太田述正コラム#7881(2015.8.31)
<皆さんとディスカッション(続x2736)>

<太田>(ツイッターより)

 「誰でも自在に楽器演奏 「肌」で感じる仮想現実…」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90709500Z10C15A8000000/?dg=1
 前半は(例えば、ピアノの場合指筋トレをしてない人でも暗譜で音をなぞれるというだけのことであり)、殆んど無意味だが、後半は面白そうだ。
 ホラー映画をこれで見たら、と想像しただけでコワイよー。

<Toshi>(同上)

≫・・・そもそも、属国に大使館なんかいらないのさ。ケネディ大使がPRの仕事しかしてないってんだけど、人気だけが取り柄で政治任命された彼女が「仕事」してるだけ立派だよー。≪(コラム#7877。太田)

 殿、御意にござりまする(笑)。

<唯我独尊>

 このたびの2020年東京オリンピックエンブレムのデザイン選考において

[佐野研二郎]
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後
博報堂入社。
「HAKUHODO DESIGN」を経て「MR_DESIGN」を設立し独立。
多摩美術大学美術学部総合デザイン学科教授に就任
妻は博報堂時代の同僚
兄(佐野究一郎氏)はキャリア官僚で「MR_DESIGN」の広報も務める
永井一正氏(エンブレム審査委員代表)のご子息は
「HAKUHODO DESIGN(博報堂デザイン)」の代表取締役社長(永井一史氏)。
永井一史氏は多摩美術大学の教授仲間
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E9%87%8E%E7%A0%94%E4%BA%8C%E9%83%8E

 これまでのさまざまなエンブレム選考、審査等において、受賞者または審査員として登場する長嶋りかこ氏は佐野氏の元部下(典拠省略)。
 そもそも、いちど提出された作品の審査において、選定された作品が修正されたという前例は皆無(典拠省略)。

<太田>

 電波「行政」をやってた旧郵政省も無能・無気力キャリアが巣食う官庁だったけど、要は、民主党政権が短か過ぎたもんだから、自民党・中央官庁・業界、の三位一体的癒着構造が殆んどそのまま残っちゃってるってことなんですよ。
 (本日の昼のTBSのニュースバラエティじゃ、必ずしも「擁護」してなかったけど・・。(太田))↓

 「・・・どうして、テレビ局は・・・この疑惑のエンブレムを擁護するのか?
 でも、それは簡単なことなのです。
 要するに、これをパクリだと認めるということになれば、広告代理店とテレビ局の癒着が白日の下に晒されてしまうからなのです。佐野氏だけの問題ではなく、様々な人に累が及ぶということでしょう。だから、この問題がこのまま沈静化して欲しいと、テレビ局の関係者は考える、と。・・・」
http://blogos.com/article/131120/


 関連記事だ。

 とにかく、決定までのプロセスが無茶苦茶だよ。↓

 「・・・今回の組織委の弁解も、『原案には似ているデザインが見つかったため、修正をお願いしたら、今度は別のデザインと似ていた』と言っているようなもの。・・・
 コンペ後のデザイン修正で、コンセプトまで変えられるのだとしたら、コンペ自体の意義が失われる。実際、五輪エンブレムの審査委員の1人は、「審査で選んだのは原案」として、現在のエンブレムの承認を拒否している・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10528821/

<tpfcYh8w>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

山口組分裂の衝撃!関西の盟主たちを怒らせた、六代目体制の「カネ」と「名古屋支配」岐路に立たされた暴力団
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150831-00045009-gendaibiz-soci
細分化してマフィア化しちゃうかも。
 にしても六代目は非人間主義だったのかな。

<太田>

 宗主国サマの度重なるご指示※を受け、しょーがなく、警察が暴力団つぶしに乗り出した結果、山口組でさえ、傘下暴力団群中、(本来の意味での)廃業に追い込まれる組が出て来たってことじゃないの?
 仮にそうだとすると、むしろ、弘道会出身の六代目は、廃業に名目を付けさせてやった人間主義者だってことに・・。

※ちょっと前の、このニュース、覚えてるかな?↓

 「米財務省、山口組の弘道会に金融制裁・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E3%80%81%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%B5%84%E3%81%AE%E5%BC%98%E9%81%93%E4%BC%9A%E3%81%AB%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%88%B6%E8%A3%81/ar-AAbtmjM#page=2 


 それでは、その他の記事の紹介です。

 声明に反対じゃないが、反対理由は? また、「欧」って誰?↓

 「欧米識者、辺野古移設反対で声明 ストーン監督ら109人・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10531824/

 読者で、誰かこの動画見て、感想聞かせて欲しいね。↓

 「・・・なかなか行く末が見えない新国立競技場問題。プレゼン動画によってザハ案を支持する人も出てきているなか、果たしてどんなデザインが採用されるのか、気になるところだ。」
http://news.livedoor.com/article/detail/10529114/

