太田述正コラム#7893(2015.9.6)
<皆さんとディスカッション(続x2742)>

<太田>(ツイッターより)

・「サントリーデザイン模倣問題で米ザリコー氏、佐野研二郎氏に謝罪と金銭的補償求める…」
http://girlschannel.net/topics/455837/
・「佐野研二郎氏「メガネの写真は自分で撮りました」盗用されたGLAFAS「メガネは1つ1つ全部違う。同じ写真を撮るのは不可能」…」
http://blog.esuteru.com/archives/8322712.html
佐野研、逃げてるだけじゃ状況が悪化するばかりだよ。
 つや姫のようにパクってない作品の方が多いんだろうから、パクったものは洗いざらい白状して、全て道義的金銭的謝罪をしなくっちゃ。
 そして、その旨を記者会見して明らかにしなくっちゃ。
 優しい僕。

<ihatovo>(同上)

 確かに、優しい(^_^)

<太田>

 関連の2009年9月14日付のブログだ。↓

 「「つや姫」の米袋のデザインは酷すぎる・・・」
http://blog.goo.ne.jp/nishijima2468/e/7e9922c5f984af393a23a8d537201a13

 私は、全くそうは思わない。
 佐野研問題が起きる前から、スーパーの米売り場で、目に飛び込んでくるのが、そのデザインのおかげで「つや姫」だった。
 一般の米袋のデザインは色といい中身といい、地味過ぎる中で、ああいうのを思い付いた佐野研には大いに独創性がある、と私は思う。
 (未だに指摘が皆無ってことは、彼の独創ってことだろう。)

<太田>(ツイッターより)

 「…グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、アップルなどのIT大手が、利用者のデータをNSAに渡していたことが明らかになった。
 日本のどの端末からネットにどういう書き込みをしたか、いつどんな検索をしたか、送った写真や動画……。こうした利用者の個人情報が筒抜けになっていた…
 「こ
れは日本でも大変なことになると思った」そう話すのは、協力会社に名前が挙がったあるIT大手企業の日本法人幹部だ。
 ところが、報道後も「日本ではほとんど関心がもたれなかった」…」
http://digital.asahi.com/articles/ASH8C51J7H8CUHBI014.html
 原子力空母の母港化への無関心と併せ、もはや精神病。

<921X27t6>

 ダルビッシュ有曰く「日本人に足らないのは蛋白質」
http://togetter.com/li/869678
 やはり日本人の食生活にはプロテインが必須。

<太田>

 昨日の未公開コラムでも私の食生活を取り上げたこともあり、そういった関連で、こちらに転載させていただきました。

<角田博明>

 僕は、東海大学工学部航空宇宙学科の教授です。↓
http://www.ea.u-tokai.ac.jp/tsunoda/
 祝日を中心に靖国神社を参拝する事がございます。
 戦争遺族でも崇拝会の所属でもございませんが、退勤後にカラオケ居酒屋にて『軍艦行進曲』『愛国行進曲』『月月火水木金金』等の軍歌を歌う趣味を持っているからです。
 飲み物は冷酒やビール、サワーですが、軍歌好きの背景は、中学時代にさかのぼります。
 放送委員を歴任し、体育祭にて入場行進曲のBGMを担当しました。
 当時の手段はアナログレコードで、現在でも通勤途中にヘッドホンでテープやCDを聴いております。
 吹奏楽の楽器の演奏は出来ず、何か音楽関係で自ら容易に出来る事は、歌う事と決心しました。
 聴くだけならば、日本の楽曲のみならず、スーザ氏(米)の『ワシントンポスト』『海を越えた握手』等の外国の作品も好きです。
 上手く行けば、自衛隊音楽隊等の生演奏を聴く楽しみもあります。

