太田述正コラム#8490(2016.7.17)
<皆さんとディスカッション(続x3041)>

<太田>(ツイッターより)

 体調のこともあるので、<昨日>20:00前にオフ会をお開きに。
 私を除き、8名出席。
 古手の読者も多く、私のヒットラーや毛沢東や法王庁に対する評価が180度変わってしまったと指摘されて苦笑。基本的には、かつてはイギリス人による評価の受け売りだったのが、その後、独自の見解に達した次第と言い訳。

 「…現時点で鳥越氏が優勢だ。ただ、増田氏は堅実な組織票を持ち、小池氏は政策面で他候補を圧倒している。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/11768924/
 一昨日夜の時点で最寄りの選挙掲示板に、鳥越、小池、桜井成(!)のポスターのみ。
 増田の「組織」は何処に?
 ∴鳥越、小池の争い。

<太田>

 関連記事だ。

 全く同感。↓

 「・・・17日のフジテレビ「新報道2001」にて、「主要」とされる3候補が出演しての政策論議が行われる予定で<したが、>・・・遅い時間になってから・・・中止連絡<に。>・・・鳥越俊太郎氏のキャンセルによるため<です。>・・・
 <また、>鳥越俊太郎氏は選挙戦が始まってから3日間で、まだたったの4回しか街頭演説会を行っていません。・・・
 記者会見や報道番組を一度でも見た方ならおわかりの通り、鳥越俊太郎候補はまったく政策を語ることができません。持ってないんだもん。・・・
 こうした候補者ですから、選挙陣営としても「なるべく表に出さない方が得策」「すでに知名度は充分あるのだから、このまま逃げきれる」と考えているのでしょう。
 あるいは本当に健康状態が深刻で、炎天下の街頭演説や早朝のテレビ出演に耐えられないかものかもしれません。
…どちらの事情にせよ、都知事候補者としては完全に失格です。・・・」
http://blogos.com/article/183752/

<caH4Qb2I>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 鳥越俊太郎氏 ネットとテレビでなぜ評価が異なるのか
http://news.livedoor.com/article/detail/11772537/
 TBSのNEWS23は参院選の翌日なのに、トップニュースが永六輔の死去だったよ。
 長々と15分もやった。もちろん、護憲ネタを放り込むのはお約束。
 この後に都知事選、次に参院選のネタ。参院選のニュースは「小泉進次郎が応援した地方でなぜ自民党は敗北したか?」だからな。
 こんなノリがあるから、少しは安倍ちゃんにも同情の余地はあるかも。
 ちなみに俊太郎の汚い字面はこちら↓
http://hamusoku.com/archives/9302027.html

<七氏>(同上)

 急に猪瀬メディア出始めたなー。もういいんか??
 「【都知事選】猪瀬元知事「新知事よ、都議会の闇に斬り込めるか」独自の視点で解説」
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/11771569/
 「猪瀬直樹氏が衝撃発言 自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…「遺書」画像も公開」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/politics/amp/160715/plt1607150009-a.html?client=ms-android-kddi-jp#

<0crfyZnE>(同上)

 Islamic State claims responsibility for Nice truck attack
 In a statement on Saturday, the news agency Amaq, which supports Isis, said: “The person who carried out the operation in Nice, France, to run down people was one of the soldiers of Islamic State. He carried out the operation in response to calls to target nationals of states that are part of the coalition fighting Islamic State.”
https://www.theguardian.com/world/2016/jul/16/islamic-state-claims-responsibility-for-nice-truck-attack
 証拠ないから言ったもん勝ち感あるけど、証拠を射殺しちゃった方の落ち度だなあ。

<:Sgb0lGkE>

 仏・トラック突入テロ 実行犯の男「極めて短期間に過激化」か・・・
 現時点で、ブレル容疑者が「イスラム国」と直接やりとりするなど、関係を示す証拠はないということだが、「イスラム国」が以前より、「銃がなければ車で殺せ」などと呼びかけていたことから、当局はブレル容疑者が影響を受け、個人的に呼びかけに応じた可能性があるとみて、調べている。」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00330677.html
 これが事実なら太田さんのいうイスラム教の過激化/原理主義化性向を体現する事例がまた一つということになるね。

