太田述正コラム#8399(2016.5.16)
<皆さんとディスカッション(続x2995)>

<太田>(ツイッターより)

 「…この72時間の顕現事項だけでも他の候補者ならオワだ<が>…『1984年』の世界<なので、真逆の結果が。>…
 トランプの、弱点は強み、汚さは取り柄、無知は智慧、一貫性の全欠如はは米国の有権者達が懇望しているもの、だからだ。…」
http://www.haaretz.com/world-news/u-s-election-2016/1.719612
 面白!

 比次期大統領ドゥテルテ、当選後の初記者会見で、死刑の復活・・窃盗にも!・・、組織犯罪者・暴力的抵抗者は射殺、公共の場での午前2時以降の飲酒禁止、子供の夜間ぶらつき禁止(親は投獄)、を公言。
http://www.theguardian.com/world/2016/may/16/duterte-vows-to-kill-criminals-and-reintroduce-hanging-in-philippines
 米比統治の酷さを改めて思い知らされる。

<豊丘時竹>(2016.5.14)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20160514

 戦前の日本の国策が対ソ抑止である、などとは、日本史でも世界史でも習ったことがないから、まったく知らなかったといえる。太田さんから教わったのである。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 少しでも舛添と関わった者なら大抵は彼の人間性に疑いを抱くはずだ。
 そういう人達よ、もっともっと声を挙げてくれ!↓

 「・・・舛添知事が14年の都知事選に出馬表明した際、本紙の取材に「いずれ前任者(猪瀬直樹前知事)と同じ事態になる」と予言していた・・・舛添知事の元側近だった元参院議員の矢野哲朗氏・・・<に、>あらためて今回の騒動について話を聞くとこう言った。
 「あの(新党改革)時から、(舛添知事は)政党助成金などの公金を“不正”利用していた・・・。だから、都知事になれば必ずこういう事態になると言ったわけで、実際、その通りになった。そもそも新党改革は総会も役員会も一度も開かれておらず、党の活動実績もほとんどなかった。(収支報告書にある)ホテルや飲食店で会議を開いたこともありません」・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_319525/

 舛添のセコサに新たな金字塔が。↓

 「舛添要一知事がヤフオクで美術品以外にもラルフローレンのブレザーとスカートを落札!・・・」
http://gogotsu.com/archives/18281
 <本件に関する投稿群には吹き出してしまう。↓>
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1882563.html

 やってもらおうじゃないか。↓

 「舛添都知事 辞職のXデーは6月1日で参院選とのW選挙も・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11525708/

 会長の非人間主義者ぶりを分かっててシャープをホンハイに売り渡した、さもしい悪党どもめ。↓

 「・・・鴻海精密工業(ホンハイ)の郭台銘会長・・・「人材が日本電産に流れるような状態が続いている。あの会社は人を引き抜いて、シャープをつぶそうとでもしているのか!」と批判・・・
 ただ、この郭会長の発言を、人材の流出を何としても食い止めようという思いから出たものとは、誰も受け止めなかった。
 それもそのはずだ。4月2日の買収契約調印以降、郭会長をはじめホンハイチームは、大阪市の本社にたびたび乗り込んでは、「追加で2000人の人員削減が必要だ」と、強く経営陣に迫っていたからである。
 「従業員の雇用維持」という文言が契約書にある以上、出資前に、あくまで現経営陣が自ら判断し、実行したことにしろと言っているに等しかった。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%97%e3%82%92%e7%bf%bb%e5%bc%84%e3%80%81%e9%b4%bb%e6%b5%b7%e3%80%8c%e9%80%b2%e9%a7%90%e8%bb%8d%e3%80%8d%e3%81%ae%e7%84%a1%e7%90%86%e9%9b%a3%e9%a1%8c/ar-BBt5riw?ocid=iehp#page=2
 「「もうシャープでやれることない」前副社長の無念! 人材続々と移籍…鴻海に無くて、日本電産に有るもの・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11526387/

 もっとどんどん出てきて、日産傘下入りがご破算になっちゃったりして・・。↓

 「三菱自、PHVでも偽装…「正しく測定」一転・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160515-OYT1T50129.html?from=ytop_main1