<太田>

 「一人題名のない音楽会」、「靖国神社」、「自衛隊」、がらみである、ということで、こちらに転載させていただきました。

<MH>

≫軍縮だというあなたの受け止め方は完全に間違いです。軍事費の伸びを(実質ベースで)少なくともゼロにしなきゃ、軍縮とは言えず、近代化のための措置だと受け止める方が自然です。≪(コラム#7891。太田)

 中共軍の軍事費の伸びは今でも実質ベースで横ばい≒ゼロです。
 軍の近代化はずいぶん前から言ってますが、伸びがゼロのところにさらに削減するのですから、人員削減して予算額を維持もしくは若干の増加という都合のいい考え方で近代化するという意見は甚だ疑問です。

 広州パワーさんのツイート 8月9日

 中国の軍事費が伸びてるのって民間の給与水準があがってるから軍人の給与もあげてるのがあるんですかね?
【私見】専門外ですが、私も全くそうだと思います。私の大学にある戦車もボロいままだし、地方軍部には金がぜんぜん回ってません。
世間の人件費は年率20%。5年で2倍なので、中国軍事費20%増は、横這いという意味です
https://twitter.com/guangzhou88/status/630213195274149889

 参考データ
 中国およびアジア諸国の人件費推移データ
 過去10年間の賃金の伸びは‥?(2012年 ジェトロ統計)
  北京:約3倍
  バンコク:約2倍
  ホーチミン:約1倍(ほぼ変わらず)
  横浜:若干減少

 2012年10〜11月に進出日系企業に対して実施したアンケート調査で、中国をはじめタイ、ベトナムなど多くの国における経営上の問題点で首位に挙がったのは、11年に引き続き「従業員の賃金上昇」だった。
 ASEAN
 主要国のベースアップ率は、高い方からベトナム(19.7%)、インドネシア(14.7%)、タイ(10.9%)、フィリピン(5.9%)、マレーシア(4.7%)の順。
 ベトナムの製造業の作業員のそれは、21.0 % と、11年度調査(18.2%)を超える高い上昇率だった。
 中国では、各都市が法定最低賃金の引き上げを行った。12年の最高額は深センの254ドル。共産党新指導部は20年の1人当たりの国民所得を10年比で倍増するとの
目標を打ち出しているため、今後も引き上げが続くとみられる。
http://hiah.minibird.jp/?p=656

 上記データで、民間企業の人件費が10年で3倍の伸びと言うジェトロの調査ですが、中国は過去5年(2010〜2015)が急増しており、軍事費の伸びはGDPに推移しているのみであり、インフレ率を考慮すれば別に増加しているわけでもなんでもないという事でしょう。

≫当局が、意図的に、(バブル化しつつある)高度経済成長を安定的経済成長へと切り替えつつあることを裏付ける話です。つまり、中共経済が「いかに大変」じゃないか、を示すものです。≪(同上)

 いや大変です。
 軍事パレードの翌日9月4日から、アンカラにてG20が開催されていますが、中国中央銀行総裁が「中国バブルは弾けた(Burst)」と明言しております。

 中国中銀総裁、バブルはじけたと説明−G20がアンカラで開幕
 麻生太郎財務相に同行している当局者によると、最近の中国株式市場の動向について周総裁が説明した際、バブルがはじけるような動きがあったという趣旨の言葉が3度ほど出てきた。財務相は、バブルがはじけたのか、という記者の質問に対しては、「ほかに何がはじけるんですか」と答えた。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NU6JBN6S972B01.html

 こちらが元記事(ブルームバーグ)
 Zhou Xiaochuan, governor of China’s central bank, couldn’t stop repeating to a G-20 gathering that a bubble in his country had “burst
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-09-04/china-s-zhou-kept-repeating-the-bubble-burst-at-g-20-meeting

 9月3日に習総書記が軍事費削減(人員削減)を明言した翌日に、蔵相がバブルが弾けたと明確に発言したわけです。
 どちらも公式行事の場所においてです。
 バブルだったのですから、一体何パーセントが適正成長率なのかは全く分かりません。
 2015年の目標成長率は7.0%ですが、過去の実質データは半分もなかったという見解もあります。