<4sotdfxg>(同上)

 ヒトラーの秘密図書館
http://www.kana-smart.com/New-SMART-12-07-23/Hitler-121213.htm
 フォードの著作はヒトラーに怪しげなユダヤ陰謀論に対する確証を与える役割を果たし、グラントの著作はユダヤ人根絶計画の指針となる。
 納得・・・。

<七氏>(同上)

 紙面での最後は、「天皇の生前退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である」と。
 「最善の策は摂政」だそうです。
 なーにをびびってんのか??↓

 「「時間かけ慎重に検討すべきだ」 東大名誉教授の小堀桂一郎氏」 
http://www.sankei.com/smp/life/news/160714/lif1607140004-s1.html

<wa4ZuiZJ>(同上)

 風岡典之宮内庁次長と公明党・創価学会
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0803/080331-07.html
 生前退位誤報の背景は、こういう事だったのね。
 毎日新聞が「5月から検討していた」という虚報を出したのも、創価がらみだろう。
 あそこは聖教新聞無くして経営が成り立たないので。

⇒「旧建設省出身」だって、「旧自治省、旧厚生省又は旧警察庁出身者」同様、内政関係者(旧内務省系官庁出身者)なんだから、内政関係者の縄張のおこぼれにあずかる「権利」はあるぜ。
 それだけでも、この匿名記事、怪文書に過ぎないな。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 当然、習ちゃんじきじきの指示で記事にしたんだろな。↓

 「習近平主席の父 権力を商売にするなと遺言していた・・・
 習近平氏はことあるごとに、母親の斉心氏から「何事も公務が重要。絶対に私利私欲に走ってはならない」と忠告を受けているという。日ごろの習近平は非常に多忙だけに、めったに母親と会う時間はないが、たまに里帰りすると、一緒に手をつないで散歩に行くというほどで、母の助言を忠実に守っているという。
 ただ、他のきょうだいはそうでもなく、2人の姉夫妻は大規模にビジネス展開し、未上場株を譲渡してもらうなどの不正蓄財疑惑を香港紙「りんご日報」などが伝えている。そのため、ネット上では「習近平主席は、父親の遺言を守れないような姉と縁を切るべきだ」などとの過激な書き込みがみられている。」
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_428685/

