太田述正コラム#8534(2016.8.8)
<皆さんとディスカッション(続x3063)>

<太田>(ツイッターより)

 <2016.8.7 22:30現在、>五輪、金銀銅総メダル数じゃ、現在、日本は1位タイ。
 (米も5だけど銀があるので日本より上。
 中共も5だけど金がないので日本より下。)
露の不振(金1個のみで後なし)は薬断ちのためだろうが、中共はどうした?
http://www.bbc.com/sport/olympics/rio-2016/medals/countries
 ま、まだ始まったばかりだけけどね。

<4PbTI5Cg>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫これは新しいねえ。≪(コラム#8532。太田)

 いやいや、コラム#8528と丸かぶりですがな。

<太田>

 あらま、失礼。
 しかし、どうやら、中共官民云々でもってかぶったのは初めてのようで、一安心しちゃったりして。

<RuxwSAP>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 <4PbTI5Cgクン(コラム#8532)、>ありがとう。
 「毛沢東 継受」で探して読んでます

 <この際ですが、>毛沢東が人間主義に気づいたきっかけとか、そういうのを書いたコラムってありましたか?

 <ところで、太田さんの言う、>「人間主義的非人間主義者」っていうのは、この言葉だけみるとなんだかよくわからない上に、要するに非人間主義者であるなら、違うような気がする。
 世の中には人間主義者と非人間主義者がいて、非人間主義者がどういう生態のものかよく知ってる人間主義者ならわかる。
 人間主義的に振る舞うことを、意識しながらやろうと思えばできるのであれば、それはやっぱり人間主義者で、非人間主義者ならば、人間主義者をバカでナイーブで致命的な欠陥人間だと思うだろうから、まねなんてできないんじゃないだろうか。

<太田>

 「人間主義的非人間主義者」って「縄文的弥生人」を言い換えただけなんだけど、念頭にあるのは、(日本史じゃザラだが、)北条時宗や織田信長、豊臣秀吉、そして(支那史じゃ例外中の例外だが)毛沢東、トウ小平、だな。
 (「非人間主義的人間主義者」の方がよかったかねえ。)
 北条時宗は、御存じ、元寇の時の鎌倉幕府の執権だ。
 彼は、「肉親や一族に対する粛清や、誤殺とみるや自分が差し向けた追手達さえ処刑する、さらには蒙古に対する強硬姿勢など、苛烈な処置から、目的の為には逡巡せず武力を行使し、意向に反するものは容赦せず処断する人物・・・
 <但し、例えば、元に対する>、時宗の徹底抗戦の判断は・・・元が高麗で行った統治を考慮すれば・・・妥当なものであった・・・
 <なお、彼は、>禅に篤く帰依し<た。>」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9D%A1%E6%99%82%E5%AE%97
 元祖、人間主義的非人間主義者は、縄文日本にやってきた弥生人さ。
 当時、彼らの大部分が、縄文人に感化され、非人間主義者から人間主義的非人間主義者に「転向」して行った、と私は想像している。
 この際、ついでに一言。
 習ちゃんは、中国共産党の八大元老中、ほぼ唯一の人間主義者と言ってもよい人物であった習仲勲
https://en.wikipedia.org/wiki/Xi_Zhongxun
の子で、恐らくは、父の薫陶を受け、人間主義者であったところ、若い時に文革で辛酸をなめさせられ、その後、(太子党たる)その彼を人間主義的非人間主義者たる指導者へと育てあげるべく、歴代の中共中央によって、累次の軍経験を積ませられ、
https://en.wikipedia.org/wiki/Xi_Jinping
もちろん、自らも努力することによって、弥生人とは逆方向の「転向」をし、中共首脳クラスじゃ、トウ小平に続く、人間主義的非人間主義者になった、と私は見ている。
 彼による、腐敗役人・軍人・党員、チベット仏教徒・新疆イスラム教徒、及び、欧米かぶれの知識人、への苛烈な弾圧、及び、中共人民に対する、日本文明総体継受のススメ、かつての弥生人と同じ「転向」を期待しての日本行き奨励、更には、日本に対する再軍備/独立の「強要」、等を見よ。

 関連記事だ。

 習ちゃんにまんまと乗せられちゃった、滑稽な日本人識者。
 それにしても、ナチスドイツのことを少しは勉強してから、「比較」してくれよな。↓

 「ナチスに酷似する中国、宥和では悲劇再現も・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47517

 習ちゃんによる、腐敗役人・軍人・党員弾圧、を高く評価する、英LSE教授のコラムだ。↓
http://www.taipeitimes.com/News/editorials/archives/2016/08/07/2003652600

