太田述正コラム#8574(2016.8.28)
<皆さんとディスカッション(続x3083)>

<太田>(ツイッターより)

 「愛媛県<のデータでは、>…男性「3高」健在…<但し、>女性が選ばれる場合は、これらの条件は影響がなかった。…
 結婚経験は<特に女性の場合>有利に…婚活調査…」
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160827-OYT1T50006.html?from=ytop_main7
 前段は女性による男性搾取構造の反映。
 しかし、後段は離婚経験だとすると???

 「…1匹の猫が、長年可愛がってくれた飼い主の手をギュッとつかんでいる。…
 この写真、体調が悪く思うように動けなくなった猫を少しでも楽に逝かせてあげようと、動物病院に向う途中で撮られたもの…」
http://news.livedoor.com/article/detail/11941319/
 自分の赤ん坊にも安楽死させるけ?
 野蛮人達め。

<Lh7vzuB2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫以前の紙幣でも新渡戸稲造や夏目漱石が描かれており、いずれも政治家ではなく啓蒙思想家や教育者、作家、科学者といった人物だ。≪(コラム#8572)

 聖徳太子と伊藤博文を忘れてるぜ。

<太田>

 そんな習ちゃんに失礼な無粋なこと、言わんといて。
 ところで、岩倉具視、高橋是清はどうしたん?
http://matome.naver.jp/odai/2133498493901597301

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 これは弥生系とみる?↓

 「堀江貴文氏 「日本人の99%は洗脳されている」・・・」
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/11943193/

<V9qBbW.k>(同上)

 人間主義を持つことが出来なかった憐れな人とみる。

⇒堀江クンは、村上世彰クンと同じく、(縄文系でも弥生系でもなくって、)アメちゃん系なんよ。(アメちゃんに完全に「洗脳」されとるワケ。)
 要するに、2人とも、大部分のアメちゃん達同様の、単なるバカ。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 現代日本にも、結構まともな憲法学者がいるのね。↓

 「集団的自衛権の思想史 [著]篠田英朗・・・」
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016082100011.html?iref=comtop_list_cul_b02