 そのルノー/日産も、三菱自といい勝負みたいだねえ。↓

 「韓国政府は16日、日産自動車<7201.T>の「キャシュカイ」モデルで排ガス試験の不正が発覚したとして、同社に対して3億3000万ウォン(27万9920ドル)の罰金を科す方針を明らかにした。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11526623/

 こりゃアカンわ。
 むしろ、重工、商事からCEOを輸入すべきでは?↓

 「三菱重工の巨額特損、知られざるもう1つの理由・・・
  客船事業がなぜ巨額の損失を出してしまったのか。この問いに対して、三菱重工の主張は一貫している。船内のWi-Fiなど10年前にはなかった要求仕様に手間取った、客室数が多く複雑な構造だった、顧客から設計変更の要望が相次いだ…。「知見不足による設計の遅れが、後々まで響いてしまった」(鯨井洋一交通・輸送ドメイン長)という趣旨の説明が、特損を計上するたびに決算会見で繰り返された。
 ただ、長崎の街を歩くと別の理由も見えてくる。・・・
 2015年12月、長崎市に住民登録をしている外国人の数は5500人に達した。1年前と比べて約2100人増えており、「大半が何らかの形で客船建造に携わる労働者だ」と長崎市の担当者は話す。国籍もドイツやイタリア、クロアチア、フィンランド、エストニアなど様々だ。・・・
 客船を造ることができる建設業者は震災復興や東京五輪をにらんだ再開発で忙しく、長崎に来ている余裕はない。加えて、内装に欧州製の調度品を多く使うなど、日本の協力企業にはノウハウがない作業もあった。
 世界各地から人をかき集めた結果、長崎は、欧州技能者、三菱重工の社員、日本の協力企業、アジアからの技能実習生が、数千人規模で入り乱れる現場になった。
 そこに、綻びが生じた。・・・
 <何度も火災を起こしたのはそのため?(太田)↓>
 ほかにも、夏に半袖半ズボンで働く、禁煙の場所でタバコを吸う、散らかしたゴミを片付けないなど・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/033000027/033100002/?n_cid=nbpnboml_weekly&rt=nocnt

 五輪誘致不正問題で、その取引にからんでた電通が、一部でやり玉にあげられている。↓

 <欧米人からすれば、こういう陰謀論的図式に映るんだろうな。(太田)↓>
 「・・・Mathieu GAULENE -- Publie le 13.05.2016<より。>
 電通は世界第五位のコミュニケーショングループで、日本の広告市場の過半を握っている。日本のメディアの自由に、とりわけ原子力産業について語る場合のメディアの自由に、強い影響力を行使している。・・・
 日本における第二位の会社であるライバル博報堂と共に、二社は「電博」と呼ばれ、広告、PR,メディアの監視を集中的に行い、国内外の大企業・自治体、政 党あるいは政府のための危機管理を担当し、マーケットの70%を占有している。この広告帝国が日本のメディアの論調を決定していると批判する人々がいる。・・・
 電通がその上得意の一つである東京電力のためにメディア をきびしく統制している・・・
 電通がメディアに対して、原発について書いてよいことと書いていけないこと、どういう条件の場合にそうなるかを暗黙裏に指示するメカニズム・・・
 トヨタのアクセルペダルの不良についてのリコール事件についても・・・事件が日本のメディアで報道される<た>は、トヨタの社長が<米>議会で謝罪した後のことである。・・・
 電通は共同通信、時事通信というふたつの通信社と特別な関係を持っている。いずれも電通の歴史的な株主であり、それには理由がある。この三つの会社は戦前 は同一の企業体を形成していたのである。
 <だけど、新聞に関しては、陰謀論的枠組みには入りきらないことを認めちゃってるんで笑っちゃう。(太田)↓>
 <とはいえ、>新聞報道はテレビに比べると統制がむずかしい。この点においては電通は広告出稿しかできないが、ある種のアフター サービスを提供している。メディアの監視、危機管理コンサルティング、広告サービスを経由しての新聞への間接的な圧力の行使である。・・・
 日本では、圧力の行使は広告代理店を経由して行われている。広告代理店がメディアに対する企業サイドの「大使」の役割を演じている・・・」
http://blog.tatsuru.com/2016/05/15_0947.php