 で、恒例の中共官民の日本礼賛(日本文明総体刑事)記事群だ。
 本日は、当局によるもののみ。↓

 「・・・捜狐はこのほど、埼玉県にある「首都圏外郭放水路」を紹介し、日本はこの地下水路により「自然災害がもたらす損失を可能な限り減少させる」努力を払っていると指摘、この取り組みを絶賛している。
 最初に記事は下水道の存在意義を非常に高く評価し、「暴風雨の時はいつも、下水道は都市の良心であるということを深く実感する」と説明。暴風雨により中国の街全体が水害に見舞われている映像を掲載している・・・。
 記事はさらに「首都圏外郭放水路」を建設した日本の努力を称賛。この地下水路が14年という歳月と約2300億円という巨額の費用を惜しみなく投じて建設されたこと、またその優れた効果についても「建設が完了したその年、暴風雨の時期に水害を被った家屋数は以前の4万1544軒から245軒に減少した」と絶賛した。」
http://news.searchina.net/id/1614347?page=1
 「・・・駆動之家はこのほど、ホンダと大同特殊鋼がこのほど、重希土類を一切使用しない「重希土類完全フリー磁石」を実用化したことを伝え、2016年秋に発表予定の新型「FREED(フリード)」に採用すると伝えた。
 記事はまず、電子産業や自動車産業の発展に伴い、希土類の需要が増大していることを指摘する一方、希土類の供給量の伸びは鈍化していることを指摘し、各自動車メーカーは現在、希土類の使用量を減らす取り組みを行っていると紹介した。
 さらに、中国が世界最大の希土類生産国であることを指摘し、「この事実が日本企業の懸念につながっている」と伝え、過去に中国が事実上の輸出制限を行ったことで、日本企業が希土類調達で苦境に直面したことを指摘。また、この苦境は日本に教訓を与えたとし、それは「中国産の希土類に依存することはリスクだということ」と論じた。
 一方で記事は、ホンダが重希土類を使用しない磁石の開発に成功したことは「希土類の供給量の少なさというボトルネックを回避しつつ、希土類の需要増加を背景としたコスト上昇という問題を解決できるもの」と伝えて<いる。>」
http://news.searchina.net/id/1614345?page=1
 「・・・深セン新聞網は・・・「中国人には耐えられない、日本人のクレイジーな習性」と題した記事を掲載した。記事は「日本は美しく、人を虜にする国である」と紹介する一方、日本の伝統文化に対する理解が少ない人は多いとして、日本の特徴的な風習や現象について挙げた。
 記事が示したのは、「生の馬肉を食べる」、「毎年1500回ほどの地震がある」、「街の至る所に自動販売機がある」、「麺を食べるときに音を立てる」、「野球が非常に人気である」、「自殺率が高い」、「入浴で、家族が同じお湯に浸かる」、「多くの通りに名前がない」、「養子の制度がある」、そして「性に対してオープンである」の10点だ。」
http://news.searchina.net/id/1614344?page=1
 「・・・北極星節能環保網はこのほど、日本人はなぜゴミ分別のルールを守り続けることができるのかというテーマについて論じる記事を掲載し、「初めて日本を訪れた外国人は、みな日本のゴミ分別の素晴らしさに驚嘆する」と伝えつつ、日本でゴミ分別が成功しているのは日本人1人1人の成果だと伝えた。
 記事は「どんな国家においても、ゴミの分別が細かくなるほどゴミ処理やリサイクルは効率は高まり、コストも安くなる」と説明したうえで、「日本の家庭におけるゴミ分別は相当細かい」と指摘、日本はこの点で模範的な国家であるという見方を示した。
 また「日本の家事のなかでゴミ分別は最も重要」と主張、旅行で日本に到着したときに「ガイドがまず最初に教えたのは旅行中にどのようにゴミを処理すべかという点だった」と紹介した。また留学生に対しても「大家は真剣にゴミの処理方法について教える」と説明し、日本で生活するうえではゴミをしっかりと分別することが非常に重要なことであると論じた。・・・
 「素晴らしさに驚嘆する」の部分は記事の原文では「嘆為観止」という中国語が用いられており、これは芸術作品などの素晴らしい物を見て驚嘆するというニュアンスがある。日本のゴミ分別には芸術作品に通じるような美しさや信念、秩序、厳しさといった優れた特質が体現されていると感じているようだ。」
http://news.searchina.net/id/1614343?page=1
 「・・・新華網は日本のある中国語学校の様子を伝え、学び続ける日本の高齢者の様子を伝えた。
 記事は、記者が以前、日本旅行中に中国語学校に招待された時の様子を紹介。この中国語学校の日本人生徒はそれぞれが何らかの国家資格を持つ人びとで、さまざまな分野の「専門家」であると同時に、皆高齢者だったと伝えた。
 高齢者であれば、仕事などで中国語の習得を迫られているわけではないだろう。もしかしたら中国に旅行に行きたいという願望があったのかも知れないが、それでも皆が真剣に中国語を学んでいる様子は驚き以外の何ものでもなかったようだ。何事も取り組む以上は真剣に向き合うというのが日本人の特性だが、一方の中国の高齢者と言えば、年金と子供どもの稼ぎで暮らすのが普通であり、麻雀やダンス、カラオケ、買い物、旅行などに多くの時間を費やしている。」
http://news.searchina.net/id/1614340?page=1
 <フランス人だって日本フェチなんだから、中共人民だって堂々と日本フェチになっていいんだよ、と言ってるワケね。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「フランス人と日本人は本当に奇妙な存在である」とする文章を掲載した。この文章では、フランス語教師の中国人女性が「フランスでは日本文化が非常に持てはやされているとのことだが、これは本当ですか」という質問に回答している。
 質問に対してこの教師はまず「フランス人と日本人は本当に奇妙な存在だ」と説明。そのうえで「日本語を学んでいた時、先生に『フランス語を勉強しているんです』と言うと、先生の目がキラキラしはじめた」、「その後、フランス人に会ったらしきりに『君は日本人か? 本当に日本人じゃないのか』と聞かれ、違うと答えると残念そうな表情をされた」とエピソードを紹介した。
 そして、フランス人が日本人と知り合いたがっている理由について「彼らは小さいころから日本のマンガやアニメに親しんでおり、日本文化に対する崇拝の念を持っている」とした。一方、日本人については「よく分からない」と述べているが、その代わりに「理想と現実」のギャップや、言語・文化の壁によって、パリを訪れた日本人が心理バランスを崩す「パリ症候群」について解説している。」
http://news.searchina.net/id/1613239?page=1
 <その日本は、団体でも自由でもいいから、とにかく旅行で訪れろ、と人民に言い聞かせてるワケ。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国人旅行客が日本を訪れる場合、団体旅行と自由旅行のどちらが良いのかを考察する記事を掲載。2度の日本旅行を経験したという中国人の経験をもとに、団体旅行と自由旅行のメリットを比較している。
 まず記事が比較したのは食事についてだ。団体旅行では中国人旅行客が大勢訪れるレストランで「学校の食堂と同レベルの味」の食事をしたと紹介、寿司や刺身、ラーメンなどは食べることができなかったと振り返った。・・・ 
 <また、>団体旅行のホテルは市街地から離れていて狭かったが、自由旅行では自分で立地の良いホテルを選ぶことが出来ると紹介。一方で、個人観光ビザは取得するための手続きも煩雑で、条件も厳しい。やはり日本旅行を自分なりに楽しみたいならば、個人旅行のほうがおすすめだが、気楽に日本を旅したいならば団体旅行のほうがおすすめということのようだ。」
http://news.searchina.net/id/1614341?page=1

