太田述正ブログは移転しました 。
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太田述正コラム#8816(2016.12.27)
<皆さんとディスカッション(続x3204)>

<太田>(ツイッターより)

 「三浦九段のソフト疑惑シロ…」
http://mainichi.jp/articles/20161227/k00/00m/040/058000c
  「イカレ」アスカですらお咎めなしだったんだから、「天才」三浦ならこの成り行きは想定通りだろう。
 ただ、復帰しても、一致率が変わらなくても下がっても針の筵だろうから、割増退職金もらって棋士を辞めるのが正解?

<TS>

 毎日の配信ありがとうございます。・・・
 早いもので今年も終わりです。秋頃から忙しく、コラムも後追い状態でかなりの未消化状態となってきました。
 仕事上、米国から装置を輸入していることから、今回の大統領選にはたいへん興味がわき、ディスカッションで紹介されていたASIA TIMES, David Goldman の記事を興味深く読みました。ペンシルバニア州にある取引先の経営者は、「クリントンは嘘が上手、トランプは皆が思っていることをズバリ言う。」と共和党支持。社員の一人は「ペンシルバニアは民主党で決まっている。」と今年4月に会話した時の様子を鮮明に覚えています。
 さて、仕事を終えて夕食後は眠くなり、どうも文字を読む気が起きないこのごろです。
 そこで発見したのがNHKラジオ第二で朗読などの番組です。PCでラジオ番組を録音し、夕食後はこちらに耳を傾けています。
 中でも、日曜カルチャー「骨からみた日本人」(京都大学名誉教授、片山一道」の番組でした。
 縄文人骨から現代人までの骨からみた日本人を講演されています。ストリーミングでPCから聞くことができますので、時間があればクリックしてみてください。
http://www4.nhk.or.jp/P1940/28/
 江戸時代の人骨の分析で、梅毒にかかっていた人の割合が4割近くある、と聞いた時は思わず笑ってしまいました。
 NHKでは真田丸の視聴率が高かったようですが、私は「武田信玄(昭和63年)」のアンコール放送を毎回見ています。
 このドラマを見続けているうちに、軍事と政治は切っても切れない関係であり、今の日本の政治家においては、日本の軍事を全てアメリカに丸投げ状態では、国の主権と人間を真に大切にする考え、その政策は育たないのだろう、ということがよくわかりました。
 それでは、太田様のご健康とますますのご活躍を祈念しております。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 太田コラム以外で初めてみた縄文・弥生系の話。
 お酒の話だが。
 縄文系がお酒に弱いのか〜〜。
 じゃー、私は弥生系だ!!↓
 
 「酒の飲み方で祖先が「縄文系」か「弥生系」かわかる 根幹にある酵素の違い・・・日本人の祖先は、ヨーロッパからヒマラヤ山脈を超え、沖縄側から北上してきた縄文系と、中国大陸を経て南下してきた弥生系に分けられます。そして遺伝子的に見ると、縄文系の多くはALDHを持っていて酒が飲める、弥生系はALDHを持っている人が少ないので酒が飲めない(または弱い)−という特徴があるのです。・・・」
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12466253/

<M281SLf. >(同上)

 「“都市=蟻地獄”だった…江戸時代からみる 日本の人口減退期に起こること・・・」
http://m.blogos.com/article/203567/?p=3

・新たな成長の始動
 「農村人口と都市人口の変化が物語るのは、江戸時代後半における新たな経済発展への転換である。18世紀前期までの経済成長は、耕地拡大と土地生産性の上昇による農業発展が中心であった。・・・市場経済の浸透と拡大によって都市的発展は起きたが、非食料生産人口である都市人口は農業生産によって制約されたので、やがて都市人口も頭打ちになったと考えられる。
 18世紀半ばから総人口は停滞的になったが、必ずしも経済成長がなかったわけではない。「プロト工業化」と呼ばれる、農村を舞台にした非農業生産活動が活発化したのである。18世紀に入って、海外に頼らざるを得なかった白糸(絹糸)や砂糖の輸入が制限されると、それを国内で生産することが奨励されるようになった。木綿、アブラナなどの原料生産だけではなく、農民がみずから綿糸、綿布、種油の加工を行うことも盛んになった。酒や味噌、醤油などの醸造、製紙も活発に行われるようになり、各地に特産物が生まれた。
 農民自身が加工や流通に副業、兼業として携わるようになると、家計所得を拡大させることができた。地方では問屋、金融業者、流通業者などが集まる、在郷町とよばれる人口数千人程度の町場が形成されるようになった。一方、地方の経済活動が活発化して地方市場間の直接的な取引が盛んになると、経済先進地帯であった大坂や京都は、加工や商品の入荷が減少して中央市場としての機能が低下し都市の衰退につながった。」

