太田述正コラム#8512(2016.7.28)
<皆さんとディスカッション(続x3052)>

<太田>(ツイッターより)

 「日本女性、まさかの首位転落 平均寿命で香港に抜かれる 男性も3位から4位に順位下がる…」
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220160727544/
 驕る平家は久しからず、と言いたいところだが、男の方も順位を下げちゃなあ。
 それにしても、アイスランドもそうだが、香港なんて入れるな!
http://blogos.com/article/184017/

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫トランプ大統領、もし誕生した場合・・・≪(コラム#8510。gNEj94Xo)

 いやー、<太田さんならずとも、>興奮しますな!

<太田>

 関連記事だ。

 そのトランプ、同趣旨の発言をまた行った。↓

 Donald Trump reiterates he will only help Nato countries that pay 'fair share'・・・
https://www.theguardian.com/us-news/2016/jul/27/donald-trump-nato-isolationist

 そのトランプ、プーチンに、もっとハッキングしてクリントンを苦しめて、と依頼。↓

 Donald Trump to Russia: hack and publish Hillary Clinton's 'missing' emails・・・
https://www.theguardian.com/us-news/2016/jul/27/donald-trump-russia-hillary-clinton-emails-dnc-hack

 「敵」の中で、トランプが唯一殆ど攻撃しないのがオバマ夫人。
 (なんたって、トランプ夫人がオバマ夫人に私淑してるだもんね。)↓

 There’s One Person Donald Trump Did Not Try to Mess With Last Night: Michelle Obama・・・
http://www.slate.com/blogs/the_slatest/2016/07/26/donald_trump_silent_on_twitter_during_michelle_obama_s_speech.html

 どーでもいいけど、中共人民にも、オバマ夫人は絶人気。↓

 What the Chinese Said About Michelle Obama Online・・・
http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2016/07/27/what-the-chinese-said-about-michelle-obama-online/

<太田>

 ハナシはその全くその逆だっちゅうことを全く想像もできないらしい、この愚かな筆者達よ。
 (日本周辺の軍事情勢を、「左」や沖縄の人々は、直感的にほぼ正しく捉えているのに対し、「右」の人々は、(宗主国サマにおまかせってもんで、こーゆー話題、本心じゃ、関心なんてないし、どうでもいいと思ってるからだろうが、)白昼夢を見ている、と言っていい。)↓

 「・・・二〇一四年の八月一五日のことだ。NHKの終戦特番で「集団的自衛権」について議論<した時、>・・・他者の議論を「妄想」呼ばわりし、矛盾したことを<言った>鳥越俊太郎氏・・・」
http://blogos.com/article/184017/

 村上春樹がとにかく好きなイギリス人。↓

 Murakami in the making: how his early novels shaped the author・・・
https://www.theguardian.com/books/2016/jul/27/murakami-in-the-making-how-his-early-novels-shaped-the-author

 だそうですよ。↓

 「AV出演強要被害が社会問題化している。しかし、当事者であるAV女優たちからは、「事実と異なる」という反論が多く出ている。それらの意見の中でも指摘されているように、1990年代までは、AVは”怖い業界”であった。リアル「実録レイプ」作品も横行していた。だが、現在は、クリーン化が進んでいる。理由としては、社会のコンプライアンス意識の高まり、警察の指導の強化、そして、さほど儲からないビジネスになったことが挙げられる。うま味が少ない業界からは、裏社会は手を引く。また、AV業界の中心を、規模の大きな企業が占めるようになったために、まっとうな業界に変化した。・・・」
http://webronza.asahi.com/national/articles/2016071900005.html?iref=comtop_fbox_d2_06

 恒例の、中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群であるよ。
 (本日は、人民網日本語版のサイトが開けない状態が続いている。どうしただ?)↓