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本の人間主義的サービス産業礼賛。↓>
 「・・・一点資訊はこのほど、日本のサービス業のクォリティは高過ぎると絶賛したうえで、中国人から見た日本のサービスのすばらしい点を紹介している。
 まず記事は、日本の公共交通機関の存在を挙げ、鉄道の駅では目の不自由な人のためのバリアフリー化が進んでいるほか、駅員も障がいを持つ人のサポートを行ってくれること、女性への配慮として女性専用車両が存在することなどを紹介し、「人間本位のサービスは感動すら覚えるほど」と伝えた。
 また、「人間本位のサービス」は医療現場や商業施設など、日本ではあらゆる場面で見ることができることを指摘。例えば、医療現場ではあくまでも患者のための医療が行われていることを指摘し、中国のように利益につながる高額な薬をわざと処方するようなことはないと指摘。また、処方された薬も日本では1日に何回、いつ服用すれば良いかがわかりやすく書かれていることも「人間本位のサービス」の1つだと指摘した。
 記事は、「民度が向上すれば、サービスの品質に対する要求も高くなる」と主張。日本のサービスは細部まで手を抜かずに完璧を求めた結果として成り立っている存在であると主張し、日本と中国のサービスには極めて大きな「差」があることを指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1617398?page=1
 <日本の人間主義的製造業礼賛。↓>
 「・・・中国製薬網はこのほど、日本の医薬品には中国の医薬品にはない優れた魅力があると説明している。
 記事は日本の様々な医薬品に共通して見られる優れた特徴として、「人性化」つまり人に優しいという点を「最高目標」としていると指摘。「日本の医薬品に含まれる技術要素は中国の医薬品より突出して高いというわけではない」と主張する一方、中国の医薬品は服用の際に苦味を感じるのに対して、日本の医薬品は飲みやすいように改良されていると指摘した。
 さらに日本の医薬品の優れた特徴として、例えば栄養ドリンクには「消費者が良く知っている各種ビタミンを材料に使用している」と指摘。これとは対照的に中国の栄養ドリンクの多くは「よく分からない化学合成物質が使用されている」と説明、そのため「副作用を心配せざるを得ない」という見方を示した。」
http://news.searchina.net/id/1617397?page=1
 <日本の防災政策礼賛。↓>
 「・・・中国僑網は・・・日本の防災教育施設が中国人観光客に注目されており、見学者が増えているとする記事を掲載した。記事は、自然災害の多い日本では官民いずれも防災意識が高く、その教育や啓発を行う施設が充実していることを紹介。そのうえで、地震体験などの施設が外国人観光客の関心を集めていると伝えた。
 そして、東京消防庁の池袋防災館では東日本大震災が起きた2011年ごろより外国人観光客や留学生の見学が増え、昨年度に同施設を訪れた7万3500人のうち、外国人見学者は24%にあたる1万7600人にのぼったとした。特に中国大陸、香港、台湾、韓国、タイ、インドネシアなどアジアからの見学者が多い一方で、地震が少ないとされる欧州の人も見学にやってくると紹介している。
 また、大阪や福岡などにある防災センターでも特に外国人向けのPRをしていないにも関わらず見学者が増加しており、小学生が見学に来るのを見て日本の防災教育に感じ入る観光客もいたとした。」
http://news.searchina.net/id/1617395?page=1
 <経済と軍事とで、基準を変えてるのはご愛敬だが、全体としては日本そのものを礼賛している。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、日本の一人あたりGDPは中国の6倍もあるにもかかわらず、人口は中国の約10分の1、国土にいたっては26分の1しかないと指摘、アジアにおいて「真の先進国」と呼べる国は日本しかないと主張し、日本と中国を比較する記事を掲載した。
 まず記事は、中国が日本を上回っているのは軍事面であるとし、軍隊の規模において中国が日本を圧倒しているうえに中国は核兵器を保有していることを挙げ、「軍事力においては中国が間違いなく日本をリードしている」と論じた。一方、経済における実力では日本のほうが中国を圧倒しているとし、GDPの規模や外貨準備高では中国のほうが日本を圧倒しているものの、中国の場合は国はカネを持っていても庶民はカネを持っていないと論じた。
 さらに、文化や道徳、教育においても日本が中国を上回っていると指摘し、GDPに対する教育分野の予算額の割合も日本のほうが上だと指摘。そのほか、日本の社会や生活も中国を圧倒しているとし、日本は中国と違って偽物が売られていないうえに、危険な食品もないと指摘。
 さらに記事は、国際的な地位は日中ともに同等であるとしながらも、世界の日本に対する評価は中国より高いと指摘し、日本のほうが中国を多くの点で上回っているのが現実だと指摘。また、日本も大国であり、中国が日本を排斥しようとしても不可能だと指摘し、むしろ両国が協力しあうほうが双方にとって利益になるとの見方を示している。」
http://news.searchina.net/id/1617394?page=1

