田信夫もあなたもマチガイ。
 (そもそも、池田信夫、全く天皇制の何たるかが分かってなさそうだが、立ち入らない。)
 但し、(前にも言ったことあると思うけど、)「皇室の祖神」である天照大神は「古来より女神とされている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E
んだから、新たに女系天皇を認めたっていいじゃんってのが私の考えだ。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 「天下り」ならぬ「出向」まで咎めるのはオカシイ。
 但し、(旧文部省系)文科官僚に関しては、能力的に、出向先であんまし(イイ意味で)お役に立ってない可能性が高く、そのことは問題だけどね。↓

 「「国立大は文科省の植民地」 83校に241人出向・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017012790070125.html

 韓国の裁判官は、専門家の見解など平気で無視するようだな。↓

 「対馬から盗まれた仏像 記録や焼け跡が略奪の根拠=韓国地裁・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/26/2017012602162.html
 「韓国の文化財専門家たちは「仏像がどのようにして日本に渡ったのか、その搬出経緯が重要な争点だったが、略奪された可能性は高いものの決定的証拠がない」と指摘している。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/26/2017012602318.html
 「・・・匿名希望の国際法専門家は「フランスが略奪していったことが明白だった外奎章閣(朝鮮時代に歴代国王に関する文書を保管していた奎章閣の付属図書館)図書とは全く別の問題だ。略奪されたという確証がなく、韓国人が盗んできたことがはっきりしている文化財を「韓国のものだ」と主張するのは国益のためにならない」と述べた。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/27/2017012700363.html

 倭寇そのものが、元寇に高麗が加担したことに対する私的復仇行為として始まったという有力説はともかくとして、倭寇だって、通常の、私貿易、密貿易、を行うこともあった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%AD%E5%AF%87
んだから、仮に倭寇が関与していたとしても、当該仏像が、日本人の手に渡った経緯が違法行為であるとは到底断定できないはずだ。
 (参考:「対馬仏像盗難事件で盗まれた2体の仏像について郷土史家の永留久恵は、「交易でもたらされた品と考えるのが最も適切だ」と反論しており、対馬島主らは真珠や水銀を贈るかわりに高麗から仏像や経典を受け取っていたし、海神神社の仏像が渡来したのは倭寇の時代よりも以前であったことを指摘している。また倭寇も高麗末期に関しては大半が高麗の住民で、対馬の島民らではないことが朝鮮王朝の正史朝鮮王朝実録にも記載があり、倭寇を日本人の海賊と短絡する見方を批判している。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E3%81%8B%E3%82%89%E6%B5%81%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%E3%81%AE%E8%BF%94%E9%82%84%E5%95%8F%E9%A1%8C )
 なお、仮に略奪、窃盗によって日本人の手に渡ったとしても、昨日記したように、一種の時効だ。
 また、いずれにせよ、窃盗という違法行為によって韓国に「戻された」ものである以上、一旦は日本側に引き渡すべきだ。

 そんなんより、USB−DACもアンプもスピーカーも要らないパソコンを売り出してくれー。↓

 「オンキヨー、音楽を聴くためのスマホ「GRANBEAT」--フルバランス駆動の本格派・・・」
http://japan.cnet.com/mobile/35095631/?tag=as.latest

 そうなんだよな、天皇家じゃない軍事貴族も少しはいたことが気になってたんだ・・。↓

 「藤原秀郷 子孫に名門武家を多数輩出・・・
 <でも、これでホッ。↓>
 だが、11世紀前半に中央貴族としての地位を失ったようだ。・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/170127/prm1701270002-n1.html