 「・・・新セン都市報<が、>・・・広東省広州市の地下鉄3号線にて掲示された、劉備、関羽、張飛の3人が登場するイラスト・・・広告についての記事を掲載した。こちらは「類似したアイデアがすでに日本で出ていた」として、横浜市営地下鉄のマナーアップ広告を紹介している。日本のアイデアを参考にしたという印象を持っているようだ。一方で「ともあれ、こういった広告によって乗客のマナーが改善されるのであれば大歓迎」というネットユーザーたちの声も伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1615180?page=1
 「・・・ソフトバンクグループは英ARM社の買収を発表して世間を騒がせた。・・・
 今日頭条は・・・「国産スマートフォンが、日本人と切っても切れない関係を持つようになるぞ」と題した文章を掲載した。文章は、日中関係において日本が「何かをやらかす」たびに、ネット上では日本製品不買の波が起きると紹介。中には日本製品を破壊する行動に出る「熱血青年」も存在すると伝えた。
 そのうえで「今後『熱血青年』たちが最初にやるべきことは、自らのスマートフォンを壊すことだ」とし、ソフトバンクによるARM買収の意味について解説した。ARMがスマートフォンやタブレット端末などのCPUデザイン技術で100%に近い圧倒的なシェアを誇っていると紹介、そんなARMが現在日本人と切っても切れない関係になったということは、すなわちARMのCPU技術が当然のように用いられている「熱血青年」のスマートフォンも「日本人と切っても切れない関係」になるのだと論じている。
 そして「日本製品のボイコットは、決して日本製品を破壊することではない」とし、製品の破壊は愚かな行為であると説明。自分たちの製品のクオリティが日本製品を上回るようになれば、日本製品のボイコットすら必要なくなるのであるとしている。」
http://news.searchina.net/id/1615176?page=1
 「・・・捜狐は・・・「あなたは日本人が愚かだと思いますか」とする記事を掲載した。日本の職人が頑固に守る「匠」の精神を、「そこまでやらなくても」と愚かに感じるか、それとも賞賛する姿勢を持っているのか、という問題提起である。
 記事はまず、東京・銀座で開店から60年あまりの間コーヒーしか出さないでやってきたカフェを紹介。日本で「コーヒーの神」と崇められる店主・関口一郎氏が「コーヒーもちゃんと淹れられないのに、他のものが出せるか」と本式のコーヒーへの飽くなき探求を続けて来たことを説明した。そして、一生をコーヒーに捧げる人生について「本当にそれほどまでする価値があるのか。日本人は愚かではないのか」と疑問を呈した。
 そのうえで、関口氏のひたむきな、「愚か」にも思えてしまう姿勢が実は「先人の遺志を受け継いできたものに過ぎない」とし、「日本の発展はこの執拗、頑固さに掛かっていたのだ」と解説。その例として、89年の生涯を絵画に捧げ「100歳で何とか一人前の絵が描けるよう精進せねば」との精神を貫いた葛飾北斎の生涯を挙げた。さらに、15年以上の経験を積み、20段階あまりの試験をパスすることで初めて「匠」の称号を得られるという、レクサス九州工場の塗装作業についても紹介している。
 記事は、日本の「匠」の精神について「歴史と現代の絶え間ない衝突によって新たな火花を生み出す」と評価。「忙しい中で立ち止まり、『なぜ』を考えるところから出発し、前進するという実践の繰り返しこそ製造業の基本である」ということを、「利益至上主義とは背反する『愚直』な執念を代々守り続けることで、世界に向けて証明しているのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1615157?page=1
 「・・・東方頭条はこのほど、日本と中国の製造業の差は「30年から50年ほどもある」と指摘したうえで、中国企業が直面している問題について考察している。
 記事はまず、中国の製造業の前に立ちはだかる問題は複数あるとし、「新しい技術革命が世界規模で始まっている」ことを挙げた。製造業と情報通信技術を結びつけた新しい試みが世界中で始まっていることを指摘し、「中国の製造業は世界の流れになんとか着いていくことができている」としながらも、世界の潮流から外れれば大きな問題に直面することになると論じた。
 続けて、企業は外部環境に応じて変化することが求められると指摘する一方、中国企業はこれまで事業の基礎固めを重視してこなかったほか、経営や管理といったマネジメントも疎かしてきたと指摘。