 改めてプロト日本型経済体制の凄さがわかります。

<七氏>(同上)

 なんだかんだで、まだまだできることってのはあるんだよな。
 「日本雑誌協会が日本出版取次協会と連携し、実現した」ということで、日本型経済体制の強みでもあるな。↓

 「大みそかに攻める出版 雑誌や新刊170点発売 正月需要狙う」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161227-00000056-san-ent
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 まず副業ってなにすることを想定してるんだ??
 「求人数が特に伸びたのは、「小売・外食」(前月比104.9%)、「メディカル」(前月比104.2%)
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
ってんだが、本業+でこれらは厳しいねぇ〜〜。
 結局、労働時間を本業で減らさぜるを得ない状況下で従業員の給与の増加速度を企業が遅らせることが可能になり、その代わりに副業で増加見込み分と最悪減収分を自分達で賄って!て大企業側(=自民党)のお願いだよね。
 安倍チャンの働き方改革、結局は「欧米並みに」て錦しかないで。↓

 「日本企業で副業が「原則NG」→「原則OK」へ?働き方改革に戸惑いの声」
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12467535/

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 こう思いつつも、(柄にもなく、)さすがに事上げする度胸まではなかった私だが、先越されちゃったな。↓

 「水野和夫氏が語る、終わりゆく資本主義の先頭に立った日本・・・
 日本は明治維新以降、欧米に“追い付け追い越せ”の精神で資本主義に基づき発展してきました。
 それから150年、足元では10年物国債の利回りの水準がゼロ近辺で推移し、一時はマイナスにまで落ち込んだほどです。世界の主要国を見ても低金利が常態化し、歴史的に極めて異常な状態です。
 国債利回りがゼロなら、社債利回りもほとんど0%です。これは企業がもう、外部資金を調達してまで新たな店舗や工場をつくる必要がない、もうかる投資先がないことを意味します。資本を投下し、利潤を得て資本を自己増殖させるのが資本主義ならば、利潤率の極端な低下はもはや資本主義が機能していない兆候を示しています。
 逆に言えば、自己増殖をしなくてもいいほどに、資本の積み上げが進んでいる。そのように見ると、日本は世界でも資本主義の先頭に立ったといえるのです。・・・
実質ベースの資本ストックを実質GDP(国内総生産)で割った資本係数ですが、現在の日本には1300兆円程度の実質民間資本ストックがあり、500兆円超の実質GDPで割ると、大体2.4倍となります。ドイツは2倍程度で、両国が世界の1、2位となっているのです。
 GDP1単位を生み出すのに必要な資本の大きさが、トップ2の国で10年物国債利回りがゼロ近辺になっている。つまり、中央銀行の量的金融緩和などとは関係なく、資本蓄積が十分ですよ、というサインが出ているのです。そうであれば、成長一辺倒ではなく、その次の世界をどうすればいいのか話し合うべきでしょう。」
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e6%b0%b4%e9%87%8e%e5%92%8c%e5%a4%ab%e6%b0%8f%e3%81%8c%e8%aa%9e%e3%82%8b%e3%80%81%e7%b5%82%e3%82%8f%e3%82%8a%e3%82%86%e3%81%8f%e8%b3%87%e6%9c%ac%e4%b8%bb%e7%be%a9%e3%81%ae%e5%85%88%e9%a0%ad%e3%81%ab%e7%ab%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%97%a5%e6%9c%ac/ar-BBxyVQV?ocid=iehp

