太田述正コラム#7981(2015.10.20)
<皆さんとディスカッション(続x2786)>

<太田>(ツイッターより)

 「…中国での「クルマづくりより人づくり」戦略と…福祉車両の拡大には、トヨタ独自の「ゆっくり」の哲学が反映されている。
 この哲学は<、>市場に左右され<ることがないので、>…トヨタは世界市場で覇者の地位をつかむことができたのだ。」
http://j.people.com.cn/n/2015/1019/c94476-8963466.html
、「愛国心より日本製を選ぶ中国人の爆買い心理…」http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e6%84%9b%e5%9b%bd%e5%bf%83%e3%82%88%e3%82%8a%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%a3%bd%e3%82%92%e9%81%b8%e3%81%b6%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%ae%e7%88%86%e8%b2%b7%e3%81%84%e5%bf%83%e7%90%86/ar-AAfBpPd?ocid=iehp#page=2
 日本の企業を激賞し、人民にとにかく日本に行って日本製品を爆買せよと諭す習ちゃん。
返す刀で、「「J-11B」戦闘機のパワー不足、エンジンだけの問題ではなかった…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%ef%bd%8a%ef%bc%8d%ef%bc%91%ef%bc%91%ef%bd%82%e3%80%8d%e6%88%a6%e9%97%98%e6%a9%9f%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e3%80%81%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%b3%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%ae%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2/ar-AAfBldu?ocid=iehp#page=2
と、日本人に中共の軍事的脅威はイメージほどじゃないよと訴える。
 将来の中日軍事提携を睨んでるんだろうが、もうチョイこわもてを押し通して欲しいなあ。

 「ノーベル賞・梶田氏の高校時代の成績に、韓国ネットが注目=「韓国では人として扱ってもらえない」「韓国で夢を持つことはすなわち…」…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10722953/
、「【<産経>前ソウル支局長公判】国境なき記者団が声明 懲役刑は「不当」…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10726341/
 韓国は、国民のレベルにふさわしい国家を持てないという宿痾をどう克服すりゃいいんだろうね。
 戦後日本の状況もちょっと似てるが、「独立」さえすりゃ何とかなるのに対し、韓国の場合は、再度日本と合併する選択肢はないもんで悩ましいよなあ。

<Chase>

 以下の本、購入しようかと思ったら高価なので躊躇しました。
 お時間のある時に、太田さんのご見解をいただけませんでしょうか。
 高評価でしたら、購入してみたいと思います。

 『神と黄金 上 イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか』単行本(ソフトカバー)2014/4/25

 「なぜイギリス、アメリカは近現代の世界制覇を成し遂げることが出来たのか。
 その海洋国家システムや宗教的定め―変化を受け入れ、促進し、加速させること―などの視点から、大スケールで分析する注目作」
http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E3%81%A8%E9%BB%84%E9%87%91-%E4%B8%8A-%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%BF%91%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4862280706

 米国での書評(一部)
God and Gold: Britain, America, and the Making of the Modern World
Paperback – October 14, 2008
http://www.nytimes.com/2007/11/18/books/review/Hari-t.html?_r=0
https://www.commentarymagazine.com/culture-civilization/literature/book-review-god-and-gold/

<太田>

 まだ、コラムで英米本の書評類をもとにコラムを書く習慣が確立していない頃の本なので、私のレーダーに捕まってなかったんですね。
 FTやEconomistも書評を載せているようですから、読むに値するんじゃないでしょうか。
 (英語さえ厭わなければ、一番望ましいのは、ペーパーバック版の古本をアマゾンで購入することですが、邦訳の中古も出回っているようですから、それでいかが。)
 ところで、私の過去の英文投稿(のコラム転載)のまとめをお願いしたことがありますが、お時間のある時に、手がけていただければ、と思います。
 貴HPにアップしていただいて結構ですよ。

<Chase>

 ありがとうございました。頑張ってペーパーバック買ってみます。
 英語のご投稿のまとめの件、時間を作ってすこしづつやってみます。

<supply2525>(ツイッターより)

 おーたんにききたいんだけどさ、共産党から労働問題だけを引き抜いた政党、「労働党」が欲しいんだけど、どう?
 組合とか連合とか役にたたないし、非正規(パート、アルバイト、派遣)が約2000万人もいるんだからそこそこ支持されるんじゃないかな?

