太田述正コラム#7879(2015.8.30)
<皆さんとディスカッション(続x2735)>

<太田>(ツイッターより)

 「… デザイン評論家で武蔵野美術大教授の柏木博さんは「エンブレムと(類似が指摘された)ベルギーの劇場ロゴはデザインの根本的な考え方が全く異なる。原案が公開され、一層明快になった」と話す。
 理由として、エンブレムは9個の同じサイズの正方形に分割できる点を挙げる。組み合わせで多彩なデザインが可能になりグッズや映像での展開がしやすくなる。「劇場ロゴにはそうした展開性がない」と分析する。…
 デザイン関連の知的財産管理を手がける弁理士の日高一樹さんは…「修正の過程で他のデザインを参照した疑いを完全に払拭(ふっしょく)するものではない」と指摘する。…」
 教授の頭、オカシイでー。
 当初案と決定ロゴとは、似ても似つかぬとまでは言わんが、全く異なる代物だし、いずれにせよ、決定ロゴだけでもって「根本的な考え方」を説明した上で、(弁理士が正しく指摘しているように、)決定ロゴ作成にあたって、件の劇場ロゴを参照してないことを明らかにしなきゃいかんのよ。
http://mainichi.jp/select/news/20150829k0000m040080000c.html

 件のロゴ原案の酷似パクリ元発覚!
 投稿中の「シンプルな構図だから似たデザインがあるのは仕方ない - だからパクりじゃないって言うやついるけど …そもそも「よくあるデザイン」にしては第三のソックリデザインが全然出てこんという」には笑える。
http://aramame.doorblog.jp/archives/46093628.html

<太田>

 「まとめ」ブログだ。
 佐野研は廃業を、文科相、森喜朗組織委会長、同事務総長は辞任を。
 (大体からして、組織委の主軸の2人は老害もいいところだ。
 それにしても、本件、国会で取り上げられた話が聞こえてこないのはなぜだ?)↓

 「五輪エンブレム展開例にて盗用されたネタ元についての続報・・・」
http://blogos.com/article/130981/

<太田>(ツイッターより)

 「村上春樹の小説、音楽抜きで論ずるべからず…」、
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/29/2015082901790.html
「ソウル市…で…「ドラえもん100の秘密道具展」…」、
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/29/2015082900381.html
「韓国人のソウルフードになった…即席麺…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/29/2015082901789.html
 朝鮮日報日本語版の日本讃嘆三連打。
 返す刀で、「…外勢への抵抗と主体的対応のみを強調、外国の介入さえなければ韓国もうまいことやっていたはずだという「内在的発展論」を担ぎ出し、国外の歴史に目をつぶってきたというのが、これまでの韓国史研究や歴史教育の現実だった。…<なのに、>韓国高校の韓国史教科書から世界史に関する部分を大幅に減らすと…発表した。…<対する日本は、>高等学校で日本史と世界史を合わせた「歴史総合」という必修科目を新たに作る…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/29/2015082901809.html
と日本を引き合いに出して、自国を痛烈に批判した。
 この姿勢を貫け。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 植村隆・朝日元記者、「仇敵」の阿比留瑠比産経編集委員にKOパンチ。
 これ、最も分かり易い事例だね。
 産経は、ウソこそ余り書かないけれど、(自民党や自身に都合の悪いことは)書かないこと・・が多過ぎる。↓

植村「一つお聞きしたい。そうしたら、阿比留さん、この記事はどう読む?(平成3年12月7日付の産経新聞大阪本社版記事を示す)」
阿比留「ああ、(記事は)間違っていますね」・・・
植村「訂正かなんかやられたんですか」
阿比留「これは今日、初めて見ましたから訂正したかどうかはちょっと分かりません」・・・
植村「間違いですか? ふ〜ん。これがもし間違いだったら、『朝日新聞との歴史戦は、今後も続くのだと感じた』って阿比留さんは書かれているんだけど、産経新聞の先輩記者と歴史戦をまずやるべきじゃないですか。・・・どうですか」・・・
阿比留「そうですね」
http://www.sankei.com/premium/news/150830/prm1508300009-n1.html 以下

 本日の中共当局の日本賛歌だ。↓

 「日本は貿易赤字で焦らぬ・・・背景に「対外純資産」・・・
 13年時点における対外純資産は325兆円に達し、世界一の債権国であ<り、>・・・円安がさらに進行すれば国外の資産価値はさらに上昇する・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%af%e8%b2%bf%e6%98%93%e8%b5%a4%e5%ad%97%e3%81%a7%e7%84%a6%e3%82%89%e3%81%ac%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e8%83%8c%e6%99%af%e3%81%ab%e3%80%8c%e5%af%be%e5%a4%96%e7%b4%94%e8%b3%87%e7%94%a3%e3%80%8d%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2/ar-BBmd408?ocid=iehp#page=2

 現フランシスコ法王は、いかにも南米出身らしく、聖遺物・聖母マリア・悪魔・エクソシズム・フェチだとさ。
 (彼、それこそ、欧州の中世に生きている、グロテスクな聖遺物だな。(太田))↓

 ・・・Far more than his predecessor, Francis has thrust himself into the contentious world of what are known as popular devotions — including the mystical celebration of holy relics, such as the blood, bones and clothing of saints, as well as the adoration of the Virgin Mary through processions and other rites. By doing so, Vatican watchers say, the pope is effectively endorsing a more ardent and mysterious brand of Catholicism that is popularly practiced — especially among the poor — in his native Latin America.
 Critics, however, say the pope may be flirting with superstition. Citing his frequent mention of the Devil and explicit backing of exorcisms・・・
https://www.washingtonpost.com/world/europe/pope-francis-embraces-the-mystical-side-of-the-catholic-church/2015/08/27/78dfe5be-4748-11e5-9f53-d1e3ddfd0cda_story.html

 アメちゃんじゃなきゃ、こんなコラム書かないだろな。↓

 <世界の90%近くの勤労者が、自分の仕事に打ち込んでいない。↓>
 ・・・Gallup regularly polls workers around the world to find out. Its survey last year found that almost 90 percent of workers were either “not engaged” with or “actively disengaged” from their jobs.・・・
 <マニュアルと給与だけの職場管理は業績に悪いと分かってるのになぜ改まらない?↓>
 In the face of longstanding evidence that routinization and an overemphasis on pay lead to worse performance in the workplace, why have we continued to tolerate and even embrace that approach to work?
 <アダム・スミスの考えが自己実現したということだろう。彼や彼の追従者達は、人間の本性を発見したと勘違いしているが、実はフィクションを創り出したのだ。
 (ちゃうよ。スミスは方法論的個人主義を経済分析に用いただけで、人間の本性がそうだなんて言っとらんで。(太田))↓>
 The answer, I think, is that the ideas of Adam Smith have become a kind of self-fulfilling prophecy: They gave rise to a world of work in which his gloomy assumptions about human beings became true. When you take all opportunities for meaning and engagement out of the work that people do, why would they work, except for the wage? What Smith and his descendants failed to realize is that rather than exploiting a fact about human nature, they were creating a fact about human nature.・・・
 <給与が重要じゃないとは言わんが、やりがいを感じる仕事こそ最も重要。↓>
 Work that is adequately compensated is an important social good. But so is work that is worth doing. Half of our waking lives is a terrible thing to waste.
http://www.nytimes.com/2015/08/30/opinion/sunday/rethinking-work.html?ref=opinion&_r=0
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太田述正コラム#7880(2015.8.30)
<ヤーコブ・フッガー(その10)>

→非公開