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。

 <習ちゃん自身、水野さんと同見解なんじゃないのかなあ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・内閣府による12月の経済月例報告と景気判断の上方修正を紹介したうえで、日本経済は「失われた20年の泥沼から抜け出すことができたのだろうか」と疑問を投げかけた。
 月例報告には個人消費、住宅建設、輸出、貿易・サービス収支、生産、業況判断、国内企業物価のそれぞれに対する基調判断が含まれているが、記事は輸出に関して国外経済の回復が輸出に影響を与えており、とりわけ中国を含むアジア市場への輸出が強く、月例報告は輸出について11月の「おおむね横ばい」から「持ち直しの動きが見られる」へと上方修正したと紹介した。
 また個人消費も11月の「総じてみれば底堅い動き」から「持ち直しの動きが見られる」へと上方修正されており、業況判断も「緩やかに改善している」へと上方修正されたと説明。
 貿易・サービス収支も11月の「黒字は、横ばいとなっている」から「黒字は、増加傾向にある」へと変更、また生産についても「持ち直しの動きが見られる」から「持ち直している」へと変更、さらに国内企業物価も「このところ横ばいとなっている」から「このところ緩やかに上昇している」へと変更された。
 <「臥薪嘗胆」ってのは韜晦しただけであり、実際は、日本国民がまさに(無意識的)コンセンサスの下、「ゼロ成長/ゼロ物価上昇」実現を期し、実際に実現して現在に至っているってのがホントのところか。↓>
 日銀も20日に開いた金融政策決定会合で、景気の総括判断を「緩やかな回復基調を続けている」として小幅に上方修正したが、記事は「日本の近ごろの経済指標は確かに日本経済が回復傾向を示している」と指摘したうえで、「失われた20年の泥沼から抜け出すことができたのだろうか」と読者に問いかけた。この問いかけに対し、中国のネットユーザーからは「日本経済は低成長率となったが、もともと何も失っていない。むしろ臥薪嘗胆の20年だった」との意見を寄せている。」
http://news.searchina.net/id/1625950?page=1
 <日本の人間主義的国際援助を称賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「中国人はアフリカのために一生懸命汗を流し、金も使っているというのに、なぜアフリカ人は日本に期待を寄せるのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事はまず、アフリカで広まっているという1つのジョークを紹介。アフリカ人の子どもが母親に「万物を創造した神様」の居場所を訊ねたところ、アフリカ人にとって身の回りのすべてのモノが中国製であることから、母親は「神様は中国にいる」と答えるという笑い話だ。アフリカ人にとって「メード・イン・チャイナ」がいかに身近で、必要不可欠な存在であるかを示すジョークだが、記事は「アフリカ人の衣食住はすべてにおいてメード・イン・チャイナなしでは成り立たない」と論じた。
 だが、ケニアのナイロビなどでは「街で見かける車のほとんどが日本車」であると伝え、信頼性の高さから人気となっていることを紹介。一方、アフリカ進出では中国のほうが日本より先行しているにもかかわらず、アフリカで中国車を見かけることはまずないと伝え、「自動車」を通じて日本はアフリカ人の対日観を良好なものにしていると論じた。
 また、ナイロビ中心部には日本の援助によって整備された道路があり、道路の中心には日本の援助によるものであることを示す石碑が存在すると紹介。また、もともと片側4車線の道路を整備する計画であったが、現地の人びとがマラソンやランニング好きであることを把握していた日本は片側2車線に計画を変更、歩道を広くしたことで現地の人びとはゆったりと走ることができるようになったと紹介した。
 中国もアフリカへの進出を積極化し、支援も行っているが、「中国人がアフリカのために一生懸命汗を流し、金も使っているというのに、それでもアフリカ人が日本に期待を寄せる」理由は、日本の支援は現地のニーズに合わせた内容であることを紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1625939?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。東京の美術館篇。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「東京の美術館は、どうしてみんなこんなに美しいのか」とする記事を掲載した。記事は「われわれが東京を訪れる理由は多いが、ここには100年、1000年沈黙を保つ芸術品たちが美術館にいることも忘れてはならない」とし、美術館巡りも東京見物の大きな魅力の1つであることを説明した。