 以下、必ずしも日本を礼賛しているワケじゃないが、面白かった記事2篇。↓

 「・・・捜狐は・・・「日本のマスコットはわれわれを笑わせようとしているのか」として、かわいさよりも気持ち悪さ、奇妙さが前面に押し出されたご当地キャラクターを紹介する記事を掲載した。
 記事がまず紹介したのは、京都・嵐山のご当地キャラクターとして誕生した「わたる君」だ。白いゴーストの出で立ちをした「わたる君」は、嵐山の名物スポット・渡月橋の模型を背負っている。そして胸には「渡月橋」の文字が。記事は「イラストこそカワイイ感じがするが、実体になるとこんな感じ・・・・・・」と画像を紹介。なんとなく周囲の画面から「浮いた」感じが否めず、その背中には寂しさを感じることを伝え、現地に行ったらぜひ彼と遊んであげてほしいとした。
 次に挙げたのは、北海道北斗市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」である。ほっき貝のにぎり寿司をモチーフにしたデザインは決してカワイイとは言えず、むしろ若干の気持ち悪さが否めない。記事は、このキャラクターが市民投票で選ばれたものであり、プロフィールでは「何を考えているかわからない。突然四つん這いになるイキモノ。」と紹介されていると説明。そのうえで、「実のところ、何を考えているのか分からないのは、(投票をした)市民ではないのか」と辛口の評価をしている。
 記事はこのほか、有名どころとして愛知県岡崎市の非公認キャラクター「オカザえもん」のシュールなデザインと派生グッズの人気ぶり、かわいいイラストとは似つかぬほど実体では獰猛化、他のご当地キャラに噛みつきまくり、振り込み詐欺撲滅キャンペーンで警察に「逮捕」までされたことのある北海道夕張市の「メロン熊」も取り上げて紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1617392?page=1
 「・・・捜狐はこのほど、中国人が日本人に対して抱いている誤解の数々について紹介する記事を掲載した。
 記事がまず挙げたのは、「日本人は床で寝る」というものだ。日本人は床に直接寝ていると誤解する中国人もいることを指摘し、「日本人は直接床に寝ているわけではなく、床に布団を敷いて寝ている」とし、布団の画像を掲載。また、「日本にもベッドはある」と説明し、ベッドで寝る日本人も多いことを指摘した。
 また、「日本人は非社交的で不親切」との誤解があると紹介する一方、多くの日本人は親切であり、社交的であると反論し、不親切な人はどこの国にもいるが、日本では少数であると解説した。さらに、「日本は古い習慣を守る国」であるとの誤解もあると紹介。日本は風習や伝統文化を守りながらも、新しいことも積極的に取り入れる先進的な国家であると説明。反対に中国は急激な発展や開発の過程で、伝統文化や遺産が破壊されており、古い文化と新しい文化の共存に成功していないのが現実だ。
 最後に記事が挙げたのは「日本では伝統食が日常的に存在すること」という誤解だ。例えば「日本人は全員寿司が作れる」、「日本のファーストフード店で寿司が売られている」といった内容だ。」
http://news.searchina.net/id/1617396?page=1

 まだまだ、朝鮮日報は研鑽が必要だねえ。↓

 「・・・中国共産党軍の介入の可能性を無視するという判断ミスは、マッカーサーの軍人人生で最大の失策となった。・・・

⇒そんなこたあないで。毛沢東のこの時の判断は殆どの人にとって予想外だった。(次の次の東京オフ会の時に説明するね。)
 マッカーサーの最大の失策は、対中原爆使用を提案したことだ。
 だって、この提案の非常識さで、彼、クビになったんだからね。(太田)

 なぜ判断ミスをしたのだろうか。・・・
 <朝鮮戦争勃発後、>米軍<は>太平洋戦争敗戦後に散り散りになった日本軍の参謀を朝鮮戦争発生直後に呼び集め<た。>・・・
 <彼ら>が作戦の下絵を描いた<という説がある。>・・・
 日本軍部の中国蔑視(べっし)が影響を与えたのではないか。<私の>推論だが<・・。>・・・

⇒記者が、典拠レスの自分の推論なんて書くなってんだ。(太田)

  韓国や中国で外交官として勤務した道上尚史・駐ドバイ総領事の著書「韓国人だけが知らない日本と中国」に、こんな文章がある。「韓国は中国を大きく見すぎることだけが問題なのではない。小さく見すぎる傾向もある」。今、THAAD問題に関連した中国に対する見方も同様だ。一方では報復に対する恐怖と悲観論、もう一方では自信と楽観論が存在する。同書はこう指摘する。「二重の意味で、韓国は中国の実情をきちんと把握できずにいる」。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/26/2016082601852.html

⇒これまで、中国共産党の対日戦略を皆目把握できたためしのない日本の外務省キャリアの世迷言など麗々しく引用するなっての。(太田)