<太田>

 そもそも名称が悩ましい。
 世界には労働党って名前の社会民主主義、共産主義、自由主義政党があるし、日本には共産主義政党の日本労働党がある。
 労働者党にしようにも、ナチスが国家社会主義ドイツ労働者党だもんな。キミの案は?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%85%9A

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 なーるほど。↓

 「・・・杭打ち工事は事前に調べた地盤の情報をもとに進められるが、実際は支持層が想定より深くて杭が達しないケースも珍しくない。その場合、杭を延長する加工をしたり、作り直したりすることで対応する。・・・
 不正の背景に、工期を絶対視する業界の慣行を挙げる声も。・・・新たな杭を作るために2カ月ほど掛かる場合があり、「杭の不具合に気付かぬふりをした方が工事や販売関係者らの利益になる。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19H9F_Z11C15A0CC1000/?dg=1

 何度も言ってるように、文科省、厚労省のキャリアは総とっかえの上、キャリア採用の学校群化・・全省庁を包含した学校群だからね・・が必要。↓

 「逮捕された厚労省室長補佐・・・の暴走を組織は止められなかったのか?・・・
 IT人材の養成が追いついていない、ノンキャリアとキャリアとで分かれてしまっている人事管理、事業規模に対する金銭感覚の麻痺――。こうしてみていくと、厚労省という組織体の統治機構の脆弱ぶりは明らかだ。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/101400081/?n_cid=nbpnbo_mlp

 さーもあらん。
 (引用しなかったが、当時は、フットボール=ラグビー、だったのね。)↓

 「・・・<18>99年は「日本人が」初めて<ラグビーを>プレーしたのであり、幕末の66(慶応2)年には、駐留していた英国海軍の船員らが楽しんでいた・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASHBD5G31HBDULOB001.html?iref=comtop_6_03

 騒ぎ過ぎだってこと。
 私の言ってる通りだろ。↓

 「・・・今年の夏、世界を同時株安へと巻き込んだのは、中国経済の減速そのものではないのかしれない。中国政府が公表する数字の信頼性と、それに伴う経済減速の実態の不透明さが疑心暗鬼を生んだ結果と言えそうだ。・・・
 中国経済はサービス業の占める割合が高まってきており・・・工業や貿易の指標が落ち込むなかで、個人消費は今も高い伸びが続いている。GDPと同時に発表された9月の小売売上高 は前年同月比10.9%増だった。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/101900112/?n_cid=nbpnbo_mlp&rt=nocnt

 着々と中共経済は世界一の座を確保しつつある。↓

中共の総建設資産(built assets= buildings and infrastructure -- homes, schools, roads, airports, power plants, malls, rail tracks and other structures)が米国を抜いて世界一位になった。↓

 ・・・Since 2000, China has invested $33 trillion in built assets, with its investment in infrastructure at 9% of GDP, dwarfing the U.S.’s current 2%・・・
http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2015/10/20/survey-shows-china-passes-u-s-in-stuff-built/

 習ちゃんの腐敗撲滅運動の対象が、メディアにも及び始めたとさ。↓

 Over the past two years, Chinese state media have cheered as President Xi Jinping’s sweeping anticorruption campaign felled bureaucrats and businessmen alike.
 Now, the ruling Communist Party’s own top scribes find themselves in the crosshairs.・・・
 ・・・the Central Commission for Discipline Inspection, the Communist Party’s internal watchdog, criticized the mouthpiece People’s Daily newspaper and the party’s main political journal Qiushi for what it described as a broad range of transgressions.・・・
http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2015/10/19/chinas-antigraft-drive-hits-communist-party-media/

 このコラム、オモロイが、典拠ゼロじゃねえ。↓

 「<金正日、>中国の改革解放を「共産主義捨てた」と一蹴 トウ小平は「なんてばかなやつだ」と激怒・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/151020/prm1510200004-n1.html

 米軍事評論家のベースヴィッチが縦横の活躍。↓

 <オバマは米国の中東への軍事介入を止めさせようとしている。
 (そんなことに今頃気付いたの?(太田))↓>
 ・・・Obama today seems to grasp (even if not saying so outright) that US military involvement in the Greater Middle East, dating as far back as the abortive peacekeeping mission in Lebanon during the early 1980s, has been counterproductive. ・・・
 <後は紛争地域の周辺諸国におまかせ、の方針。↓>
 ・・・first, to extricate the US military from what has become a war without end; second, to hand off responsibility for maintaining regional stability to those with the most to lose if the ongoing meltdown continues -- the nations inhabiting the neighborhood.
 <中東なんて、米国にだって到底手におえない、と自覚。この自覚、現在の大統領候補者の間では皆無。(ポスト・オバマを見据えて、習ちゃんが日本を頼りにせざるをえないわけだよ。(太田))↓>
 Inherent in this gambit is a heretical proposition to which few politicians -- certainly none of the declared presidential candidates -- will openly subscribe: that there are certain tasks that exceed the capabilities of even the world’s sole superpower and that should therefore be left to others. Managing the Greater Middle East is one of those things.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2015/1018/How-the-Iran-deal-might-change-the-Middle-East
 <(オバマの真意を知ってか知らずか、)米国防長官は、米国がアフガニスタンを去ることは不可能だと語ったが、米軍の存在は(アフガニスタンに限らず)中東じゃむしろ状況を悪化させる。(その通り!(太田))↓>
 ・・・Contrary to Carter's lame insistence, the United States can leave Afghanistan. Protecting Americans from the relatively modest threat posed by the Taliban or Al Qaeda or Islamic State -- or all three combined for that matter -- does not require the permanent stationing of U.S. forces in the Islamic world, especially given the evidence that the presence of American troops there serves less to pacify than to provoke.・・・
http://www.latimes.com/opinion/op-ed/la-oe-1020-bacevich-war-no-choice-20151018-story.html 