 そして、東京に存在する美術館は、その所蔵品もさることながら、世界的に著名な建築家の設計によるものが多いとし、その代表的な美術館を写真付きで紹介している。まずは、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが東アジアで唯一設計した国立西洋美術館を挙げた。続いて、日本最大の展示面積を誇る、黒川紀章設計の、世界的に有名な建築家・谷口吉生の父である谷口由郎が手掛けた東京国立近代美術館と、国立美術館についてそれぞれ特徴を紹介した。
 さらに、前川國男設計による東京都美術館、安藤忠雄による21_21 DESIGN SIGHT、隈研吾による根津美術館、谷口吉郎が手掛けた出光美術館、渡部仁による原美術館などを挙げたほか、渡辺や谷口親子が設計した展示館を含む東京国立博物館も美しい建物として取り上げている。」
http://news.searchina.net/id/1625941?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。日本の美食篇(総論)。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本を訪れたら必ず食べるべき美食について紹介する記事を掲載している。
 記事はまず、日本で食べるべき美食の1つ目として「寿司」を挙げ、「イカやマグロといった寿司だけでなく、牛肉を乗せた寿司もある」と紹介したうえで、「寿司は旨すぎる」と絶賛。また、「刺し身」についても同様に日本で新鮮な刺し身を一度は食べるべきだと伝えた。
 また、アンコウの肝臓である「あん肝」についても、「海に囲まれた国である日本ならでは」とし、これも非常に美味であると紹介。さらに、和牛も絶対に食べるべきであり、特にステーキで食べると最高だと絶賛した。
 さらに記事は、どら焼きやたこ焼きについても紹介。」
http://news.searchina.net/id/1625959?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。日本の美食篇(ラーメン)。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国には「刀削麺」や「ジャージャー麺」、「担々麺」など、非常に多くの種類の麺料理があるとしながらも、「なぜいずれも日式ラーメンに敵わない」のかと疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、中国で近年、日本のラーメンが人気となっていることを伝えつつ、「中国には美味しい麺料理が豊富にあるはずなのに、なぜ日本のラーメンばかりが人気なのか」と嘆きつつ、日本のラーメンの特徴について詳しく紹介した。
 続けて、中国のラーメンと日本のラーメンの最大の違いについては「麺とスープにある」と指摘し、中国の麺は手で引き伸ばして作るのに対し、日本の麺は切って細くすると紹介。また、日本の麺に使用されるかん水は中国では使われないと伝えた。
 また、中国のラーメンは豚肉や牛肉、海産物などを煮出して作るのに対し、日本は豚骨など「肉」ではなく、骨も一緒に煮出すと伝えたほか、非常に長い時間にわたって煮出すことも日本のラーメンの特徴だと指摘し、「確かに日本のラーメンは美味であることは否定できない」とし、日式ラーメンのおいしさを素直に認めた。」
http://news.searchina.net/id/1625927?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。清潔な街篇。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本では街がいつも清潔に保たれていることに対し、「日本人は恐ろしい民族」と表現する人もいると伝えつつ、日本が清潔である背後には 「天の時、地の利、人の和」があったと主張した。
 記事は、「旅行や出張で日本を訪れる中国人の多くが日本の街の清潔さに驚愕する」と伝えつつ、日本がその清潔さを実現し、維持できる理由は、時機や時勢を意味する「天の時」、地勢的な有利さを意味する「地の利」、そして、人心の一致と努力を意味する「人の和」があってこそだと主張した。
 まず、日本は海を四方に囲まれている海洋性気候であり、乾燥しがちな中国と違って、日本は雨が多く、大気の埃っぽさが少ないと指摘。また、かつて公害に苦しめられた日本は現在、環境保護に対して高い意識を持っていることを挙げ、こうした要素は日本が清潔さを保つうえでの「天の時」と「地の利」であると論じた。
 また、「人の和」について「日本人はもともと清潔さを好む民族」であり、公衆道徳が高いうえに日本人は食べ歩きする習慣がないため、中国に比べて果物の皮や食べ物の包装がポイ捨てされる可能性も低くなると考察した。
 中国の都市部や観光地では清掃員の姿を目にする機会が多く、清掃員が1日中掃除をしているにもかかわらず、ゴミが多く落ちているのも事実だ。非常に多くの人が訪れる「万里の長城」では、観光客らがポイ捨てしたゴミを清掃するだけで清掃員が莫大な労力を使っており、中国メディアの法制晩報によれば「観光客が吐いた痰や、ところかまわずにした大小便を清掃すること」は万里の長城の清掃員にとっての「悪夢」だと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1625926?page=1