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 結果的に、中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だけになっちゃいました。
 <まずは、日本行をススメる記事2篇。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、中国のチャットアプリ運営企業がこのほど、同アプリユーザーを対象に夏の渡航先に関する調査を実施したことを紹介し、もっとも人気だった渡航先は、やはり「日本」だったと伝えている。
 記事は、「今年の夏休み期間中にもっとも人気が高い国は日本」だと伝えつつ、割合としては全体の15.2%が日本を選んだことを紹介。2番目に多かったのが「香港、マカオ、台湾」の9.3%であったことから分かるとおり、日本は調査結果で唯一、二桁の支持を得た。米国は8.5%で3位、シンガポールは7.4%で4位、韓国は4.7%で5位だった。
 続けて、日本旅行を選んだアプリユーザーの声として「日本の各商業施設は中国語を話せるスタッフを配備しているため、買い物が便利なうえ、サービスの態度も優れている」、「日本は旅行に関するインフラが整っていて利便性が高い」などと紹介。こうした要素が評価され、中国人は日本を訪れていることを紹介した。
 また、中国の省や都市別に見た場合、浙江省や江蘇省、江西省、山東省、重慶市で日本が一番人気だったことを伝える一方、北京や上海などの大都市のユーザーに限って見た場合、米国が人気だったという。これはビザ発給の時期が早かった大都市の中国人はすでに日本を訪れたことがあり、現在は地方へと日本観光の人気が波及していることを示している可能性がある。」
http://news.searchina.net/id/1615882?page=1
 「・・・一点資訊はこのほど、「中国人にとって日本は複雑な感情を抱かざるを得ない国」だと指摘する一方で、中国人にとっての日本の魅力を考察する記事を掲載した。
 記事は、日本を訪れた中国人にとって「日本の風景や、日本での買い物」といった思い出よりも深く心に残るのは「日本の文化やサービス、細部にまでこだわる日本人の姿勢」であると紹介。特に「おもてなし」という言葉で表現される日本ならではのサービスは「極致」であると称賛した。
 さらに、日本社会の秩序も魅力であるとし、「秩序正しく列に並ぶ」という言葉は「簡単そうに聞こえるが、中国国内ではほぼ実現不可能なこと」と指摘。日本ではスーパーや地下鉄など、人びとが日常生活において「秩序正しく列に並ぶことができる」と指摘。さらに日本人の礼儀正しさも魅力であり、日本では些細なことからも「人が互いに尊重し合う社会」であることが伝わってくると伝えた。
 そのほか記事は、寿司やラーメン、すき焼きといった日本の美食の存在や、日本のホテルやトイレの清潔さも日本の大きな魅力の1つだと指摘、たくさんの魅力があってこそ、多くの中国人の足を日本に向けさせていることを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1615878?page=1
 <日本の優良企業紹介の2篇だ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「唯一ECにやられない5つ星スーパーかもしれない」とする記事を掲載した。その「5つ星スーパー」とは、イトーヨーカドーだ。記事は、四川省成都市で17年にわたって営業を続けるイトーヨーカドーの強みについて3点紹介している。
 1つ目は「細かい部分への気配り」だ。店内に置かれた休憩用ベンチの設置密度が、他の百貨店やショッピングセンターよりも遥かに高い点や、女性トイレには専用のメイク用エリアがあり、櫛や綿棒、ハンドクリームなどが備え付けられている点を挙げている。2つ目は「生鮮品至上主義」。実体店舗の強みはまさに生鮮品にあり、その競争力の源は差別化にあると説明。そのうえで、イトーヨーカドーは味、鮮度、価格の3方面で差別化を実現しているとした。また、他店では買うことが難しい商品を30%の割合で揃えている点も強みになっていると紹介した。
 3つ目に挙げたのは、顧客の求める「ツボ」をしっかり抑えている点だ。成都に進出した当初、現地消費者のニーズを掴むために家庭のキッチンや冷蔵庫の中身、さらにはゴミまでも調査を実施したほか、今でも客に直接不満などをヒアリングする行動を続けているとした。さらに、他の店舗が1年か2年に1度しか実施しない売り場の変更を、1年に2回実施することで目新しさを保つとも伝えている。
 記事は最後に、ECの波によって数多くの実体店舗が閉店に追いやられる中で、その原因を「大きな環境の変化」とする業者が多いと伝える一方、「売り場の売上が思わしくない理由はECではなく、自分自身にあるのだ」というイトーヨーカドーの考え方に耳を傾けるべきであると提起した。」
http://news.searchina.net/id/1615881?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「国産SUVに日本のエンジンを使っている理由の真相を知ったら、涙が出てきた」とする記事を掲載した。