 シリアに越境攻撃中のトルコ軍、クルド人との戦いで最初の死者だってさ。
 シリア北部のややこしい勢力図が載ってるよ。
 (シリア内戦のこの部分に関する根本的原因は、第一次世界大戦への米国の参戦にあるって話を、近々、有料読者向けシリーズで書くね。)↓
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-37205035

 どうして、このシリア内戦がいつまで経っても終わらず、また、非戦闘員がひどい目に遭い続けているのか、を理論的に説明した記事だ。↓

 <政府側も叛乱側も、それぞれ、国外から「無限に」援助を受けられる。↓>
 ・・・Government and rebel forces are supplied from abroad, which means their arms never run out. They also both draw political support from foreign governments who do not feel the war’s costs firsthand, rather than from locals who might otherwise push for peace to end their pain. These material and human costs are easy for the far richer foreign powers to bear.・・・
 <その系として、国内の非戦闘員の支持を取り付ける必要がないので、敵側を支援する可能性ある非戦闘員は、むしろ、積極的に殺害すべき対象になる。↓>
 In most civil wars, the fighting forces depend on popular support to succeed. This “human terrain,” as counterinsurgency experts call it, provides all sides with an incentive to protect civilians and minimize atrocities, and has often proved decisive.
 Wars like Syria’s, in which the government and opposition rely heavily on foreign support, encourage the precise opposite behavior,・・・
 <しかも、叛乱側は四部五裂している。↓>
 Syria’s opposition is weak in a different way. It is fractured among many groups, another factor that tends to prolong civil wars and make them less likely to end peacefully.・・・
http://www.nytimes.com/2016/08/27/world/middleeast/syria-civil-war-why-get-worse.html?ref=world

 フランスにおける女性イスラム教徒用水着の問題を論じたコラムだ。
 (このコラムは、アングロサクソン文明由来の「人権」も、欧州文明由来の「民主主義」も、まとめて克服・廃棄して、日本文明の核心たる「人間主義」で置き換える以外にないことを示している、と私は受け止めたな。)↓

 <同水着禁止には圧倒的な世論の賛同がある。↓>
 ・・・only 6 percent of French people are in favor of allowing the burkini to be worn on public beaches, while a walloping 64 percent support the ban. (The remaining 30 percent are indifferent.)・・・
 <もともと、フランスの世俗主義は、公の場からの宗教色の排除という激しいもの。↓>
 French secularism・・・has long had a more militant commitment to keeping most forms of religion out of the public sphere. Any attempt at conspicuous religiosity in public, on this view, is a full-frontal attack on the cherished value of laicite -- what・・・would <be> call<ed> a “provocation.”・・・
 <なお、サウディアラビアじゃ、そもそも女性の公の海水浴を禁じている。↓>
 Saudi Arabia, don’t permit women to swim on public beaches at all, even under cover of a terrorist-sympathizing burkini.・・・
 <で、フランスの憲法裁判所は、同水着禁止は憲法違反と判示。↓>
 That helps to explain why the Conseil d’Etat, France’s highest court -- which is usually much more circumspect about interfering in the political process than America’s Supreme Court -- struck down the burkini ban in the clearest terms on Friday. The municipal ordinances, it ruled, “seriously and clearly breach fundamental freedoms.”・・・
 <要するに、自由民主主義など不可能であって、我々は、非自由(人権否定)・民主主義か自由(人権付)・非民主主義か、換言すれば、人権か集団的意思か、の選択を突きつけられている。↓>
 Over the next years, it is likely to decompose into its constitutive elements, facing us with a tragic choice between illiberal democracy (or democracy without rights) and undemocratic liberalism (or rights without democracy).・・・
 ・・・we may eventually be forced to choose between two of our most fundamental values -- individual rights and the collective will.
http://foreignpolicy.com/2016/08/27/the-west-can-have-burkinis-or-democracy-but-not-both/?wp_login_redirect=0
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太田述正コラム#8575(2016.8.28)
<チーム・スターリン(その4)>

→非公開