 <日本の製品(ロボット)礼賛。↓>
 「・・・証券時報は・・・「国産ロボットが日韓、欧米を追い抜かすためのカギは何か」とする記事を掲載した。記事は、2016年における中国でのロボット販売数が世界全体の30%以上を占め、中国が4年連続で世界最大の工業用ロボット市場となっていると紹介。今後5年、中国の工業用ロボット販売数は20%超の成長率を保つとの予測も出ていると伝えた。
 また、中国国内のロボット産業は環渤海、長江デルタ、珠江デルタ、中西部地域に集中し、集約化が進んでいるほか、ロボット関連企業はこの数年間で数十社から数千社にまで増加したと紹介している。
 一方で、中国のロボット業界においては「日韓や欧米のロボット業界に比べると、なおも大きな差がある」との認識があると説明。「現在彼らは中国企業による追い上げを恐れていない」とした。「設計は模倣できるが、核となる技術や質の保障は長年の努力によって初めて実現できるもの」であるとの理由を示したほか、工業用ロボット以上にサービス型ロボットの差がより大きいと指摘。サービス型ロボットについては、なおも高度なスマート化の段階に到達しておらず、今後より多くの研究を重ねていくことによって高い基礎力を身に着けることが求められているとした。
 記事は、国産ロボットと世界との差が存在する理由を「中国は後発国」とする一方、後発国ゆえのチャンスも持っているとする業界関係者の話を紹介。世界に追いつくにはまだまだ時間は必要だが、その差は毎年縮まっていると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1625954?page=1
 <日本の製造業の環境保護への取り組み礼賛。↓>
 「・・・中国紡績網は・・・染物企業における日本人の環境保護への取り組みを紹介する記事を掲載した。「日本人はどうやって染物の環境保護に存在する『ブラックボックス』を解明するのか」というタイトルだ。
 記事は、前処理、染色、後処理といった各セクション内で生じる廃水や排ガスを合理的に処理してクリーン生産を実現することが、日本や欧米ではもはや染物企業の基本モデルになっていると紹介。その一般的な手法は「事前に生産加工に必要となる染料や各種化学品に対してその性質、毒性などのテストを実施、その結果をもとに廃水や排ガスの処理にかかる費用を見積もり、その処理コストを効果的に削減する」というものであると説明した。
 そして、日本では染料や化学品のメーカーが使用者に対してMSDS(化学物質等安全データシート)などの安全技術説明書を提出する必要があるとし、そこには化学物質などの基本知識、安全や健康、環境保護に関する情報が記載されているとした。また、染物の生産には少なからず「隠れた浪費」が存在するとしたうえで、日本の企業が各生産過程の作業を再分析、再評価して各セクションに存在する「ブラックボックス」を解析、そこに潜む各種のムダを徹底的に排除していると伝えた。
 記事は「もちろん、豊富な作業経験が生産時に出現する様々な問題を回避する助けになる。しかし、経験は時として作業工程内に隠された浪費を当然の如く見過ごさせてしまうことにもなるのだ」とし、経験を頼りにする一方で、完全に頼りきらない柔軟な姿勢を日本の染物企業が持っていることを説明している。」
http://news.searchina.net/id/1625968?page=1
 <その日本の製造業の中共回帰気配を大歓迎。↓>
 「・・・界面は・・・「日本の製造業に、中国回帰の気配が出てきた」とする記事を掲載した。
 記事は、ジェトロ(日本貿易振興機構)が21日に発表した、日本企業4642社を対象にした調査結果で、中国で業務拡大の意向を持つ企業の割合が40.1%と、前年に比べて2ポイント増加したことが明らかになったと紹介。この結果に対し同機構が「底に触れたとはっきりは言えないが、そのような気配が出た」との見方を示したことを伝えた。
 そして、2012年の日本政府による尖閣諸島国有化などで日中関係が冷却化した影響などにより、13年以降減少傾向が続いていた中国業務拡大志向の企業が増加した背景の1つに、中国の人件費上昇が一段落したことがあると解説。15−16年の中国における全業界平均の賃金上昇率は6.1%でアジア太平洋の20カ国・地域中9位だったほか、17年は5.7%以下になるとの予測が出ているとした。また、特に紡績関連業界では現在購買コストの低さを改めて評価し、再び中国での生産を拡大しようとの動きも見られると説明している。
 日本企業による中国業務拡大の兆しが見える一方で、記事は米国のトランプ次期大統領が製造業の米国回帰を掲げていることを紹介。低廉な人件費を強みに持つベトナムなどの台頭とともに「世界一の製造大国」を標榜してきた中国の製造業は試練に立たされることになり、ローエンドからハイエンドへの「よりダイナミックでスピーディーな転換」が必要とされるだろうと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1625956?page=1