 仲裁裁判所の判断が出たが、2010年にスズキの株の19.9%を19億ドルで買ったVW、今じゃ38億ドルってんだけど、こんだけ円安になってんのに、何でこんなにドル換算で高くなってんだよ?↓
http://www.wsj.com/articles/tribunal-finds-suzuki-vw-alliance-has-terminated-1440921849

 今が旬のトランプの小特集だ。

 彼の外交政策だけは絶賛モノだとさ。
 (これだけで、ボクはトランプが大統領になるのを希っているだー。(太田))↓

 ・・・what may be most extraordinary about his campaign is that, on foreign policy at least, he may be the most sensible Republican in the race. It is the “mainstream” and “acceptable” Republicans who are most extreme, dangerous and unrealistic.・・・
 <何十年も前に、日本やサウディアラビアのように自分で守れる国に手を貸すな、と主張。
 (その通りじゃぞえ。自民党はサウド王家と同じくらい醜悪なのだ。(太田))↓>
 Decades ago he called on the United States to “stop paying to defend countries that can afford to defend themselves.” He then pointed to Japan and Saudi Arabia.
 <数年前には、韓国を北朝鮮から守ってやるなんてバッカじゃないの、と語る。
 (筋論ではあるが、その歴史を通じて、自分だけで守れた試しがないのが朝鮮半島の諸王朝だもんねえ。(太田))↓>
 A couple years ago he said: “I keep asking, how long will we go on defending South Korea from North Korea without payment?”
 <最近では、欧州から米軍を撤退させるべきであり、ウクライナなんてのはドイツにまかせろ、と説明。
 (賛成だが、核は、あのダメでヨワーいフランスだけが持ってるという点が悩ましいねえ。(太田))↓>
 Similarly, Trump recently explained: “Pulling back from Europe would save this country millions of dollars annually. The cost of stationing NATO troops in Europe is enormous.” Regarding Ukraine, he asked: “Where’s Germany? Where are the countries of Europe?”・・・
http://www.newsweek.com/when-it-comes-foreign-policy-trumps-best-bad-bunch-366806

 「二世」候補のヒラリーとブッシュが手を挙げたことへの反発だとさ。↓

 ・・・The prospect of Hillary and Jeb as the nominees created a huge opening for something like this,・・・The American public looked at it and said, ‘I do not want that.’・・・
 <いい加減、トランプが共和党の大統領候補者になりうる、とみんな頭を切り替えるべきだ、と。↓>
 ・・・everyone should stop being in denial and start accepting that Trump could be the nominee.・・・
 <彼、大統領になるべきだとは思わんが、大統領になれば現状を打破してくれそうだし、共和、民主に対抗し得る第三党の誕生をもたらす契機たりうると思う、とさ。↓>
 Do I think that Trump should be president?・・・No. Do I think he can be the badly needed match that burns down the status quo? Yes. Do I think he could precipitate an advent of a real third party? Yes.・・・
http://www.nytimes.com/2015/08/30/opinion/sunday/maureen-dowd-bush-and-clinton-dynasties-hit-trump-bump.html?ref=opinion

 トランプは右翼叛乱者じゃなく事実上第三党活動を共和党の軒を借りて行っているんだし、また、ローズベルト同様に金持ちでコネだらけのNY人で自分の階級に対する裏切り者として選挙運動を行っている、と。↓

 ・・・ First, Trump is essentially using the Republican primary to run a third-party campaign, not a right-wing insurgency. Second, Trump’s appeal is oddly like that of Franklin Roosevelt, in the sense that he’s a rich, well-connected figure — a rich New Yorker, at that — who’s campaigning as a traitor to his class.
 <この2点は分かち難いのであって、米国の政治は、最高裁の独立、2院制、に加えて2党制、と民主主義を阻害しエリート支配を貫徹させてきたところ、トランプは、それを打破しようとしている、と。
 (そう、彼は、無知蒙昧のアメちゃん大衆達の希望の星なんだわさ。(太田))↓>
 These two elements of Trumpism are intimately connected. In American politics, the two-party system, no less than the Senate or the Supreme Court, has long served as a check on pure democracy, a means of elite control. So long as there are only two competitive parties, the political diversity of the country will be channeled through their sluice gates, and the (mostly upper-class, highly-educated, self-consciously globalist) people who run the parties will exercise disproportionate control over which ideas find representation.・・・
http://www.nytimes.com/2015/08/30/opinion/sunday/ross-douthat-donald-trump-traitor-to-his-class.html?ref=opinion
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太田述正コラム#7882(2015.8.31)
<米国人の黙示録的思考(その1)>

→非公開