 中国経済成長率、実際は公式統計の半分以下か 英調査会社が試算
 ロンドンに拠点を構える独立系調査会社ファゾム・コンサルティングのエリック・ブリトン氏は「中国の公式統計はファンタジーだと考えており、真実に近いということもない」と話す。
 同社は昨年、公式GDPの予想を公表するのをやめ、実際の成長率とみなす数値を公表することを決めた。それによると、今年の中国成長率は2.8%、2016年はわずか1.0%にとどまると予想している。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/07/china-economy-data-idJPKCN0QC0G520150807

 日本のバブル崩壊やリーマンショックがそうであったように、いきなり「ドカン!」と急激に落ち込むのが歴史的事実です。
 日本もバブル崩壊前には「急成長を安定成長させる」と政府・日銀が言って貸出金利調整や総量規制していましたが(典拠省略)、全くそうならなかったのは周知のとおり。
中国はそれを傍で見ていて研究したでしょうが、経済バブルは時代背景も周囲の環境も全く異なる状況で発生するので、過去の処方箋は通用しません。
 もし通用するならばリーマンショックは起こらなかったはずです。

 参考データ
 商品市況、2008年に逆戻り−大半の品目が弱気相場入り
 ブルームバーグ商品指数を構成する22品目のうち18品目が最近の終値ベースの高値から20%以上下落し、弱気相場入りした。この品目数は、金融市場の混乱が深刻化し世界市場が危機的な状況に陥った08年10月末時点と同じだ。
 価格崩壊は石油だけに限った事ではない。資源の石油・鉱物・穀物等の商品22項目の内、18項目が2011年から20%以上も下がっている。
 最大はニッケルの47%、コーヒー44%、砂糖41%、金43%など 」(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-08-05/commodities-meltdown-hits-2008-levels-of-bearishness

 上記から判断できるのは、既に2011年から中国景気は減速して伸びておらず、消費量(購買量)が減少していたが、その後の4年間は投資バブルで維持しており、今回オープンになったという事でしょう。
 公式GDPが英国の調査会社のGDP予想値に近づくか、さらに下がるかも知れません。
 2013年から公式GDPと調査会社の数値の乖離が激しいと書いてありますから、資源相場の価格低迷時期とほぼマッチしますので、これが実態ではないでしょうか。

 「日本経済にも微妙なタイミング」
 上記記事が<昨>日出ましたが、株式市場はお休み。しかし来週9月7日は東芝の決算が出来るか否かも掛かっており、今回出来なくば上場廃止です。
 これが杞憂に終わり、何も起きなければ良いですがね。

 東芝、業績予想見送りへ 利益水増し問題で
http://www.sankei.com/economy/news/150904/ecn1509040002-n1.html

<太田>

 東芝の話は拡散し過ぎなので取り上げないとして、中共の経済が「いや大変です」ではないことの端的な証拠は、本日、英米の主要メディアで中共経済を見出しとする記事が電子版HPで皆無であることです。
 (NYタイムスが1本掲げてますが、何と8月26日付の記事です。
http://www.nytimes.com/pages/world/index.html?action=click&pgtype=Homepage®ion=TopBar&module=HPMiniNav&contentCollection=World&WT.nav=page
http://www.nytimes.com/interactive/2015/08/26/business/-why-china-is-rattling-the-world-maps-charts.html?ref=world&_r=0 )
 インターネットをゴミ浚いすりゃ、オオカミ少年的な記事(デマ?)はいくらでも出てくるでしょうがね。
 ところで、中共の軍事費が実質で伸びていないという一方で、GDPの実質伸び率並に軍事費 が伸びてきた、というのはこれいかに。
 論理が通るように書き直さなおしてもらわなければ、前半部分はディスカッショ ンに採用できませんよ。