 安倍チャンの真珠湾訪問をあーでもないこーでもないと論評する退嬰的な米主要メディア。↓

 Japanese Leader’s Pearl Harbor Visit, Called a First, Looks More Like a Fourth・・・
http://www.nytimes.com/2016/12/26/world/asia/pearl-harbor-japan-shinzo-abe-visit.html?ref=world&_r=0
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<太田>(12月26日)

≫5.手順4画像の緑枠の部分、[装置名]の末尾の6桁の数字と、[MACアドレス> (WAN)]の末尾の6桁の数字が同じはずです。この6桁の数字をメモしてください。≪(コラム#8814。太田)

 下の「目視による確認」を行ったのですが、この二つの数字/アルファベットは異なっていたので両方メモしました。

≫2.手順<4>で確認した6桁の数字を[XXXXXX]とします。[名前(O)]ドッロップダ> ウンリストに、[\\ATERM-XXXXXX]と入力して、[OK]ボタンをクリックしてください。≪(同上)

 「XXXXXX」を入力するまでもなく、「\\」と入力しただけでポップアップウィンドウが開き、その中に[\\ATERM-XXXXXX]があったのでそれをクリックして先に進むことができました。
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 完了しました。
 ところで、いくつか質問があります。
一、「簡易NAS」ならぬ「複雑(?)NAS」は、どこが違うのですか?
二、どうしてFATじゃなきゃダメなんていう面倒くさい仕様になっているのですか?

<K.K>

>一、「簡易NAS」ならぬ「複雑(?)NAS」は、どこが違うのですか?

 太田さんが、「Epsonパソコン」をメインに使用していて、LAN経由で「DELLパソコン」の内蔵HDDのファイルを読み書きしたとしてください。この時、「DELLパソコン」は一種のNASです。「DELLパソコン」のCPUやメモリは、「Epsonパソコン」に近いものがありますから、この場合「DELLパソコン」はかなり"高級な"「NAS」ということになります。
 「Lacieや玄人志向の外付けHDDケース」にも、コントローラーがあるわけですが、「DELLパソコン」のCPU程のスペックはありません。
 「DELLパソコン」と「Lacieや玄人志向の外付けHDDケース」の中間あたりのCPUとメモリを搭載した"パソコン"が、今主流の「NAS」だと思ってください。(つまり、"ちゃんとしたNAS"というのは、ディスプレイ/キーボード/マウスの無いチョットしたPCだと思ってください。)
 例えば、下記の「Synology DS216J」という2万円弱のNASキットですと、「CPU:1.0GH/z、メモリ:DDR3 512MB」です。