 どうして、米国は他国の軍隊の教育訓練がヘタクソなのかを追求したコラムだ。↓

 <援助対象国の政府が腐敗してちゃ、その国の軍隊をいくら教育訓練したって、命をかけて戦いなどしない。(習ちゃんは、このことよく分かってるってこともあって、中共の腐敗撲滅に取り組んでるんだよ。(太田))↓>
 ・・・In several of the insurgency wars we’ve joined in the past several decades, the local elites--who sign on to be our allies--are corrupt or incompetent at running their countries. The local soldiers feel little loyalty to their commanders or their leaders, while the insurgent rebels are very energized by their cause. No matter how well Americans--or any outsiders--might train and advise such soldiers, they are unlikely to win because they have no desire to risk dying while fighting.・・・
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/war_stories/2015/10/the_american_military_is_bad_at_teaching_others_how_to_fight.html

 ところで、シリアの穏健反体制派部隊の教育訓練に失敗した日系陸軍少将がクビになったが、実は栄転するんだって。
 このナガタ・サンや、元陸軍参謀長のシンセキ・サンや現太平洋軍司令官のスミス(ハーフ)と、日系米国人の著名軍人は多いね。
 日系以外のアジア系の米高級軍人は少ない印象がある。
 やっぱ、弥生人の血筋なんだろうか。(太田)↓

 New Role for・・・ Maj. Gen. Michael K. Nagata,・・・After Failure of Syria Rebel Plan・・・but is likely to be promoted and assigned a senior counterterrorism position・・・
http://www.nytimes.com/2015/10/20/us/politics/new-role-for-general-after-failure-of-syria-rebel-plan.html?ref=world

 チップを擁護するバカ・アメ知識人、ここにあり。↓
https://www.washingtonpost.com/opinions/in-defense-of-tipping/2015/10/19/16f1cd36-768c-11e5-a958-d889faf561dc_story.html

 英国の対中宥和の最大の目的は、シティーで中共の人民元資金を運用させることだと。↓

 ・・・Both governments want London to become the premier western financial centre for renminbi trading, clearing and settlement facilities. ・・・
 <これ全て、英国がEUを脱退したらパーになるとさ。↓>
 From China’s standpoint, the main problem is Britain’s existential navel-gazing over its membership of the EU. A vote to leave would put the continued arrival of Chinese capital -- if not tourists and students -- at risk. ・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/85fcec6e-765b-11e5-a95a-27d368e1ddf7.html#axzz3oyUNGL1F

 難民問題もあって、メルケル首相はエルドアンのトルコに宥和的であることを批判するコラムだ。↓

 ・・・The pandering to Turkey’s would-be strongman is a mistake. It is becoming increasingly clear that Mr. Erdogan has become a chief cause of the country’s instability, driving its polarization with his autocratic and increasingly reckless tactics.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/western-nations-shouldnt-pander-to-turkeys-president/2015/10/19/8c9097e0-71d0-11e5-9cbb-790369643cf9_story.html

 現在のトルコの混乱は、エルドアンの自業自得だ、と。↓

 Turkey’s Self-Inflicted Disaster・・・
 If the A.K.P. is not defeated in the Nov. 1 election, Mr. Erdogan’s authoritarianism and Prime Minister Ahmet Davutoglu’s foreign policy could suck Turkey deeper into the Middle East’s vortex of violence.・・・
http://www.nytimes.com/2015/10/20/opinion/turkeys-self-inflicted-disaster.html?action=click&pgtype=Homepage&module=opinion-c-col-left-region®ion=opinion-c-col-left-region&WT.nav=opinion-c-col-left-region

 犬が生まれたのは中央アジアだって。↓

 15,000 Years Ago, Probably in Asia, the Dog Was Born・・・
http://www.nytimes.com/2015/10/20/science/central-asia-could-be-birthplace-of-the-modern-dog.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&module=photo-spot-region®ion=top-news&WT.nav=top-news

 米国で、妊婦は一滴もアルコール飲料を飲むなという風潮になりつつあることを批判するコラムだ。↓

 ・・・ Don’t drink while pregnant. Not even a little bit. Ever. At all. That’s the message of a new survey・・・
http://www.slate.com/articles/double_x/doublex/2015/10/pregnant_women_should_not_drink_at_all_says_american_academy_of_pediatrics.html