<MH>

>中共の軍事費が実質で伸びていないという一方で、GDPの実質伸び率並に軍事費 が伸びてきた、というのはこれいかに。

 確かに金額は20倍に増加していますが、急激なインフレによる物価上昇で増加分は殆どが人件費増や経費増(電気代・ガス代・食費など)に殆ど吸収されてしまい、実質(実額)の軍備は増加していないという意味です。

⇒典拠は? ないはずです。(太田)

 日本の防衛費も高度経済成長時代を経過して約50年で額面で約40倍に増加しましたが、同時にインフレも進行しており自衛隊は規模や能力が40倍にはなっていないでしょう。(1950年1300億円→2007年4兆8千億円)
 韓国の軍事費は168倍に伸びましたが、韓国もインフレが酷いのでこれまた168倍の軍事力になったわけではありません。
 それと同じということです。

⇒日韓とも、実質国防力は間違いなく増加してきたのであり、中共だけはそうじゃない、というのならその典拠が必要です。
 ないでしょ。へ理屈にもなってないじゃありませんか。(太田)

 経年による軍事技術の進化による能力増はありますが、しかしこれも調達コスト増につながるし、相手(仮想敵国)も技術能力増があるわけで、相対的な軍事力増とは異なるでしょう。
http://yanada.txt-nifty.com/yanada/2013/09/post-1f71.html

⇒何を言っているのか訳が分かりませんし、よりにもよって、何という噴飯ものの「典拠」を付けたことか。(太田)

 要は、GDPが増加する→国家税収が増加する→各諸官庁の必要経費も増加する→軍事費も比例按分で増加する(官庁の一部として他と等しく分け前にあずかる)→インフレ(物価上昇)もあるから、歳入金額は増加しても、支出も等しく増加してさほどリッチになったわけではない。
 これだけの話です。

⇒だから、日韓と中共との違いは?(太田)

 従ってGDP比ではなく、税収による一般会計費(国家予算)と対比させればより簡単です。

 中国の一般会計費用における国防費の比率は5.5%
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000024739.pdf

⇒この文脈で、こんな数字を持ち出すのはナンセンスです。
 国防支出だけに限定しても、以下のような数字を用いるべきです。
 2011年の中共の国防支出を6028億元としていますが、これは本日のレート
http://searchina.ne.jp/exchange/
で、932.24億ドル相当であるところ、各国国防費、とりわけ、中共の国防費のデータで最も信頼できるスウェーデンSIPRI
https://en.wikipedia.org/wiki/Military_budget_of_China
は、9520億元と見積もっており、
http://milexdata.sipri.org/files/?file=SIPRI+milex+data+1988-2012+v2.xlsx
これは、本日のレートで、1472.28億ドル相当になります。
 公表国防支出の1.5倍超、ということです。
 ちなみに、SIPRIは、準軍事力費、軍事宇宙開発費、恩給費等が公式国防支出に含まれていない場合、それらを加算しています。
http://www.sipri.org/research/armaments/milex/milex_database/copy_of_sources_methods

 日本の防衛費の一般会計費用比率5.2%。
https://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_22_3.pdf

⇒日本の防衛費も、同じベース(年度→暦年。防衛関係費+恩給費)のものを使わなければなりません。同じく、SIPRIの数字を使うことになります。
 その数字は4兆8250億円であり、現在のレートで405.5億ドル相当になります。
 従って、2011年の国防支出は、既に、中共が日本の3.6倍強であった、ということになるわけです。
 2011年当時に比べて、円はドルに対して大きく減価していますが、このように、できる限り同じベースで中日を比較すべきなのです。
 最後に記しておきますが、両国において、(財政支出の範囲(定義)も対GDP比も違うのですから、)国防支出の対財政支出の比較をすることに意味は全くと言ってよいほどありません。(太田)

 中国軍は自衛隊よりも規模は大きく、(約10倍)また核武装をしているのだから、日本以上に維持コストは掛かる筈ですが、中国が節約が上手いのか、日本が無駄遣いしているのか、いずれもしくは両方でしょう。