 そのため、外部環境の大きな変化が生じている今になって中国企業は苦しんでいるとの見方を示し、「中国企業は日本企業の管理方法に学んでいるが、思ったような成果を挙げられていない」と主張した。さらに、製造業は「基礎」が重要な産業であり、設備やソフトウェア、人材など経営や生産活動に必要な要素すべてにおいて日本企業に劣っているのが現実と指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1615159?page=1
 「・・・浙江日報(電子版)は・・・「中国高速鉄道の赤字問題を取り上げ、多くの路線が赤字であると見なす論調がある」と指摘したうえで、中国高速鉄道については経済面の得失だけではなく政治面における得失をも考えて評価すべきであると論じる記事を掲載した。
 記事は、中国が高速鉄道を建設するという夢を見始めたのは「1978年にトウ小平氏が日本を訪れた時」だと紹介。トウ小平氏は訪日中に新幹線に乗車し、「まるで風のように速い」などと語ったとされている。
 その後、中国は15年までに営業距離1万9000キロメートルに達する高速鉄道網を建設したが、これに対して記事は、「高速鉄道は中国の急激な発展の縮図」であるとし、中国は先進国との間に存在した巨大な差を短期間で埋め、最終的には追い抜いたと主張した。この「先進国との間に存在した巨大な差」とは、当時は高速鉄道を持たなかった中国が営業距離で世界一の高速鉄道網を構築し、さらに国内総生産で日本を抜いたという意味であろう。
 一方で記事は「中国高速鉄道の赤字問題を取り上げ、多くの路線が赤字であると見なす論調がある」と指摘し、こうした論調は間違っていると主張。なぜなら習近平指導部は高速鉄道を「大国の重器」と見なしているとしたうえで、高速鉄道は「民族の誇り」を増強させるものだからだと指摘、「政治面の得失において中国高速鉄道は大きな利益を得ているためだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1615163?page=1
 「・・・逍遥旅游は・・・中国人を日本旅行へと引き寄せる理由について紹介している。
 中国人旅行客の目に映る日本の魅力について、記事は「治安の良さ」や「街の清潔さ」、「春夏秋冬の美しい景色」、「公衆トイレや飲食店にトイレットペーパーやティッシュペーパーがあること」、「公衆トイレが非常に清潔で人に優しい設計になっていること」、「その名に恥じないサービスを提供するコンビニエンスストア」、「ハイレベルで高品質な接客態度」などを挙げている。」
http://news.searchina.net/id/1615161?page=1
 「・・・新浪はこのほど日本は駅弁のみならず、機内食もすばらしく、「日本と中国の差は機内食だけで一目瞭然だ」と報じている。
 記事は、「日本料理を知っている中国人ならば駅弁の存在も知っているはず」と伝えつつ、日本の駅弁は「各地の特産品を使った、手の込んだ美食である」と紹介、駅弁を食べるために鉄道に乗る人もいるほどだと紹介した。
 続けて、駅弁を1つの文化に昇華させた日本人である以上、「機内食も手を抜くはずがない」と指摘。日本の航空会社が提供する機内食は「高級レストランにはわずかに劣るかもしれないが、それでも栄養もあって非常においしい」と絶賛したうえで、日本の航空会社が提供している機内食の製造現場を紹介した。
 記事は、非常に多くの写真とともに、製造工場でいかにしておいしい機内食を作っているかを紹介している。特に強調されているのは、いかに清潔で安心な環境で機内食が作られているかという点だ。しっかりと消毒・殺菌された環境で、同じく殺菌された食器に盛りつけられる見るからに美味しそうな機内食は、「何と1食1食、すべて手作りである」と驚きを示している。
 さらに、乗客に食事を楽しんでもらうために1つのメニューを開発するのに3-4カ月もかけていると改めて驚きを示し、日本の航空会社が提供する機内食は安心かつ美味であると紹介。1人1人のスタッフが自分の仕事に責任を持ち、機内食を分業で作り続けていることを伝えつつ、「1つ1つの工程を徹底して行う仕事ぶりに感服させられると同時に、すべては真剣かつ勤勉な仕事ぶりによるものだと知った」と伝えている。」
http://news.livedoor.com/article/detail/11813501/