 で、郷原ヤメ検のこの憶測は、モチ正しい。
 こういう意識でもって、主要メディアも一致団結、「国益」を守ってるわけだ。(太田)↓>
 「・・・疑惑に関する調査に、日本政府も、JOCも後ろ向きの姿勢を示しているのは、「綺麗ごとだけで五輪招致を実現できるわけではない」という認識から、徹底した調査を行えば、ある程度の不正な資金提供等の事実が出て来ることも十分にあり得ると考えているのかもしれない。そうだとすれば、「今更、東京五輪開催を辞退することはできないので、開催に決定的な支障となるような事実が表面化しないようにするしかない。」と考えていることになる。・・・」
http://blogos.com/article/175616/
 <どんなにミニコミが頑張っても所詮は・・。(太田)↓>
 電通が東京五輪招致で裏金賄賂
https://www.youtube.com/watch?v=sa9P8D-WjI0
 <東京都の放送局がこの話を取り上げたことは、ロクに仕事をしていない舛添の功績かチョンボか、ムツカシイところだな。(太田)↓>
 淳と隆の週刊リテラシー(あつしとたかしのしゅうかんシテレシー)はTOKYO MXで2014年4月5日から放送されている生放送情報番組。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B3%E3%81%A8%E9%9A%86%E3%81%AE%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC

 下掲のような、主要メディアが一致団結できないケースもあるのが、日本型報道の自由の絶妙なところだ。(朝日が一社で頑張ってる。)↓

 「・・・異例のベストセラーが、『日本会議の研究』(扶桑社新書)・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_412135/
 「・・・日本会議は教育基本法の改正を求める運動などをしてきた保守系団体で、安倍晋三首相が国会議員懇談会の特別顧問を務めている。
 新書は、日本会議と自民党や安倍政権との関係、宗教団体関係者とのつながりなどをまとめたもので、初版は8千部。予想以上の売れ行きで、増刷中という。」
http://www.asahi.com/articles/ASJ5C4CB7J5CUCVL00F.html

 三菱自と日産ばかりが話題になってるが・・。↓

 <確かにトヨタは危機に瀕していると私も思う。(太田)↓>
 「最強企業トヨタで「偉くなる人」に共通すること〜30万人の中から部長・役員はどう選ばれるのか?・・・
 <ずっと以前から、「情報収集に熱心で社交的な・・・社員」なんて殆どいなかったで。(太田)↓>
 「トヨタの社員は情報収集に熱心で社交的な人も多かったのが、ここ数年は劇的に変わって、業界や財界の社外の会合にも顔を出さないので、誰がキーマンか分かりづらい」(大手商社幹部)との声もある。
 <学歴だけで見ちゃいかんが、有力幹部がこんなカンジじゃ、社内の風通しだけは、三菱自なんかに比べりゃいいだろうよ。だが、これじゃあ、AI化には到底ついていけないだろうな。(太田)↓>
 豊田社長の意向を忖度する風潮も蔓延ってい<る。>・・・
 名古屋大学工学部機械科・・・名古屋工業大学機械工学科・・・京都大学法学部・・・多摩美術大学美術学部」
http://news.livedoor.com/article/detail/11525498/

 結構オモロかったな。↓

 「悲劇の将軍・源頼家に北条政子が注いだ“母の愛”・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/tonomura_miki/050600021/?ml&rt=nocnt

 金秀恵さーん、がっかりだぞー。↓

 「広島に行くオバマ大統領へ・・・
 <いくら、かつての自分のことだとはいえ、末尾のセンテンスもこれあり、本国の読者向けの煙幕とも思えないんで見損なったぜ。↓>
 振り返ってみると、狭量だったように思います。日本のせいで苦しめられたから、日本が受けた苦痛はそれが何であれ、「どんな目に遭っても当然だ」と考えたいと思っていました。
 私の中には、広島の惨状に同情する気持ち、核のない世界を応援したい気持ち、「日本の謝罪と同じくらい、韓国の寛容さも重要だ」と信じる気持ちがあります。
 <それはともかく、下のくだりは、不勉強極まるだ。(太田)↓>
 それと同時に、「広島<に原爆投下が>なかったら、もっと長い時間、苦しめられていただろう」という現実の判断もあります。
 <無知蒙昧としか言いようがないね。(太田)↓>
 弱い国を侵略した国は日本以外にもたくさんありますが、日本より残忍で執拗(しつよう)な国はナチスドイツしかありません。
 この国が自らの罪業の結果に70年以上苦しむ姿は、時にふと疎ましくなります。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/16/2016051600776.html