⇒そもそも、あなたの数字に基づいてすら、どうしてそんなことが言えるのかよく分かりませんが、あなたの数字そのものに全く意味がないのですから、何をかいわんやです。(太田)

 日本は陸上自衛隊がショボイですが、中国は海軍がショボイので核を除けば似たような感じです。

⇒中共との比較においては、陸上自衛隊だってショボくなんかありませんよ。
 知りもしないことを、典拠もなく、述べないことです。(太田)

 因みにアメリカの一般会計費は348兆2400億円(2008年実績)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20070308-90002287-r25
アメリカの防衛費は59兆円
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_america-anpo-kokubouyosan
比率16.9%と圧倒的に多いです。

⇒財政支出を持ち出す問題点はさておき、年も違えば、暦年じゃなく年度・・米国の年度ってどうなってるか知ってます?・・であって、財政支出のこんな数字を持ち出しちゃ、それだけで話になりません。
 同じくSIPRIによると、米国の2011年の国防支出は7113.38億ドルであり、爾来の米国のインフレ率5.75%
http://ecodb.net/country/US/imf_gdp.html
も勘案すると、2011年には、中共のそれの、優に5倍以上であったことになります。(太田)

 一般会計費比率で考えれば為替やインフレ率を無視できるのでこれが一番妥当な考えだと思います。

⇒何度も言いますが、そんな数字には、何の意味もありません。(太田)

 日本は20年間デフレマイナス成長だったので、高度成長時代の感覚を覚えている人間が現役で殆どが引退してしまい、中国の軍事費の伸びが脅威(異常?)だと<感じるだけなのだと>思うのです。

⇒日本は高度成長時代に、基本的に国防支出の対GDP比を下げてきたのに対し、中共は維持してきた、という違いがあることは確かですよ。
 (SIPRIで見てみましょう。中共の国防支出の対GDP比の2004年から2013年までの10年間の推移は下掲の通りです。日本の高度成長時代のデータは省略しました。)
-------------------------------------------------------------------------------
中共:2.1 2.1 2.1 2.1 2 2.2 2.1 2 2 2
-------------------------------------------------------------------------------
 ここで、SIPRIが実質ベース(2011年ドル換算ベース)での各国国防支出の推移も出してくれているので、日中米の、上と同じ期間分を掲げておきます。(単位:百万ドル)
-------------------------------------------------------------------------------
日本:61201   61288 60892 60574 59140 59735 59003 60452 59571 59431
中共:63560 71496 83928 96782 106640 128734 136239 147268 159620 171381 188460
米国:553441 579831 588837 604292 649003 701048 720282 711338 671097 618681
-------------------------------------------------------------------------------
 中共の国防支出の実質ベースの伸びが突出していることは明らかです。
 (ウー、最初からこっちの数字を使えばよかったー。)(太田)

 私の父が昭和ひとけた世代で、60〜70年代の急成長の真っただ中にいましたが、1973年のオイルショックを例にしますと、物価上昇に給与の昇給金額が追い付かず、しかも昇給は年に1回しかありませんから、賞与を年3回払い、漸く間に合わせたそうです。
 上場会社でしたので、さらに株主配当金を30〜40%支払ってもまだ利益が出過ぎたそうです。
 日本もそういう時代があったのですが、現在の中国がそうである(バブル崩壊ということはデフレに突入したのでもう過去形か?)と言えますね。

<太田>

 私の注意喚起に対し、長々と逃げまくったという印象しか受けません。
 中共が国防支出を一貫して(実質ベースにおいても)増やしてきたことを素直に認めることがどうしてできないのですか。
 これまで、様々な話題をディスカッションに提供していただいたことは大いに多とするするものの、少し前のアローラがらみの学歴の話題や、今回の国防支出の話題で、あなたは自分に土地勘のない分野であるにもかかわらず、典拠なしで、或いは典拠を読み間違って、はたまた、典拠の不適切な用い方をして、思い付き的な主張を行ったところ、これからは、ディスカッションを読まされる読者のためにも、そして、何よりもご自身のために、そういったことを少しでも減らすように努力してください。
 (そもそも、米国における学歴については、あなたは、土地勘がない、などと言える立場ではないはずです。)
 とりわけ、今回のような対応は遺憾です。