DS216j - 製品 | Synology Inc.
https://www.synology.com/ja-jp/products/DS216j#spec

 それから、「玄人志向の外付けHDDケース」インターフェイスはUSBですが、NAS(Network Attached Storage)のインターフェイスはLANです。

 次に、今回の"簡易NAS"は、USB2.0ポートを使用していますので、速度がかなり遅いです。太田さんの、パソコン環境でインターフェイスを速い方から並べると下記の様になります。

PC3-12800
12800MB/s(理論値) 
↑Epsonパソコンのメモリ
PC3-10600
10600MB/s(理論値) 
↑DELLパソコンのメモリ
[RAMDAドライブ]
1000〜9000MB/s
↑プチフリバスターでメモリ上に作成した仮想HDD、設定に依ります
SATA3
600MB/s(実効速度)
USB3.0
500MB/s(実効速度)
[SSD(SATA3接続)]
300〜500MB/s
[HDD(Seagate/TOSHIBA、SATA2or3接続)]
200MB/s 前後
[HDD(WesternDigital,SATA2or3接続)]
150MB/s 前後
有線LAN(1Gbps)
125MB/s(理論値)
USB2.0
48MB/s(実効速度)

 USB2.0接続ですから、最速でも48MB/sなわけですが、恐らく実測値は20MB/s以下だろうと思います。一方でそこそこの値段のNASキットですと、有線LANの理論値に近い100MB/sぐらいの速度が出ます。

ASCII.jp:NASキット7モデルのパフォーマンスをチェック (2/3)|4万円アンダーのホームユース最新NAS選び
http://ascii.jp/elem/000/001/165/1165409/index-2.html

>二、どうしてFATじゃなきゃダメなんていう面倒くさい仕様になっているのですか?

1.NECのルーターがNTFSには対応していないからです。
2.FATの方が、対応している(読み書き出来る)OSが多いからです。例えば、「MAC OS」は「FAT32」を読み書きできますが、「NTFS」は読み込みだけだったと思います。

外付けHDDの「FAT32」と「NTFS」フォーマットの便利さの違い。WinとMac混在ならFAT32だが,ファイルサイズや文字コード重視ならNTFSがおすすめ - モバイル通信とIT技術をコツコツ勉強するブログ
http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20150710/p1

 あまり関係ない話なのですが、J:COM貸与のルーター「NEC BL900HW」の「LANポート」が埋まっているということですが、太田さん所有の「NEC WG1800HP」の「LANポート」に「Epson/DELLパソコン」を有線接続しても通信出来るはずです。

<K.K>

 太田さん、それでパソコン環境の整備に関する今後の予定ですが、

1.年末年始も少しずつ進めますか?それとも年末年始はお休みにしますか?

⇒私にとっては、一年365日、みな同じですので、「年末年始」だから、ということはありません。
 従って、あなたの方のご都合いかんにかかっています。
 ただし、来月14日のオフ会「講演」準備の進捗の遅れが気になっているところ、(お互い、何が起きるか分からないので・・冗談です・・、)可能であれば、「指示書」はいただいておきたい、という気持ちがあります。(太田)

2.上記1で進めるとした場合、新富士通パソコン用に購入したSSDはまだ来ていませんので、Epsonパソコンの整備を先に進めますか?

⇒以上を前提にすれば、当然イエスです。(太田)

3.上記2でEpsonパソコンの整備を先に進めるとした場合、DELLパソコンがコラム執筆用の為に安定して動作していることが前提になります。DELLパソコンは現時点で安定して動作していますか?

⇒快適に使用できています。(太田)

4.新富士通パソコン用の新しいメモリは既に手元にあるわけですが、先にメモリだけを取り付けて、メモリが初期不良でないかを確認しますか?それとも、メモリの換装もSSDが来てからにしますか?