 記事は、多くの国産SUVのエンジンルームを覗くと「エンジンに三菱のロゴが付いているのが見える」と紹介。「なぜドイツや米国のエンジンを使わないのか」、「どうして国産エンジンを使わないのか」という2つの疑問を呈したうえで、国産SUVの多くに三菱のエンジンが使われている理由を説明している。
 まず、三菱のエンジンが低価格であること、1990年代から中国では親しまれていること、三菱自体がそもそも自動車メーカーであるとともにエンジンのサプライヤーであることを挙げた。また、国産メーカーもエンジンを開発する実力を備えているものの、「特に新技術はないが、耐久性が相当高いレベルにある、優秀な三菱のエンジン」を超えるものを作れないのが現状であると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1615884?page=1
 <で、定番の、日本の人間主義礼賛記事だ。↓>
 「・・・散文〓作文網(〓は口へんに「巴」)はこのほど、「日本にあって、中国にないもの」について考察する記事を掲載した。
 記事は、「日本は完璧さや極致さを追求する国」であると指摘し、製品の品質や生活の質、空気や環境面においても同様であると指摘、日本人も社会的な信用を重んじる国民性であると指摘し、こうした点はいずれも「日本にあって、中国にないもの」であると論じた。
 さらに、社会的な信用を重んじる国民性の事例として、「日本人はわずかな利益のために身分や立場を偽るようなことはしない」と指摘し、観光地などで料金の割引を得るために障がい者を装うような人はいないと主張した。中国では障がい者を装った物乞いや密輸業者などが数多く存在するほか、2010年に開催された上海万博でも、障がい者が優先的に入場できることに目をつけた一部の中国人が車いすに乗って優先入場をしたことが大きな問題となった。
 また記事は、日本で外食をする場合、中国のように「問題のある食品を食べさせられる可能性を案じる必要がない」ことを指摘したほか、日本の役所では手続きに来た人が書類を「偽装」している可能性を疑うことなく手続きが進められるため、各種手続きは極めて短時間で終わると紹介。
 つまり、日本では見知らぬ間同士でもお互いの信頼関係に基づいて社会が構築されていると指摘し、「中国人は日本で長い間暮らしていると、“間抜け”になってしまうのだ」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1615879?page=1
 <最後の2つは、日本礼賛とは必ずしも言えないが、日本に対する好意が伝わってくる軽い記事群だ。↓>
 「・・・新華網は・・・「ラーメンハンバーガー? 卵焼きラーメン? 日本人が食べる麺が、こんなことになっている」とする記事を掲載した。
 記事は、もはや言わずと知れたラーメン好きの日本人が「工夫を凝らし、想像力を発揮し、多種多様なラーメンを生み出している」と紹介。「こんなラーメン、思いもよらないだろう」としたうえで、アイスクリームラーメン、わたあめラーメン、茶碗蒸しラーメン、卵焼きラーメン、パイナップルラーメン、パイ包みつけ麺、ミドリムシラーメン、コーヒーラーメン、牛乳ラーメン、ラーメンハンバーガー、ラーメンピザなどの「変わり種ラーメン」を列挙してそれぞれ解説している。」
http://news.searchina.net/id/1615915?page=1
 「・・・光明網は・・・「外国人にとって奇妙に映る、日本人のスマートフォン利用習慣」とする記事を掲載した。記事は、日本と中国では文化的に近い点があるものの、スマートフォン利用のマナーなどにおいて大きく異なるところもあるとしたうえで、日本のウェブサイトが在日外国人に尋ねた「奇妙に思う日本人のスマートフォン利用習慣」の結果を解説付きで紹介している。
 記事が紹介したのは「Siriを使わない」、「食事中もスマートフォンをいじる」、「仕事では利用が厳しく制限されており、こっそり見るようなこともしない」、「SNSのアイコンが子どもの写真かマンガのキャラクター」、「歩きながらスマートフォンをいじる人が多い」、「SNSの書き込みが食べ物の写真ばかり」、「ハンズフリーのイヤホンやマイクを使わない」、「iPhoneユーザーが実に多い」、「ゲームアプリで遊ぶ大人が多い」、「電車などの公共機関におけるマナーが徹底している」の10点だ。
 特に、「ハンズフリーのイヤホンやマイクを使わない」という点については「確かに便利ではあるが、独り言を話しているような見た目になるゆえ、多くの日本人には受け入れられないようだ」と解説している。最後に挙げられた点は、奇妙な印象とともに、賞賛の思いも込められているようだ。」
http://news.searchina.net/id/1615911?page=1
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太田述正コラム#8535(2016.8.8)
<一財務官僚の先の大戦観(その62)>

→非公開