 全球化に逆らおうったってムリよ。↓

 「無修正AV「カリビアンコム」で配信会社摘発 海外発の“合法主張”は通るのか…」
http://www.sankei.com/premium/news/170127/prm1701270003-n1.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網から。人性化(人間主義)礼賛。↓>
 「中国人学生が日本で「介護」の体験学習・・・
 中南大学の■南(■は登へんにおおざと)さんは、「日本の介護スタッフは、非常に仕事熱心で、業務の最中に介護を受ける人がどんな心理状態にあるかに対して常に気を配っている。介護のプロセスも、極めて細やかで人間的だ」と感想を漏らした。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0124/c94473-9170968.html
 <ここからサーチナ。日本に学べと叫ぶ。定番的だが公害篇。↓>
 「・・・一点資訊はこのほど、日本もかつては高度経済成長の代償として大気汚染をはじめとするさまざまな公害に苦しんだことを紹介する一方、日本は公害をすでに解決したと指摘し、「日本はどうやって空を青く変えたのか」と疑問を提起した。
 日本を訪れる中国人旅行客の多くが日本の澄み切った青空に感動すると言うが、記事は「日本は今でこそPM2.5の濃度に対する厳しい基準と規定があるが、かつては現在の中国同様に大気汚染に苦しんだ」と紹介。工業都市にある工場の煙突からは黒い煙が毎日排出され、一部の都市では大気汚染によって視界が悪くなるなど、まるで現在の中国のような状況だったと伝えた。
 一方、今では日本の大気汚染はもはや見る影もないことに驚きを示しつつ、「1980年代に中国を訪れた日本人は、大気汚染によって曇った日本の空に対し、中国の空の綺麗さに感動したものだ」と伝える一方、今では日中の空の美しさは完全に逆転してしまったと指摘した。
 記事は、日本が大気汚染を解決できた理由は、法律による厳しい排出制限のほか、公害や環境保護についての教育を実施したことが挙げられるとし、「日本は数十年にわたって努力した結果、ようやく大気汚染を解決できたのだ」と指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1628043?page=1
 <日本に学べと叫ぶ。定番的だが長寿企業篇。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、社歴が100年を超える日本企業に宿る「長寿の秘訣」について論じている。
 記事は日本には非常に多くの100年企業があると紹介、しかしそうであるからには「そこには理由があって然るべきだ」と指摘し、「日本企業が長寿である根本的な理由はその独特の家族制度にある」と説明。さらに、企業の「変わってはいけないこと」と「変わるべきこと」を理解していることも企業の寿命に大きな関係があると指摘した。
 続けて、世界のほとんどの国の企業の家族制度は「血縁」を基礎とすると説明、そして一度血縁の伝承が途絶えれば家族の存在そのものもそこで終わると指摘。しかし「日本の状況は大変特別である」とし、娘婿を家族として迎え入れることや養子の形式を用いて家族の存在を継承させていると説明、「血縁は決して家族存続の唯一の基礎ではない」と指摘した。
 また記事は、企業の「変わってはいけないこと」について、日本の100年企業に共通するのは「本業にしっかり打ち込む」ことであると指摘。中国企業のように儲かると見れば、まったく違う業種でも手を広げていくことはしないと伝え、経営環境が厳しくなったときでも本業が強いからこそ、会社が傾ことはないという見方を支援した。
 さらに、企業が「変わるべきこと」について、日本の100年企業のなかには、本業にはしっかり打ち込むが「時代の変化に応じて」、水平もしくは垂直的多角化を行うことにより、経営規模を縮小することなく生き残ってきた企業もあると説明した。」
http://news.searchina.net/id/1628044?page=1
 <建設現場の人間主義を礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の建設現場にあある透明な壁に、ネットユーザーが大絶賛」とする記事を掲載した。
 記事は、東京都内の道路に面した工事現場の画像を紹介。交差点にある現場の防護壁のうち、角の周辺が透明なプラスチック板になっていると紹介。「これで視界が広がる。交差点を通る人は、予め車両がやってこないかを確認することができる」と説明した。さらに、壁の角には緑と白、あるいは黄色と黒の緩衝材が張り付けてあるという配慮にも触れている。
 また、工事現場の「透明な壁」には他のメリットもあるとし、作業をしていない時間帯に泥棒などの侵入者があった場合に通行人が発見しやすい点、近隣住民の採光を妨げない点、内部でどんな作業をしているか見えることで監督作用が期待できる点についても言及した。そして、中国のネットユーザーから「素晴らしい」、「わが国では見たことがない。人に優しい」、「『いいね』を100個つけたい」などといった賞賛のコメントが多く寄せられたと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1628103?page=1