⇒作業は一挙にやりたいですね。(太田)

 以上4点に関して、回答よろしくお願い致します。

<K.K>(本日)(画像は省略(太田))

 太田さん、Epsonパソコンのソフトウェア的整備の1です。

1.ディスク単位のリカバリ

 Epsonパソコンの「Cドライブ」の使用量がおかしいという問題があったことを思い出してください。この問題が現時点でも続いているかはわかりませんが、念の為にディスク単位でリカバリをやり直します。

<1>ディスク単位のリカバリ
注意:「Acronis True Image 2016」を元に手順を書いています。「2017」と表記等が異なる場合は上手く読み替えてください。
1.「Epsonパソコン」の元からあるUSBポートの何れかに「Acronis True Image 2017 レスキューメディア」(AcronisのUSBメモリー)を取り付けてください。
2.「Epsonパソコン」の電源を入れてEpsonのロゴが表示されている間に、[F11]キーを数回押して起動オプションを表示させて、「Acronis True Image 2017 レスキューメディア」から起動させてください。
3.「Acronis True Image 2017」が起動しましたら、[復元する]という表示下の[ディスク]をクリックしてください。
4.[どのバックアップから復元するかを選択してください]という画面になります。右下の[参照]ボタンをクリックしてください。

注意:次の手順5でどのバックアップファイルが良いかは私にはわからないです。

5.[Data1(J:)](←たぶん、Windowsで設定したドライブレターが反映されていて、[J:]だと思います。)→[Acronis True Image]→[SystemSSD Backup]と辿って、バックアップファイル群を表示させて、よさそうなバックアップファイル(9月12日のバックアップ?)をクリックして青色反転させた後、右下の[OK]ボタンをクリックしてください。
6.選択したバックアップファイルが表示されていることを確認して、[次へ(N)]をクリックしてください。
7.[ディスクまたはパーティション全体を復元する(D)]ラジオボタンにチェックが入っていることを確認して、[OK]ボタンをクリックしてください。
8.[ディスクn](←[Windows10-Epson]があるディスク)左のチェックボックスにチェックを入れてください。自動で[Windows10-Epson(C:)]、[MBRとトラック0]、[システムで予約済み]にチェックが入るはずです。(下掲の画像はUEFI BIOSのパソコンのもので、[システムで予約済み]の代わりに[リカバリパーティション]と[EFIシステムパーティション]が存在しています。)
 [ディスクn]、[Windows10-Epson(C:)]、[MBRとトラック0]、[システムで予約済み]の計4箇所にチェックが入っていることを確認して、[次へ(N)]ボタンをクリックしてください。
9.[ディスクn 238.5GB PLEXTOR PX-256M6Pro]をクリックして青色反転させた後、[次へ(N)]ボタンをクリックしてください。

<太田>

 237.5GBでしたが、先に進めました。
 [復元ウィザード]で、[パーティションの場所(必須)]のところが、NTFS(Windows10-Epson((C:)]とあり、以下、[パーティションの種類]、[パーティションサイズ]と上下に続き、最後のところに、

前方の空き領域:0バイト
パーティションサイズ:237.5GB
後方の空き領域:658KB

とある画面になりましたが、ここで[次へ(N)]ボタンをクリックしても、
[復元ウィザード]の[パーティションの場所(必須)]から始まるずっと以前の画面が再度出現し、その中が[未選択]、[新しい場所]に戻ってしまいます。
 この[新しい場所]をクリックすると・・・無限ループになってしまいます。

<K.K>

 ディスク単位のリカバリをしているのに、どうして、次の手順10のウィンドウが出ずに、[Windows10-Epson(C:)]の復元先をわざわざ聞いてくるのかちょっとわからないです。
 (私の環境で、バックアップ時とは違う別のSSDに復元(リカバリ)するテストをした時には、次の10のウィンドウでした。もしかすると、「UEFI BIOS」と「MBR BIOS」の違いなのかもしれません。)
 「Windows10のインストールディスク」を使って、既存のパーティションを削除するということを行いたいと思います。
 具体的な手順に関しては、明日まで待ってください。
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太田述正コラム#8817(2016.12.27)
<米リベラル知識人の内省三(その6)>

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