<太田>

 ここで、訂正です。
 CNN、BBCのパレード映像に登場しなかったのですが、中共の軍事パレードにICBMであるDF-31Aが登場していました。
https://www.youtube.com/watch?v=wC8jyxbBfRM
 「日本政府に対し、中共の軍事力整備はもっぱら対日だよ、という脅しを懸命にかけている、と考えてよさそうだ。」(コラム#7889)という私の評価を改める必要は感じていませんが、DF-41の非登場だけを取り上げたのは、いささかフライングであった、と思います。
 なお、DF-31Aは固体燃料に加えてMIRVだと一応されていますが、
https://en.wikipedia.org/wiki/DF-31
2013年末段階では、単弾頭だと考えられていたことからして、
http://www.army-technology.com/features/feature-the-10-longest-range-intercontinental-ballistic-missiles-icbm/
米露のICBM並を目指したDF-41の開発が思うにまかせず、
https://en.wikipedia.org/wiki/DF-41
単弾頭のDF-31を急遽MIRVに作り変えた・・但し、3弾頭で米露のもの
https://en.wikipedia.org/wiki/Multiple_independently_targetable_reentry_vehicle
に比して少ない・・、余り信頼性が高くない代物である可能性が高い、と踏んでいます。

 それでは、その他の記事の紹介です。

 コンサート用のピアノをスタンウェイが独占に近い状態であることを取り上げた記事だ。↓

 ・・・More than 98 percent of concert pianists choose to perform on Steinways, according to figures collected by, not surprisingly, Steinway itself.・・・
 <スタンウェイにも当たり外れがある。こう言うのは、ブリュッツナーの愛好演奏家。(セミグランドだけど、私のがブリュッツナー。(太田))↓↓>
 “The problem is that each Steinway is so different,” says Joey Calderazzo, an acclaimed jazz pianist who recently became a Bluthner artist. “I have no idea what I’m getting.” He adds, “If you find a Steinway that’s a good one, it’s as good as any other piano out there. [But] one in 30 Steinways are good. And you have other piano brands that are actually kind of changing the game.”・・・
 <品質的には、ヤマハが最大のライバル。ベーゼンドルファー、シュタイングレーバー、ブリュツナーも対抗馬。↓>
 There’s the CFX, with which Yamaha has cemented its ascendancy from mere workhorse status to one of Steinway’s major competitors. And there are other brands with history as long as Steinway’s: Bosendorfer, Steingraeber and Bluthner.・・・
 <何と言っても、電子ピアノを生み出したヤマハは画期的。(それも持ってるでー。(太田))↓>
 “More important than our whole conversation about the Steinways being great in the concert hall and doing magical music-making,” says Nasseri, “is that Yamaha has invented the silent system.” He adds, “Now you can turn off the sound altogether and play the piano in the middle of the night and the neighbors won’t hear it, but it sounds like you’re in a concert hall. That is just a revolution. If anybody is making strides in pianos, it’s Yamaha.”・・・
http://www.washingtonpost.com/entertainment/music/the-piano-keys-of-the-future/2015/09/03/9bbbbfee-354c-11e5-94ce-834ad8f5c50e_story.html

 前に示唆したことがあると思うが、それこそ、通常の夫婦や親子関係を維持するためにも、オキシトシンの使用が考えられるんじゃないのかな。↓

 「オキシトシン:投与で自閉症状改善 安心感育む作用奏功か・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20150905k0000e040193000c.html
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太田述正コラム#7894(2015.9.6)
<米国人の黙示録的思考(その7)>

→非公開