 <やらせと呼応する形で、日本車売り込み。(なかなかドイツ車を追い抜けないが・・。)↓>
 「・・・中国経済網は・・・昨年1年間で中国において発生した自動車のリコール案件のうち、対象台数の6割以上を日系ブランド車が占めていたとし、専門家が日系メーカーの品質管理に問題があると分析したことを報じた。
 記事は、国家質量監督検験検疫総局が発表したデータで、2016年に中国国内で1133万1565台の自動車がリコール対象になり、中でも日系の19ブランドで全体の64.91%にあたる合計735万5680台のリコールが発生したと紹介した。
 そして、ブランド別に見たリコール台数ランキングでは、ホンダが年間販売台数の3倍を上回る約384万台でトップとなり、トヨタも約126万台で3位に入ったと説明。このほか、マツダが4位、日産が8位、レクサスが9位、三菱が10位と、10位までに日系の6ブランドが入ったことを伝えている。
 そのうえで、北京大学経済学院副教授でマーケティング専門家の薛旭氏が、自動車販売台数の増加とともに消費者の権利保護意識が高まったこと、社会監督体制や法律法規が整備されたことから全体的にリコール台数が増えたと解説したことを紹介。また、日系車のリコールは主にタカタ製エアバッグに関連するものとの分析がある一方で、薛氏が「日系ブランドがデザインや品質管理の面において、特に中国本土での管理が著しく不足していることを示すもの」とし、「高齢化や優秀人材の減少によって企業管理文化が弱まり、合弁企業の製品の品質管理に問題が出るようになった」と論じたことを伝えた。
 専門家の分析に対し、中国のネットユーザーからは「リコールは悪いことではない」、「日系企業は少なくともリコールしているではないか」、「リコールは企業の責任」など、日系企業の誠意を評価するコメントが目立った。また、「リコールの少なさから見て、中国国産ブランドはもはや世界の巨頭を追い越して、自動車の品質管理世界一になった」という皮肉とも思われる感想も見られた。」
http://news.searchina.net/id/1628000?page=1
 <習ちゃんのホンネがポロリ。↓>
 「・・・環球網は・・・「日中韓が関係を改善する可能性はあるか」とする評論記事を掲載した。
 <ここがそう。↓>
 記事は、日韓両国には中国との関係改善を通じて自らの戦略環境を調整したいというニーズがあるとともに、中国にとっても「米国による長期的な圧力に対する中で、日中韓の協力は外交戦略の柔軟性を高める」というメリットがあると説明。
 しかし一方で、3カ国間には戦略上の信頼不足、歴史的な問題、領土問題が存在するほか、北朝鮮の核問題という不確定要素もあり、「日中間の関係改善は言うほど簡単ではない」としている。
 記事は「しかしそうであっても、日中韓が戦略的協議を行い、全体の関係強化を試みることはとても重要だ」とし、3カ国間の問題の根本解決は難しいが、進展を得ることは可能であると解説。それには三方が関係改善の政治的願望をより明確化し、地域全体の友好的な要素を蓄積し発散させることが必要であるとの見方を示した。
 特に、日中関係については「東アジア地域全体の雰囲気を決定づける影響力を持っている」とし、日本が歴史問題において挑発的行動をとらず、日中両国が尖閣諸島の争いで冷静になれば「関係は再び緊張緩和、転換に向けた基本条件を備えることになる」と主張。互いに「善意」をベースにした行動や報道をすることで「両国間の氷河は融け始める」とした。」
http://news.searchina.net/id/1628045?page=1

 いかに16世紀・・に限らないけど・・イギリスが豊かだったか、が改めて分かる。↓

 ・・・Henry VIII and his court, for example, were actually "the most fastidious of diners," not a Hollywood-style ogres "devouring endless chicken legs and throwing the bones over his shoulder afterward." And everyone ate several thousand calories worth of food a day, not just the chunky king.・・・
http://www.csmonitor.com/Books/Book-Reviews/2017/0109/The-Private-Lives-of-the-Tudors-captivates-with-surprising-detail
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太田述正コラム#8879(2017.1.27)
<映画評論48:君の名は。(その1)>

→非公開