 今回のトルコでの失敗クーデタについてだ。↓

 <そもそも、緩慢なものながら、(原理主義イスラム化を目指す)クーデタをやってきたのはエルドアンの方だとよ。↓>
 Turkey was already undergoing a slow-motion coup -- by Erdo--an, not the army・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2016/jul/16/turkey-coup-army-erdogan
 <(エルドアン政権は、今次クーデタの首謀者は、在米のギュレン師だと非難しているが、もともとは、両者はお友達だったが、その後、手切れ関係になっていたもの。↓>)
 <Gulen's> influence worked in Erdogan’s favour, helping him be elected to government in 2003. However after 2013 Gulenists have been viewed with suspicion by the government,・・・
 <在米になってから、エルドアン政権は、何度も米国政府にギュレン国外追放を求めてきた。↓>
 Turkey has repeatedly asked for Gulen’s extradition from the U.S., but so far this has not materialised.・・・
 <だが、そもそも、軍部は世俗派なんだから、エルドアンだけじゃなく、ギュレンだって大嫌いなはずであり、エルドアン政権の主張は眉唾もいいところだ。↓>
 Given that the military prides itself on being a guarantor of secularism in Turkey, Stephens says it seems unlikely they are acting on behalf of Gulen. “There will be evidence presented by the government but frankly, to say it’s Gulen staging the uprising is to ignore the seriousness of what has happened in Turkey.”・・・
http://www.newsweek.com/turkey-coup-erdogan-rival-cleric-fethullah-gulen-blame-481026
 <いずれにせよ、この失敗クーデタのおかげで、エルドアン政権は、あらゆる政敵を弾圧・追放するフリーハンドを得たことになるので、彼らの緩慢なクーデタは完成へと向かうことになろう。↓>
 ・・・AKP will now hunt down opponents — real or imagined -- with impunity, consolidating Erdogan’s already formidable personal power and fueling his ambition to further transform Turkey. Rather than an opportunity for democracy, the failed coup will only consolidate Turkey’s elected autocracy.・・・
https://www.washingtonpost.com/posteverything/wp/2016/07/16/turkey-has-had-lots-of-coups-heres-why-this-one-failed/
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太田述正コラム#8491(2016.7.17)
<2016.7.16東京オフ会次第(続)>

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