 本日の中共当局の日本礼賛記事は1つ。↓

 「・・・今日頭条はこのほど、「日本独特の細かな気配り」について、恐ろしくも、心温まると論じる記事を掲載した。
 記事では、日本において見られる「細かな配慮」の例として、「レストランの入り口に、障がい者のお客様用呼び出しボタンが付いている」ことや、「信号機に、歩行者用押しボタンに加え、高齢者・視覚障がい者用の押しボタンがある」ことを紹介。中国でも一部の都市では視覚障がい者用の点字ブロックが整備されているものの、点字ブロックの途中に木が植えてあったり、車が止まっていたりする。このような中国では、日本の配慮は到底考えられないような細かさと言えるだろう。
 さらに日本のスーパーでは、会計後に無料でビニール袋がもらえるうえ、袋を開けやすいように「指を濡らすためのスポンジが設置されている」こと、レシートが不要な人のための小さなゴミ箱が置いてあることなどは、ゴミのポイ捨てが当たり前のように行われる中国ではまず考え付きもしないことだろう。
 安全面でも日本は細かい配慮がされている。記事では「子ども用の傘のデザイン」に注目。一部が透明になっており、視覚を確保できて安全だと高く評価している。また、救急車の前方には意図的に「救急」の字を反転させたステッカーがあると紹介。前方の車がバックミラーから見た際にすぐに救急だと分かるようにするためだという。こうした至れり尽くせりの気配りは、まさに日本ならではと言えるだろう。
 ほかにも、女性トイレには用を足した時の音を消すための装置があることや、駅のベンチには傘を立てかけるスペースがあること、ATMには電卓が備え付けてあることなども紹介している。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%8c%e3%80%8c%e6%81%90%e3%82%8d%e3%81%97%e3%81%8f%e6%84%9f%e3%81%98%e3%82%8b%e3%81%bb%e3%81%a9%e3%80%8d%e3%81%ae%e7%b4%b0%e3%81%8b%e3%81%aa%e9%85%8d%e6%85%ae%e3%80%81%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%aa%e3%82%89%e3%81%a7%e3%81%af%e6%b0%97%e9%85%8d%e3%82%8a%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd/ar-BBt58Ke?ocid=iehp#page=2

 こんな辛口の記事もあったが、そのココロは、かつての日本を取り戻してほしい、ということだと受け止めておこう。↓

 「・・・中華網はこのほど、「失われた20年」のなかで日本の「一億総中流社会」がどのように崩壊したのか、その経緯について説明する記事を掲載した。

 記事は1980年代における日本の経済状態に対するある大学教授の見解を紹介。日本の経済社会はリンゴのような形をしており、富裕層も貧困層も存在はしていたが多くの人は大体同じような中流の暮らしをしていたと説明した。
 しかし1990年代に入り、円高と輸入作物が農業従事者の収入を減少させ、また都市部においてもボーナスの減少が見られたと記事は指摘する。この時、日本の経済社会はリンゴのような形から上が小さく、下が大きいヤーリー(鴨梨)のような形に変化したと前出の大学教授は説明した。
 さらに記事は、2000年代に入ると、日本の経済社会はヤーリーから「砂時計」の形に変化したと説明。砂時計の砂粒は1粒1粒下に向かって落ちてゆき、落ちたら最後決して上には戻れない。この例えと同じように、当時は多くの大学生が卒業後にフリーターとして社会で出たが、満足できる生活水準を手にすることは非常に難しいのが現状であると指摘した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1609718/

 ユーロヴィジョン2016の結果に怒り心頭のロシア政府だとよ。↓

 Anger in Moscow, joy in Kiev, after Ukraine's Eurovision triumph・・・
http://www.theguardian.com/tv-and-radio/2016/may/15/moscow-kiev-ukraine-eurovision-russia-boycott-jamala-1944
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太田述正コラム#8400(2016.5.16)
<一財務官僚の先の大戦観(その27)>

→非公開