 日露百年戦争でコテンパンに負け、どーでもいい、吹けば飛ぶところまで落ちぶれちゃった国である、ロシアの話題。↓

 ユーラシア国家を標榜する露による、グルジア、ウクライナ、シリアでの攻勢を支える「思想」について論じたコラムだ。↓

 <要するに、地政学を今頃活用し、自国をランドパワー代表に擬しているんだと。
 (私の「タタールの軛」論で必要十分だと思うけどねえ。)↓>
 ・・・Russia’s push into Georgia in 2008, into Ukraine in 2014, and its recent campaign in Syria, as well as its efforts to consolidate a sphere of influence in the inner Eurasian heartland of the former USSR called the Eurasian Union, all are eerily foretold in geopolitical theory. Mackinder held that geography, not economics, is the fundamental determinant of world power and Russia, simply by virtue of its physical location, inherits a primary global role.
 <それを唱えたのが、アレクサンドル・ドゥーギンだと。↓>
 Under President Vladimir Putin, the slightly kooky tenets of Mackinder’s theory have made inroads into the establishment, mostly because of one man, Alexander Dugin, a right wing intellectual and bohemian who emerged from the Perestroika era in the the 1980s as one of Russia’s chief nationalists.・・・
 <ナチスドイツの採用したレーベンスラウムの考え方は地政学の影響を強く受けていたが、自国、すなわち独ををランドパワーに擬してのに対し、自国、すなわち露ではなく、露を「単なる」ランドパワーの「代表」と位置付けた点が、ドゥーギンの「貢献」なんだと。↓>
 In addition to Mackinder, there were the opposing geopoliticians profiled by Dugin, mostly German, who argued from the same logic as Mackinder but in defense of continental land power rather than global sea power. These included Friedrich Ratzel, a late nineteenth-century German geographer who coined the term Lebensraum, or “living space,” which later was co-opted as an imperative by the Third Reich. The second generation of geopolitical writings earned the theory a lingering association with Nazism. Mackinder’s contemporary, Karl Haushofer, was a German army general and strategic theorist who was a strong proponent of a three-way alliance between Berlin, Moscow, and Tokyo.・・・
 <現在の露の軍、警察、外務省は、ドゥーギンの強い影響を受けている、と。↓>
 The Foundations of Geopolitics sold out in four editions, and continues to be assigned as a textbook at the General Staff Academy and other military universities in Russia. “There has probably not been another book published in Russia during the post-communist period which has exerted a comparable influence on Russian military, police, and statist foreign policy elites,”・・・
 <当然、主敵は、米とNATOに代表されるシーパワー。↓>
 Dugin’s main argument in Foundations came straight from Haushofer’s pages: the need to thwart the conspiracy of “Atlanticism” led by the United States and NATO and aimed at containing Russia within successive geographic rings of newly independent states.・・・
 The key to creating “Eurasia” is to reject a narrow nationalistic agenda, which could alienate potential allies. He quoted New Right theorist Jean-Francois Thiriart, who said “the main mistake of Hitler was that he tried to make Europe German. Instead, he should have tried to make it European.” Russia, it followed, would not be making a Russian Empire, but a Eurasian one.・・・
http://foreignpolicy.com/2016/07/27/geopolitics-russia-mackinder-eurasia-heartland-dugin-ukraine-eurasianism-manifest-destiny-putin/?wp_login_redirect=0

 赤露時代もスポーツで勝つことを重視してたが、国内の目だけじゃなく、世界の目を気にしていたのに対し、単なる露に戻ってからは、国内の目だけを気にすればよくなって、堕落が甚だしくなったとさ。↓

 ・・・Everyone likes to win and success in sport is a source of national pride at least, a powerful political instrument at best. For the Soviets, sport was a useful way of sublimating cold war rivalries and demonstrating the superiority of the Soviet system to a decadent and declining west.
 For Putin’s Russia, however, the audience is primarily domestic. It may sound like a pedantic distinction, but it’s important to see that the point is not so much to beat the west as to win.・・・
 And this is not just about sport. Under Putin there has been a resurgence in the traditional drive to prove that Russians did everything, discovered everything and knew everything earlier and better than anyone else.
 <対国内的には、インチキやって勝てば勝者となり、インチキやって負けても犠牲者となる、という図式になっちゃってる、と。↓>
 If Putin cheats and gets away with it, he wins as the victor. If he cheats and gets caught, he wins as the victim.・・・
https://www.theguardian.com/sport/2016/jul/27/russia-olympic-doping-scandal-vladimir-putin

 8時間座って仕事をしてたら、1時間は運動をしろってさ。↓

 At least an hour of physical activity a day may be required to offset the harmful effects of sitting at a desk for eight hours・・・
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2016/jul/27/health-risk-one-hour-activity-offset-eight-hours-sitting-desk
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太田述正コラム#8513(2016.7.28)
<支那は侵略的?(その6)>

→非公開